AVP4 - ES100 ユーザーズ・マニュアル AVP4 - ES100 - ラグナヒルズ

AVP4 - ES100
ユーザーズ・マニュアル
Version 1.0 2009 年 10 月
AVP4 - ES100 ユーザーズ・マニュアル
AuviTran
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目 次
1 はじめに 3
2 電気的および電子的障害 3
3 法的責任の制限 5
4 商標 5
5 著作権 5
6 AuviTran のウェブサイト / 詳細な情報 5
7 製品パッケージ詳細 5
8 安全上のご注意 6
9 仕様 6
10 外形 7
11 AVP4-ES を使用したシステム構築 8
12 ハードウェア・モードの選択 9
12.1 電源出力の選択 10
12.2 GPI0 コ ネ ク タ の 設 定 11
13 ソフトウェアのダウンロードとインストレーション 13
14 ESMonitor ソフトウェアの AVP4-ES100 を開始する 13
14.1 ESMonitor の AVP4-ES100 の プ ロ パ テ ィ の ペ ー ジ 13
14.2 ESMonitor の AVP4-ES100 コントロール・ページ 14
14.2.1 チャンネル・パラメータ 15
14.2.2 EQ ウインドウ 15
14.2.3 “Link” ボタン 16
14.2.4 マスター・パラメータ 17
14.2.5 ダイナミック・レンジ・コンプレッション (DRC) のコントロール 17
14.2.6 ステータス・ボックス 18
14.2.7 セットアップ・ウインドウ 18
14.2.8 グループ・コントロール 19
14.2.9 GPIO の設定 20
14.2.10 GPIO の ス テ ー タ ス 21
14.2.11 ページング・システムのコントロール 21
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AVP4 - ES100 ユーザーズ・マニュアル
1. はじめに
AuviTran AVP4-ES100 ご購入有難うございました。ご使用を楽しまれることを心より希望しております。AVA4-ES100
は 2 基の 20W/8Ω あるいは 4 基の 10W/8Ω 出力を装備したスタンドアローン型 EtherSound 対応デジタル・パワーア
ンプです。PA と音声警告システムとしてその機能を発揮します。内蔵されている AVP4-ES100 パラメトリック EQ と
ダイナミックレンジ・コントロール (DRC) によっていかなる環境においてもスピーカと部屋の補正に高品位な音質と
明瞭度を与えることを可能にしました。
AVP4-ES100 は自動的に優先アナウンスメントを検知して、インテリジェントな自動化されたソフトウェアによるプ
ログラム可能なトリガーによって選択可能な公称値レベルの出力のスイッチが入ります。スピーカの故障におけるリ
モート及びローカルの警告をいかなるときにも可能とするスピーカ故障モニタリングを装備しています。
EtherSound リンク用に標準 RJ45 と Euroblock( ユーロブロック ) コネクタを装備しており、インストレーションを極
端に簡便かつ迅速に行うことが可能です。
4 個の GPI 及び 4 個の GPO のセットにより AVP4-ES100 をローカルあるいはリモート制御が可能です。GPIO コネク
タは標準 RS232 インタフェイスあるいは 150mW ヘッドフォン出力として使用できるように設定可能です。
PIN
IN
RJ45
IN
EQ
GAIN
EQ
GAIN
ETHERSOUND
RJ45
OUT
PIN
OUT
EQ
GAIN
EQ
GAIN
MASTER
GAIN
DRC
GPI
GPO
QEQEOPGTUONIPNINIPDNUOSREHTENIAGRETSAMNIAGNIAGNIAGNIAGQEQECRDTUO54JRNI54JRIPG
本マニュアルにはデバイスをインストールするために必要な指示が記述されています。本デバイスの誤使用により人的
に、また接続環境等に深刻なダメージを引き起こすがありますので本マニュアルを熟読してください。
2. 電気的及び電子的障害
本デバイスは FCC 規定の Part 15 に準拠しています。操作は下記の 2 個の前提条件に制約されます :
1. 本デバイスは有害な障害を発生しない可能性がある。
2. 本デバイスは好ましくない操作を引き起こす可能性のある障害を含むいかなる障害も許容しなければならな
い。
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FCC INFORMATION (U.S.A.)
1. IMPORTANT NOTICE: DO NOT MODIFY THIS UNIT!
This product, when installed as indicated in the instructions contained in this manual, meets FCC requirements.
Modifications not expressly approved by Yamaha may void your authority, granted by the FCC, to use the product.
2. IMPORTANT: When connecting this product to accessories and/or another product use only high quality shielded
cables. Cable/s supplied with this product MUST be used. Follow all installation instructions. Failure to follow instructions could void your FCC authorization to use this product in the USA.
