140号

平成24年2月20日(月)
顧 問
高 瀬 雅 裕
前主将
遠 藤
栞
現主将
佐 藤 佳 冬
旭川明成高等学校
女子バスケットボール部
通信 第140号
全道高校新人 創成に負けベスト
創成に負けベスト4ならず
ベスト4ならず
【女子試合結果】
札幌創成
118
帯広三条
28
72
海星学院
118
44
76
帯広南商
78
49
北見北斗
52
54
旭 川 北
稚
内
37
97
70
67
北 広 島
留
萌
36
63
56
50
函大柏稜
釧 明 輝
91
53
93
77
札幌東商
旭川明成
100
90
52
30
名寄産業
美唄尚栄
40
103
帯広大谷
函館大妻
98
62
滝 川 西
室 蘭 栄
37
92
59
82
札幌白石
北
海
83
37
88
61
苫小牧南
檜 山 北
62
58
72
北星女子
小樽商業
43
114
68
釧路湖陵
帯広柏葉
100
55
47
49
苫小牧東
小樽桜陽
39
63
114
37
北見緑陵
とわの森
103
120
札山の手
札
創
成
75
72
75 73
(OT)
60
60
63
103
58 79
3決
と
わ
の
森
帯
南
商
第24回北海道高等学校バスケットボール新人大会は、2月3日(金)から5日(日)までの
3日間、帯広市総合体育館をメイン会場に男女各32チームが参加して、6月のインターハ
イ道予選(室蘭市開催)のシードを懸けて熱戦が繰り広げられました。
明成は1回戦、2回戦を順当に勝ち進み、3回戦でベスト4入りを懸けて札幌創成と対
戦しましたが、スタートの好調を維持できず創成のインサイドにやられ、敗れました。
その後創成は、決勝で山の手を2点差で破りこの大会初優勝を果たし、札幌が第1、2、
4シードを、帯広が第3シードを獲得して閉幕しました。明成の試合は以下の通り。
【1回戦】
旭川明成 100
32
31
21
16
-
8
8
10
14
ケイト4p4r セリナ13p5r ハルナ11p6r ゲン17p8r
ナナ18p6r イチ2p5r カナエ4p10r ナエ4p3r
40 美唄尚栄
コトノ4p1r ウエ6p0r マヤ2p0r ルカ15p3r
(FG 17/57 30%)
(3P 8/22 36%)(FG 44/96 46%)(FT 4/8 50%)
3日(金)帯広の森体育館 13:00 開始。美唄尚栄は南空知第1代表。スタートはケイト
(佐藤)、セリナ(大箭)、ハルナ(鈴木)、ゲン(中井)、ナナ(菊地)のいつもの2年生5人。ス
タートの平均身長が明成 163.2cm に対し、尚栄 153.4cm とかなり小さく、明成が10cm
近く大きい。ディフェンスは、両チーム共ハーフのマンツーマン。
立ち上がりがもたついた。ゆっくりした相手ペースに合わせっぱなしの上、さらに簡
単なシュートを落とし開始5分過ぎても9-4。だが、ここからエンジンが掛かりオフ
ェンスが全開に。速攻、ゴール下、3Pが高確率で決まりあっと言う間に突き放し、前
半を終わって 63-16 と大差をつけた。後半からは全員 1 年生にしたが、思うようにシ
ュートが決まらず苦労する中、ルカ(佐野)だけは快調に得点を上げていた。カナエ(尾
美)、ナエ(杉山)らのゴール下が決まらないのが不満だ。
【2回戦】
旭川明成 90
20
24
25
21
-
15
7
17
14
ケイト11p6r セリナ9p3r ハルナ20p7r ゲン6p7r
ナナ13p6r イチ3p1r カナエ9p3r ナエ4p3r
53 釧路明輝
コトノ0p3r ウエ4p1r マヤ9p3r ルカ2p4r
(FG 18/69 26%)
(3P 6/19 31%)(FG 40/80 50%)(FT 4/4 100%)
4日(土)帯広の森体育館 10:30 開始。釧路明輝は釧路第2代表。11月の函館のウィン
ターカップで対戦した相手。明成のスタートは1回戦と同じ2年生5人。両チーム、ハ
ーフのマンツーマンディフェンス。明輝のスタートの平均身長は 157cm。
前回の対戦が 120-62。
「負けるはずのない相手」に対し、非常にいい加減な立ち上が
りをした。いきなりセリナ(大箭)のパスミスから始まり、明輝にゴール下と速攻を許し
て2-6。その後もシュートがポロポロと落ち5分経っても6-6。ケイト(佐藤)とナ
ナ(菊地)の3P、セリナのドライブなどが決まって残り1分にようやく 17-9とした
