福祉のひろばNo40をダウンロード - 青森県社会福祉協議会

青森県社協だより 第40号 平成25年8月1日発行(年3回発行)
40
2013.8.1
働く人に幸せを
特集 働く人に幸せを
楽しく、安心、
そして、やりがいの
ある職場をつくろう!― ―――― 2
事業報告・決算報告 ―――――― 4
発信!県社協 ――――――――― 6
パワースポット― ――――――― 7
アニマルセラピーの紹介 ―――― 7
おらほの社協――――――――― 8
きらり☆この人 ― ――――――― 9
セルプな商品紹介 ― ――――― 9
県社協から ― ―――――――― 10
特集 楽しく、安心、そして、やりがいのある職場をつくろう!
今日も“どろんこ”になるまでお外でおおはしゃぎ。
お水と砂と泥が最適なおもちゃ!
(まきば保育園(青森市)
:関連記事7P)
特 集
働く人に幸せを
の法人加入率は約 %、福祉従事者の
楽しく、安心、そして、やりがいのある職場をつくろう!
~福祉人材の確保と福利厚生~
名につき年額 万円の会費を負担い
も他職業と比較しても高く、介護・福
万人となっています。有効求人倍率
万人であったものが平成 年では約
報や接遇などの研修会の開催
・全国や各地方事務局ならではの広
ランの優待割引
・レジャーやショッピング、レスト
ています。このうち社会福祉法人の加
県共済事業では県内 法人、 千
人(平成 年 月 日現在)が加入し
す。
加入率は約 %で、どちらも加入率と
祉の分野は成長産業となっています。
・健康診断への助成
ただき、
その一方では、他職業と比較して高い
入は
厚生労働省の統計によると介護人材
は年々増え続けており、平成 年で約
離職率、短い勤続年数、低い賃金など、 ・健康グッズのプレゼント
約 %、 ※1福祉従事者数全体からみる
法人、9千
人となっており、
社会福祉法人全体からみると加入率は
県共済事業は
・退職一時金の支給
生の充実を図っています。
している状況を考えると据野はさらに
法人など多様な主体が福祉事業に参入
加入率は約 %となっています。決し
て低い数字ではありませんが、NPO
広がります。介護保険制度によって福
H24(年)
H23
H22
H21
H20
してはまだまだのびしろがある状況で
・旅行や演劇鑑賞への助成 など
福祉人材の確保と定着には取り組むべ
き課題が山積している状況といえます。 のお楽しみ企画を実施し会員の福利厚
厚生の取り組みにスポットをあて、魅
・お祝い・お見舞い金の支給
祉事業は人・物とも急激に拡大しまし
本特集では、福祉人材の確保と定着
を図る仕組みとして、福祉職場の福利
力ある職場づくりについて考えていき
・資金の貸付制度 など
を組み合わせた制度で、職員本人と事
ます。
【楽しく、安心、福祉職場の福利厚生】
たが、福祉職場における福利厚生の普
500
7500
H24(年)
H23
H22
業主が折半で毎月の掛金
(最高8千円)
8500
663
を負担し運用しています。
このように「ソウェルクラブ」では
各企画による『楽しさ』を、
「 県共済
事業」では生活面での『安心』を提供
8000
1000
246
福祉職場における福利厚生で代表的
なものは「ソウェルクラブ(福利厚生
センター事業 )
」と「県共済事業(青
森県民間社会福祉事業職員共済事業)
」
があります。
1500
8,319
9000
8,863
2000
9,195
9500
2500
3
9,663
10000
3,179
15
31
214
9
白寿園 事務主任 木野田慎子さん
ソウェルクラブ企画懇談会のメンバーとし
て貴重なご意見をいただいています。
3,058
7
25
21
9,423
2,521
H21
H20
0
しています。
「ソウェルクラブ」は社会福祉法人
福利厚生センターが全国事務局となり、 【伸びる加入者数、伸び悩む加入率】
過去 年間のソウェルクラブ加入者
数は増加し続けており、県内 法人、
千 人(平成 年 月 日現在)と
74
2,583
3000
各都道府県に地方事務局を配置する、
というスケールメリットと地域性の両
面を活かす独特な運用形態の福利厚生
31
なっています。県内の全体で見たとき
3
2,898
3500
1
25
共済加入者数の推移
福利厚生センター加入者数
12
22
制度です。この制度では事業所の職員
5
179
(人)
(人)
1
3
※県共済加入状況グラフ
※ソウェルクラブ加入状況グラフ
226
44
134 55
※1 福祉従事者数は青森県発表データ平成18年10月1日現在43,079人としています。
青森県社協だより NO.40 2
特集
~県内事業所の取組事例~
建てちゃいました!
