MTS-4000 マルチ・サービス・テスト・プラットフォーム トリプル - JDSU

MTS-4000 マルチ・サービス・テスト・プラットフォーム
トリプルプレイ・サービス・ソフトウェア・オプション
主要機能


アプリケーション

モニタ・モードでは最大 10 スト
リーム、終端処理モードでは 6 ス
トリームに対し、ビデオ平均オピニ
オン評点 (VMOS) などのビデオ
ストリームとパケット統計の解析を
含む、IPTV ビデオ品質をテスト

ビデオ・サービス (IPTV) テスト
–
IP マルチキャスト・テスト (ブロードキャスト・ビデオ・
サービス):IGMP Join および Leave 要求を生成し、
ストリーム・フロー、チャネル変更、およびマルチキャスト
通信の機能を検証します。
–
IP ユニキャスト・テスト (ビデオ・オン・デマンド [VoD]
サービス):
VoD メディア・サーバーにアクセスするための RTSP
クライアント要求を生成し、プログラム・ストリーム・
フローおよびユニキャスト通信の機能を検証します。
–
I フレームのデコードおよび表示
音声サービス (VoIP) テスト
–
サービスの起動およびトラブルシューティングのために
VoIP 電話をエミュレート
–
Cisco SCCP 、 SIP、 MGCP 、 H.323 、 お よ び Nortel
Unistim シグナリング・プロトコルをサポート
データ・サービス・テスト
–
完全に統合された Web ブラウザを提供
–
スループット・テストを提供 (FTP、HTTP)

MOS および R-Factor を使用し
て VoIP パケット品質および音声
品質を評価
トリプルプレイ・ソフトウェア・オプションを備えた JDSU MTS-4000 は、アクセスおよ
びホーム・ネットワークの起動、トラブルシューティング、および保守に最適な堅牢でハ
ンドヘルドなバッテリ駆動型プラットフォーム内で包括的なインターネット・プロトコル
(IP) サービスレベル・テストを提供します。

10/100/1000 イーサネット・ポート
ま た は オ プ シ ョ ン の xDSL モ
ジ ュ ー ル か ら 、 ping 、 ト レ ー ス ・
ルート、および Web ブラウザ機
能を含むデータ・サービスをテスト
トリプルプレイ・サービスの成長は、新たな機会を生み出すことで電気通信業界の勢
力図を変えてきた一方、サービス・プロバイダに大きな課題をもたらしています。競争
力を維持するために、プロバイダは、サービス品質 (QoS) とエクスペリエンスの質
(QoE) の両方を提供しながら、運用支出を削減するという、顧客の厳しい要求に応え、
バンドルされた音声、ビデオ、およびデータを効率的に展開する必要があります。

