Oracle Solaris Cluster | 新機能

Oracle Solaris Cluster | 新機能
Oracle Solaris Cluster | 新機能
おもな利点
• 仮想化サポートを組み込むことで、安
全なクラウド・デプロイメントを実現
• 迅速なシステム障害検出により、ノン
ストップの可用性を実現
• アプリケーションの優先順位付けと、
クラスタ間のロードバランシング
• Oracleのアプリケーションとデータ
ベース向けに、事前にエンジニアリン
グ/テスト済み
• 大量のアプリケーションとデータベー
スへの標準サポート
• ディザスタ・リカバリの際、リカバリ
時間を大幅に短縮し、データ整合性を
保持
• Oracle Enterprise Managerによる包括
的なクラウド管理
Oracle Solaris Clusterは、Oracle Solaris の高可用性(HA)機能とディザスタ・
リカバリ(DR)機能を強化して、従来のOracle Solarisエンタープライズ・デ
プロイメントだけでなく、Oracle Solarisベースのプライベート・クラウド、
パブリック・クラウド、ハイブリッド・クラウド環境に対してもアプリケー
ション・リカバリとサービス・リカバリを可能にします。
Oracleデプロイメントに対応した最高のUnix®の可用性
Oracle Solaris Clusterは、あらゆるOracleスタックで最高の威力を発揮します。Oracle
データベースとアプリケーションの組込みサポートにより、ソリューション固有の障
害検出とリカバリを実現して、コンポーネントが故障した場合でも、システム停止を
低減するか、ゼロにします。Oracle Sunサーバー、ストレージ・システム、およびネッ
トワーキング・コンポーネントで徹底的にテストされたOracle Solaris Clusterは、Oracle
SuperClusterエンジニアド・システムなどのOracle SunサーバーとOracle Optimized
Solutions向けに高可用性インフラストラクチャを提供し、多層仮想構成のミッショ
ン・クリティカル・アプリケーションとデータベースを保護します。
クラウド・インフラストラクチャに対応
Oracle Solaris ClusterはOracle Solarisを拡張して、仮想化されたクラウド環境でミッ
ション・クリティカルなワークロードを実行するために必要なインフラストラクチャ
を実現します。高度な監視、ポリシー・ベースのリカバリ、および信頼できる多層間
の依存性管理を通じて、アプリケーション、ゾーン、およびOracle VM Server for SPARC
デプロイメントを保護します。Oracle Solaris Zone Clustersにより、仮想クラスタ・イ
ンフラストラクチャを提供して、障害の分離、個別のリソース管理、プライベート・
ネットワーク、およびマルチテナント環境での管理作業の独立性を実現します。Oracle
Enterprise Manager Ops Centerとの統合により、自動検出およびクラスタ全体のプロ
ビジョニングとパッチを可能にして、運用を容易にします。
エンタープライズ・アプリケーションに対応する卓越した可用性
Oracle Solaris ClusterはOracle Solarisとの緊密な統合により、システム障害を常に素早
く検出して、障害の通知とアプリケーション・フェイルオーバーを迅速に実行し、全
体的なサービス・リカバリ時間を大幅に短縮するので、アプリケーションの停止が激
減します。
Oracle Solaris Clusterは、オラクルおよび主要なISVが提供するアプリケーションとデー
タベースを標準でサポートしているため、開発やスクリプト作成のタスクが回避され
るとともに、従来型システムや仮想環境での迅速な展開が円滑化されます。また、
Oracle Solaris Clusterエージェント・ツールキットを使用すると、最小限の労力でカス
タム・アプリケーションに対するサポートを追加できます。
Oracle Solaris Clusterはマルチサイト、マルチクラスタのディザスタ・リカバリも搭載
することで、自動化されたアプリケーション・フェイルオーバーと、アプリケーショ
ン、ストレージ、およびホストに基づくレプリケーション・ソリューションとの連携
を通じて、災害からビジネス・サービスを保護します。
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Oracle Solaris Cluster | 新機能
Oracle Solaris Clusterの新機能
•
Oracle Solaris Cluster 4.1 - Oracle Solaris 11.1
•
Oracle Solaris Cluster 3.3 3/13 - Oracle Solaris 10 NEW
•
