会 1 会議名(審議会等名) 議 の 概 要 第 1 回 宝塚市子ども審議会 2 開 催 日 時 平成 21 年 5 月 20 日(水) 3 開 催 場 所 宝塚市役所 3階3-3会議室 4 委 梓 加依、芝野松次郎、側垣一也、乾 佳美、足立尚子、 江守典子、岡田粛子、坂本充子、佐藤寿一、 高橋ひろ子、藪内悦子、山口成志、吉川 博、桐山孝子、 田口瑞穂、坪山良弘、 (敬称略) 計 16 名 (欠席3名) 員 出 席 事務局 子ども未来部長、子ども政策課長、同係長、同係員 者 子育て支援課副課長、子ども家庭支援センター所長、保育 関係課 課長、青少年課長、健康推進課長、人権男女共同参画課長、 (拡大事務局) 5 17:00~19:00 教育支援課長 公開不可・一部不可 の場合の理由 6 傍 聴 者 数 7 公 開 の 可 否 8 0 人 ■可 □不可 □一部不可 委嘱辞令交付 〈辞令交付:中川市長〉 9 市長挨拶 中川市長:挨拶 就任1ヶ月、めまぐるしい日々に皆さんの力が励みになった。子ど もや障害がある人が住みやすいまちは、すべての人に住みやすいまちであ り、実現を公約に挙げてきた。子どもの育成に関する施策の推進にご支援、 ご協力を賜りたい。子どもは宝であり、宝物を宝塚市がどう育んでいくか、 活発に議論してほしい。 10 出席委員及び事務局職員の紹介 1 11 正副会長の選出 事務局 :会長を選出する。審議会規則第5条第1項により互選となっているが推薦 はあるか。 (事務局一任という声あり) 事務局 :長く子ども支援にかかわっていただいている芝野委員に会長を、側垣委員 に会長代理をお願いしたい。 (異議なしの声あり) 12 諮問 諮問事項「宝塚市次世代育成支援行動計画(後期)策定」について 〈市長から会長へ諮問〉 会長 :前期計画が宝塚市ではよいプランを作っていただいたので、後期計画につ なげてさらによいものになるよう、審議会で検討したい。 〈市長退席〉 事務局 :これからの進行は芝野会長にお願いする。 13 議題(1) 諮問事項の審議 ①趣旨説明 ②スケジュール(案) ・小委員会設置について 新谷子ども未来部長:〈諮問趣旨説明〉 会長 :意見や質問はないか。エンゼルプラン、新エンゼルプランなどを経て、す べての子育て家庭を対象にすることや、仕事と家庭との両立に向けて企業 の協力も強調されている。ワークライフバランスといって、子どもや家族 を地域で応援していくという趣旨である。 質問がないなら、スケジュールに移る。 事務局 :〈資料№1に基づいてスケジュール案を説明〉 会長 :審議会は4回で、並行して小委員会が5回あり、3月下旬に最終の審議を する。何か質問はないか。他の市では協議会で策定することが多いが、宝 塚市には子ども条例があり、それに基づいて子ども審議会がある。行動計 画にも重みがある。 事務局 :〈宝塚市子ども審議会規則に基づき小委員会について説明〉 前回同様に、小委員会を設置し、実務的な作業をお願いしたい。ここから 7名と、別途臨時委員として外部から4名の委員構成にしたい。 会長 :実質的な検討は小委員会でお願いする。小委員会の委員は、梓委員、江守 委員、岡田委員、側垣委員、田口委員、永橋委員、山口委員の7名を指名 する。臨時委員4名を加え、11名となる。小委員会の会長は、側垣委員 にお願いする。 2 事務局 :臨時委員は学術的視点、専門的視点、保護者の視点、労働者の視点から、 別途4人にお願いすることとしている。(伊藤篤氏<神戸大学大学院教授 >、田上時子氏<女性と子どものエンパワメント関西理事長>、高山洋子 氏<親子育てグループ代表>、渡部美和子氏<連合兵庫・北阪神地域協議 会宝塚地区連絡会代表> (異議なしの声あり) 議題(2) 事務局 次世代育成支援行動計画の進捗状況について :〈資料№2に基づいて宝塚市次世代育成支援行動計画個別事業取組状況を 説明〉 会長 :200 近い個別事業のなかで、新規、拡充などの事業をピックアップしても らった。何か意見などあるか。 委員 :№3120 の学校図書館教育推進事業について、学校に司書を配置というの は、どんなやり方をするのか。新たに市職員を増やすのか、派遣などを使 うのか。派遣だと決まった仕事しかできないなどの制約があるので、非常 勤でもいいから直接雇うようにし、他の市のモデルになってほしい。 事務局 :担当の学校教育課長が欠席しているので、後日回答する。 委員 :№3424 の思春期ひろば事業について、学校に行けない子を集めるだけで なく、学校との連携を今後どのようにしていくか教えてほしい。 