100%職員専用施設!
今回の特集で取材させていただいた白寿園では、小
田桐孝夫理事長自らが先頭に立ち、職員の方々に「働
くやりがい」を感じてもらうため法人内で独自の福利
厚生に取り組んでいます。
職員みんなでお茶会です。日本の「和」を学びます。
【まさか職場でお茶会?!】
これまで、会議や研修は施設内の会議室で行っていました。ですが、法人の規模が大きくなるにつれ、職員が増員し
てくると会議室は段々と手狭になっていきました。そこで、職員が一同に集まり、会議や研修に活用できるよう職員専
用施設を建設しました。同施設では、毎月1回の研修会のほか、職員のリフレッシュのために煎茶の師範をお招きして
優雅なお茶会を開催する等、大変有効に活用しています。
【粋なはからいでコミュニケーションを促進!】
白寿園では、忘年会・懇親会等の費用の一部を福利厚生費として職員に助成しています。各事業所の職員が、これら
のイベントに気軽に参加しやすい環境を作り、職員同士でワイワイとコミュニケーションを図れる機会を設けられたら
という理事長の意向からこの取り組みが始まりました。この「粋」なはからいのおかげで、職員の参加率も非常に高く、
熱のこもった余興が催される等、イベントは毎回大盛況となってます。
など積極的に取り組んでいます。
修充実のために、研修施設を建設する
職員互助会による行事や職員の内部研
の充実を図っています。園独自にも、
県共済事業に加入し、職員の福利厚生
白寿園ではソウェルクラブへの加入
のほか、福祉医療機構の退職金制度、
伺いました。
桐事務長と木野田主任事務員にお話を
ム「白寿園(はくじゅえん)
」の 小 田
福利厚生を上手く活用している事例
として弘前市にある特別養護老人ホー
【福利厚生 上手に使えば楽しい職場】
であるといえます。
及・拡大はまだまだ取り組むべき課題
を感じてもらえるように福利厚生だけ
白寿園の小田桐事務長は「自分たち
としては職員の福利厚生は充実させて
【働く人に『やりがい』を】
くださいました。
ます。
」と木野田さんは笑顔で話して
員間のコミュニケーションを図ってい
したというのが本当のところです。今
づくりを進めてきた結果、自然と充実
きたというよりは理事長が目指す職場
職員の福利厚生は意識して充実させて
に『盛り付けの研究』として参加して
もらったり、お食事会では厨房の職員
ルクラブは職員に旅行企画に参加して
の仲間も 年以上一緒に仕事をしてい
人事評価も取り入れ昇格にも反映させ
2
で は な く て、 研 修 や キ
※ ャリアパス、
きたつもりですが、
職員に『やりがい』
では職員発案の様々な行事を通じて職
もらったり、楽しく活用しています。
「職員は 名ほどいますが、勤続年
数が長い職員が多くて、同じ事務職員
ます。退職する人が少ないので人材の
ています。福利厚生と職員研修、人事
外部の講師を招いて研修会も行います。
定着に課題は感じていません。ソウェ
評価など、さまざまな要素を上手く組
み合わせることによって職員が仕事に
対する『やりがい』を感じて長く働い
てもらえるようになったらうれしいで
す」と話してくださいました。
福祉事業者の皆さんも、
働く人が
『楽
しく、安心』
、そして『やりがい』
『幸
せ』を感じてもらえる職場づくりに取
り組んでいきませんか。
2
キャリアパス…目標に向かい、仕事の経験や
※
技術を積みながら、自らの能力を高めていくた
めの道筋を具体化、明確化するもの。キャリア
パスを設定することにより目標意識が高まり、
仕事に対する能力を高めていくことができます。
3 青森県社協だより NO.40
80
10
平成24年度
県社協事業報告・決算報告
本会の基本理念に掲げる「住民が支えあい、だれもがその人らしく健や
かで安心して暮らせる福祉社会」の実現のため、市町村社協や民生委員・
児童委員、社会福祉施設、関係社会福祉団体等との連携により各種事業を
実施しました。さらに、新たな福祉安心電話サービス事業の普及啓発に取
り組んだほか、県内の祭りを通じた障がい者等の社会参加活動の拡充、障
がい者への虐待防止や解決を図る障害者権利擁護事業に取り組みました。
また、新たに、東日本大震災の県外避難者への電話による相談対応に取り
組んだほか、社会福祉施設を対象とした災害時における地域支援に係る研
修会にも取り組みました。
1 地域福祉活動の推進
第
地域福祉活動の中核である市町村社協や青森県市町村社協連絡
会、民生委員・児童委員と連携・協働し各事業・活動を進めるとと
もに、ボランティア活動の支援や関係機関・団体等の活動支援を目
的として、子育てイベント用品貸出事業を実施しました。また、東
日本大震災における県外からの避難者に対する支援を実施したほ
か、福祉安心電話サービス事業の拡充に向けて各種イベントへ出展
するなど、普及・啓発に取り組みました。
ケア付立佞武多『夢かなえ隊』出陣!
