Gunma Prefectual Federation of Societies of Commerce and

Gunma Prefectual Federation of Societies of Commerce and Industry
平成16年 第375号
〈題字は近藤県連会長〉
URL ◆ http://www.gcis.or.jp
e-mail ◆ [email protected]
発行所 ◆ 群馬県商工会連合会 前橋市関根町三丁目8番地の1 Tel.027-231-9779(代)
発行者 ◆ 近藤 英一郎
【鬼 石 町】
桜山公園のご来光
▲冬桜とともに見るご来光
▲冬桜とともに見るご来光
▲冬桜とともに見るご来光
▲冬桜とともに見るご来光
▲冬桜とともに見るご来光
▲冬桜とともに見るご来光
桜山公園は標高591メートルあり、10月下旬から
1月上旬にかけて7,000本もの冬桜が紅葉とともに
いっせいに可憐な花をつけ、春にもう一度賑やかに
咲きます。
昭和12年4月、文部省から名勝及び天然記念物
「三波川サクラ」と指定され、冬桜といわれるように
なりました。花は白、あるいは薄紅色で春の桜と違
い開花期間が長く、上毛カルタにも「三波石ととも
に名高い冬桜」として親しまれています。
桜山には冬桜のほかにも椿、ツツジ、アジサイ、
サルスベリなどが四季折々に咲き競い、一年を通じ
て人々の目を楽しませてくれます。
また、県立の日本庭園や芝生広場、遊歩道等の施
設も整備され、散策などくつろいだひとときを過ご
せます。
■場 所
桜山公園(多野郡鬼石町三波川)
■問合せ先
鬼 石 町 商 工 会 TEL0274-52-2062
鬼石町役場産業観光課 TEL0274-52-3111
●桜山公園のご来光(鬼石町) ……………………1
●佐波地区三商工会合併協議会が発足 ……………4
●近藤会長新年挨拶 …………………………………2
●商工会実態調査について …………………………5
●群馬県知事新年挨拶 ………………………………2
●シリーズ⑧ 「社内システム構築のポイントについて」 ……6
●群馬県議会議長新年挨拶 …………………………3
●ひまわりコール ……………………………………7
●全国商工会連合会長新年挨拶 ……………………3
●企業未来 ……………………………………………7
●中小企業危機突破大会2003 ……………………4
●福祉共済について …………………………………8
2
ぐんま商工連
新年のご挨拶
胆なデフレ克服策を実施し、1日も早い景気回復
を心から期待し待ち望んでいる次第であります。
全国商工会連合会顧問
合併特例法で定める市町村合併の促進期限が一
年余りと迫るなか行政合併と連動した商工会合併
群馬県商工会連合会会長
近 藤 英一郎
論議も活発化すると思われます。
加えて、国と地方を通じた税財政の「三位一体
新しい年を迎え、心新たに年頭のご挨拶を申し
改革」では、国から地方への税源委譲の内容が先
送りされるなかで、国から地方への補助金の廃
上げます。
昨年は大きな時代のうねりの中にあって国際的
止・削減や地方交付税の削減などが先行し、補助
金の占める割合の高い商工会などの財政的な影響
にも国内社会にも正に激動の1年でありました。
特に、昨年暮れには、本県にも取引先が多い足利
は図りしれないものがあります。
これまでの様な、きめ細かな会員への支援体制
銀行の経営破綻のニュースが飛び込み、中小企業
者の融資の貸し剥しが懸念されるなど企業経営者
を継続するには、商工会の抜本的な組織改革が必
要であり、商工会合併等を視野に入れた機動的な
にとって総じて厳しい1年でありました。
こうしたなか、昨年11月には、県下中小企業
組織づくりや大幅な事業見直しなど求められるこ
とになります。会員が求める事業の展開や組織基
4団体の共催によります中小危機突破群馬県大会
2003を開催し、デフレからの早期脱却と地域経
盤の強化など時代の要請を見極め、総意工夫をこ
らしながら行動する商工会づくりに邁進していき
済の再生を呼び掛け、中小企業者の声を伝えるべ
く関係方面へ陳情・要望してまいりました。
たいと考えております。
今年は申(さる)年、昨年までの逆風はきっぱ
地方経済が良くならなければ国全体も良くなり
ません。同様に、大多数を占める中小企業の活力
りと立ち去ってもらい、心機一転、この1年が幸
多い実り豊な年でありますよう重ねて祈念申し上
再生がなければ経済の活性化はあり得ません。大
げ、新年の挨拶といたします。
新年のあいさつ
この力がさらに大きくなっていけるような、よ
り輝いていくような群馬県をつくっていかなけれ
ばならない、そう思っております。
今年は10月16日から19日まで、高齢者を対象
