FITnet協議会平成16年度総会 議案書(PDF,2.547KB) - 富山大学

平成 16 年度(2004 年度)
北 陸 地 域 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク (FITnet)協 議 会
第 11 回通常総会議案書
1.日時 平成 16 年 5 月 27 日(木) 13:45∼16:30
2.場所 ボルファートとやま 2F 真珠の間
3.総会次第
13:45∼14:45
1.開会の辞
2.協議会会長の挨拶
3.議長選出
4.議事
一号議案 平成 15 年度の活動報告,決算,会計監査に関する件
二号議案 平成 16 年度の活動計画,予算に関する件
三号議案 規約の改正に関する件
四号議案 役員の交代・組織の変更に関する件
5.交代役員の紹介
6.閉会の辞
4.記念講演会
15:00∼16:30
演題「どのように個人情報を保護し,かつ活用するか」
−プライバシーマークを取得するメリットとは−
講師 財団法人日本情報処理開発協会
プライバシーマーク事務局長 関本 貢 氏
北陸地域情報ネットワーク協議会
一号議案
平成 15 年度の活動報告,決算,会計監査に関する件
平成 15 年度活動報告
Ⅰ.情報通信ネットワークに関する啓蒙普及活動
平成 15 年度は以下の活動目標を達成するため,講演会・技術セミナーの開催を中心とした啓蒙普及活
動を行った.
[活動目標]
1.インターネットの普及啓蒙,利用上の倫理・モラルの向上,管理上のセキュリティ対策に資す
る講演会,セミナー,講習会等を行う.
2.インターネット利用に関する報告会,新技術に関するシンポジウムなどの開催を通じて,産業
界,地方自治体や小中高校等のインターネット高度利用・接続等について研究し,支援する.
3.対外活動を積極的に推進する.(SINET や WIDE との連絡調整など)
1.講演会の開催
(1)北陸地域情報ネットワーク協議会通常総会記念講演会
日 時 平成 15 年 6 月 4 日(水) 15:00∼16:30
場 所 ボルファートとやま 2F 真珠の間
講 師 日本アイ・ビー・エム株式会社 常磐 祐司 氏
公共システム事業部 文教事業部 ソリューション担当営業部長
演 題 「e-Learning システムの導入と成功の条件」
参加者 会員 43 名他 13 名(当日参加含む)計 56 名
報道機関 北日本新聞に開催案内
(2)北陸地域情報ネットワーク協議会定期講演会
日 時 平成16年1月20日(火) 13:30∼15:10, 15:30∼17:00
会 場 ボルファートとやま 2F 真珠の間
1)演題「ICタグ利用の現状と今後の課題」13:40-15:10
−ICタグにはこんな利用法と問題がある−
講師 大日本印刷株式会社 ICタグ事業化センター
販売促進グループ・リーダー 久保田哲也 氏
2)演題「シームレス・インフォメーション・ソサエティ」
−ユビキタスになるために−
15:30-17:00
講師 (株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ北陸
代表取締役社長 菅原光宏 氏
参加者 135 名
報道機関 北日本新聞,富山新聞に開催案内及び開催結果の記事掲載
2.技術セミナーの開催
富山地域 IX 研究会 第 18 回定期勉強会(IPv6 セミナー)を後援
テーマ 「IPv6 has come! Are you ready!?」
日 時 平成 15 年 10 月 24 日(金) 14:00-17:00
場 所 富山大学 総合情報基盤センター 1F 会議室
内 容 1)次世代プロトコル:IPv6 の概要
講師:インテック W&G 技術部 北口 善明 氏
2)IPv6 実装 OS の紹介とセットアップ方法について
講師:富山大学 工学部
助手 柴田 啓司 氏
富山大学 総合情報基盤センター 助手 沖野 浩二 氏
1
3)みんなで実習しよう!(Windows、FreeBSD 他)
(Windows や FreeBSD など実機を用いたチュートリアル)
参加者 24 名
主 催 富山大学 総合情報基盤センター,富山地域 IX 研究会
後 援 富山インターネット協議会、北陸地域情報ネットワーク協議会
3.北陸地域のローカル・ニュース,WWW による情報提供
本協議会は,専用の WWW サーバを設置し,広く地域内外に情報を発信してきている.平成 15 年度は
FITnet 協議会の事務局ホームページを利用した本協議会主催の講演会の開催案内・申し込み受付を行っ
た.平成 16 年 1 月 20 日に開催した定期講演会ではホームページから受講申込を受け付け,約 123 名の
参加申込があった.
FITnet 協議会ホームページ URL : http://www.fitnet.ad.jp/
Ⅱ.対外ネットワークとの連絡調整,接続手続の支援,分担
文部科学省国立情報学研究所(SINET)および WIDE プロジェクトと連携し,地域内から国内・海外と
の通信ができるよう関連外部ネットワークと連絡を密に保ち,必要な作業の分担及び支援を行った.
1.接続変更支援
(1)金沢大学 SINET 金沢大学ノードの回線速度の変更
内容:回線速度(1Gbps),運用開始日:平成 15 年 10 月 1 日
(2)北陸先端科学技術大学院大学に SuperSINET ノード設置,Wide 回線速度の変更
内容:回線速度(4Gbps),運用開始日:平成 15 年 10 月 1 日
Wide 回線速度変更(10Gbps),運用開始日:平成 15 年 10 月 1 日
(3)富山大学 SINET 富山大学ノードまでの回線速度の変更
内容:回線速度変更(30Mbps→50Mbps),運用開始日:平成 16 年 1 月 6 日
(4)福井大学 SINET 福井大学ノードまでの回線速度の変更
内容:回線速度変更(40Mbps→50Mbps),運用開始日:平成 16 年 1 月 6 日
(5)北陸学院の回線速度の変更
内容:回線速度変更(10Mbps),作業日:平成 15 年 12 月 25 日(木)
運用開始日:平成 15 年 12 月 25 日(木)
回線種別(NTT ワイドLANプラス 10Mbps)
(6)富山県立大学の回線速度の変更
内容:回線速度変更(5Mbps→10Mbps),作業日:平成 16 年 3 月 30 日(火)
運用開始日:平成 16 年 3 月 30 日(火)
Ⅲ.インターネットに関する支援
(1)小中高校,地方自治体へのインターネットに関する技術的支援
協議会主催の講演会・セミナーを通じて技術的支援をした.
