11.木材 11.木材 11.木材 11.木材

11.木材
„
„
木材の供給・・・輸入(50%
)
木材の供給・・・輸入(50%)
長所
„
„
„
„
„
„
„
比重小
低熱伝導性
比強度大
加工が容易
視覚、感触
吸湿・放湿作用
11.木材
„
組織
„
„
„
„
„
„
„
早材(春材):春から夏、生長速い
晩材(秋材):秋から冬、生長遅い
年輪不明瞭
„
„
„
短所
„
年輪
„
„
„
„
節
もめ
あて
やにつぼ
やにすじ
11.木材
„
乾燥
„
„
„
„
„
„
„
使用後の割れ・変形の防止
軽量化
腐朽・虫害の防止
高強度化
塗装・薬剤処理
比重
„
„
„
フローリング
枠組壁工法用材
プレカット材
15%以下
15%以下
19%以下
19%以下
20%
20%以下
含有水分・樹種・部位による差異
„
„
„
„
„
„
細胞膜、充填物、年輪の粗密
生材比重、気乾比重、全乾比重
針葉樹
„
目標含水率(理想:使用場所の平衡含水率)
„
:生長時の枝の痕跡
:生長時に受けた応力による細胞の破壊、しわ・強度低下
:生長時の湾曲に発生する組織の異常、狂い・強度低下
:木部の細胞間に樹脂が堆積
:すじ状に樹脂が堆積
すじ状に樹脂が堆積
11.木材
„
乾燥の目的(生材:40
~100%の含水率)
乾燥の目的(生材:40~
100%の含水率)
年輪の間に導管が均等に分布
欠陥
„
可燃性
腐朽
虫害
吸湿・乾燥による変形・割れ
南洋材(チーク、ラワン、マホガニー)
広葉樹材中の散孔材(ブナ、楓、楠)
杉(スギ)
樅(モミ)、檜(ヒノキ)
唐松、栂(ツガ)
0.35~
0.35~0.40
0.40~
0.40~0.45
0.45~
0.45~0.50
広葉樹
„
„
桂、桜
0.50~
0.50~0.60
ブナ、楓(カエデ)、欅(ケヤキ) 0.60~
0.60~0.70
1
„
針葉樹
広葉樹
11.木材
11.木材
力学的性質
„
„
„
圧縮
曲げ
(N/mm2) (N/mm2)
直交異方性材料
繊維方向、半径方向、接
線方向によって力学的性
質が異なる
強度
„
„
比重大→強度大
含水率の低下(繊維飽和
点以下範囲)→強度大
針葉樹
(構造材)
スギ
35
65
„
変形
„
比例限界応力(気乾材、
縦圧縮)
ヤング係数
(kN/mm2)
ポアソン比
繊維 半径 接線
方向 方向 方向 LR
(L) (R) (T)
エゾマツ
35
70
アカマツ
45
90
ヒノキ
40
75
ツガ
45
75
針葉樹 エゾマツ
11.0 0.85 0.45 0.40 0.60 0.65
ベイマツ
50
80
アカマツ
12.0 1.25 0.65 0.40 0.60 0.65
ベイツガ
45
70
ブナ
12.5 1.35 0.60 0.40 0.50 0.65
45
100
キリ
20
35
6.0 0.60 0.25 0.40 0.60 -
11.5 1.45 0.75 0.40 0.60 0.60
ミズナラ
45
100
広葉樹 ケヤキ
10.5 1.90 1.25 0.40 0.60 0.60
ケヤキ(構造材)
50
100
バルサ
3.8 0.18 0.06 0.23 0.49 0.67
シオジ
45
90
マホガニー 11.6 1.24 0.75 0.31 0.53 0.60
クスノキ
40
70
オーク
広葉樹
ブナ
(仕上げ材) キリ
„
„
針葉樹
広葉樹
65〜
65〜92%
60〜
60〜73%
スギ
ミズナラ
7.5
0.6
LT
RT
0.3 0.40 0.60 0.90