Oracle Solaris Cluster 4.0 - Oracle Solaris 11
•
Oracle Solaris Cluster 3.3 5/11 - Oracle Solaris 10
Oracle Solaris Cluster 4.1
(Oracle Solaris 11.1)
Oracle Solaris Cluster 4.1は、高可用性とディザスタ・リカバリに対応するOracle Solaris
11.1の関連製品です。Oracle Solaris Cluster 4.0初のアップデート製品です。
仮想化
•
Oracle Solaris 10 Zone Cluster
Oracle Solaris 11に加えて、Oracle Solaris 10をOracle Solaris Zoneクラスタ内にデプロ
イ可能になりました。この新機能により、Oracle Solaris 10アプリケーションをOracle
Solaris 11ベース・システム内の保護クラスタ環境に展開できます。テスト済みで完成
度の高いOracle Solaris 10ソリューションを展開することで、新しいアプリケーション
環境へのリスクを最小限に抑えながら、ネットワーク仮想化や強化されたインストー
ル・ツールなど、Oracle Solaris 11の最良の機能を利用できます。そのメリットとして、
お客様の投資は保護され、TCOが低減します。
•
Oracle Solaris Zone Clusterの排他的IP
Oracle Solaris Zone Clusterは、Oracle Solaris 11でデフォルトになっている"排他的IP"
で構成できるようになりました。そのため、ゾーン・クラスタ内のOracle Solarisネッ
トワーク仮想化のすべての利点を活用できます。
可用性
•
M8000/M9000メモリ・ボードの動的再構成
Oracle Solaris Clusterでは、ライブ・クラスタ・ノード上の動的再構成を通じて、カー
ネル・メモリが存在するシステム・ボードを交換できるようになりました。更新中の
ノードのハートビート監視が一時停止され、再構成処理が完了すると、再び有効化さ
れます。この機能によって、ノードの中断が望ましくない状況でも修理を進めること
が可能になり、M-8000/9000サーバーの保守性が改善されます。残りのクラスタ・ノー
ドがシングル・ポイント障害になる場合に、リスクと時間が軽減されます。
•
Oracle SuperClusterに対応するSDP/InfiniBand(IB)の統合
Oracle Solaris ClusterとSDP間のこの緊密な統合により、IBをクラスタ・インターコネ
クトとして使用する構成を簡素化して、より迅速で信頼できるリンク障害検出を実現
します。この機能により、単一リンク障害が発生した場合には、SDP接続のフェイル
オーバーが迅速に実行され、ノードに障害が発生した際には、アプリケーション・リ
カバリがすぐに開始されます。
•
ストレージの迅速な障害検出およびフェイルファースト
I/Oプローブの上限を定義できるようになったため、デバイス障害がより迅速に通知さ
れます。さらに、ストレージ・エラーが検出されたときに、ノードを即座に再起動す
るためのフェイルファースト・オプションも利用できます。これらのオプションを使
用すると、ストレージの障害検出時間を数分から数秒に短縮でき、サービス・リカバ
リ時間も向上します。
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Oracle Solaris Cluster | 新機能
•
HA-ZFSデータ整合性の保護を改善
このバージョンのOracle Solaris Clusterは、HA構成のZFSの保護を改善します。ZFSプー
ルをインポートする前に、現在のクラスタのノード上でインポートされた状態になっ
ていないことを検証する機能を増やすことで、複数のインポートによってデータがさ
らに破損するのを防ぎます。
•
ノードあたりの依存性管理を改善
ノードあたりのリソース依存性により、各ノードのフェイルオーバーIPアドレスを個
別に構成しやすくなり、クラスタ・ノードが停止したときに、クライアント側のTCP
タイムアウトが不要になります。クライアントは別のサーバーに接続して即座にリカ
バリできるため、サービスのダウンタイムを数分から数秒に軽減できます。
ディザスタ・リカバリ
•
Sun ZFS Storage Applianceのレプリケーション
このリリースでは、ジオ・クラスタ向けSun ZFS Storage Applianceレプリケーション
のサポートが追加されています。Oracle SuperClusterなど、Sun ZFS Storage Appliance
(SA)を搭載する、地理的に分散したマルチクラスタ構成で自動ディザスタ・リカバ
リを実現します。ZFS SAレプリケーション・メカニズムとアプリケーション・フェイ
