口蹄疫問題

口蹄疫問題
201011665
塩見菜津希
口蹄疫とは…
口蹄疫ウイルスが原因で、偶蹄類の家畜(牛、豚、山羊
など)や野生動物(ラクダ、シカなど)に感染。人へは感染
しない。
 発熱したり、口の中や蹄の付け根などに水ぶくれができ
るなどの症状。
 伝播力がかなり強く、子牛や子豚では死亡することもあ
るが、成長した家畜では死亡率は数%ほど。
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対策
口蹄疫が発生した農場の家畜を殺処分して埋却し、農
場を消毒 。
 口蹄疫が発生した農場周辺の牛や豚の移動を制限 。
 県内全域へ消毒薬を配布し、散布 。
 移動制限区域内に出入りする車両を消毒するための消
毒ポイントを設置し、消毒を実施 。
 発生農場と人や物などの関連(疫学関連)があった農場
の確認 。
 他の都道府県における牛豚飼養農場の緊急調査を実
施(これまで宮崎県以外での口蹄疫の発生は確認され
ていない)
 移動制限区域内のワクチン接種による感染拡大防止 。
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宮崎県での口蹄疫問題
2010年4月20日、宮崎県都農町にて口蹄疫の疑似患
畜の1例目を確認。
 移動制限区域内のワクチン接種対象家畜(牛45,827頭、
豚79,603頭)へのワクチン接種について、5月26日まで
に一部を除きほぼ全ての接種を完了。
 宮崎県及び隣接する大分県、熊本県、鹿児島県全域
に消毒薬を配布し、散布中。
 西都市に移動した宮崎県家畜改良事業団の種雄牛6
頭(福之国 、勝平正 、忠富士 、秀菊安 、美穂国 、安
重守 )のうち、殺処分となる1頭(忠富士 )を除く他の5頭
は引き続き経過観察を実施。
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殺処分頭数推移
まとめ
口蹄疫は、偶蹄類動物間での伝播力は極めて強いが、
人へは感染しない感染症。
 家畜伝染病予防法により、口蹄疫に感染した家畜は殺
処分したり、埋却をしなければならないため、宮崎県で
は殺処分対象頭数272,191(牛66,451、豚205,723) もの
被害が。
 未だ感染は収まらず、ワクチンを打った上で今後どうな
るかまだまだ観察が必要である。
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