(2)産業界へのインターネットに関する技術的支援
協議会主催の講演会・セミナーを通じて技術的支援をした.
(3)地域社会へのインターネット利用の支援
協議会主催の講演会・セミナーを通じて利用の支援をした.
2
Ⅳ.インターネットに関する研究事業の実施
1.セキュリティ研究会
セキュリティの運用技術に関する最新情報の交換,
運用技術の開発を目的とした研究会を開催した.
特に法律に関するセミナー開催の希望があったので,富山インターネット協議会(Triton)他が開催
するセミナーの共同開催の形で実施することとなった.なお,1泊2日の合宿形式のセキュリティ研
究会を開催し,「セキュリティ管理の現状と課題」に関する基調講演を行い,続いて北陸三県の7大
学から1年間のセキュリティ管理状況,セキュリティ対策の現状と課題について報告を受け,問題の
具体的解決策について全体討論を行った.
(1)第1回セキュリティ研究会
日 時 平成 15 年 11 月 14 日(金)13:30∼16:20
場 所 富山県総合情報センター(情報ビル) 4階中小会議室
テーマ 「管理者が注目すべき技術と法律動向」−個人情報保護法と ISMS−
講 演(1)「技術の発展と問題点」
講師:NTT情報流通プラットフォーム研究所
藤村 明子 氏
(2)「個人情報保護と情報セキュリティ・マネジメント・システム(ISMS)」
講師:監査法人トーマツ エンタープライズリスクサービス部
丸山 満彦 氏
主 催:富山インターネット協議会(Triton),(社)富山県情報産業協会,
e-Toyama 推進協議会人材育成部会
共 催:北陸地域情報ネットワーク(FITnet)協議会
富山地域 IX 研究会,富山大学総合情報基盤センター
参加者 40 人
(2)第2回セキュリティ研究会
1泊2日の合宿による研究会
日時
平成 16 年 1 月 24 日(土)13:30∼1 月 25 日(日)13:00
場所
国民年金健康保養センター ひみ (〒935-0411 富山県氷見市姿 400)
プログラム
(1) 基調講演
演題 「セキュリティ管理の現状と課題」
−MS-Blaster など一般利用者への攻撃とその防衛−
講師 富士通(株) セキュリティサービス統括部
セキュリティシステム部 松本 豊 氏
(2) 各機関からこの1年間のセキュリティ管理状況報告及びセキュリティ対策の現状と課題
(1) 福井大学 総合情報処理センター 田中光也 氏,酒井信治 氏
(2) 北陸先端科学技術大学院大学: 情報科学センター助手 長谷川忍 氏
(3) 金沢工業大学 情報処理サービスセンター技術員 池野裕一 氏
(4) 金沢大学 総合メディア基盤センター助手 井町 智彦 氏
(5) 福井県立大学(レポートのみ)
(6) 富山県立大学計算機センター助手 浦島 智 氏
(7) 富山大学総合情報基盤センター助手 沖野浩二 氏
(3) セキュリティ管理に関する討論会(その他の機関)及びまとめ
参加者 15名(参加機関数:10)
3
2.e-Learning 研究会
昨年度に引き続き,e-Learning システムについて調査・研究を研究会という形で実施した.
(1)第1回 e-Learning 研究会
日 時 平成 16 年(2003 年)11 月 18 日(火)13:30∼16:30
場 所 富山大学総合情報基盤センター1F 会議室
内 容 (1)開会のご挨拶 (会場校より)
(2)Blackboard Learning System のご紹介
井上博樹氏 ブラックボードジャパン代表
(3)富山大学・マーレイ州立大学における教育情報化への取り組み
(Blackboard を活用した大学ポータル構築と授業支援・遠隔講義支援の実例紹介)
高井正三 富山大学総合情報基盤センター
(4)全体討議 またはパネルディスカッション
参加者 15名
主 催 北陸地域情報ネットワーク協議会,富山大学総合情報基盤センター
協 力 ブラックボードジャパン株式会社
(2)第2回 e-Learning 研究会
日 時 平成 16 年(2003 年)12 月 5 日(金)14:00∼16:30
場 所 富山大学総合情報基盤センター1F 会議室
内 容 (1)開会の挨拶
(2)Web 型多人数クラス授業支援システム
Pana-CEAS(Class Education Activation System)の紹介
(3)Pana-CEAS を活用した大学ポータル構築と授業支援・遠隔講義支援の実例紹介
パナソニックラーニングシステムズ(PLS)株式会社
代表取締役社長 大山 章博 (おおやま あきひろ)氏
(4)e-Learning システム事例紹介
(5)全体討議
参加者 9名
協 力 パナソニックラーニングシステムズ(PLS)株式会社,北陸松下電器株式会社
4
Ⅴ.会務
(1)運営委員会
1)第1回運営委員会
1. 日時: 平成 15 年 10 月 22 日 14:00∼16:00
2. 場所: 富山大学総合情報基盤センター会議室
3. 議題:(1)セキュリティ研究会
(2)e-Learing 研究会
(3)定期講演会
(4)その他の活動計画の具体化
2)第2回運営委員会
1. 日時 平成 15 年 4 月 30 日(水) 14:00-16:00
2. 場所 富山大学総合情報基盤センター 会議室
3. 報告内容
(1) 事務局報告
a. 会員の入退会について
