農林中金総合研究所

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2008 年 10 月 3 日号
調査第二部
お問い合わせ:03-3243-7355
Mail: [email protected]
古江晋也
≪来週のポイント≫
2008 年度補正予算案の審議日程に関して、自民党・公明党は 6∼8 日に行い、8 日に採決を行うことを
野党側に提示。野党側は 6∼7 日の審議には合意したが、8 日の採決については留保した。注目の衆議
院解散総選挙については当初は補正予算成立後と目され、「10 月 21 日公示、11 月 2 日投開票」との観
測も浮上していたが、補正予算案の採決がずれ込めば、解散総選挙も後ずれする可能性が高くなる。加
えて、自民党内には世界的な金融不安を背景に「解散先送り論」が広がっているとの報道もあり、その行
方が注目される。6∼7 日には、日銀金融政策決定会合が開催され、日銀の景気判断に修正が加えられ
るか、また会合後の記者会見で白川総裁が、昨今の世界的な金融不安にどのような見解を示すのかに
注目が集まる。来週発表予定の経済指標としては、7 日に「景気動向指数(8 月)」、8 日に「景気ウォッチ
ャー調査(9 月)」、9 日に「機械受注(8 月)」が公表される。
米国では 29 日、米国下院で金融安定化法案が否決されたことを受け、ダウ工業株 30 種平均は 777 ド
ル 68 セント安と過去最大の下げ幅を記録した。30 日には預金保険制度の保護額の引き上げを盛り込ん
だ金融安定化法案の修正案を上院の民主党・共和党幹部が合意し、1 日に上院で修正案が可決した。
下院での採決は 3 日に行われるが、修正案が可決されるかどうかについては予断を許さない状況が続い
ている。こうしたなか、来週の経済指標としては 7 日に「消費者信用残高(8 月)」、9 日に「卸売在庫(8
月)」、10 日に「貿易収支(8 月)」、「輸入物価指数(9 月)」が公表される。
FRB 関連では、6 日にシカゴ、ダラス連銀総裁、7 日にバーナンキ FRB 議長、ミネアポリス連銀総裁、8
日にフィラデルフィア連銀総裁、9 日にミネアポリス、ボストン連銀総裁の講演が予定されている。
また、10 日にはワシントンにおいて 7 カ国財務相・中央銀行総裁会議が開催されるが、世界的な金融
不安に対してどのような議論と行動がとられるのかに注目が集まる。
来週のスケジュール(10/6∼10/10)
月 日
国内の予定
海外の予定
10 月 6 日(月)
日銀金融政策決定会合(∼7日)
米 シカゴ連銀総裁、ダラス連銀総裁
10 月 7 日(火)
白川日銀行総裁記者会見
「景気動向指数」(8月)
10 月 8 日(水)
「企業倒産」(9月)
「景気ウォッチャー調査」(街角景気、9月)
10 月 9 日(木)
「機械受注統計」(8月)
「特定サービス産業動態」(8月
10 月 10 日(金)
日銀金融政策決定会合議事要旨(9月
16、17、18 日分)
米 連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(9月 16 日分)
米 「消費者信用残高」(8月)
米 バーナンキFRB議長、ミネアポリス連銀総裁
米 第2回大統領候補討論会(テネシー州)
EU 欧州連合(EU)財務相理事会
米 「中古住宅販売成約指数」(8月)
米 フィラデルフィア連銀総裁
EU 「ユーロ圏国内総生産(GDP)速報値」(4−6月)
米 「失業保険新規申請件数」(先週分)
米 「卸売在庫」(8月)
米 ミネアポリス連銀総裁、ボストン連銀総裁
EU 「欧州中央銀行(ECB)月報」(10 月)
7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7、於ワシントン)
米 「貿易収支」(8月)
米 「輸入物価指数」(9月)
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無断転載を禁ず。本資料は、信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するも
のではありません。本資料は情報提供を目的に作成されたものであり、投資のご判断等はご自身でお願い致します。
1
1.来週発表予定の経済指標予測
8 月の機械受注【10 月 9 日(木)8:50】
<当社予測>船舶・電力を除く民需:前月比▲8.0%(7月:▲3.9%)、前年比▲6.7%(7月:▲4.7%)
日銀短観 9 月調査によれば、大企業、中堅企業において 08 年度設備投資計画が下方修正されるなど、
設備投資姿勢の慎重化が強まっていることが確認できた。関連指標である鉱工業統計・資本財出荷(除
く輸送機械、8 月)も前月比▲3.8%と 3 ヵ月連続で低下しているほか、工作機械受注(内需)も最近は悪
化が著しくなっている。最近の資源価格下落は交易条件(産出価格/投入価格)を改善させる面はある
ものの、新興国を含めた世界経済全体の景気悪化懸念が強まっていることもあり、機械受注も当面は弱
い動きが続く可能性が高いだろう。(南)
(10億円)
(2000年=100)
設備投資関連の指標
1,200
120
実質機械受注 (船舶・電力を除く民需、左目盛)
1,100
115
資本財出荷 (右目盛)
110
1,000
105
900
100
95
800
90
700
85
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
1999年
1998年
1997年
1996年
80
1995年
600
(資料)経済産業省、内閣府 (注)3ヶ月移動平均。
9 月のマネーストック統計【10 月 10 日(金)8:50】
<当社予測>M2:前年比 2.4%(8月:同 2.4%)、M3:前年比 1.0%(8月:同 1.0%)、
広義流動性:同 0.6%(8月:同 0.8%)
日銀券と貨幣の発行残高合計は前年比 0.4%と伸び率の鈍化が強まっているほか、景気悪化などによ
り銀行貸出の増加率も頭打ちになっており、量的指標の伸びが高まる要因はあまり見当たらない。ただ
し、株式・投資信託などリスク性の高い金融商品(M2 や M3 の対象外資産)からの流入が予想されること
から、M2・M3 は 8 月並みの伸び率を確保するだろう。(南)
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2
2.株式市場
◎相場概況
渡部 喜智
(08/09/29∼08/10/3前場)
【米国(NY)市場】 (09/26∼10/2)
前週末9月29日は金融安定化法案の合意間近との期待から金融株などが反発しダウ平均やS&P500は反発し
たが、携帯端末「ブラックベリー」のリサーチ・イン・モーションの四半期決算が、売上高、利益ともに予想を下
回ったなどから、ハイテクの多いナスダックは小幅安で終了。週明け29日は欧州での銀行救済の発表を受け
下げて始まり、銀行大手シティ・グループのワコビア銀行部門の買収発表から、さらに金融安定化法案
(TARP)の下院否決の一報で一気に売りが殺到し、ダウ平均は777ドル下げて安値引け。30日は金融安定化
法案の修正・再議決の議会の動きを受けて主要指数は前日急落分の半値から6割程度の戻しとなった。10月
1日は金融安定化法案の早期可決への期待から銀行株は上昇したが、9月ISM製造業景況指数の予想以上
の低下や決算発表を来週に控える複合大手GEの業績見通しをアナリストが引き下げたことなどから資本財や
情報技術などが下げ主要指数は反落した。2日は事前予測を下回る製造業受注指数の公表などを受け、建