群馬県知事
とした「ねんりんピックぐんま(第17回全国健康
福祉祭群馬大会)」が群馬県で開催されます。「ぐ
新年明けましておめでとうございます。
んま発の応援歌」をテーマに、さまざまな競技や
イベントが県内各地で繰り広げられます。全国か
昨年は、県内を隅々まで見て回り、たくさんの
県民の皆さんの声を聞くことができました。そこ
ら訪れる大勢の選手や関係者の皆さんを、温かく
お迎えし、たくさんの県民の皆さんに参画をいた
であらためて感じたのは、県民の皆さん「一人ひ
とりの力」であります。産業を盛り立てていこう
だきながら、若者も高齢者もみんなが元気になれ
る、そんな大会にしていきたいと思っております。
とする力、地域の文化を大切にしようとする力、
弱い人を手助けしようとする力…。これまで行政
200万県民が明るく健康でご活躍されるととも
に、元気で躍動的な年になりますよう心からお祈
の担っていた分野にも、多くの人が積極的に参画
してくださっていました。
り申し上げます。
平成16年1月号〈375号〉
平成16年1月1日
ぐんま商工連
「 笑顔 」 の薦め
群馬県議会議長
矢 口 昇
新年あけましておめでとうございます。
平成16年の輝かしい新春を迎えられました群
馬県商工会連合会の皆様に、県議会を代表して、
謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
さて、私たちの社会は、人と人とのコミュニケ
ーションによって成り立っております。そして、
円滑なコミュニケーションを図るために、笑顔は
欠かせません。
昔から「笑う門には福来たる」というように、
笑顔は、私たち自身に健康をもたらすとともに、
周りの人を和ませ、楽しい気持ちにさせてくれる
など、すべての人に幸せを呼び込む力を持ってお
ります。
実際に、「笑う」という行為は、医学的にも注
目を浴びており、免疫力のアップや脳をリラック
スさせ活性化させる効果など、私たちの健康に非
年頭にあたって
全国商工会連合会会長
清 家 孝
新年明けましておめでとうございます。平成
16年の新春を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申
し上げます。
昨年の我が国経済は、後半に株価回復等一部に
明るい兆しが垣間見える動きもありましたが、全
体としては依然として厳しい状況を脱しておら
ず、景気回復への確かな足取りを実感するまでに
は至りませんでした。
一方、国際的にはイラク戦争やその後のテロ事
件の続発、また北朝鮮の核開発の問題等、わが国
にも影響を及ぼしかねない治安、安全に関する問
題が未解決のままに横たわっています。また国内
では相次ぐ台風や地震による自然災害が各地で猛
威をふるい、公共施設や農作物に深刻な打撃を与
えました。特に被災地の中小企業においては、事
業活動の存続をも危ぶまれるほどの深刻な事態に
見舞われるなど、極めて厳しい状況が今でも続い
ていると承っております。
こうした中、全国連では昨年11月26日に第43
回商工会全国大会を開催し、「一刻も早くデフレ
を克服し、早期に景気回復を実現する」「中小企
3
常によいとされております。
昨年の後半には、低迷を続ける景気に、明るさ
を感じられる報道が見られるようになりました
が、まだ予断を許さない状況であります。こうし
た社会情勢の中で、私たちは、社会や家庭、学校
において、少なからずストレスを受けて生活して
おり、毎日、笑顔で生活することは難しいことか
もしれません。
しかし、私は、常々、笑顔の中から新しいもの
や良い考えは生まれてくると考えております。現
在のような状況を打破するためにも、笑顔を忘れ
ず、困難なことに立ち向かっていくことが大切だ
と思っております。
県議会では、
県民誰もが夢や希望を持ち、
笑顔で
楽しく生活できる活気あふれる社会の実現のた
め、
今後とも、
全力で取り組んで参る所存であります。
どうか、皆様には、笑顔を絶やさず、何事にも
前向きな気持ちでご活躍を続けられますようご期
待申し上げます。
結びに、群馬県商工会連合会の今後益々のご発
展と、皆様方のご健勝、ご活躍を心からご祈念申
し上げまして、新年のご挨拶といたします。
平成16年1月1日
業の負担を増大させる制度改正には絶対反対する」
「地域の活性化により、地域経済を再生する」「商
工会の組織力・財政力を強化し、中小企業の支援
機能を高める」の四項目を満場一致で決議したと
ころでありますが、これら決議項目の早期実現を
図るべく、関係各方面に対し強力な陳情活動を今
後とも継続的に展開していく所存であります。
波及効果の大きな分野での需要喚起策、産業再