b. 会費の納入について
(2) その他
4. 議題
(1) 平成 15 年度第 11 回通常総会について
(2) その他
(2)入退会
1.富山県情報産業協会(入会)
2.インテックW&G株式会社(退会依頼,保留)
3.七尾短期大学(退会)
5
平成 15 年度決算
平成 15 年度 北陸地域情報ネットワーク協議会 事業運営収支決算書
<収入の部>
費目
予算額
決算額
差引額
摘要
会費(正会員)
880,000
840,000
会費(賛助会員)
150,000
150,000
50
9
△41
43,879
0
△43,879
前年度繰越金
1,026,071
1,026,071
0
計
2,100,000
2,016,080
△83,920
予算額
決算額
差引額
利息
雑収入
△40,000 44 機関分(1 機関未納,1 機関退会)
0 3 機関分
<支出の部>
費目
摘要
相互接続維持費
10,000
7,350
講師等謝金
450,000
450,000
講師等旅費
250,000
180,000
印刷費
350,000
129,950
会場費
300,000
236,984
会議費
250,000
116,999
調査費
200,000
156,762
通信・事務費
150,000
41,122
予備費
140,000
0
140,000
2,100,000
1,319,167
780,833
0
696,913
2,100,000
2,016,080
計
次年度繰越金
計
2,650 国立情報学研究所(SINET)分担金
0 記念講演,定期講演,研究会,後援負担
70,000 旅費・交通費
220,050 開催案内・ポスター印刷
63,016 会場借上料,看板
133,001 総会・講演会・セミナー・懇親会等補助
43,238 研究会費
108,878 郵便,封筒等
696,913 収入合計−支出合計
△83,920
6
FITnet 協議会加入組織状況(2004 年 4 月 30 日現在)
正式会員加入組織数
賛助会員加入組織数
合計
44 組織
3 組織
47 組織
【内訳】
県名
学術機関
研究機関
民間企業
学校等
賛助会員
合計
富山県
6
1
3
2
1
13
石川県
16
2
5
1
2
26
福井県
4
3
1
0
0
8
合計
26
6
9
3
3
47
【FITnet 協議会会員一覧】
<富山地区>
所
属
1.富山大学
2.富山県立大学計算機センター
3.富山県工業技術センター
4.株式会社富山県総合情報センター
5.インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス(株)
6.北陸職業能力開発大学校
7.富山商船高等専門学校
8.富山医科薬科大学
9.高岡短期大学
10.富山コンピュータ専門学校
11.富山国際大学
12.ネクストコム(株)北陸営業所
13.富山県情報産業協会
会員資格
正
正
正
正
正
正
正
正
正
正
正
賛
正
<石川地区>
所
属
1.金沢大学総合メディア基盤センター
2.北陸先端科学技術大学院大学
3.金沢工業大学情報処理サービスセンター
4.石川工業高等専門学校
5.星稜女子短期大学
6.石川県工業試験場
7.(株)アイ・オー・データ機器
8.(社)石川県情報システム工業会
9.西日本電信電話株式会社金沢支店
10.三谷産業(株)
11.(株)富士通北陸システムズ
会員資格
正
正
正
正
正
正
正
正
正
正
正
8
備考
(入会)
備考
正
12.金城大学
13.北陸職業能力開発大学校
附属石川職業能力開発短期大学校
14.金沢医科大学
15.小松短期大学
16.金沢星稜大学
17.金沢美術工芸大学
18.石川県農業短期大学
19.金沢学院大学
20.北陸大学
21.金沢工業高等専門学校
22.学校法人北陸学院
23.金沢市国連寄託図書館
24.石川県立看護大学
25.北陸通信ネットワーク(株)
26.富士通株式会社
正
正
正
正
正
正
正
正
正
正
正
正
賛
賛
<福井地区>
所
属
会員資格
1.福井大学総合情報処理センター
正
2.福井工業高等専門学校総合情報処理センター
正
3.福井県工業技術センター
正
4.福井工業大学
正
5.福井県衛生環境研究センター
正
6.福井県立大学
正
7.福井県商工労働部産業技術情報課
正
8.(社)福井県情報システム工業会
正
【平成 15 年度の会員入退会状況】
退会組織
(1)七尾短期大学
入会組織
(1)富山県情報産業協会
正
正
9
備考
(廃校)
二号議案 平成 16 年度の活動計画,予算に関する件
平成 16 年度の活動実施計画(案)
Ⅰ.北陸地域のインターネットの状況
第 10 回総会以後,北陸地域のインターネットの状況は以下の通りである.
1.光ファイバー網,ADSL サービス及び CATV 網を利用したブロードバンド・ネットワークが飛躍的に
普及し,
安価なプロバイダの利用,
携帯電話や無線 LAN に代表される移動体通信の急激な普及により,
平成 15 年末にインターネット利用人口は国内で 7730 万人,全人口の 60.6%に達した.ブロードバンド回
線は対前年比18.2ポイント増の47.8%と半数近くに増加し,ISDN及び電話での接続はいずれも減少傾向に
あり,この状況は北陸地区でも同じような傾向を示している.
