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今週米国株を取り巻くブル・ベア材料
6月2日
森 崇
(ブル材料)
1.5 月消費者信頼感指数は 102.2(前月は 97.5)と、予想(96.1)を大幅に上回
った。同指数は 4 カ月ぶりの上昇。
(その他主要指数内訳)
○半年後の景況感を示す指数…92.5(前月は 86.7)
○現況指数…116.7(前月は 113.8)
2.半導体製造装置メーカーのノベラス・システムズが 31 日寄り前業績見通しを
発表。第2四半期(4―6月)の1株利益予想を最大 22 セントに上方修正し
た(従来予想は最大 20 セントだった)。家電製品向けが好調だと言う。
4―6月期受注は3億 200 万―3億 1000 万ドルになると言う(4月時点での
予想は3億 1000 万ドル)。デジカメや音楽プレーヤー MP3 用のフラッ
シュメモリーの製造装置受注が好調な他、日本からの受注も予想を上回って
いると言う。予想平均は1株当たり利益で 19 セントだった。ただし、4―6
月期の売上高は、従来予想通り3億 2500 万―3億 3000 万ドルとした。
3.アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は、1つのパッケージの上に
2つのプロセッサーコアを集積したデュアルコア・プロセッサーの販売を開
始した。ヒューレット・パッカードや台湾のエイサーなどのパソコンメーカ
ーがこれを搭載した製品を生産している。
4.パイパー・ジェフリーがインターネット・セキュリティー大手シマンテックの
投資判断を マーケットパフォーム から アウトパフォーム に引き上げ
るとともに、目標価格も 27 ドルから 30 ドルに引き上げた。
市場は、マイクロソフトによる脅威を過大評価し、ベリタス買収効果を過小
評価している。企業の IT 専門家 20 人から聴取したところでは、90% が、イ
ンターネット・セキュリティーに関して、今後非マイクロソフト製品を使用
すると言う。また、95% が、シマンテック/ベリタスの合併に中立ないしは
ポジティブな意見を持っていることが判明したと言う。
5.パイパー・ジェフリーがグーグルの目標価格を引き上げた。275 ドルから 300
ドルへ。
グーグルは 2006 年末までに強い競争力を有したマルチ・アプリケーション企
業になるだろう。具体的には、地図、ローカル・サーチ、デスクトップ・サ
ーチ、ニュース、E メール、ホームページ等を包含した幅広いサービスを提
供できるようになる。これらどの分野でも、グーグルが独自に開発した技術
に支えられており、同業他社との競争力でも勝っている。グーグルがサーチ
エンジンで打ち立てたような強いブランド力を、他方面に行使してゆくこと
になるとしている。
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6.インテル株に強気レポートが出た。
①プルデンシャル・エクイティー・グループが強気コメント。ロンドンでのテ
クノロジー・カンファレンスにおいて、インテルのEMEA(欧州・中
東・アフリカ)市場を率いるブライアン・ハリソン氏が基調演説を行った。
製造過程における稼働率はピークに近づいており、台湾のファウンダリー
やデルからの需要増が見込める為、粗利益の向上が見込めるという。
②フリードマン・ビリング・ラムジーが強気コメント。
ノートブックへの需要が予想以上に堅調な事から、同社の業績見通しを引
き上げる。同時に、価格目標を従来の 26 ドルから 30 ドルへ引き上げ、投
資判断は マーケット・パーフォーム で据え置く。
7.ドイチェ・バンクが半導体製造装置メーカー株に強気コメント。台湾セミコン
ダクター(TSMC)の生産能力拡大を背景に、半導体製造装置メーカーに
よる売上げ増が見込めると言う。TSMCからの受注環境が実際に改善され
た場合、以下の銘柄が直接的、間接的な恩恵を受けると言う。AMAT、N
VLS、LRCX、KLAC、MTSN、RTEC。