生、更には創業促進対策等を一刻も早く実行に移
すとともに、必要であれば追加措置を大胆に講じ
ていただくことが何にも増して重要であります。
日本経済の先行きは未だ安心できる状況にある
とはいえません。引き続き商工会組織一丸となっ
た諸活動を展開し景気回復を確固たるものにして
いく必要がありますが、我々商工会こそが、地域
経済活性化の推進役であるという自覚と責任をも
って、関係要路に対する働きかけを強化する必要
があると認識しております。
また商工会は広域連携・合併の推進や職員の一
層の資質向上など、組織強化に積極的に取り組み、
会員事業者の皆様に信頼される存在となるよう、
全役職員が一丸となって努力していかなければな
りません。引き続き皆様のご協力を賜りますよう
お願い申し上げます。
終わりに、全国会員の皆様並びに関係各位にと
りまして今年が明るい一年となりますよう、心よ
りご祈念申し上げます。
平成16年1月1日
平成16年1月号〈375号〉
4
ぐんま商工連
デフレからの早期脱却 ・ 地域経済再生を求めて
「 中小企業危機突破群馬県大会 2003」 開催
『長引く不況のもと、中小企業は経営努力の限
界を超えた苦境に立たされている。県内に生産拠
点を置くメーカーの県外や海外への移転が相次ぎ、
地方経済は疲弊している。このような危機的状況
を打破するためには、内需主導型の景気回復を最
優先に取り組むべきである。わが国経済の太宗を
占める中小企業がその活力を十分発揮することな
しには、わが国経済の再生はあり得ない。』
このような趣旨のもと、本県の中小企業4団体
(群馬県商工会議所連合会、群馬県商工会連合会、
群馬県中小企業団体中央会、群馬県商店街振興組
合連合会)は、11月19日、前橋市、群馬県公社
総合ビル1階ホールにおいて、中小企業危機突破
大会を開催しました。
参加者は300名。群馬県商店街振興組合連合
会・糸井会長より開会宣言、県商工会議所連合
会・金子会長、群馬県商工会連合会・近藤会長よ
り主催者挨拶が述べられた後、会議の項目につい
て県商工会連合会・大竹副会長ほか、各団体を代
表する役員より意見表明がなされ、大会決議が下
記の通り満場一致で採択されました。
(大会決議)
・デフレからの早期脱却に向けた経済運営の実施
・抜本的な企業承継税制の確立
・中小企業関係税制の更なる拡充
・金融セーフティーネットの整備・充実と中小企
業の再生支援
・地域の空洞化の克服
採択の後、寺澤県商工労働部長、小野里県議会
産業経済常任委員長ほか来賓の皆様より祝辞を賜
り、万歳三唱の後、群馬県商工会連合会・田口副
会長より閉会が宣言され終了しました。
本大会を主催した中小企業四団体では、この決
議を今後、国、県及び関係各方面に要望、陳情し
ていきます。
主催者挨拶(近藤会長)
万歳三唱(大会決議採択)
熱気あふれる会場
))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))
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))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))
佐波地区三商工会合併協議会が発足
伊勢崎市、赤堀町、境町、佐・東村は、平成17
年3月の合併をめざして現在法定協議会の場で審
議中です。この行政合併の動きに合わせて、赤堀
町商工会、境町商工会、佐・東村商工会では平成
15年7月に佐波地区商工会運営連絡協議会を開催
し、「佐波郡4商工会のうち、玉村町を除く3商工
会による合併をめざし、合併推進に向けた協議に
着手する」ことを決議し、9月に佐波地区商工会
合併研究会を設置し、商工会合併に係る諸問題に
ついて、研究や検討を進めてきました。
合併協議会設立総
会は、12月2日午後
1時30分より境町産
業振興会館に各商工
会から選出された協
議会委員、県、市町
村、関係機関担当者、
来賓等計60名が出席して盛大に開催されました。
森・赤堀町商工会長より開会宣言、田島・境町
商工会長より開会挨拶の後、田澤・東村商工会長
を議長に選出し、合併協議会規程、専門委員会規
程、今後の事業計画等の議事を審議し、原案どお
り可決されました。
合併協議会長に田島・境町商工会長、副会長に、
田澤・東村商工会長、森・赤堀町商工会長が選任
されました。
田島会長より合併協議会長就任にあたり、「3
商工会が合併すると会員数1,800を擁するたいへ
ん大きな商工会が誕生する。みんなが力をあわせ
て地域のコミュニティーづくりに参画していける
ような、地域に密着した商工会づくりをめざして
取り組んでいきたいので、皆様の御支援、御協力
をお願いしたい」との抱負が述べられました。