ルオーバー処理を連動させることで、保守作業やサイト全体の障害発生時に、リカバ
リ処理を安全に実行できます。
セキュリティ
•
Oracle Solaris 11.1でのOracle Solaris Trusted Extensionsの完全サポート
このリリースでは、Oracle Solaris 11上のOracle Solaris Zoneクラスタに基づく検証済
みのすべてのOracle Solaris Cluster構成に、
Oracle Solaris Trusted Extensionsのサポート
を拡張します。
Oracle Solaris Clusterはこの機能により、マルチレベルのセキュリティ環境に高可用性
をもたらして、ミッション・クリティカルなアプリケーションに対応します。
•
エージェント・フレームワークのセキュリティ強化機能
この新バージョンでは、機密情報をセキュアなデータ・ストアに保存し、root権限な
しで実行する必要のあるエージェントを開発するための適切な方法を提供することで、
新しいエージェントの開発を促進します。
容易な操作
•
ゾーン・クラスタ、PeopleSoft、およびOracle WebLogic Serverの構成ウィザード
構成ウィザードは、段階的なリソース構成を通じてユーザーをガイドします。デフォ
ルト値が自動検出、自動選択されるので、手動の操作が最小限で済みます。また、選
択可能なオプション表示によって複数の選択肢が示され、手動で値を入力でき、選択
した内容の有効性が検証されます。これらのウィザードを使用すると、構成エラーを
回避できます。初心者は専門知識を身に付ける必要が減少し、上級ユーザーは時間を
節約できます。
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Oracle Solaris Cluster | 新機能
アプリケーションの統合
•
•
新しいアプリケーション
•
Oracle Web Tier for Oracle Fusion 11.1.1.4および11.1.1.5
•
Oracle PeopleSoft Job Scheduler 8.52
•
Oracle External Proxy 10g Release 2、11g Release 1、および11g Release 2
新たにサポートされるアプリケーション・バージョン
•
Oracle E-Business Suite 12.1
•
Oracle iPlanet Web Server 7.0
•
Oracle PeopleSoft Application Server 8.52
•
Oracle WebLogic Server 10.3.5、10.3.6
•
Glassfish Server Message Queue 4.5.2
•
MySQL Cluster 7.2
•
SAP 7.3
注:Oracle Solaris Cluster対応リストは定期的に更新されています。最新情報について
は、営業担当にお問い合わせください。
Oracle Solaris Cluster 3.3 3/13の新機能
(Oracle Solaris 10)
Oracle Solaris Cluster 3.3 3/13は、Oracle Solaris Cluster 3.3の最新バージョンです。
Oracle Solaris 10をご使用のお客様に、Oracle Solaris Cluster 4.1上で利用可能なレベル
と同じ、高度なOracle Solaris Clusterの高可用性とディザスタ・リカバリ機能を提供し
ます。
可用性
•
ストレージの迅速な障害検出およびフェイルファースト
I/Oプローブの上限を定義できるようになったため、デバイスの障害がより迅速に通知
されます。さらに、ストレージ・エラーが検出されたときに、ノードを即座に再起動
するためのフェイルファースト・オプションも利用できます。これらのオプションを
使用すると、ストレージの障害検出時間を数分から数秒に短縮でき、サービス・リカ
バリ時間も向上します。
•
HA-ZFSデータ整合性の保護を改善
このバージョンのOracle Solaris Clusterは、HA構成のZFSの保護を改善します。ZFSプー
ルをインポートする前に、現在のクラスタのノード上でインポートされた状態になっ
ていないことを検証する機能を増やすことで、複数のインポートによってデータがさ
らに破損するのを防ぎます。
•
ノードあたりの依存性管理を改善
ノードあたりのリソース依存性により、各ノードのフェイルオーバーIPアドレスを個
別に構成しやすくなり、クラスタ・ノードが停止したときに、クライアント側のTCP
タイムアウトが不要になります。クライアントは別のサーバーに接続して即座にリカ
バリできるため、サービスのダウンタイムを数分から数秒に軽減できます。
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Oracle Solaris Cluster | 新機能