(祭りを通じた高齢者・障がい等の社会参加事業)
2 利用者の尊重と利益を守る事業の推進
第
電話をかけるだけで毎日安心の新サービス!
(福祉安心電話サービス事業)
総合的な福祉ニーズを抱える利用者を支援することを目的として、日
常生活自立支援事業や成年後見制度に関わる事業、資金貸付事業等を実
施しました。また、利用者の利益の保護を目的として、福祉サービスの
利用者やその家族からの苦情を中立公平な立場から解決する苦情解決事
業を実施したほか、新たに障がい者虐待の未然防止や早期発見、迅速な
対応等を行うことを目的として、障害者権利擁護事業を実施しました。
3 福祉サービス事業者への経営支援と人材育成の推進
第
良質な福祉サービスを提供するための高い専門性を備えた人材の確
保・養成を目的に、就労希望者への就労斡旋と職場とのマッチングを支
援するとともに、次代の福祉人材を養成するための研修事業の実施、災
害時における社会福祉施設等の地域支援のあり方や役割に係る研修会、
相談対応を行う経営支援アドバイザーを設置しました。また、質の高い
サービスの提供と利用者が適切にサービスを選択出来るように、介護
サービス情報の公表事業を実施したほか、地域密着型サービスの外部評
価事業や福祉サービス第三者評価事業、福祉現場で働く職員のための福
利厚生事業を実施しました。
4 組織・経営基盤の強化
第
事務執行能力の強化と内部統制機能の向上に向けて、職員特別研修や
内部監査の実施、顧問会計士による財政及び経理に関する点検・指導を
受けながら、適正な管理・運営と職員の意識向上を図りました。
金澤翔子氏の書道パフォーマンス
(青森県障害者権利擁護大会)
青森県社協だより NO.40 4
平成24年度一般会計収支決算
会費収入 50,332,600円
寄附金収入 5,896,375円
その他の収入 9,083,404円
分担金収入 8,267,900円
前期末払資金残高
116,421,701円
積立預金取崩収入 5,000,000円
投資有価証券売却収入 9,245円
施設整備等寄附金収入 127,420円
収入の部
605,948,661円
会計単位間繰入金収入 1,946,000円
受取利息配当金収入 11,107,298円
雑収入 6,166,634円
負担金収入 8,842,400円
収入
事業収入
84,305,184円
経常経費補助金収入
112,651,000円
助成金収入
7,814,000円
受託金収入
収入
171,571,700円
共同募金配分金収入 4,840,000円
貸付事業等収入 1,565,800円
その他の支出 1,802,030円
積立預金積立支出 6,330,800円
当期末支払資金残高
132,445,802円
固定資産取得支出 283,660円
人件費支出 228,383,282円
支出の部
605,948,661円
負担金支出 11,272,150円
助成金支出 31,874,204円
事業費支出
161,048,513円
事務費支出 25,344,220円
貸付事業等支出 5,000,000円
分担金支出 2,164,000円
平成24年度一般会計貸借対照表
科 目
資 産 の 部
5 青森県社協だより NO.40
純資産の部
基本財産特定預金
その他の固定資産
建物
車両運搬具
器具及び備品
権利
投資有価証券
長期未収金
職員共済退職金預け金
貸付金
災害ボランティア積立預金
愛の輪基金積立預金
福利厚生資金積立預金
福祉資金積立預金
財政運用積立預金
備品等購入積立預金
その他積立預金
資金の部合計
科 目
負債の部
流動資産
現金
預貯金
未収金
貯蔵金
立替金
前払金
固定資産
基本財産
金 額
175,461,178
100,000
146,562,990
27,586,984
193,936
201,898
815,370
702,451,393
3,000,000
3,000,000
699,451,393
1
259,487
2,505,865
716,800
0
4,804,278
12,748,981
8,118,500
2,000,981
584,000,000
20,000,000
40,931,500
21,000,000
流動負債
未払金
未返還金
預り金
未払消費税
前受金
固定負債
退職給与引当金
負債の部合計
基本金
基本金
その他の積立金
備品等購入積立金
愛の輪基金積立金
福祉基金積立金
災害ボランティア基金積立金
福利厚生資金積立金
財政運用積立金
その他の積立預金
次期繰越活動収支差額
次期繰越活動収支差額
(うち当期活動収支差額)