議事終了後、国会議員、県会議員、市町村長、
市町村議会議長、伊勢崎行政事務所長等多数の来
賓から祝辞と激励の言葉が述べられました。
最後に近藤県連会長から、「商工会は大企業中
心の商工会議所にくらべ、中小企業を多くかかえ
ている団体である。今回の3商工会の合併協議会
が円満に設立できてよかった。今後、田島会長を
中心にがんばって行ってほしい」との祝辞があり、
設立総会は盛況のうちに終了しました。
平成16年1月号〈375号〉
5
ぐんま商工連
平成 15 年度 商工会実態調査集計結果について
平成15年7月1日を調査時点として全国商工会
連合会が実施した商工会実態調査の群馬県部分の
集計がまとまりましたので、その内容について下
記のとおり、御報告します。
2.商工会の財政
平成14年度の本県62商工会の決算内容は下記の
とおりです。
【収入】
1.商工業者ならびに会員
49.9%が国、県補助金・県単補助金、16.6%
が市町村補助金に依存しています。一方、自己財
平成15年7月1日現在の群馬県の商工会地区の
商工業者数は38,395人、小規模事業者数は32,256
源とも言うべき会費収入は11.2%、手数料等収入
は13.0%で計23.2%です。
人、商工会員数は24,750人で、組織率(会員数/
商工業者数)は64.4%でした。
会費の額も年々増額していますが、平成14年度
の会員1人あたりの平均会費は13,946円です。
組織率は全国平均63.0%(平成14年度)を上
回っていますが、最近3ヵ年の推移をみると、や
【支出】
国県補助金による、経営改善普及事業費が全体
や低下しています。
(※1、2)
組織率を商工会別に見ますと、高い商工会は、
の67.8%を占めています。内訳をみますと、職員
設置費(人件費)が52.2%で、経営改善普及事業
高山村、中里村、鬼石町の順になります。
(※3)
会員数を見てみると多い商工会は、大泉町、安
費(事業費)が17.7%となっています。
(※6)
中市、笠掛町の順となり、少ない商工会は、中里
村、
(吾)東村、上野村の順となります。(※4)
3.商工会が直面する課題
商工会が直面している問題について、県内62商
会員の業種別構成では小売業が31.0%、建設業
21.3%、製造業19.8%、サービス業19.0%の順
工会にアンケート方式(複数回答可)で聞いたと
ころ、回答数の多いのは「商工会財源対策」、「商
となっています。
(※5)
工会合併問題」「会員加入促進対策」の順でした。
※1 商工業者数・会員数等の推移
38,748
40,000
32,699
35,000
※2 組織率の推移
38,641
30,000
38,395
32,623
25,883
32,256
25,299
25,000
平成13年度 平成14年度 平成15年度
24,750
20,000
15,000
商工業者等数
10,000
小規模事業者数
5,000
群馬県平均
66.8%
65.5%
64.5%
全国平均
63.5%
63.0%
─
※5 会員の業種別割合
商工会員数
0
平成13年度
平成14年度
平成15年度
その他
※3 組織率の高い商工会 組織率の低い商工会
※4 会員数の多い商工会 会員数の少ない商工会
順位 商工会名
順位 商工会名
組織率
順位 商工会名
組織率
会員数
順位 商工会名
高山村
91.1%
1
太田市毛里田
32.6%
1
大泉町
1,045
1
中里村
43
2
中里村
89.6%
2
千代田町
50.2%
2
安中市
969
2
吾妻郡東村
67
3
鬼石町
89.3%
3
安中市
51.7%
3
笠懸町
881
3
上野村
90
4
白沢村
88.5%
4
玉村町
53.9%
4
大間々町
845
4
黒保根村
95
5
吉岡町
87.4%
4
群馬町
53.9%
5
境町
844
5
小野上村
96
※6 商工会の収支決算(平成14年度・県内62商工会)
収入の部
9.3%
11.2%
地域総合
振興事業費
3,181,206
市町村補助金
16.6%
管理費
国・県補助金
(県単含)
千円
21.3%
会員数
24,750人
小売・飲食業
15.3%
卸売業 2.7%
11
11
支出合計
16
千円
16.7%
過疎化対策
高齢化対策
観光・イベント振興対策
下請企業振興対策
後継者対策
購買力流出対策
商店街活性化対策
会員加入促進対策
商工会合併問題
商工会財源対策
7
7
職員設置費
11.3% 3,181,206
経改事業
指導事業費
19.8%
31.0%
4
5
5.6% 経改事業指導
49.9%
製造業
※7 商工会が直面する対策(上位10項目:複数回答)
その他
13.0% 収入合計