8.米ディスカウント・ブローカー4位のアメリトレード・ホールディングは、
カナダのトロント・ドミニオン銀行の証券部門、TDウォーターハウスを買
収する方向で、交渉が大詰めを迎えていると言う。英紙フィナンシャル・タ
イムズが 31 日、ウェブサイトで報じた。買収規模は約 20 億-30 億ドルだと
言う。
9.米電力会社カルパインは、英インターナショナル・パワーと三井物産との提
携調整に基づき、英ソルトエンド発電所を約9億 600 万ドルで売却すること
に合意したと発表した。
10.LSIロジックに好材料。メリルリンチが同社株の投資判断を引き上げた。
中立 から 買い に引き上げた。今後1年以内にデータ・ストレージ事
業などの事業を売却し、リストラを実施する可能性があると指摘。
11.ノースウエスト航空株に好材料。メリルリンチが、ノースウエスト航空が経
営破たんする可能性は低いと述べ、株価下落は行き過ぎだと指摘するととも
に、投資判断を 中立 から 買い に引き上げた。
12.電話機器メーカー、ノーテル・ネットワークスは1日、第2四半期(4―6
月)の売上高が前年同期比で最大6%増えるとの見通しを示した。また、同
社は、四半期決算を予定通りに発表する方針を示した。これは 2004 年 3 月以
来初めて。4―6月期の売上高ガイダンスは 26 億 9000 万―27 億 5000 万ドル
となる。予想は 26 億ドルだった。また、1株当たり利益予想は2セントだっ
たが、ノーテル側は、利益予想は示さなかった。
13.クレディ・スイス・ファーストボストンが、グーグルの価格目標を 275 ドルか
ら 350 ドルに引き上げた。投資判断は アウトパーフォーム で据え置き。
CSFB のモデルによると、向こう 5 年間での同社投資キャッシュフロー回収
率は約 24%が導出されている。しかし、同社の成長性を考えると、この数字
は控えめ過ぎると言う。
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14.ジェフリーズが、インテルの価格目標を 30 ドルに引き上げた。投資判断は
買い で据え置き。以下で要旨。
台湾のマザーボードメーカーへの聞き取り調査から、同社の今四半期業績は
予想以上のものになりそうなことが判明した。売上高予想は、従来ガイダン
ス 86 億ドル∼92 億ドルの上限近くになりそうだ。2005 年通期ベースでは、
これから季節的な堅調さも勘案すると、2 桁増収も可能であろう。また、
2006 年通期での増収率は 10.7%を予想している。従って、同社の 2006 年通
期 1 株当たり利益予想を、従来の 1 ドル 53 セントから 1 ドル 56 セントに引
き上げる(コンセンサス予想は 1 ドル 49 セント)。
15.世界半導体統計(WSTS、世界半導体メーカー約 70 社が加盟)は 31 日、
2005 年春季の市場予測(出荷ベース)を発表。
(要旨)
○2005 年は前年比 6.3%増の 2265 億 3400 万ドルと、04 年 11 月時点で公表し
ていた予測値(同 1.2%増)から上方修正した。
○2005 年の市場規模は、ピークだった 04 年を超えて過去最大となる見通し。
北米、欧州、日本の主要3市場は、前年並みか微減だが、中国、韓国、台
湾などアジアの国・地域の市場が拡大。
○2004 年 10−12 月期に比べ数%程度のマイナスが見込まれていた 05 年1−
3月期の出荷が、実際にはフラット(横ばい)で着地した為、上方修正に
なった。この堅調の背景は、アジア地域を中心に、パソコンや携帯電話の
需要が底堅く推移したから。
○昨年 10−12 月期にメーカーの生産・在庫調整が進捗したことの影響が大き
い。
○2006 年は 5.2%と伸び率が鈍化し、07 年は 08 年の北京オリンピックなど
に向けた需要拡大を見込んで成長率は 10.5%になろう。
(製品別動向)
○メモリー…前年比 0.4%減となる見込み(04 年は 45%増)
○ロジック IC(集積回路)…同 17.8%増となる見込み(04 年は 33.4%増)
