パーチャル保育室 くカンファレンスルーム ・ 保育室〉 ー年間の経緯と改良

バーチャル保育室〈カンファレンスルーム・保育室〉
1年間の経緯 と改良点及び考察
学習アドバイザー:疋
田
裕美子
常に目が合うという位置関係となり、 Eいがと
学生の学習計画とその個別指導によって、得
意分野を更に伸ばし、不得意分野を克服し、更
ても接 しやすくなった。 (画像1)
なる学習成果の向上を強化するという目的で備
パソコンの場所も、アドバイザー と向かい合
えられた、幼児教育科専用のカンファレンスル
せ。 また、アドバイザ一周辺の机 を L字型にす
ームと保育室。設置されて約 1年の月日が経過
ることで、側に寄ればいつでも相談できるとい
し、その問ほほ全員の学生が部屋を利用 した。
う学生との目線の工夫をした 。 (画像 3)部屋
その際、これまでに撮影した画像を取り入れな
内部が整う前の様子と 比較する 。 (画像 4)
がら、進化した点・改良した点などの、改装さ
広く使っていた机を学生が多く座れるよう細
れたばかりの頃より今現在の姿になるまでの経
かく分け、椅子の数を増やした。 (画像 5)
緯、並びに、学習アドバイザーの視点にてこれ
からの在り方を今後の課題として記述する 。
以前、特に実習中は一定人数しか座れなかっ
たが、今ではたくさんのグル ープが分散して座
まず、初期の状態からアドバイザーが全体を
るなどして多くの学生が使用できる ようになっ
見渡せる位置に机を移動。学生が頭を上げると
た。大人数で使用する場合や制作などの作業時
画像 1
画像 3
、
、
画像 4 改装修理直後の様子
函像 2
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はすべて取り払った。学生がいつでも開け閉め
できる状態となり、ビデオ・周辺機器などの貸
出し・返却が容易となった 。
ビデオカメラで撮影した自分たちのシミュレ
ーション映像をパソコンに繋げて見たり 、保育
画像 5
画像 9
画 像 6 椅子を婚やす前の様子
は、机や椅子の位置を移動。基本の位置に印を
付けておけば、すぐ元に戻すことができる 。
ビデオカメラなどの貴重品を管理する為、ロ
ッカーに最初は鍵をかけていたが、アドバイザ
ー不在時は部屋のドア自体を施錠することで鍵
画 像 10
画像 7
画像 1
1 事例ビデオ
画像 8
画 像1
2 実習ビデオ
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関連の事例ピデオを見て参考にしたり、また、
付属幼稚園実習時のお集まりの様子を遠隔操作
で撮影し、後にパソコンで見て反省したりなど、
映像関係がとても充実している 。
大きなスクリーンでは 3D映像を見ることが
できる 。
画像 1
6
学生専用の保育手帳に挟むリフィル式カ ード
は自由に持ち帰り可能で、、大切なマイ資料とし
てどんどんその数を増や していく シス テムとな
っている 。 (画像 17) また、絵本や参考書など
も、学生が手に取りやすい場所にある 。
画像 13
画像 1
7
画像 14
学生にとって必要な書類やカード、画用紙 ・
折り紙などの消耗品、ハサミ・カッターなどの
道具も、すべてガラス張りの ロッカ ー内部に見
5
) まだ使用できる画用紙
やすく配置。 (画像 1
の切れ端などにおいては、使えるものから使う
よう心がけている。
画像 1
8
画像 1
5
画像 1
9 絵本は今後更に増える予定
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画像2
0
函像24
図書においては貸し出しの期限を決め、期日
保育室に掲示、(画像2
2
) また、授業で制作し
カードを 引き換 えに渡して記録することで滞り
た壁飾り・壁画なども同様に保育室に飾ってい
なく貸 し借りができるよ うになった。 (画像1
8)
くことで、保育室ら しい様子を学生たち自身の
手で、造っている 。
コピー機が新 しくカラー印刷でき るものとな
保育室内は土足禁止とし、 ロ ッカーの 裏側に
り、園便りなど学生が作成 したものを印刷して
ー
一
一
一
一
面閉
一
5 以前の様子 (
ロッカーの位置)
函像2
画像2
1
画像 26 シートを敷いた後
画像 23
画像 27 ままごとコーナー
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画像 2
8 絵本コーナー
画像 32 移動後
画像2
9 貴重な玩具は並べて展示
画像33 授業中の様子
画像 30 修理直後の様子
函像34
シートを敷いて外靴を置くようにした 。
ロッカ ーより表側が保育室と見立て、 子ども
たちの遊びゃ活動内容によってコーナ一分けを
するなど、遊具の置き方を工夫した。
ピアノの位置は、先生から見て子どもたち全
画像3
5
員が見えるよう、向きを表にして斜めに配置。
全体的に保育室の日常の様子を再現 し、授業や
用途によって机や椅子、玩具の位置をその都度
移動させている 。 (画像 3
3
) 絵本も季節ごとふ
さわしいものに交換している 。
画像 3
1 移動前
今、u
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画 像3
6 説明文を共に展示
函 像39
3
7 フォ
画
イ
事t
シ スンス・ツリー
女フォ ーシーズンズ・ツリ ー・ー季節ごとに飾り付け
画 像40
で、とてもスムーズに書けるようになってきた。
を行う木製の壁紙
『
今後の課題J
部屋が便利な分、ハサミやのり、クレパスな
ど自身の道具を持参していない学生が多い。基
礎的な道具は、保育者として自分の物を常に携
帯しておくべきである 。使用した道具の置き放
し・紛失などもたまに起こるが、子どもたちに
物の価値を教える立場の人間であることを忘れ
ず、部屋を利用する意義・ルール・マナーを各
画像38
自で深く考慮すべきである 。
また、整理整頓や掃除において、たとえ自分
月案・日案・指導案などの書き方で困った時
が汚していないとしても学生たち一人ひとり自
は、アドバイザーに質問したり参考文献で調べ
ら積極的に管理責任を持ち、全員が気持ち良く
たりなどしているが、保育上の書き物における
過ごせる空間を維持しなくてはならない。
基本的な言葉のリストを部屋に掲示すること
司/
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