純資産の部合計
(円)
金 額
43,015,376
26,364,787
12,136,500
4,434,589
69,500
10,000
109,215,111
109,215,111
152,230,487
3,000,000
3,000,000
670,297,481
2,000,000
584,000,000
40,931,500
2,000,981
20,000,000
21,000,000
365,000
52,384,603
52,384,603
18,163,314
725,682,084
2,000,000
365,000
877,912,571 負債及び純資産の部合計
877,912,571
6月 日(月)青森市の県民福
祉プラザで、県社協に市民後見人
議がありま
科長から講
社会福祉従事者向け
福利厚生制度のご案内
ソ ウ ェ ル ク ラ ブ( 福 利 厚 生 セ ン
ター)は会員 名につき会費 万円
平成 年度からは新たに非常勤職
員向けに会費を下げたサービスの提
しみ企画を実施しています。
ながら国内旅行やお食事会等のお楽
県社協では、ソウェルクラブ地方
事務局として、会員の声をくみ取り
きる各種サービスを提供しています。
レジャー施設等を優待価格で利用で
(年間)でお祝い金の支給、国内の
1
高まる後見人の必要性
登録をしている 人が参加し「市
した。藤林
氏は「人は
1
藤林正雄学
民後見人登録者研修会」を開催し
ました。
どのような
状況になっ
をもった人
はじめに、青森家庭裁判所の菅
しょうてい
原 訟 廷 管 理 官 か ら「 成 年 後 見 の 申 し
ありました。
入れられた
ても価値あ
後見人は、親族よりも社会福祉士・
司法書士・弁護士・市民後見人等の第
い。自分の
立て件数は、ここ数年増加していて今
三者がなる割合が高く、青森県でも平
状況を審判
る人・尊厳
成 年度では親族 %、第三者 %と
も非難もされたくないという欲求があ
後も減ることはない」との概況報告が
なっています。菅原氏は「市民後見人
る。対象者を個人として尊重し、自尊
として受け
が就任する割合は少ないものの、今後
して送れるよう退職給付金を支給す
し、退会の際、その後の生活を安心
ります。
見舞金や退職金額を上限に年利 %
供を予定しており、加入しやすくな
青森県民間社会福祉事業職員共済
事業(県共済事業)は、加入事業所
での貸付事業なども行っております。
る共済制度です。この他、各種慶弔
と職員が相互に拠出した掛金を運用
福祉事業者の皆さま、ぜひ加入をご
検討ください。
【お問い合わせ先】
3,113,487円となります。
心を傷つけない配慮が大切です」と話
3
ます)の場合、退会給付金は
ますます第三者の後見人の必要性が高
※第2種共済に加入するには、第1種共済に加入して
いることが必要です。第2種共済のみは加入できま
せん。
140,000円 を 納 め 続 け た と し
されました。
た 職 員 が( 掛 金14口 / 年 額
まっていく」と話されました。
たとします)が退職した場合、
プライドを傷つけない配慮
掛金月額 8,000円を納め続け
「 基本的なことを確
参加者からは、
認できた 」
「 対象者との関係性につい
職員(本俸月額 200,000円/
青森県社会福祉協議会 総務企画課
TEL 017―723―1391
ります。
て理解できた」等の意見のほか「具体
○第 2 種 共 済 に20年 間 加 入 し
続いて、成年後見制度における対人
援助をテーマに、権利を擁護する支援
人に選任されることに備え、継続的に
2
研修を実施していきます。
退会給付金は2,060,817円とな
的な事例について意見交換する場がほ
2
しい」という要望もありました。
今年度は 月 日にも第 回目の研
修を予定しています。現在本会の登録
25
者は 人、このうち後見人として活動
10
しているのは 人ですが、今後、後見
21
〇加入対象
県内の民間社会福祉施設及び社会福祉を目的
とする団体に常時勤務する職員(NPO法人や
営利法人も加入できます。)
〇事業内容
【第1種共済事業】
退会給付金、各種慶弔見舞金、貸付金の支給
掛金:最大8,000円(事業所との折半)
【第2種共済事業】
退会給付金の支給
掛金:4口(4万円)~14口(14万円)※年額
○第 1種共済に20年間加入した
24
について青森大学社会学部社会学科の
藤林先生自らの支援体験を
交えての講義が好評でした。
県共済事業のご案内
~退会給付金の一例~
59
26
18
41
今でしょ!
