2013/07/26

中東・北アフリカ株式ファンド
追加型投信/海外/株式
※当ファンドは、課税上、株式投資信託として取り扱われます。
愛称:アラビアン・ブルー
投資信託説明書
(請求目論見書)
2013.7.26
1.この目論見書により行う「中東・北アフリカ株式ファンド」の募集について、委託者
は、金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第5条の規定により有価証券届出書を平成25
年7月25日に関東財務局長に提出しており、平成25年7月26日にその届出の効力が生じて
おります。
2.「中東・北アフリカ株式ファンド」の基準価額は、同ファンドに組み入れられる有価証
券等の値動きによる影響を受けますが、これらの運用による損益は受益者のみなさまに帰
属します。したがって、当ファンドは元本が保証されているものではありません。
●本文書「投資信託説明書(請求目論見書)」は金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第13
条の規定に基づく「目論見書」です。
●「投資信託説明書(請求目論見書)
」はお客さまから請求された場合に交付されます。
《有価証券届出書の表紙記載項目》
有 価 証 券 届 出 書 提 出 日
平成25年7月25日
発
新光投信株式会社
行
者
名
代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名
代表取締役社長
本
東京都中央区日本橋一丁目17番10号
店
の
所
在
の
場
所
後藤
修一
届出の対象とした募集
募集内国投資信託受益証券に係る
フ
ァ
ン
ド
の
名
称
募集内国投資信託受益証券の金額
有 価 証 券 届 出 書 の 写 し を
縦
覧
に
供
す
る
場
所
中東・北アフリカ株式ファンド
3兆円を上限とします。
該当事項なし
目
次
第一部
【証券情報】·····························································································1
第二部
【ファンド情報】·······················································································4
第1 【ファンドの状況】····················································································4
1【ファンドの性格】····················································································4
2【投資方針】···························································································· 11
3【投資リスク】························································································· 18
4【手数料等及び税金】················································································ 22
5【運用状況】···························································································· 27
第2 【管理及び運営】······················································································ 33
1【申込(販売)手続等】············································································· 33
2【換金(解約)手続等】············································································· 33
3【資産管理等の概要】················································································ 35
4【受益者の権利等】··················································································· 39
第3 【ファンドの経理状況】············································································· 40
1【財務諸表】···························································································· 42
2【ファンドの現況】··················································································· 82
第4 【内国投資信託受益証券事務の概要】··························································· 83
第三部
【委託会社等の情報】················································································ 84
第1 【委託会社等の概況】················································································ 84
約款··················································································································· 111
第一部
【証券情報】
(1)【ファンドの名称】
中東・北アフリカ株式ファンド
愛称として「アラビアン・ブルー」という名称を用いることがあります。
(以下「ファンド」または「当ファンド」といいます。
)
(2)【内国投資信託受益証券の形態等】
(イ)追加型株式投資信託(契約型)の受益権です。
(ロ)当初元本は1口当たり1円です。
(ハ)新光投信株式会社(以下「委託者」といいます。)の依頼により信用格付業者から提
供されもしくは閲覧に供された信用格付け、または信用格付業者から提供されもしくは
閲覧に供される予定の信用格付けはありません。
※
当ファンドの受益権は、「社債、株式等の振替に関する法律」(以下「社振法」とい
います。)の規定の適用を受けており、受益権の帰属は、後述の「(11)
振替機関に
関する事項」に記載の振替機関および当該振替機関の下位の口座管理機関(社振法第
2条に規定する「口座管理機関」をいい、振替機関を含め、以下「振替機関等」とい
います。)の振替口座簿に記載または記録されることにより定まります(以下、振替
口座簿に記載または記録されることにより定まる受益権を「振替受益権」といいま
す。)。委託者は、やむを得ない事情等がある場合を除き、当該振替受益権を表示する
受益証券を発行しません。また、振替受益権には無記名式や記名式の形態はありませ
ん。
(3)【発行(売出)価額の総額】
3兆円を上限とします。
(4)【発行(売出)価格】
(イ)発行価格は、取得申込受付日の翌営業日の基準価額です。
なお、当ファンドの基準価額については1万口当たりの価額を発表します。
※「基準価額」とは、ファンドの資産総額から負債総額を控除した金額(純資産総
額)をそのときの受益権口数で除した1口当たりの純資産価額をいいます。基準価
額は、組み入れる有価証券等の値動きにより日々変動します。
(ロ)基準価額は毎営業日に算出されますので、販売会社または下記にお問い合わせくださ
い。
新光投信株式会社 ヘルプデスク
フリーダイヤル 0120-104-694
(受付時間は営業日の午前9時∼午後5時です。)
インターネットホームページ
http://www.shinkotoushin.co.jp/
※基準価額は、原則として計算日の翌日付の日本経済新聞朝刊に掲載されます。また、
お問い合わせいただけます基準価額は、前日以前のものとなります。
-1-
(5)【申込手数料】
申込手数料は、取得申込受付日の翌営業日の基準価額に、3.15%(税込)を上限とし
て販売会社がそれぞれ独自に定める手数料率を乗じて得た金額となります。当該手数料
には消費税および地方消費税(以下「消費税等」といいます。)
(5%)が含まれます。
手数料について、詳しくは販売会社または下記にお問い合わせください。
新光投信株式会社 ヘルプデスク
フリーダイヤル 0120-104-694
(受付時間は営業日の午前9時∼午後5時です。)
インターネットホームページ
http://www.shinkotoushin.co.jp/
なお、「分配金再投資コース」で収益分配金を再投資する場合は無手数料です。
当ファンドの受益権の取得申込者が「償還乗り換え」※1または「償還前乗り換え」※2
により当ファンドの受益権を取得する場合、申込手数料の優遇を受けることができる場
合があります。
ただし、上記の申込手数料の優遇に関しては、優遇制度の取り扱い、優遇の内容、優
遇を受けるための条件等は販売会社ごとに異なりますので、詳しくは各販売会社でご確
認ください。
※1「償還乗り換え」とは、取得申込受付日前の一定期間内に既に償還となった証券投
資信託の償還金等をもって、その支払いを行った販売会社で当ファンドの受益権を
取得する場合をいいます。
※2「償還前乗り換え」とは、償還することが決定している証券投資信託の償還日前の
一定期間内において、当該証券投資信託の一部解約金をもって、その支払いを行っ
た販売会社で当ファンドの受益権を取得する場合をいいます。
(6)【申込単位】
お申込単位は、販売会社またはお申込コースにより異なります。
お申込コースには、収益の分配時に分配金を受け取るコース(「分配金受取コース」)
と、分配金が税引き後無手数料で再投資されるコース(
「分配金再投資コース」)の2コ
ースがあります。ただし、販売会社によっては、どちらか一方のみの取り扱いとなる場
合があります。
詳しくは販売会社または下記にお問い合わせください。
新光投信株式会社 ヘルプデスク
フリーダイヤル 0120-104-694
(受付時間は営業日の午前9時∼午後5時です。)
インターネットホームページ
http://www.shinkotoushin.co.jp/
(7)【申込期間】
平成25年7月26日から平成26年7月25日までです。
なお、申込期間は原則として更新されます。
-2-
(8)【申込取扱場所】
申し込みの取扱場所(販売会社)については、下記にお問い合わせください。
新光投信株式会社 ヘルプデスク
フリーダイヤル 0120-104-694
(受付時間は営業日の午前9時∼午後5時です。)
インターネットホームページ
http://www.shinkotoushin.co.jp/
※販売会社と販売会社以外の取次販売会社が取次業務に関する契約を結び、当該取次販
売会社が申し込みの取次ぎを行う場合があります。
(9)【払込期日】
当ファンドの受益権の取得申込者は、申込金額に手数料および当該手数料にかかる消
費税等を加算した金額を販売会社が指定する期日までに支払うものとします。
各取得申込受付日ごとの申込金額の総額は、販売会社によって、当該追加信託が行わ
れる日に委託者の指定する口座を経由して、株式会社りそな銀行(以下「受託者」とい
います。
)の指定する当ファンドの口座に払い込まれます。
(10)【払込取扱場所】
払い込みの取り扱いを行う場所は、販売会社となります。詳しくは販売会社でご確
認ください。
※販売会社と販売会社以外の取次販売会社が取次業務に関する契約を結び、当該取次
販売会社が払い込みの取次ぎを行う場合があります。
(11)【振替機関に関する事項】
当ファンドの振替機関は、株式会社証券保管振替機構です。
(12)【その他】
(イ)申込証拠金
ありません。
(ロ)日本以外の地域における発行
ありません。
(ハ)振替受益権について
当ファンドの受益権は、社振法の規定の適用を受け、上記「(11)
振替機関に関す
る事項」に記載の振替機関の振替業にかかる業務規程等の規則にしたがって取り扱わ
れるものとします。
当ファンドの分配金、償還金、解約代金は、社振法および上記「(11)
振替機関に
関する事項」に記載の振替機関の業務規程その他の規則にしたがって支払われます。
-3-
第二部
第1
【ファンド情報】
【ファンドの状況】
1【ファンドの性格】
(1)【ファンドの目的及び基本的性格】
a.ファンドの目的及び基本的性格
当ファンドは、追加型投信/海外/株式に属し、主として投資信託証券に投資し、投
資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。
当ファンドは、一般社団法人投資信託協会が定める商品分類において、以下のように
分類・区分されます。
■商品分類表
単位型・追加型
投資対象資産
(収益の源泉)
投資対象地域
株
式
債
券
国 内
単 位型
海 外
不動産投信
内 外
その他資産
(
)
追 加型
資産複合
(注)当ファンドが該当する商品分類を網掛け表示しています。
■商品分類の定義
追加型投信
一度設定されたファンドであってもその後追加設定が行われ従来の投資信託財産とと
もに運用されるファンドをいう。
海外
目論見書または投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的に海
外の資産を源泉とする旨の記載があるものをいう。
株式
目論見書または投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的に株
式を源泉とする旨の記載があるものをいう。
-4-
■属性区分表
投資対象資産
株式
一般
大型株
中小型株
債券
一般
公債
社債
その他債券
クレジット属性
(
決算頻度
投資対象地域
年1回
グローバル
年2回
日本
年4回
北米
年6回(隔月)
欧州
年12回(毎月)
アジア
日々
オセアニア
投資形態
ファミリーファンド
ファンド・オブ・
ファンズ
為替ヘッジ
)
その他(
)
中南米
不動産投信
アフリカ
その他資産
(投資信託証券
(株式 一般))
資産複合
(
)
あり(
)
中近東(中東)
エマージング
なし
資産配分固定型
資産配分変更型
(注)当ファンドが該当する属性区分を網掛け表示しています。
■属性区分の定義
その他資産
(投資信託証券
(株式 一般))
投資信託証券への投資を通じて、実質的に株式 一般に投資を行います。
年1回
目論見書または投資信託約款において、年1回決算する旨の記載があるものを
いう。
アフリカ
中近東(中東)
目論見書または投資信託約款において、組入資産による投資収益がアフリカお
よび中近東地域の資産を源泉とする旨の記載があるものをいう。
ファンド・オブ・ファ 「投資信託等の運用に関する規則」第2条に規定するファンド・オブ・ファン
ンズ
ズをいう。
為替ヘッジなし
(注)
目論見書または投資信託約款において、為替のヘッジを行わない旨の記載があ
るものまたは為替のヘッジを行う旨の記載がないものをいう。
(注)属性区分の「為替ヘッジ」は、対円での為替リスクに対するヘッジの有無を記載しております。
-5-
※当ファンドはファンド・オブ・ファンズ方式で運用します。このため、組み入れている資産
を示す「属性区分表」の投資対象資産(その他資産(投資信託証券))と、収益の源泉とな
る資産を示す「商品分類表」の投資対象資産(株式)とは異なります。
商品分類および属性区分の定義については、一般社団法人投資信託協会のホー
ムページ(http://www.toushin.or.jp/)をご参照ください。
当ファンドは、投資対象である投資信託証券へ投資を行います。その投資成果は収益
分配金、解約代金、償還金として、受益者に支払われます。
お申込金
投 資
中東・北アフリカ
株式ファンド
申込者
(受益者)
分配金・
解約代金・
償還金
投資信託証券など
損
-6-
益
b.ファンドの特色
1.主として中東・北アフリカ地域の株式に実質的な投資を行います。
◆主として、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、オマーン、カタール、
バーレーン、エジプト、モロッコ、チュニジア、ヨルダン、レバノンなど中東・北アフリカ地
域の株式(これに準じるものを含みます。)を実質的な投資対象とします。
※主要投資対象国は変更される場合があります。
2.ファンド・オブ・ファンズの形式で運用を行います。
◆ケイマン諸島籍外国投資法人「フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリカ・ファ
ンド」(以下「FMENAファンド」という場合があります。)投資証券と国内投資信託「国内
マネー・マザーファンド」に投資し、投資信託財産の中長期的な成長を目指すファンド・
オブ・ファンズです。
◆中東・北アフリカ地域の株式への実質的な投資はFMENAファンドを通じて行
います。
◆各投資信託証券への投資割合は、資金動向や市況動向などを勘案して決定する
ものとし、FMENAファンドの組入比率は、原則として、高位とすることを
基本とします。
※FMENAファンドが、償還した場合または商品の同一性が失われた場合は、委託会社は受託会
社と合意のうえ投資信託契約を解約し、信託を終了させます。
◆FMENAファンドへの投資にあたっては、フランクリン・アドバイザーズ・イン
クから投資助言および情報提供を受けます。
※FMENAファンドは、フランクリン・アドバイザーズ・インクとフランクリン・テンプルトン・インベスト
メンツ(エム・イー)リミテッドが共同で運用を行います。
<フランクリン・アドバイザーズ・インク>
設立:1985年
本社所在地:米国カリフォルニア州
独立系資産運用グループであるフランクリン・テンプルトン・グループの主要な運用会社の1つであ
り、主に投資アドバイザリー、ポートフォリオ運用、ファンド資産管理などのサービスを提供してい
ます。
<フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ(エム・イー)リミテッド>
設立:2006年
本社
所在地:アラブ首長国連邦 ドバイ
中東地域では数少ない資産運用専業の運用会社で、ドバイ金融監督庁(DFSA/Dubai Financial
Services Authority)よりライセンスを取得し、資産運用および投資アドバイザリーなどの業務を行っ
ています。
3.実質的な組入外貨建資産については、原則として当ファンドにおいて
為替ヘッジを行いません。
当ファンドの資金動向、市況動向などを勘案し、上記のような運用を行わない場合があります。
-7-
主な投資制限
ファンドの投資制限
投資信託証券および短期金融商品(短期運用の有価証券を含みます。)
以外には投資を行いません。
投資信託証券への投資割合
投資信託証券への投資割合には制限を設けません。
外貨建資産への投資割合
外貨建資産への投資割合には制限を設けません。
分配方針
■原則として、年1回(毎年4月25日。休業日の場合は翌営業日。)の決算時に、収益
の分配を行います。