会費
建設業
支出の部
その他
手数料収入
19.0%
1.2%
会員数
サービス業
会員数
1
5.0%
21
51.1%
29
52
0
20
平成16年1月号〈375号〉
40
60
6
ぐんま商工連
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
経営改善ちょっと一工夫!
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
2/3
シリーズ⑧「ビジネスチャンスを携帯で!」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
群馬県商工会連合会嘱託専門指導員 木部美春(中小企業診断士)
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
毎日のように「携帯」の文字が新聞紙上を賑わ
していますが皆様ご覧になっていますでしょう
であり、
営業の生産性や顧客満足度を向上させ、
売上アップを実現させるものとして捉えられて
か。さて今回は携帯電話ネット接続サービス(携
帯電話を使ったインターネット接続サービス)を
います。今までの営業を否定するものではなく、
ITの力を借りて、より営業をしやすい環境を構
利用したビジネスにどんなものがあるのか概観し
てみたいと思います。
1.携帯インターネットの利用用途
築することで営業マンを支援する仕組みです。
顧客との商談履歴管理や、自分のデスクに戻ら
ずに商品の在庫確認や見積書の作成ができ、自
携帯インターネットの利用用途は、電子メール、
ニュースや娯楽情報等の情報サービス、チケット
社に戻ったら営業日報が出来あがっているとい
うものもあります。
購入や銀行取引等の商取引、着信用の音楽や待ち
受け画面等のダウンロード、ゲームや懸賞等と非
常に多様化しています(下図参照)。
図表 携帯電話・PHSからのインターネットの利用用途(複数回答)
(%)
(出典)総務省「平成14年通信利用動向調査」
100
90 83.3
80
70
60
45.8
50
37.3 34.8
40
31.5
30
19.9 18.1
20
10.1 9.3
10
5.8 5.5 4.8 1.7 1.5 1.3 1.1 0.7 0.6 0.3
0
着
待
ニ
電
有
ネ 情 懸 動 メ オ 掲 オ ネ 政 就 株 ホ e
ュ ッ 報 賞 画 ー ン 示 ン ッ 府 職 ・ ー ラ
子 メ
料 受
ロ
け ー
メ 等 コ 画 ス ト 検 や の ル ラ 板 ラ ト ・ ・ 投 ム ー
ー 、 ン 面 ・ シ 索 ア ダ マ イ 、 イ オ 自 転 信 ペ ニ
ル 音 テ 等 天 ョ
ン ウ ガ ン チ ン ー 治 職
ー ン
楽 ン 、 気 ッ
ケ ン ジ ゲ ャ バ ク 体 関
ジ グ
の
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ツ
ピ
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ロ
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ム ト キ ョ 報
作
ウ 購 の 等 ン
ン 入 ダ の グ
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成
ロ
ウ 情
・
グ
入
ー
ン 報
視
手
ド
ロ 入
聴
・
ー 手
視
聴
ド
③拠点間コミュニケーションや監視の道具として
使う
携帯電話・デジカメ等で撮影した画像をイン
ターネット上で公開し、施主・現場監督・施工
業者・営業マンが現場の状況をタイムリーに確
認出きる現場支援システムなどがあります。
④特定業務システムを開発して使う
運輸・流通業向けとして、GPS衛星と携帯
電話を利用して収集した位置情報をインターネ
ット経由で閲覧できるサービスで、車両運行管
理や貨物追跡システムなどがあります。
3.新聞紙上を賑わす「携帯」の記事
①企業の部門単位や飲食店、保険の個人代理店な
どに、電子メールを使った販売促進システムを
月額1万円で提供する。
2.携帯電話の業務への活用
現在この観点で市場を見ると、大きく4つに分
類されます。
②日本企業の営業ノウハウ導入を望む中国企業な
どに、外出先から営業報告などを簡単に入力で
①グループウェアを携帯電話で使う
グループウェアとは、情報を共有する仕組み
きるSFAソフトの中国語版を、利用者一人当
たり30,000円∼36,000円で提供する。
を提供して組織における共同作業を助けるため
のソフトウェアの総称です。電子メール、電子