3. NOTE: This product has been tested and found to comply with the limits for a Class B Digital device, pursuant to
Part 15 of the FCC Rules. These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference
in a residential environment. This equipment generates, uses and can radiate radio frequency energy and, if not
installed and used according to the instructions found in the users manual, may cause interference harmful to the
operation of other radio communications. Compliance with FCC regulations does not guarantee that interference
will not occur in all installations. If this product is found to be the source of interference, which can be determined
by turning the unit “OFF” and “ON”, please try to eliminate the problems by using one of the following measures:
Relocate either this product or the device that is being affected by the interference.
Utilize power outlets that are on different branch (circuit breaker or fuse) circuits or install AC line filter(s).
In the case of radio or TV interference, relocate/reorient the antenna. If the antenna lead-in is 300 ohm ribbon
lead, change the lead-in to co-axial type cable.
If these corrective measures do not produce satisfactory results, please contact the local retailer authorized to distribute this type of product. If you cannot locate the appropriate retailer, please contact Yamaha Commercial Audio
Systems, Inc., Electronic Service Division, 6600 Orangethorpe Ave, Buena Park, CA90620.
The above statements
COMPLIANCE INFORMATION STATEMENT
(DECLARATION OF CONFORMITY PROCEDURE)
Responsible Party : Yamaha Commercial Audio Systems, Inc.
Address : 6600 Orangethorpe Ave.,
Buena Park, Calif. 90620
Telephone : 714-522-9011
Type of Equipment : Digital Audio Power Amplifier
Model Name : AVP4-ES100
This device complies with Part 15 of the FCC Rules.
Operation is subject to the following conditions:
1) This device may not cause harmful interference, and
2) This device must accept any interference received including
interference that may cause undesired operation.
See user manual instructions if interference to radio reception is
suspected.
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3. 法的責任の制限
本ソフトウェアの供給者 (AuviTran または販売者、あるいは供給者として活動する他の会社 ) は、本ソフトウェアの使
用者が不適切なインストレーション、あるいは本ソフトウェアの誤った使用により直接的または間接的に引き起こされ
たダメージに対する法的責任と訴訟は、いかなる場合においてもこれを受け入れません。” 誤った使用 ” 及び ” 不適切
なインストレーション ” とは本マニュアルの指示に合致していない使用とインストレーションのことです。
本マニュアルに記載されているグラフィックス ( 図、接続図等 ) は単なる実施例であり、実際の機器の接続環境、運用
等を考慮していないことに留意してください。
AuviTran は製品の改良について常に努力しています。この目的のために通告することなく製品機能の変更とアップグ
レードを行うことが必須となります。ユーザー・マニュアルに新機能を記述していきますので熟読してください。
4. 商標
本マニュアルに記載されている全ての商標は個々の所有者の独占的財産です。それらは AuviTran によって ” 保証のな
いそのままの状態 ” において尊重しております。それら商標のいかなる使用についても個々の所有者の事前の許可が必
要です。質問がある場合には商標所有者に直接コンタクトしてください。
5. 著作権
本マニュアルの情報は著作権により保護されています。従って、AuviTran からの事前承認文書なしで本マニュアルの
再生、あるいは本マニュアルの全体または部分的な配布は固く禁じています。
6. AuviTran のウェブサイト / 詳細な情報
AuviTran 製品全般に関する質問については AuviTran のウェブサイトを参照してください。アップデートがある場合に
もここからダウンロードが可能です。
http://www.auvitran.com
7. 製品パッケージ詳細
・ 1 x AVP-ES100 デバイス ( 本体 )
・ 1 x 電源ライン・コネクタ (6 ピン、5.08mm ステップ )
・ 2 x ネットワーク・コネクタ (4 ピン、3.81mm ステップ )
・ 2 x スピーカ・コネクタ (4 ピン、3.81mm ステップ )
・ 2 x GPIP コネクタ (6 ピン、3.81mm ステップ )
・ 1 x 安全吊り下げ用金属製フック
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8. 安全上のご注意
基板の改ざん、あるいは分解を行わないでください。これによって保証は法的に無効となります。コネクタ、あるいは
基板のいかなる部分にも過重がかからないようにしてください。基板の金属製の鋭角なパーツ ( ピン ) に触れないでく
ださい。このボードは静電気に対して敏感です ; これに触れる、あるいは使用する場合には事前に静電気について確認
してください。幾つかのパラメータは内部ジャンパの選択によります。本デバイスを開ける前に本マニュアルの関連す
る章を熟読してください。いずれの場合にも本デバイスのメイン電源の接続を解除して全ての LED がオフとなったこ
とを確認してから本デバイスを開けるようにしてください。
9. 仕様
一般
サイズ
電源消費
45mm × 40mm × 203mm
5W
電源供給
100-240V~ 50/60Hz 最大 1.4A
作動温度/動作湿度
0°C から 50°C / 5%∼90%(ただし結露しないこと)
保管温度/保存湿度
コネクタ
-5°C から 70°C / 0% から 95%(ただし結露しないこと)
AC 電源供給用 6 極 Euroblock コネクタ(5.08mm ピッチ)x1;スピーカ出力用 4 極複列 Euroblock コネ
クタ(3.81mm ピッチ)x1;GPIO 用 6 極複列 Euroblock コネクタ(3.81mm ピッチ)x1;ネットワーク
接続用 RJ45 コネクタ x2;ネットワーク接続用 4 極 Euroblock コネクタ(3.81mm ピッチ)x2
オーディオ出入力
入力数
N.A.