1月
2月
3月
5月
4月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
分配
◆分配対象額の範囲は、繰越分を含めた経費控除後の利子・配当等収益と売買益(評価益を含みま
す。)などの全額とします。
◆分配金額は、委託会社が基準価額水準や市況動向などを勘案して決定します。ただし、分配対象
額が少額の場合には、分配を行わないことがあります。
◆留保益の運用については、特に制限を設けず、運用の基本方針に基づいた運用を行います。
※運用状況により分配金額は変動します。
※上記はイメージ図であり、将来の分配金の支払いおよびその金額について示唆、保証するもので
はありません。
c.信託金限度額
委託者は、受託者と合意のうえ、金2,000億円を限度として信託金を追加することが
できます。
委託者は、受託者と合意のうえ、上記の限度額を変更することができます。
(2)【ファンドの沿革】
平成20年3月28日
関東財務局長に対して有価証券届出書提出
平成20年4月28日
投資信託契約締結、ファンドの設定・運用開始
-8-
(3)【ファンドの仕組み】
a.ファンドの仕組み
当ファンド
中東・北アフリカ株式ファンド
新光投信株式会社
(委託者)
投資信託財産の管理業務などを行います。なお、信
託事務の一部につき日本トラスティ・サービス信託
銀行株式会社に委託することができます。
投資信託財産の運用指図などを行います。
募集・販売等に
関する契約※2
株式会社りそな銀行
(受託者)
証券投資信託
契約※1
投資顧問
契約※3
フランクリン・アドバイザーズ・インク
販売会社
(投資顧問会社)
募集・販売の取り扱い、一部解約の実行の
請求の受付、収益分配金の再投資ならびに
収益分配金・一部解約金・償還金の支払い
などを行います。
委託者に対して投資助言および情報提供などを行いま
す。
申込者(受益者)
お申し込みにより受益権を取得した方が受
益者となります。
※1
証券投資信託契約
委託者と受託者との間において「証券投資信託契約(投資信託約款)」を締結し
ており、委託者および受託者の業務、受益者の権利、受益権、投資信託財産の運
用・評価・管理、収益の分配、信託の期間・償還等を規定しています。
※2
募集・販売等に関する契約
委託者と販売会社との間において「証券投資信託に関する基本契約」を締結して
おり、販売会社が行う募集・販売等の取り扱い、収益分配金および償還金の支払い、
解約の取り扱い等を規定しています。
※3
投資顧問契約
委託者と投資顧問会社との間において「投資顧問契約」を締結しており、投資顧
問会社が提供する役務、委託者への報告、投資顧問会社に対する報酬、契約の期間
等を規定しています。
-9-
■当ファンドの運用は「ファンド・オブ・ファンズ方式」で行います。
ファンド・オブ・ファンズとは、投資信託証券への投資を目的とする投資信託のことで、一般に
投資対象に選んだ複数の投資信託証券を組み入れて運用する仕組みを「ファンド・オブ・ファ
ンズ方式」といいます。
投資
投資
購入代金
中東・北アフリカ
投
資
者
株式ファンド
中東・北アフリカ
地域の株式
など
FMENAファンド投資証券
(米ドル建て)
(ケイマン諸島籍)
損益
損益
投資
投資
わが国の
短期公社債
など
国内マネー・マザーファンド
受益証券
(国内籍)
分配金・
換金代金・
償還金
損益
損益
b.委託会社の概況
(イ)資本金の額(平成25年5月末現在)
45億2,430万円
資本金の額
会社が発行する株式総数
3,000,000株
発行済株式総数
1,823,250株
(ロ)委託会社の沿革
昭和36年6月
大井証券投資信託委託株式会社設立・免許取得
昭和44年10月
新和光投信委託株式会社に社名変更
昭和61年11月
有価証券等に関する投資助言・情報提供業務の認可
平成8年8月
投資顧問業者の登録
平成8年12月
投資一任契約にかかる業務の認可
平成9年11月
投資信託の直接販売業務の認可
平成10年12月
証券投資信託法の改正に伴う投資信託の証券投資信託委託業の
みなし認可
平成12年4月
太陽投信委託株式会社と合併し、新光投信株式会社に社名変更
(ハ)大株主の状況
(平成25年5月末現在)
株
主
名
住
所
みずほ証券株式会社
東京都千代田区大手町1−5−1
株式会社みずほ証券リサーチ&
東京都中央区日本橋1−17−10
持
株
数
持株比率
1,396,362株
76.58%
137,200
7.52
コンサルティング
株式会社みずほ銀行
東京都千代田区内幸町1−1−5
91,086
4.99
株式会社みずほコーポレート銀行
東京都千代田区丸の内1−3−3
91,029
4.99
-10-
2【投資方針】
(1)【投資方針】
a.基本方針
当ファンドは、投資信託証券を主要投資対象として、投資信託財産の中長期的な成長
を目指して運用を行います。
b.運用の方法
(イ)主要投資対象
投資信託証券を主要投資対象とします。
(ロ)投資態度
①
以下の投資信託証券を通じて、主として中東・北アフリカ地域の株式に実質的な
投資を行い、投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。
ケイマン諸島籍外国投資法人
フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノー
スアフリカ・ファンド投資証券(米ドル建て)
(以下「FMENAファンド」といいます。
)
内国証券投資信託(親投資信託)
②
国内マネー・マザーファンド受益証券
各投資信託証券への投資割合は、資金動向や市況動向などを勘案して決定するも
のとし、FMENAファンドの組入比率は、原則として、高位とすることを基本とし
ます。
③
外貨建資産(投資信託証券への投資を通じて間接的に保有するものを含みま
す。)への投資については、原則として当ファンドにおいて為替ヘッジを行いませ
ん。
④
FMENAファンドへの投資にあたっては、フランクリン・アドバイザーズ・イン
クから投資助言および情報提供を受けます。
⑤
当ファンドの資金動向、市況動向等を勘案し、上記のような運用を行わない場合
があります。
⑥
FMENAファンドが、償還した場合または約款に規定する事項の変更により商品
の同一性が失われた場合は、委託者は受託者と合意のうえ投資信託契約を解約し、
信託を終了させます。
(ハ)主な投資制限
①
投資信託証券および短期金融商品(短期運用の有価証券を含みます。)以外には
投資を行いません。
②
投資信託証券への投資割合には制限を設けません。
③
外貨建資産への投資割合には制限を設けません。
(2)【投資対象】
a.投資の対象とする資産の種類
当ファンドにおいて投資の対象とする資産の種類は、次に掲げるものとします。
1.次に掲げる特定資産(「特定資産」とは、投資信託及び投資法人に関する法律第
2条第1項で定めるものをいいます。以下同じ。
)
イ.有価証券
ロ.金銭債権
ハ.約束手形
2.次に掲げる特定資産以外の資産
-11-
イ.為替手形
b.運用の指図範囲
(イ)委託者は、信託金を、主として次の第1号に掲げる外国投資法人の投資証券および
第2号に掲げる新光投信株式会社を委託者とし、株式会社りそな銀行を受託者として
締結された親投資信託である国内マネー・マザーファンド(以下「マザーファンド」
といいます。)の受益証券のほか、第3号から第7号に掲げる有価証券(金融商品取
引法第2条第2項の規定により有価証券とみなされる同項各号に掲げる権利を除きま
す。
)に投資することを指図します。
1.ケイマン諸島籍外国投資法人 フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノース
アフリカ・ファンド投資証券(米ドル建て)(以下「FMENAファンド」といいま
す。
)
2.証券投資信託、マザーファンド受益証券
3.コマーシャル・ペーパー
4.外国または外国の者の発行する証券または証書で、前号の証券の性質を有するも
の
5.国債証券、地方債証券、特別の法律により法人の発行する債券および社債券(新
株引受権証券と社債券とが一体となった新株引受権付社債券を除きます。)
6.外国法人が発行する譲渡性預金証書
7.指定金銭信託の受益証券(金融商品取引法第2条第1項第14号で定める受益証券
発行信託の受益証券に限ります。
)
なお、第1号に掲げる外国投資法人の投資証券および第2号に掲げる証券投資信託の
受益証券(金融商品取引法第2条第1項第10号および同第11号で定めるものをいい
ます。)を以下「投資信託証券」といい、第5号の証券を以下「公社債」といいます。
公社債にかかる運用の指図は短期社債等への投資ならびに買い現先取引(売り戻し条
件付きの買い入れ)および債券貸借取引(現金担保付き債券借り入れ)に限り行うこ
とができるものとします。
(ロ)委託者は、信託金を、上記(イ)に掲げる有価証券のほか、次に掲げる金融商品
(金融商品取引法第2条第2項の規定により有価証券とみなされる同項各号に掲げる
権利を含みます。)により運用することを指図することができます。
1.預金
2.指定金銭信託(金融商品取引法第2条第1項第14号に規定する受益証券発行信
託を除きます。
)
3.コール・ローン
4.手形割引市場において売買される手形
(ハ)上記(イ)の規定にかかわらず、この信託の設定、解約、償還、投資環境の変動等
への対応等、委託者が運用上必要と認めるときには、委託者は、信託金を、上記
(ロ)に掲げる金融商品により運用することの指図ができます。
-12-
当ファンドが投資する投資信託証券の概要
1.FMENAファンドの概要
ファンド名
形
フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリカ・ファンド
(以下当概要において「ファンド」といいます。
)
態 ケイマン諸島籍外国投資法人/米ドル建投資証券
主な運用方針
中東・北アフリカ地域の株式などへの投資により、長期的な値上がり益の獲
得を目的として運用を行います。
・同一証券への投資は、ファンド純資産総額の 20%を超えないものとしま
す。
主な投資制限
・流動性の低い資産への投資は、ファンド純資産総額の 15%を超えないもの
とします。
信 託 期 間 無期限
運 用 開 始 日 平成20年4月14日
決
算
日 原則として毎年11月30日
収益分配方針
分配を行わないことを基本としますが、利息等収益などを勘案し、分配を行
うことがあります。
ファンドの純資産総額に対し年率1.35%(上限)を乗じて得た額
(運用報酬
:純資産総額に対し年率0.95%)
(その他報酬 :純資産総額に対し年率0.40%)
信 託 報 酬 等 ※その他報酬には事務代行会社、保管銀行、監査法人に対する報酬などが含
まれます。
上記の他、証券取引に伴う手数料、ファンドの設立に関連した費用などがフ
ァンドから支払われます。
投資顧問会社: フランクリン・アドバイザーズ・インク
副投資顧問会社: フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ(エム・
イー)リミテッド
関 係 法 人 管理事務代行会社: フランクリン・テンプルトン・サービス・エルエルシー
名義書換代行会社: テンプルトン・アセット・マネジメント・リミテッド
保管銀行: ザ・バンク・オブ・ニューヨーク・メロン
監査法人 : プライスウォーターハウスクーパーズ
-13-
2.国内マネー・マザーファンドの概要
フ ァ ン ド 名 国内マネー・マザーファンド
形
態 親投資信託
・主としてわが国の短期公社債に投資し、安定した収益の確保を目指した運用を
行います。
運 用 方 針
・ファンドの資金動向、市況動向などによっては、また、やむを得ない事情が発
生した場合には、上記のような運用ができない場合があります。
・株式への投資は行いません。
主な投資制限
・外貨建資産への投資は行いません。
信 託 期 間 無期限
決
算
日 毎年1月15日(休業日の場合は翌営業日)
運用による収益は、信託終了時まで投資信託財産中に留保し、期中には分配
収益分配方針
を行いません。
信 託 報 酬 報酬はかかりません。
信 託 設 定 日 平成20年3月28日
委 託 会 社 新光投信株式会社
株式会社りそな銀行
受 託 会 社
(再信託受託会社:日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社)
※上記の各投資信託証券については、いずれも申込手数料はかかりません。
※上記の各概要は、各投資信託証券の内容を要約したものであり、そのすべてではありません。
また、各概要は平成25年7月25日現在のものであり、今後変更になる場合があります。
-14-
(3)【運用体制】
a.当ファンドの運用体制
フ
ラ
ン
ク
リ
ン
・
ア
ド
バ
イ
ザ
|
ズ
・
イ
ン
ク
投
資
顧
問
会
社
運用委員会
重要事項の承認
コンプライアンス委員会
権限委嘱
運用会議
運用の基本方針等を決定
投資助言
投資情報
の提供
運用部門
運用企画部門
運用計画策定・
承認
運用指図
運用リスク管理
パフォーマンス
分析
リスク管理委員会
審査委員会
コンプライアンスオフィサー
法令・諸規則の遵守状況の
判断・決定
コンプライアンス・リスク管理部門
トレーディング部門
法令・諸規則の遵守状況の
監視、運用成果の分析・評
価およびリスク管理状況の
点検・牽制
外部運用会社のチェック
有価証券などの売買執
行、管理
コンプライアンスチェック
※上記は平成25年7月25日現在のものであり、今後変更になることがあります。
●PLAN
・運用委員会から権限委嘱された運用会議を運用部署全体(運用部門、運用企画部門、
調査部門)で開催し、アセットアロケーションの方針等の運用の基本方針を決定しま
す。
・運用担当者はこの運用の基本方針を踏まえ、投資顧問会社からの投資助言および提供
された情報等を参考に運用計画を作成します。
・運用計画は運用調査本部長および副本部長により承認されます。
●DO
・ファンドマネージャーは承認された運用計画に基づいて指図を行います。
・売買の執行・管理はトレーディング部門が行います。
●SEE
・コンプライアンス・リスク管理部門(20名程度)は日々の運用指図および売買執行に
ついて法令・諸規則の遵守状況の点検を行い、必要に応じて運用部門を牽制します。
・運用企画部門は日々の運用リスク等の管理のほか、投資信託財産のパフォーマンス分
析を行います。
・コンプライアンス・リスク管理部門およびコンプライアンスオフィサー(1名)は月
次で開催される審査委員会、コンプライアンス委員会、リスク管理委員会において運
用成果、法令・諸規則・約款の遵守状況、運用リスク管理状況等について検証・報告
を行います。
・コンプライアンス・リスク管理部門は、投資信託証券の運用会社に対して、継続的な
コンプライアンスチェックを行っております。
-15-
<受託者に対する管理体制>
投資信託財産の管理業務を通じ、受託者の信託事務の正確性・迅速性、システム対応
力等を総合的に検証しています。また、受託者より内部統制の整備および運用状況の報
告書を受け取っています。
b.運用体制に関する社内規則
運用に関する社内規則として運用規程・細則および職務権限規程の内規等を設けてお
り、ファンドマネージャーの任務と権限の範囲を明示するほか、各投資対象の取り扱い
に関して基準を設け、ファンドの商品性に則った適切な運用の実現を図っています。
また、売買執行、投資信託財産管理および法令遵守チェック等に関する各々の規程・
内規があります。
(4)【分配方針】
a.収益分配は年1回、原則として、4月25日(該当日が休業日の場合は翌営業日。)の
決算時に以下の方針に基づき収益の分配を行います。
1.分配対象額の範囲は、繰越分を含めた経費控除後の利子・配当等収益と売買益(評
価益を含みます。)等の全額とします。
2.分配金額は、委託者が基準価額水準や市況動向等を勘案して決定します。ただし、
分配対象額が少額の場合には、分配を行わないことがあります。
3.留保益の運用については、特に制限を設けず、運用の基本方針に基づいた運用を行
います。
b.投資信託財産から生ずる毎計算期末における利益は、次の方法により処理します。
1.分配金、利子およびこれらに類する収益から支払利息を控除した額(以下「配当等
収益」といいます。)は、諸経費、信託報酬および当該信託報酬にかかる消費税等に
相当する金額を控除した後、その残金を受益者に分配することができます。なお、次
期以降の分配金にあてるため、その一部を分配準備積立金として積み立てることがで
きます。
2.売買損益に評価損益を加減した利益金額(以下「売買益」といいます。)は、諸経
費、信託報酬および当該信託報酬にかかる消費税等に相当する金額を控除し、繰越欠
損金のあるときは、その全額を売買益をもって補てんした後、受益者に分配すること
ができます。なお、次期以降の分配にあてるため、分配準備積立金として積み立てる
ことができます。
c.毎計算期末において、投資信託財産につき生じた損失は、次期に繰り越します。
d.「分配金受取コース」の受益者の分配金は原則として、決算日から起算して5営業日
までに、受益者に支払われます。
「分配金再投資コース」の受益者の分配金は、税金を差し引いた後、別に定める契約
に基づき、全額再投資されます。
(5)【投資制限】
投資信託約款に定める投資制限
a.投資信託証券への投資割合
投資信託証券への投資割合には制限を設けません。
b.外貨建資産への投資割合
外貨建資産への投資割合には制限を設けません。
-16-
c.公社債の借り入れ
(イ)委託者は、投資信託財産の効率的な運用に資するため、公社債の借り入れの指図を
することができます。なお、当該公社債の借り入れを行うにあたり担保の提供が必要
と認めたときは、担保の提供の指図を行うものとします。
(ロ)借り入れの指図は、当該借り入れにかかる公社債の時価総額が投資信託財産の純資
産総額の範囲内とします。
(ハ)投資信託財産の一部解約等の事由により、上記(ロ)の借り入れにかかる公社債の
時価総額が投資信託財産の純資産総額を超えることとなった場合には、委託者はすみ
やかに、その超える額に相当する借り入れた公社債の一部を返還するための指図をす
るものとします。
(ニ)借り入れにかかる品借料は投資信託財産中から支払われます。
d.特別の場合の外貨建有価証券への投資制限
外貨建有価証券(外国通貨表示の有価証券をいいます。以下同じ。)への投資につい
ては、わが国の国際収支上の理由等により特に必要と認められる場合には、制約される
ことがあります。
e.外国為替予約の指図
委託者は、投資信託財産に属する外貨建資産(外貨建有価証券、外国通貨表示の預金
その他の資産をいいます。以下同じ。)について、当該外貨建資産の為替ヘッジのため、
外国為替の売買の予約を指図することができます。
f.資金の借り入れ
(イ)委託者は、投資信託財産の効率的な運用ならびに運用の安定性に資するため、一部
解約に伴う支払資金の手当て(一部解約に伴う支払資金の手当てのために借り入れた
資金の返済を含みます。)を目的として、または再投資にかかる収益分配金の支払資
金の手当を目的として資金借り入れ(コール市場を通じる場合を含みます。)の指図
をすることができます。なお、当該借入金をもって有価証券等の運用は行わないもの
とします。
(ロ)一部解約に伴う支払資金の手当てにかかる借入期間は、受益者への解約代金支払開
始日から投資信託財産で保有する有価証券等の売却代金の受渡日までの間または受益
者への解約代金支払開始日から投資信託財産で保有する有価証券等の解約代金入金日
までの間もしくは受益者への解約代金支払開始日から投資信託財産で保有する有価証
券等の償還金の入金日までの期間が5営業日以内である場合の当該期間とし、資金借
入額は当該有価証券等の売却代金、解約代金および償還金の合計額を限度とします。
ただし、資金の借入額は、借入指図を行う日における投資信託財産の純資産総額の
