ナノデザイン特論2レポート課題 石川顕一 E-mail: [email protected] URL: http://ishiken.free.fr/lecture.html 提出期限は 2007 年 8 月 6 日午前 10 時。メール添付もしくは工 学部8号館2階の石川顕一のメールボックスに。 5/15 の講義資料 (http://ishiken.free.fr/lecture.html からダウンロード可 能) の 21 ページにある高次高調波発生の3ステップモデルは、高調波は次の 3段階の過程で発生するというものである。 • ある時刻 t0 で電子がトンネル電離し、原点 z = 0 に初速度ゼロで現 れる。 • 放出された電子は、レーザー電界 E(t) = E0 cos ωt 中で、ニュートンの 運動方程式に従う古典的粒子として運動する。イオンからのクーロン 力は無視できるものとする。 • 電子は、はじめて z = 0(原子核の位置)に戻ってきたときにイオンと 再結合し、その直前の運動エネルギー Ekin とイオン化ポテンシャル Ip の和のエネルギーを持つ光子を放出する。 これについて以下の問いに答えよ。 1. 資料 21 ページの z と Ekin の式を導出せよ。 2. イオン化時の位相 φ0 と再結合時の位相 φret の関係を数値的に求め(解 析的にはとけない)、グラフにせよ。 3. イオン化時の位相 φ0 と再結合時の運動エネルギーをポンデロモーティ ブエネルギーで割った値 Ekin /Up の関係をグラフにせよ。 4. Ekin /Up(高調波のエネルギー)と φret(高調波が発生する時刻)の関 係をグラフにせよ。 5. Ekin /Up が最大となるのは、φ0 と φret がいくつの時で、その最大値は いくらか。 1
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