設機械、農業機械メーカーが大幅下落。ダウ平均は10,482.85㌦(前週末比では660.28㌦安)、ナスダック総
合は1,976.72ポイント(同206.62下落)で終了。
【東京市場】 (09/29∼10/3前場)
週明け29日の前場は米国での金融安定化法案のブッシュ大統領と議会幹部との大筋合意などから買われた
が、後場は世界景気の先行き懸念から下げに転じた。30日は前日の米金融安定化法案の予想外の否決から
急落し、日経平均は一時600円を超す下落となった。後場は安値もみあい後、先行き不安から再び売られ年
初来安値の11259円で終了。10月1日は「短観」調査の景況感悪化を示す結果にもかかわらず、米国の金融
安定化法の修正・再議決の期待から高く始まり、朝方に日経平均は前日比200円高まで買われたが、その後
は尻つぼみで100円高強まで上げ幅を縮小し終了。2日は朝方は小幅高だったが、米国のISM製造業景況指
数の低下などに示される世界景気の先行懸念が意識され、機械、鉄鋼、輸送用機器などが売られ安値圏で
引けた。3日前場も米製造業受注指数の低下などを受け、輸送用機械株や機械株を中心に下落。日経平均
は10,996.98円(前週末比では896.18円安)、TOPIXはポイント1,051.88(前週末比では96.01下落)で終了。ま
た、東証33業種中、前週末比上昇は2業種。
◎来週の相場予想
(08/10/6∼08/10/10)
米国の金融安定化法案が成立の可否が最大の注目材料だが、景気不安や業績修正などでの悪材料も予想
され、楽観は禁物だろう。
(円)
TOPIX業種(33)別 前週末比変化率
日経平均株価の日足グラフ
14,000
TOPIX
水産・農林
鉱業
建設
食料品
繊維
紙パ
石油石炭
ゴム
化学
ガラ・土
鉄鋼
非鉄
金属
機械
電気機器
輸送用機器
精密機器
その他工業
不動産
陸運
海運
空運
倉庫・運輸
情報通信
電気ガス
サービス
医薬
卸売
小売
証券等
保険
その他金融
銀行
13,500
13,000
12,500
12,000
11,500
11,000
10,500
10,000
7/28
8/4
8/11 8/18 8/25
25日移動平均線
50日移動平均線
9/1
9/8
9/16 9/24 10/1
25日移動平均+5%
100日移動平均線
25日移動平均
(千億円)
40
東証一部 出来高
(億株)
30
出来高 株数
25
出来高 金額
35
20
30
15
25
10
20
5
15
0
10
7/28
8/4
8/11 8/18 8/25
9/1
9/8
9/16 9/24 10/1
-25%
-20%
-15%
-10%
-5%
0%
5%
(資料)Bloombergデータより農中総研作成
●決算発表 (変更になることがありますのでご注意ください)
米国(S&P500構成銘柄等)−(10/7)アルコア、ヤム・ブランズ (10/8)モンサント、コストコ (10/9)シェブロン
(10/10)GEなど
日本-(10/6)キューピー (10/7)サイゼリア (10/8)イオン (10/9)7&iホールディング、ファーストリテーリング、久
光製薬 (10/10)高島屋、オンワードなど
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3
3.債券市場
田口さつき
◎相場概況(9/29∼10/3前場)
週前半の長期金利(新発10年国債利回り)は、29日の米国下院での金融安定化法案否決により、信用不安
が再燃し、1.4%台前半に低下する場面もあったが、その後は修正案についての報道などで信用不安の一層
の高まりが抑えられ、1.5%近辺でもみ合った。週後半は、1日に米国上院で修正案が可決したことや10年債
入札が低調だったこともあり、1.5%台へと小幅上昇した。しかし週末は、米雇用指標の悪化から利下げ観測
が強まったほか、日経平均株価の1万1000円台割れなどから、長期金利は一時1.450%まで再低下。
今週の10年債入札は、リオープンで表面利率が前回と同じ1.5%だったが、投資家の動きは鈍く、応札倍率
が2.58倍と前回(2.66倍)を下回り、テールは13銭(前回4銭)と低調な結果となった。今週のイールドカーブ
は、中期ゾーンで低下。(3日12:00時点:新発10年国債(#296R)利回り1.455%(先週末比▲0.005%)、債先
(12月限)137円89銭(先週末比+69銭)。
◎来週の相場予想(10/6∼10/10)
来週の債券市場を占う上で、米国での金融安定化法案の行方と雇用統計を見極めたい。基本的には、内
外の経済指標から景気の下振れリスクが強く意識されており、長期金利は引き続き低水準で推移すると予
想。また、日本では金融政策決定会合と白川日銀総裁の会見が予定されている。経済指標では、機械受注
統計が注目される。米国では9月のFOMC議事録やバーナンキFRB議長の講演などが予定されている。
日 本国 債の イ-ル ドカー ブ(週末)
(%)
2.5
2.0
08/10/03
08/09/26
08/09/05
1.5
08/07/04
08/04/04
イ ールドス プレッド
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
5/14
1.0
6/14
7/14
5Y-2Y
8/14
10Y-5Y
9/14
20Y-10Y
0.5
新発10 年物国債利 回り
1.60
0.0
3M 6M 1Y 2Y 3Y 4Y 5Y 6Y 7Y 8Y 9Y 10Y 15Y 20Y 30Y
0.2
0.1
0.0
-0.1
-0.2
-0.3
-0.4
1.55
1.50
1.45
1.40
3M 6M 1Y 2Y 3Y 4Y 5Y 6Y 7Y 8Y 9Y 10Y 15Y 20Y 30Y
先週 差
先 月差
3ヵ 月前差
表面利 率
10/1 FB(13W、#543)
10/2 JGB(10Y、#296R)
1.5%
2008/8/19
2008/9/9
2008/10/2
(資料)Bloombergデータより農中総研作成
◎国債入札結果(価格競争入札のみ)
銘柄(回号)
1.35
2008/7/29
発行 予定額
募入 決定額
応 募額
応 札倍率
平 均価格
最低 価格 最 高利回 り
4.5兆円
4兆 2,197.8億 円
12兆 522億円
2.86倍
99.8332円
99.8295円
0.6296%
1.9兆円
1兆7,415億 円
4兆4,928億円
2.58倍
99.7800円
99.6500円
1.5400%
◎入札予定
10/6
10/8
10/8
政府短期証券(6ヶ月、#544)
政府短期証券(13週、#545)
10年物価連動債
3.0兆円程 度
4.5兆円程 度
0.3兆円程 度
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4
4.外国為替市場・商品市況
荒木謙一・古江晋也
◎相場概況(9/29∼10/3前場)
【外国為替市場】
週初のドル円相場は、米金融安定化法案の政府と議会との合意を受けて金融不安が和らぎ、円は
一時1ドル=106円96銭まで反落したが、米下院が市場の想定に反して金融安定化法案を否決したた
め、30日に円は一時103円台半ばにまで急反発。週央から週後半にかけては、米金融安定化修正法
案に対する議会通過の期待感や日米株価の反発を受け、円は106円近辺でもみ合った。週末は新規
失業保険申請件数が7年ぶりの高水準となり、米景気の先行き悪化懸念が強まったこともあり、週末は
1ドル=104円後半で推移。
一方、対ユーロは30日、ベルギー・フランス両政府によるベルギー金融サービス大手、デクシアの救
済を受け、円は一時148円55銭にまで上昇。2日には、トリシェECB総裁がECB政策委員会後の記者会