10%を超えないこととします。
(ハ)収益分配金の再投資にかかる借入期間は投資信託財産から収益分配金が支払われる
日からその翌営業日までとし、資金借入額は収益分配金の再投資額を限度とします。
(ニ)借入金の利息は投資信託財産中より支払われます。
g.利害関係人等との取引等
(イ)受託者は、受益者の保護に支障を生じることがないものであり、かつ信託業法、
投資信託及び投資法人に関する法律ならびに関連法令に反しない場合には、委託者の
指図により、投資信託財産と、受託者(第三者との間において投資信託財産のため
にする取引その他の行為であって、受託者が当該第三者の代理人となって行うもの
-17-
を含みます。)および受託者の利害関係人、信託業務の委託先およびその利害関係人
または受託者における他の投資信託財産との間で、約款に掲げる資産への投資等な
らびに約款に掲げる取引その他これらに類する行為を行うことができます。
(ロ)受託者は、受託者がこの信託の受託者としての権限に基づいて信託事務の処理と
して行うことができる取引その他の行為について、受託者または受託者の利害関係
人の計算で行うことができるものとします。なお、受託者の利害関係人が当該利害
関係人の計算で行う場合も同様とします。
(ハ)委託者は、金融商品取引法、投資信託及び投資法人に関する法律ならびに関連法令
に反しない場合には、投資信託財産と、委託者、その取締役、執行役および委託者の
利害関係人等(金融商品取引法第31条の4第3項および同条第4項に規定する親法
人等または子法人等をいいます。)または委託者が運用の指図を行う他の投資信託財
産との間で、約款に掲げる資産への投資等ならびに約款に掲げる取引その他これらに
類する行為を行うことの指図をすることができ、受託者は、委託者の指図により、当
該投資等ならびに当該取引、当該行為を行うことができます。
(ニ)上記(イ)
(ロ)
(ハ)の場合、委託者および受託者は、受益者に対して信託法第31
条第3項および同法第32条第3項の通知は行いません。
3【投資リスク】
(1)ファンドのもつリスク
当ファンドは、投資信託証券への投資を通じて、主に中東・北アフリカ地域の株式に投
資します。これらの投資対象証券には、主として次のような性質があり、当ファンドの基
準価額を変動させる要因となります。これらの運用による損益は、すべて投資者のみなさ
まに帰属します。したがって、投資者のみなさまの投資元本は保証されているものではな
く、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。なお、投
資信託は預貯金とは異なります。
a.カントリーリスク
投資対象国の政治経済情勢、通貨規制、資本規制、税制などの要因によって資産価格
や通貨価値が大きく変動する場合があります。当ファンドが投資信託証券を通じて投資
する中東・北アフリカ地域などの新興国市場は、先進国市場に比べて市場規模が小さく、
流動性が低いことなどにより、価格変動が大きくなる傾向があります。また、企業情報
の開示制度や決済制度などの金融市場インフラが未発達なために、正確な情報に基づい
た運用や意図した通りの投資を実行できない可能性もあります。さらに、中東・北アフ
リカ地域については、中東和平問題など様々な地政学的問題を抱えていることから、政
治、経済、社会情勢などが不安定な国もあり、金融市場に重大な影響を及ぼす事象が発
生する可能性があります。
このような影響を受けて当ファンドが損失を被り、基準価額が大きく下落する可能性
があります。
b.株価変動リスク
株式市場が国内外の政治、経済、社会情勢の変化、金利動向、発行企業の業績・経営
状況の変化、市場の需給関係などの影響を受けて下落するリスクをいいます。当ファン
ドは、株式を主要投資対象とする投資信託証券を原則として高位に組み入れますので、
株式市場の動きにより、当ファンドの基準価額は変動します。一般に株式市場が下落し
-18-
た場合には、その影響を受け当ファンドの基準価額が下落する可能性があります。
c.為替変動リスク
為替変動により外貨建資産の円換算価格が変動するリスクをいいます。たとえば、投
資対象となる有価証券が現地通貨建てで値上がりした場合でも、当該通貨に対して円高
となった場合には、当該外国通貨建証券の円換算価格は下落することがあります。その
結果、当ファンドの基準価額が下落する可能性があります。また、当ファンドは新興国
通貨建証券に実質的な投資を行うことから、為替変動リスクが相対的に高くなる可能性
があります。
d.流動性リスク
有価証券などを売買しようとする場合、市場規模が小さい場合や取引量が少ない場合
など希望する時期に、希望する価格で、希望する数量を売買することができないリスク
をいいます。当ファンドまたは当ファンドが組み入れる投資信託証券において、特に流
動性の低い有価証券などを売却する場合には、その影響を受け当ファンドの基準価額が
下落する可能性があります。
e.特定の投資信託証券に投資するリスク
当ファンドが組み入れる投資信託証券における投資顧問会社の運用の巧拙が、当ファ
ンドの運用成果に大きな影響を及ぼします。また、外国投資法人を通じて各国の有価証
券に投資する場合、国内籍の投資信託から直接投資を行う場合に比べて、税制が相対的
に不利となる可能性があります。
f.信用リスク
公社債や短期金融商品の信用力の変化や格付けの変更により、債券価格が変動したり、
財政難、経営不振、その他の理由により、利息や元本があらかじめ決められた条件で支
払われなくなること(債務不履行)があります。信用力の低下、格付けの引き下げ、債
務不履行が生じた場合、通常、債券価格は下落します。
当ファンドが投資信託証券を通じて投資する株式の発行企業が、業績悪化、経営不振
あるいは倒産などに陥った場合には、その企業の株式の価値が大きく減少すること、も
しくは無くなることがあり、当ファンドの基準価額に大きな影響を及ぼすことがありま
す。これらの影響を受け、当ファンドの基準価額が下落する可能性があります。
g.金利変動リスク
金利変動により債券価格が変動するリスクをいいます。一般に金利が上昇した場合に
は、債券価格は下落し、当ファンドの基準価額が下落する可能性があります。
h.投資対象ファンドにかかる税制変更のリスク
当ファンドが投資する外国投資法人の設定地および当該外国投資法人が投資を行う国
において、税制などの変更があった場合には、その影響を受け当ファンドの基準価額が
下落する可能性があります。
i.投資信託に関する一般的なリスクおよびその他の留意点
(イ)当ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるク
ーリングオフ)の適用はありません。
(ロ)当ファンドの基準価額は、組み入れる投資信託の関係法人が計算する当該証券の価
格などに基づき算出されますが、当該価格などの訂正により当ファンドの基準価額も
訂正されることがあります。なお、当該投資信託証券の価格などが正確でないことが
判明した場合でも、一定の基準内であれば訂正は行われず、結果として当ファンドの
基準価額も訂正されないことがあります。
-19-
(ハ)法令や税制が変更される場合に、投資信託を保有する受益者が不利益を被る可能性
があります。
(ニ)投資信託財産の状況によっては、目指す運用が行われないことがあります。また、
投資信託財産の減少の状況によっては、委託者が目的とする運用が困難と判断した場
合、安定運用に切り替えることがあります。
(ホ)短期間に相当金額の解約申し込みがあった場合には、解約資金を手当てするために
組入有価証券を市場実勢より大幅に安い価格で売却せざるを得ないことがあります。
この場合、基準価額が下落する要因となり、損失を被ることがあります。
(ヘ)証券市場および外国為替市場は、世界的な経済事情の急変またはその国における天
災地変、政変、経済事情の変化もしくは政策の変更などの諸事情により閉鎖されるこ
とがあります。これにより当ファンドの運用が影響を被って基準価額の下落につなが
る可能性があります。
(ト)投資信託証券には、ファミリーファンド方式で運用をするものがあります。当該投
資信託証券(ベビーファンド)が投資対象とするマザーファンドを同じく投資対象と
している他のベビーファンドにおいて、設定・解約や資産構成の変更などによりマザ
ーファンドの組入有価証券などに売買が生じた場合、その売買による組入有価証券な
どの価格の変化や売買手数料などの負担がマザーファンドの基準価額に影響を及ぼす
ことがあります。この影響を受け、当該投資信託証券(ベビーファンド)の価額が変
動する可能性があります。
当ファンドが主要投資対象とする投資信託証券にはファミリーファンド方式を採用
している場合があり、上記のような要因で、当ファンドの基準価額が変動する可能性
があります。
(チ)投資信託の分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われま
すので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。なお、分
配金の有無や金額は確定したものではありません。
分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含
む売買益)を超えて支払われる場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は
前期決算日と比べて下落することになります。
また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すもので
はありません。
投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部ないし全部が、実質的には
元本の一部払い戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、
分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。
-20-
(2)リスク管理体制
パフォーマンスの分析・管理
: 運用成果を分析し、その結果を審議・検討してその
評価を行います。
運用リスクの管理
: 投資信託財産の運用リスクの管理およびその管理の
現状・適正性を把握し、管理方針を協議、必要に応
じ運用部門へ改善指示を行います。
運用部門
確認・指示
牽制
改善指示
コンプライアンス・リスク管理部門
リスク管理委員会
各種リスクの評価、モニタリング
改善指示等牽制の発動
運用企画部門
・法令・諸規則・投資信託約款等の
遵守状況のモニタリング・管理等
・投資対象のリスクのモニタリング・
管理等
・運用パフォーマンス等のモニタリ
ング
・運用リスク・運用実績等の分析・
評価等
審査委員会
運用成果の分析結果の審議・検
討、最終評価
コンプライアンス委員会
会社全般の法令・諸規則等の遵
守状況の検討・管理
運用成果、法令・諸規則・投資信
託約款等の遵守状況、運用リス
ク等について検証・報告
-21-
4【手数料等及び税金】
ファンドの取得からご解約・償還までにかかるおもな費用と税金の概要
(詳しくは次の(1)∼(5)をご覧ください。)
ファンドの取得時にかかる
費用と税金
●申込手数料+消費税等
申込手数料は販売会社ごとに定めます。
●信託報酬+消費税等
●監査報酬+消費税等
●信託事務の諸費用等+消費税等他
●証券取引に伴う手数料等+消費税等他
ファンドの保有時にかかる
費用と税金
※上記の費用・税金は投資信託財産中から支払われます。
その他、当ファンドが投資する投資信託証券においても
同様または類似の費用や税金がかかります。
◎分配金にかかる
税金(注)
普通分配金に対する
所得税・地方税
●解約・償還時の手数料はありません。
●解約の際、信託財産留保額が差し引かれます。
ファンドの解約・償還時に
◎解約代金・
かかる費用と税金
償還金に
かかる税金(注)
譲渡益に対する
所得税・地方税
(注)個人受益者と法人受益者とでは税制が異なります。
平成25年12月31日までの間は、公募株式投資信託の収益分配時・解約時・償還時に
かかる税金について、軽減税率が適用されます。
(詳しくは、後述の「(5)
課税上の取扱い」をご参照ください。
)
※平成26年1月1日以降、公募株式投資信託は、少額投資非課税制度の適用対象となります。
※税法が改正された場合等は、上記の税金にかかる内容が変更される場合があります。
-22-
(1)【申込手数料】
申込手数料は、取得申込受付日の翌営業日の基準価額に、3.15%(税込)を上限とし
て販売会社がそれぞれ独自に定める手数料率を乗じて得た金額となります。当該手数料
には消費税等(5%)が含まれます。
手数料について、詳しくは販売会社または下記にお問い合わせください。
新光投信株式会社 ヘルプデスク
フリーダイヤル 0120-104-694
(受付時間は営業日の午前9時∼午後5時です。)
インターネットホームページ
http://www.shinkotoushin.co.jp/
なお、「分配金再投資コース」で収益分配金を再投資する場合は無手数料です。
当ファンドの受益権の取得申込者が「償還乗り換え」※1または「償還前乗り換え」※2
により当ファンドの受益権を取得する場合、申込手数料の優遇を受けることができる場
合があります。
ただし、上記の申込手数料の優遇に関しては、優遇制度の取り扱い、優遇の内容、優
遇を受けるための条件等は販売会社ごとに異なりますので、詳しくは各販売会社でご確
認ください。
※1「償還乗り換え」とは、取得申込受付日前の一定期間内に既に償還となった証券
投資信託の償還金等をもって、その支払いを行った販売会社で当ファンドの受益
権を取得する場合をいいます。
※2「償還前乗り換え」とは、償還することが決定している証券投資信託の償還日前
の一定期間内において、当該証券投資信託の一部解約金をもって、その支払いを
行った販売会社で当ファンドの受益権を取得する場合をいいます。
(2)【換金(解約)手数料】
a.解約時手数料
ご解約時の手数料はありません。
b.信託財産留保額
ご解約時に、解約申込受付日の翌営業日の基準価額に0.3%の率を乗じて得た額が信
託財産留保額として控除されます。
※「信託財産留保額」とは、ご解約による組入有価証券などの売却等費用について受
益者間の公平を期するため、投資信託を途中解約される投資家にご負担いただくも
のです。なお、これは運用資金の一部として投資信託財産に組み入れられます。
(3)【信託報酬等】
信託報酬の総額は、当ファンドの計算期間を通じて毎日、投資信託財産の純資産総額
に年10,000分の110.25の率(1.1025%)
(税込)を乗じて得た額とします。
信託報酬は、毎計算期間の最初の6ヵ月終了日および毎計算期末または信託終了のと
き投資信託財産中から支払うものとし、委託者、販売会社ならびに受託者との間の配分
は以下のとおりとします。
委
託
者
信託報酬の配分
販 売 会 社
(年率)
受
託
者
純資産総額に対し年0.4305%(税込)
純資産総額に対し年0.6300%(税込)
純資産総額に対し年0.0420%(税込)
委託者の信託報酬には、フランクリン・アドバイザーズ・インクに対する投資顧問報
酬(純資産総額に対し年0.05%)が含まれています。
-23-
なお、上記のほか、当ファンドが投資対象とする投資信託証券においても信託報酬が
かかります。
投資対象の投資信託証券における信託報酬を含めた当ファンドの実質的な信託報酬の
総額は、投資信託財産の純資産総額に対して最大で年率2.4525%程度(税込)となり
ます。
当ファンド
フランクリン・ミドルイースト・アンド・
ノースアフリカ・ファンド投資証券(米ドル建て)
合計
※内国証券投資信託(親投資信託)
信託報酬率
(対純資産総額・年率)
1.1025%(税込)
1.3500%(上限)
2.4525%程度(税込)
国内マネー・マザーファンドの信託報酬は、あ
りません。
※上記の信託報酬の合計は、フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリ
カ・ファンド投資証券(米ドル建て)を100%組み入れた場合の数値です。ただし、
この数値はあくまでも実質的な信託報酬の目安であり、投資信託証券の組入状況に
応じて実質的な信託報酬は変動します。
(4)【その他の手数料等】
a.投資信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、投資信託財産にかかる
監査報酬、当該監査報酬にかかる消費税等に相当する金額および受託者の立て替えた立
替金の利息(以下「諸経費」といいます。)は、受益者の負担とし、投資信託財産中か
ら支払われます。
b.投資信託財産にかかる監査報酬は、毎計算期間の最初の6ヵ月終了日および毎計算期
末または信託終了のときに、当該監査報酬にかかる消費税等とともに投資信託財産中か
ら支払われます。
c.証券取引に伴う手数料・税金等、当ファンドの組入有価証券の売買の際に発生する売
買委託手数料は、投資信託財産が負担します。この他に、売買委託手数料にかかる消費
税等および外貨建資産の保管等に要する費用についても投資信託財産が負担します。
d.当ファンドが投資対象とする投資信託証券においても、証券取引に伴う手数料、ファ
ンドの設立に関連した費用等がかかります。
(5)【課税上の取扱い】
a.個人の受益者の場合
(イ)収益分配金の取り扱い
収益分配金のうち課税対象となる普通分配金については、配当所得として課税され、
以下の(表1)の税率で源泉徴収されます。なお、元本払戻金(特別分配金)は課税
されません。確定申告を行い、総合課税(配当控除の適用はありません。)・申告分離
課税のいずれかを選択することもできます。また、特定口座(源泉徴収あり)の利用
も可能です。
(ロ)一部解約金・償還金の取り扱い
一部解約時および償還時の譲渡益(解約価額または償還価額から取得費(申込手数
料(税込)を含みます。)を控除した額)については、譲渡所得とみなされ、以下の
(表1)の税率による申告分離課税が適用されます。なお、特定口座(源泉徴収あ
-24-
り)の利用も可能です。
(表1)
期
間
税
率
平成25年1月1日から
10.147%(所得税7%、復興特別所得税0.147%
平成25年12月31日まで
および地方税3%)
平成26年1月1日以降
20.315 % ( 所 得 税 15 % 、 復 興 特 別 所 得 税
0.315%および地方税5%)
(ハ)損益通算について
一部解約時、償還時に生じた損失(譲渡損)は、確定申告を行うことにより上場株
式等の譲渡益および上場株式等の配当所得の金額(申告分離課税を選択したものに限
ります。)から差し引くこと(損益通算)ならびに3年間の繰越控除の対象とするこ
とができます。一部解約時、償還時に生じた差益(譲渡益)は、上場株式等の譲渡損
と損益通算ができます。
また、特定口座(源泉徴収あり)をご利用の場合、その口座内において損益通算を
行うことが可能です(申告不要)。
詳しくは販売会社にお問い合わせください。
<少額投資非課税制度「愛称:NISA(ニーサ)」をご利用の場合>
少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」は、平成26年1月1日以降の非課税制度
です。NISAをご利用の場合、毎年、年間100万円の範囲で新たに購入した公募株式
投資信託などから生じる配当所得および譲渡所得が5年間非課税となります。ご利用に
なれるのは、満20歳以上の方で、販売会社で非課税口座を開設するなど、一定の条件
に該当する方です。詳しくは、販売会社にお問い合わせください。
b.法人の受益者の場合
収益分配金のうち課税対象となる普通分配金および一部解約金・償還金の個別元本超
過額については以下の(表2)の税率で源泉徴収されます。なお、元本払戻金(特別分
