●緊急節電における成果 ・イニシャルコストをほとんどかけず「データの見える化」と「実施の徹底・水平展開」 ・短期間(4カ月)・単一分野(電気料金)のみで▲20%(▲17,000千円)の節電効果 ・電力制限令の解除(H23.9.9)に伴う節電意識の低下 ・光熱水費のポテンシャル(一般財源・削減余地) 省エネ推進プロジェクト 全施設の光熱水費全般 (電気、上下水道、ガス)を 見える化し、㎡単価等で 比較、分析することで 省エネを徹底 【目標】 第一義は「一般財源の捻出」 【方法】 月例報告書の提出と公表 経産省「ピーク時▲15%」 JFMA「緊急節電フォーラム」 佐倉市「SDN4」 流山市へ 還元 データ見える化 実施の徹底と 水平展開 流山方式を 改良 エネルギー削減PJ (水道・ガス等を含む) 700 ㎡当たりのエネルギーコストが高い 供給処理施設で対前年比のコストが増加 600 100% 90% 80% 500 70% 灯油 60% LPG 50% 都市ガス 40% 下水道 30% 上水道 20% 電気 10% 0% 庁舎 消防 供給処理施設 福祉施設 文化施設 小学校 中学校 保育所 体育施設 その他 400 ㎡当たりのエネルギーコストが低い施設では 消防・保育所以外でコスト上昇 300 200 100 0 2012 2011 庁舎 2012 2011 消防 2012 2011 供給処理施設 電気 2012 2011 小学校 上水道 2012 2011 中学校 下水道 2012 2011 幼稚園 都市ガス 2012 2011 文化施設 2012 2011 福祉施設 液化石油ガス・プロパンガス 2012 2011 保育所 灯油 ※2011、2012年度ともに4~10月のデータ抽出 2012 2011 学童クラブ 2012 2011 体育施設 保健センター以外で対前年度比が増加 ㎡単価。エネルギー割合はほぼ同様 (1)庁舎 250 (2)消防 350 6月以降、南流山 300 3丁目庁舎へ移転 ESCOの影響で大幅減 200 各消防署で若干単価が上昇している ものの、㎡単価及び上昇率は低い 250 150 200 100 150 100 50 50 0 0 2012 2011 2012 第三庁舎 2012 本庁舎 電気 (3)小学校 2011 2011 2012 2011 保健センター及び休日診療所 上水道 下水道 都市ガス 2012 第五庁舎 液化石油ガス・プロパンガス 2011 2012 2011 南流山三丁目庁舎 電気 学校により対前年度比の㎡コストの 割合が大きく異なる(増加・減尐・同等) 250 2011 2012 上水道 下水道 都市ガス 100 50 0 調理場:無 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 ㎡コストは調理場有無に依存 120 100 80 60 40 20 0 2012 東深井小学校流山北小学校西初石小学校八木北小学校 小山小学校 向小金小学校江戸川台小学 新川小学校 八木南小学校南流山小学校 東小学校 西深井小学校鰭ヶ崎小学校 流山小学校 長崎小学校 校 都市ガス (5)文化施設 施設規模と㎡コストが比例 液化石油ガス・プロパンガス 2011 2012 北部中学校 2011 2012 西初石中学校 灯油 (6)福祉施設 1,400 風呂有 250 1,200 200 1,000 150 800 2011 2012 南流山中学校 電気 大規模な施設で㎡コストの上昇傾向が強い 300 灯油 160 150 下水道 2011 東消防署 液化石油ガス・プロパンガス 調理場:有 180 140 上水道 2012 北消防署 調理場有の学校で㎡コスト上昇 200 200 電気 2011 消防本部 灯油 (4)中学校 ㎡コストは80~200円と幅が広い 300 2012 南消防署 2011 八木中学校 上水道 下水道 都市ガス 2012 2011 2012 南部中学校 2011 常盤松中学校 液化石油ガス・プロパンガス 2012 2011 2012 東部中学校 2011 東深井中学校 灯油 ㎡コストは風呂有施設が高い 下花輪は面積比で単価が高くなっている 風呂無 600 100 400 50 200 0 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 0 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 