仮想ローカル・エリア・ネットワーク
(VLAN) の現在の構成とアクティ
ビティをスキャン
MTS-4000 は、起動、トラブルシューティング、保守などのトリプルプレイの完全な要
件セットを満たす、メタリック・ケーブルとファイバの機能が完全に統合された初のマル
チアプリケーション・プラットフォームとして、これらの課題はもちろん、それ以上のニー
ズにも応えます。MTS-4000 トリプルプレイ・サービス・ソフトウェアは、最先端のファ
イバおよびメタリック・ケーブル・ベースのデジタル加入者回線 (DSL) アクセス・ネット
ワークのインストールと保守を担当する現場のサービス技術者に、完全な基本テスト・
ツール・スイートを 1 つのユニットで提供します。
ユニバーサル・シリアル・バス (USB)、高速 10/100/ギガビット・イーサネット (GigE)、
ワイヤレス・フィディリティ (WiFi)、および Bluetooth を含む柔軟な接続性を使用して、
インターフェイスでより容易にソフトウェアをダウンロードし、取得したテスト・データを
オフロードできるため、生産性とベースライン・ネットワーク・パフォーマンスを高めるこ
とができます。
WEBSITE: www.jdsu.com/jp
MTS-4000 トリプルプレイ・サービス・ソフトウェア・オプション
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アーキテクチャ
MTS-4000 は、トリプル・プレイ・サービスを配信する各種次世代ファイバ (FTTx)
ネットワークのインストールと保守を担当するスキルの高いフィールド技術者向けに設
計されています。トリプル・プレイ・サービスでは、メタリック・ケーブルまたはファイバ
(両方を対象とすることが増えている) の綿密な物理レイヤ・テストを含め、しばしば最
先端のトラブルシューティングが必要となります。
階層型グラフィカル・ユーザー・インターフェイス
下図は、根本原因の解析を強化するために MTS-4000 グラフィカル・ユーザー・イン
ターフェイス (GUI) に統合された JDSU 品質レイヤ・モデルを示しています。技術
者は、これを使用して IP サービスの問題をより簡単かつ迅速に特定できます。
図 1:JDSU 品質レイヤ・モデル
図 2:JDSU 品質レイヤ・モデルを備える MTS-4000 GUI を使用したビデオ・テストの結果の例
MTS-4000 トリプルプレイ・サービス・ソフトウェア・オプション
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基本ユニットにインストールされた MTS-4000 のトリプルプレイ・ソフトウェア・オプ
ションは、住宅用イーサネット (10/100/Gig E) ポートとともに使用できます。このオプ
ションは、現場交換可能な TS-4000 xDSL インターフェイス・モジュールとの互換性
があります。
図 3:典型的な DSL アーキテクチャの例
MTS-4000 トリプルプレイ・サービス・ソフトウェア・オプション
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アプリケーション
MTS-4000 は、今日の最先端のファイバ/メタリック・ケーブル・アクセス・ネットワーク
のテストに必要なすべての機能に加え、次世代ネットワークのテストに必要な拡張性
も備えています。MTS-4000 が提供する広範なテスト・テクノロジにより、物理レイヤ
からアプリケーション・レイヤに至るまで、ネットワーク・ライフサイクルの各段階で技術
者が必要とするすべてのテスト機能が、ハンドヘルドで堅牢な 1 つのユニットで実現
されています。
MTS-4000 は、特定のアプリケーション使用事例のテストをサポートすることによって、
フィールド・テストへの統合的なアプローチを提供します。マルチ・サービス・テストに対
応するために、現場で交換可能なモジュールが用意されており、2 つのモジュールを
同時に使用できます。
IP ビデオ・テスト
MTS-4000 により、DSL またはイーサネット・インターフェイスを使用しているアクセ
ス・ネットワーク内のどこでもビデオ・サービス (IPTV) ストリームを解析できます。
MTS-4000 では、最先端のパフォーマンス監視機能とともに、コンテンツ、トランス
ポート、トランザクション、および物理リンクの品質に関する内蔵テストを使用して、ビ
デオ QoS と QoE を正確に測定できます。
図 4:IPTV ビデオ・ストリーム・テストの例
図 5:IPTV サマリー・テスト画面の例
MTS-4000 トリプルプレイ・サービス・ソフトウェア・オプション
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VoIP テスト
技術者は MTS-4000 を使用して、音声サービス (Voice over IP [VoIP]) を起動し、
音声サービス接続、機能の可用性、および音声品質に関する問題をトラブルシュー
ティングできます。また、IP ping、パケット統計、およびトレース・ルート解析を実行し、
VoIP ネットワークおよび装置の問題を特定、診断、分離することができます。
図 6:VoIP テスト・インターフェイス
IP データ・テスト
MTS-4000 では、統合された Web ブラウザを使用してインターネット接続テストを
実行できます。また、必要な IP データ・テスト (IP ping 遅延など) を実行して、リア
ルタイム・アプリケーションおよびサービス (オンライン・ゲーム、ストリーミング・ビデオ