2.このようなブロードバンド・ネットワークを背景に,WWW を使用した情報発信(ホームページの作
成)がより活発に行われて来ている.Flash などを使ったコンテンツが急増し,企業を始め,県や市
町村などの自治体からの情報発信,小中高校,高専,大学等の教育機関,工業技術センター等の公的
研究機関からの情報発信は,益々充実したものになってきている.さらに,プロバイダから発信され
る個人の情報発信が急激に増えており,検索エンジンでも有用なコンテンツを探すのが困難になって
きた.
3.一方で,ワームの蔓延によるネットワークの混乱と個人情報の漏洩が頻繁に報告され,住民基本台
帳ネットワークを含め,情報のセキュリティ管理の重要さが改めて認識されるに至った.更に,大学
等を中心に P2P によるファイル交換が後を絶たず,著作権の侵害,ネットワーク・システムの運用妨
害が益々増える傾向にある.
4.北陸に始めて SuperSINET のノードが北陸先端科学技術大学院大学に設置され,4Gbps でサービスが
開始された.また,北陸3県の SINET ノードの回線速度が改善され,金沢大学ノードが1Gbps に,富
山大学ノード及び福井大学ノードが 50Mbps に引き上げられた.更に,北陸先端科学技術大学院大学か
ら Wide への接続は 10Gbps と超高速回線で結ばれるに至った.
Ⅱ.活動目標
前述した状況を踏まえ,本協議会の会則に従い,本年度の活動目標を以下のように設定する.
1.インターネットの普及啓蒙,インターネットの新しい応用方法,利用上の倫理感の向上,そして,
ネットワーク・システム管理上のセキュリティ対策に資する講演会,セミナー,講習会等を行う.
2.インターネットの応用に関する調査報告会,新技術に関するシンポジウムなどの開催を通じて,産
業界,地方自治体や小中高校等のインターネット高度利用・接続等について研究し,支援する.
3.ディスタンス・ラーニングを始めとする双方向遠隔講義システムの構築を支援する.
4.対外接続活動を SINET や WIDE との連絡調整を行って,積極的に推進する.
Ⅲ.事業計画
1.情報通信ネットワークに関する普及啓蒙活動
経済活動の基盤の一つとして定着し,地域社会の日常生活の中に,広範に広がってきたインターネッ
トであるが,そのセキュリティ管理の難しさとウィルス/ワームの防衛対策,利用者の情報倫理確立な
ど課題が多く,インターネットの精神「善意のギブ・アンド・テイク」が正しく把握されていない.そ
のため,さらなる啓蒙普及活動が不可欠であり,以下の活動を行う.
(1)講演会の開催
(2)技術セミナーの開催
(3)北陸地域のローカル・ニュース,WWW による情報提供の充実
(4)その他
10
2.対外ネットワークとの連絡調整,接続手続の支援,分担
今後も国立情報学研究所 SINET および WIDE プロジェクトとの連携を一層強化していくとともに,
地域
内から国内・海外との通信がスムースにできるよう,関連外部ネットワークと連絡を密に保ち,必要な
作業の分担を行う.
3.インターネットに関する支援
(1)小中高校,地方自治体へのインターネット利用に関する技術的支援
小中高校のインターネット利用に関する実状調査や報告会を企画し,状況やニーズを把握したうえで
必要な技術的支援を行う.また技術講習会を通じてインターネットの利用に関する支援を行う.
(2)産業界へのインターネット接続への技術的支援
各 NC の行う公開講座やリカレント学習コースなどを通じた支援,
本協議会が主催する講演会や技術セ
ミナーなどを通じた支援を引き続き行う.電子商取引が普及する時代にあって,北陸地域の中小企業の
現状を調査しながら必要な支援や共同研究を行う.
(3)地域社会でのインターネット利用の支援
全国で実施されている「IT 基礎技能講習(IT 講習)」などインターネット利用推進運動に支援を行う
とともに,その後のモラルやセキュリティ等を考えた正しい利活用が広がるよう,実状調査の企画や講
演会,技術セミナーなどを通じた啓蒙普及および活動を行う.
4.インターネットに関する研究事業の実施
(1)セキュリティ研究会
インターネットとその応用技術は益々進歩してきており,効果的で安全な事業を行うために,ネット
ワーク・セキュリティの新技術やインターネット・アプリケーションの開発,新たなネットワークの脅
威と対策などについて,引き続き調査・研究を行う.
(2)双方向コンテンツ配信サービス実験研究会
会議,研究会,講演会等をインターネットを経由してストリーム配信し,質疑応答などを行う双方向
のコンテンツ配信サービス実験を行う研究会を発足させる.この実験の成果を通常の会議,研究会,講
演会に応用し,地域社会に配信して,地域社会の情報化支援と地域の産業・文化の発展に貢献する.
11
平成 16 年度 事業運営費予算(案)
<収入の部>
15 年度予算 16 年度予算 差引額
費目
会費(正会員)
880,000
840,000
会費(賛助会員)
150,000
150,000
50
10
利息
前年度繰越金
雑収入
計
1,026,071
摘要
△40,000 42 機関分
0 3 機関分
△40
696,913 △329,158
43,879
13,077
△30,802
2,100,000
1,700,000
△400,000
<支出の部>
費
目
相互接続維持費
15 年度予算 16 年度予算 差引額
摘要
10,000
10,000
講師等謝金
450,000
450,000
講師等旅費
250,000
200,000
印刷費
350,000
200,000
会場費
300,000
200,000
会議費
250,000
250,000
調査費
200,000
200,000
通信・事務費
150,000
100,000
予備費
140,000
90,000
△50,000
2,100,000
1,700,000
△400,000
計
0 JP ドメイン名維持料
0 講演,セミナー等の講師謝金
△50,000 旅費・交通費
△150,000 資料印刷
100,000 会場借上料,看板
総会・講演会・セミナー・懇親会等
0 補助
0 研究事業
△50,000 郵便等
12
三号議案
規約の改正に関する件
北陸地域情報ネットワーク協議会会則(平成6年5月21日制定)の改正
(1)第9条第1項の改正
[改正前]
(運営委員会)
第9条
運営委員会は,理事会において選任された運営委員9名(うち1名は,委員長),ノードオペ
レーションセンター(以下「NC」と呼ぶ.)責任者及び運営委員会が必要と認めたもの若干名
で構成する.
