新技術・新工法に関する 積算基準の研究 - 日本建築積算協会

研究テーマ(中間発表)
新技術・新工法に関する
積算基準の研究
だれでも標準的な数量算出ができるように
2013/12/17
公益社団法人 日本建築積算協会
PCM委員会
PCM委員会について
当協会の10委員会
・総務・財務委員会
・会員委員会
・広報委員会
・人材育成委員会
・教育委員会
 建築工事数量積算基準の見直し
・PCM委員会
 新分野・新工法「積算の手引き」作成
・情報委員会
 分科会による調査研究、情報発信
・環境委員会
・国際委員会
・評価評定委員会
※旧
技術委員会から名称変更
PCM(Project
Cost
Management)
研究テーマ(中間発表)
 新技術・新工法に関する積算基準の研究
 「建築数量積算基準」に採り入れられていないもの
単なる数量積算の基準ではなく、工法や材料についての根
本的な理解と工事費についての基本的な考え方という総合
的に理解できる内容とする
現在の取り組みテーマ
1. PC(プレキャストコンクリート)工法
2. CFT構造
3. 免震・制震構造
4. 逆打ち工法
PC(プレキャストコンクリート)工法と
内訳書標準書式(目次イメージ)
1. プレキャストコンクリートについて
1.1 プレキャストコンクリートとは
1.2 プレキャスト技術の変遷
1.3 適用領域・適用方法の変遷
1.4 生産技術の変遷
1.5 プレキャストコンクリート工法のメリットと問題点
2. プレキャストコンクリート構造の種類と内訳書標準書式記載例
2.1 壁式プレキャスト構造(WPC)
2.2 架構式プレキャスト構造(RPC)
2.3 ハイブリッド構造
2.4 プレストレスト・プレキャスト構造
2.5 外殻プレキャスト工法
2.6 プレキャスト合成床板
2.7 コンクリート系カーテンウォール
2.8 プレキャストコンクリート構造の内訳書標準書式記載例
PC(プレキャストコンクリート)工法と
内訳書標準書式(イメージ)
架構式プレキャスト構造(PRC)
架構式プレキャスト構造は、
ラーメンプレハブと呼ばれること
もあり、RC造のラーメン構造の主
要部材である、柱、梁、耐力壁の
一部またはすべてをプレキャスト
部材とした構造である。
出展:http://www.fujita.co.jp/tech/
kenchiku/kougyo/pcc.html
架構式プレキャスト構造では、プレキャスト柱部材を建てた
後に梁の上端部筋が露出したハーフプレキャスト梁を掛け渡し、
梁間に同じく上端筋が露出したハーフプレキャスト床板(オムニ
ア板)を架け渡した後に、・・・・・・
PC(プレキャストコンクリート)工法と
内訳書標準書式(イメージ)
ハイブリッド構造
RC造の柱と鉄骨造の梁からなるハイブ
リッド構造は、圧縮体力に優れるRC部材
と引張強度(曲げ強度)に優れる鉄骨部材
をそれぞれ柱と梁に用いた、合理的な構
造である。
一般的には柱頂部に鉄骨ブラケットを
設けたプレキャスト柱部材と鉄骨梁を現
場で接合し、床板コンクリート打設を行
う。
接合方式は各社それぞれの特許となっ
ておりさまざまな方式がある。
出展:http://www.fujita.co.jp/
tech/kenchiku/kougyo/fsrpc.ht
ml
PC(プレキャストコンクリート)工法と
内訳書標準書式(イメージ)
CFT構造と内訳書標準書式(目次イメージ)
1. CFT構造について
1.1 CFT造の特性
1.2 CFT造の使用材料
1.2.1 鋼管
1.2.2 コンクリート
1.3 CFT造の施工
1.3.1 コンクリート充填工法
1.3.2 鋼管柱の鉄骨加工
2. CFT造の技術基準等
2.1 国土交通省告示
2.2 コンクリート充填鋼管構造設計施工指針(日本建築学会)
2.3 コンクリート充填鋼管(CFT)造技術基準・同解説
(新都市ハウジング協会)
3. CFT造の内訳書標準書式記載例
4. CFT造と環境
CFT構造と内訳書標準書式(イメージ)
CFT造の概要