など) の帯域幅要件を検証できます。
図 7:IP Ping テスト・インターフェイス
CoS テスト
MTS-4000 は、各トリプルプレイ・アプリケーション QoS の指標に対応する最先端
のテスト機能を備えているため、効果的なサービス・クラス (CoS) テストに重点をお
いて、IP サービスの優先順位を正しく対応付けできます。3 つのアプリケーションす
べてを同時に実行し、混在したトラフィック・フローをシミュレートできます。CoS ルー
ルに違反するインタラクションを素早く特定できます。
MTS-4000 トリプルプレイ・サービス・ソフトウェア・オプション
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今日のトリプルプレイ・テストに
適したツール
軽量で堅牢なバッテリ駆動型の MTS-4000 はコスト効率良く拡張でき、メタリック・
ケーブル、ファイバ、トリプルプレイ・サービスの広範なテスト・アプリケーションを対象
に現場でインストール、保守、トラブルシューティングするためのオールインワン・ソ
リューションを提供します。自動テストなどの自動機能、カスタム・スクリプト、ワーク・フ
ロー・チケット・サポート、および作業要員の効率を改善する柔軟な接続を備えた
MTS-4000 は、もっとも複雑で高度な FTTx ネットワークの最適化において理想的
です。
MTS-4000 トリプルプレイ・サービス・ソフトウェア・オプション
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仕様
テスト・ポート/インターフェイス・サポート
10/100/1GigE (構成可能 — 半/全二重自動検知)、RJ45
オプション ADSL1/2/2+、VDSL1/2 (モデム・ポート 8 ピ
ン・モジュラ—中央ピンに回線、チップリング接続)
ケーブル・テスト・カテゴリ 3/5
TDR の結果
障害タイプ 開路/短絡
障害までの距離
GigE の結果
極性
スキュー
イーサネット・データ
メディア・タイプ
自動、10/100/1000 Mb/s 全/半二重
データ・モード
IPoE、PPoE、データ・オフ
IP モード
DHCP、静的
MAC 設定
工場出荷時のデフォルト、ユーザー定義
VLAN
タグのオン/オフ
ID 選択 0 ~ 4095
優先順位選択 0 ~ 7
Web ブラウザ
オン/オフ
レポートされた結果—イーサネット TE
イーサネット統計
リンク・ステータス、リンク速度、リンク・デュプレックス検出
TX コリジョン、TX/RX (バイト、フレーム、エラー、廃棄さ
れたフレーム)
LAN/WAN の結果
IP アドレス、ネット・マスク、ゲートウェイ、DNS、MAC ア
ドレス
PING ICMP および UDP 統計
送信/受信したエコー、PING 遅延 (現在/平均/最大/最
小)、失われたカウント/パーセンテージ
IP アドレスまたは DNS 名宛先のサポート
トレース・ルート ICMP および UDP 統計
ホップ・カウント、名前検索、およびホップの IP アドレス
IP アドレスまたは DNS アドレス宛先のサポート
FTP/HTTP
アップロード/ダウンロード速度、転送カウント、時間
VLAN スキャン
VLAN、優先順位、フレーム、カウント、最後に確認
VoIP 仕様
レポートされた結果—VoIP
サポートされるシグナリング・プロトコル
H.323 ITU-T H.323 バージョン 3 高速接続
コール統計
IP アドレス、遠端エイリアス、遠端名、RTCP 可用性/
ポート、コーデックと速度、コール・シグナリング・サポー
ト、無音抑制の有効化、コール期間を含む完全な着信
コール統計
スループット・オーディオ/ビデオ
送信/受信バイトおよびパケット数、シーケンスはずれのパ
ケット、リモート・パケット
音声ストリーム・タイムライン
パケット遅延、パケット・ジッタ、パケット損失、総体的な
QoS
着信遅延
ネットワーク、符号化、パケット化、バッファ、および合計遅
延
H.323 ITU-T H.323 バージョン 3 完全接続
(MSD、CAPSET、OLC 交換)
Skinny Cisco クライアント・プロトコル (SCCP)
SIP RFC 3621
Nortel Unistim
MGCP
サポートされるコーデック構成
ITU-T G.711 u-law/A-law (PCM/64 kb/s)
ITU-T G.723.1 (ACELP/5.3、6.3 kb/s)
ITU-T G.726 (ADPCM/32 kb/s)
ITU-T G.729a (GS-ACELP/8 kb/s)
ITU-T G.722 64K
ITU-T H.261 テレビ会議
コンテンツ品質
ITU T H.263 テレビ会議
コール品質 R-Factor
現在/最小/最大/平均
ユーザー選択可能な無音抑制、ジッタ・バッファ、および音
声パケット・サイズ
回線品質 R-Factor
R-Factor G.107
現在/最小/最大/平均
ユーザー選択可能な伝送元 (ライブの音声会話、トーン
伝送 (200 ~ 5 kHz)、事前記録済み Wave ファイル
(最大 2 Mb)
LAN 設定
ユーザー選択可能な呼び出し先エイリアス
R-Factor バースト
現在/最小/最大/平均
R-Factor ギャップ
CQ MOS
現在/最小/最大/平均
LQ MOS
現在/最小/最大/平均
PQ MOS
現在/最小/最大/平均
ユーザー選択可能な IP アドレス、静的または DHCP
ユーザー選択可能なサブネット・マスク、ゲートウェイ、お
よび DNS サーバー
ユーザー選択可能またはデフォルトの MAC アドレス