見で利下げも選択肢として検討したことを明らかにしたこともあり、2006年6月以来となる一時144円57
銭を記録。ユーロドル相場は、週末1ユーロ=1.37ドル台後半で推移している。
【商品市況】
原油相場は週初急落。米議会下院が金融安定化法案を否決したことで、世界経済悪化懸念から前
週末比▲10ドルを超える大幅な下げとなった。翌30日は法案復活への期待から反発したものの、1日
は週間統計で消費低迷と在庫増が示され反落。週末にかけてはトリシエECB総裁の発言を受けた外
国為替市場でのドル高ユーロ安進行から原油相場は下落し、1バレル93ドル台で推移している。週末
の金相場は、1トロイオンス=844ドル台で推移。
◎来週の相場予想(10/6∼10/10)
米国では、金融安定化法案の修正案の採決(3日、下院)や7カ国財務相・中央銀行総裁会議の開
催(10日)など重要なイベントが相次いで予定されている。ドル円相場はこれらの行方を見守りながらや
や神経質な展開が行われると思われる。
(円/ドル)
103
円/ドル・レート
104
25日移動
平均
105
円
高
106
107
108
109
円
安
50日移
動平均
110
111
2008/07/11
2008/08/08
2008/09/05
(円/ユーロ)
103 143
145
円
104 147
高
105 149
151
106 153
155
50日移
107 157
動平均
159
108
161
109 163
165
110 167
111 169
2008/10/03
(US$/B)
132
128
124
120
116
110
112
108
105
104
100
100
96
92
95
88
08/08/01
(1万コントラクト)シカゴIMM円ポジション(先物のみ)
(円/ドル)
▲ 15
120
(円ショートポジション)
円ポジション(左軸)
▲ 10
115
円ドル(右軸)
▲5
0
5
10
07/9 07/11 08/1 08/3
(注)1コントラクト=1250万円
(円ロングポジション)
08/5
08/6
08/8
2008/07/11
円/ユーロ・レート
25日移動
平均
円
安
2008/08/08
2008/09/05
143
145
147
149
151
153
155
157
159
161
163
165
167
169
2008/10/03
原油価格の動向(WTI先物、期近)
08/08/28
08/09/25
(資料)Bloombergデータから農中総研作成
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5
5.指標分析・注目点
①今週のレビュー
南 武志
一部から「大恐慌に匹敵する」とされる今回の金融危機であるが、このところ米議会が金融安定化法案を受
け入れるのかどうかに焦点が移っているが、今週初には、先週末に政府・議会が協議して取りまとめた法案を
下院が否決するという想定外の事態に陥った。多くの人々にとって、実際の金融取引や決済の現場でいかに
深刻な事態が生じているのかほとんど実感がなかったのであろうが、日本でもバブル崩壊後、銀行救済に対し
てなかなか合意が得られなかった経験がある。中小企業などの倒産が相次ぐ中で、なぜ高給取りの銀行ばかり
が救済されるのか、といった意見が強かった。しかし、結局、金融危機が一段と高まることで、実体経済が大きく
底割れする事態となって、ようやく、金融システムを健全化しなければ日本経済の再生はない、との合意が形
成されていったのである。米上院は 1 日に法案に預金保険の上限引上げなどの付帯条項をつけるなど修正し
た上で可決しており、早ければ 3 日にも採決が行われる下院の反応に注目が集まる。しかし、仮にこの法案が
成立しても、運用面での問題は指摘する意見は多い。例えば、マーケットで価格がつけられない不良資産の
買い取り価格をいかに決めるのかという重要な問題があり、それ次第ではなかなか買い取りが進まないといっ
た懸念も生じることが予想される。また、買取機関の設立だけで十分か、という問題もある。
このように、当面は金融システムの不安定な状況は続くと思われ、それが実体経済に対する下押し圧力とし
て存在し続けることが確実視される状況であるが、日本でも麻生首相が「総選挙より経済対策を優先する」と軌
道修正したこともあり、総選挙の日程は後ズレする公算が強まってきた。同時に、政府・与党内からは第 2 次の
補正予算編成を示唆する声も出始めている。既に国会に提出されている補正予算案では、追加の国債発行
額は差し引き 3,950 億円に抑えられたものの、次の補正編成は国債増発につながることは必至である。これが
現実化していく過程で、長期金利がどのような反応を示すのか注意したい。
以下、今週発表された主要な経済指標を振り返ってみよう。まず、日銀短観 9 月調査では、代表的な大企
業・製造業の業況判断 DI は、前回 6 月時点から 8 ポイント悪化の▲3 となり、約 5 年ぶりにマイナス(「悪い」と
回答した企業が「良い」と回答した企業を上回った状態)となった。これを業種別に見ると、素材業種は前回か
ら横ばいであったのに対し、加工業種は 11 ポイントの悪化となっている。また、同・非製造業も同じく 9 ポイント
の悪化である。7 月中旬以降、原油など資源価格が下落に転じているが、「川上」の素材業種にはそのメリット
が享受できて、世界経済の悪化懸念を
相殺できたのに対し、製造業加工業種
(%ポイント)
(%前年比)
短観:雇用・生産設備過不足感とインフレ率
-30
雇用・生産設備判断 (全規模全産業、左目盛)
全国消費者物価 (生鮮食品を除く総合、右目盛)
全国消費者物価 (食料(除く酒類)・エネルギーを除く総合、右目盛)
3
不
足
や非製造業ではまだ投入コストが高止
-20
まりしていたことから、メリットを受けるこ
-10
1
0
0
10
-1
2
とができなかったものと思われる。また、
日銀が需給ギャップとして参照している
「加重平均 DI(雇用人員判断 DI と生
(見通し)
移と整合的な動きとなっている。更に、
-3
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
30
2002年
内閣府の試算する GDP ギャップの推
-2
過
剰
2001年
期連続で需要超過幅が縮小しており、
20
2000年
産・営業用設備判断 DI より作成)」は 3
(資料)日本銀行、総務省統計局の統計資料より作成 (注)雇用・生産設備判断DIを2:1で加重平均
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6
08 年度の設備投資計画は大企業・中堅企業で下方修正されるなど、設備投資意欲が減退していることが確認
できた。最近発表されている米国経済指標の一段の悪化を考慮すれば、今後、景況感の悪化はさらに進行す
るものと思われる。
次に、雇用関連指標であるが、8 月の失業率は 4.2%(06 年 6 月以来の高水準)、有効求人倍率は 0.86 倍
(04 年 9 月以来の低水準)と、いずれも悪化。また、現金給与総額は前年比▲0.3%と、8 ヶ月ぶりのマイナスと
なった。所定内給与は同 0.4%とプラスを保
(2005年=100)
っているものの、景気悪化を受けた残業時
109
間減少もあり、所定外給与が同▲1.8%とな
107
った上に、中小企業などの賞与が大きく減
105
少したこともあり、特別に支払われた給与が
103
同▲9.8%となったことが影響している。な
101
お、足許ではまだ物価が高めの上昇率を
99
現金給与総額の動向
110
108
名目ベース
106
104
102
実質ベース
100
