青少年活動センターのページ - 京都市ユースサービス協会

青少年活動センターのページ
若者の性と生 みさやまミーティング
〜性や恋愛のこと、話してる?〜
今年度の取り組み 〜 10 年目を迎えて〜 京都市北青少年活動センター
本講座は①学生年代から性に関する正しい知識を持つこと、②受講生が同
年代の若者をサポート(ピアサポート)できるようなスキルを身につけるこ
とを大きな目的としています。
今シリーズのコーディネーターは立ち上げから関わっていただいている
あかたちかこさん、ゲストスピーカーに児童養護施設和敬学園セラピスト
の樋口亜瑞佐さん、京都外国語大学学生相談室専任カウンセラーの梅本直
さんを迎え、10 月 31 日から 12 月 5 日までの毎週月曜日(全 6 回)に行
われました。講座には毎回 18 歳から 30 代
あなたは「性」と聞いて、何を想像しますか。
までの 30 人が参加し、まじめに楽しく実
「性」について考えることは、自分らしく生きるうえで、避けて通れないことです。
践的に「性」とその関連について学びまし
本講座はそれを踏まえたうえで、
「自分とその周辺の人たちが、どうすれば機嫌良
た。参加者は高校生や大学生、養護教諭や
く生きることができるのか」
を考え、
話し合い、
実践する力を身につけます。また、
「性」
福祉施設関係者らさまざまです。講座終了
後も活動拠点を持たない学生を中心にピア
について、自分の言葉で話せるようになることを目指します。
サポーターとして活動すべく 1 月 10 日か
講座は少人数で、毎回ワークショップをしたり、ゲストスピーカーを招いたりし
らスタートの“恋愛”をテーマにした事業
て進行します。あなたも「性」についてまじめに楽しく考えてみませんか??
2011年度
「大切なあなた 大切なわたし」
講座内容
①1
0月31日
セクシュアルヘルスってなに?
②11月7日
そもそも「性」って?
③11月14日
サポーターとは。
④11月21日
現場の若者はいま
〜セクシュアルヘルスと援助〜
⑤11月28日
わたしを「知る」
・
「表す」×
わたしを「決める」
・
「選ぶ」
⑥12月5日
性×わたし×将来
を企画しています。
りょく
京都市ユースサービス協会ではこれまで、レンアイ力向上委員会、恋愛塾、AIDS 文化フォーラ
ムへの参加など、性や恋愛に関する企画に取り組んできました。なかでも、
中京青少年活動センター
で行っている若者の性と生について考える連続講座みさやまミーティング「大切なあなた 大切な
わたし」は 2002(平成 14)年度の「若者のセクシュアルヘルス(以下、SH)に関する支援プロ
グラム」の一環としてスタートし、時代の流れとともに講座内容も多様に変化しながら今年度で
10 年目を迎えました。
(中京青少年活動センター 繁澤 あゆみ)
みさやまミーティングの活動実績
のユースワーカーが目にした「高校生の性行動
2002年度 2月
経験率、避妊に関する意識調査」という新聞記
2003年度 6・7・9・12月
「10代の性について考える連続セミナー」
「SHサロン」
させた瞬間でした。
2002 年 2 月に「ユース info. スクエア(青少
に関する話題のなかでも HIV/AIDS の発生率はまだまだ高く、感染経路を見ても異性間で 27.8%、同性間 55.7%
と同性間での発生率が半分以上を占めています。学校などの教育現場で扱う性教育は異性間のものが目立ち、同性
10・12・1・2月
講座
「10代の性について考える」
2004年度 6〜7月、
11〜12月 「SHに関わるピアエデュケイター養成講座」
7月
11月
「10代の性について考える連続セミナー」
宿泊研修
若者の関心事である恋愛や性
の こ と を、 家 庭 で も 学 校 で も
ない青少年活動センターという
地域に根差した場所で取り扱う
ことは、若者の興味関心に応え
るだけではなく、若者と若者の
2005年度 6〜7月、
10〜11月 「SHに関わるピアエデュケイター養成講座」
出会いを生み、若者が自分自身
年相談窓口)
」の一分野として「若者の SH に関
2006年度 6〜7月、
11〜12月 「ピアサポーター養成講座」
2007年度 6〜7月、
10〜11月 「ピアサポーター養成講座」
と同じ仲間たちの悩みや課題と
する支援プログラム」がスタートしました。当
初の目的は、①問題が起こった時に具体的な解
決につながるサポートを探し、②若者に必要な
SH 情報のアクセス方法を増やすこと、③若者
が自らの SH に関心を深めるきっかけを作るこ
2008年度 10〜11月
「SHに関わるサポーター養成講座」
向き合うきっかけとなっていま
す。 ま た、 講 座 が 目 指 す「 よ
2009年度 2〜3月
講座
「LOVE×LIFE向上宣言」
2010年度 10〜11月
連続講座
「大切なあなた 大切なわたし」
企画ピアサポーターの活動拠点
「恋愛塾」
ユースサービスの目指す「より
連続講座
「大切なあなた 大切なわたし」
よい市民」の持つべき資質と重
企画ピアサポーターの活動拠点
「恋愛塾」
なるところが非常に多いと思い
11〜12月
2011年度 10〜12月
とでした。具体的には講座やロビー企画の展開、 1〜2月
外部研修への参加、セミナーの実施、合宿などをしてきました。
13
はオープンに語られることは少なく、若者の性に関する実態や支援が見えにくい現状もあります。また、性や恋愛
りません。
本講座が立ち上がるきっかけは、中京センター
て「若者の性」という課題に取り組もうと決意
性や恋愛に対する悩みや課題、興味関心を持つ若者が多いというのが実感です。悩みは多種多様ですが、それら
愛について触れることはほぼあ
きっかけは新聞記事から
事からでした。衝撃的な記事の内容が協会とし
セクシュアルヘルスと青少年活動センター
りよいピアサポーター」とは、
ます。
12