•
M8000/M9000メモリ・ボードの動的再構成
Oracle Solaris Clusterでは、ライブ・クラスタ・ノード上の動的再構成を通じて、カー
ネル・メモリが存在するシステム・ボードを交換できるようになりました。更新中の
ノードのハートビート監視が一時停止され、再構成処理が完了すると、再び有効化さ
れます。この機能によって、ノードの中断が望ましくない状況でも修理を進めること
が可能になり、M8000/9000サーバーの保守性が改善されます。残りのクラスタ・ノー
ドがシングル・ポイント障害になる場合に、リスクと時間が軽減されます。
ディザスタ・リカバリ
•
Sun ZFS Storage Applianceのレプリケーション
このリリースでは、ジオ・クラスタ向けSun ZFS Storage Applianceレプリケーション
のサポートが追加されています。Oracle SuperClusterなど、Sun ZFS Storage Appliance
(SA)を搭載する、地理的に分散したマルチクラスタ構成で自動ディザスタ・リカバ
リを実現します。ZFS SAレプリケーション・メカニズムとアプリケーション・フェイ
ルオーバー処理を連動させることで、保守作業やサイト全体の障害発生時に、リカバ
リ処理を安全に実行できます。
セキュリティ
•
エージェント・フレームワークのセキュリティ強化機能
この新バージョンでは、機密情報をセキュアなデータ・ストアに保存し、root権限な
しで実行する必要のあるエージェントを開発するための適切な方法を提供することで、
新しいエージェントの開発を促進します。
容易な操作
•
ゾーン・クラスタ、PeopleSoft、およびOracle WebLogic Serverの構成ウィザード
構成ウィザードは、段階的なリソース構成を通じてユーザーをガイドします。デフォ
ルト値が自動検出、自動選択されるので、手動の操作が最小限で済みます。また、選
択可能なオプション表示によって複数の選択肢が示され、手動で値を入力でき、選択
した内容の有効性が検証されます。これらのウィザードを使用すると、構成エラーを
回避できます。初心者は専門知識を身に付ける必要が減少し、上級ユーザーは時間を
節約できます。
アプリケーションの統合
•
•
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新しいアプリケーション
•
Oracle Web Tier for Oracle Fusion 11.1.1.4および11.1.1.5
•
Oracle PeopleSoft Job Scheduler 8.52
•
Oracle External Proxy 10g Release 2、11g Release 1、および11g Release 2
新たにサポートされるアプリケーション・バージョン
•
Oracle E-Business Suite 12.1
•
Oracle iPlanet Web Server 7.0
•
Oracle PeopleSoft Application Server 8.52
•
Oracle WebLogic Server 10.3.5、10.3.6
•
Glassfish Server Message Queue 4.5.2
•
MySQL Cluster 7.2
•
SAP 7.3
Oracle Solaris Cluster | 新機能
注:Oracle Solaris Cluster対応リストは定期的に更新されています。最新情報について
は、営業担当にお問い合わせください。
Oracle Solaris Cluster 4.0の新機能
(Oracle Solaris 11)
Oracle Solaris Cluster 4.0は、Oracle Solaris 11のサポートを導入する初めてのOracle
Solaris Clusterリリースです。Oracle Solaris 11の一元的なインストール作業を実現し
ます。
•
Oracle Solaris Cluster 4.0は新しいOracle Solaris Image Packaging System(Oracle
Solaris IPS)を使用して、ソフトウェア・デリバリを簡素化し、ライフ・サイクル
管理を促進します。Oracle Solaris IPSは、エラーのないソフトウェア更新と自動的
なパッチ依存性解決を実現します。瞬時のスナップショットとロールバックを可
能にする新しいOracle Solaris Boot Environmentツールとともに、Oracle Solaris
Clusterの新しいパッケージング・フレームワークを使用すると、ソフトウェア更
新のリスクが低減し、ソフトウェア保守中のダウンタイムを最終的に、最小から
ゼロにすることができます。
•