・30歳以上の方が生活習慣病予防健診を受診する場合の
一部助成
・健康グッズ(2,000円相当)のプレゼント
・結婚や出産、永年勤続者に記念品プレゼント
・ショッピングやホテルなどの割引
・東北各地やTDL旅行への助成(青森県独自事業)
・県内各地で開催されるお食事会に特別価格でご招待
(青森県独自事業)
・ソウェルWEB書店(書籍等が購入金額に応じて5~
15%割引)の利用
・事務用品を割引カタログ価格から更に10%オフ(法人
向けサービス)
・その他クラブオフなど会員の生活・余暇活動を充実さ
せる各種サービスを用意しています。
ソウェルクラブHPは http://www.sowel.or.jp
24
入るなら
ソウェルクラブに入会するとこんなことが!
発 信!
県社協
資質向上のため継続的に研修会を実施しています。
青森県社協だより NO.40 6
今回から始まりました、青森県に数
多く存在するパワースポットを「車い
すを利用しても楽しめるのか」という
視点で独自に検証するコーナーです。
【木漏れ日のなか大自然を感じる】
「みろくの滝」は、舗装された道路
から約 mほど遊歩道を進んだ場所に
【神秘の滝のパワーに圧倒】
ちゅうがくぼう
その昔、中岳坊というひとりのお坊
さんが近くの村にたどりつき、凶作に
みろくぼさつ
苦しむ村人のために「弥勒菩薩」の出
現を祈ったところ、大滝が現れ下流の
※こ の記事は健常者が車いすを使用し検証・紹介しています。
実際に訪問する際は個々の状況に合わせて十分な事前確認を
お願いします。
あります。
癒しの遊歩道。介助者2人で安心して進めます。
田をうるおしたという伝説に由来し、
その名をつけた「みろくの滝」
。滝の
~ワンポイントアドバイス~
木漏れ日のなか木の橋を渡り、小川
の流れを感じながら進む遊歩道は、舗
遊歩道は土なので雨天時は注意が必要です。
装されていないものの車いすでもス
流れはもとより、岩の迫力に取材班は
秘境感 ★★★★☆
ムーズに移動できます。途中 か所ほ
周辺観光プラスα ★★☆☆☆(十和田湖まで約1時間)
アニマルセラピーの紹介
う ち の営業部長
○ニューアイドル誕生!
青森市大字幸畑字阿部野235-2
○ここは動物園?
ぐに僕に会いにくる子もいるんだよ。
騒ぎしてたよ。今でも、登園してす
僕は、誰もいない夜中のうちに産
まれちゃったから、次の日の朝は大
いなんだ。
長先生に頼んだお母さんがいたくら
うになったら連絡をください」と園
ち会いたかったみたいで「産まれそ
たよ。みんな僕が産まれる瞬間に立
僕のことは、子どもたちはもちろ
ん、たくさんの人が心待ちにしてい
から、まだないんだ。
もたちが一生懸命考えてくれている
僕は6月1日にまきば保育園で産
まれたポニーだよ。名前は今、子ど
生後2ヵ月のポニー(♂)
保育園はもともと牧場だったから
とっても広い。自然を生かした園庭
て、泥んこになって遊んでいるんだ。
園長先生によると「子どもの最適な
おもちゃは砂と水と泥」なんだって。
生き物だってたくさんいるよ。牛、
ひつじ、ウサギ、七面鳥、クジャク、
ホロホロ鳥、シャモ、チャボ、伝書
鳩、ときどきキジも顔を出すよ。動
物園みたいでしょ?