が、ここでセリナが足首を捻ってベンチへ。ウエ(上田)と交代。終了間際にまたミスが
出て明輝にバタバタと点を取られ、ゲン(中井)が3Pを入れ返したものの5点差で1Q
を終えた。
「こんな調子で創成とやれるのか!」とベンチでがっつり焼きを入れると、
2Qから普通の状態に戻り連続得点を上げ開始5分で 34-15 と引き離す。このまま行
くのかなと思ったらまたミスが出て、ゴタゴタしながら 44-22 で前半を終えた。
後半1・2年を混ぜて使う。黙って見ているだけで体が冷え切ってしまう1年生と、
次の創成戦に備えなければならない2年生を組み合わせるのだが、これもなかなか上手
く行かない。連続得点を上げたかと思うと、連続失点をする状態が続く。が、得点力で
上回るので 69-39 となんとか差を広げる。4Qからは1年生だけにしてゲームをさせ
たが途中5連続ゴールを奪われるなど、明輝の踏ん張りにアタフタして終わった。
【3回戦】
旭川明成 63
24
12
15
12
-
25
25
25
22
ケイト9p4r セリナ15p10r ハルナ21p3r ゲン5p2r
ナナ4p7r イチ - カナエ8p1r ナエ0p0r
97 札幌創成
コトノ - ウエ1p0r マヤ - ルカ (FG 37/84 44%)
(3P 4/16 25%)(FG 28/72 39%)(FT 3/6 50%)
同日 15:00 開始。創成のスタートの平均身長 169.8cm。178cm のセンターを筆頭に 170
台が3人。ゴール下が圧倒的に不利だ。両チーム、ハーフのマンツーマンディフェンス。
この試合、明成は明輝戦とは見違えるようなスタートを切る。創成が3Pで先制した
が、ケイト(佐藤)のドライブ、セリナ(大箭)のジャンプショット、ハルナ(鈴木)の3P
の3連続ゴールでひっくり返してリードを奪い、その後も恐ろしいくらいのシュート確
率(1Q65%)で決め続け互角の戦いが続く。迷い無くゴールへ向かっていく姿勢がそう
させていた。1Qを 24-25 のハイスコアでほぼ互角に終わらせ2Qへ。
創成は当然のごとくペイントエリア内にこれでもかと言うくらいボールを集めてく
る。明成はそれを懸命にしのぐがリバウンドを取られファウルが続き失点する。センタ
ーのリバウンドを止めているのだが、周りに取られているのが痛い。またナナ(菊地)と
ゲン(中井)が思うようにシュートを決められず、それに連れシュート確率もガクッと下
がり得点が止まった。残り5分 30-39、4分 30-41 で連続してタイムアウトを取るが
好転せず、36-50 の14点差で前半を折り返した。創成⑬センター佐藤に20失点。
後半3Q、パスミスが続き得点できず開始3分で 36-58 と22点差をつけられタイム
アウト。ナナ(菊地)のジャンプショットがようやく決まった所でゾーンプレスを掛け
る。が、またもチャンスにミスが出る。ゲン(中井)をカナエ(尾美)と交代。このカナエ
が良い仕事をしてくれた。ハルナとのピック&ロールからパスを受けて決め、さらにゴ
ール下の1対1でステップインも決めて残り2分までに 49-68 の19点差と持ち直した。
たが創成もフリースローとリバウンドのゴール下を決めて追い上げを許さず、その後ま
た引き離され 51-75 の24点差負けで3Qを終了。
4Qもプレスを掛け続けるが、開始4分でゲンがファウルアウト。さらに6分間無得
点が続き 51-87 と大きく水があく。ターンオーバーがここまでで14回を数えては得点
に繋がらない。2度のタイムアウトも功を奏さず、創成の次々と出てくる控えメンバー
に手を焼く。しかし、明成も最後まで諦めず懸命の踏ん張りを見せる。プレスでボール
を奪いハルナの上手いドライブなど残り4分間で12得点を上げて追いすがるが、時すで
に遅く、63-97 でタイムアップ。シードを取る目標は叶わなかった。
予選前から「全道にはシードを取りに行くんだ」と言い続け、創成との対戦が分かると
すぐに海星学院、札幌大学へとゲームに出かけました。海星にも札大にも長身者がおり創
成対策に良いと思ったからでした。とは言っても全く違うタイプのセンターですし、1回
や2回のゲームでどうにかなるものではありませんが、高さを体験する事が必要でした。
おかげで創成戦の入りは予想以上の出来でした。物怖じせず平気でゲームに入ったと思
います。2回戦の釧路明輝戦が余りに酷くどうなる事かと思いましたが、2年生がきちん