ンネル 4 まで
出力数
オーディオの特徴
全出力
128 の EtherSoundTM チャンネル(64 のアップストリームまたはダウンストリーム)から取り出せるチャ
20W RMS x 2 または負荷 8Ω以下の出力 10W RMS x 4/150mW ヘッドフォン出力
周波数応答
20Hz - 20KHz@+/-3dB GPIO の特徴
GP 出力
GPO あたりのオープン・ドレイン・ダーリントン +60Vdc/1Ax4。インターナル +24Vdc 可(最大 100mA)
GP 入力
光遮断 x4、最大入力電圧 +60Vdc
ディベロップメントとインテグレーション環境
サポートされる OS ES モニタ
ディベロップメント・ツール
6
Windows 32 ビット Vista/XP - Windows7 は準備中
ES モ ニ タ は EtherSound ネ ッ ト ワ ー ク を リ モ ー ト で 設 定 可 能 の、コ ン ト ロ ー ル、監 視 し、ま た は
AVP4-ES100 のパラメータを管理する高められたコントロール・ページを供給する。
PC テルネット・ベースの開発ツールは全ての EtherSound デバイスとデバイス・パラメータのアクセスと
コントロールを可能にする。
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10. 外形
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11. AVP4-ES100 を使用したシステム構築
他の EtherSound 製品を伴った AVP4-ES100 を使用した代表的なシステム構築です。実際のニーズに即した AVP4ES100 の使用方法を示しています。
システム例 #1
公共施設 ( 待合室、博物館、スーパーマーケット等 ) における情報 / 警報メッセージを含むバックグラウンド音楽放送
の典型的なシステム例です。
AVA4-ES100 はアナログ信号を受信してそれを EtherSound に送信します。AVP4-ES100 はこの信号を聞くように設定
されます。ページング・システムは有効となり、優先放送チャンネルが緊急マイク放送チャンネルとして設定されま
す。メッセージがマイクによって送信されると全ての AVP4-ES100 はバックグラウンド音楽の再生を停止し、あらか
じめ設定された公称レベルに設定してある優先メッセージの放送を始めます。メッセージが停止したら全ての AVP4ES100 は以前の音量レベルを復活してバックグラウンド音楽へと切り替わります。
AVA4-ES100
AVP4-ES100
AVP4-ES100
AVP4-ES100
システム例 #2
この例は劇場でのシステム構築を説明しています。メイン・ルームには音楽再生用 CD プレーヤとマイクが装備されて
います。このマイクはマネジャーがアーティストを呼ぶときに使用します。マイクのプッシュ・ボタンはどの ES チャ
ンネルのメッセージを送信するのかを選択するために DME 入力が装備されています。それらのチャンネルは AVP4-
ES100 の優先チャンネルとしても使用されます。
壁にマウントされたプッシュ・ボタンを装備したローカル音声コントロールは部屋の中の音量、あるいは音声のミュー
トを快適性を維持するために管理します。にもかかわらず、ページング・システムがアナウンスされるメッセージを検
出すると公称レベルが呼び出されメッセージを再生します。アナウンスされるメッセージは AVP4-ES100 が前回ミュー
トされていても必ず可聴できます。
個々の部屋は設定された優先チャンネルを持つことが可能で、直接 DME、マイク・デスクと連結し、部屋番号 #1 用
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にアナウンスされるメッセージは部屋番号 #1 のみで再生されます。他の部屋には関連付けされていないアナウンスメ
ントは配信されません。
PC
Lodge #1
Lodge #2
Lodge #x
...
