KES Environmental Management System Standard 特定非営利活動法人 KES環境機構 はじめてみませんか KES KES 地球温暖化や環境汚染など、地球規模の環境問題に は、産業界も大きく関わっています。環境問題を解決す るためには、 あらゆる規模・業種の企業が、環境や人類 の将来を考えた事業活動を行っていくことが大切です。 地球温暖化防止京都会議・COP3が京都市で開催 されたことがきっかけで、市民、事業者、行政が協力して 立ち上げたパートナーシップ組織の「京のアジェンダ21 フォーラム」において、企業の90%を超える中小企業が は 環境に配慮した事業活動に取り組みやすい仕組みとし て考案したものが「KES」です。 KESは、2007年4月2日付で 「京のアジェンダ21フォ ーラム」から 「特定非営利活動法人 KES環境機構」 に引き継いで運営されています。 全国で約20カ所の協働機関においても審査登録 活動を行っています。 皆さん、KESを始めてみませんか。 KES(KES・環境マネジメントシステム・スタンダード)は、環境への 負荷を管理・軽減するとともに環境経営の推進にも有効な仕組みです。 KES の特色 ■ 取得にかかるコストが安く、わかりやすい。 企業や自治体・学校・家庭など、 あらゆる規模・業種の組織で取り組めます。 ■ 段階的に取り組める二つのステップがある。 環境問題に取り組み始めた段階を想定したステップ1、将来「ISO14001」の認証取得を目指して 取り組む段階で、 「 ISO14001」 と同じような要求項目を設けたステップ2があります。 KES を審査・登録すると… 1事業所あたり、 年間約11tのCO 2削減効果 1. 省エネ・省資源・リサイクルなどにより、コストダウンできる。 2001年から2011年9月までの間にKESを審査・登録し、電気、 ガスなどエネルギーの効率的使用に取り組んだ1,124事業所 (環境改善活動実績が1年以上あるもの) で、取組初年度1年間 に削減されたCO2の合計は、年間11,920t分になります。 1事業 所あたり約10.6tの削減となります。 (調査月2011年9月) 2. 環境にやさしい企業として認定され、取引等も有利になる。 3. 企業の社会的責任の証明になる。 4. 環境管理体系(PDCA)が経営管理にも応用できる。 ●KESの取組によるCO 2削減効果 5. 法規制順守に対応できる。 電 力 都市ガス プロパン ガソリン 削減量 2,368万kWh 198ton 39ton 430kl CO2換算 8,454ton 426ton 117ton 993ton 1,043 68 17 213 6. 従業員の環境意識が高まる。 取組事業所数※ 灯 油 重 油 104kl 601kl 260ton 1,664ton 17 40 ※複数の取組をしている事業所を含む ●KES の取組手順と取組内容(ステップ 1・ステップ 2) 登録証交付 判定 本審査 実(地審査 ) 書類審査 審査登録契約 3ヶ月目 審査登録申請 ) ) 2ヶ月目 ( ( 2 1 ) 1ヶ月目 回コンサルティング ステップ 2 4 3 回コンサルティング ステップ ヶ月の活動実績 ( 回コンサルティング 3 第 第 3 2 回コンサルティング 1 第 回コンサルティング ステップ 第 第 コンサルティング申請 K E S 構築講座受講 ご相談 環境 境機 機構 構と との の手 手続 続き き等 等 環 K K E E S S 4ヶ月目 5ヶ月目 6ヶ月目 8ヶ月目 の月初 審査登録 実地審査受審 最高責任者の評価 のみ ) のみ ) 自己評価の結果等を含めて活動全般を最高責任者 が評価し必要に応じて見直しをします。 