[改正後]
(運営委員会)
第9条
運営委員会は,理事会において選任された運営委員(うち1名は,委員長),ノードオペレー
ションセンター(以下「NC」と呼ぶ.)責任者で構成する.
(2)第9条第2項の改正
[改正前]
2 委員の任期は2年とし,再任を妨げない.ただし,欠員が生じた場合の補欠の委員の任期は,
前任者の残任期間とする.
[改正後]
2 委員の任期は2年とし,再任を妨げない.ただし,交代委員の任期は,前任者の残任期間とす
る.
改正理由:
第1項は,特に理事会が選出したもの,NC 責任者,運勢委員会が必要と認めたものという,区分が不要
であり,すべて理事会にて選出,承認されたものであることが,望ましいため.
2項は,欠員という表現は的確ではなく,交代委員とした方がよいこと.
以上.
13
四号議案
役員の交代,組織の変更に関する件
北陸地域情報ネットワーク協議会平成 16 年度役員および運営委員等一覧(案)
2004 年 5 月 27 日現在
○理 事
会 長
副会長
副会長
○監
桜
吉
大
長
有
細
村
南
野
井
川
崎
野
田
野
井
日
嵜
哲 真
嘉 雄
昭一郎
勇
良 児
昭 雄
忠 邦
康 夫
勉
センター長
所
長
会
長
センター長
場
長
会
長
センター長
所
長
会
長
北 村
○ ○
彰
○ ○
所
長
○○○○○
福井大学総合情報処理センター
福井県工業技術センター
(社)福井県情報システム工業会
金沢大学総合メディア基盤センター
石川県工業試験場
(社)石川県情報システム工業会
富山大学総合情報基盤センター
富山県工業技術センター
(社)富山県情報産業協会
事
金沢工業大学情報処理サービスセンター
(社)福井県情報システム工業会(未定)
14
【運営委員】
○理事会選出委員
委員長
田 中
(福井県)
進 藤
山 本
山 本
山 川
蘆 田
(石川県)
松 原
宮 本
上
岩
松
井
松
敷
沢
長
(富山県)
坂
宮
角
高
沖
安
浦
松
【事務局】
山
吉
光
也
講
師
哲 次
雅 巳
博 文
修
昇
副 会 長
主任研究員
助 教 授
助 教 授
教
授
一 彦
茂 明
理
部
(社)福井県情報システム工業会
福井県工業技術センター
福井大学教育地域学部(NC 責任者)
福井県立大学情報センター
福井工業高等専門学校総合情報処理センター
野 伸 浩
岡 健 一
助
講
授
師
(社)石川県情報システム工業会
(株)富士通北陸システムズ
システム事業部第5システム部
石川県工業試験場
金沢大学工学部電気・情報工学科
金沢大学総合メディア基盤センター
金沢大学総合メディア基盤センター(NC 責任者)
北陸先端科学技術大学院大学情報科学センター
北陸先端科学技術大学院大学情報科学センター
(NC 責任者)
星稜女子短期大学経営実務科
石川工業高等専門学校電子情報工学科
井
尚
本 幸 拾
田 龍 則
井 正 三
野 浩 二
宅 彰 隆
島
智
永
均
事務局長
主任研究員
研 究 員
教
授
助
手
助 教 授
助
手
総括研究員
(社)富山県情報産業協会
(株)富山県総合情報センター
富山県工業技術センター
富山大学総合情報基盤センター
富山大学総合情報基盤センター (NC 責任者)
富山県立大学計算機センター
富山県立大学計算機センター
(財)北陸経済研究所
川
助 教 授
福井県立大学情報センター
〒910-1195 福井県吉田郡松岡町兼定島 4-1-1
福井県立大学情報センター内
北陸地域情報ネットワーク協議会 事務局
TEL : 0776-61-6000(
内線 1261) FAX : 0776-61-6013
北陸システム工業会内(連絡担当)
〒920-0223 金沢市戸水町イ 72
石川県鉄工会館 3F
TEL : 076-267-4742,FAX : 076-267-4499
田
原
本
町
澤
田
田
芳
正
豊
智
照
幹
弘
吉
司
彦
男
文
修
昭
紀
事
長
福井大学総合情報処理センター
専門研究員
教
授
助 教 授
助
手
教
授
助 教 授
教
15
平成6年4月14日作成
平成6年5月 9日修正
設立趣意書
近年,マイクロエレクトロニクスを頂点とするコンピュータ製造技術の飛躍的な進歩によってコン
ピュータの小型高性能化が急速に進み,従来困難であった文字情報以外の処理が容易に可能になるととも
にこれまでにない新しい利用方法が現れ,コンピュータ利用分野は飛躍的に拡大している.その現れは,
これまで計算能力一辺倒であったコンピュータの処理能力に対する視点がその使い易さに移るとともにカ
ラー化・映像イメージ化に配慮したマン・マシーンインタフェースの向上に見られ,コンピュータ利用の
形態を劇的に変えることとなったコンピュータのコミュニケーション機能,通信機能の普及に見ることが
できる.特に,後者は 1970 年代のアメリカにおける ARPA(Advanced Research Project Agency) ネット
に端を発したものであり,その後 1980 年代の TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
Protocol) プロトコル群を使用したインターネットとへと発展し,今日爆発的な広がりとなって現れてお
り,全世界のネットワークにつながるコンピュータは数百万台とも言われている.