配金)は課税されません。
源泉徴収された所得税は、所有期間に応じて法人税から控除される場合があります。
なお、益金不算入制度は適用されません。
(表2)
期
間
税
率
平成25年1月1日から
7.147 % ( 所 得 税 7 % お よ び 復 興 特 別 所 得 税
平成25年12月31日まで
0.147%)
平成26年1月1日以降
15.315%(所得税15%および復興特別所得税
0.315%)
c.個別元本について
(イ)追加型株式投資信託について、受益者ごとの信託時の受益権の価額等(申込手数料
および当該申込手数料にかかる消費税等相当額は含まれません。)が当該受益者の元
本(個別元本)にあたります。
(ロ)受益者が同一ファンドの受益権を複数回取得した場合、個別元本は、当該受益者が
追加信託を行うつど当該受益者の受益権口数で加重平均することにより算出されます。
-25-
(ハ)受益者が同一ファンドの受益権を複数の販売会社で取得する場合については販売会
社ごとに、個別元本の算出が行われます。また、同一販売会社であっても複数支店等
で同一ファンドの受益権を取得する場合は当該支店等ごとに、「分配金受取コース」
と「分配金再投資コース」の両コースで取得する場合はコース別に、個別元本の算出
が行われる場合があります。
(ニ)受益者が元本払戻金(特別分配金)を受け取った場合、収益分配金発生時にその個
別元本から当該元本払戻金(特別分配金)を控除した額が、その後の当該受益者の個
別元本となります。(
「元本払戻金(特別分配金)」については、「d.収益分配金の課
税について」をご参照ください。
)
d.収益分配金の課税について
追加型株式投資信託の収益分配金には、課税扱いとなる「普通分配金」と、非課税扱
いとなる「元本払戻金(特別分配金)」(受益者ごとの元本の一部払い戻しに相当する部
分)の区分があります。
受益者が収益分配金を受け取る際、①当該収益分配金落ち後の基準価額が当該受益者
の個別元本と同額の場合または当該受益者の個別元本を上回っている場合には、当該収
益分配金の全額が普通分配金となり、②当該収益分配金落ち後の基準価額が当該受益者
の個別元本を下回っている場合には、その下回る部分の額が元本払戻金(特別分配金)
となり、当該収益分配金から当該元本払戻金(特別分配金)を控除した額が普通分配金
となります。
なお、受益者が元本払戻金(特別分配金)を受け取った場合、収益分配金発生時にそ
の個別元本から当該元本払戻金(特別分配金)を控除した額が、その後の当該受益者の
個別元本となります。
ただし、課税対象となります分配金は普通分配金のみであり、元本払戻金(特別分配
金)に関しましては非課税扱いとなります。
※税法が改正された場合等は、上記「(5)
課税上の取扱い」の内容が変更される場合が
あります。税金の取り扱いの詳細については、税務専門家などにご確認されることをお
勧めします。
-26-
5【運用状況】
(1)【投資状況】
(平成25年5月31日現在)
分
類
資産の種類
国・地域
金
額
ケイマン
諸島
投資証券
円
計
97.6
%
1,740,053,168
97.6
−
円
ファンド受益証券
日
%
16,016,097 時価
本
信託
0.9
円
小
%
16,016,097
計
その他
資産
%
1,740,053,168 時価
国内マネー・マザー
親投資
投資比率
円
小
有価証券
評価方法
0.9
−
円 負債控除後の
コール・ローン等
日
本
%
26,732,019 取得価額
1.5
円
%
−
純資産総額
1,782,801,284
−
100.0
(注)投資比率とは、ファンドの純資産総額に対する当該資産の時価比率をいいます。以下同じ。
(参 考)
当ファンドが投資を行う投資信託証券のうち、国内の親投資信託証券の投資状況は以下の
とおりです。
<国内マネー・マザーファンド>
(平成25年5月31日現在)
分
類
資産の種類
国・地域
金
額
評価方法
円
有価証券
公社債券
国債証券
日
資産
コール・ローン等
%
86.4
69,969,432 時価
円
小
その他
本
計
69,969,432
%
−
円 負債控除後の
日
本
11,055,280 取得価額
円
−
純資産総額
81,024,712
-27-
投資比率
86.4
%
13.6
%
−
100.0
(2)【投資資産】
①【投資有価証券の主要銘柄】
(平成25年5月31日現在)
順
位
銘
柄
名
フランクリン・ミドルイー
1 スト・アンド・ノースアフ
リカ・ファンド
2
国内マネー・マザーファン
ド受益証券
国・
地域
ケイマ
ン諸島
日本
種
数量
類
(口)
帳
簿
価
額
評
価
額
投資
単価
金額
単価
金額
比率
(円)
(円)
(円)
(円)
(%)
332,000 5,003.35 1,661,112,532 5,241.12 1,740,053,168 97.60
投資証券
親投資信託 15,855,952
1.0100
16,014,511 1.0101
16,016,097
0.89
(注1)投資比率は、ファンドの純資産総額に対する評価金額の比率です。なお、投資比率は
小数第3位以下を切り捨てているため、合計と一致しない場合があります。以下同じ。
(注2)外貨建投資証券の単価および金額は、平成25年5月31日現在のわが国の対顧客電信売
買相場の仲値により邦貨換算しております。
種類別投資比率(平成25年5月31日現在)
種
類
投資比率(%)
投 資 証 券
97.60
親投資信託
0.89
合
計
98.50
株式業種別投資比率(平成25年5月31日現在)
該当事項はありません。
②【投資不動産物件】
該当事項はありません。
③【その他投資資産の主要なもの】
該当事項はありません。
-28-
(参 考)
当ファンドが投資を行う投資信託証券のうち、国内の親投資信託証券の投資資産は以下の
とおりです。
<国内マネー・マザーファンド>
①
投資有価証券の主要銘柄
(平成25年5月31日現在)
順
位
帳
国・
銘
柄
名
地域
種 類
額面(円)
単価
(円)
簿 価
金
額
額
(円)
評
単価
(円)
価
金
額
額
投資
利率
(%)
償還期限
(円)
比率
(%)
1 第325回国庫短期証券 日本 国債証券
60,000,000 99.95
59,972,462 99.95
59,972,462 0.0000 2013.11.20
74.01
2 第352回国庫短期証券 日本 国債証券
10,000,000 99.96
9,996,970 99.96
9,996,970 0.0000 2014.03.20
12.33
種類別投資比率(平成25年5月31日現在)
種
国
合
類
債
証
投資比率(%)
券
86.35
計
86.35
株式業種別投資比率(平成25年5月31日現在)
該当事項はありません。
②
投資不動産物件
該当事項はありません。
③
その他投資資産の主要なもの
該当事項はありません。
-29-
(3)【運用実績】
①【純資産の推移】
(単位:円)
純資産総額
純資産総額
基準価額
基準価額
(分配落ち)
(分配付き)
(分配落ち)
(分配付き)
第1期計算期間末
4,286,057,101
4,286,057,101
3,269
3,269
第2期計算期間末
3,774,738,754
3,774,738,754
4,112
4,112
第3期計算期間末
2,518,218,878
2,518,218,878
3,661
3,661
第4期計算期間末
1,754,249,116
1,754,249,116
3,635
3,635
1,706,374,547
1,706,374,547
4,732
4,732
平成24年5月末日
1,562,343,169
−
3,358
−
平成24年6月末日
1,481,916,039
−
3,280
−
平成24年7月末日
1,429,671,150
−
3,295
−
平成24年8月末日
1,469,106,415
−
3,447
−
平成24年9月末日
1,430,835,824
−
3,421
−
平成24年10月末日
1,425,719,114
−
3,514
−
平成24年11月末日
1,382,338,127
−
3,508
−
平成24年12月末日
1,471,502,697
−
3,807
−
平成25年1月末日
1,593,941,616
−
4,170
−
平成25年2月末日
1,580,826,430
−
4,218
−
平成25年3月末日
1,617,915,382
−
4,368
−
平成25年4月末日
1,677,441,247
−
4,661
−
平成25年5月末日
1,782,801,284
−
5,026
−
第5期計算期間末
(平成25年4月25日)
(注1)基準価額は1万口当たりの純資産額です。
(注2)表中の分配金付きの数値は支払外国税を控除している場合があります。
②【分配の推移】
決算期
1万口当たりの分配金
第1期計算期間
0円
(平成21年4月27日)
第2期計算期間
0円
(平成22年4月26日)
第3期計算期間
0円
(平成23年4月25日)
第4期計算期間
0円
(平成24年4月25日)
第5期計算期間
0円
(平成25年4月25日)
-30-
③【収益率の推移】
決算期
収益率
第1期計算期間
△67.3%
(平成21年4月27日)
第2期計算期間
25.8%
(平成22年4月26日)
第3期計算期間
△11.0%
(平成23年4月25日)
第4期計算期間
△0.7%
(平成24年4月25日)
第5期計算期間
30.2%
(平成25年4月25日)
(注1)収益率とは、各計算期間の直前の計算期間末の基準価額(分配落の額)を基準とした、各
計算期間末の基準価額(分配付き)の上昇(または下落)率をいいます。なお、第1期計算
期間の収益率は、1万口当たりの当初元本を基準に算出しています。
(注2)収益率は小数第2位を四捨五入しています。
(4)【設定及び解約の実績】
計算期間
設定口数
解約口数
第1期計算期間
21,552,745,236口
8,441,977,611口
第2期計算期間
1,829,867,247口
5,760,800,052口
第3期計算期間
824,377,325口
3,125,193,071口
第4期計算期間
71,796,189口
2,124,167,474口
第5期計算期間
18,045,925口
1,238,611,296口
(注)第1期計算期間の設定口数には、当初申込期間の販売口数を含みます。
-31-
<参考情報>
-32-
第2
【管理及び運営】
1【申込(販売)手続等】
(イ)取得申込者は、「分配金受取コース」および「分配金再投資コース」について、販売
会社ごとに定める申込単位で、取得申込受付日の翌営業日の基準価額で購入すること
ができます。ただし、「分配金再投資コース」で収益分配金を再投資する場合は1口単
位となります。
取得申込者は、販売会社に取引口座を開設のうえ、申込金額に手数料および当該手
数料にかかる消費税等を加算した金額を販売会社が指定する期日までに支払うものと
します。(手数料については前述の「第二部
手数料等及び税金
ファンド情報
第1ファンドの状況
4
(1)申込手数料」をご参照ください。
)
(ロ)「分配金再投資コース」での取得申込者は、販売会社との間で「中東・北アフリカ株
式ファンド自動継続投資約款」(別の名称で同様の権利義務を規定する約款を含みま
す。
)にしたがって契約(以下「別に定める契約」といいます。)を締結します。
(ハ)取得申し込みの受付は、原則として営業日の午後3時までとし、当該受付時間を過ぎ
た場合の申込受付日は翌営業日となります。ただし、受付時間は販売会社によって異
なる場合があります。
なお、以下のいずれかに該当する日には、取得申し込みの受付は行いません。
・毎週金曜日
・ニューヨーク証券取引所の休業日
・投資対象各国の取引所休業日に基づき委託者が指定する日
また、取引所における取引の停止、外国為替取引の停止、決済機能の停止その他や
むを得ない事情があるときは、委託者の判断により、取得申し込みの受付を中止する
ことおよび既に受け付けた取得申し込みの受付を取り消すことができます。ただし、
別に定める契約に基づく収益分配金の再投資にかかる追加信託金の申し込みに限って
これを受け付けるものとします。
2【換金(解約)手続等】
一部解約(解約請求によるご解約)
(イ)受益者は、「分配金受取コース」および「分配金再投資コース」の両コースとも、販
売会社が定める単位をもって一部解約の実行を請求することができます。
なお、受付は原則として営業日の午後3時までとし、当該受付時間を過ぎた場合の
申込受付日は翌営業日となります。ただし、受付時間は販売会社によって異なる場合
があります。
また、投資信託財産の資金管理を円滑に行うため、大口の解約請求に制限を設ける
場合があります。
(ロ)受益者が一部解約の実行の請求をするときは、販売会社に対し、振替受益権をもって
行うものとします。
(ハ)委託者は、一部解約の実行の請求を受け付けた場合には、この投資信託契約の一部を
解約します。また、社振法の規定にしたがい振替機関等の口座において当該口数の減
少の記載または記録が行われます。
(ニ)一部解約の価額は、一部解約の実行の請求受付日の翌営業日の基準価額から当該基準
価額に0.3%の率を乗じて得た額を信託財産留保額として控除した価額とします。
一部解約に関して課税対象者にかかる所得税および地方税(法人の受益者の場合は
-33-
所得税のみ)に相当する金額が控除されます。
なお、一部解約の価額は、毎営業日に算出されますので、販売会社または下記にお
問い合わせください。
新光投信株式会社 ヘルプデスク
フリーダイヤル 0120-104-694
(受付時間は営業日の午前9時∼午後5時です。)
※基準価額につきましては、新光投信株式会社のインターネットホームページ
(http://www.shinkotoushin.co.jp/)または、原則として計算日の翌日付の日本経
済新聞朝刊に掲載されます。また、お問い合わせいただけます基準価額および一
部解約の価額は、前日以前のものとなります。
(ホ)一部解約金は、受益者の請求を受け付けた日から起算して、原則として、6営業日目
から販売会社において受益者に支払われます。ただし、投資を行った投資信託証券の
換金停止、取引所における取引の停止、外国為替取引の停止、決済機能の停止その他
やむを得ない事情があるときは、委託者の判断により、一部解約金の支払いを延期す
る場合があります。
(へ)受益者は、以下のいずれかに該当する日には、上記(イ)による一部解約の実行の請
求を受け付けないものとします。
・毎週金曜日
・ニューヨーク証券取引所の休業日
・投資対象各国の取引所休業日に基づき委託者が指定する日
(ト)委託者は、投資を行った投資信託証券の換金停止、取引所における取引の停止、外国
為替取引の停止、決済機能の停止その他やむを得ない事情があるときは、一部解約の
実行の請求の受付を中止することおよびすでに受け付けた一部解約の実行の請求の受
付を取り消すことができます。
(チ)上記(ト)により一部解約の実行の請求の受付が中止された場合には、受益者は当該
受付中止以前に行った一部解約の実行の請求を撤回できます。ただし、受益者がその
一部解約の実行の請求を撤回しない場合には、一部解約の価額は、当該受付中止を解
除した後の最初の基準価額の計算日(この日が一部解約の実行の請求を受け付けない
日であるときは、この計算日以降の最初の一部解約の実行の請求を受け付けることが
できる日とします。)に一部解約の実行の請求を受け付けたものとして、上記(ニ)の
規定に準じて計算された価額とします。
-34-
3【資産管理等の概要】
(1)【資産の評価】
基準価額とは、投資信託財産に属する資産(受入担保金代用有価証券および借入有価
証券を除きます。)を法令および一般社団法人投資信託協会規則にしたがって時価評価
して得た投資信託財産の資産総額から負債総額を控除した金額(以下「純資産総額」と
いいます。
)を、計算日における受益権口数で除した金額をいいます。
基準価額は、毎営業日に算出されますので、販売会社または下記にお問い合わせくだ
さい。
新光投信株式会社 ヘルプデスク
フリーダイヤル 0120-104-694
(受付時間は営業日の午前9時∼午後5時です。)
インターネットホームページ
http://www.shinkotoushin.co.jp/
※基準価額は、原則として計算日の翌日付の日本経済新聞朝刊に掲載されます。ま
た、お問い合わせいただけます基準価額は、前日以前のものとなります。
当ファンドの主な投資対象の評価方法は以下のとおりです。
投資対象
評価方法
原則として基準価額計算時に知りうる直近の日の基準価額
外国籍投資信託証券
で評価
内国証券投資信託
原則として基準価額計算日の基準価額で評価
(親投資信託)
原則として基準価額計算日の対顧客電信売買相場の仲値で
外貨建資産
円換算により評価
原則として基準価額計算日の対顧客先物売買相場の仲値で
為替予約取引
評価
(2)【保管】
該当事項はありません。
(3)【信託期間】
当ファンドの信託期間は、投資信託契約締結日から平成30年4月25日までです。
委託者は、信託期間満了前に、信託期間の延長が受益者に有利であると認めたときは、
受託者と協議のうえ、信託期間を延長することができます。
(4)【計算期間】
当ファンドの計算期間は、原則として毎年4月26日から翌年4月25日までとします。
上記にかかわらず、上記の原則により各計算期間終了日に該当する日(以下「該当
日」といいます。)が休業日のとき、各計算期間終了日は該当日以降の営業日で該当日
に最も近い日とし、その翌日より次の計算期間が開始されるものとします。ただし、最
終計算期間の終了日は、約款に定める信託期間の終了日とします。
(5)【その他】
a.信託の終了(投資信託契約の解約)
(イ)委託者は、投資信託契約の一部を解約することにより、受益権の総口数が30億口を
下回ることとなった場合、またはこの投資信託契約を解約することが受益者のため有
利であると認めるとき、もしくはやむを得ない事情が発生したときは、受託者と合意
のうえ、この投資信託契約を解約し、信託を終了させることができます。この場合に
-35-
おいて、委託者は、あらかじめ、解約しようとする旨を監督官庁に届け出ます。
(ロ)委託者は、信託終了前に、所定の運用の基本方針に基づき、投資を行ったFMENA
ファンドが償還、または次に掲げる事項の変更により商品の同一性が失われた場合は、
委託者は受託者と合意のうえ、この投資信託契約を解約し、信託を終了させます。こ
の場合において、委託者は、あらかじめ解約しようとする旨を監督官庁に届け出ます。
1.FMENAファンドの主要投資対象が変更となる場合
2.FMENAファンドの取得の条件または換金の条件について、投資者に著しく不利
となる変更がある場合
(ハ)委託者は、上記(イ)の事項について、下記「c.書面決議の手続き」の規定にし
たがいます。
(ニ)委託者は、監督官庁よりこの投資信託契約の解約の命令を受けたときは、その命令
にしたがい、投資信託契約を解約し信託を終了させます。
(ホ)委託者が監督官庁より登録の取り消しを受けたとき、解散したときまたは業務を廃
止したときは、委託者は、この投資信託契約を解約し、信託を終了させます。
上記の規定にかかわらず、監督官庁がこの投資信託契約に関する委託者の業務を他
の委託者に引き継ぐことを命じたときは、この信託は、下記「c.書面決議の手続
き」の規定における書面決議が否決となる場合を除き、当該委託者と受託者との間に
おいて存続します。
(ヘ)受託者は、委託者の承諾を受けてその任務を辞任することができます。受託者がそ
の任務に違反して投資信託財産に著しい損害を与えたことその他重要な事由があると
きは、委託者または受益者は、裁判所に受託者の解任を申し立てることができます。
受託者が辞任した場合、または裁判所が受託者を解任した場合、委託者は、下記「b.