VLAN 構成—IEEE.802.1p/q
構成可能な IP TOS
ゲートキーパー設定
ユーザー選択可能な静的/自動検出、またはゲートキー
パーなしの直接接続モード
ゲートキーパー・サポートがある場合とない場合の着信お
よび発信のサポート
トランスポート品質
オーディオ・ジッタ
オーディオ・パケット損失
オーディオの総体的 QoS
現在/最小/最大/平均
現在/最小/最大/平均
現在/最小/最大/QoS 履歴
現在/最小/最大/QoS 履歴
現在/最小/最大/QoS 履歴
パケット取得とフィルタリング (内部的または USB 大容
量メモリに保存) をサポートするユーザー MOS 評価、
R-Factor、および音声劣化要因によって設定されたパケッ
ト指標しきい値に基づく音声およびビデオの品質評価
MTS-4000 トリプルプレイ・サービス・ソフトウェア・オプション
仕様
IP ビデオ仕様
要約統計
モード
終端処理、モニタ、スルー
セット・トップ・ボックスのエミュレーション
IGMPv2 および v3 エミュレーション・クライアント
IGMP メッセージ・ステータス/デコ ード・ステータス/エ
ラー・メッセージ
RTSP エミュレーション・クライアント
サービス選択
ブロードキャスト・ビデオ UDP
終端処理されたアクティブ・ストリーム・カウント
ブロードキャスト・ビデオ RTP
VOD-RTSP-UDP
ISMA ブロードキャスト
ISMA VOD (RTSP-UDP)
ISMA VOD (TTSP-TCP)
ストリーム R-RTP/UDP の展開
ビデオ・ソース・アドレス選択
IP アドレスおよびポート番号
モニタされたアクティブ・ストリーム・カウント
組み合わされたデータ速度
QoS
エラー・インジケータ・カウント
1-10
現在/平均/最小/最大
連続性エラー・イベント・カウント
現在/最大
連続性エラー・イベント・パーセンテージ
現在/最大
PCR ジッタ
IGMP レイテンシ
ms
RSTP レイテンシ
ms
ビデオ・ストリームごとのビデオ解析
6 終端処理、10 モニタ
IP パケット解析
現在/平均/最小/最大
現在/平均/最小/最大
不明
現在/平均/最小/最大
全ストリーム
現在/平均/最小/最大
MDI 遅延ファクタ
MDI MLR
現在/平均/最小/最大
MDI バッファ・サイズ
現在/平均/最小/最大
現在/平均/最大/合計
現在/最大
現在/平均/最小/最大
距離エラーしきい値/現在/最大/合計
期間エラーしきい値/現在/最大/合計
エラー・ログ
エラー・イベントのタイムスタンプ
ジッタ
コンテンツ品質
PID、クラス、説明
QoS 状態変化
合格から不合格、不合格から合格
シグナリング・プロトコル・メッセージ・デコード:
IGMP メッセージ
RTSP メッセージ
500 メッセージ FIFO バッファ・ストレージ—ファイル・エク
スポート
標準
プログラム名
ビデオ MOS
R-Factor
低下 (損失、廃棄、コーデック)
ストリーム品質
同期エラー
RX 合計パケット・カウント
現在/平均/最小/最大
データ
RTP パケット損失
サービス名
シグナリング・チャネルの選択可能な TX ピーク・セル・
レート (PCR)
現在/平均/最小/最大
失ったパケット
エラー・インジケータ・カウント
複数の ATM VC セットアップ選択
同時使用可能な仮想チャネル
ビデオ
RTP ジッタ
QoS タイムライン
RTSP ベンダ選択
現在/平均/最小/最大
トランスポート品質
現在/最大 ms
(合否しきい値選択)
グラフ
パケット損失
RTSP ポート選択
合計
IP
オーディオ
QoS スコア
IP アドレス、ポート番号、および VOD URL 拡張
同時ストリーム・サポート
ビデオ・ストリーム・データ・レート
1-6
RFC2236、IGMP
カウント
RFC2326、RTSP
ETSI TR 10-290
V2.1、ビデオ測定
ISO (IEC 13818)、ビデオ・トラン
スポートスチームおよび解析
ジッタ 現在/最大
連続性エラー
現在/平均/最小/最大
TFC-1483、2684、ATM AAL5
損失 RTP パケット、カウント
連続性エラー %
現在/平均/最小/最大
RFC4445、メディア配信指標 (MDI)
RTP OOS、カウント
RTP エラー、カウント
PID 解析 (各ストリーム)
PID 番号
PCR ジッタ
カウント
PID タイムアウト
カウント
PAT エラー
カウント
PMT エラー
カウント
RFC2364、PPPoAAL5
PID タイプ (ビデオ、オーディオ、データ、不明)
PID 説明
オーダー情報
トリプルプレイ・ソフトウェア・オプション
C4000-VOIP
C4000-VOIP-CISCO
C4000-VOIP-UNISTIM
C4000-IPTV
C4000-CABLDIAG
標準 VOIP
Cisco Call Manager
Nortel Unistim Call Manager
標準 IPTV
ケーブル診断
ジェイディーエスユー・ティーアンドエム株式会社 (JDSU T&M)
東京都新宿区西新宿 6-22-1 新宿スクエアタワー 7F 〒 163-1107
お問い合わせ先: 電話: 03-5339-6886 Fax: 03-5339-6889 Email: [email protected]
当社ホームページ: www.jdsu.com/jp をご覧ください。
このドキュメントに記載されている製品仕様および説明は予告なしに変更されることがあります。© 2009 JDS Uniphase Corporation 30162663 000 0109 4000TPS.DS.TFS.TM.J 2009 年 2 月