と気持ちを切り換え、集中していました。
しかし、戦前の予想通りリバウンドが大変でした。明成の27本に対し創成には42本を取
られ、その内15本がオフェンスリバウンドで繰り返し攻撃を受けました。センターに取ら
れるのは仕方ないとしても、周りの飛び込みリバウンドで取られたのが誤算で、
「ディフェ
ンスリバウンドは5人で取れ」と言うのが徹底されていませんでした。ガード陣のリバウ
ンドの意識を向上させなければなりません。
前半、非常に速い展開でスピードもシュート確率も創成を上回っていて、スタートから
飛ばし過ぎかと思いましたが、長身者がいないのですからこれを40分間続けられるチーム
にすれば間違いないんだなと確信しました。我々がこのゲームで得たものを、次の試合ま
でにより成長させ、質の高いものにして繋げて行きたいと思います。
次の大会は新年度の4月で、ここからは新入生を入れた新たなチームになります。2月
3月は中学1・2年の選抜チームとのゲームをしながら新入生に教える練習が続き、春休
みの札大合宿、そして大平原カップへと行き新年度を迎えます。頑張ります。
【個人ノートから】――――――――――― ケイト(佐藤佳冬・キャプテン)――――
出だしが良くていいスタートだったと思いました。そして一人一人が迷わず良いタイミ
ングでシュートを狙っていて点も取れていたのだと思いました。弱気にならずにプレー出
来ていたと思います。アラウンドが何回か上手く行ったと思います。
しかし、ディフェンスが全然ダメだったと思います。自分達が点を取る事が出来ている
時には互角にやれていたけど、自分達が攻められなくなったり、シュートが入らなくなっ
た時に、ディフェンスを頑張って相手にも攻めにくくさせてプラマイ0にすることが出来
ていれば、こんなにも点が離れる事はなかったのだろうと思います。
ポストをどう守るか、ドライブもファウルをせずにどう守るかとか、もっともっとボッ
クスアウトを徹底していれば失点はもう少し減ったのだろうと思います。ドライブを守ろ
うと意識して離れてついて簡単に攻められていました。ボールスナップに出る、そしてド
ライブを守る。そういうディフェンス力をつけないとダメだと改めて思いました。他にも
チームファウルが溜まっているのに、しなくても良いファウルをしてフリースローを相手
に与えてしまいました。ディフェンスを強化して、リバウンド、ボックスアウトを徹底し
ていけば、自分達だって勝つ事が出来るのではないかと思います。
次は高体連全道です。これからは今までみたいに沢山の時間を自分に使えなくなるかも
しれないけれど、次の全道までにチームを、自分を強化して必ずリベンジしたいと思いま
す。これからも精一杯頑張ります。
―――――――――――――――――――― ハルナ(鈴木晴奈)――――――――――
ハルナ(鈴木晴奈)――――――――――
創成との試合は、戦えた事がすごく良かったし、最初の1クォターの出だしは良かった
と思います。ジャンプシュートや3Pなどが入っていました。次はどのようにすれば北海
道で通用するのかが少し分かった気がするので、次の全道大会までに直せるようにしっか
り練習していきたいです。
オフェンス面では皆積極的だったし、リバウンドも結構取りに行っていたと思います。
だけどもう少しポストでのプレーがあっても良いのかなと思ったので、中を必ず見てから
パスを入れたり、展開しようと思いました。ウィングのアラウンドプレイで、ターンをし
てディフェンスを抑えた時の2対2が以外と引っ掛かっていました。私は攻め気があった
ので良かったのですが、
レイアップした時に相手とぶつかりシュートをはずしてしまって、
当たりが弱いので強くなりたいです。
ディフェンス面では、13番や8番に沢山点を取られていました。8番は私がついていた
ので、ドライブやジャンプショット、3Pをしっかりと守るようにしたいです。ボックス
アウトはしていましたが、押し出せていなかったので取られていました。速攻はあまり出
されず、ハリーバックも出来ていたので良かったと思いました。プレスをした時は、フラ
ッシュとかに対応するのが遅くてパスを飛ばされていたので、パスコースを読んでパスカ
ットを狙うのと、ボールが入った所にすぐにつけるように頑張りたいです。
【あさひかわ新聞より】
卒業生から
卒業生からのメッセージ
生からのメッセージ
3月2日、5人の3年生が明成を卒業しました。