自己評価 ス(テップ 2 システム、法規制順守、改善活動の進捗等を 自己完結で評価をし最高責任者に報告します。 審査登録申請準備 自己評価員の養成 ス(テップ 活動スタート 教育、訓練や改善活動を実施します。 環境マネジメントマニュアルの作成 環境宣言や取組の計画などを記載した 社内マニュアルを作成します。 環境改善目標・改善計画の作成 著しい環境影響項目の中から改善目標を設定し 改善計画を作成します。 環境宣言の作成 自社環境取組の基本的な考え方を定める ﹁環境宣言﹂を作成します。 著しい環境影響項目及び重要環境活動項目の特定 自社の活動により環境に影響を与える項目の中で 著しい項目を特定します。 法的及びその他要求事項の確認と改善 法的及びその他要求事項の登録リスト作成 自社の活動に対する法規制等の制約を確認します。 環境実態把握・環境影響評価 自社の活動の中で環境に影響を与えている実態を 明確にします。 活動組織づくり 貴社で実施いただくこと 2 7ヶ月目 」 、 所 間 業 はじめています KES 京都KES KES1-1101 真宗大谷派 東本願寺 真宗大谷派 (東本願寺) では、親鸞聖人の御真 影 (木像) を安置している御影堂の修復をおこない、 この事業を機縁として、環境問題への取り組みを進 めてきました。 私たちは、私と、私を取り巻く環境の一つひとつは 決して切り離すことができるものではなく、当然、環 境問題もまた、私の外にあるものと切り離して考えら 京都KES KES2-0149 える市民プロジェクト」 という東本願寺を拠点にした 自然観察会やお堀探検など、環境をキーワードに地 域とお寺の交流を深めるための地域コミュニティ作 りを展開しています。 このような取り組みを進める中で、改めて宗派で の環境問題に対する意識を高め、 その学びと実践 により様々な成果が生み出されることを願いとして、 KESステップ 1を取得しました。今後も、 職員一人ひ とりが意識的 に環 境 問 題 に向き合い、 広く柔軟な観 点での歩みを 進めていきた いと願ってい ます。 株式会社 京都テクニカ 当社は、半導体製造関連の装置・機器の受託生 産を中心に事業を行っています。 2005 年 9月にKES・ステップ 2を取 得して以 来、環境活動をはじめて6 年が経ちました。 KESに取り組んで間もない頃は、環境改善という 意識ばかりが先行した取り組みになっていましたが、 2008 年にISO 9001を認証取得してからは、環境 改善・品質改善と業務改善の関わりを考慮し、不良 やムダの削減、生産効率向上といったテーマにも取 り組んできました。 例えば、不良削減の取り組みは品質の取り組み でもありますが、本来必要のない作業をなくすという 面では、電力や資源のムダをなくし、環境改善につ ながる取り組みであるという捉え方をしております。 また、生産効率アップのための工数削減の取り 組みも、同じものをこれまでよりも短時間で生産する ことで、一個当りにかかる消費電力を削減する取り 京都KES KES2-0235 れるものではないこと。つまり、環境の中に生きる私 たちは、環境と断絶して生きることができないため、 そういう意味で環境問題とは、私たちの外の世界の 課題でありながら、私たち自身の「内なる」課題でも あることを見つめなければならないと考えました。 自らを見つめ、 自身の立つ場所、姿勢を確認する 中で 「環境問題」 に取り組むことが肝要なのだと。私 と私を取り巻く環境を切り離すことなく見つめる眼差 しをとおして、「環境問題」 とは何かということを、今 一度、 自分自身に問いかける機縁を、 このたびの修 復事業からいただいたのではないかと思います。 