基 基準病床数 数の算定に について 【資料 2】 - 佐賀県

◇◆
基
基準病床数
数の算定に
について
【資料 2】
◇◆
基準病
病床数の考え
え方
【目的】】病床の整備
備について、病床過剰地
地域(※)か
から非過剰地
地域へ誘導
導することを通
通じて、
病床の
の地域的偏在
在を是正し、全国的に一
一定水準以
以上の医療を
を確保する。
。
【仕組み
み】基準病床
床数を、全国
国統一の算
算定式により算
算定。
一般病
病床・療養病
病床⇒二次医
医療圏ごとの
の性別・年齢
齢階級別人
人口、病床利
利用率等から
ら計算
※ 既存
存病床数が基
基準病床数を超える地域((病床過剰地
地域)では、公的医療機関
関等の開設・増
増床を許
可しない
いことができる。
病床数
数の算定に関
関する例外措
措置
急激な
な人口の増加
加が見込まれる、特定
定の疾患にり
り患する者が
が異常に多い
い等の場合
合につて
は、都道
道府県は、厚
厚生労働大
大臣の同意を
を得た数を基
基準病床数
数に加えるこ
ことができる。
。
※基準
準病床数算定
定式(療養病
病床及び一般
般病床)
〔〔{Σ(①×②
②)}-③+④
④-⑤〕/⑥ + 〔{Σ(①
①×⑦)}×⑧
⑧〕+⑨-⑩
⑩〕/⑪ 一般病
病床分
療養
養病床分
項
目
①
性別・年齢階
階級別人口 ②
性別・年齢階
階級別人口入院
院・入所需要率
率
(人口10万対
対)
③
介護施設等で
で対応可能な数
④
⑤
0~他区域か
からの流入入院
院患者数の範
範囲内で
知事が定める
る数
0~他区域へ
への流出入院患
患者数の範囲
囲内で
知事が定める
る数
⑥
病床利用率(療養病床)
⑦
階級別人口退院
院率(人口10万
万対)
性別・年齢階
⑧
平均在院日数
数
⑨
⑩
⑪
0~他区域か
からの流入入院
院患者数の範
範囲内で
知事が定める
る数
0~他区域へ
への流出入院患
患者数の範囲
囲内で
知事が定める
る数
病床利用率(一般病床)
使用
用する数値
数 値 の 根 拠
統計調査
統
推計人口
推
(平成
成24年10月)
※
6,366
告示(全国一律
告
律)
医務課調査
医
調整中
調整中
0.92
告示(全国一律
告
律)
※
告示(九州ブロ
告
ロック数値)
18.2
告示(九州ブロ
告
ロック数値)
調整中
調整中
0.77
告示(全国一律
告
律)
示…平成24年厚
厚生労働省告示
示第421号
告示
準病床数の加算
算部分
○基準
県外へ
への流出入院患
患者が県外への
の流入入院患
患者数よりも多い
い場合に、算定
定式による加算
算が可能。
【基準病床
床算定のた
ための調査概
概要】
1.患者
者動向調査
査(平成 24
4 年 5 月 21
1 日現在の
の県内医療機
機関入院患
患者の状況)
○県内
内への流入
入患者数を把
把握するデ
データ ○回
回答率;病
病院 98.1%
% 診療所 91.8%
9
○患者
者総数;14
4,564 名(
(一般 6,556
6 名 療養
養 4,183 名 精神 3,7994 名 結核
核 28 名)
※うち 3 名は住
住所不明者のため除外
患者動向調査
医療機関
中部
所在地
患者
住所地
中部
東部
北部
西部
南部
県内計
県外計
総計
一般
療養
東部
計
2,474 1,055 3,529
38
23
61
77
13
90
35
4
39
209
38 247
2,833 1,133 3,966
236
37 273
3,069 1,170 4,239
一般 療養
46
520
5
1
7
579
122
701
北部
計
一般
29
75
475 995
3
8
0
1
3
10
510 1,089
361 483
871 1,572
8
0
749
35
3
795
31
826
療養
西部
計
7
15
0
0
568 1,317
15
50
2
5
592 1,387
17
48
609 1,435
一般
南部
療養
0
0
5
399
17
421
68
489
計
一般
療養
計
3
3
61
43 104
0
0
1
1
2
1
6
4
8
12
454 853
81
60 141
12
29 1,227 863 2,090
470 891 1,374 975 2,349
51 119
97
37 134
521 1,010 1,471 1,012 2,483
一般
(A1 )
2,589
559
840
551
1,463
6,002
554
6,556
県内計
療養
計