5.4 2.18 0.99 0.33 0.50 0.64
2
11.木材
„
腐朽
„
„
必要条件
„
„
„
„
„
腐朽
„
菌類(木材腐朽菌)
„
„
11.木材
耐腐朽性
„
褐色腐朽菌
„ 木材の主成分(セルロース、ヘミセルロース)を分解
„ 腐朽材が褐変
白色腐朽菌
„ 木材の主成分(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)を分解
„ 腐朽材が白変
軟腐朽菌
„ 木材の主成分(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)を分解
„ 多湿環境下で木材表層部を軟化
„
„
„
„
„
„
„
„
乾燥した木材の使用
雨仕舞い
結露防止(床下換気、小屋裏換気、外壁通気)
防腐剤
11.木材
„
化学成分により異なる
チーク(南洋材)
ヒノキ、ヒバ、ケヤキ、マホガニー(南洋材)
スギ、カラマツ、ミズナラ、ベイマツ、ホワイトオーク
アカマツ、クロマツ、ブナ、ベイツガ
トドマツ、エゾマツ、クスノキ
対策
„
水分 含水率:20%
以上、30
30〜
〜60%最適
含水率:20%以上、
60%最適
適温 10~
10~40℃
40℃、25℃
25℃最適
酸素
極大
大
中
小
極小
12.木質材料
虫害
„
„
„
含水率の高い木材
乾燥材(含水率30%
以下)
乾燥材(含水率30%以下)
湿潤材
カミキリムシ、ゾウムシ
ナガキクイムシ、キバチ
ヒラタキクイムシ
シロアリ
(ヤマトシロアリ、イエシロアリ)
„
シロアリ抵抗性
„
„
„
„
„
昆虫の産卵習性・食害習性との適否、栄養分量、化学成分により異なる
大
トドマツ、チーク
中
ヒノキ、スギ、ツガ、クスノキ、ケヤキ
小
エゾマツ、カラマツ、アカマツ、クロマツ、ベイツガ、ベイマツブナ
ミズナラ、オーク、バルサ
„
定義
„
„
„
„
木材に機械的・化学的処理を施して新たに製造
工業製品
木材の性質改良→目的に応じた機能発揮
木材→構成要素(挽板、単板、木片
、木毛、木繊
木材→構成要素(挽板、単板、木片、木毛、木繊
維)→接着剤→角材、板状製品
対策
„
„
„
„
乾燥した木材の使用
雨仕舞い
結露防止(床下換気、小屋裏換気、外壁通気)
防虫剤
3
12.木質材料
„
09.木質材料
集成材
„
構成要素
„
製造
„
特徴
„
„
„
„
„
„
挽板・小角材
挽板・小角材
繊維方向を平行に積層接着
、フィンガージョイント
繊維方向を平行に積層接着、フィンガージョイント
大断面材・長大材・湾曲材
欠点の除去・分散→強度のばらつきが少ない
十分な乾燥→干割れ・狂いが生じにくい
種類と用途
„
造作用集成材
„
構造用集成材
„
構造用大断面集成材
„
„
„
„
内部造作材用、手摺・壁材・なげし・敷居・鴨居・床板
構造耐力部材用、柱・梁・階段・まぐさ・根太
厚さ7.5cm
以上、積層厚さ15cm
15cm以上
以上
厚さ7.5cm以上、積層厚さ
大スパン等の大型構造物の耐力部材
09.木質材料
12.木質材料
4
12.木質材料
„
12.木質材料
単板積層材(LVL
:Laminated Veneer Lumber)
単板積層材(LVL:
Lumber)
„
構成要素
„
„
製造
„
„
単板(ベニヤ)
繊維方向を平行に積層接着
用途
„
内部造作材、家具のフレーム・ドア枠・窓枠・胴縁
12.木質材料
12.木質材料
„
合板
„
構成要素
„
製造
„
特徴
„
„
„
„
„
„
単板(ベニヤ)
繊維方向を直行させて奇数枚を接着