これにともない,コンピュータネットワークを使用した様々な応用が開発され,コンピュータの遠隔利
用やデータベースの遠隔検索はもちろんのこと,電子メール,電子ニュース,電子出版,音声・映像・イ
メージまでも含む自由度の高い広域情報閲覧サービス等の様々な応用が実用化されている.これらの特徴
はいずれも特定の閉じた地域内でのみ利用可能なだけではなく,広く世界にまたがって使用可能な汎用性
の高いものであるという点にある.いまやあて先付きTV信号配送システムをネットワーク上で考えるこ
とも不可能ではなくなってきている.まさに,情報活用のみならず情報発信の両面を備えた双方向性の通
信メディアが登場しようとしているといってよい.
この発展の中,北陸地域に目を転ずると,刺激となる情報の少ないこともあり,情報流通に対する需要
が希薄で,情報ネットワークに対する関心は低く,かつそのネットワーク環境は劣悪な状態にある.こう
した通信方式が広く一般社会に普及すべきであるとの観点から,わが国の他地域と比較して著しく立ち後
れている北陸三県の学術情報用ネットワークの整備充実を平成4年12月7日北陸三県の国立大学総合情
報処理センター等がそろって文部省学術情報センターに申し入れしたことに端を発し,単に大学等に留ま
ることなく,行政,産業界等にとってもこのネットワークの普及が共通の課題であると認識し,行政の研
究機関,産業界に意見交換の呼びかけがなされた.幸いにも,産・官・学のネットワーク有識者が多忙な
日常業務の合間をぬって集まり,「北陸地域情報ネットワーク懇話会」が結成され,地域におけるネット
ワークのあり方について,検討が進められてきた.
今般,これまでの多くの検討結果を踏まえて,北陸地域において,地域内ならびに国内外計算機ネット
ワーク間の相互接続に要する基盤整備の促進を図り,もって北陸地域における研究交流を推進し,学術研
究の振興ならびに地域の活性化に資することを目的して北陸地域情報ネットワーク協議会を設立すること
とした.
16
北陸地域情報ネットワーク協議会
会則
平成6年5月21日
(名称)
第1条
制定
本会は,「北陸地域情報ネットワーク協議会」と称する.
本会の英文名称を Hokuriku Regional Information Network Council とする.
(目的)
第2条
本会は,北陸地域における,地域内及び国内外計算機ネットワーク間の相互接続に関する基盤
整備の促進を図り,もって当該地域における研究交流を推進し,学術研究の振興及び地域の活性
化に資することを目的とする.
(事業)
第3条
本会は,前条の目的を達成するために,以下の事業を行う.
(1) 北陸地域におけるインターネットの普及啓蒙及び関連技術の調査・研究
(2) 北陸地域における計算機及び計算機ネットワークの相互接続に関する連絡調整
(3) 北陸地域情報ネットワークの運用管理
(4) 外部ネットワークとの協調に基づくネットワークサービスの提供
(5) ネットワークを利用した研究交流及び情報交流
(6) その他本会の目的達成に必要な事業
(会員)
第4条
本会の会員は,正会員及び賛助会員とする.
(1) 正会員は,第2条の目的に賛同し,本会のネットワークに接続する機関,団体,組織及び法
人とする.
(2) 賛助会員は,第2条の目的に賛同し,本会の活動を賛助する機関,団体,組織,法人及び個
人とする.
(役員)
第5条
2
3
4
本会に,以下の役員を置く.
(1) 理事
6名以上,12名以内(うち会長1名,副会長2名)
(2) 監事
2名
役員は,総会において選任する.
会長及び副会長は,理事の互選による.
会長は,本会を代表し,会務を統括する.
5 副会長は,会長を補佐し,会長に事故あるとき,又は会長が欠けたときは,その職務を代行す
る.
6 理事は,理事会を構成し,本会の業務の執行を決定する.
7 監事は,本会の業務及び会計を監査する.
8 役員の任期は2年とし,再任を妨げない.ただし,欠員が生じた場合の補欠の役員の任期は,
前任者の残任期間とする.
(会議)
17
第6条
本会の会議は,以下のとおりとする.
(1) 総会
(2) 理事会
(3) 運営委員会
2 前項の総会は,通常総会及び臨時総会とする.
3 会議は,その構成員の過半数の出席をもって成立する.
4 会議の議事は,本会則に定めるもののほかは,出席した構成員の過半数の同意をもって決し,
可否同数の場合は,議長の決するところによる.
5 相当の理由により会議への出席が不可能な構成員は,予め通知された事項について書面をもっ
て表決するか,又は他の構成員を代理人として表決を委任することができる.この場合,その者
は,前3及び4項の適用において出席者とみなす.
6 会議は,書面(電子メールを含む,以下同様)による開催も認めるものとし,その議決も書面に
よることを妨げない.ただし,総会は,本項の適用を受けないものとする.
7
会議の庶務は,事務局において処理する.
(総会)
第7条
通常総会は,会計年度終了後3カ月以内に開催する.
2 臨時総会は,次に掲げる場合に開催する.
(1) 理事会が必要と認めたとき.
(2) 会議の目的たる事項に関し,正会員総数の5分の1以上の請求があったとき.
3 総会は,正会員をもって構成する.
4 総会は,会長が招集する.
5 総会の議長は,総会の都度,これに出席した正会員から選任する.
ただし,書面による出席者及び代理人による出席者は選任できないものとする.
6 総会は,本会則に定めるもののほか,次の事項を議決する.