関係課 :学校に行かない引きこもりの子の居場所を確保し、親でもない学校の先生 でもない、お兄さん・お姉さんのような人がいて、気軽に話ができるよう な場の提供で、学校教育を補填する趣旨ではないが、必要性は認識してい るので、今後も教育支援課と連携していきたい。 委員 :親御さんがスペースを借りて、地域との協力で活動しているケースもある。 とりあえずは家から出てもらう場所を確保し、安定すれば、教育的なこと も考えたい。 委員 :フリースクールなら出席扱いになる。将来的にはそのような配慮も検討い ただきたい。 委員 :№3119 の学校支援本部事業は、予算がゼロとなっているが、369 万円余 りの県の補助金で行う。今、地域コーディネーターが学校を訪問してニー ズ調査をしており、文化財ボランティアなどに英語教育、環境学習、特別 支援学校の支援をしてもらう。小学校5年生から英語教育が始まるが、今 は 10 名程度の人材しかいないので、新しい分野でのサポートの仕方を審 議しているところである。3年間で作り上げることを目標としている。 会長 :他に意見などないか。 委員 :№3424 の思春期ひろば事業だが、パルや不登校の親の会等の子どもは対 3 象外となるのか。どんなふうに進めるのか教えていただきたい。 関係課 :パルに行っている子を除外はしていない。誰でも参加していただける。教 育やカウンセリングを行うのではなく、あくまでも居場所作りである。児 童福祉法は 18 歳までだが、何歳でも構わない。当事者の方が立ち上げた グループでは 30 代の人もいる。 委員 :安心した。居場所がない子に届く仕組みを考え、一人ひとりに合った場所 が見つかる工夫をしてほしい。 会長 :今日は第1回なので、お一人ずつ、コメントをお願いする。 委員 :改めてこんな事業があったのだと驚いている。 委員 :資料に目を通したが、わからないことが多い。保育所は小学校とのつなが りが薄く、子どもたちがどう育っているか、気にかかる。勉強させてもら いたい。 委員 :№1402 の乳幼児等医療費助成事業は、所得制限があるのか。 事務局 :まず低所得者と一般という区分けがあり、保護者の所得が 532 万円未満 かどうかで制限がある。市民税の所得割によって負担が違う。 委員 :わかりやすく明記してほしい。これでは全員無料と誤解する。 委員 :№1214 のラッコ教室というのを詳しく教えていただきたい。 関係課 :1歳6か月児健診のときに、少し発達がゆっくりという人に対して後日 保健師が助言したり、遊びの指導をしたりする教室である。 委員 :子どもは問題なくても、親が神経質でよい能力が引き出せないケースも対 象か。 関係課 :判断によるが、対象となる。適切に相談にのり、参加してもらえるように 声をかける必要がある。 会長 :専門的な発達支援が必要な幼児が増加していると課題に書かれているが、 どんな見解か。 関係課 :遊び方などについて支援する程度の子どもが多いが、専門的な相談を受け るべき子どもも受け皿が足りず健康センターで引き受けているのが現状で ある。 委員 :補導委員として元気すぎる子どもたちとかかわってきたので、わからない ことも多い。これから勉強したい。 委員 :№1216 の産後ヘルパー派遣事業は、目標値が 300 回と大きな数字だが。 関係課 :出発点での目標設定が難しかったが、徐々に利用が増えている。300 回と いうのは延べ回数である。一人当たり、産後8週まで、延べ 15 回まで利 用できる。多胎児は 25 回である。日中に家事や育児の手伝いをする人が 居ない人を対象としているが、上手に使う人が増えてきた。 委員 :しっかり啓発していただき、うまく使ってもらいたい。 4 委員 :№5106 の放課後子ども教室事業、№5118 の放課後プラン人材育成・啓発 事業について質問する。地域の方が熱意をもってがんばったが、PTAの 協力が得られない学校もあった。熱意をもっている親が卒業してしまう と、次の人を巻き込まないと続かない。地域の方もがんばっているが、継 続していくために何が必要か、人材育成も含めて考えてもらいたい。文部 科学省の予算がもしなくなっても市の独自事業として続けてもらいたい。 関係課 :19 年度から始まり3ヵ年で全校に広げる予定である。県の会議でも継続 していく事業と認識されたが、受け皿となる実行委員会は、地域によって 温度差がある。ふるさと雇用の補助金をもらって事業としてやっている。 委員 :児童館は0~18 歳が無料で来られる場所だが、地区に1つしかない。