安全データシート - 東レの水なし印刷

水なし平版専用インキ地汚れ防止液 AT−100,東レ株式会社,H3J-EHM00002-1,2013年01月10日
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作成日 2013年01月10日
改訂日 2013年01月10日
安全データシート
1. 製品及び会社情報
1.1 製品特定名
水なし平版専用インキ地汚れ防止液 AT−100
1.2 他の特定手段
整理番号(SDS No.)
H3J-EHM00002-1
1.3 製品の推奨用途と使用上の制限
(1)推奨用途
東レ水なし平版のインキ専用地汚れ防止液
(2)使用上の制限
推奨用途以外に使用しないこと
1.4 供給者の詳細
(1)会社名
東レ株式会社
(2)住所
東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号 日本橋三井タワー
(3)責任部署・担当部署
印写システム販売部
(4)責任者・担当者
印写システム販売部長
(5)電話番号
03-3245-4513
(6)FAX番号
03-3245-4917
(7)メールアドレス・URL http://www.waterless-print.com
1.5 緊急電話番号
03-3245-4513
2. 危険有害性の要約
2.1 化学物質または混合物のGHS分類
本製品はJIS Z7252:2009(GHSに基づく化学物質等の分類方法)に従い以下の危
険有害性に分類される。
ヒト健康危険有害性
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
眼に対する重篤な損傷性
又は眼刺激性
皮膚感作性
環境危険有害性
水生環境有害性(長期間)
2.2 GHSラベル要素
(1)絵表示
区分2
区分1
区分1
区分2
(2)注意喚起語
危険
(3)危険有害性情報
ヒト健康有害性の危険有害性情報
H315 皮膚刺激
H317 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ
H318 重篤な眼の損傷
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環境有害性の危険有害性情報
H411 長期的影響により水生生物に毒性
(4)注意書き
安全対策注意書き
P261 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。
P264 取扱後は手をよく洗うこと。
P272 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
P273 環境への放出を避けること。
P280 保護手袋/保護眼鏡/保護面を着用すること。
応急処置の注意書き
P310 直ちに医師の診断/手当てを受けること。
P321 特別な処置が必要である。
P391 漏出物を回収すること。
P302+P352 皮膚に付着した場合:多量の水で洗うこと。
P305+P351+P338 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズ
を着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
P333+P313 皮膚刺激または発疹が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。
P362+P364 汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。
廃棄の注意書き
P501 内容物/容器を国際/国/都道府県/市町村の規則(法律/法令/条例等)に従い廃棄
すること。
2.3 GHS分類に該当しない他の危険有害性
情報なし
2.4 重要な徴候および想定される非常事態の概要
情報なし
3. 組成、成分情報
(1)化学物質・混合物の区分
混合物(Mixture)
(2)化学名(一般名)
水なし平版インキ専用地汚れ防止液 AT−100
別名(通称、略称)
ポリアミドアミン溶液
(3)組成・成分情報
A.主成分
化学名
ポリアミドアミン
含有量(%)
>=70
CAS No.
非開示(登録済み)
化審法番号
非開示(登録済み)
安衛法番号
非開示(登録済み)
化管法政令番号
非該当
安衛法通知義務番号
非該当
TSCA
登録済み
EC No.
情報なし
中国現有化学物質名録
登録済み
化学名
トリエチレンテトラミン
含有量(%)
CAS No.
化審法番号
安衛法番号
6
112-24-3
2-163
2-163
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化管法政令番号
安衛法通知義務番号
TSCA
EC No.