ここでは、僕も仲間の存在も保育
園の一部なんだ。だから、子どもた
ちは、僕たちのことを自然に受け入
れてくれているんだ。
○みんなと一緒に大きくなるよ
僕はまだお母さんのそばを離れる
のが不安なの。でも少しずついろん
なところへ行ってるよ。お母さんの
ミルクだけじゃなくて草だって食べ
られるようになったよ。僕もみんな
と一緒に大きくなるから追い越され
ないでね。
7 青森県社協だより NO.40
圧倒されました。写真では伝えきれな
到達難易度 ★★★☆☆(介助者2名で安心)
まきば保育園
では、子どもたちが裸足で駆け回っ
お散歩を始めると子どもたちが近づいてくるんだ♪
いこのパワーを、ぜひ体験しに一度訪
パワースポット感 ★★★★☆
ど木の根が行く手を阻む場所がありま
大岩から流れる滝のパワーは圧巻です。
れてみてはいかがでしょうか。
トイレ:あり(多目的トイレはありません)
人いると安心です。
へ自家用車で約40分)
すが、介助者が
駐車場:あり
2
木の根を乗り越え、滝の前に立った時、
場所:田子町夏坂(町役場から104号線十和田方面
2
秘境にたどりついた感じが味わえます。
パワースポット「みろくの滝」~Data~
300
スクエアス
テップは筑波
大学が開発し
た、高齢者の
転倒予防や認
知機能の維
持・向上に役
立つ可能性が
研究されてい
る体操で、五
戸町社協では
参加していた佐藤テイ子さんは「難
しくて頭がこんがらがる。でもみんな
年に始まり、同町の高齢者や
寮」の通所者ら、約
ています。
名が毎月参加し
き、大喜びでした。
テップを間違えると、みんなで手を叩
顔 で 話 し ま し た。 参 加 者 は 友 人 が ス
な町です。馬肉や倉石牛などの名産品
います。
クターの資格を取得し教室で活用して
人の職員が講習を受け、インストラ
三戸郡五戸町字鍛冶屋窪上ミ36
五戸町社会福祉センター内
TEL 0178-62-2547
で楽しめて、いい運動にもなる」と笑
康とふれあいをつくるスクエア
ステップ
と平成
でいきいきとした生活を送ってほしい
す。年齢を重ねても自分らしく、健康
五戸町社協では、毎月二回「介護予
防健康いきいき教室」を開催していま
健
ます。
の 割以上を山林が占める、自然豊か
3
は、県内外でも高い知名度を誇ってい
五戸町は平成 年に旧倉石村と合併
し、現在の五戸町になりました。面積
五戸町社会福祉協議会
保健師による健康チェックをした後、
「スクエアステップ」を体操に取り入
40
お
しゃべりしながらカゴづくり
室に通い始めて
年半経つが、たくさ
かしていました。立花さんは「この教
るのが難しい」と真剣な表情で手を動
「すきまができないように張り合わせ
の立花ハルさんはお手本を見ながら
「 カ ゴ づ く り 」 を 行 い ま し た。 参 加 者
な長さのエコバンドを組み合わせる
午後からは生きがいづくりの
プログラムとして、講師を招いて様々
お隣同士確認しながら作ります。
ことを嬉しそうに話していました。
楽しい」と、友達の輪が広がっている
ん友達が増えた。おしゃべりがとても
1
16
障がい者の就労移行支援事業所「移山
18
れていました。
友達同士でステップを確認
6
ねぶたのすべてを体感できる
“夢の空間”
団体要予約
休憩場所有
割引制度有
バリアフリー対応
ソウェルクラブ会員は、ねぶたの家 ワ・ラッセにてカード提示で団体割引の優待が受けられます。
青森県社協だより NO.40 8
飼育セット 350 円は「道の
駅はしかみ」で販売中です。
成虫 200 円
幼虫 150 円
〒031-0833
八戸市大字大久保字重右ェ門窪4-9
TEL.0178-25-0725
9 青森県社協だより NO.40
弘前厚生学院
第二のぞみ園
)
社会福祉法人のぞみ会
障がい福祉サービス事業所
介護福祉科
椎茸栽培としての使用が終わった原木を活用
して養殖床を作り、カブト虫を育てています。
~リサイクルからカブト虫?!~
養殖床を作ります
るだけ時間をみつけてボランティア活
動に取り組むようにしています。
これまで、施設に入所されている利
用者の方々の買い物に同行したり、盲
導犬育成の募金を呼びかけたりと、い
ろいろなボランティアを行ってきまし
た。自分の対応が正しいのか考え込ん
でしまうこともありますが、どのボラ
ンティアも学ぶことが多いですし、利
用者の方の「ありがとう」という言葉
と笑顔が私を充実感でいっぱいにして
