「今、浦学にできること」 - 浦和学院高等学校

東日本大震災
「今、浦学にできること」
石巻市を中心に、東松島市・登米市・
女川町・岩手県に支援活動を展開
編集・発行
浦和学院高等学校東日本大震災対策本部〔埼玉県〕
浦学の方針●常に前向き、一人ひとりが何かを感じ、考え、すぐに行動する
未曾有の大震災の教訓を教育の中に活かすこと
震災3週間
4 月1・2・3・25・26 日
石巻市を支援活動に選んだ理由
数多くの被災地の中から、本校が石巻市への支援を
実施した理由は、
①併設校の浦和学院専門学校看護学科新入生が被
災されました。
②専修大学を通じ石巻専修大学と交流があります。
③本校卒業生が学ぶ他の東北地区の大学は、被害が
尐なかったということ。
④仙台に次ぐ大都市であり、被害が甚大で不足品の
情報がリアルタイムに寄せられました。
このような状況から、石巻専修大学様を拠点に物資
支援、生活用水の支援を開始しました。
震災直後の災害物資支援の内容
ガソリン・灯油等の燃料、飲料水・お茶・パン等の
飲食物の他、現地の状況を把握して、中型車3台分の
タイムリーな支援を実行しました。他にも、
1.簡易枕 500 個は、避難所にて好評でした。
2.パンが主食のため、お煎餅は喜ばれました。
3.生徒や地域から集めたペットボトルに入れた水道
水は、生活用水や清掃するために役立ちました。
4.学校所有の散水車を3ヶ月間派遣し、避難所のト
イレ清掃や石巻駅前の清掃活動に役立ちました。
5.
「携帯型心電計」による予防測定では、ご老人の心
房細動を発見し、大事に至らずにすみました。
震災翌日 3月12日
生徒会が主体となり
翌日から募金活動開始
浦和学院高校では大震災直後、
「東日本大震
災対策本部」を設置、校長が教職員に「常に
前向き、マイナスをプラスに変える。
一人ひとりが何かを感じ、考え、すぐに行動する。
」の方針が徹底された。
生徒指導部は、校内に募金活動を投げかけた。さらに、NPO共生フォ
ーラムを通じ、登米市・国見市の施設へ備蓄分の燃料を提供した。
浦和学院高校野球部は、全国選抜高
校野球大会へ出場していた。しかし、
その「浄財とエネルギーを被災地へ」
と独自の方針を打ち出し、甲子園全校
応援自粛となった。
甲 子園初 戦の前 日となる 3月2 6
日、福島原発の被災者方々が避難して
いるさいたま市片柳コミュニティセン
ターへ支援物資として応援用のポンチ
ョなどを支援した。乳幼児のミルク用
の飲料水はとても喜ばれた。
震災2週間 3月26日
福島原発被災者の方々に
浦和にて物資支援を開始
震災2週間 3月28日
石巻市はライフラインがストップ
空きペットボトルを回収して生活用水を
4月1日から被災地直接支援を予定していた本
校では、地域の代山・寺山・中野田等の自治会の
方々へお願いし、使用済みのペットボトル回収を
呼びかけた。甲子園から帰ったばかりの野球部が
一軒ごとにちらしを持って依頼。地域の方々から
は、ペットボトルや文房具・お菓子などが届けら
れた。野球部員がきれいに洗浄し、生活用水とし
て石巻市へ届けられた。
震災6週間 4月28日
野球用具を岩手県高校球児と
石巻市・女川町の少年野球チームへ
野球部では、「野球つながり」から岩手県の高校に
野球用具を贈ることを決め、部員・ホームページで呼
びかけた。新品の野球用具がOB、一般の方々から届
けられた。岩手県全域に配布され、宮古商業高校から
は御礼の手紙をいただいた。合わせて寄せられた尐年
野球道具は、石巻市尐年野球協議会へも贈られ、石巻
市鹿妻子鹿クラブからは、御礼の色紙をいただいた。
あ
あの
の日
日3
3月
月1
11
1日
日 埼
埼玉
玉県
県 浦
浦和
和学
学院
院高
高校
校で
では
は、
、
部活動のため登校していた生徒400名、新入生の制服採寸のため関係者約100名、教職員120名が校内にいた。
震度5強の大きな揺れが長く続き立っていられない。直ちにグラウンドから体育館に避難し、早期に買い集めたパン50
0個と温かい飲み物、食堂でのスープや雑炊の炊き出しでその日を凌いだ。ライフラインの寸断はなかった。しかし首都
圏すべての鉄道が運休、道路は大渋滞で動かない状態。多方面に臨時スクールバスで送ったが、9名の生徒と教職員を寮
に宿泊させ、翌日自宅まで送り安全を確認した。14日から計画停電、ガソリンスタンドは閉店。本校も3月中は臨時休
校となった。その後4月上旬までパン・米・ペットボトル飲料水・納豆・電池などは関東地方でも購入困難が続いた。
「笑顔・希望」-明日へ
復興発展支援プロジェクト発足
生徒、保護者、卒業生をはじめとする「浦学ふぁみり~」から集めた義援金は、総額120万円を超えた。
ここからは、災害物資支援活動から息の長い復興発展支援に切り替えてプロジェクトを発足させた。
震災2ヶ月 5月30日
石巻市立鹿妻・渡波保育所
全員にサイズの合った運動靴などを贈る
石巻市を二度訪れた本校のボランティア活動
では、鹿妻小学校や鹿妻保育所の多くの方々と出
会うことができた。鹿妻保育所では大人用のサン
ダルを履いて遊んでいる園児さんに出会った。
「今すぐ役に立つ支援はこれだ」と直感し、保育
所の先生に靴のサイズを聞いていただいた。15
0足とそれぞれの予備をつけて全員の園児さん
に新品の靴を差し上げることができた。箱の中に
は、浦学生が一生懸命に描いた「ぬりえのメッセ
ージ」が添えられ一人ひとりにプレゼントした。
さらに、扇風機6台と保育シート10枚を贈
り、先生方には浦学Tシャツが喜ばれた。
この活動は、読売新聞全国版でも取り上げら
れ、それをご覧になった方々から義援金、新品の
靴などが贈られ、多くの方の気持ちを再度石巻市
へ届けることができた。
「子供たちの活動場所がない」=「ならば、埼玉に招
待し、浦学生とふれあってもらおう」
。この企画もタイム
リーだった。東松島市のFCインパルスサッカー尐年団
を2泊3日という短い時間だったが、盛りだくさんの内
容で招待した。活動場所がない子供たちにとっては、と
ても有意義な時間であったに違いない。
浦学は、この活動をさらに継続させていきたい。
「子供
たちの明日が明るく幸せに」それだけを願って。
震災3ヶ月 6月24~26日
東松島市サッカー少年団
親子で46名を浦学合宿所に招待
被災地における携帯型心電計の活用
災害関連死の予防に役立てたい
2011.8.20~8.21
浦和学院高等学校
浦和
石巻
校長先生は
お医者さん。
遠隔被災地から
送られた測定値を
学園健康科学セン
ターにて診断。
防災体験は山岳部の
生徒が担当します。
浦和学院高校では、
「こんなことが普通の
高校生でもできる」
支援活動を展開しています。
測定は保健医療クラスの
生徒が補助します。
2011.8.20~8.21 浦和学院高校は「科学の祭典 石巻大
会」に招聘され、ボランティア活動の報告をしました。