(A2 )
(A)
1,137 3,726
499 1,058
593 1,433
533 1,084
918 2,381
3,680 9,682
503 1,057
4,183 10,739
○療養病床及び一般病床においては、総数 10,739 名のうち、1,057 名(9.8%)が県外
からの流入患者。
2.国保・後期高齢者レセプト調査(平成 24 年 5 月診療分レセプト集計)
○県外への流出患者数を把握するデータ
○佐賀県国民健康保険団体連合会、佐賀県後期高齢者医療広域連合に調査依頼。
項目
件数
日数
(うち疾病分類不明者分)
国保連合会分
入院
6,184
113,256
0
後期高齢者分
入院
11,350
220,573
※8,472
17,534
333,829
レセプト分析数合計
―
※疾病分類不明者の8,472日分は、調査結果から除外。
○上記レセプト内容について、患者動向調査結果を用いて推計。
医療機関所在地
患者住所地
中部
東部
北部
西部
南部
県内計
県外計
総計
患者動向調査
国保レセプト調査 県外流出率によ
県内計
る県外への流出
県内計 県外計
一般 療養
計
患者数(推計)
(A1) (A2)
(A)
(B)
(C)
(D)=A*C/B
2,589 1,137 3,726 2,762
153
206
559 499 1,058
789
270
362
840 593 1,433 1,073
64
86
551 533 1,084
709
65
100
1,463 918 2,381 1,816
73
95
6,002 3,680 9,682 7,148
624
848
554 503 1,057
6,556 4,183 10,739
県外からの
流入数
県外への
流出数
○県外からの流入患者数が、県外への流出患者数を上回っている状況。
【基準病床数算定の目途について】
○現在、算定式の「調整中」の項目について、さらに関係機関と協議の上、
最終的な「基準病床数」としたい。
○精神病床の基準病床数
(平成17年7月19日付け厚生労働省令第119号)
精神病床については、医療法施行規則第30条の30第2項に定められており、その算式は下記算式のとおり。この算式
には下記表の①~⑪の数値が必要であり、県の実情に合わせて定める数値である。
なお、当該区域に所在する病院の入院患者のうち当該区域に住所を有する者の数が別表第六の四の項に掲げる式{Σ(①
×⑫)}により算定した数を下回る区域においては、都道府県外入院患者数を厚生労働大臣の定める病床利用率で除して得た
数の三分の一を限度として都道府県知事が適当と認める数を加えることができる。
算式
〔{Σ(①×②)+③-④}×⑤〕÷⑥ + 〔Σ{⑦×(1-⑧)}+⑨-⑩〕÷⑪
項
目
使用する数値
数 値 の 根 拠
①
年齢階級別人口 ※①
推計人口(平成24年10月)
②
年齢階級別新規入院率 ※②
告示
③
他都道府県からの流入入院患者数
560
患者動向調査
④
他都道府県への流出入院患者数 228
患者動向調査、国保レセプト調査
⑤
平均残存率 ⑥
⑦
入院期間が1年未満である者に
係る病床利用率
入院期間が1年以上である
年齢階級別入院患者数
0.299
告示
0.95
告示
調整中
精神保健福祉資料等
⑧
退院率
0.273
告示
⑨
当該年において入院期間が
1年に達した入院患者数
調整中
精神保健福祉資料等
⑩
長期入院患者退院促進目標数
調整中
厚生労働大臣が定める算定式
⑦-(県人口×0.001811)×0.15
⑪
入院期間が1年以上である者に
係る病床利用率
0.95
告示
⑫
年齢階級別精神病床入院率
※⑫
告示
告示…平成24年厚生労働省告示第483号
※①
(人)
年齢階級別
※②
(%)
※⑫
(%)
20歳未満
165,930
0.036
0.015
20歳以上40歳未満
179,340
0.438
0.167
40歳以上65歳未満
282,482
0.584
0.607
65歳以上
215,753
0.788
0.975
精神病床(流出・流入患者数)
医療機関所在地
患者動向調査
国保レセプト調査 県外流出率による県
外への流出患者数
中部 東部 北部 西部 南部 県内計 県内計 県外計
(推計)
患者住所地
(ア)
(イ)
(ウ)
(エ)
(オ)
(A)
(B)
(C)
(D)=A*C/B
1,033 189
12
3
50 1,287 979
43
56
中部
41 327
0
0
4
372 280
76
101
東部
29
6 491
