ボーイスカウト日本連盟創立90周年記念事業実施概要 1.趣旨 公益財団法人ボーイスカウト日本連盟は、大正11年(1922 年)4月に少年団日本連盟として発 足して以来、平成24年(2012 年)4月に90周年を迎えます。 平成22年(2010 年)には、新公益法人制度に関する法律の施行に伴い、財団法人から公益財団 法人への移行認定を受けて4月1日から新法人としてスタートしました。公益財団法人としての付 託に応えるとともに、スカウト運動の価値をより高め、わが国における青少年運動の中核となり、 健全なる青少年を育成し、より良き社会人をより多く輩出するためにその使命を果たしていきます。 日本連盟では、この創立90周年を全国のスカウト・指導者全員で祝うとともに、これまでのス カウト運動を振り返り、新公益法人の目的を再確認し、隊・団の発展充実を図るためにも、90周 年の平成24年を「ホップ」の年、第23回世界スカウトジャンボリー(23WSJ)日本開催成 功を目指す平成27年を「ステップ」の年、来たるべく100周年を迎える平成34年を「ジャン プ」の年として飛躍する年に位置づけ、このスカウト運動が更なる発展を期すために90周年を記 念して各種事業を展開していきます。 2.テーマ SCOUTING, value for life !~スカウティングで素晴らしい人生を~ 90周年を記念して、社会やスカウトたちに伝えたいことをテーマとしました。これは、日本 連盟と同じく90周年を迎える韓国スカウト連盟とも共通のテーマです。 3.期間 平成24年4月1日から平成25年3月31日までの1年間とします。 4.シンボルマーク 「90」を構成する5色は、各部門のシンボルカラー(BVS-水色、 CS-黄色、BS-緑色、VS-紺色、RS-赤色)を用いることで、 すべてのスカウトを表しています。90を受け止めている地色の白色 は、成人指導者や地域・社会を表し、スカウトたちを支援していくこ とを表現しています。 そして「90」の文字は、英語表記の「go」をデザイン化してお り、地域・社会・成人指導者の支援により、スカウトをより良き社会 人に育成するスカウティングが発展していくことを表現しています。 5.記念章の作製と着用 記念章を作製し、加盟員は全員、制服および礼衣に1年間着用します。 ・制服へは着用位置は、記念章(ワッペン)をビーバースカウトは、左胸とし、カブスカウト ・ボーイスカウト・ベンチャースカウト・ローバースカウト・指導者は左胸ポケット上部と します。都道府県連盟には平成22年度末加盟員数に応じた数量を有償頒布します。 ・記念章(エンブレム)の着用位置は、礼衣の左胸ポケットとします。 6.運営と組織 理事会のもとに「ボーイスカウト日本連盟創立90周年記念事業実行委員会」を設置し、 委員長および副委員長の下に、下記の5つの小委員会を設け事業の具体化を図ります。 (1)式典小委員会 中央式典および記念レセプションを含めた全国大会の計画・準備・実施 (2)プロジェクト小委員会 各種記念プロジェクトの計画・準備・実施 (3)広報小委員会 広報委員会と連携し、90 周年を機にスカウト運動をより広く一般に周知する方策の計画・ 準備・実施 (4)募金小委員会 90 周年記念事業募金活動の計画・準備・実施 (5)日韓合同プロジェクト小委員会 日本連盟と同年に 90 周年を迎える韓国連盟と合同のプロジェクトの計画・準備・実施 役務 委 員 長 副委員長 委 員 90周年実行委員会の編成 氏 名 日本連盟役職他 日枝 久 副理事長 鈴木 國夫 理 事(政策委員長) 松平 頼武 理 事 松本 宏 理 事(広報委員長) 江原 一郎 評議員 小町 國市 理 事 新藤 信夫 常務理事 膳師 功 理 事 西村 稔 常務理事 畠山 武司 広報委員会副委員長 山内 直元 東京連盟理事(式典開催地) 小委員会の設置 ①式典小委員会 (委員長:山内 直元 委員) ②プロジェクト小委員会 (委員長:江原 一郎 委員) ③広報小委員会 (委員長:畠山 武司 委員) ④募金小委員会 (委員長:西村 稔 委員) ⑤日韓合同プロジェクト小委員会 (委員長:新藤 信夫 委員) ※ 役 職 は 平 成 24年 3月 8日 現 在 7.記念事業 (1)式典(中央式典・記念レセプション・全国大会) 90周年記念事業の式典を含めた平成24年度全国大会を平成24年5月26日(土)~2 7日(日)東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開催します。 ①中央式典 日 時:平成24年5月26日(土)13:00~14:00 会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター 出席者:スカウト関係者・諸団体指導者・一般 カルチャー棟大ホール 700人 ②記念レセプション 日 時:平成24年5月26日(土)18:00~19:30 会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター 出席者:スカウト関係者・諸団体指導者・一般 ③全国大会 期間中、下記会議や行事を開催します。 国際交流棟レセプションホール 400人 5月26日(土) ・スカウトロータリアンの集い ・スカウトライオンズの集い ・日本連盟医療チーム総会 ・表彰式 ・全国スカウト教育会議としての「記念講演会」 5月27日(日) ・全国県連盟コミッショナー会議 ・県連盟代表者会議 ・全国ローバースカウト会議設立総会(RCJ) ・春のキッズフェスタ ※国立青少年教育振興機構の協力を得て、出 会いと体験の森へ実行委員会(YMCA、YWC A、日本キャンプ協会、ガールスカウト日本連 盟、ボーイスカウト日本連盟の5団体協働)の事 業として、様々な体験活動を提供 2日間を通して実施:展示コーナー (2)特別プロジェクト 記念事業プロジェクトとして、「体を鍛える」「社会に役立つ知識・技能を身につける」 「地域社会へ還元する(奉仕)」ことを目的に以下の4つのプロジェクトに取り組みます。 ①90周年きずなウォーキング ◇趣 旨:社会に役立つためには、自らの健康や体力の維持が大切です。普段の活動におい てもスカウトの体力作りが活動の重要な要素となります。そのため今回の90周年を契 機に、スカウトを外に連れ出しもっともっと歩くことによって健康増進をはかります。 そして、全国のスカウトみんなでつなぎ合って合計 90 万 km 歩くことを目指す「きずな ウォーキング」(90万キロメートルハイキング)に挑戦します。 ◇方 法:普段の活動の中に歩く要素(ウォーキング、ピクニック、ハイキング等)をでき るだけ取り入れ隊活動が活性化するようにします。テーマや想定、実施形態は隊長の裁 量で(独自に)実施できることとします。「きずなウォーキング」に参加する時は、日 本連盟ホームページからエントリーカードをダウンロードして個人の記録を残し活用 できるようにします。 ◇報 告:各団で担当者が、各隊で実施した内容(人数と歩行距離)を日本連盟のホームペ ージ上に開設する「きずなウォーキング」の頁に入力します。それらが自動集計されて、 現時点での総距離が示され、どの程度進捗しているかが一目で確認できるようにしま す。また、一定距離ごとに(例:23 万キロ)で、到達した隊を表彰します。23WSJ に関連付けることも配慮します。また、各隊でもスカウトを表彰できるように各種表彰 用紙(例:23km 章、216km 章等)をダウンロードできるようにします。 ②「そなえよつねに」災害準備プロジェクト ◇趣 旨:3月11日に未曾有の災害「東日本大震災」が発生しました。このような時こそ、 日頃から「ちかいとおきて」を実践しているボーイスカウトは、少しでも役に立つ事を 具体的に実行できることが大切です。 ◇方 法: ア)県連盟は:被災地に対する支援体制を構築し準備活動を実施するとともに、スカウ ト・指導者に対する災害教育訓練を推進していきます。 イ)隊・団は:スカウト自身や家族が被災者になることを想定した災害教育プログラムに 取り組めるように普段の活動の中に取り入れます。体を鍛え、社会に役立つ知識・技 能を身につけ、それをいつでも地域社会へ還元する(奉仕)できるよう「そなえよつ ねに」を実践します。 ◇報 告:隊・団や県連盟で取り組んだ活動実績は、随時、日本連盟ホームページにイン ターネット上でフォーマットに基づき、実施報告や活動写真を送信します。日本連盟 では、災害教育に取り組んだ隊数等を報告するとともに、活動報告データをとりまと めた「災害教育プログラム事例ハンドブック(仮)」を作成し、各隊・団等が継続し て活動に取り組むための参考資料とします。 ③都道府県連盟スカウト広報大使の選出(県連盟が主体となって実施します) ◇内 容:都道府県連盟内のスカウト経験やスカウト運動を応援いただける著名人等を「ス カウト広報大使」に推薦・就任いただき、当該都道府県内を中心にスカウト運動の広報 活動を応援していただきます。 ◇提 出:都道府県連盟で選出した広報大使の氏名、プロフィール(生年月日やスカウト 歴等)、写真を日本連盟に平成24年12月末までに日本連盟へ提供します。日本連 盟では、順次ホームページで公開していきます。 ◇活動報告:広報大使の活動実績を日本連盟に報告します。事前の通報があれば、日本連盟 でもプレスリリースを行います。 ④今日を築いた人々の系譜の作成(県連盟が主体となって実施します) ◇内 容:都道府県連盟、地区、団において、今日を築いた先人に感謝して各組織ごとに系 譜を作成します。 ◇提 出:系譜の雛形を日本連盟から提示します。雛形に基づき作成した各都道府県連盟の 系譜を平成24年12月末までに日本連盟へデータで提供します。日本連盟では、取り まとめ、来るべき100周年時に刊行する100年史に備えます。 (3)日韓合同プロジェクト 平成24年1月8日にボーイスカウト日本連盟および韓国スカウト連盟は、「日韓協働プロジ ェクトに関する基本合意」に調印しました。協働事業は6事業あり、その一つに、2012年に 開催される両国連盟主催大会・事業に相互に参加者を派遣することがあります。そのため、本 年8月2日~9日に開催の第13回韓国ジャンボリーには、日本連盟として200人以上の派 遣を計画しています。 8.広報 スカウト運動の一般への周知と90周年記念事業関連の広報活動を更に展開します。 (1)90周年記念事業オフィシャルブックとして、ムック本「アウトドア・マインド~達人たちの テクニック~」(仮題)を一般書店等で販売します。 (2)広く一般への発信のため、自ら発信するツール(フェイスブック・ツイッター等)積極的 に活用します。 (3)マスコミ等が利用しやすいように各種情報や過去のニュースリリ-スを一元化します。 (4)現在スカウティング誌に連載されている著名人インタビューシリーズをホームページ等に掲 載し、一般への訴求を図るとともに、入団説明会等でも使用できるようフリーコンテンツ化を していきます。 (5)報道機関へのニュースリリース積極的に取り組みます。 (6)既存の動画素材(DVD等)を編集して広報ツールに仕立てます。 (ボーイスカウト日本連盟創立90周年記念事業実行委員会) 〒113-0033 東京都文京区本郷1丁目34番地3号 TEL03-5805-2634 FAX03-3830-3678 E-mail [email protected] http://www.scout.or.jp 発行 平成24年3月8日
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