(1) 事業計画及び収支予算に関する事項
(2) 事業報告及び収支決算に関する事項
(3) その他本会の業務に関する重要事項
(理事会)
第8条
理事会は,理事をもって構成する.
2 理事会は,会長が必要と認めたとき,招集する.
3 理事会の議長は,会長があたる.
4 理事会は,本会則に定めるもののほか,次の事項を議決する.
(1) 総会に付議すべき事項
(2) 総会において議決された事項の執行に関する事項
(3) 運営委員会等に関する事項
(4) 会員の除名処分に関する事項
(5) その他本会の業務に関する事項
5 理事会は,必要と認めるとき,理事以外のものに出席を求め,意見を聞くことができる.
(運営委員会)
第9条
運営委員会は,理事会において選任された運営委員9名(うち1名は,委員長),ノードオペ
レーションセンター(以下「NC」と呼ぶ.)責任者及び運営委員会が必要と認めたもの若干名
で構成する.
18
2 委員の任期は2年とし,再任を妨げない.ただし,欠員が生じた場合の補欠の委員の任期は,
前任者の残任期間とする.
3 運営委員会は,委員長が必要と認めたとき,招集する.
4 運営委員会の議長は,委員長があたる.
ただし,委員長に事故あるときは,あらかじめ委員長が指名した委員がその職務を代行する.
5 運営委員会は,本会則に定めるもののほか,次の事項を議決する.
(1) 本会のネットワーク運用に関する事項
(2) 本会への入退会の承認に関する事項
(3) その他本会の日常的活動に必要な事項
6 運営委員会に,必要に応じて小委員会等を設けることができる.
7 小委員会等に必要な事項は,運営委員会が別に定める.
8 運営委員会は,必要と認めるとき,委員以外のものに出席を求め,意見を聞くことができる.
(NC)
第10条 NCは,会員のネットワーク接続のアクセスポイントであり,本会及び会員から提供されるも
のにより構成する.
2
NCは,会員間のネットワーク相互接続及び他地域との相互接続を行う.
(1) NCには,責任者1名及びその代理者1名を置く.
(2) NCが置かれる地域内の日常的な運用については,前項の責任者の定めるところによる.
(3) NCの責任者及び代理者の選任並びにそれらの任期は,NCの定めるところによる.
3 本会は,運用及びサービス性を向上させるために,NCを提供する会員と運営委員会の判断に
より適宜,NCの追加・変更・移動措置をとる.
(入退会)
第11条 本会に入会しようとする者は,本会が別途定める入会手続に基づき,運営委員会の承認を得な
ければならない.
2 会員は,本会が別途定める退会手続に基づき,退会することができる.
3 会員が,別途定める利用運用規定に記載されるいずれかの条項に違反した場合には,理事会の
議を経て,これを除名し,その接続を解除することができる.
(会費)
第12条
2
会員は,所定の会費を支払わなければならない.
会費については,別途定める.
(会計年度)
第13条
本会の会計年度は,毎年4月1日から翌年3月31日までとする.
(事務局)
第14条
本会の事務を円滑に進めるため,事務局を置き以下の会務を処理する.
(1) 本会運営のための事務作業
(2) 本会の有する設備の管理
(3) その他本会に関する事務的作業
本会の事務局は,北陸システム工業会に置く.
2
(会則の変更及び解散)
第15条 この会則は,総会において正会員総数の3分の2以上の賛成を得て変更することができる.
19
2
(雑則)
第16条
総会において正会員総数の4分の3以上の賛成を得て,本会を解散することができる.
本会則の施行に関して必要な事項は,理事会の議決を経て定める.
付則
1.本会則は,平成6年5月21日から施行する.
2.第13条の規定にかかわらず,最初の会計年度は付則第1項の施行日より平成7年3月31日ま
でとする.
20
北陸地域情報ネットワーク利用運用規定
平成6年5月21日
制定
(目的)
第1条
本規定は,「北陸地域情報ネットワーク協議会」により管理されるネットワーク(以下,本ネッ
トワークと称す.)への会員の参加,利用及び本ネットワークの運用上の規則について定める.
(ネッワークの名称)
第2条
本ネットワークの名称は, FITnet(Fukui-Ishikawa-Toyama network) と称する.
(参加)
第3条
日本ネットワークインフォメーションセンター(以下同センター)により承認を受けたドメイ
ン名または同センターへ申請中のドメイン名を有する組織は,正会員として本ネットワークに参
加できる.
2 本会に入会しようとする者は,所定の参加申請書に必要事項を記入し,事務局まで提出し,運
営委員会の承認を得なければならない.
3 会員として本ネットワークを利用しようとする者は,別途定める書式に基づき本規定に従う旨
の同意書を提出しなければならない.
4 本会を退会しようとする者は,所定の退会届に必要事項を記入し,事務局まで提出しなければ
ならない.
(利用)
第4条
正会員は,当該会員の計算機又は計算機ネットワークを本会及び会員から提供されるNCへ接
続することによって本ネットワークを利用できる.
2
3
ただし,各NCの運用は提供される設備の利用上の制限を受ける.
本ネットワークは,非営利目的にのみ利用できる.
本ネットワークの利用にあたっては,以下の行為を禁止する.
(1) 本会の会則に反する行為
(2) 公序良俗に反する行為
(3) 通信を阻害する行為
(4) 第三者の著作権等を侵害する行為
(5) 第三者を誹謗中傷する行為又は第三者に不利益を与える行為
(6) 相互接続するネットワークの規定に反する行為
会員又は会員内の利用者が上記条項に該当する行為を行なっていると判断される場合,本会は
会員にその旨を通達し,それでも改まらない場合には退会を求めることができる.また,違反
の阻止が緊急を要する場合には,当該会員に通達することなく,その会員との接続を解除する
ことができる.