小 学校では校区外に出てはいけないという指導があり、中学校もいったん帰 ってからという指導が多い。しかし児童館は校区外でも行ける場所とし て、学校と児童館が連携しないと、校区外にある児童館は利用できないと いう誤った認識につながる。校区外児童の扱いはどうなっているのか。 委員 :小学校の立場で言うと、校区からは一人で出ないというのが生活指導の方 針である。末広小学校は野上児童館だが、逆瀬川の駅を越えるので、原則 として出ないようにという指導である。しかし、帰宅後は保護者の判断と いうことになる。運営委員にもなっており、児童館の働きや機能は十分に 理解している。月に1度、児童館だよりをもらったときには、掲示してい る。 委員 :私の近くに児童館はない。 事務局 :7箇所目を今年度に整備している。 会長 :近くにないところでは、出前方式もとっている。 委員 :出前児童館にかかわっていて、1 歳前後にアレルギーが出るケースが増え てきた。№1211 の乳児相談は1歳未満の乳児の保護者を対象としている が、もう少し広げてもらいたい。保育所ではできないか。小さい子のいる お母さんは遠くに行けず、不安を抱えている人も多い。 関係課 :子ども未来部と健康推進課で、福祉と母子保健が協力できないかと検討し ている。今いただいた意見を参考に検討したい。 委員 :難しい参考書をいただいた気持ちである。とても多くの事業があるので、 考えるヒントとしたい。 委員 :仕事と子育ての状況のところだが、実態がよくわからないので、どこかに 実態調査のようなものを入れていただきたい。事業主や働いている人がど んなことで困っているかを把握し、問題解決が出来る事業をしてほしい。 当社では、子どものいる人は保育所の時間に合わせるなど柔軟な対応をし ている。 5 会長 :企業への実態調査はしているのか。 事務局 :企業の実態調査は進んでいない。 会長 :できればヒアリングなどやりたい。 委員 :子育て支援の受け皿は出来てきたが、母親像が変わってきた。高所得者の 親が支援から外れ問題となっている。30代後半など孤立しているお母さ んの居場所を確保することが課題である。 №1224 の健全母性育成事業について、性教育にかかわっているが、4年 生は大人になることに希望をもっており、この段階で子育てをきちんと教 えることが大切である。6年生になると違った目で見ており、命の教育を 早期に進めたい。 委員 :幼児教育に長く携わってきたが、支援が必要な幼児が多い。№1306 の子 ども発達総合相談は月に1回で相談に来てもお母さんはなかなか納得し ないし、順番も回ってこない。予算が 180 万円、12 回しかないというこ とで残念である。学校に行くまでに対策ができるよう、拡充してもらいた い。また家庭教育学級の予算が切れてしまい、私立幼稚園の就園奨励金も 切れた。ぜひ検討願いたい。 会長 :継続現状維持だけでなく、拡充も検討いただきたい。 委員 :いろいろな制度が進んでいるが、もれているケースがある。例えばインフ ルエンザによる保育所休業の件でも、困っている人がいる。仕組みがたく さんあっても本当に困ったときに、使えなければ意味がない。生活全般に わたって地域に密着しながらフォローする窓口やコーディネーターは後 期計画の要。是非考えてもらいたい。 会長 :総合コーディネートについてもなかなか機能していないようだ。 委員 :施策間の融通性、連携など、次につながっていくようなトータルな視点が 必要である。幼保小の連携も考えていかなければならない。 会長 :本日はいろいろな意見を頂戴した。事務連絡はあるか。 事務局 :小委員会は、6月 23 日6時半より行う。他の委員にも逐次報告する。 会長 :この本委員会は、小委員会の動きを待つことになる。 新谷 :積極的なご意見、市への指摘もいただいた。個別事業の取り組み状況の資 料は、個別の事業を積み上げたが、もう少し大きなスパンでトータルな施 策の検証をやっている。機会があれば、もう少し大きな形での事業評価を お示ししたい。冒頭で言うべきだったが、昨年来審議会の見直しと言う事 で、青少年問題協議会と子ども審議会について、この3月議会で条例を改 正し、2つの審議会が合併して両方の機能を担うようになった。トータル な子ども施策を審議いただきたい。 6 大変お世話になるが、貴重な意見をどんどん出していただき、よりすばら しい後期計画を策定したい。 7
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