投資信託約款の変更等」の規定にしたがい、新受託者を選任します。なお、受益者は、
上記によって行う場合を除き、受託者を解任することはできないものとします。
委託者が新受託者を選任できないときは、委託者はこの投資信託契約を解約し、信
託を終了させます。
b.投資信託約款の変更等
(イ)委託者は、受益者の利益のため必要と認めるときまたはやむを得ない事情が発生し
たときは、受託者と合意のうえ、この投資信託約款を変更することまたはこの信託と
他の信託との併合(投資信託及び投資法人に関する法律第16条第2号に規定する
「委託者指図型投資信託の併合」をいいます。以下同じ。)を行うことができるもの
とし、あらかじめ、変更または併合しようとする旨およびその内容を監督官庁に届け
出ます。
(ロ)委託者は、上記(イ)の事項(投資信託約款の変更事項にあっては、その内容が重
大なものに該当する場合に限ります。以下、併合と合わせて「重大な約款の変更等」
といいます。
)について、下記「c.書面決議の手続き」の規定にしたがいます。
(ハ)委託者は、監督官庁の命令に基づいてこの投資信託約款を変更しようとするときは、
上記(イ)および(ロ)の規定にしたがいます。
※この投資信託約款は上記に定める以外の方法によって変更することができないもの
とします。
c.書面決議の手続き
(イ)委託者は、上記「a.信託の終了(投資信託契約の解約)」
(イ)について、または
-36-
「b.投資信託約款の変更等」(イ)の事項のうち重大な約款の変更等について、書
面による決議(以下「書面決議」といいます。)を行います。この場合において、あ
らかじめ、書面決議の日ならびに投資信託契約の解約の理由または重大な約款の変更
等の内容およびその理由などの事項を定め、当該決議の日の2週間前までに、当ファ
ンドにかかる知れている受益者に対し、書面をもってこれらの事項を記載した書面決
議の通知を発します。
(ロ)上記(イ)の書面決議において、受益者(委託者およびこの信託の投資信託財産に
この信託の受益権が属するときの当該受益権にかかる受益者としての受託者を除きま
す。以下本項において同じ。)は受益権の口数に応じて、議決権を有し、これを行使
することができます。なお、知れている受益者が議決権を行使しないときは、当該知
れている受益者は書面決議について賛成するものとみなします。
(ハ)上記(イ)の書面決議は議決権を行使することができる受益者の半数以上であって、
当該受益者の議決権の3分の2以上に当たる多数をもって行います。
(ニ)重大な約款の変更等における書面決議の効力は、当ファンドのすべての受益者に対
してその効力を生じます。
(ホ)上記(イ)から(ニ)までの規定は、委託者が投資信託契約の解約または重大な約
款の変更等について提案をした場合において、当該提案につき、当ファンドにかかる
すべての受益者が書面または電磁的記録により同意の意思表示をしたときおよび上記
「a.信託の終了(投資信託契約の解約)」(ロ)の規定に基づいてこの投資信託契約
を解約する場合には適用しません。また、投資信託財産の状態に照らし、真にやむを
得ない事情が生じている場合であって、上記(イ)から(ハ)までに規定する当ファ
ンドの解約の手続きを行うことが困難な場合には適用しません。
(ヘ)上記(イ)から(ホ)の規定にかかわらず、当ファンドにおいて併合の書面決議が
可決された場合にあっても、当該併合にかかる一または複数の他の投資信託において
当該併合の書面決議が否決された場合は、当該他の投資信託との併合を行うことはで
きません。
d.反対者の買取請求権
投資信託契約の解約(上記「a.信託の終了(投資信託契約の解約)」(ロ)の場合を
除きます。)または上記「b.投資信託約款の変更等」における重大な約款の変更等を
行う場合において、書面決議において当該解約または重大な約款の変更等に反対した受
益者は、受託者に対し、自己に帰属する受益権を、投資信託財産をもって買い取るべき
旨を請求することができます。
上記の買取請求の内容および買取請求の手続きに関する事項は、上記「c.書面決議
の手続き」で規定する書面に記載します。
e.運用報告書
当ファンドについて、委託者は各計算期間の終了時および償還時に、期中の運用経過
のほか、投資信託財産の内容、有価証券売買状況などを記載した運用報告書を作成しま
す。
運用報告書は、あらかじめ受益者が申し出た住所に販売会社から届けられます。また、
販売会社で、受け取ることができます。
f.公告
委託者が受益者に対してする公告は、日本経済新聞に掲載します。
-37-
g.委託者の事業の譲渡および承継に伴う取り扱い
委託者は、事業の全部または一部を譲渡することがあり、これに伴い、この投資信託
契約に関する事業を譲渡することがあります。
委託者は、分割により事業の全部または一部を承継させることがあり、これに伴い、
この投資信託契約に関する事業を承継させることがあります。
h.信託事務処理の再信託
(イ)受託者は、当ファンドにかかる信託事務の処理の一部について日本トラスティ・サ
ービス信託銀行株式会社と再信託契約を締結し、これを委託することがあります。そ
の場合には、再信託にかかる契約書類に基づいて所定の事務を行います。
(ロ)上記(イ)における日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社に対する業務の委
託については、受益者の保護に支障を生じることがない場合に行うものとします。
i.信託業務の委託等
(イ)受託者は、委託者と協議のうえ、信託業務の一部について、信託業法第22条第1
項に定める信託業務の委託をするときは、以下に掲げる基準のすべてに適合するもの
(受託者の利害関係人を含みます。
)を委託先として選定します。
1.委託先の信用力に照らし、継続的に委託業務の遂行に懸念がないこと
2.委託先の委託業務にかかる実績等に照らし、委託業務を確実に処理する能力があ
ると認められること
3.委託される投資信託財産に属する財産と自己の固有財産その他の財産とを区分す
る等の管理を行う体制が整備されていること
4.内部管理に関する業務を適正に遂行するための体制が整備されていること
(ロ)受託者は、上記(イ)に定める委託先の選定にあたっては、当該委託先が上記
(イ)各号に掲げる基準に適合していることを確認するものとします。
(ハ)上記(イ)および(ロ)にかかわらず、受託者は、次の各号に掲げる業務を、受託
者および委託者が適当と認める者(受託者の利害関係人を含みます。)に委託するこ
とができるものとします。
1.投資信託財産の保存にかかる業務
2.投資信託財産の性質を変えない範囲内において、その利用または改良を目的とす
る業務
3.委託者のみの指図により投資信託財産の処分およびその他の信託の目的の達成の
ために必要な行為にかかる業務
4.受託者が行う業務の遂行にとって補助的な機能を有する行為
j.他の受益者の氏名等の開示の請求の制限
受益者は、委託者または受託者に対し、次に掲げる事項の開示の請求を行うことはで
きません。
1.他の受益者の氏名または名称および住所
2.他の受益者が有する受益権の内容
k.関係法人との契約の更改
委託者と販売会社との間において締結している「証券投資信託に関する基本契約」の
有効期間は契約の締結日から1年ですが、期間満了前に委託者、販売会社いずれからも
別段の意思表示のないときは自動的に1年間更新されるものとし、その後も同様としま
す。
-38-
また、委託者と投資顧問会社との間において締結している「投資顧問契約」の有効期
間は契約の締結日から投資信託約款に基づくファンドの信託終了日までとし、途中での
更新は行いません。なお、委託者、投資顧問会社は、法律による解除権の行使以外に、
相手方に対する事前の書面による解約申し入れによりこの契約を解約できるものとしま
す。
4【受益者の権利等】
a.収益分配金請求権
収益分配金は、毎計算期間終了日後1ヵ月以内の委託者の指定する日(原則として決
算日から起算して5営業日まで)に受益者に支払います。
受益者が、収益分配金について、支払開始日から5年間その支払いを請求しないとき
は、その権利を失い、受託者から交付を受けた金銭は、委託者に帰属します。
上記にかかわらず、「分配金再投資コース」の受益者の収益分配金は、原則として毎
計算期間終了日の翌営業日に再投資されます。
b.一部解約請求権
受益者は、販売会社ごとに定める単位で、一部解約の実行を請求することができます。
一部解約金は、受益者の請求を受け付けた日から起算して、原則として、6営業日目
から受益者に支払います。ただし、投資を行った投資信託証券の換金停止、取引所にお
ける取引の停止、外国為替取引の停止、決済機能の停止その他やむを得ない事情がある
ときは、委託者の判断により、一部解約金の支払いを延期する場合があります。
c.償還金請求権
償還金は、信託終了日後1ヵ月以内の委託者の指定する日(原則として償還日から起
算して5営業日まで)に受益者に支払います。
受益者が、信託終了による償還金について、支払開始日から10年間その支払いを請求
しないときは、その権利を失い、受託者から交付を受けた金銭は、委託者に帰属します。
-39-
第3 【ファンドの経理状況】
(1) 当ファンドの財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵
省令第59号)並びに同規則第2条の2の規定により、「投資信託財産の計算に関する規則」(平成12年
総理府令第133号)(以下「投資信託財産計算規則」という。)に基づいて作成しております。
なお、財務諸表に記載している金額は、円単位で表示しております。
(2) 当ファンドは、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第5期計算期間(平成24年4月26
日から平成25年4月25日まで)の財務諸表について、新日本有限責任監査法人による監査を受けてお
ります。
-40-
独 立 監 査 人 の 監 査 報 告 書
平成25年5月28日
新 光 投 信
取締役会 御中
株
式
会
社
新 日 本 有 限 責 任 監 査 法 人
指定有限責任社員
業務執行社員
指定有限責任社員
業務執行社員
公認会計士
田
中
俊
之
公認会計士
伊
藤
志
保
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、
「ファンドの経理状況」に掲げられている中東・北アフリカ株式ファンドの平成24年4月26日
から平成25年4月25日までの計算期間の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益及び剰余金計
算書、注記表並びに附属明細表について監査を行った。
財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸
表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務
諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含
まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表に対する
意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基
準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に財務諸表に重要な虚偽表示がないかどう
かについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求
めている。
監査においては、財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施され
る。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表の重要な虚偽表示のリス
クの評価に基づいて選択及び適用される。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見
表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な
監査手続を立案するために、財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、
監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評
価も含め全体としての財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準
に準拠して、中東・北アフリカ株式ファンドの平成25年4月25日現在の信託財産の状態及び同
日をもって終了する計算期間の損益の状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと
認める。
利害関係
新光投信株式会社及びファンドと当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定
により記載すべき利害関係はない。
以
上
(※)1.上記は、当社が、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社
が別途保管しております。
2.財務諸表の範囲にはXBRLデータ自体は含まれていません。
-41-
1【財務諸表】
中東・北アフリカ株式ファンド 財務諸表
(1)【貸借対照表】
第4期
[平成24年 4月25日現在]
金
額(円)
資産の部
流動資産
預金
コール・ローン
投資証券
親投資信託受益証券
未収利息
流動資産合計
資産合計
負債の部
流動負債
未払解約金
未払受託者報酬
未払委託者報酬
その他未払費用
流動負債合計
負債合計
純資産の部
元本等
元本
剰余金
期末剰余金又は期末欠損金(△)
(分配準備積立金)
元本等合計
純資産合計
負債純資産合計
-42-
第5期
[平成25年 4月25日現在]
金
額(円)
45,601
41,623,225
1,686,140,880
40,995,784
67
1,768,805,557
1,768,805,557
75,665
37,217,050
1,664,055,796
16,014,511
50
1,717,363,072
1,717,363,072
4,858,990
366,719
9,259,635
71,097
14,556,441
14,556,441
2,453,692
322,324
8,138,515
73,994
10,988,525
10,988,525
4,826,647,789
3,606,082,418
△3,072,398,673
364,931
1,754,249,116
1,754,249,116
1,768,805,557
△1,899,707,871
424,156
1,706,374,547
1,706,374,547
1,717,363,072
(2)【損益及び剰余金計算書】
第4期
自 平成23年 4月26日
至 平成24年 4月25日
金
額(円)
営業収益
受取利息
有価証券売買等損益
為替差損益
営業収益合計
営業費用
受託者報酬
委託者報酬
その他費用
営業費用合計
営業利益
経常利益
当期純利益
一部解約に伴う当期純利益金額の分配額
期首剰余金又は期首欠損金(△)
剰余金増加額又は欠損金減少額
当期一部解約に伴う剰余金増加額又は欠損金減少額
剰余金減少額又は欠損金増加額
当期追加信託に伴う剰余金減少額又は欠損金増加額
分配金
期末剰余金又は期末欠損金(△)
-43-
第5期
自 平成24年 4月26日
至 平成25年 4月25日
金
額(円)
30,080
△17,570,576
△41,441,953
△58,982,449
16,682
118,495,077
292,997,680
411,509,439
814,190
20,558,294
618,929
21,991,413
△80,973,862
△80,973,862
△80,973,862
△69,406,009
△4,360,800,196
1,347,029,232
1,347,029,232
47,059,856
47,059,856
−
△3,072,398,673
640,331
16,167,998
636,114
17,444,443
394,064,996
394,064,996
394,064,996
△1,218,010
△3,072,398,673
788,568,511
788,568,511
11,160,715
11,160,715
−
△1,899,707,871
(3)【注記表】
(重要な会計方針に係る事項に関する注記)
区
第5期
自 平成24年 4月26日
至 平成25年 4月25日
分
1.有価証券の評価基準及び 投資証券及び親投資信託受益証券
評価方法
移動平均法に基づき、原則として時価で評価しております。
時価評価にあたっては、投資証券及び親投資信託受益証券の基準価額に基づいて評価し
ております。
2.デリバティブ等の評価基 為替予約取引
準及び評価方法
原則として計算日の対顧客先物売買相場の仲値で評価しております。
3.その他財務諸表作成のた 外貨建取引等の処理基準
めの基本となる重要な事 当ファンドの外貨建取引等の処理基準については、投資信託財産計算規則第60条及び第
61条によっております。
項
(追加情報)
第4期
自 平成23年 4月26日
至 平成24年 4月25日
当計算期間の期首以後に行われる会計上の変更及び誤謬
の訂正より、「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計
基準」(企業会計基準第24号 平成21年12月4日)及び「会
計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第24号 平成21年12月4日)を適用
しております。
第5期
自 平成24年 4月26日
至 平成25年 4月25日
――――――――――
(貸借対照表に関する注記)
第4期
第5期
[平成24年 4月25日現在]
[平成25年 4月25日現在]
1.計算期間末日における受益権の総数
1.計算期間末日における受益権の総数
4,826,647,789口
3,606,082,418口
2.投資信託財産計算規則第55条の6第1項第10号に規定す 2.投資信託財産計算規則第55条の6第1項第10号に規定す
る額
る額
元本の欠損
3,072,398,673円 元本の欠損
1,899,707,871円
3.計算期間末日における1単位当たりの純資産の額
3.計算期間末日における1単位当たりの純資産の額
1口当たり純資産額
0.3635円
1口当たり純資産額
0.4732円
(1万口当たり純資産額)
(3,635円) (1万口当たり純資産額)
(4,732円)
-44-
(損益及び剰余金計算書に関する注記)
区
分配金の計算過程
分
第5期
第4期
自 平成24年 4月26日
自 平成23年 4月26日
至 平成25年 4月25日
至 平成24年 4月25日
計算期間末における費用控除後の配当 計算期間末における費用控除後の配当
等収益(0円)、費用控除後、繰越欠損金 等収益(32,687円)、費用控除後、繰越
補填後の有価証券売買等損益(0円)、信 欠損金補填後の有価証券売買等損益(0
託約款に定める収益調整金(134,154円) 円)、信託約款に定める収益調整金
及び分配準備積立金(364,931円)より分 (101,910円)及び分配準備積立金
配対象収益は499,085円(1万口当たり (391,469円)より分配対象収益は
1.02円)でありますが、分配を行ってお 526,066円(1万口当たり1.45円)であり
ますが、分配を行っておりません。
りません。
-45-
(金融商品に関する注記)
Ⅰ金融商品の状況に関する事項
区
分
1.金融商品
に対する
取組方針
2.金融商品
の内容及
びリスク
3.金融商品
に係るリ
スクの管
理体制
4.金融商品
の時価等
に関する
事項につ
いての補
足説明
第4期
自 平成23年 4月26日
至 平成24年 4月25日
当ファンドは、投資信託及び投資法人に関する法律
第2条第4項に定める証券投資信託であり、信託約款に
従い、有価証券等の金融商品に対して投資として運用
することを目的としております。
また、当ファンドは、為替変動リスクを回避するた
め、デリバティブ取引を行っております。
当ファンドの投資している金融商品は、有価証券、
デリバティブ取引、コール・ローン等の金銭債権及び
金銭債務であります。
当ファンドが投資している有価証券は、投資証券、
親投資信託受益証券であり、株価変動リスク、価格変
動リスク、金利変動リスク、為替変動リスク等の市場
リスク、信用リスク及び流動性リスクを有しておりま
す。
また、当ファンドが利用しているデリバティブ取引
は、為替予約取引であります。為替予約取引には為替
相場の変動によるリスクを有しております。
コンプライアンス部門、運用企画部門において、投
資対象の各種リスクのモニタリング、管理等を行い、
運用部門への指示、牽制を行っております。
また、社内の委員会において、各種リスクの評価、
モニタリング結果の報告を行い、必要に応じ運用部門
へ改善指示を行います。
①市場リスク
市場の変動率とファンドの基準価額の変動率を継
続的に相対比較することやベンチマーク等と比較す
ること等により分析しております。
②信用リスク
組入銘柄の格付やその他発行体情報等を継続的に
収集し分析しております。
③流動性リスク
市場流動性の状況を把握し、組入銘柄の一定期間に
おける出来高や組入比率等を継続的に測定すること
等により分析しております。
市場価額がない、又は市場価格を時価と見なせない
場合には、経営者により合理的に算定された価額で評
価する場合があります。
また、デリバティブ取引に関する契約額等は、あく
までもデリバティブ取引における名目的な契約額又
は計算上の想定元本であり、当該金額自体がデリバテ
ィブ取引のリスクの大きさを示すものではありませ
ん。
-46-
第5期
自 平成24年 4月26日
至 平成25年 4月25日
同左
同左
同左
同左
Ⅱ金融商品の時価等に関する事項
第4期
第5期
[平成24年 4月25日現在]
[平成25年 4月25日現在]
1.貸借対照表計上額、時価及び差額
1.貸借対照表計上額、時価及び差額
同左
貸借対照表上の金融商品は、原則としてすべて時価評
価されているため、貸借対照表計上額と時価との差額は
ありません。
2.時価の算定方法
2.時価の算定方法
投資証券及び親投資信託受益証券
投資証券及び親投資信託受益証券
同左
「(重要な会計方針に係る事項に関する注記)
」に記載
しております。
コール・ローン等の金銭債権及び金銭債務
コール・ローン等の金銭債権及び金銭債務
同左
これらの科目は短期間で決済されるため、帳簿価額は
時価に近似していることから、当該帳簿価額を時価とし
ております。
(関連当事者との取引に関する注記)
第5期
自 平成24年 4月26日
至 平成25年 4月25日
同左
第4期
自 平成23年 4月26日
至 平成24年 4月25日
該当事項はありません。