中国現有化学物質名録
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1-278
非該当
登録済み
203-950-6
登録済み
4. 応急措置
4.1 必要な応急措置の説明
(1)吸入した場合
気分が悪い時は医師の診断/手当てを受けること。
空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
(2)皮膚に付着した場合
多量の水で洗うこと。
汚染された衣類を直ちにすべて脱ぐこと。
皮膚刺激または発疹が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。
(3)目に入った場合
コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
直ちに多量の水で洗い医師の診断を受けること。
寸秒でも早く洗眼を始め、入った物質を完全に洗い流す必要がある。洗眼を始めるのが遅れる
と障害を増大させるおそれがある。
(4)飲み込んだ場合
気分が悪い時は医師の診断/手当てを受けること。
口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。
200-300mlの水を飲むこと。
4.2 最も重要な急性症状および遅発性症状
情報なし
4.3 必要に応じた速やかな治療と必要とされる特別な治療の指示
情報なし
5. 火災時の措置
5.1 適切な消火剤および使ってはならない消火剤
(1)適切な消火剤
泡/粉末/炭酸ガス
(2)使ってはならない消火剤
情報なし
5.2 化学品から生じる特有の危険性
情報なし
5.3 特有の消火方法
区域より退避させること。
5.4 消火を行う者の特別な保護具と予防措置
消火活動従事者は保護具(耐熱手袋/消防服/保護面/全面型陽圧の自給式呼吸保護具)を着用する
こと。
6. 漏出時の措置
6.1 人体に対する注意事項、保護具、および緊急時措置
屋内の場合、処理が終わるまで十分に換気を行うこと。
関係者以外の立ち入りを禁止すること。
適切な保護具を着用すること。 (8.3項の「個人保護具」を参照)
6.2 環境に対する注意事項
下水、排水中に流さないこと。
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6.3 封じ込めと洗浄のための方法および機材
少量の場合は、吸着剤(おがくず・土・砂・ウエス等)で吸着させ取り除いた後、残りをウエス、雑
巾等でよく拭き取る。
土砂等(の不燃物)で囲って流出を防止し、スコップまたは静電気対策を施した吸引機などで空容
器に回収する。
6.4 二次災害の防止策
着火源を取除くとともに換気を行うこと。
7. 取扱いおよび保管上の注意
7.1 安全な取扱いのための注意事項
(1)技術的な対策
A.取扱者の暴露防止
眼、皮膚、衣類に付けないこと。
取扱場所の近くに、緊急時に洗眼及び身体洗浄を行なうための設備を設置すること。
B.火災・爆発の防止
火花を発生させない工具を使用すること。
静電気放電に対する予防措置を講ずること。
取扱い中および蒸気(臭気)がなくなるまでの間、パイロットバーナー/電気の着火源(ス
パークおよびニクロム線)等のすべての着火源から遠ざけること。
(2)局所換気・全体換気
取扱う場合は、局所排気内、または全体換気の設備のある場所で取扱うこと。
(3)注意事項
特に必要なし
(4)安全取扱い注意事項
容器を破損させないこと。
容器は鋭角のものに落下させたり、当てる等しないこと。
排水溝中に空けないこと。
(5)適切な衛生対策
休憩、終業時は手を洗うこと。
休憩、終業時はうがいすること。
食べ物、飲み物を持ち込まないこと。
作業中の飲食、喫煙禁止。
7.2 混触危険性を含む、安全な保管条件
(1)技術的な対策
情報なし
(2)適切な保管条件
日光から遮断すること
換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。
元の容器内でのみ保管すること
(3)避けるべき保管条件
火気厳禁
酸性物質と一緒に保管しないこと。
酸化剤並びに酸化性の強い物質との保管は避けること。
(4)安全な容器包装材料
特に必要なし
8. 暴露防止及び保護措置
8.1 管理パラメーター
(1)管理濃度
管理濃度は設定されていない。
(2)許容濃度
許容濃度は設定されていない。
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(3)DNEL(導出無影響量)
情報なし
(4)PNEC(予測無影響濃度)
情報なし
8.2 適切な設備対策
全体換気あるいは局所排気等の適切な換気のない場所で取り扱わないこと。
作業場所に、緊急時のシャワーおよび洗眼の設備を設けること。
8.3 個人保護具
(1)呼吸器用の保護具
換気が十分でない場合には、有毒ガス用防毒マスク等の呼吸用保護具を着用すること。
(2)手の保護具
保護手袋を着用すること。(着用すべき手袋の材質:ネオプレン製など不浸透性のもの)
(3)目の保護具
保護眼鏡または安全ゴーグルを使用すること。
(4)皮膚及び身体の保護具
状況に応じて、ネオプレン製の前掛け、長靴、保護衣などの不浸透性の保護具を着用すること。
9. 物理的及び化学的性質
9.1 基本的な物理的及び化学的性質に関する情報
(1)外観
A.物理的状態
液体
B.色
琥珀色
(2)臭気
アンモニア臭
(3)臭気の閾値
情報なし
(4)pH
対象外
(5)融点/凝固点
<0℃
(6)沸点/沸点範囲
>200℃
(7)引火点
215℃
(8)蒸発速度
情報なし
(9)燃焼性(固体、気体)
対象外