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
1999年
1998年
1997年
1996年
98
続けていることもあり、実質賃金は同▲
(資料)厚生労働省、総務省より作成 (注)12ヶ月移動平均
2.8%となるなど、目減りが著しい。
こうした雇用環境の悪化を受けて、民間消費も低調に推移している。8 月の家計調査によれば、全世帯・実
質消費支出は前年比▲4.0%(6 ヶ月連続のマイナス)、前月比▲3.4%(3 ヶ月ぶりのマイナス)と、大きく減少。
これにより、7∼8 月平均は 4∼6 月平均を▲
新車登録台数(乗用車)の推移
(%前年比)
50
0.1%下回ってしまった。また、消費者マイン
40
普通車
ドに敏感に反応しやすいといわれる代表的
30
な耐久消費財である自動車販売については、
20
10
「軽を含む乗用車」が前年比▲4.5%と 2 ヵ月
0
連続のマイナス。最近のガソリン高騰を受け
-10
て、燃費のいい軽自動車は好調との声も聞
軽を含む乗用車
-20
かれるが、その軽乗用車も同▲1.9%と 3 ヶ
(資料)自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会 (注)シャドー部は景気後退局面
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
1999年
1998年
1997年
1996年
1995年
-30
月ぶりにマイナスとなるなど、販売は不振で
ある。
農林中金総合研究所
7
5.指標分析・注目点
②トピック:米国金融安定化法案と経済学者の視点
荒木 謙一
9 月 20 日にポールソン米財務長官により議会に提案された金融安定化法案は、異例ともいえるスピード審
議を経て 29 日の米国下院本会議で採決となったが、結果は賛成 228 票対反対 205 票の23 票差で否決され
た。同日のダウ工業株 30 種平均は▲777 ドルという史上最大の下落幅を記録し、金融市場には暗雲が垂れ込
めたが、翌 30 日には一転して+485 ドルの上昇となり、2営業日連続の暴落は免れた。10 月 1 日には修正法案
の採決が場を移して上院で実施され、賛成 74 票対反対 25 票で可決された。修正案は 3 日にも下院で再び採
決される予定だが、本稿執筆時点(日本時間 3 日午前)ではまだその帰趨は判明していない。
本法案に対しては財務長官による提案直後から、賛成、反対ともに根強い意見が各方面から寄せられてい
たが、ここでは経済学界の反応について見ていきたい。9 月 24 日に、100 名を超える各大学所属の経済学者
の連名による公開書簡が米議会に送付された。本書簡の冒頭では、同法案に対する経済学会からの深い関
心と、現在の困難な状況に対処するための大胆な対策の必要性が述べられているが、一方で同法案の持つ
致命的な落とし穴(fatal pitfalls)として次の3点が列記されている。即ち、①納税者の負担で金融機関を救済す
ることの「公正性」の問題、②法案により設立されるエージェンシー(政府機関)の使命や、エージェンシーに対
する監督が明確になっていないという「曖昧性」の問題、③金融市場の短期的な混乱を鎮めるために一世代に
渡る影響を及ぼす対策をとることに対する「長期的効果」の問題、の3点である。以上を踏まえた上で議会に対
しては、法案の制定を焦ることなく、公聴会を開くなどして、将来を見据えた法案を慎重に議論すべきだと締め
くくっている。
ジョセフ.E.スティグリッツ.コロンビア大学教授は、週刊政治文化誌「the Nations」のホームページに 9 月 26
日に掲載された自説記事の中で、米国の金融システムに内在する基本的な問題点として、①自ら創出した不
良資産を抱える金融機関相互の不信による流動性枯渇の問題、②時価(公正価値)による不良資産の買上げ
が金融機関のバランスシート上の穴(損失)を拡大するという問題、③住宅バブルが米国経済を過熱してきたた
め、バブルが崩壊した後、住宅価格は適正価格に復する前になおも下落が見込まれ、更なる差し押さえが生
じるという問題、④信用力のギャップが誤った対策により更に拡大するという問題、の4点を指摘している。金融
安定化法案は上記①の点しか視野に入れておらず、信頼性を欠くものだとして痛烈に批判している。
また、ポール.クルーグマン.プリンストン大学教授は、9 月 21 日のニューヨーク・タイムス紙のコラムで、今回
の金融危機の発生プロセスとして、①住宅バブルの崩壊と住宅ローン証券化商品の価格下落、②金融機関の
資本不足の発生、③資本不足に起因する信用収縮、④金融機関の資産売却行動が更なる資産価格下落を
招くという「デレバレッジ・パラドックス」の悪循環、の4段階について述べている。そのうえで、金融安定化法案
が示している②への対策ではなく、④に対する政府の介入が必要だとして、議会関係者に再考を促している。
各言説にはスタンスの相違や温度差は見られるものの、上程されている金融安定化法案に対して批判的な
見解を加えている点では一致している。これらの意見は、「急いては事を仕損じる」という警告を議会関係者に
与えているようにも見受けられ、十分に傾聴に値するものと言えよう。とはいえ、大統領選挙をはさみ、新政権
の本格稼動まで「政治的空白」も懸念され、金融市場が立法による速やかな支援なくして現在の混迷に耐えら
れるかも極めて疑問である。米国議会は、スピードと妥当性の両挟みで非常に難しい選択を迫られている。
農林中金総合研究所
8
③指標分析: 米国の信用不安に伴う資金調達の現況
渡部
喜智
サブプライム問題に伴う米国の金融機関の信用不安が広がり、米国の資金調達難を強め、景
気悪化に拍車をかけることが懸念されている。
修正後の「金融安定化法案」の早期成立が期待されるが、そうなったとしても金融市場での
心理悪化は、投融資の選別強化やリスク回避姿勢を短期的に変えることは難しいだろう。
サブプライム関連の損失計上により、資本を毀損し体力を後退させた金融機関は、不良債権
の増加を懸念し、融資姿勢を一段と厳しくし、さらなる不良債権の発生を回避する姿勢を続け
るだろう。
第1図 米国商業銀行の貸出動向
9 月中旬までの商業銀行の貸出残高デ
(%)
25
ータによれば、08 年年央以降、住宅ロー
ンが減少に転じたほか、商工業向け貸出
20
も急速に伸び率が鈍化している(第 1 図)。
15
消費ローンに加え、クレジット・カード
10
やホームエクイティ・ローンも伸びを維
5
持しているのは幸いだが、金融機関の貸
0
出基準が厳格化していることから、先行
きは必ずしも楽観できない。
住宅ローン貸出
▲5
07/6/6
07/9/6
消費ローン
07/12/6
08/3/6
商工業貸出
08/6/6
08/9/6
Bloomberg(FRB)データより作成
また、調達金利の面でも厳しさがうかがえる。
投資適格の格付けを有する北米の代表的企業の信用リスクを示す「クレジット・デフォルト・
スワップ(CDS)スプレッドは直近 430 ベーシス・ポイントまで拡大した。また、BBB格
の社債利回りと米国債の利回りの差も同様に拡がり、4.2 ポイントに達している。このため、政
策金利は低いものの、企業にとって実際の調達金利は上乗せが求められ高いものになっている。
以上のように、資金調達が量とコストの両面で厳しさを増していることにより、家計消費、住
宅投資、企業の設備投資のすべてに
わたり、影響が懸念されており、1990
年代初頭のクレジットクランチを上
回る景気への影響を懸念する声もあ
る。日本経済へのインパクトを考え
ても、米国の民間需要が停滞・減少
することに伴う、米国向け輸出の不
振が一段と強まる可能性は極めて深
刻であり、対岸の火事として看過す