12. ハードウェア・モードの選択
幾つかの AVP4-ES100 の機能はハードウェアの設定のみとなっています。標準ジャンパが適切な機能を選択するため
に使用されています :
・電源出力選択 (4x10W or 2x20W)
・GPIO 接続設定
電 源 出 力 設 定 は 3 個 の 2 点 ピ ン・ ヘ ッ ダ
を持つ 2 個のグループを装備しています。
GPIO 設定は 3 点ピン・ヘッダの 7 個のライ
ンを装備しています。これらのピン・ヘッ
ダ を 見 つ け る た め に 下 記 の AVP4-ES100
ボードの写真を参照してください。
警告 : この製品は危険な電圧を
含んでいます。これらのピン・
ヘッダへのアクセスはデバイ
スを開封することによっての
み可能です。デバイスを開封する前に電源
供給元が接続されていないこと、そして全
ての LED がオフになっていることを確認し
てください。電源コードが接続されている
状態では決してデバイスを開封しないでく
ださい。
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12.1 電源出力の選択
下記の図はピンがどこにあるのか正確に導く手助けとなっています。個々のピンの間にスペースが設けられていること
に留意してください。このスペースはピンの上にジャンパを置くときの混乱を避ける役割をしています。
初期設定では出力は 4x10W となっています。ジャンパは製品に同梱されており、個々のピン・ヘッダに 1 個のピンの
み接続可能です。この方法によってジャンパはピン・ヘッダとショートしないように接続されます ( 図 1)。
デバイスの出力を 2x20W( ブリッジ・モード ) に設定するには、ショートを起こすために個々のピン・ヘッダに個々の
ジャンパを置く必要があります ( 図 2)。
図 1. 4x10W 出力
図 2. 2x20W 出力
これらの設定のみ許可されています。ジャンパを他の方法で設定した場合、デバイスに接続されたスピー
カがダメージを受ける可能性があります。
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上面カバーにスクリーン印刷のイラストがあって
個々のモード用にどのようにスピーカを接続する
のか説明しています ( 図 3)。
4x10W モードの場合、ピン [1-]、[2-]、[3-]、[4-] は
ユニット・グラウンド (0 Volt) です。ピン [1+]、[2+]、
[3+]、[4+] はチャンネル 1、2、3、4、それぞれの
プラス出力です。
2x20W モードの場合、ピン [1-]、[2-]、[3-]、[4-] は
使用せずに残し ( グラウンドに対して内部的に接続
されていますが )、ピン [1+] はチャンネル 1 のプラ
ス出力、そして [2+] はマイナス出力、[3+] はチャ
ンネル 2 のプラス出力、[4+] はマイナス出力とな
ります。
図 3. 出力モード用スピーカ接続ワイヤリング
出力電源は 8Ω 負荷で 4Ω 負荷が許容されますが、有効な電源を減らすことに留意してください。
12.2 GPIO コネクタの設定
GPI コネクタは 6 個のピンの 2 列を装備しています。個々の列は 4 個の GPIO(1 個のピンにつき 1 個 )、グラウンド・
ピン (0 volt)、+V ピン (+24Vdc) を持っています。上面カバーにスクリーン印刷のイラストがあってこのコネクタの接
続方法を説明しています :
GPIO として設定する場合、全ての GPI はピンの上部のラインに、そして全ての GPO は下部のラインに位置しています。
入力は光遮断です。最大電圧はグラウンド (G ピン ) を参照して +60Vdc が許容されています。出力は open-drain( オー
プン・ドレイン ) です。各出力ごとに最大 +60Vdc/1A が許容されています。
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4 個の GPIO のうち 3 個は専用機能を持つように設定することが可能です。このセ
レクションは以前説明したようにピン・ヘッダの 7 個の列によって装備されてい
ます。専用機能は RS232 信号 (Rx, Tx, RTS, CTS) とステレオ・ヘッドホン出力で
す。スクリーン印刷のイラストが GPIO と専用機能を選択するためにどのように
ジャンパを設定するかを説明しています。
個々の設定は個別に設定することが可能です。必要に応じて GPI、GPO と専用機能をミックスすることが可能です。
下記図はボード上のピン・ヘッダを表しており、設定可能な幾つかの例をあげています :
図 4. 4GPI、4GPO
図 5. 3GPI、3GPO、
図 6. 2GPI、2GPO、
ステレオ・ヘッドフォン出力
Rx/Tx + RTS/CTS RS232 信号
J04 は存在しないことに留意してください。これは GPO4 がオプション機能を持たないことを意味しています。
常に GPO となります。
今回は JI4 は使用しておらずオリジナルの位置に残しておくことに留意してください ( 右のジャンパを GPI ポジ
ションとして )。GPI4 は常に GPI となります。
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13. ソフトウェアのダウンロードとインストレーション
ESMonitor と呼ぶ EtherSound モニター用ソフトウェアの最新バージョンをダウンロードするには AuviTran のウェブ
サイト (http://www.AuviTran.com) を訪れ、ハードディスクにファイルを保存してください。ESMonitor を機能させる