具体的な活動としては、修復工事において瓦の 葺き替えを中心に行いましたが、 その瓦を廃材としな いよう古瓦の再使用や瓦を加工して駐車場の舗装 材として再資源化を行うなど、 環境配慮型をコンセプ トとして修復事業に取り組んできました。 さらには御 影堂の修復事業と並行して 「東本願寺と環境を考 http://www.higashihonganji.or.jp/ 組みにもなります。 さらに、 これら環境・品質の取り組みは最終的にコ スト削減につながり、KESの考え方にも合致した活 動ができていると考えております。 http://www.kyototechnica.co.jp/ 今後も環境改善活動は難しいものだと捉える のではなく、業務改善の一環であるという捉え方で 継続的に取り組んでいきたいと考えております。 環境改善テーマの変遷 䋲䋰䋰䋵 㔚ജᷫ 䉮䊏䊷↪⚕ᷫ ᑄ᫈‛ᷫ ਇ⦟䊶䉪䊧䊷䊛ᷫ ຠ㐿⊒ ㇱ᧚ኻᔕ 䋲䋰䋰䋶 䋲䋰䋰䋷 䋲䋰䋰䋹 ↥ᑄᷫ 䋲䋰䋱䋰 䋲䋰䋱䋱ᐕ 㔚ജᷫ 䉮䊏䊷↪⚕ᷫ 䉮䊏䊷↪⚕ᷫ ✢ድ䈱ᷫ ㇱ᧚ౣ↪ଦㅴ 㪘ຠ 䉪䊧䊷䊛ᷫ䇭䇭䇭㪚ຠ ⋭䉣䊈ຠ㐿⊒䇭䇭䇭䇭䇭䇭䇭䇭㐿⊒ຠ䈱ᡷༀ ㆬቯၮḰቯ䇭䇭㪩㫆㪟㪪ኻᔕᒝൻ䇭䇭ⅣႺᓇ㗀⹏ଔ 䉮䉴䊃ᷫ 䇭䇭䇭䇭ടᎿㇱຠ䇭䇭䇭䇭䇭䇭䇭䇭䇭䇭㪙ຠ⚵┙Ꮏᢙᷫ ᐶᷫ ⅣႺᢎ⢒ 䋲䋰䋰䋸 䉪䊥䊷䊮䊑䊷䉴 䉮䊮䊒䊧䉾䉰䈱 㔚ജᷫ 㔚ജᷫ ⛮ᚻㇱຠ ⅣႺᢎ⢒ታᣉ䇭䇭ᄖㇱᢎ⢒ෳട䇭䇭䉮䊚䊠䊆䊁䉞ෳട 関西電気保安協会京都支部 当協会の京都支部は、 自らの環境負荷低減に努 今後は、 KES 活動をより一層充実させ、 お客さま め、 お客さまの環境負荷低減への助言・支援すること にヨシ、職員にヨシ、社会にヨシの三方ヨシで地道 を意図し、06 年 1月よりKESステップ2に 取り組んでいます。 前年度との比較 環境管理重点テーマのうち、 「 電力使 用量削減の推進」については、設備の運 営上の工夫では限度があったため、国土 H22デマンド H23/2/26 42.8kW H22/8/25 43.7kW 交通省の補助金を受け、点灯時間の長 い照明器具をLED 照明への更新 (既存 H23デマンド ً ً14.1kW の照明器具を使用してLED 化) 、 日射調 整フィルムの張り付け及び老朽化してい H23/8/10 29.6kW る空調機を省エネ機器への取替えしまし た。空調機には、当協会のデマンド監視シ 4∼11月累計 消費電力量 ステムを使用した空調自動制御システム 89,191⇒ 58,684kWh 30,507kWh (▲36%) を導入しています。なお、導入前後のデー ,507kWh (ً㧟㧢㧑) タを見える化し、 お客さまの省エネの取組 にも役立てております。 http://www.ksdh.or.jp/ に活動を継続して、地球環境負荷低減に努めてい きたいと考えています。 導入前後のデータ比較 電力全体:最大デマンドは14.1kWの削減 (▲ 32%) 、 消費電力量 (4月∼ 11月実績) 30,507kWhの削減 (▲ 36%) (図参照) 照明回路:LED 照明への更新で、最大デマンド は約 4kWの削減。 2011 年度 環境管理重点テーマ (1) お客さまの電力使用量削減の提案 (2) 技術センターの電力使用量削減の推進 (3) 技術センターの水道使用量削減の推進 (4) エコドライブの実施 (5) 事業所周辺の清掃等啓発活動の定着 KES審査・登録におけるQ&A Q1. KESの審査・登録はどこが行っているのですか? Q5. 審査・登録にかかる費用はどれくらいですか? A. 標準では表のとおりです。 A.特定非営利活動法人KES環境機構が行っています。 ※標準:従業員100名以下、登録事業所1ヶ所、京都市近辺。 ただし、事業規模、審査登録希望事業所数、所在地などによっ て別途費用がかかります。KES環境機構へご相談ください。 Q2. 特定非営利活動法人KES環境機構はどんな組織ですか? A. 