くれます。
商品に関する
お問い合わせは…
藤
井結加さん(
成虫 100 円
幼虫 50 円
第二のぞみ園(個体販売)
道の駅はしかみ
(セット販売)
○相手が笑顔になるような職員に
卒業後に、児童福祉施設か高齢者施
設 で 働 く か は ま だ 決 め て い ま せ ん が、
いずれにしても福祉の仕事には就きた
いと思っています。人の生活に深く長
く関わっていける福祉の仕事にとても
魅力を感じています。どちらの分野に
進んでも、自分の笑顔で相手が自然と
笑顔になるような、そんな職員になり
たいです。
椎茸栽培に使用する
楢の木
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カブト虫の幼虫
きらきら輝く瞳でインタビューに答
えてくださった藤井さん。
かったのが印象に残りました。この出
来事がきっかけで高齢者福祉にも関心
をもつようになり、保育科修了後、同
学院の介護福祉科に進学しました。
カブト虫(メス)
○ボランティア活動の充実感
弘前厚生学院には、外部から多くの
ボランティアの依頼がくるので、出来
【販売場所】
藤井さんは、弘前厚生学院の保育科
を修了後、同校の介護福祉科に進学。
現在、学業の他にも積極的にボラン
ティア活動に取り組んでいる、将来を
期待される福祉専門職の卵です。
カブト虫(オス)
○ 保育士と介護福祉士のダブルライセンス
最初は、小さい頃からなりたかった
保育士になるため、高校卒業後、地元
の弘前厚生学院保育科に入学しました。
入学後は、学業とアルバイトに追わ
れる日々でしたが、弘前さくら祭りで
の車いすボランティアに参加してみま
した。ここでは、普段の授業では関わ
らない高齢者の利用者が多く、介助す
る中での会話のやりとりがとても楽し
夏の風物詩!
こども達が喜ぶカブト虫
みなさまの善意に感謝!
(平成25年2月~6月)
■青森県社会福祉協議会への寄附(敬称略)
・公益社団法人柔道整復師会
・青森県信用金庫協会
・匿名希望
200,000円
446,665円
115,730円
■青森県善意銀行への預託(敬称略)
・青森県信用組合
764,266円
・NPO法人つがる夢庭志仙会
130,075円
・うとう会
64,000円
・匿名希望
20,000円
・うとう会
25,000円
・青森ヤクルト販売株式会社
車椅子20台
・株式会社ツルハホールディングス
車椅子5台
・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社青森支店 車椅子2台
・青森スポーツ振興会 2013年3月14日開催 全日本プロレス
試合観戦チケット37枚
・青森県信用金庫協会
使用済切手6,400g、使用済プリペイドカード26枚
・青森銀行従業員組合 使用済切手4,360枚、ベルマーク193枚
使用済プリペイドカード142枚
・青森県中部地区郵便局長夫人会
使用済切手
・青森県立青森聾学校 保健委員会
プルタブ15.6kg
・青森スポーツ振興会 2013年4月29日開催 みちのくプロレス
青森大会試合観戦チケット71枚
・富国生命青森支社外野倶楽部
タオル300本
・青森スポーツ振興会
2013年6月10日開催 WNC青森大会(プロレス)
試合観戦チケット20枚
・あすなろ青果株式会社
きのこ20袋・玉ねぎ20個他
・あすなろ青果株式会社
ごぼう4㎏・にんじん40本他
・あすなろ青果株式会社
白菜6玉・だいこん3本他
・あすなろ青果株式会社
玉ねぎ40個・きゅうり21本他
・あすなろ青果株式会社
レタス10個・サニーレタス10個他
青森県社協だより 第40号
平成25年8月1日発行(年3回発行)
発 行 者
社会福祉法人 青森県社会福祉協議会
会 長 前田 保
〒030-0822
青森市中央三丁目20番30号 県民福祉プラザ2階
TEL017(723)1391 FAX017(723)1394
E-mail [email protected]
県社協ウェブサイトでも「福祉のひろば」がご覧いただけます。
URL http://www.aosyakyo.or.jp
印刷/青森コロニー印刷
平成25年度 福祉のひろば編集委員
災害ボランティア設置運営セミナー
期 日/8月18日(日)
場 所/県民福祉プラザ4階 大研修室
対 象/一般
問合先/地域福祉課 017-723-1391
福祉施設就労支援・体験講習会