ためには Windows 2000、XP、または Vista が必要です :
インストレーションの準備が完了したら説明書を参照してください。
ESMonitor が PC にインストールされたら ESMonitor を稼働して ES ネットワークに接続されている ES デバイスを管
理することが可能となります。AVP4-ES100 は特定の性質を伴った EtherSound デバイスで下記のコントロール・ペー
ジに説明があります。ES デバイスと I/O ルーティングの一覧については一般的な ES デバイスのマネジメントに関す
る書類を参照してください。
14. ESMonitor ソフトウェアの AVP4-ES100 を開始する
14.1 ESMonitor の AVP4-ES100 のプロパティのページ
ESMonitor がインストールされたコンピュータは ES ネットワークのプライマリ・マスタに接続する必要があります。
プライマリ・マスタとはネットワークの一番初めの ES デバイスです。
ESMonitor を稼働させたら Device List または Tree List の AVP4-ES100 デバイスを選択してください。選択されると
ESMonitor は “properties” タブの中に下記の情報を表示します :
このページではデバイスの一般情報を表示します。例えば MAC アドレス、ファームウェアと ES カーネルのバージョン、
出力数 ( ジャンパ設定を伴った関連のある )、更に有効となっていればネットワークの品質などです。
全体の説明に関しては ESMonitor の説明書を参照してください。
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14.2 ESMonitor の AVP4-ES100 コントロール・ページ
コントロール・ページが有効となっていると ESMonitor の表示は下記のとおりです :
コントロール・ページを選択するとまず基本機能が表示されます。デバイスに対する概要とアクセスへの制御が可能で
す。このインタフェイスにより下記のことが可能となります :
・ デバイスの概要 ( 例えば問題があるかどうか )
・ 個々のチャンネルのコントロール・ゲイン
・ 個々のチャンネルの EQ 設定とオン / オフ
・ マスター・ゲインの設定
・ ダイナミックレンジ・コンプレッション (DRC) へのアクセスとオン / オフ
・ コントロール・ペアの生成 (“link” ボタン )
ペア作成
EQ コントロール・
ボタン及びライブ・
ディスプレイ
EQ オン/オフ
コントロール・フェーダ
チャンネル・
パラメータ
正確なゲイン値
マスタ・パラメータ
ライブ VU メータ
コンプレッション・ステータス
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14.2.1 チャンネル・パラメータ
個々のチャンネルは同一の個別のパラメータを持っています。すなわち正確なゲイン・コントロー
ル ( フェーダ、あるいは数値 )、リアルタイム・VU メータ、EQ コントロールです。
ゲインはフェーダを動かす操作、あるいは 0 と -117 の間で数値を直接タイプすることで設定でき
ます。ゲインのスライダーにマウスを使用してゲインをステップごとに操作することも可能です。
リアルタイム・VU メータはポスト・フェーダとポスト EQ ディスプレイに位置します。これは信
号を効率的にスピーカに出力することを表示します。
EQ コントロール・ボタンはチャンネルに適応された調整を表示します。EQ コントロール・ウイ
ンドウを開くことなく概要を見ることが可能です。現在の調整が適応されたかどうか下記の “ON”
ボタンが表示します。EQ をオン / オフするのに直接クリックすることも可能です。
14.2.2 EQ ウインドウ
上述した EQ コントロール・ボタンをクリックすると EQ コントロール・ウインドウがポップアップします。個々のチャ
ンネルはそれぞれの EQ ウインドウを持っています。7 個のパラメトリック・フィルタが個々のチャンネルに存在しま
す。個々のフィルタは異なった色で表示されており、現在どのバンドが選択されているか素早く確認するのを容易に
します。
プリ及びポスト VU メータ ( 左右それぞれ ) はフィルタ・ゲインとグローバル・ゲインをクリッピングなしで最適な値
に起動することを容易にするために表示されます。クリップ・インジケータが個々のバンド用に存在しており、適応
された調整が信号をクリップしたことをリアルタイムに表示します。
入力レベルが高過ぎてもポジティブ調整 ( ゲイン ) の使用を許可するために、ローカル・アッテネータ (“ATT” ボタン )
があります。このアッテネータは入力信号に対して -12dB ゲインを適応して調整のために十分なヘッドルームを与え
ます。
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個々のバンド・コントロールは同一で、詳細は下記のとおりです。
パラメトリック EQ にある 3 個のパラメータが設定可能です。すなわち、フリクエンシ (F)、
クオリティ・ファクタ (Q)、ゲイン (G) です。これらのパラメータは精密な概要を数値的に
表示され個々のバンドの制御のために表示されます。勿論、グラフ上で直接マウスから制
御することも可能です。マウス・ポインタが必要とするポイントにかかったときに関連す
るフィルタの色のついたバーが点滅します。2 個あるいはそれ以上のポインタが相互にカ
バーしている場合には、これによってどのバンドが選択されているかを知らせます。適応
された調整を変更するには必要なポイントをクリックしてグラフにドラッグするだけです。
水平方向への動作はフリクエンシを変更し、垂直方向の動作がゲインを動かします。クオ