(その他の注記)
1 元本の移動
区
第4期
[平成24年 4月25日現在]
6,879,019,074円
71,796,189円
2,124,167,474円
分
期首元本額
期中追加設定元本額
期中一部解約元本額
第5期
[平成25年 4月25日現在]
4,826,647,789円
18,045,925円
1,238,611,296円
2 有価証券関係
売買目的有価証券
種
類
第4期
[平成24年 4月25日現在]
当計算期間の損益に含まれた評価差額(円)
投資証券
親投資信託
受益証券
合
計
第5期
[平成25年 4月25日現在]
当計算期間の損益に含まれた評価差額(円)
17,706,139
125,855,787
44,688
14,269
17,750,827
125,870,056
3 デリバティブ取引等関係
取引の時価等に関する事項
種
類
第4期
[平成24年 4月25日現在]
該当事項はありません。
-47-
第5期
[平成25年 4月25日現在]
同左
(4)【附属明細表】
第1 有価証券明細表
(1)株式
該当事項はありません。
(2)株式以外の有価証券(投資証券)
通
貨
種
類
銘
柄
米ドル
投資証券
フランクリン・ミドルイースト・アン
ド・ノースアフリカ・ファンド
米
ド
ル
合
建
小
券面総額
評 価 額
備考
米ドル
338,000
計
338,000
計
−
16,714,100.00
米ドル
16,714,100.00
(1,664,055,796円)
円
1,664,055,796
(1,664,055,796)
(注)投資証券における券面総額欄の数値は、証券数を表示しております。
有価証券明細表注記
1.小計欄の( )内は、邦貨換算額であります。
2.合計金額欄の記載は、邦貨金額であります。( )内は、外貨建有価証券に係るもので、内書であります。
3.外貨建有価証券の内訳
組入投資証券
有価証券の合計額に対す
通
貨
銘
柄
数
時価比率
る比率
米
ド
ル
投資証券
1銘柄
97.5%
99.0%
(注1)組入投資証券時価比率は、純資産総額に対する各通貨毎の評価額小計の割合であります。
(注2)有価証券の合計額に対する比率は、邦貨建有価証券評価額及び外貨建有価証券の邦貨換算評価額の合計に対する
各通貨毎の評価額小計の割合であります。
(3)株式以外の有価証券(親投資信託受益証券)
種
類
銘
柄
親投資信託受益証券
国内マネー・マザーファンド
合
計
券面総額(口)
15,855,952
15,855,952
第2 信用取引契約残高明細表
該当事項はありません。
第3 デリバティブ取引及び為替予約取引の契約額等及び時価の状況表
「注記表(デリバティブ取引等関係)
」に記載しております。
-48-
評価額(円)
16,014,511
16,014,511
備考
(参考情報)
当ファンドは、「フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリカ・ファンド」投資証券及び「国内マネー・
マザーファンド」受益証券を主要投資対象としており、貸借対照表の資産の部に計上された「投資証券」は、すべて「フ
ランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリカ・ファンド」の投資証券であり、「親投資信託受益証券」は、
すべて「国内マネー・マザーファンド」の受益証券であります。
各ファンドの状況は次の通りであります。
なお、以下に記載した情報は監査の対象外であります。
「フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリカ・ファンド」の状況
「フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリカ・ファンド」は、ケイマン諸島で設立された米ドル建外
国投資法人であります。同ファンドの平成24年11月30日現在の財務書類は、国際財務報告基準に従い作成されており、
独立監査人の監査を受けております。
同ファンドの財政状態計算書、包括利益計算書、参加型投資証券の保有者に帰属する純資産変動計算書、キャッシュ・
フロー計算書及び財務書類に対する注記は、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ株式会社から入手した財
務書類の原文の一部を翻訳・抜粋したものであります。
-49-
(1)財政状態計算書
2012年11月30日現在
注記
資産
流動資産
純損益を通じて公正価値で測定する金
融資産
4
ブローカーに対する債権
その他の債権
10(d)
現金および現金同等物
5
資産合計
資本
投資証券資本
資本合計
負債
流動負債
参加型投資証券の保有者に対する債務
ブローカーに対する債務
未払費用
負債合計(参加型投資証券の保有者に帰
属する純資産を除く。
)
参加型投資証券の保有者に帰属する純
資産(市場買呼値)
市場買呼値から最終取引市場価格への
調整額
参加型投資証券の保有者に帰属する純
資産(最終取引市場価格)
2012年11月30日現在
(米ドル)
2011年11月30日現在
(米ドル)
15,688,377
20,267
37,469
945,977
16,692,090
19,791,264
280,484
43,993
1,084,773
21,200,514
100
100
100
100
−
394,246
59,925
320,160
−
62,405
454,171
382,565
9
16,237,819
20,817,849
9
108,242
114,181
9
16,346,061
20,932,030
7
8
添付の注記は、本財務書類の不可分の一部である。
-50-
(2)包括利益計算書
2012年11月30日終了年度
注記
収益
受取配当金
受取利息
純損益を通じて公正価値で測定する金
融資産に係る公正価値の純変動額
為替差損純額
純利益/(損失)
費用
運用報酬
管理事務代行会社報酬
保管銀行報酬
名義書換代行会社報酬
監査報酬
委託手数料
弁護士および専門家費用
その他の営業費用
費用払戻
営業費用合計
税引前利益/(損失)
源泉税
税引後利益/(損失)
市場買呼値から最終取引市場価格への
調整額
参加型投資証券の保有者に帰属する純
資産の営業活動による増加/(減少)
額
2012年11月30日終了年度
(米ドル)
2011年11月30日終了年度
(米ドル)
720,668
11
1,026,669
177
4
1,413,933
(33,174)
2,101,438
(3,470,578)
(35,019)
(2,478,751)
10
10
182,670
28,843
44,423
9,624
25,476
112,809
6,541
183
(37,469)
373,100
258,484
40,813
67,498
13,575
24,999
188,098
6,677
842
(43,993)
556,993
1,728,338
(31,107)
1,697,231
(3,035,744)
(57,438)
(3,093,182)
(5,939)
(71,519)
10
10
9
1,691,292
添付の注記は、本財務書類の不可分の一部である。
-51-
(3,164,701)
(3)参加型投資証券の保有者に帰属する純資産変動計算書
2012年11月30日終了年度
2012年11月30日終了年度
参加型投資
証券口数
参加型投資証券の保有者に帰属
する純資産期首残高(最終取引市
場価格)
参加型投資証券の償還
参加型投資証券の保有者に帰属
する純資産の営業による増加/
(減少)額
参加型投資証券の保有者に帰属
する純資産期末残高(最終取引市
場価格)
2011年11月30日終了年度
参加型投資
(米ドル)
516,000
(144,000)
20,932,030
(6,277,261)
証券口数
714,000
(198,000)
−
1,691,292
−
372,000
16,346,061
516,000
添付の注記は、本財務書類の不可分の一部である。
-52-
(米ドル)
32,724,921
(8,628,190)
(3,164,701)
20,932,030
(4)キャッシュ・フロー計算書
2012年11月30日終了年度
注記
2012年11月30日終了年度
(米ドル)
2011年11月30日終了年度
(米ドル)
営業活動によるキャッシュ・フロー
参加型投資証券の保有者に帰属する純資産の
営業による増加/(減少)額
調整項目:
市場買呼値から最終取引市場価格への調整
額
受取配当金
受取利息
未実現換算差益
源泉税
運転資本変動前営業キャッシュ・フロー
1,691,292
(3,164,701)
5,939
(720,668)
(11)
−
31,107
1,007,659
71,519
(1,026,669)
(177)
(243)
57,438
(4,062,833)
営業資産および負債の変動:
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
ブローカーに対する債権
その他の債権
ブローカーに対する債務
未払費用
営業活動により生成されたキャッシュ
4,102,887
260,217
6,524
394,246
(2,480)
5,769,053
12,487,883
68,235
14,924
(165,839)
(41,696)
8,300,674
配当金の受取額
利息の受取額
源泉税の支払額
営業活動による正味キャッシュ収入
720,668
11
(31,107)
6,458,625
1,026,669
177
(57,438)
9,270,082
財務活動によるキャッシュ・フロー
参加型投資証券の償還による支払
財務活動による正味キャッシュ支出
(6,597,421)
(6,597,421)
(8,308,030)
(8,308,030)
現金および現金同等物の純(減少)/増加額
現金および現金同等物期首残高
為替換算による現金および現金同等物への影
響額
現金および現金同等物期末残高
(138,796)
1,084,773
−
945,977
5
添付の注記は、本財務書類の不可分の一部である。
-53-
962,052
122,478
243
1,084,773
(5)財務書類に対する注記
2012年11月30日終了年度
本注記は、添付の財務書類と不可分の一部であり、財務書類と併せて読むのが望ましい。
1 一般的事項
フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリカ・ファンド・リミテッド(以下「当ファンド」という。
)は、
ケイマン諸島で設立され、籍を置いている。当ファンドの登記上の事務所の住所は、ケイマン諸島、P.O. Box 309, Ugland
House, Grand Cayman, KY1-1104である。当ファンドは、2008年3月12日に設立され、2008年4月14日に営業を開始した。
当ファンドは、投資証券の保有者のために、主として中東および北アフリカ(以下「MENA」という。
)地域の上場有価
証券に投資することで、長期的な資本の増価を達成することを目標としている。
当ファンドの投資活動は、カリフォルニア州サン・マテオに拠点を置く法人であるフランクリン・アドバイザーズ・
インク(以下「投資顧問会社」という。
)により管理されている。投資顧問会社は、フランクリン・テンプルトン・イン
ベストメンツ(エム・イー)リミテッド(以下「副投資顧問会社」という。
)を、投資顧問会社に対し副投資顧問業務を
提供するよう任命している。フランクリン・テンプルトン・サービス・エルエルシー(以下「管理事務代行会社」とい
う。
)およびテンプルトン・アセット・マネジメント・リミテッド(以下「名義書換代行会社」という。
)は、投資顧問
会社の関連会社であり、当ファンドに対してそれぞれ管理事務代行業務および名義書換代行業務を提供するよう任命さ
れている。
本財務書類は、2013年3月15日に取締役会によって公表を許可された。
2 重要な会計方針の要約
本財務書類の作成に際して適用された主要な会計方針は以下のとおりである。
これらの方針は、
別途記載がない限り、
表示されたすべての年度において首尾一貫して適用されている。
2.1 作成の基礎
当ファンドの財務書類は、国際財務報告基準(以下「IFRS」という。
)に準拠して作成されている。本財務書類は取得
原価主義に基づき作成されているが、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産および金融負債の再評価によって修
正される。
IFRSに準拠した財務書類の作成には、一定の重要な会計上の見積りの使用が要求されている。IFRSはまた、当ファン
ドの会計方針を適用する過程で取締役会に判断を行うことを要求している。
2011年12月1日発効の基準および既存の基準の修正
IFRS第7号(修正)「金融商品:開示」
。この修正は、2010年5月に公表されたIASBの年次改善プロジェクトの一環であ
った。当該修正は、金融商品に伴うリスクの性質および程度についての、定量的開示と定性的開示との相互関係を重視
している。この修正の採用は、当ファンドの財務書類に重要な影響を及ぼさなかった。
当ファンドに重要な影響を及ぼすと見込まれる、発効済の基準、解釈指針、および既存の基準の修正は、他にない。
-54-
「IFRSの改善」は、2010年5月に公表された。
「IFRSの改善」にはIFRSのいくつかの修正が含まれており、IASBは、こ
れらの修正は緊急性はないが必要性があると考えている。
「IFRSの改善」は、表示、認識、または測定の目的上、会計処
理の変更となる修正、ならびに、種々の個々の基準に関する用語または編集上の修正から成る。これらの修正の大半は、
2011年1月1日以後開始する年度から発効する。これらの修正による会計方針の重要な変更は、見込まれていない。
公表済であるが2011年12月1日開始会計年度において未発効でありかつ早期適用されていない、新基準、修正、および
解釈指針
IFRS 第9号「金融商品」は、2015 年1月1日以後開始する年度から発効し、企業がどのように金融資産および金融負
債(一部の混合契約を含む。)を分類および測定するべきかを規定している。当該基準は、IAS 第 39 号の規定に比べて、
金融資産の分類および測定のアプローチを改善し簡素化している。
金融負債の分類および測定に関する IAS 第 39 号の規
定の大半が、そのまま引き継がれた。当該基準は、金融資産の分類に首尾一貫したアプローチを適用し、IAS 第 39 号に
おける金融資産の多数の区分(各々の区分に固有の分類基準があった。)を置き換えている。当ファンドは金融資産およ
び金融負債(長期および短期の双方)を引き続き純損益を通じて公正価値で測定するものとして分類すると予想されるこ
とから、当該基準は、当ファンドの財政状態および業績に重要な影響を及ぼさないと見込まれている。
IFRS 第 13 号「公正価値測定」は、2013 年1月1日以後開始する年度から発効し、公正価値の明確な定義、ならびに、
IFRS 全体で使用するための公正価値測定および開示規定の単一の典拠を規定することで、整合性を改善し複雑性を低減
している。これらの規定は、公正価値会計の使用を拡大するものではないが、IFRS の他の規定が公正価値会計の使用を
すでに要求または認容している場合に、どのように適用すべきかについての指針を提供している。公正価値で測定する
資産または負債に買呼値および売呼値がある場合には、当該基準は、評価が呼値スプレッドの範囲内で公正価値を最も
よく表す価格に基づくことを要求し、仲値による価格付けの使用、または市場参加者が呼値スプレッドの範囲内で公正
価値測定の実務上の便法として用いているその他の価格付けの慣行の使用を認めている。この基準の採用時に、当ファ
ンドは、上場金融資産・負債の評価用のインプットを最終取引価格に変更し、当ファンドの目論見書に規定されている、
募集および償還のための投資証券1口当たり取引価値の算出に関するインプットと整合させる予定である。最終取引価
格の使用は、当業界において標準的な価格付けの便法であると認められている。取締役は、当ファンドの財務書類への
影響を現在評価中である。
当ファンドに重要な影響を及ぼすと見込まれる、未発効の基準、解釈指針、および既存の基準の修正は、他にない。
2.2 外貨換算
(a) 機能通貨および表示通貨
当ファンドの投資家は日本に所在しているが、参加型投資証券の募集および償還は米国ドル(以下「米ドル」という。
)
建である。当ファンドの主要な活動は、主に米ドルに連動する外貨で取引されているMENA地域の有価証券に投資するこ
とである。取締役会は、米ドルが基礎となる取引、事象および状況の経済的影響を最も忠実に表す通貨であると考えて
いる。本財務書類は、当ファンドの機能通貨および表示通貨である米ドルで表示されている。
-55-
(b) 取引および残高
外貨建取引は、取引日現在の実勢為替レートを用いて機能通貨に換算される。外貨建資産・負債は、報告日現在の実
勢為替レートを使用して米ドルに換算される。
換算から生じた為替差損益は、包括利益計算書に含められる。
現金および現金同等物に関連する為替差損益は、包括利益計算書の「為替差益/(差損)純額」に表示される。
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関連する為替差損益は、包括利益計算書の「純損益を通じて公正価値
で測定する金融資産に係る公正価値の純変動額」に表示される。
2.3 金融資産
2.3.1 分類
金融資産は、以下の区分、すなわち、純損益を通じて公正価値で測定するもの、ならびに貸付金および債権に分類さ
れる。当該分類は、金融資産の取得目的による。経営者は、当初認識時に金融資産の分類を決定する。
(a) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、売買目的金融資産である。これらの純損益を通じて公正価値で測定
する金融資産は、主に、短期間に売却もしくは買戻しを行う目的で取得されたもの、または、まとめて管理されかつ最
近における実際の短期的な利益獲得のパターンの証拠がある識別された金融投資ポートフォリオの一部であるものであ
る。
(b) 貸付金および債権
貸付金および債権は、支払額が固定または決定可能であり、活発な市場で値付けされない、デリバティブ以外の金融
資産である。それらは、期日が財政状態計算書日後12ヶ月超のものを除き、流動資産に含まれる。非流動資産に分類さ
れているものも存在する。当ファンドの貸付金および債権は、財政状態計算書における「現金および現金同等物」
、
「ブ
ローカーに対する債権」ならびに「その他の債権」で構成されている。
2.3.2 認識、認識の中止および測定
通常の投資の購入および売却は、当ファンドが投資を購入または売却することを確約した日である取引日に認識され
る。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、当初、公正価値で認識される。取引費用は、発生時に包括利益計
算書に費用計上される。
金融資産は、投資からのキャッシュ・フローを受け取る権利が消滅したか、または当ファンドが所有に係るリスクお
よび経済価値を実質的にすべて移転している場合に、認識の中止が行われる。
当初認識後、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産はすべて、公正価値で測定される。貸付金および債権は、
実効金利法を用いて償却原価で計上される。
「純損益を通じて公正価値で測定する金融資産」の公正価値の変動から生じ
た利益および損失は、発生した年度の包括利益計算書の「純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に係る公正価値
の純変動額」に表示される。
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産からの受取配当金は、
支払を受ける当ファンドの権利が確定した時点で、
包括利益計算書に認識される。
-56-
2.3.3 公正価値の見積り
活発な市場で取引される金融商品(トレーディング有価証券および参加証書等)の公正価値は、報告日現在の市場相
場価格に基づく。当ファンドが保有する金融資産に使用される市場相場価格は期末の買呼値である。
報告日の取引が終了した後に公正価値の重要な変動が発生した場合には、評価技法を適用して公正価値を算定する。
重要な事象とは、証券に関する最終市場価格、市場の終了または外国為替相場の終了より後であるが当ファンドの評価
時よりも前に発生する事象で、当該事象によって影響を受ける証券、商品、為替または有価証券の終値の信頼性に重要
な影響を及ぼすものであり、結果として終値を「容易に入手可能な」市場相場とみなすことができなくなる事象である。
また、当ファンドは、原資産となる上場株式の公正価値を参照して評価される参加証書も多数保有している。取締役
は、原資産となる上場株式の公正価値が、公正価値の最善の見積りおよび価格のチェックに用いられる参加証書の市場
相場価格を反映していると考えている。
2.4 金融商品の相殺
認識している金額を相殺する法的に強制可能な権利があり、かつ、純額で決済するかまたは資産の実現と負債の決済
を同時に実行する意図がある場合には、金融資産と金融負債とを相殺し、純額を財政状態計算書に報告する。
2.5 ブローカーに対する債権および債務
ブローカーに対する債権および債務の金額は、それぞれ契約済であるが報告日時点で決済も受渡もされていない売却
有価証券に関する債権および購入有価証券に関する債務を表している。
これらの金額は、当初、公正価値で認識され、事後に、実効金利法を用いて償却原価(ブローカーに対する債権金額
は減損引当金控除後)で測定される。これらは、性質上短期であり、その帳簿価額は公正価値に近似している。ブロー
カーに対する債権金額の減損引当金は、当ファンドが関連するブローカーから債権を全額回収できない客観的証拠があ
る場合に設定される。ブローカーの重大な財政的困難、ブローカーが破産または財政的再編成に陥る可能性および支払
の不履行は、ブローカーに対する債権金額が減損している兆候とみなされる。
2.6 現金および現金同等物
現金および現金同等物は、手元現金、銀行に保有する通知預金、当初の満期が3ヶ月以内の流動性の高いその他の短
期投資および当座借越を含む。
2.7 その他の債権
その他の債権は、当初、公正価値で計上され、事後に、実効金利法を用いて償却原価で計上される。これらは、性質
上短期であり、その帳簿価額は公正価値に近似している。
2.8 未払費用
未払費用は、当初、公正価値で認識され、事後に、実効金利法を用いて償却原価で表示される。これらは、性質上短
期であり、その帳簿価額は公正価値に近似している。
-57-
2.9 当ファンドの参加型投資証券
参加型投資証券は、当ファンドの総会または当ファンドの事業に影響を及ぼす事項に対する議決権を有していない。
年度末時点での参加型投資証券の保有者は、分配金および償還日における当ファンドの投資証券1口当たり純資産額に