ることがもはやできない状況となっ
ている。
(bp)
460
440
420
400
380
360
340
320
300
280
260
240
220
200
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
第2図 北米一般企業(12 5社) のCDSスプレッドの動向
北米投資適格指数・シリーズ8
(シニア債7年物:信用境界7∼10%)の
CDSスプレッド
07/6/1
北米投資適格指数・シリーズ8
(シニア債7年物:信用境界10∼15%)の
CDSスプレッド
07/8/1
07/10/1
07/12/1
08/2/1
08/4/1
08/6/1
08/8/1
08/10/1
DATASTREAM(DJ CDX指数)データより作成
農林中金総合研究所
9
6.今週の主なできごと
月
日
政治・財政
経済・金融
・日銀の西村副総裁:外国特派
員協会での講演後の質疑応答
で、利下げの可能性も含め、「日
銀はすべてのオプションを排除
していない」と発言
・警視庁:都内の高齢者などを
中心に約 1 万人を「振り込め詐
欺被害防止アドバイザー」に任
命、10 月から官民連携で一斉に
啓発活動を進めることを決定
9 月 26 日(金)
・麻生政権の発足を受けた各新
聞社の内閣支持率調査結果公
表:読売新聞 49.5%、日経新聞
53%など
9 月 27 日(土)
・小泉元首相:地元の神奈川県
横須賀市で講演し、次の総選挙
には出馬しない決意を固めたと
述べる
・斉藤鉄夫環境相:道路特定財
源の一般化の中で一部を環境
税に転用する考えを示す
9 月 28 日(日)
・中山成彬国交相:一連の発言
をめぐる混乱の責任を取り辞
任、後任は金子一義氏
9 月 29 日(月)
・政府:総額 1 兆 8081 億円の平
成 20 年度補正予算案を閣議決
定
・麻生首相:衆院本会議で就任
後初の所信表明演説
・日米欧の中央銀行:スワップ協
定の拡充によりドル資金の供給
枠を 65 兆円に倍増し金融不安
に対応することで合意
・西友:全 393 店舗の 5%にあた
る不採算店舗約 20 の閉鎖を来
年半ばまでに実施すると発表
9 月 30 日(火)
・自民公明両与党:臨時国会で
平成 20 年度補正予算案を成立
させることで合意、金融危機の
深刻化を受け解散・総選挙を先
送りへ
・観光立国に向けた取り組みを
推進する「観光庁」が国土交通
省の外局として発足
・麻生首相:解散より景気対策
の方が圧倒的に世論の支持が
高いと発言
・衆院本会議で首相の所信表明
演説に対する代表質問が始ま
る、民主党小沢代表は自らの
「所信」を表明し、政権選択を訴
えた
・富山、新潟の任期満了に伴う
知事選が告示される、投開票は
19 日
・米政府の公的管理下に置かれ
た AIG:子会社のアリコジャパン
に対して 907 億円の資本投入を
したと発表
10 月 1 日(水)
10 月 2 日(木)
10 月 3 日(金)
海外・その他
・米大統領候補の共和党マケイ
ン上院議員と民主党オバマ上院
議員による第1回討論会、ミシシ
ッピ大学にて
・米議会上院:自動車産業向け
の低利融資の予算措置を盛り
込んだ法案を可決
・劉明康中国銀行業監督管理委
員会主席:今後の中国の成長率
が昨年実績の 11%から 9%程
度まで下がるとの見通し、大切
なのは成長の質であり経済全体
は問題ないとも発言
・最大約 75 兆円の公的資金投
入を含む金融安定化法案につ
いて米政府と議会が大筋合意
・英政府:英中堅銀行ブラッドフ
ォード&ビングレーを一時国有
化する方針を決定
・ベネルクス 3 カ国政府:経営危
機に陥った金融大手フォルティ
スに資本注入し部分国有化する
と発表
・米国議会下院で金融安定化法
案を賛成 228 票対反対 205 票で
否決、同日米国株式市場(ダ
ウ)は市場最大 777 ドルの下落
幅を記録
・米連邦預金保険公社(FDIC):
米ワコビアの銀行部門をシティ
グループが買収すると発表
・欧州連合:グルジア・ロシア間
の係争地に展開する停戦監視
団の結成式をトリビシで開催
・松下電器産業:パナソニックに
社名変更、90 年の社名の歴史
に幕を下ろし新たなスタート
・郵政民営化1周年
・日本ビクターとケンウッド:持ち
株会社方式で経営統合し、
「JVC・ケンウッド・ホールディン
グス」が発足
・韓国政府:1966 年に行方不明
になった韓国人船員 14 名につ
いて、北朝鮮による拉致被害者
と新たに認定
・米国議会上院で、金融安定化
法案の修正案が可決される、法
案は下院に送付
・三菱UFJ信託銀行:英投資顧
問会社「アバディーン・アセット・
マネジメント」に対して最大約40
0億円規模の出資をすると発表
・トヨタ自動車:国内工場で働く
期間従業員を 9 月末までの半年
間で約 2 割削減
・欧州中央銀行(ECB):政策金
利を年 4.25%で据え置くことを決
定、トリシェ総裁は利下げの可
能性を示唆
農林中金総合研究所
10
7.内外経済指標の動向(グラフ編)
【日本】
(10億円)
対外証券投資(9/21∼9/27)
1,500
3000
1,000
1000
0
0
(注)取得超 (買い越し)
は資 本の流 出を表す
-500
-1000
-1,000
-1,500
2008/4/18
2008/6/13
株
2008/8/8
中長期債
2008/10/3
商業販売統計:小売業販売額(8月)
(%)
5
13.0
4
12.5
12.0
3
2
11.5
1
11.0
0
10.5
10.0
07/2
07/8
08/2
中長期債
2008/10/3
短期証券
日本への証券投資について、株は2,368億円の売り越し(2週ぶ
り)。一方、中長期債は11,177億円の売り越し(2週連続)、短期
債は4,915億円の売り越し(4週連続)。
(倍)
完全失業率と有効求人倍率(8月)
(%)
4.6
0.80
有 効求人 倍率 (左軸 、季調 値)
0.85
4.4
完 全失業 率(右軸、季調値 )
4.2
0.95
4.0
▲1
1.00
3.8
▲2
1.05
3.6
08/8
1.10
3.4
06/2
前年 比(右軸)
8月の小売業販売額(速報、全店ベース)は前年比+0.7%の10
兆9650億円と13ヶ月連続で前年を上回った。燃料小売業や自
動車小売業が減少に転じたが、機械器具小売業や飲食料品な
どが引き続き増加した。
(%)
4
2008/8/8
0.90
▲3
販売 額(左軸)
2008/6/13
株
13.5
06/8
-2000
2008/4/18
短期証券
外国株は1,148億円の買い越し(4週ぶり)。外国の中長期債は
3,610億円の買い越し(3週ぶり)、外国の短期債は63億円の買
い越し(2週ぶり)。
9.5
06/2
(注)取得超 (買い越し)は 資本の 流入を表 す
2000
500
(兆円)
対内証券投資(9/21∼9/27)
(10億円)
2
0
07/2
07/8
08/2
08/8
8月の完全失業率は4.2%と前月比0.2pt上昇。完全失業者数は
前年比+23万人と5ヶ月連続で増加した一方、就業者数は同▲
41万人と7ヶ月連続の減少。一方、有効求人倍率は0.86倍と前
月(0.89倍)から低下し、同倍率の1倍割れは9ヶ月連続。
(%)4
家計調査 全世帯 実質消費支出(8月)
06/8
鉱工業生産動向(8月)
(%)
3
8
6
2
1
4
2
0
0
▲2
▲4
▲1
▲2
-2
▲3
▲4
06/02
-4
-6
06/2
06/8
07/2
07/8
08/2
08/8
8月の全世帯家計調査(農林漁家世帯を含む)によると、実質消
費支出は前年比▲4.0%。マイナス寄与した項目は、交際費(贈
与金)、教養娯楽サービス(外国・国内パック旅行費)、家賃地代