15
7
548 380
18
26
北部
6
4
49 220
37
316 251
18
23
西部
89
7
2
19 594
711 644
20
22
南部
1,198 533 554 257 692 3,234 2,535 175
228
県内計
156 192
24
59 129
560
県外計
1,354 725 578 316 821 3,794
総計
1,033 327 491 220 594 2,665
圏域内患者数(α2 )
県外から の
321 398
87
96 227 1,129
圏域外からの流入患者数(β2)
流入数
圏域外への流出患
者数(推計)
(E)
310
146
83
119
139
797
(A)-(ア)+(D)
(A)-(イ)+(D)
(A)-(ウ)+(D)
(A)-(エ)+(D)
(A)-(オ)+(D)
県外への
流出数
現在、算定式の「調整中」の項目について作業を行っており、調整病床数や加算病床分を算定してから、関係機関
と協議を行い、最終的な「精神病床の基準病床数」としたい。
○感染症病床の基準病床数(案)
1
基準病床数
平成12年度
24床
平成15年度
24床
平成20年度
24床
平成25年度(案)
24床
2
感染症病床数(案)の考え方
平成11年3月厚生省告示第43号「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関す
る法律第38条第2項の規定に基づく厚生大臣の定める感染症指定医療機関の基準」第3に
よる本県に必要な感染症病床は24床である。
感染症指定医療機関の指定について(平成11年3月19日健医発第457号)
平成12年度
24床
(ア)第一種感染症指定医療機関:都道府県の区域ごとに1か所 2床
平成15年度
24床
(イ)第二種感染症指定医療機関:二次医療圏ごとに1か所
平成20年度
24床
その人口に応じ、次の病床数とする。
平成25年度(案)
26床
<配置基準>
人口30万未満
4床
30万以上100万未満
6床
100万以上200万未満
8床
200万以上300万未満 10床
300万以上
12床
種
別
医療機関名
医療圏等
病床数
県内1か所
2
第一種
※(地方独立行政法人佐賀県立病院好生館)
第二種
地方独立行政法人佐賀県立病院好生館
中
部
6
〃
独立行政法人国立病院機構東佐賀病院
東
部
4
〃
唐津赤十字病院
北
部
4
〃
伊万里有田共立病院
西
部
4
〃
独立行政法人国立病院機構嬉野医療センター
南
部
4
※第一種感染症病床稼働は、平成25年5月~を予定。
○結核病床の基準病床数(案)
1
基準病床数
平成12年度
220床
平成15年度
147床
平成20年度
58床
平成25年度(案)
調整中
2
結核病床数(案)の考え方
下記の算定値根拠より基準病床算定数は26床であるが、現状等を踏まえ、関係機関と調
整中である。
※算定値について
国の技術的助言「医療計画における結核病床の基準病床数の算定について」に基づき、
本県に必要な病床数は26床であった。
・区域の算定:佐賀県全域
・基準病床数の算定値(A(0.15)×B(92.56)×C(1.8)×D(1))+E(1)=25+1=26床
1 算定根拠
平成12年度
24床
平成17年7月19日付健感発第 079001 号、平成20年3月31日付け健感発第 0331001
平成15年度 「医療計画における結核病床数の算定について」
24床
号による一部改正)
(技術的助言)
結核
病 床 の 基 準 病 床 数 = A×B×C×D+
E
平成20年度
24床
※医療計画を定めようとする日の属する年度の前の年度の数を用いる
平成25年度(案)
26床
2 素数説明:23年度の実績で算定
A:県内の1日あたりの医師の届出のあった塗抹陽性結核患者の数:0.15
B:塗抹陽性結核患者の感染性消失までに要する平均日数:92.56日
C:定数(年間新規塗抹陽性患者発生数が99人以下で「1.8」)
D:1(粟粒結核、結核性髄膜炎等重症結核、季節変動、結核以外の患者の混入その他当該
都道府県の区域の実情に照らして1を超え、1.5以下の範囲内で都道府県知事が特に
※第一種感染症病床稼働は、平
定めた場合にあっては、当該数値)
E: 医療計画に基準病床数を定めようとする日の属する年度の前の年度の当該都道府県の区
域内における慢性排菌患者(2年以上登録されており、かつ1年以内に受けた検査の結
果、菌陽性であった肺結核患者に限る。)のうち、入院している者:1名