リティ・ファクタを変更するには、マウスを上下に動かしてください。
個々のバンドは +/-18dB ゲインのレンジを持っています。このレンジに対して調整を行うには同じフリクエンシの 2 個、
あるいはそれ以上のバンド設定を使用する必要があります。この方法では個々のバンドのゲインが追加されます。更
に必要があればズームの “+” と “-” ボタンを使用してグラフ・スケールを変更することが可能です。
フィルタによって処理された信号がレンジを逸脱している場合にはクリップ信号がリアルタイムに表示します。これ
が生じた場合には赤色となります。
ハイパス及びローパス・フィルタの簡単な設定方法はクリップ表示の隣のボタンをクリックすることです :
これはフィルタが標準パラメトリック・フィルタであることを表示します。これは初期設定です。
一次ハイパス・フィルタです。初期設定のフリクエンシ・カットは 100Hz です。
一次ローパス・フィルタです。初期設定のフリクエンシ・カットは 19kHz です。
“Flat” ボタンは全てのフィルタをフラット・レスポンスへ簡単に保存します。これがバイパス・ボタンではないことに
留意してください。前回設定した調整はこのフラット・ボタンをクリックすることで消失します。調整あり、あるい
調整なしの信号を聞き取りたい場合は、“ON” を使用して EQ のオン / オフを行ってください。
このウインドウに存在するフェーダはコントロール・ページ上のフェーダへの他の直接のアクセス方法です。この
フェーダでの操作はコントロール・ページのフェーダをリアルタイムに操作します。
14.2.3 “Link” ボタン
基本コントロール・ぺージにあるこのボタンによってミキサーがそうであるようにペア・コントロール
を生成します。チャンネルが相互にリンクされるとき下記のパラメータが複製されます :
・ フェーダ・ポジション ( グローバル・ゲイン・バリュー )
・ EQ パラメータ
・ EQ オン / オフの状態
・ アッテネータの状態
左出力と右出力の間のリンク・ボタンはこれら 2 個の出力をリンクします。左入力と右入力の間のボタンも同様です。
出力 2 と出力 3 の真ん中のリンク・ボタンは 4 個のチャンネルを一緒にリンクすることが可能です。
リンク・ボタンをクリックするとウインドウが開きどちらのチャンネルからパラメータを与えるのか問い合わせてき
ます。ペアを分離するにはリンク・ボタンを再度クリックしてください。
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14.2.4 マスター・パラメータ
このコントロールはデバイスの 4 個全てのチャンネル ( 設定されたモードによっては 2 個 ) に
動作します。マスター・ボリュームのフェーダは異なった色で表示されてグローバル・コン
トロールであることを記憶することを助けます。このフェーダを動かす、あるいは数値のタ
イプによって全てのチャンネルの音量を変更します。
DRC 設定ボタンをクリックすると DRC コントロール・ウインドウが開きます。ダイナミック・
レンジ・コンプレッション (DRC) は同時に全てのチャンネルを操作する完全にプログラム可
能なコンプレッサです。“ON” ボタンは EQ“ON” ボタンのようにオン / オフ ( バイパス ) を正
確に行うことが可能です。
“COMP” ステータスは少なくとも 1 個のチャンネルの信号レベルがコンプレッサのトリガー
に達すると明るくなります。言い換えればこの状態は音声信号が現在圧縮されていることを
示しています。
14.2.5 ダイナミック・レンジ・コンプレッション (DRC) のコントロール
AVP4-ES100 に装備された DRC は完全に設定可能なダイナミック・レンジ・コンプレッサです。下記のことが可能です :
・ スレッショルド (Thr.):
少なくとも 1 個のチャンネル信号がこの値に達し
た場合、DRC は “attack time” が数値に遅れるとト
リガーとなり稼働を開始します。信号がこのスレッ
ショルド以下になれば DRC は “release time” が数
値に遅れると稼働を停止します。
・ レシオ :
コンプレッサが稼働したときに新規のアンプがス
ロープ ( ゲイン ) することを表示します。直接のグ
ラフ読み取りが入力の振幅に依存する出力の信号
振幅を表示します。この例では、信号が -62dB を
超えるとすぐにコンプレッサが 0.23 のゲイン・レ
シオを適応します。入力信号が 0dB に達すると出
力信号は -48dB だけになります。
・ エナジー・タイム :
平均的な信号を計算するために使用されるウイン
ドウの奥行きを表示します。これはスレッショル
ドと比較される平均信号です。
・ アタック・タイム :
トリガーと有効なコンプレッションの間に残され
た時間を表示します。
・ リリース・タイム :
トリガーの終了と有効なリリースの間に残された時間を表示します。
“ON” ボタンはコントロール・ページに表示されている “ON” ボタンと同じです。必要とするレスポンスの変更なしに
コンプレッサのオン / オフを手助けします。
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AuviTran
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14.2.6 ステータス・ボックス
ステータス・ボックスはリアルタイムに AVP4-ES100 デバイスの状態を表示します。ステータス OK とは全ての機能
が可能しているという意味です。ボックスの中の緑色の LED はこの状態を反映するために光ります ( この LED の位置
は 12 章のボードの写真を参照してください )。