Oracle Solaris Cluster 4.0は、Oracle Solaris 11の自動インストーラをサポートして、
統合された自動システム・プロビジョニングを実現します。自動インストーラによっ
て、Oracle Solarisを含めたフルスタックでのデプロイが容易になり、Oracle Solaris
Clusterはマルチノード・インストールを促進します。
Oracle Solaris Cluster 4.0は、高可用性およびディザスタ・リカバリのサポートにより、
Oracle SolarisゾーンをOracle Solaris 11上で拡張します。
•
Oracle Solaris zone clusterを使用すると、仮想クラスタを作成して、物理的に1つの
クラスタ構成内に、複数アプリケーションや多層化ワークロードを展開できます。
アプリケーションはそれぞれの固有ゾーン・クラスタ内で実行でき、オンデマンド
で別のサーバーに移行できます。または、事前定義されたアプリケーション固有の
手順や、負荷および優先度の分散ポリシーに従って、障害時にフェイルオーバーで
きます。
•
Oracle Solaris Clusterのフェイルオーバー・ゾーンを使用すると、個別のゾーンをオ
ンデマンドで別のサーバーに移動でき、障害時にはフェイルオーバーできます。顧
客は、フェイルオーバー・ゾーンを使用して、Oracle Solaris 10またはOracle Solaris
11のネイティブ・ゾーンを管理できます。そのため、Oracle Solaris 10と同じ高可用
性インフラストラクチャのサポートを実現して、Oracle Solaris 10のゾーンまたはシ
ステムをOracle Solaris 11にスムーズに移行できます。
Oracle Solaris Cluster 4.0は、自動アプリケーション・フェイルオーバーと、StorageTek
Availability Suite 4.0、Oracle Data Guard、およびスクリプト・ベースのプラグインな
どのレプリケーション・ソリューションとの連携を通じて、Oracle Solaris 11の従来型
ワークロードと仮想化ワークロードに対応した、障害からの信頼できる保護機能を提
供します。
Oracle Solaris Cluster 4.0には、Apache、Apache Tomcat、DHCP、DNS、NFSなどの
Oracle Solaris 11サービス、およびOracle Database 11.2.0.3(シングル・インスタンス
とOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)
)やWebLogic Serverなどの追加の
Oracleソフトウェアへの組込みサポートがあります。この標準サポートにより、シス
テム管理者は、Oracle Solaris 11デプロイメントで簡単にアプリケーションの可用性を
強化し、サービス管理を簡素化できます。
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Oracle Solaris Cluster | 新機能
Oracle Solaris Cluster 3.3 5/11の新機能
(Oracle Solaris 10)
柔軟性
•
OracleのSun ZFS Storage ApplianceをNASデバイスとして使用可能
この機能を使用すると、Oracle Solaris Cluster内で実行中のすべてのHAアプリケーショ
ンに対し、Sun ZFS Storage ApplianceをNFSサーバーとして使用できます。排除され
たクラスタ・ノードからストレージへのアクセスのブロック、Sun ZFS Storage
Applianceのクォーラム・デバイスとしての使用、セカンダリ・ノードにフェイルオー
バーしたアプリケーションが保持するNFSロックの解除がサポートされます。統合ス
トレージのメリットを安全にフル活用して、ミッション・クリティカルなアプリケー
ションをOracle Solaris Cluster環境に展開することが可能となっています。Oracle
Solaris Clusterは、ストレージ・アプライアンスに保存されたデータをストレージ・フェ
ンシングで破損から保護します。また、クォーラム・メカニズムを使用することで、
クラスタ・パーティション化を防ぎます。これらの新機能により、Sun ZFS Storage
Applianceは、iSCSI/FC LUNに加えてNFS共有が可能となりました。また、Oracle Solaris
Clusterであらゆる構成を使用して、Oracle Databaseのシングル・インスタンス(Oracle
Solaris Cluster HA for Oracle)やOracle Real Application Clustersを含めたアプリケー
ションとデータベースをサポートできるようになりました。
•
Oracle ACFS
