学校便り 12月号

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発行 ◇
平成22年12月1日
新たな創造・新たな挑戦!
~あいさつ日本一・魅力あふれる瀬崎中~
草加市立瀬崎中学校 ℡ 048-927-6297
「いいことはおかげさま」~
第8号
FAX 048-927-6298
相田みつを
氏
の言葉から~
校長
並木
正成
「いいことはおかげさま、わるいことは身から出たさび」は、相田みつを氏の言葉です。
ここまで徹底して、人間が謙虚になるのは大変ですが、これに一歩でも近づきたいもので
す。今の社会の状況を見ていると、相手の言葉尻をとらえて批判したり、自分に都合が悪
いことが起こると他人のせいにしたり、相手が傷つくと分かっていながらいじめたり、振
り込め詐欺などお年寄りの蓄えを巻き上げたりと、悲しいことが多すぎるように思います。
江戸時代に日本を訪れた外国人の多くが、日本人の礼儀正しさ、誠実で親切であること、
誰もが学ぶ意欲を持っていて教養があることなどを本国への手紙や書物にして、驚き、敬
意を表しています。もちろん、多くの日本人は今もそうであると思いますが、そうでない
人が増えていることもまた事実として認めざるをえません。
暮れの大きな行事の一つに、大掃除があります。大掃除には、
普段出来ないところまで大がかりに掃除をするという意味のほ
かに、悪い部分や不都合を一掃するという意味もあります。
後者の意味合いで、1年間の塵や埃を払い落とし、周囲を清
めて新年を迎えるということが、大なり小なりどこの家でも行
われています。転じて、毎日のせわしない生活の中で心が疲弊し、悩みや苦しみなどが積
み重なって、時には怠け心が頭をもたげたり、悪い考えが浮かんだり、卑怯な気持ちがよ
ぎったりしそうになります。そこで、それらが取り返しのつかないくらいに積み重らない
ように、やはり、大掃除をする必要がありそうです。
文字通り大掃除をして、ついでに、心の塵や埃を払って、いいことがあったらそれは身
の回りの人のお陰、悪いことがあったとしたらそれは自分に大部分の原因があったからと
いうくらいに相田みつを流に考え、さっぱりとした気持ちで新年を迎えたいものです。
保護者・地域の皆様、関係者の皆様のお陰で、平成22年(2010年)が大きな成果
をあげて締めくくることができそうです。心から感謝申し上げます。今後とも瀬崎中学校
にご支援・ご協力をお願い致します。
「心の絆で2年連続6位入賞!」~第78回埼玉県駅伝競走大会~
平成22年11月13日(土)熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(公園内特設コース)
で、第78回埼玉県駅伝競走大会兼関東・全国駅伝競走大会予選会が開催され、本校女子
チームが昨年に引き続き、見事6位に入賞する活躍をしました
当日は、さわやかな気候の中、県内各地区の予選会を勝ち抜いた62チームで競技が行
われ、関東大会出場(第5位入賞まで)には、惜しくも4秒届きませんでしたが、瀬崎中
学校の名を埼玉県に強くアピールしてくれました。
当日は、陸上部員を中心とした生徒、保護者など多くの皆様の声援をいただきました。
心から御礼申し上げます。
佐藤
秀人
教諭
~埼玉県優秀な教員として表彰~
本校 2年7組担任(学年主任)の 佐藤 秀人 教諭 が平成22年度埼玉県優
秀な教員(はつらつ先生)として埼玉県教育委員会より表彰されました。
表彰式は、平成22年11月8日(月)さいたま商工会議所会館で行われ、草加市
からは、小中学校32校中、佐藤教諭ただ一人の表彰となりました。
これまでのご功績に対し、敬意を表すとともに学校、草加市にとりましてもこの上
ない喜びです。佐藤先生、おめでとうございました!!
社会体験事業(3Days)終了!!
平成22年11月9日(火)~11日(木)
の3日間、1年生が72事業所に分かれての社
会体験事業を行い、大きな成果をあげ無事終了
しました。職種は様々ですが、事業所で様々な
体験を通して、勤労の大変さ、また、やりがい
を感じ、すがすがしい顔で学校に戻ってきまし
た。お忙しい中、社会体験をお引き受けいただ
いた事業主の皆様をはじめ、関係の皆様に心か
ら感謝申し上げます。
【ふるさと百話】~道ロマン in 草加から~
日枝神社
瀬崎町から県道足立越谷線を北に向かうと、吉町
三叉路の信号がある。その信号を右折し、山王通りを
東へ500メートルほど進むと左側に日枝神社がある。
滋賀県大津市の日吉大社が本宮といわれ、比叡山
延暦寺への表参道に位置する。同山の鎮守社として
神仏習合の中で発展し、天台宗寺院にこの社が祀ら
れて広く分布した。
元来、日吉神社の日吉は、ヒエまたはヒヨシとも言い、
日枝社、または山王様と称している。祭神は大山昨神
(おおやまいのかみ)で、この神は歌を好み、和歌と結
びついた説話が多く、文芸の神としてあがめられてい
る。
「古事記」によると、新羅の国を討つ時、住吉明神が
大将軍となり、この日吉明神が副将軍となったとあり、
その威徳が伝えられて、全国的に奉祀されることにな
った。なかでも徳川家の崇敬の深い、千代田区の日枝
神社(山王明神)は、江戸総鎮守として文明年間(1469
~1487)に本宮より勧請(かんじょう)されたという。
江戸期には山王明神と神田明神の祭礼を「天下祭」
と称し、数十台の山車と神輿が町中を練り歩き、皇居
の広場で将軍の閲覧を受ける大祭であった。現代でも
日本の祭礼を代表する存在である。当社の歴史に思
いをめぐらせ、拝殿に一礼して奥の本殿に巡ると、本
殿は一間社流造り、彫刻充填式の建物である。
江戸末期には多彩な彫刻を付した建物がたてられ
たが、この本殿は江戸の名匠の手になるものといわ
れ、市指定文化財となっている。