講演資料(PPT715KB) - 石川顕一

留学のすすめ
石川顕一
http://ishiken.free.fr
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• 私の海外滞在経験
• 海外に行ってよかった事つらかった事
• 留学をより充実したものにするために
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海外滞在経験
サクレー研究所(CEASaclay)
• ポスドク
• 1998/10〜2000/9
• 研究所の給与
• フランス語
アーヘン工科大学
• 物理学科(博士課程)
• 1995/6〜1998/9
• ドイツ学術交流会奨学金
• ドイツ語
ローザンヌ連邦工科大学
• 物理学科
• 1993/7〜1994/9
• 東大との協定に基づく奨学金
• フランス語
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なぜ海外?
なぜ、留学しようと思ったのか?
■「留学したい」という漠然とした気持ち
■ヨーロッパへの憧れ
■博士課程の学費がかからない
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なぜ海外?
■「留学したい」という漠
然とした気持ち
■ヨーロッパへの憧れ
■博士課程の学費がか
からない
 海外の大学で勉強し
たい…
 海外の研究所で研究
したい…
 英語やフランス語が
話せるようになったら
いいなぁ…
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なぜ海外?
■「留学したい」という漠
然とした気持ち
■ヨーロッパへの憧れ
■博士課程の学費がか
からない
 アルバイトで貯めたお金
で休みのたびに海外旅行





パリ・ロンドン(2年)
ドイツ・オーストリア(3年)
ギリシャ・トルコ(4年)
ニュージーランド(4年)
スペイン(卒業旅行)
赤津豪君(精密機械)と旅行
• カリフォルニア大学サンタバーバラ校
• マックスプランク研究所(シュトゥットガルト)
• マックスプランク研究所(ハレ)
• グルノーブル在住
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なぜ海外?
■「留学したい」という漠
然とした気持ち
■ヨーロッパへの憧れ
■博士課程の学費がか
からない
 EPFL の 博 士 課 程 の
人は 助 手 と し て 給料
をもらっている。
 なんでお金を払って
仕事(研究)をせなあ
かんねん!
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なぜ海外?
■「留学したい」という漠
然とした気持ち
■ヨーロッパへの憧れ
■博士課程の学費がか
からない
 はくをつけたい
 就職に有利
 現在の研究に役立つ
 あの先生に教わりた
い
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つらかったこと
• フランス語がなかなか上達しない(スイス)
– 日本にいるうちにもっと勉強しとけばよかった…
• 日本の情報が入らない、家族や友人と連絡がなかなか
取れない(スイス、ドイツの1年目)
– 手紙、国際電話(当時は高額)、ローマ字のメール
– IT革命が全てを解決! 国際電話も安価に。
• 日本の国政選挙に投票できない(スイス、ドイツ)
– 海外に住んでこそ分かる日本のいい所悪い所がある。いい意味
での愛国心も芽生えた。今こそ一票を投じたいのにそれができな
い。
– 現在では在外投票制度がある。
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留学してよかったこと
• 様々な人との出会い
• 様々な価値観との出会い
• 日本ではできない体験
■先入観・固定観念の打破
■視野が広がる
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留学してよかったこと
様々な人
• 様々な国籍
– 西欧、北欧、東欧、アフリカ、北米、中米、
南米、中近東、アジア、オセアニア
• 様々な宗教
– カトリック、プロテスタント、ギリシャ正教、
ロシア正教、イスラム教、ユダヤ教、ヒン
ズー教、仏教
• 様々な分野・職業(日本人も含め)
– 理工系、文系、音楽・芸術、ワイン醸造
業者、職人、ボランティア、外交官、NGO
等
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留学してよかったこと
様々な価値観
「欧米」とひとくくりには全くできない多様性
カルチャーショック
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Hard work, hard party (各国)
– 仕事・研究は集中して5時まで(ドイツ・スイス)
– パーティ・飲み会は朝方まで
– 長いバカンス(2週間〜1ヶ月)
– なのに、高い国民総生産、すぐれた研究成果
環境保護に対する高い意識(ドイツ・スイス)
障害者・お年寄りに対する配慮(各国)
家族を大切にする(各国)
– 仕事より家族優先
日本以上の学歴偏重(フランス)
階級意識(フランス)
大学間の格差なし(ドイツ・スイス)
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留学してよかったこと
様々な価値観
「欧米」とひとくくりには全くできない多様性
カルチャーショック
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国民総背番号制、個人情報保護法は当たり前(各国)
手厚い社会福祉(各国)
– 失業中もバカンスに
– 医療費はほとんど無料、めがね・コンタクトも健康保険
で一部カバー
卒業後1年は旅行、ボランティア活動という人もいる。
カップルの同居・旅行は当然(各国)
– 学生寮にカップル用の部屋がある。
– 事実婚(子供もいる)
夫婦別姓(中南米、韓国)
サウナは全裸で男女共用(ドイツ、オランダ)
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留学してよかったこと
日本ではできない体験
「こんなこと、日本にいたら望むことさえできなかっただろう…」
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ヨーロッパのパーティ
– 結婚式、クリスマス、誕生日、学位取
得
旅行
– お祭り、皆既日食、白夜、中近東
本物の各国料理
– フレンチ・イタリアン・スイス・ドイツ・ベ
ルギー・オランダ・トルコ・アラブ…
– ワイン、ビール、チーズ
芸術
– オペラ、バレエ、コンサート、絵、彫刻
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留学の準備
留学をより充実したものにするために
• 語学の勉強
• 財源(奨学金)の確保
• 日本のことをもっと知る
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留学の準備
語学
海外生活(とくにプライベート!)を楽しむ最大のポイント
■講義・試験・ディスカッション・セミナーなど
で必須
■夕方や週末の遊びやパーティが何倍にも
楽しくなる!
■どんなに勉強していってもしすぎということ
はない。
■話す・聞くを中心に
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留学の準備
奨学金
「選ばれた」優秀な人であることの証
■滞在許可の申請に必要になることが多い。
■多くの国々で、特に博士課程在籍者は給与また
は奨学金をもらっている。
 交換留学協定に基づく奨学金
 政府奨学金
 民間の奨学金
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留学の準備
日本のことを知る
留学生は小さな外交官
■外国人は日本文化(映画・歌舞伎等)につ
いて興味を持っていて意外によく知ってい
る(誤解も少なくない)。
■政治・経済・歴史などのまじめな話になっ
たとき、ちゃんと説明できるようにしよう。自
分の意見を持つように!
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留学の準備
日本のことを知る
留学生は小さな外交官
映画・歌舞伎・小説等の文化
政治・経済・教育のシステム
歴史・地理・気候・宗教
恋愛・結婚・ジェンダーに対する考え方
料理(何品かは作れるように)
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不安
• 修士を取るのが一年遅れてしまう。
• 勉強・研究はうまくいくだろうか。
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不安
修士をとるのが遅れる
• 一年間遊んでるわけではない。
• 大学院に在籍して、奨学金ももらって、
「堂々と」一年間も、普通の人にはできない
体験をする。
後の人生にとって大きな宝物
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不安
研究はうまくいくだろうか
• おとなしく日本にいれば、労せず学位が取れて
就職も簡単なのに…
• 「まだ見ぬ陸を信じて、なぜ鳥は海を行ける
の?」
(中島みゆき)
乗り越えた体験
自信
日本の中だけでえらくなっても意味ないじゃん
東大の中だけでえらくなっても意味ないじゃん
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“Jeder Mensch sollte
einmal Ausländer
sein”
「みんな一度は外国人になろう」
DAADのホームページより
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