○フラッシュメモリー(デジタルカメラ、携帯電話、携帯音楽プレーヤー
用)…同 5.9%伸びる見通し。
○NAND型大容量フラッシュメモリー(携帯デジタル音楽プレーヤー用)
…同 32%伸びると予測している。
16.1日の米社債流通市場で、ゼネラル・モーターズ債は過去2日の上昇分を維
持。同社はこの日、5月の北米自動車販売台数の減少を発表しているが、し
っかりだった。リーマン・ブラザーズ・ホールディングスはこの日から、同
社債を投資適格級の指数から除外した。
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17.ダラス連銀のフィッシャー総裁は1日、米経済専門局CNBCとのインタビ
ューで、以下の通り発言。
(要旨)
○利上げサイクルは明らかに、試合の終盤8回に差し掛かっており、6月末に
は9回の攻守最終回を迎えるところだ。まだ若干の追加利上げの余地がある
が、その後はインフレの状況を見極めることになるだろう。中立水準までに
は道のりがあり、そこに近づきつつある状況だ。ただし、次回のFOMC会
合後の景気とインフレ状況によって、試合は延長戦に入るかもしれない。
○10 年債利回りについては、さほど謎ではなくなった。
○見栄えのいいもの、感触のいいもの、味のいいもの、こうしたものを消費し
たいと考えるのはアメリカ人の性癖であり、それゆえ貿易赤字が増大してき
たが、世界に貢献してもいるのだ。
○エコノミストらはこの発言は同総裁の暴投にすぎず、FRB の見解ではないと
の見方を示している。
○グラムリー元 FRB 理事は、FOMCが試合の8回に入っているのかどうかは
誰にも分からない。フィッシャー総裁は就任から日が浅く、言葉を選ぶこと
の重要さをまだ十分に認識していないのかもしれないと発言。
○FRBの報道官ミッシェル・スミス氏は、フィッシャー総裁の発言はFOM
Cとしての見解ではないと述べた。
18.5月 28 日に終わった1週間の新規失業保険申請件数は、前週比2万 5000
件増加して 35 万件だった。予想は 32 万 5000 件だった。
労働省報道官は、増加の一部は自動車産業のレイオフ(一時帰休扱い)が原
因だとコメントしている。4週間移動平均は 33 万 4500 件と、前週の 33 万
1000 件から増加した。
19.格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、携帯電話機メ
ーカー2位のモトローラの信用格付けを引き上げた。売上高と利益が予想を
上回って伸び、キャッシュフローが増加していると言う。モトローラの長期
債務格付けは Baa2 と、従来の Baa3 から引き上げられた。短
期債務格付けも引き上げられた。不採算の半導体部門をスピンオフしたこと
で、業績は好転している。
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20.米小売り各社が発表した5月の既存店売上高は総じて予想を上回る伸びを示
した。国際ショッピングセンター評議会(ICSC)によると、5月の既存店売
上高は前年同期比最大で 3.5%の増加が見込まれている。
(好調組)
○ニーマン・マーカスの5月既存店売上高…前年同期比 10%増加
○ノードストロム…同 7.4%増加
○コストコ・ホールセール…同5%増加
○ターゲット…同 5.1%増加
○JCペニー…同 3.5%増加
○タルボット…同 4.1%増加
○アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ…同 17%増加
(不振組)
○アンテイラー…同 7.1%減少
○リミテッド・ブランズ…同1%減少
○エアロポステイル…同 4.9%減少
○サックス…同 1.2%減少
○ウォルマート・ストアーズ…同 2.5%増加(6月の既存店売上高が2―4%
増えるとの見通しを示した)
21.通信ネットワーク機器のシエナが2日寄り前業績発表。第2四半期(2−4
月)の売上高は1億 380 万ドルと、前年同期の 7470 万ドルを上回った。一部
コストを除いた1株当たり損失は5セントと、予想と同水準だった。予想売