環境と共生する持続可能な社会作りを目指す京のアジェンダ21フォ 【費用】 ーラムの「KES認証事業部」 として2001年4月に設立されました。 審査・登録件数の増加などに対応するため、2007年4月より特定 非営利活動法人KES環境機構に生まれ変わりました。 初回審査費用 標準コンサル費用 2年目以降の 確認審査費用 Q3. コンサルタントと審査は同じ組織(KES環境機構)が行うのですか? A. コンサルタントも審査もKES環境機構が行いますが、コンサルタント ステップ1 約6万円 約4万円 約3万円 ステップ2 約21万円 約7万円 約10万円 注) 上表は消費税を含めた概算値です。 と審査は別の審査員が行います。 なお、KES審査員は、ISO14001審査員補以上の有資格者 で、 2ヶ月毎のKES審査員研修会受講が義務付けされています。 Q6. 審査・登録にかかる期間はどれくらいですか? A.平均的にステップ1で約6ヶ月、ステップ2では約7ヶ月です。 Q4. KESに取り組みたいのですが、何から始めればよいのでしょうか? Q7. KESの登録有効期間はどれくらいですか? A.まずはKES構築講座を受講してください(講座日数:1日、有料)。 A. KESの登録期間は1年間です。登録を継続する場合は KES規格の内容、取組の進め方についてKES審査員が講義いた します。 1年ごとに確認審査を受けてください。 連絡先(TEL) お問合せ・お申込み 京都工業会館2F KES環境機構 075-321-4767 大津 OES 080-3797-2340 青森 AES 080-6057-6016 岩手 IES 019-643-6410 神戸 KEMS 078-367-2640 東京 HI-KES 03-4235-4375 仙台 M-EMS 059-221-1605 宝塚 TEMS 0797-74-7741 東京 ESL 03-5645-8183 鹿児島 TGAL 099-223-6425 神奈川 Y-ES 045-222-8848 三重 M-EMS 022-772-6371 北海道 HES 011-241-6733 広島 HKES 090-7970-4621 東京 KESK 090-6148-1845 東京 ATH 03-5280-3080 仙台 EES 022-293-2281 長野 A-EMS 026-263-3336 大阪 O-KES 072-991-8878 愛知 AIKES 052-858-4363 鳥取 TEAS 0857-26-7874 大宮 条 至四 中ノ橋 五条 五条通 (茶色のタイルの4階建) 公園 極 京 急西 阪 西大路通 阪 至大 葛野大路通 ●発行 特定非営利活動法人 KES環境機構 〒615-0801 京都市右京区西京極豆田町2番地 京都工業会館2F TEL:075-321-4767 075-323-6686 FAX:075-322-6901 075-323-6686 E-mail:[email protected] URL:http://www.keskyoto.org/ 平成 24 年2月改訂 KES ●KES環境機構所在地 特定非営利活動法人 〒615-0801 京都市右京区西京極豆田町2番地 京都工業会館2F TEL:075-321-4767 075-323-6686 FAX:075-322-6901 075-323-6686 E-mail:[email protected] URL:http://www.keskyoto.org/ 京都 P セブンイレブン 株式会社たけびし 花屋町通 ノア・インドアステージ 西大路 京都西 花屋町 大門町 七条通
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