例年、選抜終了後に3年生からのメッセージを載せていますが、昨年はクミ(松原)しか
残らなかったので彼女の分しかありませんでした。今回は残りの4人です。
―――――――――――――――――― シオリ(遠藤栞・キャプテン)―――――――
シオリ(遠藤栞・キャプテン)―――――――
今考えれば、この3年間は本当にあっという間でした。
3年間、どちらかといえば楽しいこと嬉しいことより辛いこ
との方が多かったけど、私はバスケットを続けてきて良かった
と思います。バスケットを通して私が経験し学んだことは、数
えきれない程たくさんあります。そして、そのおかげで出会っ
た先輩、後輩、先生方。たくさんの出会いがあったから今の私
がいるのだと思います。本当に良い環境の中での3年間でした。
後輩のみんなには本当に感謝しています。こんなキャプテン
に最後までついてきてくれてありがとう。ただ、ウィンターも
残れなかったし、練習にも全然行けなくてごめんね。もっとみ
んなとバスケットがしたかったし、支えてあげたかったけど何
も力になれなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
先生にも3年間迷惑ばかりかけてしまって…。先生は私にたくさんのことをしてくれた
のに、私は恩返しもできなかった。こんな自分ですみません。だけど私は、先生のもとで
バスケットができて本当に良かったです。今でもバスケットが大好きな気持ちは変わらな
いです。卒業しても、どこかで続けていけたら良いなと思います。
引退してから全然みんなとバスケットができなかったのは悔いがあるけど、今は前向き
に自分の夢に向けて頑張っています。私にとって受験勉強というのは初めてで、これはこ
れで辛いことがいっぱいあるけど、私には必要なことだったのかなと思います。経験して
みて初めて気づいたことがビックリするくらいあったからです。まだ、どうなるか決まっ
ていないけど、とりあえずは、今私にできることを精一杯やるだけだと思っています。心
配かけてすみません。3年間お世話になりました。本当にありがとうございました。
―――――――――――――――――― アサミ(多湖麻美・副キャプテン)―――――
アサミ(多湖麻美・副キャプテン)―――――
この3年間は本当にあっと言う間でした。喜びや悲しみが
あった以上に辛く苦しいことがありましたが、それを乗り越
えれたことは自分にプラスになりました。
また、ここまで辞めずにやってこれたのは仲間のおかげで
す。シオリ、クミ、アスカ、ユイ3年間ありがとう。特にク
ミには頼ってばっかだったね。試合になるとスタートに3年
生はクミしかいなくて、4人の後輩まとめるの凄く大変だっ
たと思う。ごめんね。そして明成を支えてくれてありがとう。
2年生も2年間頼りない3年生についてきてありがとう。
不甲斐ない部分ばかりでお手本になってあげることも出来な
かったけど、皆とバスケ出来て楽しかったよ。2年生は皆良
いもの持っているしこれからもっと成長出来ると思うから、
キャプテンのケイトを中心に、
残りの高校でのバスケを悔いなく頑張って欲しいです。
1年生も短い間だったけどありがとう。近くにお手本となる2年生がいるから、良いも
のはどんどん吸収して盗んで、少しでも追いつけるように、追い越せるように頑張るんだ
よ。皆、私の大事な可愛い後輩です。
そして高瀬先生、3年間ご指導ありがとうございました。特待で入った訳でなく、とて
も未熟だった私が少しでも成長出来たのは先生のおかげです。本当に感謝しています。あ
りがとうございました。先生のもとでバスケが出来、素晴らしい仲間と後輩に出会えて、
この恵まれた環境でバスケが出来て私は本当に幸せ者だと思いました。3年間で積んだ色
んな経験をこれからも生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
―――――――――――――――――――― アスカ(田中明日香)―――――
アスカ(田中明日香)―――――――――
私は3年間明成でバスケができたことを誇りに思ってい
ます。初めは自分が高校でバスケをやるなんて考えてもい
なくて、先生に誘われてやり始めた時は不安で一杯でした。
できないことだらけで、先生にはいつも怒られてばかりだ
ったけど、先輩やシオリ、アサミ、クミ、ユイに励まされ
辛くても頑張ることができました。
自分が先輩の立場になって、後輩にあっと言う間にポジ