期 日/8月26日(月)13:20~16:30
9月30日(月)13:20~16:30
10月18日(金)13:20~16:30
11月21日(木)13:20~16:30
希望者は各講習受講後に就労体験ができます(3日間程度)
会 場/県民福祉プラザ3階
対 象/①ホームヘルパー(現:介護職員初任者研修修
了者)や介護福祉士等の有資格者で現在、就労
していない方
②無資格者で福祉、介護の仕事に興味のある方
参加費/無料
問合先/福祉人材課 017-777-0012
介護サービス情報の公表制度
「10 の研修テーマ」に係る研修会
期 日/Aコース 9 月2日(月)10:00~16:40
Bコース 9 月20日(金)10:00~16:40
Cコース 10月1日(火)10:00~16:10
D1コース 10月15日(火)10:00~16:00
D2コース 11月5日(火)10:00~16:00
会 場/ウエディングプラザアラスカ4階 ダイヤモンド
対 象/介護保険事業所等の役職員
受講料/1コースにつき7,000円
(本会会員は1コースにつき3,000円)
問合先/福祉人材課 017-723-1391
通所サービスにおけるコミュニケーション技法研修会
期 日/9月10日(火)
会 場/リンクステーションホール青森
(青森市文化会館)4階 中会議室
対 象/通所事業に従事する介護職員等
受講料/4,000円
問合先/福祉人材課 017-777-0012
会計研修Ⅰ(新会計基準編)
期日/種別 9月11日(水)高齢者福祉
9月12日(木)障害者福祉
9月13日(金)児童福祉
会 場/ウエディングプラザアラスカ
対 象/社会福祉法人等の役職員
参加費/5,000円
問合先/福祉人材課 017-723-1391
福祉の仕事相談フェア・就職ガイダンス
期 日/9月22日(日)
会 場/県民福祉プラザ4階 大・中研修室
対 象/大学生、専門学校生、高校生
参加費/無料(就職ガイダンスは、要申込)
問合先/福祉人材課 017-777-0012
職場内研修担当者研修会
みなさんから愛される広報紙をめざしてがんばります。
期 日/9月25日(水)~26日(木)
会 場/青森県水産ビル7階 大会議室
社 会福祉法人・施設の経営者や指導的
職員のうち職場内研修を担う方
受講料/6,000円
問合先/福祉人材課 017-777-0012
福祉従事者向けフォーカスセミナー
「在宅医療と地域連携」
期 日/平成25年10月2日(水)13:00~15:00
会 場/県民福祉プラザ4階 県民ホール
対 象/高齢者ケアに携る職員
受講料/1,000円
問合先/県介護実習・普及センター 017-774-3234
権利擁護・成年後見セミナー
期 日/10月25日(金) 会 場/県民福祉プラザ4階 県民ホール
参加費/1,000円
問合先/生活支援課 017-721-1362
介護の日フェアinむつ
期 日/11月1日(金)
会 場/むつグランドホテル
対 象/一般
内 容/記念講演(「いつまでも自分らしく(仮)」)と福祉機器展示
講演講師/弘前大学教授 中路 重之 氏
問合先/県介護実習・普及センター 017-774-3234
青森県ボランティア祭り
期 日/11月4日(月・祝)
会 場/県民福祉プラザ4階 県民ホール
参加費/無料
問合先/青森県ボランティア連絡協議会 017-723-1391
福祉・看護の仕事一日移動相談
期日・会場/11月8日(金)ハローワーク弘前
11月15日(金)ハローワーク八戸
対 象/福祉、または看護の仕事に関心のある方ならどなたでも
参加費/無料
問合先/福祉人材課 017-777-0012
福祉の仕事一日移動相談&ミニフェア
期日・会場/11月8日(金)ハローワーク野辺地
11月12日(火)ハローワーク黒石
11月22日(金)ハローワーク三沢
11月25日(月)ハローワーク三沢十和田出張所
11月28日(木)ハローワーク五所川原
12月6日(金)ハローワークむつ
対 象/福祉の仕事に関心のある方ならどなたでも
参加費/無料
問合先/福祉人材課 017-777-0012
第 62 回青森県社会福祉大会
期 日/11月12日(火)
会 場/リンクステーションホール青森
内 容/記念講演、式典等
問合先/地域福祉課 017-723-1391
相談技法研修会
期 日/11月26日(火)
場 所/県民福祉プラザ4階 県民ホール
問合先/生活支援課 017-721-1362