Oracle Automatic Storage Management Cluster File System(Oracle ACFS)は、マルチ
ライター・スケーラブル・ファイル・システムおよびストレージ管理テクノロジーで
あり、Oracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)機能を拡張して、Oracle
Database外部にあるカスタマ・ファイルをサポートします。このリリースでは、Oracle
Solaris Clusterストレージ管理スタックへのOracle Automatic Storage Management
Cluster File Systemのサポートが追加されています。
Oracle RACなどさまざまなアプリケーションとともにOracle Solaris Clusterを多層構造
で展開している場合は、Oracle ACFSを汎用ファイル・システムとして利用し、実行可
能ファイル、アプリケーション・データファイル、およびOracle Databaseホームを保
存できるようになりました。
7
Oracle Solaris Cluster | 新機能
診断機能
•
クラスタ検証ツールの拡張機能
Oracle Solaris Cluster検証ツールの拡張により、Oracleコンサルティング・チームが定
義したベスト・プラクティスに基づくクラスタ検証機能が搭載されています。静的
チェックと動的チェックの両方があり、もっとも一般的なインストールと構成のエ
ラーを検出できます。また、フォールト挿入など、さまざまなシナリオを実行するた
めに使用して、適切なクラスタ動作を検証できます。
このツールを使用すると、インストールや構成のエラーによる誤動作の潜在的な原因
を事前に識別できます。管理者は、コンポーネントの障害が"フェイルオーバーの失敗
"になってサービス停止を引き起こす前に問題を修正できます。
仮想化
•
Oracle Solaris Containers cluster(別名Oracle Solaris Zone clusters)の新しいオプ
ション
仮想クラスタにまたがるファイル・システムの共有:
ZFS、UFS、QFS、およびVxFSは高可用性ローカル・ファイル・システムとして、Oracle
Solaris Containers cluster内に設定できます。この新しい機能により、これらの仮想ク
ラスタで実行されている複数のアプリケーションが、読取りモードと書込みモードで、
同じファイル・システムにアクセスできます。その結果、別々の仮想クラスタに展開
されたアプリケーションが、HAローカル・ファイル・システムに保存されている共通
データを共有できるようになります。
リソース・グループ管理:
別々のOracle Solaris Containers clustersで実行中のアプリケーション間で依存性を構
成することが可能になりました。そのため、同じ仮想クラスタ内で実行されていない
場合でも、これらさまざまなアプリケーションの起動、停止、フェイルオーバーを調
整できます。たとえば、リソース・グループ管理を使用すると、スイッチオーバーま
たはフェイルオーバーが発生しても、パフォーマンスや整合性を維持するために、関
連サービスが常に同じ物理ノードで強制的に実行されるように設定することが可能と
なります。
このリリースでは、Oracle Solaris Containers clusterが提供する障害とリソースの分離
を利用して、マルチコンポーネント・アプリケーションの可用性、柔軟性、およびパ
フォーマンスを強化します。
現在利用可能なすべてのアプリケーション・エージェントに対し、Oracle Solaris
Containers clustersを標準サポート
Oracleのアプリケーションとデータベース、およびSAP(SAP NetWeaver、SAP
LiveCache、MaxDB)
、iPlanet Web Proxy、Sybase ASE、DNSを含む他のISVアプリケー
ション、その他多数のアプリケーションが、スクリプトを追加で作成することなく、
Oracle Solaris Containers clustersでサポートされるようになりました。
Oracle Solaris Clusterは、最高の信頼性、障害とセキュリティの分離、およびOracle
Solaris OS仮想化との極めて緊密な統合を結集したデプロイ環境をミッション・クリ
ティカルなアプリケーションに提供して、比類ないサービスの可用性を低コストで実
現します。Oracle Solaris Clusterは、アプリケーション固有のすぐに使えるモジュール
を多数搭載しているため、特定の開発を行わなくても、これらのアプリケーションを
Oracle Solaris Cluster環境に素早く展開できます。
8
Oracle Solaris Cluster | 新機能
アプリケーションの統合
•