図書館・博物館 生涯学習セン 北部地域図書 杜のアトリエ黎 文化会館(中央南流山センターコミュニティプラ 初石公民館 ター 館 明 公民館・市民会 ザ 館) 電気 (7)保育所・幼稚園 上水道 下水道 都市ガス 東部公民館 一茶双樹記念 北部公民館 八木南第一コ 八木南第二コ 八木南第三コ 館 ミュニティホー ミュニティホー ミュニティホー ム ム ム 液化石油ガス・プロパンガス 灯油 電気 上水道 下水道 都市ガス 液化石油ガス・プロパンガス 灯油 (8)学童ルーム ほぼすべての保育所で㎡コスト削減 350 下花輪福祉 地域福祉セ 流山福祉会 老人福祉セ 駒木台福祉 名都借福祉 江戸川台福 向小金福祉 赤城福祉会 思井福祉会 西深井福祉 南福祉会館 東深井福祉 平和台福祉 野々下福祉 十太夫福祉 南流山福祉 会館 ンター 館 ンター 会館 会館 祉会館 会館 館 館 会館 会館 会館 会館 会館 会館 250 300 200 250 200 150 150 100 100 50 50 0 0 2012 2011 中野久木保育所 2011 長崎保育所 2012 2011 江戸川台保育所 電気 上水道 2011 名都借保育所 下水道 2012 2011 東深井保育所 都市ガス 2012 2011 2012 平和台保育所 液化石油ガス・プロパンガス 2011 向小金保育所 灯油 2012 2011 江戸川台幼稚園 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 2012 2011 学童クラブおおたか ひまわり学童クラブ もりのいえ学童クラブ八木北小学校区学童 江戸川台学童クラブ の森ルーム クラブ 電気 上水道 下水道 都市ガス 2012 2011 ちびっこクラブ 2012 2011 あずま学童クラブ 液化石油ガス・プロパンガス ※2011、2012年度ともに4~10月のデータ抽出 2012 2011 たけの子ルーム 灯油 2012 2011 西初石子どもルーム 2012 2011 おおぞら学童 8、10月を除きエネルギーコストは 対前年同月比で上昇 45,000 千円 40,000 際立ってコストが増減している用途はない ⇒全用途が尐しずつ増加 ⇒結果的に全施設の総コストが大きく増加 ※9、10月は保育所のデータ未入力 35,000 30,000 福祉施設 文化施設 25,000 体育施設 学童クラブ 保育所 20,000 幼稚園 中学校 小学校 消防 15,000 庁舎 10,000 5,000 0 2012 2011 4 2012 2011 5 2012 2011 6 2012 2011 7 2012 2011 8 2012 2011 9 ※2011、2012年度ともに4~10月のデータ抽出 2012 2011 10 円/㎡・月 140 ・夏季の体育施設はプールの影響 ・通念を通して庁舎の㎡コストが高い 120 100 80 ・小中学校は傾向が類似 ・福祉施設は夏季・冬季と中間期の差が大きい 60 40 20 0 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 庁舎 17.88 18.45 16.74 25.85 26.71 33.49 20.02 21.26 26.93 32.58 32.35 32.25 消防 31.78 33.45 24.00 34.40 36.99 43.28 27.86 30.32 34.17 38.25 39.75 36.10 供給処理施設 74.99 78.74 97.26 108.15 89.39 128.00 87.57 104.01 77.76 102.42 96.28 109.61 文化施設 20.06 19.68 21.61 30.01 27.29 35.20 21.58 24.08 36.11 37.50 37.84 35.04 福祉施設 30.00 36.99 29.90 25.16 56.30 46.39 34.19 42.54 38.98 58.21 42.11 54.04 体育施設 10.98 8.74 11.88 90.17 171.03 285.91 11.00 10.65 11.19 9.43 10.42 10.07 小学校 18.75 21.20 26.14 28.54 27.48 17.22 19.64 24.69 30.67 24.02 28.35 26.89 中学校 13.34 14.73 19.51 