(10)燃焼又は爆発範囲の上限・下限
情報なし
(11)蒸気圧
<1Pa(20℃)
(12)蒸気密度
情報なし
(13)比重(相対密度)
0.98(25℃)
(14)溶解度
水に不溶(20℃)、有機溶媒に可溶
(15)オクタノール/水分配係数
情報なし
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(16)自然発火温度(発火点)
なし
(17)分解温度
情報なし
(18)粘度
700-900mPa*s(75℃), 30000mPa*s(25℃)
(19)爆発性
情報なし
(20)酸化性
情報なし
9.2 その他の情報
情報なし
10. 安定性及び反応性
10.1 反応性
情報なし
10.2 化学的安定性
予期される通常の保管および取扱いの条件において安定と考えられる。
10.3 危険有害反応可能性
酸及び強酸化剤と反応するおそれがある。
10.4 避けるべき条件
混触危険物質との接触。
10.5 混触危険物質
酸
強酸化剤
10.6 有害な分解生成物
特になし
11. 有害性情報
(1)急性毒性
(経口)GHS分類に基づき区分外と判定
LD50>2000mg/kg
(経皮)データ不足のため分類できない
(吸入)データ不足のため分類できない
(2)皮膚腐食性/刺激性
GHS分類に基づき区分2と判定
(3)呼吸器感作性又は皮膚感作性
(呼吸器感作性)データ不足のため分類できない
(皮膚感作性)GHS分類に基づき区分1と判定
(4)眼に対する重篤な損傷/刺激性
GHS分類に基づき、区分1と判定
(5)変異原性(生殖細胞変異原性)
データ不足のため分類できない
(6)発がん性
データ不足のため分類できない
(7)生殖毒性
データ不足のため分類できない
(8)特定標的臓器/全身毒性-単回暴露
データ不足のため分類できない
(9)特定標的臓器/全身毒性-反復暴露
データ不足のため分類できない
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(10)吸引性呼吸器有害性
データ不足のため分類できない
(11)その他の有害性
情報なし
12. 環境影響情報
12.1 毒性
(1)急性毒性
データ不足のため分類できない
(2)慢性毒性
GHS分類に基づき区分2と判定
12.2 残留性と分解性
情報なし
12.3 生物蓄積性
情報なし
12.4 土壌中の移動性
情報なし
12.5 オゾン層への有害性
情報なし
12.6 その他の有害影響
情報なし
13. 廃棄上の注意
13.1 廃棄方法
下水、地中、水中への廃棄を行ってはならない。
製品を未使用のまま廃棄する場合及び使用後の廃液は、産業廃棄物(廃油)に該当する。廃棄物処理
法及び関係自治体条例に従い、廃棄物処理業の認可をもつ処理業者に委託し、適切に処理すること。
14. 輸送上の注意
14.1 国連番号
3082
14.2 国連出荷名
環境有害物質(液体)
14.3 輸送時の危険性クラス 9
14.4 容器等級
Ⅲ
14.5 環境有害性
海洋汚染物質に該当
14.6 使用者のための特別予防措置
情報なし
14.7 MARPOL73/78 付属書II および IBC Codeによるバラ積み輸送される液体物質
情報なし
14.8 輸送上の国内規制
陸上輸送
消防法の規定に従うこと。
海上輸送
船舶安全法の規定に従うこと。
航空輸送
航空法の規定に従うこと。
14.9 輸送上の安全対策及び条件
輸送前に容器の破損、腐食、漏れ等がないことを確認し、落下、転倒もしくは破損しないように積
載し、荷崩れの防止を確実に行うこと。
火気、熱気、直射日光を避けること。
14.10 緊急時応急措置指針番号
情報なし
15. 適用法令
■消防法
●第4類引火性液体、第4石油類非水溶性液体(法第2条第7項危険物別表第1・第4類)
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■船舶安全法
●環境有害物質(危規則第3条危険物告示別表第1) ■航空法
●環境有害物質(施行規則第194条危険物告示別表第1) ■港則法
●その他の危険物・環境有害性物質(法第21条第2項、規則第12条、危険物の種類を定める告
示別表)
■化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)
●第1種指定化学物質(法第2条第2項、施行令第1条別表第1)
トリエチレンテトラミン:278
■海洋汚染防止法 ●有害液体物質(施行令別表第1)
この製品に関する貴国の規制については、貴社の責任で調査願います。
16. その他の情報
最新版改訂日と変更箇所
制定日
2014年03月28日
改訂項目
JIS Z 7253:2012への改訂に準じて、MSDS記載内容を改訂した。
引用文献
製品原材料のMSDS
「GHS分類に基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法−ラベル、作業場内の表示及び安全デー
タシート(SDS)」
「事業者向けGHS分類ガイダンス(平成21年度改訂版)−経済産業省」
「化学物質総合情報提供システム(CHRIP)」
責任の限定について
本記載内容は、現時点で入手できる資料、情報データに基づいて作成しており、新しい知見によっ
て改訂される事があります。
また、すべての材料には、未知の危険性があり、取扱いに注意が必要です。注意事項は通常の取扱
いを対象としたものであって、特殊な取扱いの場合には、新たに用途・用法に適した安全対策を実
施の上で御使用ください。なお、本記載内容は情報提供であって、当社の提供する材料について、
如何なる明示または黙示の保証をするものでもありません。