新たにサポートされるアプリケーション・バージョン
-Apache Tomcat 5.5.xおよび7.0.6
-Agfa IMPAX 6.4
-IBM WebSphere MQ Message Broker 7.0
-MySQL 5.5
-Samba 3.5.5
-SAP kernel 7.11
-Sun GlassFish Message Queue 4.4 Update 1
-SWIFTAlliance AccessおよびGateway 7.0
•
新たにサポートされるデータベース・バージョン
- Oracle Database 11g Release 2:11.2.0.1、11.2.0.2、Oracle Solaris Containers clusters
内のOracle RAC、クラスタ化されたOracle ASM
-Oracle Database 10g Release 2(10.2.0.5)
- x64上のOracle9i RACおよびOracle Database 10g Release 2 Oracle RACがOracle
Solaris Containersでサポート
幅広い先進的なアプリケーションとデータベースを標準サポートしているため、時間
のかかるスクリプト作成が不要になり、アプリケーションをクラスタ化環境に展開す
る際に高い信頼性を発揮します。
ディザスタ・リカバリ
•
ジオ・クラスタのOracle Databaseシングル・インスタンスに対応するOracle Data
Guardレプリケーション
Oracle Solaris Cluster Geographic Edition機能はOracle Data Guardをサポートして、ア
プリケーション・ベースのレプリケーションに対応することで、地理的に分散したマ
ルチクラスタ構成のOracleシングル・インスタンス・データベースを保護します。
Oracle Solaris Cluster Geographic Editionは、地理的に分散したマルチクラスタ構成で
自動的なディザスタ・リカバリを実現します。さまざまなレプリケーション・メカニ
ズムとアプリケーション・フェイルオーバー処理を調整することで、サイト全体の障
害で生じる停止からアプリケーション・サービスを保護し、ローカル・クラスタまた
はサイトの保守によるサービス中断を制限します。災害が発生した場合は、Oracle
Solaris Cluster Geographic Editionが実現する自動化により、リカバリ手順を安心して
完了できます。これらの手順は事前にテスト可能で、ストレス下で起こる人為的エラー
を防ぎ、勤務中のスタッフが高いレベルの専門知識を持つ必要も減少します。
マルチクラスタ構成でOracle Data Guardを搭載したOracleシングル・インスタンス・
データベースおよびOracle RACベースのシステム双方の自動ディザスタ・リカバリに
より、最大限の可用性を実現できるようになりました。
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Oracle Solaris Cluster | 新機能
•
マルチサイト構成とマルチクラスタ構成向けのストレージ・ベースのレプリケー
ションに対応するZFS
このリリースでは、Hitachi Universal Replicatorなどのストレージ・ベースのレプリケー
ション・ソリューションをキャンパス・クラスタ(1つのクラスタが複数の都市地域に
またがって対応)およびジオ・クラスタ(複数のクラスタが距離無制限で対応)の両
方でサポートします。
Oracle Solaris Clusterは、もっとも条件の厳しいお客様により多くの選択肢を提供しま
す。実証済みのディザスタ・リカバリ・ソリューションを導入し、もっとも革新的な
ファイル・システムであるZFSを使用しながら、お客様が選択したストレージとデー
タ・レプリケーションを採用できます。
•
新しいスリーデータセンター(3DC)トポロジ
このリリースでは、Oracle Solaris Cluster Geographic Editionの連携に基づくスリー
データセンター・トポロジ("3DC")
、別名3サイト・トポロジをサポートします。Oracle
Solaris Cluster Geographic Editionは、1つのキャンパス・クラスタと1つの標準クラス
タを組み合わせ、これら2つのクラスタ間でアプリケーション・ベースのレプリケー
ションを利用します。たとえば、Oracleシングル・インスタンス・データベースを3サ
イト・トポロジで使用して、地理的に分離したメトロ・クラスタのメリットを融合で
きます。
この機能により、災害時の存続可能性とデータ整合性のトレードオフを行う必要がな
くなります。キャンパス・クラスタは、近距離の場合に同期レプリケーションまたは
共有ストレージとともに使用して、局地的な停止が起こったときに、データの整合性