18.39 19.64 13.86 16.91 19.26 25.29 19.34 24.00 19.42 保育所 39.43 28.31 40.82 38.42 52.13 41.04 48.90 32.72 48.95 34.55 43.59 38.01 幼稚園 3.30 7.74 18.35 8.07 26.81 18.46 24.68 26.69 学童クラブ 3.21 8.28 5.41 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 2.82 0.10 4.94 5.98 各施設所管課が■1~■3のエネルギーデータを基に 省エネの実施状況、今後の対策等を評価・検討 【生涯学習センター】 空調機による電気、およびガスの使用量削減が大きな課題。 利用者が増加している中で、いかに節電や空調設定を 抑えられるかがコスト削減に繋がるが、夏場や冬場の利用者の 快適性を保ちつつ削減する方法を考えていかなければならない。 今後としては、引き続き、節電協力を利用者に伝え、 利用後消灯や空調をこまめに切るなどの対応を続けていく。 【駒木台福祉会館】 ESCO事業により電気料金は削減されているが、都市ガスの使用 料金が増え、全体的には前年度とほぼ同額である。ただし、 これから冬季を迎えると灯油使用料金が無くなるため、光熱水費は 削減されるものと考える。 【南流山センター】 H24年2-3月に空調が電気からガスへ移行工事が行われたが、 冷房に関しては決してCOST DOWNになってはいないようである。 今後は暖房を使用するが、朝の設定は低くし一気に温めるのではなく 徐々に温度を上げていくようにする。 南流山センターは出張所、図書館などとの複合施設のため各所に 節電依頼のお願い文章を配布。 勿論、職員全員が節電に心がけこまめにスイッチのOFFに心がける。 例示した施設ではエネルギーデータ以外の要素を含めた現況分析、 今後の具体的な省エネ策が記載されている ⇒全施設に「データに基づくエネルギー管理」を浸透させる必要性 【図書・博物館】 電気、都市ガスを中心に全般的に前年度より高い数値を示して いるが、前年は震災後エネルギー不足が憂慮される中での 節電効果が表れたものである。7.8.9月が全般的に高い数値を 示しているのは施設の性格上冷房を欠かせないためやむ負えない ところである。25年の1月より待望のESCO事業の導入により 現在の方式より冷暖房の切り替えが容易に行えさらにLEDの 設置等により合理的なエネルギー使用ができるものと期待する。 もちろん今後も可能な限りの省エネ方針は変わらず堅持する。 【総合体育館】 前年と比べ、同じか低い状態を維持できている。 今年度は学校施設の除染作業もあり、施設利用者が増加 している中、節電・省エネに努めることが出来ている。 今後もサービスの質を落とさず、節電・省エネに努めたい。 【消防本部】 10月までの光熱水費が、残念なことに4月を除き昨年より多く なってしまった。これからの季節気温が下がり暖房を使用する ことが増えるので、無駄な箇所での電気機器の使用を無くし、 服装にも気を付け適正な空調の温度設定を心掛けるように 全職員に周知し節電対策を行なっていきます。 ●エネルギーデータ管理の浸透 ・大半の施設で公共施設保全計画システムを活用したエネルギーデータ管理が浸透 ※一部の施設でデータ未入力(・遅延)が生じており、全体分析のためには更なる徹底が必要 ●省エネに対する意識向上 ・昨年度の緊急節電に端を発する本市の「データを活用した」省エネ対策を通じて、データ分析・ 具体的な省エネオペレーションを自発的に行う施設が増加 ※一部の施設所管課では、施設管理者との情報共有・対応が不十分(評価コメントが画一的) ●エネルギーコストの増加 ・震災後の徹底した省エネ(節電)と比較すると、エネルギーコストはかなり上昇 ・電気料金(従量・燃料費調整額等)の単価上昇の影響もあるが、使用量も増加 ⇒より一層のエネルギーに対する「コスト意識」の醸成が必要 ●「できること」の徹底 ・照明の間引き等に頼らず、不要照明の消灯・OA機器の省エネ設定の再徹底・空調の風量設定等の 「簡単にできる」省エネ対策を再度、共通認識とする必要性 ※庁舎等の事務室中心の施設では、この徹底が大きな差につながる ⇒過去の緊急節電・デマンド活用型節電等で実証済み
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