③iモード利用者に、プロゴルファーのスイング
を学べる動画サービスを、
月額300円で提供する
会議室、電子掲示板、スケジューラや文書共有
などの機能を組合わせグループ内の業務の効率
など枚挙に暇がありません。またこれらは大企
業が開発したものでもありません。ちょっとした
化を図ります。安価なものは、初期費用3万円、
10人が利用して月額1万円というシステム
すきま利用の発想、ターゲット顧客の変更、ある
ビジネスの副産物という感じもあり、こんなとこ
ろにヒントがあるように思えます。
解らない事やご質問等がございましたらご相談
(機能は別途確認要)もあります。
②営業支援ツールとして使う
営業支援はSFA(Sales Force Automation)
セールス・フォース・オートメーションとも言わ
は無料ですのでお気軽にお問合せ下さい。
お問合せ先 群馬県商工会連合会 指導部指導課 れます。「ITを利用した科学的営業」への変貌
平成16年1月号〈375号〉
TEL 027−231−9779
7
ぐんま商工連
ひまわりコール
ひまわりコール
LTSサポートセンター
0120-568-006
ビジネスプラン
※1
通話料無料 受付時間/9:00∼18:00(年中無休)
ホームページ http://www.ltsnet.jp
お申し込みはまだですか?
電話機や電話番号はそのまま。工事や設定も不要。
)
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固定電話から固定電話へ
県内24時間※2
固定電話から携帯電話へ
すべての携帯電話へ全国一律24時間
2分7.5円
1分20円
※1「同一県内の市外電話で60km超」「県外への通話100km超」の通話で他社と比較した場合です
※2「県外への通話、区分で「マイライン」または「マイラインプラス」に「0038」を登録していただいた場合の登録完了日翌月1日からの料金になります。
ひまわりコールの申込書は商工会連合会、商工会まで。今すぐお申込みください!
毎週土曜日
a.m.6:30∼6:45
program
program
※過去の放送内容や近日放送予定番組内容をご紹介しております。
ご興味ある方は是非番組をご覧下さい。また詳細や最新の番組表は
「中小企業事業団ホームページ」にてご覧になれますのであわせてご
活用下さい。http://www.jasmec.go.jp
1月17日
多品種少量生産を得意技に
∼大企業活用で伸びる照明器具メーカー∼
非効率とされる多品種少量生産を優れた生産管理シス
テムにより効率的に実施している会社が兵庫県にある。
照明器具製造業のミサキ電機株式会社(資本金6,750万
円、従業員数200名)は、「トヨタ」の生産ノウハウを活
用して、作業効率と安全性を徹底的に追求した。また、
自社と取引先をデジタル通信ネットワークで結ぶことで、
リードタイムの短縮化や在庫削減を実現。大手企業の持
つノウハウとITを利用して、成果をあげている中小企業
の事例を紹介する。
1月24日
身近なシーズで起業
∼地域に根ざしたハーブ商品開発∼
大分県のハーブ製品の製造販売業 (株)ファインド・ニ
ューズ(資本金3,000万円、従業員数11名)は現社長が
大学在学中に設立した会社。馴染みの薄い「食べるハー
ブ」に主眼をおいた商品開発を行っている。農家へのハ
ーブ栽培委託など地域の外部資源を有効活用しながら、
新しい発想で商品を次々と生み出し、着実に成長を遂げ
てきた同社の取り組みについて紹介する。
1月31日
IT導入は業務の徹底的な見直しから
∼電機メーカーの本音顧客対応システム∼
大阪府で電動送風機を製造する昭和電機株式会社(資
本金8,850万円、従業員数147名)は、多品種少量生産
を特徴とする業界有数のメーカー。商品種類の多さから、
顧客対応スピードに問題を抱えていた同社は、スピーデ
ィーかつ的確な情報提供という顧客満足度の向上を実現
するためにIT化に取り組んだ。自社の強みを生かし、更
に伸ばすためにITを導入した同社の経営改革を紹介する。
2月7日
優しさと厳しさで身延特産の竹炭を焼く
∼高齢者の生きがい企業組合
山梨県の身延竹炭企業組合
(出資金638万円、組合員数
40名)は、山村の地域活性化を図るために設立された企
業組合。手入れもされないまま放置された竹林の再生と、
高齢者の生き甲斐づくりという二つの課題を竹炭の生産
で一挙に解決へと導いた。多様な経歴をもつ高齢者の活
用と企業組合という組織のメリットを生かした運営をす
る同組合の高齢化社会に対応した取り組みを紹介する。
平成16年1月号〈375号〉
8
ぐんま商工連
商工会会員の新共済制度誕生! 平成16年1月より募集開始!