を維持します。ジオ・クラスタは、遠距離の場合にアプリケーション・ベースの非同
期レプリケーションにより災害に対する保護を行います。
容易な操作
•
ウィザードを使用したOracle 11g Release 2のHA for Oracle/Oracle RAC構成
新しい構成ウィザードの導入により、Oracle Database 11g Release 2をOracle Solaris
Cluster環境でHA for Oracle構成またはOracle RAC構成にスムーズに設定できます。
WebまたはCLIベースのインタフェースを搭載しており、コンポーネントの自動検出、
迅速な検証、オンライン・ヘルプを提供します。
このウィザードを使用すると、HA for Oracle環境とOracle RAC環境で複雑なOracle
Database 11g Release 2を迅速、簡単に構成できます。このウィザードでは、初心者は
トレーニングの必要が低減され、上級ユーザーは短時間で構成を終了できます。
セキュリティ
•
Oracle Solaris Trusted Extensionsの完全サポート
このリリースでは、Oracle Solaris Containers clustersに基づく検証済みのすべての
Oracle Solaris Cluster構成に、
Oracle Solaris Trusted Extensionsのサポートを拡張します。
Oracle Solaris Clusterはこの機能により、マルチレベルのセキュリティ環境に高可用性
をもたらして、ミッション・クリティカルなアプリケーションに対応します。
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Oracle Solaris Cluster | 新機能
Oracle Solaris Cluster 3.3の新機能
(Oracle Solaris 10)
可用性
•
ストレージ・リソースのアクティブ監視
•
アプリケーション・サービスの柔軟な負荷分散
仮想化
•
Oracle Business Intelligence Enterprise Edition、Oracle WebLogic Server、MySQLク
ラスタ、PeopleSoft、Oracle TimesTenへのOracle Solaris Containers clusterサポート
•
Oracle Solaris Containers clusterでのNASサポート
•
Oracle Solaris Containers clusterでのGlobal File Systemサポート
ハードウェアの統合
•
パブリック・ネットワークやストレージ接続に用いられるInfiniBand
•
Oracle Solaris Containers clusterのOracle RAC向けに、Reliable Data Sockets(RDS)
over InfiniBand(IB)のサポート
アプリケーションの統合 - 新たにサポートされるアプリケーション、バージョン、お
よび構成
•
新しいエージェント:Oracle Business Intelligence Enterprise Edition、PeopleSoft
Enterprise、MySQL Cluster、TimesTen
•
Oracle E-Business Suite、Oracle WebLogic Server、MySQL、SAPの更新
•
Oracle 11g Release 2データベースおよびOracle RACのサポート
ディザスタ・リカバリ
•
Oracle Solaris Containers clusterとGeographic Edition
•
キャンパス・クラスタ構成のOracle Unified Storage 7xxx
セキュリティ
•
Oracle Solaris Trusted Extensionsに対応
容易な操作
11
•
Oracle ASM構成のセットアップ・ウィザード
•
大規模構成におけるユーザー・インタフェース性能の向上
•
電力管理ユーザー・インタフェース
•
ノードの名前変更
Oracle Solaris Cluster | 新機能
お問い合わせ先
Oracle Solaris Clusterについて詳しくは、oracle.comを参照するか、+1.800.ORACLE1でオラクルの担当者にお問い合わせください。
最新更新日:2013年3月13日
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ンスに基づいて使用されるSPARC International, Inc.の商標または登録商標です。UNIXはX/Open Company, Ltd.によってライセンス提供された登録商標です。0410
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