(民営家賃・給与住宅家賃)など。
06/08
07/02
前 月比(左 軸・季調済 )
07/08
08/02
▲6
▲8
08/08
前 年比(右軸 )
8月の鉱工業生産指数(速報)は前月比+3.5%と2ヶ月ぶりの低
下。輸送機械工業、一般機械工業、電気機械工業等が低下に
寄与。前年比では▲6.9%だった。生産予測調査では、9月に前
月比+1.6%%と上昇した後、10月は同▲0.1%と低下する見込
み。
農林中金総合研究所
11
7.内外経済指標の動向(グラフ編)
130
60
(%)
50
120
45
40
110
30
30
100
15
20
90
0
80
▲ 15
住宅着 工戸数(8月)
(千戸)
(%)
10
70
▲ 30
60
▲ 45
06/2
06/8
07/2
07/8
着工戸数(左軸)
08/2
08/8
0
▲ 10
▲ 20
▲ 30
06/2
前年比(右軸)
06/8
07/2
07/8
前年比
8月の新設住宅着工戸数は前年比+53.6%と、2ヶ月連続の増加。昨
年6月の改正建築基準法施行による着工減の反動増により、増加幅
が2ヶ月連続で2桁となった。季節調整済み年率換算値は113.0万戸。
(DI)
52
建設工事受注 (8月)
中小企業景況 判断(9月)
08/2
08/8
民間 前年比
8月の大手建設会社50社の建設工事受注額は9,276億円で前年比
▲0.3%と2ヶ月ぶりの減少。海外工事が3ヶ月連続で増加したものの、
国内工事(同▲0.7%)が2ヶ月ぶりに減少したため。
日銀 短観 大企業業況 判断D I ( 08年9月調査)
30
50
25
48
20
46
15
44
10
42
5
製造業
40
0
景況判断指数(DI)=「好転」−「悪化」
38
06/3
06/9
07/3
07/9
08/3
08/9
9月の商工中金・中小企業月次景況観測調査によると、景況判断指数
は40.2と前月から▲1.2ポイント低下。原材料高を背景に仕入価格が
上昇し、景況感の悪化が続いている。先行き10月は41.2と上昇する見
通し。
(%)
毎月 勤労統計調査・前年比(速報:8月)
(%)
6
1.5
現金給与総額(右軸)
所定外給与(右軸)
所定内給与(左軸)
1.0
非製造業
-5
04.7∼9
06.7∼9
08.7∼9
大企業製造業の業況判断DIは前回6月調査から▲8pt悪化の▲3と、
4期連続で低下、03年6月調査以来のマイナス。大企業非製造業は同
▲9ptの+1と5期連続の低下。先行きは大企業製造業が▲1pt、大企
業非製造業は▲2ptと、さらに悪化する見通し。
(%)
20
自動車販売台数 :前年比 (9月)
15
4
10
5
2
0.5
0
-5
0.0
0
-0.5
-2
-1.0
-4
-10
-15
-20
06/3
06/2
06/8
07/2
07/8
08/2
08/8
8月の現金給与総額は、前年比▲0.3%と8ヶ月ぶりに減少。基本給な
ど所定内給与は前年比+0.4%と10ヶ月連続で増加。一方、所定外給
与は同▲1.8%と2ヶ月ぶりの減少。なお、物価上昇が続いていること
から、実質賃金総額は同▲2.8%と5ヶ月連続のマイナス。
06/9
07/3
07/9
08/3
08/9
登録車販売台数(除く軽自動車)
乗用車販売台数
軽自動車販売台数
9月の新車登録台数(軽自動車を除く)は31.1万台で、前年比▲5.3%と
2ヶ月連続で前年実績を下回った。軽自動車も同▲3.3%と2ヶ月連続
の減少。ガソリン高や国際的な金融不安などを背景に消費者マインド
が悪化し、新車の買い控えにつながっているとみられる。
農林中金総合研究所
12
7.内外経済指標の動向(グラフ編)
(前年比%)
マ ネタリー ベー ス(9月)
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
06/3
06/9
07/3
07/9
08/3
08/9
9月のマネタリーベース(日銀券発行高、貨幣流通高、日銀当座預金
の合計値)は前年比+0.9%の88.4兆円とと3ヶ月ぶりに増加。前月比で
は+15.8%と2ヶ月連続で増加。
【米国】
(千人)
(千人)
新規失業保険申請件数(9月28日週)
550
530
510
490
470
450
430
410
390
370
350
330
310
07/9
07/12
週次
08/3
4週移動平均
08/5
3,700
3,600
3,500
3,400
3,300
3,200
3,100
3,000
2,900
2,800
2,700
2,600
2,500
08/8
週次 小売売上高(季調値)
( ICSC-U B S 小売調査、9月27日週)
(%)
(%)
3
3.5
2
3.0
1
2.5
-0.2
0
2.0
-1
1.5
-2
1.0
1.1
-3
-4
08/04/08
0.0
08/05/20
08/07/01
前週比(左軸)
失業保険継続受給者(右軸)
0.5
08/08/12
08/09/23
前年比(右軸)
新規失業保険新規申請件数はBL事前予測(47.5万人)を上回る49.7万人。4週 前週比▲0.2%。前年比+1.1%。
平均移動は47.4万人。また、失業保険継続受給者(9月21日週)は359.1万人。
(10万バレル)
週次ガソ リン在庫(9月27日週)
(10万バレル)
3,400
2,600
3,200
2,400
3,000
2,200
2,800
2,000
2,600
1,800
2,400
1,600
07/9
07/12
原油在庫(左軸)
08/3
08/6
08/8
ガソリン在庫(右軸)
原油在庫は前週から+427.8万バレル。予測では+275万バレルが見込まれて
いた。ガソリン在庫は+90.1万バレル、事前予測は▲205万バレルだった。稼働
率は72.27%、前週と比べ+5.56%pt上昇。
CB・消費者信頼感指数( 9月)
140
130
120
110
100
90
80
70
60
50
40
07/09
08/01
消費者信頼感指数
08/05
現状指数
08/09
期待指数
消費者信頼感指数は前月の58.5から59.8へと上昇。事前予測(55.0)も上回っ
た。現状指数は58.8(前月65.0)と低下したが、期待指数は60.5(前月54.1)と上
昇。1年先のインフレ率予測は6.2%(前月6.6%)に低下。
農林中金総合研究所
13
7.内外経済指標の動向(グラフ編)
個人所得・個人支出(8月、前月比)
(%)
製造業受注指数(8月、前月比)
(%)
8
2.0
6
1.5
4
1.0
2
0.5
0
0.0
▲2
▲4
▲ 0.5
個人所得
個人支出
▲6
▲ 1.0
07/8
07/12
08/4
07/10
08/8
07/12
08/2
08/4
前月比(左軸)
個人所得は前月比+0.5%。個人支出は同横ばい。個人消費支出デフレータ
は前年同月比+4.5%。コアデフレータは前月比+0.2%、前年同月比+2.6%。
ISM製造業 景況感指数 (9月、単位:ポイント)
52
08/8
前年比(右軸)
前月比▲4.0%。前年比は+4.2%。設備投資の先行指標である非国防資本財
(除く航空機)は前月比▲2.4%。
(%)
50
08/6
国内総生産とGDPデ フ レー タ(4−6月期確報値)
(%)
5.0
5.0
4.0
4.0
3.0
48
3.0
2.0
2.0
1.0
46
1.0
0.0
44
-1.0
43.5
42
07/9
07/12
08/3
08/6
(100万台)
17
1.5
16
1.0
15
0.5
14
0.0
12.5
07/9
08/3
GDPデフレータ(右軸)
実質GDPは確報値・前期比年率+2.8%と改定値(同+3.3%)から下方修正。輸
