5.新エネルギー導入目標 平成 22 年度における甲府市の新エネルギー導入目標を設定します。甲府市地球温暖化対策推進 計画では、 「新エネルギーの活用、自動車対策、省エネルギーの推進、省資源対策、温室効果ガス 吸収・固定源対策、フロン等対策により、平成 22 年度までに平成 10 年度の甲府市温室効果ガス 排出量の 15%を削減する。」としています。この目標と国のエネルギー政策における新エネルギ ー導入目標との整合を図り、本ビジョンにおいては、新エネルギー導入目標を以下のように設定 しました。 ■新エネルギー導入目標■ 甲府市地球温暖化対策推進計画における温室効果ガス排出削減目標で ある15%のうち、新エネルギー導入に係る取り組み(自動車対策の一 部、新エネルギーの活用)によって7%削減することを新エネルギー の導入目標とする。 参考資料 甲府市地球温暖化対策推進計画の温室効果ガス排出削減目標 ■温室効果ガス削減目標(甲府市地球温暖化対策推進計画) 平成 10 年度排出量の 15%削減(炭素換算) 平成 10 年度(1998 年度)829,000t-CO2 平成 22 年度(2010 年度)705,470t-CO2 ■取り組み体系 省エネルギーの推進 エネルギーの有効利用 自動車対策 新エネルギーの活用 排出抑制対策 廃棄物の発生・排出抑制 二酸化炭素、メ タン、一酸化ニ 窒素対策 省資源対策の推進 吸収・固定源対策 リサイクルの推進 みどりの保全 緑化の推進 フロン等の使用抑制 フロン等対策 フロン等の排出抑制 フロン等排出量の実態把握 *白字で示す「自動車対策」の一部及び「新エネルギーの活用」を地域新エネルギービジョン に係る取り組みと位置付け、15%のうち、これらの取り組みによって7%を賄うことを本ビ ジョンの新エネルギー導入目標とする。 参考資料 温室効果ガスを7%削減するために必要な新エネルギーの必要量試算 ■温室効果ガス7%削減するために必要な太陽光発電(一例として) 7%削減を達成するためには、炭素換算で 57,647t-CO2 の温室効果ガスを削減する必要があ ります。この削減量は、住宅当たり 3kW の太陽光電池パネルを想定すると、5 万軒の住宅に全 て設置することによって達成される目標と言えます。 備考1)甲府市持ち家住宅数は 4 万軒程度である。 2)上記試算は、太陽光発電のみで全て削減するという設定であるが、実際には、他の新エネルギーも含めて目標を達 成していく。 3)削減量 57,647t-CO 2=(829,000t-CO 2―705,470t-CO2 )×7%÷15% 4)5 万軒≒57,647t-CO2 ÷1,171kg-CO2 /軒(本編第4章におけるモデルケース CO2 削減量を適用した場合)
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