東日本大震災による災害廃棄物の大規模仮置き場建設における プレキャストコンクリート（ＰＣａ）製品のご提案 プレキャストコンクリート（ＰＣａ）製 品 の 配 置 提 案 図 水処理施設 大規模排水溝 ■大規模仮置き場の建設にPCａ製品を採用するメリット １．工場で製作し、運搬、施工するため、迅速な設置が可能 ２．解体や撤去も容易で、再使用（Reuse）も可能 ３．災害廃棄物の処理方法によっては、ＰＣａ製品の材料として 再利用（Recycle）も可能 多目的貯水槽 PFKﾌｧｰﾑﾎﾟﾝﾄﾞ 大型組立貯水槽 油分離槽 宮城県の災害廃棄物処理の基本方針の概要 大型Ｌ形排水路 油分離槽 ■復旧・復興のためには、膨大な量の災害廃棄物の処理を迅速かつ適切に実施する 必要がある。 ■概ね1年を目標として災害廃棄物を被災地から搬出し、概ね３年以内に処理を終了 するものする。 ■膨大な量の災害廃棄物の処理を効率的に進めるため、一元的な災害廃棄物の 処理に努める。 災害廃棄物を分別することを原則とし、その処理に際しても、大規模な仮置き場 （二次仮置き場）を設置することを検討する。 ■災害に便乗した廃棄物の不法投棄等がされないよう、監視、取締りを強化する。 ■ 災害廃棄物の処理フロー 大型フリューム 水処理施設 家電製品 処理困難物 焼却施設 200t×6基 排水 可燃物 外周の壁体 処理後物 混合ゴミ （一次処理ヤード） 逆T型擁壁 PFKﾌｧｰﾑﾎﾟﾝﾄﾞ 1,000m 破砕施設 5,000ｔ/日 排水溝 不燃物 鉄類 Ｌ型擁壁 MLウォール ■ 大規模仮置き場の具体的イメージ 1,000m 集積物の仕切壁 施設内の排水溝 L型擁壁 GSウォール 可変勾配側溝 MVドレーン その他のＰＣａ製品 ■第1回宮城県災害廃棄物処理対策協議会資料「災害廃棄物処理の基本方針」 （宮城県ホームページ）から抜粋 暗渠型側溝 MU暗渠 逆T型擁壁 横断用側溝 MUグレート 逆T型擁壁 コーナー 横断用 VS側溝 廃棄物から生まれる、ＰＣａ製品の材料としてリサイクル可能な資源 ● コンクリートガラの再生骨材 ● ごみ溶融スラグ ● ごみ焼却灰 再生骨材Ｍとして、コンクリートの骨材に利用できます コンクリートの骨材に利用できます セメントの材料として利用可能です ■基礎杭 ・PHCパイル ・各種杭打ち工事 ■下水道用製品 ・ヒューム管 ・ﾎﾞｯｸｽｶﾙﾊﾞｰﾄ ・組立式マンホール ■農業土木用製品 ・用水路 ・排水路 ■道路用製品 ・箱型擁壁 ・テールアルメ ■側溝用製品 ・スーパーMXドレーン ・MUおよびME暗渠 ■法面用製品 ・RCクロアブロック ■河川用製品 ・ゴビマット ・リバーブロック ■建築用製品 ・宅造用MLウォール ■電気・通信・消防・貯水用製品 ・PCポール ・耐震性貯水槽 ・雨水地下貯留槽 http://www.maeta.co.jp/_Maetahanbai/ 2011.5 1/2 東日本大震災による災害廃棄物の大規模仮置き場建設における プレキャストコンクリート（ＰＣａ）製品のご提案（再利用編） 重力式擁壁として 上部を土で覆い、緑化した例 ■PCａ製品の再使用（Reuse）、再利用（Recycle）の一例 プレパックドコンクリート：型枠内にあらかじめ粗 骨材を詰めておき、後からその間隙にモルタ ルを注入してつくるコンクリート ・PCａ製品を解体することによる再使用（Reuse） ・災害廃棄物の処理後のコンクリートガラの有効利用による再利用（Recycle） 外構壁体を再利用して防潮堤や重力式擁壁に 使用済みの逆T擁壁を現場で解体し、現地へ搬入。向かい合わせ に組み合わせ、中詰めコンクリートを打設することで、防潮提や 重力式擁壁として再使用可能です。 中詰めにコンクリートガラの充填、またはプレパックドコンク リートによる施工を行います。 防潮堤 重力式擁壁 プレパックドコンクリート コンクリートガラ 構造物の解体 現地運搬 施工・組立 コンクリートガラの中詰め 完成 PCa製品に埋め込まれた施工用の吊り具を利用して、構 造物を解体、運搬、施工することで再使用します。 災害廃棄物処理後のコンク リートガラを再利用します ボックスカルバートを再利用して防波堤に コンクリートガラ 使用済みのプレキャストボックスカルバートを現場で解体し、現 地へ搬入。セルラーブロックの代替として、中詰めにコンクリー トガラを投入することで、防波堤として再使用可能です。 中詰めにはコンクリートガラを用い、上部はコンクリートを打 設し、PCa製品のふたを掛け、セルラーブロック部の完成とな ります。 防波堤（セルラーブロック式） 上部工 セルラーブロック 蓋コンクリート セルラー底版 中詰石 根固めブロック 被覆ブロック 基礎砕石 セルラーブロック式防波堤：セルラーブロックとは、 鉄筋コンクリートの壁面で4面を形成し、底のない もの。セルラーブロックの内部には、割栗石などで 中詰めを行い、防波堤の直立部、岸壁壁体とする。 直立堤や混成堤として用いられている。 http://www.maeta.co.jp/_Maetahanbai/ 2011.5 2/2
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