出(改定値同+13.2%⇒確報値同+12.3%)、個人消費(改定値同+1.7%⇒確
報値同+1.2%)も下方修正された。またGDPデフレータは改定値と同じ
+1.3%。
(%)
国内自動車販売(9月、年率換算)
13
07/3
国内総生産(左軸)
08/9
ISM製造業指数は43.5、事前予測(49.5)を大幅に下回った。10項目中、50を
上回ったのは仕入価格(53.5)、入荷遅延(52.5)、顧客在庫(53.5)、輸出
(52.0)の4項目。
0.0
06/9
(%)
建設支出(8月、前月比)
1
-1
-3
▲ 0.5
▲ 1.0
12
-5
▲ 1.5
11
9.6
10
▲ 2.0
-5.9
▲ 2.5
9
07/9
07/12
自動車販売台数総計
08/3
08/6
08/9
国産自動車販売
自動車販売は1250万台。国産自動車販売は960万台。ビッグ3比率は
52.4%、日本車比率は35.6%。
07/8
07/10
07/12
前月比(左軸)
08/2
08/4
08/6
-7
08/8
前年比(右軸)
建設支出は前月比横ばい。事前予測(▲0.5%)を上回る。前年比では
▲5.9%。
農林中金総合研究所
14
7.内外経済指標の動向(グラフ編)
ミシ ガン大学消費者信頼感指数(9月:確報)
110
100
90
75.0
80
70.3
70
60
67.2
50
40
07/9
07/11
総合指数
08/1
08/3
期待指数
08/5
08/7
08/9
現状指数
総合指数(確報)は70.3と速報値(73.1)を下回った。現状指数(確報)は75.0
(速報:76.5)に、先行きを示す期待指数(確報)は67.2(速報:70.9)に下方修正
された。
農林中金総合研究所
15
内外金融市場データ
(農中総研 調査第二部 経済金融Ⅰ班作成)
長期金利
短期金利
外国為替
円ドル
日付
08/08/11
08/08/12
08/08/13
08/08/14
08/08/15
08/08/18
08/08/19
08/08/20
08/08/21
08/08/22
08/08/25
08/08/26
08/08/27
08/08/28
08/08/29
08/09/01
08/09/02
08/09/03
08/09/04
08/09/05
08/09/08
08/09/09
08/09/10
08/09/11
08/09/12
08/09/15
08/09/16
08/09/17
08/09/18
08/09/19
08/09/22
08/09/23
08/09/24
08/09/25
08/09/26
08/09/29
08/09/30
08/10/01
08/10/02
08/10/03
内外株価指数
0.501
1.450 137.68
1.247
0.503
1.455 137.71
1.248
0.504
1.445 137.73
1.236
0.512
1.440 137.87
1.229
0.504
1.455 137.69
1.239
0.503
1.440 137.84
1.231
0.503
1.430 137.96
1.228
0.503
1.440 137.78
1.249
0.501
1.410 138.03
1.225
0.503
1.445 137.69
1.258
0.502
1.425 138.10
1.245
0.508
1.415 138.49
1.224
0.509
1.430 138.08
1.263
0.505
1.420 138.25
1.260
0.516
1.405 138.37
1.253
0.512
1.470 137.62
1.303
0.502
1.460 138.11
1.285
0.503
1.460 138.35
1.268
0.503
1.500 137.50
1.325
0.509
1.435 138.68
1.271
0.503
1.525 137.32
1.341
0.502
1.495 136.87
1.309
0.506
1.505 136.88
1.303
0.501
1.500 137.29
1.302
0.468
1.530 137.35
1.316
休場
休場 休場
休場
0.524
1.465 139.45
1.229
0.550
1.490 138.73
1.236
0.486
1.485 138.34
1.319
0.433
1.465 137.02
1.325
0.399
1.480 137.03
1.310
休場
休場 休場
休場
0.464
1.480 136.96
1.314
0.506
1.475 137.40
1.320
0.489
1.460 137.20
1.372
0.497
1.485 137.00
1.384
0.544
1.480 137.54
1.353
0.468
1.500 137.04
1.358
0.470
1.520 137.24
1.331
1.455 137.89
現在
0.8469 0.901 0.894 0.795 109.84
0.8462 0.898 0.894 0.800 109.90
0.8454 0.894 0.894 0.785 108.77
0.8454 0.886 0.894 0.790 109.50
0.8454 0.881 0.894 0.760 110.34
0.8454 0.879 0.894 0.745 110.26
0.8439 0.875 0.892 0.745 110.02
0.8439 0.870 0.892 0.770 110.13
0.8439 0.868 0.892 0.770 108.96
0.8439 0.870 0.892 0.785 109.11
0.8439 休場
0.892 0.790 109.97
0.8439 0.871 0.892 0.780 109.83
0.8439 0.879 0.892 0.790 109.02
0.8446 0.879 0.891 0.810 108.91
0.8446 0.881 0.891 0.815 108.80
0.8446 0.890 0.892 0.820 107.72
0.8446 0.894 0.892 0.830 108.31
0.8446 0.891 0.892 0.830 108.91
0.8454 0.893 0.893 0.840 108.35
0.8462 0.898 0.893 0.830 106.49
0.8469 0.898 0.893 0.840 108.79
0.8469 0.896 0.893 0.835 107.80
0.8469 0.892 0.893 0.835 107.18
0.8469 0.889 0.893 0.840 107.22
0.8469 0.888 0.893 0.845 107.50
休場
0.886 休場 休場 休場
0.8515 0.893 0.895 0.745 103.73
0.8539 0.904 0.899 0.785 105.20
0.8577 0.900 0.903 0.855 105.32
0.8585 0.900 0.905 0.850 107.24
0.8592 0.900 0.906 0.860 106.21
休場
0.900 休場 休場 休場
0.8592 0.906 0.906 0.850 106.17
0.8592 0.921 0.906 0.865 105.77
0.8600 0.941 0.906 0.890 105.35
0.8692 0.961 0.910 0.890 106.15
0.8692 1.015 0.910 0.840 104.76
0.8708 1.020 0.910 0.840 106.29
0.8708 1.033 0.912 0.805 105.33
#N/A N.A.