CFT(Concrete Filled Steel Tube、
コンクリート充填鋼管)は、鋼管内部
に無筋コンクリートを充填した合成部
材であり、CFT部材を用いた構造がCFT
造である。
その代表的な構造形式は、円形また
は角形の鋼管柱内部にコンクリートを
充填し、梁を鉄骨造としたラーメン架
構である。
出展:フリー百科事典ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/
免震・制震構造と内訳書標準書式(目次イメージ)
1. 免震・制震構造について
1.1 制震構造
1.1.1 制震の分類
(1) 受動型(パッシブ型)
(2) 能動型(アクティブ型)
1.2 免震構造について
1.2.1 免震の分類
(1) 免震支承(アイソレータ)
(2) 減衰装置(ダンパー)
(3) その他免震に関する部材
1.2.2 免震構造のメリットとデメリット
(1) 耐震構造のメリット・デメリット
(2) 制震構造のメリット・デメリット
(3) 免震構造のメリット・デメリット
1.2.3 免震造のコストについて
1.2.4 免震造の内訳書標準書式記載例
免震・制震構造と内訳書標準書式(イメージ)
免震構造
免震構造とは、基礎と建物の間に地震時の地盤の揺れを絶縁
するための免震装置を設け、地震のエネルギーが本体に伝わり
難くした構造であり、基本的にパッシブ型制震構造に分類され
る。構造系の長周期化により基礎部分から上部構造を、できる
だけ地震動の作用から遮断(isolate)する方式である。
免震支承(アイソレータ)
(1)積層ゴムアイソレータ
ゴムと鋼板が積層している構造で、
ゴムにより自身の揺れができるだけ
建物に伝わらないようにし、鋼板に
より建物を安定に支える。薄いゴム
と鋼板を交互に積層させたものであ
る。
出展:http://www.kuraka.co.jp
/sanki/04mensin
/01iso.html
免震・制震構造と内訳書標準書式(イメージ)
免震造の積算(例)
免震工事は、躯体工事として位置づけられるため、工事別科
目の標準的な区分である「鉄骨(工事)」と「既製コンクリート
(工事)」の間に、「免震工事「免制震工事」などの名称で項目
を計上される場合が多い。
この中には、免震装置・制振装置をはじめ、躯体側に取り付
くベースプレート、取付ボルト及びベースプレート用無収縮モ
ルタル、装置やベースプレートの据付費など材料費及び施工費
が記載される。
制震関連工事は、免震関連と同様、免震工事に記載される場
合と、例えば制震壁鉄骨などと共に、付帯鉄骨の特定部材の一
部として、鉄骨工事に記載される場合もある。
免震・制震構造と内訳書標準書式(イメージ)
逆打ち工法と内訳書標準書式(目次イメージ)
1. 逆打ち工法について
1.1 逆打ち工法とは
1.2 逆打ち工法のメリット
1.3 逆打ち工法の施工手順
(1) 構真柱工事
(2) 掘削工事
(3) 先打ち躯体工事
1.4 後打ちコンクリートについて
(1) 後打ちコンクリートの特徴
(2) 後打ちコンクリートの打設方法
1.5 逆打ち工法の内訳書標準書式記載例
逆打ち工法と内訳書標準書式(イメージ)
逆打ち工法とは
地下部分の掘削終了後に基
礎部から順次上階へコンク
リートを打設していく通常の
施工方法(順打工法)に対して、
1階床→地下1階床→地下2階
床・・・・と下階に向かって
施工を進めていく建築物の地
下構造体を施工するための工
法を「逆打ち工法(さかうちこ 出展:http://www.smcon.co.jp/technology
-services/
うほう)と言う。
逆打ち工法は、最初に本設の1階床・梁を施工した後、その本
設の床・梁を山留め支保工として利用しながらその下の地盤の
掘削と床構造の施工を交互に繰り返しながら・・・・・・
PCMシリーズ 「積算の手引き」の発行
 新技術・新工法に関する調査・研究
 「積算の手引き」として編纂・順次小冊子として発行します
 今後も継続的に取り組んでいきます
ご静聴 有難うございました