基づく比例持分の支払を受け取る権利を有する。清算時には、参加型投資証券の保有者は、参加型投資証券の額面価額
の払戻順位が1番目であり、普通投資証券の払込済額面価額の払戻を条件としてその払戻後に、当ファンドの残余資産
が参加型投資証券の保有口数に応じて分配される。参加型投資証券は、最劣後クラスの投資証券ではない。当該投資証
券は、金融負債として分類される。
参加型投資証券は、保有者が投資証券の償還請求を行った場合に報告日現在支払われるべき償還金額で計上される。
募集および償還を目的として当ファンドの純資産額を算定するため、投資ポジションは、関連する取引日(trading day)
の営業終了時点の最終取引市場価格に基づき評価される。
しかし、
注記2.3に記載したとおり、
当ファンドの会計方針は、
IFRSへの準拠の目的上、投資ポジションを報告日現在の適切な市場買呼値で評価している。報告日現在の市場買呼値を
使用した当ファンドの純資産の調整は、本財務書類に表示されている。
2.10 普通投資証券
普通投資証券は、当ファンドの全議決権を有するが、当ファンドの利益または資産に参加せず、かつ、償還可能でな
い。当ファンドの清算時には、普通投資証券の保有者は、参加型投資証券の額面価額が支払われた後に普通投資証券の
額面価額を受け取る権利のみを有する。当該投資証券は、資本として分類される。
2.11 受取利息および受取配当金
受取利息は、実効金利法を用いて時間比例基準で包括利益計算書に認識される。受取配当金は、支払を受ける権利が
確定した時点で認識される。
2.12 取引費用
取引費用は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産または金融負債の取得のために発生した費用である。取引
費用には、代理業者、投資顧問業者、ブローカーおよびディーラーに支払われる報酬および手数料が含まれる。取引費
用は、発生時に費用として包括利益計算書に認識される。
2.13 参加型投資証券の保有者に対する未払分配金
参加型投資証券の保有者に対して提示された分配金は、取締役会によって適切に承認された時点で包括利益計算書に
認識される。参加型投資証券に係る分配金は、金融費用として包括利益計算書に認識される。
2.14 参加型投資証券の保有者に帰属する純資産の営業活動による増加/減少
分配されない収益は、参加型投資証券の保有者に帰属する純資産に含まれる。参加型投資証券の保有者に帰属する純
資産の変動は、金融費用として包括利益計算書に認識される。
-58-
2.15 税金
当ファンドはケイマン諸島に籍を置いている。ケイマン諸島の現行法の下では、当ファンドは、収益、不動産、法人、
キャピタル・ゲインまたはその他に係る税金について支払義務はない。
当ファンドは、投資収益およびキャピタル・ゲインに対して一部の国が課す源泉税を負担する可能性がある。それら
の収益または利益は、包括利益計算書に源泉税込みの総額で計上される。源泉税は、包括利益計算書において個別項目
として表示される。
2.16 費用
費用は、発生主義で会計処理が行われる。
3 金融リスク管理
当ファンドは投資取引に従事しており、その活動により様々な金融リスク、すなわち市場リスク(市場価格リスク、
外国為替リスクおよび金利リスクを含む。
)
、信用リスクおよび取引相手方リスク、ならびに流動性リスクにさらされて
いる。
また、当ファンドは、カストディ・リスク等のオペレーショナル・リスクにさらされている。カストディ・リスクと
は、証券保管機関の支払不能または過失によって生じる、保護預り有価証券の損失リスクである。証券保管機関が倒産
した場合には、保護預り有価証券の価値の損失のリスクを取り除く適切な法的枠組みは整っているが、当ファンドの有
価証券譲渡能力は一時的に低下する可能性がある。
すべての有価証券投資は、資本の損失リスクを示している。買い持ちの資本性証券に係る資本の最大損失は、それら
の持ち高の公正価値に限定されている。
当ファンドの金融リスク管理方針の実施に関する全責任は投資顧問会社にあるが、投資顧問会社は特に金融市場が予
測不可能であることに焦点を当て、当ファンドの財務業績に対する潜在的な悪影響を最小限にするよう努めている。報
告日現在のこれらのリスク・エクスポージャーおよび採用されているリスク管理方針についての情報は、
注記3.1から3.4
に開示されている。
3.1 市場リスク
(a) 市場価格リスク
市場価格リスクは、経済環境、消費動向および投資家の期待等の変化といった、投資の価値に重要な影響を及ぼす可
能性のある要因を含んでいる。当ファンドの投資は、実質的に市場価格の変動に左右される。当ファンドの投資は、フ
ァンダメンタルズおよび評価額の変動について判断するために投資顧問会社によって定期的に監視される。投資顧問会
社は、投資の選定にあたり合理的な努力を行っているが、投資顧問会社の合理的な統制を超える事象は、基礎となる投
資の価格ひいては当ファンドの資産価額に影響を及ぼすこともありうる。
MSCIアラビア市場指数(サウジアラビア10%キャップ)
(以下「当指数」という。
)は、当ファンドのベンチマークと
して定められており、ガイダンスおよび運用成績の比較目的のみに使用されている。投資顧問会社は、資産運用委託に
関して定められた制限に従い有価証券を厳選することによって株式の選択を行っており、市場指数を参照して市場リス
クの管理を行っていない。しかし、市場指数は通常、当ファンドが投資する市場を表すものであるため、当ファンドの
純資産額の変動と当指数の変動には相関関係がある。
当ファンドは、当ファンドがさらされている種々のタイプのリスクを測定および管理するために、様々な方法を用い
ている。これらの方法を以下に説明する。
バリュー・アット・リスク(以下「VaR」という。
)
-59-
市場リスク・エクスポージャーを監視するために用いられている主要な手段の1つがVaRである。VaRは、異なる市場
と相場(例えば金利と外国為替レート)の相関関係を考慮に入れて、過去の価格の傾向およびボラティリティの統計的
分析に基づきポートフォリオの損失の可能性を見積る。当ファンドは、信頼水準99%、保有期間3ヶ月により、当ファ
ンドのポートフォリオ、現金および未決済の売買持ち高を考慮に入れて、市場買呼値による純資産額(NAV)に対する比率
としてVaRを追跡している。使用されるVaRモデルは、過去1年間の時系列である。
投資顧問会社は、VaRがリスクに対する有益な指針であるものの、限界があることを認識している。将来の事象の見積
りの代用として過去のデータを使用することで、すべての潜在的な事象が、特に将来における極端な事象が網羅されな
いことがある。さらに、保有期間3ヶ月の使用は、すべての持ち高を3ヶ月以内に清算することが可能であるとの仮定
に立っている。これは、流動性の大幅な不足時に生じる市場リスクを十分に反映していない場合があり、保有期間3ヶ
月は、持ち高を完全に清算するのに不十分であることがある。
VaRを使用して、信頼水準99%、保有期間3ヶ月により算定された当ファンドの市場リスクは、以下のとおりである。
2012年11月30日現在
9.438%
1,532,525米ドル
VaR(%)
VaR(総額)
2011年11月30日現在
14.749%
3,070,425米ドル
市場価格リスクにさらされている株式の公正価値は、以下のとおりである。
公正価値
2012年11月30日現在
2011年11月30日現在
(米ドル)
(米ドル)
15,688,377
19,791,264
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
年度末時点で、当ファンドの全体的な市場エクスポージャーは、以下の通りであった。
投資
上場株式
バーレーン
エジプト
クウェート
モロッコ
オマーン
カタール
アラブ首長国連邦
上場株式合計
参加証書
サウジアラビア
投資合計
2012年度
公正価値
純資産額
(市場買呼値)
(米ドル)
比率(%)
2011年度
公正価値
純資産額
(市場買呼値)
(米ドル)
比率(%)
−
2,041,398
2,259,146
247,672
779,988
2,576,163
1,892,869
9,797,236
−
12.57
13.91
1.53
4.80
15.87
11.66
60.34
241,096
1,926,564
3,394,118
588,855
558,552
3,984,067
2,535,082
13,228,334
1.16
9.25
16.30
2.83
2.68
19.14
12.18
63.54
5,891,141
15,688,377
36.28
96.62
6,562,930
19,791,264
31.53
95.07
2012年および2011年11月30日現在、市場価値が当ファンドの純資産額の10%を超える個別投資はない。
-60-
(b) 外国為替リスク
当ファンドは、国際的に営業を行い、機能通貨である米ドル以外の通貨建の貨幣性および非貨幣性資産の双方を保有
している。外国為替リスクとは、IFRS第7号に定義されているとおり、外国為替レートの変動によりその他の通貨建の
将来の取引、認識された貨幣性資産および貨幣性負債の価値が変動することにより生じる。IFRS第7号は、非貨幣性資
産および負債に関連する外国為替エクスポージャーを市場価格リスクの構成要素とみなしている。
投資顧問会社は、外国為替レートの将来の動向および当ファンドに対するその潜在的な影響に関する見解を策定した
ときは、ポートフォリオの配分決定においてそれらを考慮に入れている。
英ポンド建、エジプト・ポンド建、クウェート・ディナール建、チュニジア・ディナール建およびモロッコ・ディル
ハム建の貨幣性資産合計103,231米ドル(2011年11月30日現在:564,473米ドル)を除き、当ファンドの貨幣性資産およ
び負債は、米ドル建または米ドルに連動している通貨建であるため、重要な為替レートの変動にさらされていない。報
告日現在の外国為替リスクのエクスポージャーに関する情報は、注記3.1(a)のVaRの項に開示されている。
(c) 金利リスク
当ファンドは、現金および現金同等物以外、利付有価証券は保有していない。しかし、現金および現金同等物は性質
上短期であり、金利リスクに対するエクスポージャーは最小であると考えられる。
3.2 信用リスクおよび取引相手方リスク
これは、発行体または取引相手方が当ファンドと締結したコミットメントまたは債務を支払うことができなくなるか
または支払おうとしないリスクに関係するものである。当ファンドは、銀行およびブローカーに保有する残高に係る信
用リスクにさらされている。報告日までに発生している損失がある場合は、減損引当金が設定される。
上場有価証券取引はすべて、承認されたブローカーを使って証券の引渡しと資金の決済を同時に行う方式で決済され
る。当ファンドの保管受託銀行が支払を受領した場合にのみ売却有価証券の受渡しを行うことから、債務不履行のリス
クは最小であると考えられる。購入時の支払は、当ファンドの保管受託銀行が有価証券を受領した場合に行う。当事者
の一方が債務を履行できなくなった場合、売買はフェイル(fail)することとなる。
当ファンドは、公表された直近の純資産額の15%を超えて単一の有価証券に投資しないことによって有価証券の信用
損失に対するエクスポージャーを制限している。当ファンドは、投資顧問会社の内部における取引相手方の信用度のレ
ビュー手続に従って認められた取引相手方として承認されたブローカーのみを通じて有価証券を売買する。投資、ブロ
ーカーに対する債権金額、現金および短期預金はすべて、ムーディーズの信用格付がAa3(2011年11月30日現在:Aa3)
かそれ以上の相手方によって保管されている。
当ファンドは参加証書に投資しており、そのことで当ファンドがサウジアラビア市場に参入することが可能となる。
当ファンドは、参加証書の発行体の信用リスクにさらされている。当ファンドは、ムーディーズの信用格付がBaa1(2011
年11月30日現在:Aa3)かそれ以上の発行体の参加証書を取引することにより、信用リスクに対するエクスポージャーを
限定している。
当ファンドの金融資産は、期日が経過しておらず、減損もしていない。報告日現在の信用リスクに対する最大エクス
ポージャーは、当該金融資産の帳簿価額である。
-61-
3.3 流動性リスク
当ファンドは日々、現金による投資証券の償還を行っている。そのため、当ファンドは、活発な市場で取引されかつ
容易に処分可能な有価証券に投資している。投資顧問会社は日次で当ファンドの流動性ポジションを監視している。
参加型投資証券は保有者の選択により償還可能である。しかしながら、当ファンドは、投資証券の償還口数を発行済
投資証券総額の10%までに制限する権利を保持している。2012年および2011年11月30日現在、当ファンドの参加型投資
証券はすべて、単一の投資家によって保有されていた。
下表は、当ファンドの金融負債を、報告日現在における契約上の支払期日までの残存期間に基づき関連する支払期日
ごとに分類して分析したものである。表中の金額は、契約上の割引前キャッシュ・フローである。12ヶ月以内の支払期
日の残高は、割引の影響が重要でないため、帳簿残高と等しい。
7日−
1ヶ月未満
(米ドル)
7日未満
2012年11月30日現在
資産
純損益を通じて公正価値で測定する
金融資産
ブローカーに対する債権
その他の債権
現金および現金同等物
資産合計
(米ドル)
1−12ヶ月
合計
(米ドル)
(米ドル)
15,688,377
−
−
15,688,377
20,267
−
−
20,267
−
−
37,469
37,469
945,977
−
−
945,977
16,654,621
−
37,469
16,692,090
394,246
−
−
394,246
−
−
59,925
59,925
16,346,061
−
−
16,346,061
16,740,307
−
59,925
16,800,232
19,791,264
−
−
19,791,264
280,484
−
−
280,484
負債
ブローカーに対する債務
未払費用
参加型投資証券の保有者に帰属する
純資産(最終取引市場価格)
負債合計
2011年11月30日現在
資産
純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産
ブローカーに対する債権
その他の債権
現金および現金同等物
資産合計
負債
参加型投資証券の保有者に
対する債務
未払費用
参加型投資証券の保有者に帰属する
純資産(最終取引市場価格)
負債合計
−
−
43,993
43,993
1,084,773
−
−
1,084,773
21,156,521
−
43,993
21,200,514
320,160
−
−
320,160
−
−
62,405
62,405
20,932,030
−
−
20,932,030
21,252,190
−
62,405
21,314,595
-62-
3.4 資本リスク管理
当ファンドの資本は、参加型投資証券の保有者に帰属する純資産である。参加型投資証券の保有者に帰属する純資産
の金額は、当ファンドが投資証券の保有者の判断による購入申込および償還請求を日々受けるため、日次ベースで著し
く変動する可能性がある。当ファンドの資本管理の目的は、投資証券の保有者にリターンおよびその他の証券の保有者
に便益を供与するために、継続企業として存続する当ファンドの能力を保全すること、ならびに、当ファンドの投資活
動の進展を支えるために、強固な資本基盤を維持することである。
資本構成を維持または調整するために、当ファンドは以下を実施する方針である。
・過剰売買に関しては、日々の購入申込および償還請求の水準を監視する。
・当ファンドの規約文書に従って、投資証券を償還する。これには、投資証券の償還口数を発行済投資証券の合計価
額の10%までに制限する能力、および、かかる償還の一部またはすべてを10営業日以下の期間、延期する能力が含
まれる。
投資顧問会社は、参加型投資証券の保有者に帰属する純資産の価値に基づき、資本を監視している。
3.5 公正価値の見積り
活発な市場で売買される金融資産および負債(公的に取引される売買有価証券等)の公正価値は、報告日の取引終了
時点の市場相場価格に基づいている。当ファンドが保有する金融資産に使用される市場相場価格は、期末の買呼値であ
る。金融負債に関する適切な市場相場価格は、期末の売呼値である。売買終了後から報告日の真夜中までに公正価値の
重要な変動が発生した場合、評価技法を適用して公正価値を算定する。
相場価格が、取引所、ディーラー、ブローカー、業界団体、価格決定サービス機関または規制機関から容易にかつ定
期的に入手することができ、また、それらの価格が独立当事者間ベースで実際かつ定期的に発生している市場取引に相
当する場合は、金融商品は活発な市場において値付けされているとみなされる。
活発な市場で売買されていない金融資産および負債の公正価値は、評価技法を用いて算定される。当ファンドで保有
されている参加証書は、原資産となる上場株式の公正価値を参照して評価される。
IFRS第7号は、当ファンドに、測定を行う際に使用されるインプットの重要性を反映した公正価値ヒエラルキーを用
いて公正価値測定を分類することを要求している。公正価値ヒエラルキーには、以下のレベルがある。
・同一の資産または負債についての活発な市場における(未調整の)相場価格(レベル1)
・当該資産または負債について、レベル1に含まれる相場価格以外で、直接的に(すなわち価格として)
、または間接
的に(すなわち価格から算出して)観察可能なインプット(レベル2)
・当該資産または負債について、観察可能な市場データに基づかないインプット(すなわち観察不能なインプット)
(レベル3)
公正価値測定が全体的に分類される公正価値ヒエラルキーのレベルは、公正価値測定全体にとって重要である、最も
低いレベルのインプットに基づき決定される。この目的のため、インプットの重要性は、公正価値測定全体に対して評
価される。公正価値測定において、観察不能なインプットに基づく重要な調整を要する観察可能なインプットが使用さ
れる場合には、当該測定はレベル3の測定となる。公正価値測定全体に対する特定のインプットの重要性の評価は、当
該資産または負債に特有の要因を考慮して判断することが要求される。
何が「観察可能」であるかの決定には、当ファンドによる重要な判断が要求される。当ファンドは、容易に入手可能
な、定期的に配信または更新される、信頼できかつ検証可能な、占有的でない市場データ、および、関連する市場に積
極的に関わっている独立した情報源によって供給される市場データを、観察可能なデータとみなしている。
-63-
下表は、IFRS第7号で定義されている公正価値ヒエラルキーの3つの各レベルにおける、報告日現在の公正価値で測
定された金融商品を示したものである。
資産
売買目的保有の金融資産
−上場株式
−参加証書
資産
売買目的保有の金融資産
−上場株式
−参加証書
レベル1
(米ドル)
2012年11月30日現在
レベル2
レベル3
(米ドル)
(米ドル)
9,797,236
−
9,797,236
レベル1
(米ドル)
−
5,891,141
5,891,141
合計
(米ドル)
−
−
−
2011年11月30日現在
レベル2
レベル3
(米ドル)
(米ドル)
13,228,334
−
13,228,334
−
6,562,930
6,562,930
9,797,236
5,891,141
15,688,377
合計
(米ドル)
−
−
−
13,228,334
6,562,930
19,791,264
価値が活発な市場における市場相場価格に基づいているため、レベル1に分類される投資には、活発な上場株式が含
まれる。当ファンドは、これらの金融商品に関して相場価格の調整を行わない。
活発であるとみなされないが、観察可能なインプットによって裏付けられる市場相場価格、ディーラーの値付け、ま
たは代替的な価格決定の情報源に基づき評価される、市場で売買される金融商品は、レベル2に分類される。これらの
金融商品には、上場参加証書が含まれる。レベル2の投資は、活発な市場で売買されない持ち高を含み、および/また
は譲渡制限が課されることから、評価額は流動性および/または譲渡不能性を反映して調整される場合があり、当該調
整は通常、入手可能な市場の情報に基づいている。
レベル3に分類される投資は、取引が稀であるため、重要な観察不能のインプットを有する。2012年および2011年11
月30日現在、当ファンドにおいてレベル3に分類されている投資はなかった。
-64-
4 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
2012年11月30日現在
(米ドル)
9,797,236
5,891,141
15,688,377
上場有価証券
−上場株式
−参加証書
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
2011年11月30日現在
(米ドル)
13,228,334
6,562,930
19,791,264
当ファンドは、参加証書をサウジアラビア市場への参入手段として用いている。これらの金融商品の価格は、原資産
となる株式の価値に近似している。下表は、保有する金融資産の要約である。
2011年11月
30日現在
公正価値
(米ドル)
2012年11月30日現在
単価
保有数
公正価値
(現地通貨)
(米ドル)
上場株式
バーレーン・ディナール
Aluminium Bahrain BSC
バーレーン・ディナール合計
英ポンド
Centamin Egypt Ltd.
NMC Health PLC
英ポンド合計
(為替レート:0.6241)
エジプト・ポンド
Commercial International Bank Egypt SAE
Juhayna Food Industries
National Societe generale Bank
Orascom Construction Industries
Orascom Telecom Holding SAE
Sidi Kerir Petrochemicals Co.
Talaat Moustafa Group
エジプト・ポンド合計
(為替レート:6.1110)
−
−
−
−
241,096
241,096
−
1.76
−
137,100
−
386,604
532,904
−
386,604
532,904
610,274
−
161,508
501,602
−
−
452,314
338,453
221,116
−
−
449,207
384,884
−
1,725,698
1,393,660
30.02
−
34.50
211.05
−
−
3.85
-65-
124,230
−
28,608
14,524
−
−
717,945
2011年11月
30日現在
公正価値
(米ドル)
2012年11月30日現在
単価
保有数
公正価値
(現地通貨)
(米ドル)
上場株式(続き)
クウェート・ディナール
Burgan Bank SAK
Kuwait Projects Co. Holding KSC
Mabanee Co. SAKC
Mobile Telecommunications Co.