こんな時でも安心。
福祉共済があなたの暮らしをまもります。
掛金・共済金は、年齢・性別
・職種に関係なく一律!
充実した入院・通院補償!
作業中、機械に巻き込ま
れてケガをした。
車にひかれてケガを
した。
煮たった鍋をひっくり
返して、やけどをした。
手術にも手厚い補償!
国内外・24時間フルカバー!
高水準の入院補償と
死亡補償を両立!
犬にかまれケガをした
加入タイプ
加入年齢
掛 金
死 亡
共済金
共
後遺障害
済 共済金
金
額
ケ
ガ
に
よ
る
階段から落ちて
骨折した。
バイクで転倒して
ケガをした。
基本モデル(主契約)
付加モデル(従契約)
Aタイプ
Bタイプ
満6歳∼65歳
満66歳∼80歳
(継続加入は74歳迄)
月額2,000円
(継続加入は85歳迄)
月額2,000円
Cタイプ
満6歳∼65歳
(継続加入は74歳迄)
月額1,000円
交通事故
1,000万円
700万円
400万円
不慮の事故
800万円
500万円
300万円
交通事故
1,000万円∼10万円
700万円∼7万円 400万円∼4万円
不慮の事故
800万円∼8万円
500万円∼5万円 300万円∼3万円
手術共済金
入院共済金
(1日あたり)
通院共済金
(1日あたり)
手術内容に応じて
20・10・5万円
手術内容に応じて 手術内容に応じて
10・5・2.5万円 10・5・2.5万円
5,000円
8,000円
4,000円
(1日目∼100日目) (3日目∼100日目)(1日目∼100日目)
3,000円
1,500円
1,500円
(3日目∼100日目) (3日目∼100日目) (3日目∼100日目)
※1 上記のケガには有毒ガスまたは有毒物質による急性中毒を含みます。ただし、細菌性食中毒は含みません。
※2 Aタイプ・Cタイプの入院給付の場合、6歳∼12歳及び66歳以上は3日目からの給付となります。
※3 Cタイプのみでの加入はできません。
〈加入のできる方〉
・商工会の会員とその家族、会員の従業員と
その家族、商工会、連合会の役職員とその家族
〈共済の対象となる方〉
・上記のうち、A、Cタイプについては満6歳
∼65歳まで(継続加入は満74歳まで)の方
Bタイプについては、満66歳∼80歳まで
(継続加入は85歳まで)の方
〈共済期間・掛金〉
・共済期間は11/1の基準日から翌年10/31まで
(中途加入の場合は 加入月の1日から10/31まで)。
申し出のない場合は自動更新です。掛金は
職業・年齢・性別に関係なく一律、月払2,000円
(Cタイプは1,000円)です。
加入口数は、被共済者(共済の対象となる方)
一人につき、1口までです
〈掛金の払込〉
・掛金は、共済開始月の当月から毎月27日
(金融機関の休業日である場合には翌営業日)に
引落しされますので全く手間がかかりません。
しかも、契約はお申し出がない限り自動更新
されるので、かけ忘れもなく安心です。
<<全国商工会会員福祉共済の概要をご紹介したものです。詳細は共済約款によります。>>
お申込・お問い合わせは商工会連合会またはお近くの商工会へ
平成16年1月号〈375号〉