4 会員は,別途定める会費を規定通り支払わなければならない.
(運用)
第5条
本会は,本ネットワーク上の通信内容には関与しない.
また,通信の秘密は,それを侵さない.
2 本会は,本ネットワークが提供するサービス及びその情報,又は,その質を保証しない.
3 本会は,会員が本ネットワークを利用することによって生ずるいかなる損害も保証しない.
21
4 本ネットワークの各NCの運用は,そのNCを提供する各会員の運用上のサービス規定に従っ
て行われる.
ただし,保守及び停電等のため,サービスを一時停止する場合には,各NCを提供する会員は,
その他の会員へ予め連絡を行うものとする.
また,本ネットワークの運営上,又はNCを提供する会員の都合上断りなく一時的にサービス
を停止することがある.
5 会員から及び会員へのメッセージが本ネットワーク以外のネットワークを通過する場合は,当
該ネットワークの規定に準拠の上,利用するものとする.
(雑則)
第6条
本規定に定めるもののほか,施行に関して必要な事項は,別に定める.
付則
本規定は平成6年5月21日より施行する.
22
北陸地域情報ネットワーク協議会
会費関連細則
平成6年5月21日
制定
平成9年5月23日
改正
(会費の内訳)
第1条
北陸地域情報ネットワーク協議会のネットワーク(以下,本ネットワーク)に参加する会員は,
以下の費用を納めなければならない.
(1) 入会金
入会手続き及び設備費用
(2) 年会費
会計年度毎の基本料金
(入会金及び年会費)
第2条
正会員の入会金及び年会費は,次のとおりとする.
学校・研究機関等(非営利団体に限る.)は,以下単に学校等と記す.
入会金
年会費
無し
2万円
ただし,ネットワーク組織として接続を行う会員の会費については,別途定めるものとする.
(利用費)
第3条
利用費は,当分の間,これを徴収しないものとする.また,NC間を接続するバックボーン及
びNCまでの回線設備費・通信費等についても,当分の間,各会員の自発的な提供に依存するも
のとする.
(賛助会員)
第4条
賛助会員は,年会費として1口1万円を納めるものとする.ただし,個人・学校等の賛助会員
の場合は1口以上,その他の組織にあっては5口以上を納めるものとする.
なお,賛助会員は,本会が開催する各種シンポジューム・セミナー等に無料で参加できるもの
とする.
(請求と支払い)
第5条
本会から入会を承認された会員は,速やかに入会金を支払わなければならない.なお,支払わ
れた入会金は理由のいかんにかかわらず返却しないものとする.
2 事務局は,会計年度の初めに年会費を各会員に請求する.
3 年会費は,一括支払いの場合,請求日から起算して90日以内に支払わなければならない.
4 年度途中の参加及び退会の場合においても,年会費は全額支払わなければならない.
5 年会費の請求日から起算して90日以内に支払いがない場合は,を停止し,接続を解除するこ
とがある.
(雑則)
第6条
本規定に定めるもののほか,施行に関して必要な事項は,別に定める.
23
付則
1.本細則は平成6年5月21日より施行する.
2.本細則第2条の会費は,学校等については,平成6年度に限りこれを免除する.
付則
1.本細則は平成9年5月23日より施行する.
24
[添付資料]
(1)北陸地域情報ネットワーク構成図と接続イメージ
平成 6 年 4 月 14 日
平成 7 年 4 月 12 日
平成 8 年 6 月 20 日
平成 9 年 5 月 23 日
平成 10 年 5 月 22 日
平成 11 年 6 月 25 日
平成 12 年 5 月 19 日
平成 13 年 4 月 20 日
平成 14 年 5 月 17 日
平成 15 年 5 月 23 日
平成 16 年 5 月 27 日
インターネット
SuperSINET/SINET
1Gbps
WIDE
SINET
Wide 10Gbps
SuperSINET
石川 NC
WS
4Gbps
辰口 NC
RT
RT
地域用
ルータ
RT
50Mbps
SINET
50Mbps
SINET
富山 NC
RT
地域用
ルータ
地域用
ルータ
RT
福井 NC
RT
RT
25
RT
地域用
ルータ
(2)FITnet 接続トポロジー
富山県工業
技術センター
FITnet 参 加
国外インターネット
富山地域 IX
企業,団体
富 山 大
国内インターネット
富山県立大
富山商船高専
SINET
富山国際大
富山大学ノード
高岡短期大
WIDE
富山医科薬科大
SuperSINET/SINET
北陸先端大
金沢星稜大
北陸大
石川地域 IX
金 沢 大
平成 7 年 4 月 7 日
平成 7 年 11 月 29 日
平成 8 年 6 月 20 日
平成 9 年 5 月 23 日
平成 10 年 5 月 22 日
平成 11 年 6 月 25 日
平成 12 年 5 月 19 日
平成 13 年 4 月 20 日
平成 14 年 5 月 17 日
平成 15 年 5 月 23 日
平成 16 年 5 月 27 日
金沢美術工芸大
SINET
金沢大学ノード
石川工業高専
金沢医科大
金沢学院大
福井工大
学校法人北陸学院
福 井 大
小松短期大
SINET
福井大学ノード
金沢工業大
金沢工業高専
福 井 県 情 報 スー
パー・ハイウェイ
福井県公設試験研究機関
科学技術情報ネットワーク
FISH
石川職業能力開発短大校
福井県工業技術センター
福井県立大
石川県農業短期大学
金沢市国連寄託図書館
福井県商工労働部産業技術情報課
石川県工業試験場
福井工業高専
26