フォールティ・ステータスはアンプに問題が起きたことを反映しています。それは出力上のショート、オーバーヒー
ト、あるいは他の物理的ダメージ等です。このステータスが表示されているときには音声の配信が保証されません。ア
ンプはステータスが OK に戻るとデフォルトからできる限り早く自動的に回復するようになっています。しかしながら
フォールティ・ステータスの後はエラーが残っていないことを確実にするためにアンプを再起動することを推奨します。
明確な赤色のロゴはアンプが問題を抱えている場合にボックスの中で点灯します。
14.2.7 セットアップ・ウインドウ
AVP4-ES100 コントロール・ページの設定ボタンをクリックすると新しいウインドウがポップアップします。この設
定ウインドウから全ての詳細パラメータにアクセス可能です :
・ ページング・システム・コントロール・ボックス
・ ネットワーク内の AVP4-ES100 のグループを生成するためのグループ・パラメータの設定
・ 全ての GPIO の設定とモニター
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14.2.8 グループ・コントロール
AVP4-ES100 はデバイスのグループを
構築することのできる機能を搭載して
います。グループ内のデバイスはグルー
プ・マスター ( すなわちデイジー接続内
のグループの最初のデバイス ) からの全
てのパラメータを自動的に受信します。これらのパラメータは下記のとおりです :
・ チャンネル 1 と 2 のゲイン ( 選択されていれば )
・ チャンネル 3 と 4 のゲイン ( 選択されていれば )
・ 全てのページング・システムのパラメータ
この独立した機能によってグループ・マスター・デバイスのコントロール・ページのみを動作することによってグルー
プ内の全てのデバイスのパラメータを変更することが可能です。更に、ページング・システムが使用されていると、
全てのデバイスはグループ・マスターとして動作します。これは複数の AVP4-ES100 が同じブロードキャストのゾー
ン内で使用されているときに実に有効な機能です。また、AVP4-ES100 グループ・マスターの GPI に接続されている
ただ 1 個の外部コントロールがグループ内の全てのデバイスを同時にリモート・コントロールするために必要となり
ます。
この例のように、6xAVP4-ES100 が単一の EtherSound ネットワーク内で使用されています。グループを生成する手順
はきわめて簡単です :
・ “Set Device as Group Master” のチェックボックスをクリックすることによってデバイス #1 をグループ・マスター
として設定します。
・ 適切なボックスをチェックすることで次のデバイスにどのゲインを送信するのかを選択します。
・ Target combo-box においてグループの次のデバイスを選択します。すなわち、この例であればデバイス #2 です。
・ デバイス #2 のコントロール・ぺージに行き、Setup Menu を開いてください。
・ 適切なボックスをチェックすることで次のデバイスにどのゲインを送信するのかを選択します。
・ Target combo-box においてグループの次のデバイスを選択します。すなわち、この例であればデバイス #3 です。
・ 最初のグループの最後部であるデバイス #3 は、グループ・コントロール・パラメータはチェックをいれない状態に
してください ( ターゲットなし )。
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2 番目のグループを生成するには、同様の手順を行ってください。デバイス #4 をグループ・マスターとして設定して
最後の AVP4-ES100 までターゲットを循環してください。
更に下記の点に留意してください :
・ グループを生成するために、隣接するデバイスはデイジー接続内では義務ではありません。
・ グループ内においてデバイスの数量に関する直接的な制限はありません。制限は複数の ES コマンドを取り扱うネッ
トワークのキャパシティによって生まれます。
・ グループ・コントロールはポイントからポイントへのプロトコルがベースとなります。チェイン接続があるポイン
トで壊れた場合、そのポイント以降の全てのデバイスは失われます。
・グループ・マスターではないあるデバイスのパラメータを変更しようと試みる場合、変更はグループ・マスターによっ
て次のデバイスに上書きされます。
14.2.9 GPIO の設定
12-2 章で示したように、GPIO コネクタは GPIO あるい
は専用機能のために設定可能です。GPIO 設定ボックスに
よって、個々の GPI/GPO 用に選択されたモードがどれか
をソフトウェアに伝達します。ジャンパの設定を検出す
るソフトウェアへの方法がないのでこの作業は適正な情
報を表示するために必要なのです。
GPI ピンが入力として使用されている場合 ( 専用機能が選択されていない )、外部プッシュ・ボタンによりチャンネル・
ゲインをリモート・コントロールすることが可能です。これを行うためにはオプションの “Use GPI as Gain Remote
Control” を選択する必要があります。どのように接続して GPI をゲイン・リモート・コントロールするのかは下記の
とおりです。
プ ッ シ ュ・ ボ タ ン は AVP4-ES100 に よ っ て 供 給 さ れ る
24V を取り扱えるのであればどのような種類でも構い
ま せ ん。 こ の よ う に 接 続 し た と き に “Use GPI as Gain
Remote Control” ボックスをチェックすることで下記のこ
とが可能となります :