上高は 1 億 18 万ドルだった。シエナは第3四半期(5−7月)の売上高を1
億 900 万ドルと見込んでいる。アナリスト 23 人の予想平均値では、5−7月
期の1株損失が5セント、売上高は1億 220 万ドルと見込まれている。
22.求人サイト最大手のモンスター・ワールドワイドが、イエロー・ページ部門を
8,000 万ドルで、Audax Group に売却し、求人サイト事業に特化すると言う。
23.ウェルス・ファーゴ証券が半導体製造装置メーカーの KLA テンコア株に対し
て、 買い でカバレッジを開始。12 ヶ月の目標株価を 55 ドルに設定。受
注が増加中で、現行株価が買いのチャンスであると言う。
24.電子認証サービス大手のベリサインに好材料。CSFB が強気のレポートを出
した。5 月だけで 140 万ものドメイン名ができた。本業の認証事業で、4−6
月期は対前四半期比 250 万ドルの増収になっている可能性があると言う。
アウトパフォーム の投資判断を継続するとともに、37 ドルの目標価格を
設定した。
25.インテルに好材料。インテルのプロセッサーを搭載した携帯電話が来週から
ヨーロッパで発売される。5 年にわたる携帯電話市場参入計画が漸く実を結
ぶ。
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26.民間航空機 2 位のボーイングが買われた。コスト削減策の一環として、中国
の部品供給会社 4 社と契約を結んだと言う。
27.米格付け会社、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日発表した最
新リポートで、米国は「債務危機」に直面していないと指摘した。米国の政
府債務が『Aaa』の格付けで裏づけられる範囲内に十分収まっている」と
指摘、「向こう約 10 年間のうちに、社会保障制度の年金プログラム分野でコ
スト削減に向けた政策が取られない場合に限って、米国の格付けに引き下げ
圧力がかかるだろう」と話した。
以下、同社のバイス・プレジデント、スティーブン・ヘス氏のコメント。
○米政府が現時点で債務問題を抱えていると示唆することは誤解を招く。向
こう数年間のうちに、国債発行残高は今後も増加するだろうが、一方で、
米財政赤字を上回るペースで景気が拡大するとの見込みから、国内総生産
(GDP)に対する債務比率は 40%付近にとどまる。ただし、米政府が社
会保障制度の強化を怠れば、現在の格付けが脅かされる可能性もあるとし
た。
28.米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは2日、米メディア・娯楽大
手ウォルト・ディズニーの長期債務格付けを「A−」と、従来の「BBB
+」から1段階引き上げた。テーマパーク部門の業績改善や映画制作部門の
堅調な業績、ABC放送部門の収益黒字転換見通しなどを受けた同社の債務
削減を反映した。
(ベア材料)
1.シカゴ購買部協会が発表した5月のシカゴ地区の米製造業景気指数は 54.1
(前月は 65.6)と、予想(61.4)を大幅に下回った。この数字は、2003 年6
月(53.1)以来の低水準になった。
(主要コンポーネント内訳)
○雇用指数…54.7(前月は 62.3)
○仕入れ価格指数…54.3(同 66.1)
○新規受注…57.9(同 71.0)
○生産指数…56.0(同 68.9)
○受注残指数…44.4(同 52.4)
○在庫指数…51.2(同 53.6)
2.米アニメ映画制作会社、ドリームワークスは、最新作 マダガスカル の封
切り後最初の週末の興行収入が、少なくともアナリスト2人の予想を下回っ
た。
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3.米供給管理協会(ISM)が1日に発表した 5 月の製造業景気指数 51.4(前月
は 53.3)と、予想(52.1)を下回った。これは、2003 年6月(50.4)以来の
低水準。
(主要コンポーネント内訳)