#N/A N.A.
105.19
海外金利
その他
ユーロ
金 利
・スポッ
円 ス
ユーロ・
スワップ
ト
ポット
TIBOR 金利先物
無担保 TIBOR
債先
新発10
ドル・
LIBOR円
レート
日経平均
ユーロ円 (利回り) レート
コール ユーロ円
年国債 10年物
レート (225種)
3ヵ月
5年物
スポット
6ヵ月 中心限月 東京
翌日物
3ヵ月
利回 中心限月
東京
(円−円)
レート
17:00
17:00
仲値
1.491
1.493
1.492
1.483
1.469
1.469
1.478
1.475
1.490
1.479
1.475
1.465
1.473
1.471
1.467
1.462
1.452
1.450
1.433
1.427
1.413
1.413
1.400
1.400
1.422
1.424
1.413
1.433
1.435
1.447
1.477
1.465
1.462
1.461
1.461
1.443
1.409
1.401
1.382
1.380
現在
165.13
163.84
162.47
163.33
162.57
162.62
161.36
162.55
161.11
162.18
162.13
161.49
160.51
160.78
160.38
157.83
157.06
157.06
157.52
152.08
155.68
152.25
151.80
149.38
151.31
休場
147.72
149.70
151.00
152.40
154.62
休場
155.78
155.56
153.55
152.35
150.49
150.17
146.21
145.17
13,430.91
13,303.60
13,023.05
12,956.80
13,019.41
13,165.45
12,865.05
12,851.69
12,752.21
12,666.04
12,878.66
12,778.71
12,752.96
12,768.25
13,072.87
12,834.18
12,609.47
12,689.59
12,557.66
12,212.23
12,624.46
12,400.65
12,346.63
12,102.50
12,214.76
休場
11,609.72
11,749.79
11,489.30
11,920.86
12,090.59
休場
12,115.03
12,006.53
11,893.16
11,743.61
11,259.86
11,368.26
11,154.76
#N/A N.A.
TOPIX
終値
1,280.00
1,271.42
1,246.48
1,238.93
1,247.31
1,263.75
1,235.54
1,233.37
1,224.53
1,216.42
1,239.25
1,229.35
1,223.69
1,219.53
1,254.71
1,230.64
1,212.37
1,220.55
1,201.65
1,170.84
1,216.41
1,191.59
1,192.38
1,162.72
1,177.20
休場
1,117.57
1,121.43
1,097.68
1,149.12
1,168.69
休場
1,167.97
1,153.95
1,147.89
1,127.87
1,087.41
1,101.13
1,076.97
1,051.88
NYダウ
工業株
30種平均
ナスダック
総合
11,782.35
11,642.47
11,532.96
11,615.93
11,659.90
11,479.39
11,348.55
11,417.43
11,430.21
11,628.06
11,386.25
11,412.87
11,502.51
11,715.18
11,543.55
休場
11,516.92
11,532.88
11,188.23
11,220.96
11,510.74
11,230.73
11,268.92
11,433.71
11,421.99
10,917.51
11,059.02
10,609.66
11,019.69
11,388.44
11,015.69
10,854.17
10,825.17
11,022.06
11,143.13
10,365.45
10,850.66
10,831.07
10,482.85
2,439.95
2,430.61
2,428.62
2,453.67
2,452.52
2,416.98
2,384.36
2,389.08
2,380.38
2,414.71
2,365.59
2,361.97
2,382.46
2,411.64
2,367.52
休場
2,349.24
2,333.73
2,259.04
2,255.88
2,269.76
2,209.81
2,228.70
2,258.22
2,261.27
2,179.91
2,207.90
2,098.85
2,199.10
2,273.90
2,178.98
2,153.33
2,155.68
2,186.57
2,183.34
1,983.73
2,091.88
2,069.40
1,976.72
米国
独国
財務省 LIBOR
10年物
証券
ドル
国債利
10年物 3ヵ月
回
国債利回
3.990
3.895
3.931
3.886
3.835
3.810
3.829
3.801
3.829
3.870
3.784
3.774
3.763
3.778
3.812
3.812
3.733
3.699
3.623
3.699
3.674
3.567
3.630
3.643
3.719
3.387
3.436
3.414
3.544
3.811
3.835
3.799
3.810
3.854
3.852
3.578
3.823
3.738
3.628
2.80
2.80
2.80
2.81
2.81
2.81
2.81
2.81
2.81
2.81
休場
2.81
2.81
2.81
2.81
2.81
2.81
2.81
2.82
2.81
2.82
2.82
2.82
2.82
2.82
2.82
2.88
3.06
3.20
3.21
3.20
3.21
3.48
3.77
3.76
3.88
4.05
4.15
4.21
NY
金先物
・期近
4.273 821.50
4.230 808.20
4.206 825.00
4.203 808.20
4.165 786.00
4.143 799.70
4.165 811.10
4.123 810.30
4.175 833.00
4.219 827.40
4.121 819.80
4.114 822.20
4.174 828.10
4.179 833.30
4.176 831.20
4.126 休場
4.141 806.60
4.140 804.30
4.070 799.30
4.001 798.80
4.064 798.50
4.043 788.10
4.066 758.90
4.081 742.10
4.185 761.00
4.051 783.80
3.996 777.10
4.016 847.10
4.036 893.20
4.208 861.00
4.257 904.30
4.241 885.90
4.164 889.40
4.230 878.00
4.164 882.90
3.972 888.20
4.015 874.20
3.995 880.70
3.931 839.00
831.60
WTI
期近
OPEC
バス
ケット
価格
114.45 111.27
113.01 109.08
116.00 109.56
115.01 110.88
113.77 107.88
112.87 108.68
114.53 108.26
114.98 109.77
121.18 114.07
114.59 114.63
115.11 110.61
116.27 110.51
118.15 111.79
115.59 111.85
115.46 111.23
休場
110.02
109.71 103.40
109.35 103.69
107.89 103.64
106.23 101.21
106.34 101.08
103.26 98.49
102.58 96.80
100.87 95.29
101.18 95.21
95.71 91.26
91.15 86.27
97.16 87.25
97.88 89.38
104.55 91.83
120.92 97.95
106.61 99.00
105.73 98.88
108.02 97.68
106.89 97.90
96.37 94.09
100.64 90.32
98.53 89.99
93.97 N.A.
#N/A NN.A.
(Bloomberg データから作成) 最終日は午前12:00現在。
農林中金総合研究所
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