ションを持って行かれた時は正直辛かったです。後輩に引
っ張られるような形になってしまって、申し訳ない気持ち
で一杯です。自分達の手で全道に行くことはできなかった
けれど、3年の最後に全道に行くことができて嬉しかったです。私達は本当に良い後輩を
持ちました。その後輩と競うことで自分は少し成長できたのかなと思います。
1・2年生のみんなにはたくさん迷惑をかけたと思います。練習中も試合の時も、何一つ
先輩らしいことをしてあげることができませんでした。助けられてばかりのダメな先輩だ
ったと思います。何かを教えたり残したりすることはできなかったけれど、明成でプレー
した3年間は私にとってかけがえのない時間です。
1年生は今の2年生の姿をしっかり見て、プレーをどんどん自分のものにして成長して
いって欲しいです。どんなアクシデントがあるか分からないから、いつでも2年生の代わ
りになれるよう、それ以上に2年生からレギュラーを取る勢いで頑張って欲しいです。
2年生は、今まで通り自分のプレーに磨きをかけて、より高いバスケを目指してチーム
をまとめやって欲しいです。新1年生が入ってくると色々大変だけど、全員で新しいバス
ケ部を作って、みんなから応援されるチームを創って欲しいです。
―――――――――――――――――――― ユイ(柳澤佑依)―――――――――――
先生、3年間お世話になりました。
私は先生の下で3年間マネージャーをしたのに何も成長できず、す
みませんでした。こんなマネージャーなら、いない方が良かったかも
しれないですね。本当にすみません。
栞、麻美、久美、明日香、3年間お疲れ様でした!!何の支えにもな
れなくてごめんね。私がもう少ししっかりしていたら、と後悔してい
ます。最後まで頼りなくて本当に申し訳なかったです。
ネオ、色々大変だと思うけど頑張ってね!!こんな頼りない先輩を慕ってくれてありがと
ね!!ネオならもっと良いマネージャーになれるよ。みんなをしっかり支えてあげてね。先
生も色んなことが一遍にあって大変だと思うから、先生も助けてあげて下さいね。
そのネオを助けるのがモモカだよ!!ネオのことよく見て、手伝いをして、そして自分も成
長して、次の代に向けて用意していくんだよ!!
2年生、本当にありがとうございました。私達では行けない所まで行ってくれました。こ
んなダメな先輩に文句を言わず頑張ってくれたね。本当に感謝しています。これからも頑
張ってね。自分達だけにならず、1年生のためにも色々やってあげてね。
1年生は凄く良いお手本がすぐ側にいるから、自分で見て成長するんだぞ。目標にする
人がいれば成長できるはず!!「これぐらいでいいかな~」ではダメだからね!!常に上を!!
最後に、私は明成女子バスケ部マネージャーとして入部して経験したことは、これから
の社会に役立つことばかりでした。日常がバスケに影響する、バスケは日常に影響する、
そう思います。この3年間を、これからの人生に役立てていきたいと思います!!
3年間ありがとうございました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この子らが入部してきた時の3年生は強くて、全道にも連れて行ってもらいましたが、
秋から新チームになると力が無く、全道どころかシードもなくす非常に辛い時期がありま
した。その頃の練習とかゲームは、出口の見えない苦しい毎日でした。
そして2年生になったら、今度は新入生に力のある子が入ってきてレギュラーを譲り、
出場時間が減って下級生を応援する側になってしまいました。上級生としてチームを運営
していかなければならないのに、試合は下級生に頼む辛い状況でした。
リーダーシップが上手く取れなくて練習でも大会でもゴタゴタが多く、何度も怒られた
ことがありました。一生懸命で真面目でしたが、なかなか上手く成長出来ず悩みました。
スタートにはクミ(松原)しか入れませんでしたが、シードを取り返し、全道へ進んで行
くチームを毎日支えていました。練習で下級生の相手をし、試合で下級生が頑張り続けら
れたのも、陰で支え続けてくれた3年生のおかげに他なりません。もっともっと沢山試合
に出てバスケットがしたかっただろうけど、チームのためにこらえてくれていた姿に頭が
下がります。ごめんねネ、そしてありがとう。よく頑張ってくれました、ご苦労さん。
これからは自分の進路でしっかり羽ばたくのを願っています。卒業おめでとう。