・ ボタン A を押したときにチャンネル 1 と 2 のゲインを
増加
・ ボタン B を押したときにチャンネル 1 と 2 のゲインを
減少
・ ボタン C を押したときにチャンネル 3 と 4 のゲインを
増加
・ ボタン D を押したときにチャンネル 3 と 4 のゲインを
減少
・ ボタン A と B を一緒に押したときにチャンネル 1 と 2
のゲインを最小 (-117dB) に設定
・ ボタン C と D を一緒に押したときにチャンネル 3 と 4
のゲインを最小 (-117dB) に設定
オプションの “Link Gain” は 4 個全てのチャンネルの [A,B] と [C,D] のペアを稼働します。言い換えると、A あるいは C
を押すことで同じ効果を得ることができます。すなわち、4 個全てのチャンネルのゲインを増加します。B と D を押
すことで 4 個全てのチャンネルのゲインを減少します。この考え方はゲインを -117dB にリセットすることと同様です。
GPI をゲイン・リモート・コントロールとして使用することは壁に設置されたプッシュ・ボタンのある部屋のアンプ
の音量をローカルにコントロールする必要がある場合にきわめて有効です。
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14.2.10 GPIO のステータス
このボックスは GPIO の状態をリアルタイムに制御 / モニターします。GPI モードの場合、個々の GPI は入力の状態を
暗い “Off” アイコン、あるいは青色の “On” アイコンでリアルタイムに表示します。GPO モードの場合、個々の GPO は個々
の “Set” ボタンをクリックすることでオン / オフに設定することが可能です。
GPI/GPO が専用機能に設定されている場合、GPIO のステータス・ボックスの個々のアイコンは “N/A” へと変更して
モニター監視ができないことを伝達します。
14.2.11 ページング・システムのコントロール
AVP4-ES100 はスタンドアローン型のページング・システムを装備しています。この機能は選択された ES 音声チャン
ネルに優先権を与えます ( 各出力ごとに 1 個の優先チャンネルがあります )。優先信号が検出されるとシステムは現在
のチャンネルを停止して出力を設定された公称ゲインに復元し、優先チャンネルの再生を開始します。優先メッセージ
が終了するとシステムは元のチャンネルに戻り初期のゲイン・バリューを復元します。
このシステムはアナウンス・メッセージ、セキュリティ警告放送、その他全ての通常信号に優先する音声信号のために
デザインされました。
ページング・システム・コントロール・ボックスを表示するには AVP4-ES100 のセットアップ・ウインドウの中の
Display Paging System Control” にチェックを入れてください。
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ページング設定ウインドウにアクセスするには “Config” ボタンをクリックしてください。これによって下記のように
表示されます。
個々の AVP4-ES100 出力チャンネルはそれぞれのページング・パラメータを持っており、非常にフレキシブルな設定
が可能となっています。上部から下部まで下記のことが記されています :
・ リリース・タイム : 優先メッセージの最後と以前のチャンネルが復元される間の時間を設定します。有効なバリュー
は 1、2、4、8 秒間です。
・ ES チャンネル : どの ES チャンネルを出力用の優先チャンネルにするのかを設定します。64 個のダウンストリーム
と 64 個のアップストリームから任意に選択することができます。優先信号管理が必要でない場合は ES チャンネル
を “MUTE” に設定してください ( 初期設定のバリュー )。
・ トリガー・レベル : このフェーダはシステムにトリガーを与えるために優先チャンネルの信号に到達するレベル (dB
value) を設定します。これは優先メッセージのソースがマイクの場合に有益です。このフェーダを調整することでマ
イクが拾う環境ノイズのために間違ったトリガーが起きることを防止します。
・ 公称レベル : このフェーダは優先信号が再生されたときにチャンネルに適応されるレベル (dB value) を設定します。
以前のレベルはページング・システムの終わりに復元されます。
・ HI” ボタン : このボタンはトリガーのバリューを “HI Sensibility” に設定します。これは最大感度 (-143dBFs) です。シ
ステムは定義されたセキュリティ・チャンネルの信号がデジタル・ゼロと相違があるとすぐにトリガーします。これ
はマイクを接続することでトリガーとなることを望んだときに環境ノイズが non-zero 信号である場合に有益です。
・ “ATT” ボタン : このボタンは優先メッセージが再生されているときに入力アッテネータを有効にします。これは
13.2.2 章に記述したものと同様のアッテネータで、優先信号が強く、EQ がこのチャンネルに適応されている場合に
信号がクリッピングすることを防止します。
AVP4-ES100 の出力が優先信号を放送しているときに “Call” アイコンと呼応したイルミネーションによって表示されま
す。フェーダのポジションは公称ゲイン・バリューを反映して変化します。
お問い合わせ先
株式会社ラグナヒルズ
〒 102-0083 東京都千代田区麹町 3-5-2 ビュレックス麹町
Tel:03-3238-6391 Fax:03-3238-6399
Email: [email protected]
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