2009年度における経営成績と主な 取り組み 西武グループの2009年度における経営成績と主な取り組みをご紹介いたします。 これまで取り組んでまいりました「峻別と集中」をコンセプトとしたグループ事業再編に伴い、営業収益は減少 しておりますが、 コスト及び有利子負債の削減などの効率性向上を図ることにより、経常利益及び経常利益率 (経常利益÷売上高)の改善に努めてまいりました。 今後も引き続き、生産効率性・資産効率性の向上を図るとともに売上基盤を拡充し、更なる収益力の強化に努 <ネット有利子負債の削減> 財務体質の改善を図るため、有利子負債の削減を図ってまいりました。有利子負債残高から現金及び預金を差 し引いたネット有利子負債については、営業活動の強化やコスト削減など営業活動によるキャッシュフローの改 善、設備投資の厳選など投資活動によるキャッシュフローの改善などにより、前期比減少となりました。 今後も、引き続き削減を進めてまいります。 グループ全体の経常利益、経常利益率 (億円) 2.51% (億円) 10,000 1.15% △100 8,957 9,048 8,731 運輸事業 70 123 -1.00% SEIBU HOLDINGS INC. 9,672 206 2004年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 (グループ再編前) 3 <2010年3月まで> 13,500 3.00% 西武建設株式会社が保有していた多摩川競艇場を西武鉄道 沿線事業と位置付け、西武鉄道株式会社の子会社である多摩 川開発株式会社へ移管し、併せて、西武建設株式会社の子会 社であった多摩川ボートシステム株式会社を多摩川開発株式 会社の子会社にいたしました。 鉄道事業 ホテル業 都市交通・沿線事業 ゴルフ場業 ホテル・レジャー事業 スキー場業 不動産事業 娯楽・スポーツ業 建設事業 商業施設業 ハワイ事業 タクシー事業 その他 0.00% 0 2004 2006 年度 年度 (グループ再編前) 2007 年度 2008 年度 2009 年度 建設事業 その他事業 <2010年4月より> バス事業 貨物自動車運送事業 -1.00% 2009年7月に、 グループの不動産事業を担う会社として、株 式会社西武プロパティーズが発足いたしました。また、 グラン ドプリンスホテル赤坂を株式会社プリンスホテルから同社へ 資産異動した他、西武鉄道株式会社と株式会社プリンスホテ ルにおける不動産事業や商業施設運営事業を同社へ集約す るなどの再編を実施いたしました。 同社は、 グループ全体の不動産事業を担う戦略的な会社を目 指し、引き続きグループ保有資産の有効活用を検討し、更な るグループ企業価値向上に努めてまいります。 グループの事業をより分かりやすく開示すること、また経営における意思決定単位の明確化を目的として、 2010年度よりグループ各社が行う事業の内容、ビジネスエリア、管理体制などを基に、下記のようにセグ ※2010年度から、 このセグメントによる財務諸表の開示を行います。 メントを変更いたしました。 グループ全体のネット有利子負債 経常利益 経常利益率 3.12% 200 0 主に関東地区でゴルフ場を運営する西武ゴルフ株式会社と 関西地区でゴルフ場を運営する近江観光株式会社の合併を 2009年10月に実施いたしました。存続会社である西武ゴ ルフ株式会社をグループのゴルフ事業の中心的な役割を担 う会社と位置付け、更なる収益力の向上に努めてまいります。 沿線レジャー事業の再編 めてまいります。 △71 不動産事業の再編 ゴルフ事業の再編 <収益力の強化> 216 主な取り組み 主たる事業に集中するために、 グループにおける資本関係・ガバナンス体制の見直し、各事業の位置付けの整理 など、 これまで取り組んでまいりました事業再編の一環として、2009年度に下記の内容を実施いたしました。 経営成績(財務指標) 3.13% SEIBU GROUP Business Report レジャー・ サービス 事業 建設業 その他 その他 不動産事業 不動産賃貸業 不動産販売業 伊豆箱根事業 その他事業 近江事業 西武ライオンズ SEIBU HOLDINGS INC. 4
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