○新規受注…51.7(前月は 53.7)→2003 年4月以来の低水準。
○生産指数…54.9(同 56.7)
○仕入れ価格指数…58.0(同 71)→2003 年9月以来の低水準。
○雇用指数…48.8(同 52.3)→2003 年 10 月以来の低水準。
○在庫指数…47.8(同 47.9)
○入荷遅延指数…50.5(同 51.5)
○顧客在庫指数…47.5(同 41.5)
○受注残指数…51.0(同 53)
○輸出指数…54.9(同 57.2)
○輸入指数…53.9(同 56.7)
4.自動車2位のフォードが発表した5月の米国自動車販売台数は前年同月比
11%減の 28 万 3994 台にとどまった。これで5カ月連続減。ダイムラークラ
イスラーの米国販売台数は同 2.5%減少した。GM も同 10%以上減少。GM も
フォードもこれを受け、北米の生産を縮小する方針を打ち出した。
5.全米抵当貸付銀行協会(MBA)が発表した5月 27 日までの1週間の住宅ロ
ーン申請指数は前週比で 2.8%低下し 709.1 となった。
(その他主要指数)
○購入指数…前週比 4.1%低下して 462.7
○借り換え指数…同 1.2%低下して 2142.1
6.自動車部品最大手のデルファイに悪材料。J.P.モルガンがデルファイ株の投資
判断を 中立 から アンダーウェイト に引き下げた。元親会社のゼネラ
ル・モーターズがデルファイを救済するとの観測には根拠がないと言う。
7.欧州連合(EU)の新基本条約・EU憲法批准の是非をめぐって1日に行わ
れたオランダの国民投票は、大差で否決されることが確実になった。
8.第1四半期(1―3 月)の非農業部門の労働生産性指数(確報値)は、前期
比年率 2.9%上昇(前期は 2.3%上昇)し、予想(3%上昇)を下回った。一方、
第1四半期の単位労働コストは、前期比 3.3%上昇(前期は同 7.7%上昇)と、
予想(2.2%上昇)を上回った。単位労働コストは前年同期比で 4.3%上昇
(前期3%上昇)し、2000 年第3四半期以来で最大の伸び率だった。
労働者の時間当たり給与は前期比 6.3%上昇(前期 10.2%)だった。同項目は
前年同期比で7%上昇(前期 5.9%上昇)。また、価格指数は前期比 2.8%上
昇し、前期の同 2.5%から伸びが加速した。同項目は前年同期で 2.5%の上昇
だった。
(エコノミストの評価)
労働コストの上昇を背景に利上げが継続されるだろう。
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9.4月の米製造業受注額は前月比 0.9%増(前月は 0.7%増)と予想(1.1%増
加)を上回った。一方、4月の輸送用機器を除く受注額は前月比 0.2%減少し、
3 月の 1.7%増加からマイナスに転じた。
(内訳)
○耐久財受注…1.9%増(前月 1.5%減少)
○商業用航空機…27%増
○自動車…4.5%増
○コンピューター…27%増
○国防…14.5%減少(前月 8.3%増)
10.サーバー大手のサン・マイクロシステムズは、ストレージメーカーのストレ
ージ・テクノロジー(STK)を 41 億ドルで買収することで合意した。買収で
商品ラインナップの強化を進める。ストレージ・テクの株主は持ち株1株当
たり現金 37 ドルを受け取る。これは前日のストレージ株引け値に対し 18%
の上乗せに相当する。
11.オンライン競売最大手のeベイは、商品価格情報サイトを運営するショッピ
ング・ドット・コムを現金約6億 2000 万ドルで買収することで合意したと発
表した。個人や企業を対象にしたサービスの拡充が狙い。買収価格は1株当
たり 21 ドルと、ショッピングの1日引け値を 20%上回る水準。
12.バイオテクノロジー大手のバイオジェン・アイデックとアイルランドの製薬
大手エランが急落。両社が共同開発した多発性硬化症(MS)治療薬 タイ
サブリ の服用者で、4件目の神経失調の副作用例が明らかになったと報じ
られた。
=以上=
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