含水率の変化による異方性が少ない
大面積の平面材料
接着層の耐水性→性能を左右
種類と用途
„
普通合板
„
構造用合板
„
„
„
内装・天井板・家具・建具・床材
1級:構造耐力上主要な部分、2級:耐力壁・床・屋根の下張材
特殊合板(メラミン化粧合板・ポリエステル化粧合板・プリント合
板・塩化ビニル化粧合板)
„
表面処理・薬剤処理→傷・汚れ・薬品・火に対する抵抗性向上
5
12.木質材料
12.木質材料
12.木質材料
12.木質材料
6
12.木質材料
12.木質材料
12.木質材料
12.木質材料
„
パーティクルボード
„
構成要素
„
木片
„
„
„
製造
„
特徴
„
端材・解体木材からの木材切削片・破砕片
木材資源の有効利用
木片に接着剤をスプレー塗布し熱圧成形、厚い板の製造が可能
„
異方性が少ない
節・腐れの除去
„
合板との比較
„
„
„
„
„
反り・割れが発生しにくい
曲げ強さ:低い
クリープ変形:大きい(高湿度条件下)
低耐水性
„
„
防湿・防水処理が必要
使用箇所の湿度に応じた平衡含水率
7
12.木質材料
12.木質材料
12.木質材料
12.木質材料
8
12.木質材料
„
パーティクルボード
„
12.木質材料
„
種類と用途
„
„
構成要素
„
製造
„
特徴
„
接着剤による区分
„
„
„
„
木片セメント板
ユリア樹脂系
„ 内装・間仕切・家具
メラミン・ユリア共縮合樹脂系
„ 床下地・屋根下地
フェノール樹脂系
„ 高耐水性・高耐候性
„ 床下地・屋根下地・外壁下地
„
„
„
„
„
ホルムアルデヒドの放散量の等級区分
„
„
„
木片をセメントと混合成形
曲げ強さが低い
加工性が良好
不燃性
種類と用途
„
☆☆☆☆ 0.5mg/l
0.5mg/l以下
☆☆
1.5mg/l
1.5mg/l以下
☆
5.0mg/l
5.0mg/l以下
木片
普通木片セメント板
„
„
硬質木片セメント板
„
„
かさ比重
0.5~
~0.8
かさ比重0.5
高断熱性、高吸音性、準不燃材料
かさ比重
0.8以上
以上
かさ比重0.8
高断熱性、高吸音性、高耐候性、準不燃材料
外壁材料、防耐火構造、遮音構造
外壁材料、防耐火構造、遮音構造
12.木質材料
12.木質材料
„
木毛セメント板
„
構成要素
„
„
特徴
„
„
木毛
防腐・防蟻性、防鼠性、断熱性、遮音性
種類と用途
„
難燃木毛セメント板
„
断熱木毛セメント板
„
„
準不燃材料、内外装下地材
断熱性・吸音性が要求される内外装下地材
9
12.木質材料
„
繊維板(ファイバーボード)
„
構成要素
„
製造
„
„
„
繊維
木片を解繊し接着剤を添加して乾燥後圧縮
特徴
„
„
„
„
„
異方性が少ない
加工性が良好
曲げ強さ・ヤング係数は合板よりも低い
面内せん断弾性係数は合板の3倍以上
吸湿・吸水性が高い→水打ち後に張り込む
12.木質材料
„
12.木質材料
12.木質材料
繊維板(ファイバーボード)
„
種類と用途
„
軟質繊維板(インシュレーションファイバーボード)
„
„
„
半硬質繊維板(中質繊維板:MDF
)
半硬質繊維板(中質繊維板:MDF)
„
„
„
密度0.4
~0.8g/cm3
密度0.4~
壁床下地・内壁・天井
硬質繊維板(ハードボード)
„
„
„
密度0.4g/cm
密度0.4g/cm3未満
断熱・防音用、天井・内壁仕上げ
密度0.8g/cm
密度0.8g/cm3以上
壁・天井・内外壁下地・床
外装用硬質繊維板(ハードボードサイディング)
„
外装仕上げ
10
12.木質材料
11