National Mobile Telecommunications Co.
(Wataniya Telecom)
Yiaco Medical Co. KSCC
クウェート・ディナール合計
(為替レート:0.2817)
モロッコ・ディルハム
Douja Promotion Groupe Addoha SA
Maroc Telecom
モロッコ・ディルハム合計
(為替レート:8.5468)
オマーン・リアル
Bank Muscat SAOG
オマーン・リアル合計
(為替レート:0.3850)
カタール・リアル
Commercial Bank of Qatar QSC
Doha Bank QSC
Gulf International Services QSC
Industries Qatar QSC
Masraf Al Rayan
Qatar Electricity & Water Co.
Qatar National Bank
カタール・リアル合計
(為替レート:3.6408)
0.53
0.40
−
0.83
426,000
470,000
−
271,050
801,491
659,034
−
798,621
547,718
−
960,237
584,521
−
−
−
−
−
−
668,411
633,231
2,259,146
3,394,118
−
247,672
588,855
−
247,672
588,855
779,988
558,552
779,988
558,552
333,024
−
581,129
800,299
−
−
861,711
782,845
329,178
−
583,150
600,207
479,927
1,208,760
2,576,163
3,984,067
−
112.00
0.56
73.30
−
29.20
152.00
−
−
130.60
-66-
−
18,900
538,171
16,541
−
72,457
19,169
−
−
24,022
2011年11月
30日現在
公正価値
(米ドル)
2012年11月30日現在
単価
保有数
公正価値
(現地通貨)
(米ドル)
アラブ首長国連邦ディルハム
Emaar Properties PJSC
First Gulf Bank PJSC
アラブ首長国連邦ディルハム合計
(為替レート:3.6730)
米ドル
Depa Ltd.
Orascom Telecom Holding SAE, GDR, Reg S
米ドル合計
(為替レート:1.0000)
3.74
10.45
−
2.87
735,605
266,158
−
110,000
上場株式合計
749,023
757,242
827,716
930,891
1,506,265
1,758,607
−
315,700
776,475
−
315,700
776,475
9,797,236
13,228,334
参加証書
米ドル
CLSA Financial Products Ltd.,Alinma
Bank, 11/11/15
CLSA Financial Products Ltd.,Al Rajhi
Bank, 12/01/14
CLSA Financial Products Ltd.,Banque
Saudi Fransi, 12/01/15
CLSA Financial Products Ltd.,Dar Al
Arkan Real Estate Development Co.,
12/01/14
CLSA Financial Products Ltd.,Fawaz
Abdulaziz Alhokair & Co., 12/01/14
CLSA Financial Products Ltd.,Samba
Financial Group, 12/01/14
Credit Suisse International, Alinma
Bank, 10/24/12
Credit Suisse International, Al Rajhi
Bank, 10/17/12
−
−
−
44,647
17.07
19,530
333,303
364,908
−
−
−
91,382
−
−
−
149,488
−
−
−
47,841
11.81
19,190
226,692
269,950
−
−
−
248,122
−
−
−
218,583
-67-
2011年11月
30日現在
公正価値
(米ドル)
2012年11月30日現在
単価
保有数
公正価値
(現地通貨)
(米ドル)
米ドル(続き)
Credit Suisse International, Dar Al
Arkan Real Estate Development Co.,
12/19/12
Credit Suisse International, Etihad
Etisalat Co., 5/23/12
Credit Suisse International, Etihad
Etisalat Co., 5/14/13
Credit Suisse International, Fawaz
Abdulaziz Alhokair & Co., 11/07/12
Credit Suisse International, Jarir
Marketing Co., 10/17/12
Credit Suisse International, National
Industrialization Co., 10/17/12
Credit Suisse International, Samba
Financial Group, 6/13/12
Credit Suisse International, Samba
Financial Group, 5/23/13
Credit Suisse International, Saudi
Arabian Fertilizer Co., 10/31/12
Credit Suisse Nassau, Al Rajhi Bank,
9/23/15
Credit Suisse Nassau, Fawaz Abdulaziz
Alhokair & Co., 10/14/15
Credit Suisse Nassau, Jarir Marketing
Co., 9/23/15
Credit Suisse Nassau, National
Industrialization Co., 9/23/15
Credit Suisse Nassau, Saudi Basic
Industries Corp., 10/07/15
Deutsche Bank AG/London,Al Rajhi Bank,
10/01/12
Deutsche Bank AG/London,Al Rajhi Bank,
9/27/16
−
−
−
82,082
−
−
−
352,629
19.20
7,090
136,124
−
−
−
−
184,707
−
−
−
326,665
−
−
−
281,677
−
−
−
147,686
11.81
5,200
61,428
−
−
−
−
134,946
17.07
10,050
171,516
−
25.60
7,023
179,784
−
40.53
8,213
332,891
−
6.69
35,916
240,391
−
23.27
15,420
358,762
−
−
−
−
408,262
17.07
17,500
298,659
−
-68-
2011年11月
30日現在
公正価値
(米ドル)
2012年11月30日現在
単価
保有数
公正価値
(現地通貨)
(米ドル)
米ドル(続き)
Deutsche Bank AG/London,Dar Al Arkan
Real Estate Development Co., 10/01/12
Deutsche Bank AG/London,Etihad Etisalat
Co., 10/01/12
Deutsche Bank AG/London,Fawaz Abdulaziz
Alhokair & Co., 12/20/12
Deutsche Bank AG/London,Fawaz Abdulaziz
Alhokair & Co., 144A, 9/27/16
Deutsche Bank AG/London,Jarir Marketing
Co., 12/20/12
Deutsche Bank AG/London,Jarir Marketing
Co., 144A, 9/27/16
Deutsche Bank AG/London,National
Industrialization Co., 12/03/12
Deutsche Bank AG/London,National
Industrialization Co., 144A, 9/27/16
Deutsche Bank AG/London,Samba Financial
Group, 10/01/12
Deutsche Bank AG/London,Samba Financial
Group, 144A, 9/27/16
Deutsche Bank AG/London,Saudi Arabian
Fertilizer Co., 10/01/12
Deutsche Bank AG/London, Saudi Basic
Industries Corp., 144A, 9/27/16
HSBC Bank PLC,Alinma Bank, 4/20/12
HSBC Bank PLC,Al Rajhi Bank, 8/13/14
HSBC Bank PLC,Banque Saudi Fransi,
4/20/12
−
−
−
94,199
−
−
−
41,289
−
−
−
376,283
25.60
7,562
193,582
−
−
−
−
39,956
40.53
1,530
62,014
−
−
−
−
466,083
6.69
46,360
310,295
−
−
−
−
152,528
11.81
10,000
118,130
−
−
−
−
168,682
23.27
−
−
27,930
−
−
649,821
−
−
−
212,257
133,860
−
−
−
597,401
-69-
2011年11月
30日現在
公正価値
(米ドル)
2012年11月30日現在
単価
保有数
公正価値
(現地通貨)
(米ドル)
米ドル(続き)
HSBC Bank PLC,Banque Saudi Fransi,
2/23/15
HSBC Bank PLC,Etihad Etisalat Co.,
1/23/12
HSBC Bank PLC,Etihad Etisalat Co.,
12/05/14
HSBC Bank PLC,National
Industrialization Co., 8/13/14
HSBC Bank PLC,Samba Financial Group,
8/13/14
HSBC Bank PLC,Saudi Arabian Fertilizer
Co., 9/26/14
Morgan Stanley & Co. International
PLC,Al Rajhi Bank, 8/06/13
Morgan Stanley BV,Dar Al Arkan Real
Estate Development Co., 12/31/13
Morgan Stanley BV,National
Industrialization Co., 1/14/14
米ドル合計(為替レート:1.0000)
7.81
75,230
587,781
−
−
−
−
619,041
19.20
33,233
638,057
−
6.69
6,240
41,765
95,243
11.81
22,610
267,092
101,685
−
−
−
110,848
17.07
13,500
230,394
−
2.04
164,250
335,061
−
6.69
17,570
117,599
5,891,141
−
6,562,930
5,891,141
6,562,930
15,688,377
19,791,264
参加証書合計
上場有価証券合計
2012年11月30日現在
(米ドル)
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に係る公正価
値の純変動額:
実現
未実現の変動
-70-
(433,869)
1,847,802
1,413,933
2011年11月30日現在
(米ドル)
(41,288)
(3,429,290)
(3,470,578)
5 現金および現金同等物
キャッシュ・フロー計算書目的上、現金および現金同等物は、当初満期が3ヶ月未満の以下の残高で構成されている。
2012年11月30日現在
(米ドル)
945,977
銀行に保有する現金
2011年11月30日現在
(米ドル)
1,084,773
6 区分別金融商品
2012年11月30日現在
純損益を通
貸付金およ じて公正価
合計
値で測定す
び債権
る資産
(米ドル) (米ドル) (米ドル)
資産
純損益を通じて公正価値
で測定する金融資産
ブローカーに対する債権
その他の債権
現金および現金同等物
資産合計
−
20,267
37,469
945,977
1,003,713
15,688,377
−
−
−
15,688,377
15,688,377
20,267
37,469
945,977
16,692,090
2012年11月30日現在
その他の金融負債
合計
(米ドル)
(米ドル)
負債
参加型投資証券の保有者に対
する債務
ブローカーに対する債務
未払費用
参加型投資証券の保有者に帰
属する純資産(最終取引市場
価格)
負債合計
2011年11月30日現在
純損益を通
貸付金およ じて公正価
合計
値で測定す
び債権
る資産
(米ドル) (米ドル) (米ドル)
−
280,484
43,993
1,084,773
1,409,250
19,791,264
−
−
−
19,791,264
19,791,264
280,484
43,993
1,084,773
21,200,514
2011年11月30日現在
その他の金融負債
合計
(米ドル)
(米ドル)
−
394,246
59,925
−
394,246
59,925
320,160
−
62,405
320,160
−
62,405
16,346,061
16,800,232
16,346,061
16,800,232
20,932,030
21,314,595
20,932,030
21,314,595
-71-
7 普通投資証券
授権普通投資証券資本
2012年11月30日現在
普通投資
証券口数
(米ドル)
2011年11月30日現在
普通投資
証券口数
(米ドル)
普通投資証券
(額面価額1.00米ドル)
100
100
100
100
発行済普通投資証券資本
期首/期末現在
100
100
100
100
2012年および2011年11月30日現在、当ファンドの全額払込済・発行済普通投資証券(普通投資証券1口当たり額面価
額1米ドル)は100口であった。
8 未払費用
2012年11月30日現在
(米ドル)
13,164
2,079
19,004
679
24,999
59,925
運用報酬
管理事務代行会社報酬
保管銀行報酬
名義書換代行会社報酬
監査報酬
2011年11月30日現在
(米ドル)
16,847
2,660
17,479
872
24,547
62,405
9 参加型投資証券の保有者に帰属する純資産
参加型投資証券
授権参加型投資証券
参加型投資証券
(額面価額0.01米ドル)
2012年11月30日現在
参加型投資証券
口数
(米ドル)
20,000,000
200,000
2011年11月30日現在
参加型投資証券
口数
(米ドル)
20,000,000
200,000
当ファンドには、投資証券の募集および償還に係る制限も特定の資本規制もない。これに関連する変動は、参加型投
資証券の保有者に帰属する純資産変動計算書に示されている。注記1で概説された目的および注記3のリスク管理方針
に従い、当ファンドは受け取った募集金額を適切な投資対象に投資するよう努める一方で、償還に見合う十分な流動性
を維持する。このような流動性は、短期借入金または必要な場合は上場投資の売却により確保される。
-72-
当ファンドの私募目論見書に従って、買い持ちする上場証券は、募集および償還のために、ならびに種々の報酬の算
出のために、投資証券1口当たり純資産額を算定する目的上、該当する評価日の営業終了時点の最終取引価格に基づき
評価される。しかし、注記2.3.3に記載のとおり、上場証券の買い持ち高は、財務書類を作成する目的上、報告日現在の
最終買呼値に基づき評価されている。上場証券の買い持ち高の評価に関するIFRSの規定および注記2.3.3の開示内容と、
当ファンドの私募目論見書に示されている方法との差異により、
2012年11月30日現在、
投資の価値が108,242米ドル(2011
年度:114,181米ドル)減少した。
参加型投資証券の保有者に帰属する純資産は、財政状態計算書において負債であり、参加型投資証券の保有者が当フ
ァンドの投資証券の償還請求を行う権利を行使した場合に報告日現在支払われるべき償還金額で計上される。従って、
上述の差額5,939米ドル(2011年度:71,519米ドル)の変動は、包括利益計算書に認識される。当該累計差額は、財政状態
計算書の「市場買呼値から最終取引市場価格への調整額」に認識される。
10 関連当事者との取引
当事者は、ある当事者が他方の当事者を支配する能力を有しているか、または他方の当事者の財務または営業の決定
に重要な影響力を行使する場合に、関連があるとみなされる。
本財務書類中に別途開示されたもの以外に、当年度中に以下の関連当事者との取引が行われた。これらの取引はすべ
て、通常の事業の過程でかつ正規の商取引の条件で行われた。
関連当事者との取引の詳細は、以下の通りである。
(a)運用報酬
(b)管理事務代行会社報酬
(c)名義書換代行会社報酬
費用合計
(d)費用払戻
費用/(費用払戻)
債務/(債権)
2012年11月30日現 2011年11月30日現 2012年11月30日現 2011年11月30日現
在
在
在
在
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
182,670
258,484
13,164
16,847
28,843
40,813
2,079
2,660
9,624
13,575
679
872
221,137
312,872
15,922
20,379
(37,469)
(43,993)
(37,469)
(43,993)
-73-
(a) 運用報酬
投資顧問会社は、当ファンドの純資産額の年率0.95%の運用報酬を受け取る権利を有する。当該報酬は、各取引日の
当ファンドの純資産額に基づき日々発生し、毎月後払いで支払われる。
(b)管理事務代行会社報酬
管理事務代行会社は、当ファンドの純資産額の年率0.15%の管理事務代行会社報酬を受け取る権利を有する。当該報
酬は、各取引日の当ファンドの純資産額に基づき日々発生し、毎月後払いで支払われる。
(c) 名義書換代行会社報酬
名義書換代行会社は、当ファンドの純資産額の年率0.05%の名義書換代行会社報酬を受け取る権利を有する。当該報
酬は、各取引日の当ファンドの純資産額に基づき日々発生し、毎月後払いで支払われ、その上限金額は年間100,000米ド
ルとなっている。
(d) 費用払戻
当ファンドの営業費用を抑制するため、投資顧問会社は、費用合計(委託手数料および当座借越において発生した支
払利息を除く。
)が日次純資産額の年率1.35%を超えた場合には、当ファンドへ払い戻すことに同意している。
(e) 投資顧問会社は、以下に記載のとおり当ファンドの投資証券を保有していた。
2012年11月30日現在
投資証券口数
フランクリン・アドバイザーズ・インク
普通投資証券(額面価額1.00米ドル)
100
-74-
2011年11月30日現在
投資証券口数
100
「国内マネー・マザーファンド」の状況
(1)貸借対照表
[平成24年 4月25日現在]
金
額(円)
資産の部
流動資産
コール・ローン
国債証券
未収利息
流動資産合計
資産合計
負債の部
流動負債
流動負債合計
負債合計
純資産の部
元本等
元本
剰余金
剰余金又は欠損金(△)
元本等合計
純資産合計
負債純資産合計
-75-
[平成25年 4月25日現在]
金
額(円)
17,036,271
129,923,132
27
146,959,430
146,959,430
11,054,728
69,963,384
14
81,018,126
81,018,126
−
−
−
−
145,638,880
80,214,217
1,320,550
146,959,430
146,959,430
146,959,430
803,909
81,018,126
81,018,126
81,018,126
(2)注記表
(重要な会計方針に係る事項に関する注記)
区
自 平成24年 4月26日
至 平成25年 4月25日
分
有価証券の評価基準及び評 国債証券
価方法
個別法に基づき、原則として時価で評価しております。
時価評価にあたっては、金融商品取引業者、銀行等の提示する価額(ただし、売気配は
使用いたしません。)、価格情報会社の提供する価額又は日本証券業協会発表の売買参考
統計値(平均値)に基づいて評価しております。
(追加情報)
自 平成23年 4月26日
至 平成24年 4月25日
当期間の期首以後に行われる会計上の変更及び誤謬の訂
正より、「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」
(企業会計基準第24号 平成21年12月4日)及び「会計上の
変更及び誤謬の訂正に関する会計基準の適用指針」(企業
会計基準適用指針第24号 平成21年12月4日)を適用してお
ります。
自 平成24年 4月26日
至 平成25年 4月25日
――――――――――
(貸借対照表に関する注記)
[平成24年 4月25日現在]
[平成25年 4月25日現在]
1.本報告書における開示対象ファンドの期末日における 1.本報告書における開示対象ファンドの期末日における
受益権の総数
受益権の総数
145,638,880口
80,214,217口
2.本報告書における開示対象ファンドの期末における当該 2.本報告書における開示対象ファンドの期末における当該
親投資信託の1単位当たりの純資産の額
親投資信託の1単位当たりの純資産の額
1口当たり純資産額
1.0091円
1口当たり純資産額
1.0100円
(1万口当たり純資産額)
(10,091円) (1万口当たり純資産額)
(10,100円)
-76-
(金融商品に関する注記)
Ⅰ金融商品の状況に関する事項
自 平成23年 4月26日
区
分
至 平成24年 4月25日
1.金融商品に 当ファンドは、投資信託及び投資法人に関する法
対する取組 律第2条第4項に定める証券投資信託であり、信託約
款に従い、有価証券等の金融商品に対して投資とし
方針
て運用することを目的としております。
2.金融商品の 当ファンドの投資している金融商品は、有価証
内容及びリ 券、コール・ローン等の金銭債権及び金銭債務であ
ります。
スク
当ファンドが投資している有価証券は、国債証券
であり、金利変動リスク等の市場リスク、信用リス
ク及び流動性リスクを有しております。
3.金融商品に コンプライアンス部門、運用企画部門において、
係るリスク 投資対象の各種リスクのモニタリング、管理等を行
の管理体制 い、運用部門への指示、牽制を行っております。
また、社内の委員会において、各種リスクの評価、
モニタリング結果の報告を行い、必要に応じ運用部
門へ改善指示を行います。
①市場リスク
市場の変動率とファンドの基準価額の変動率を
継続的に相対比較することやベンチマーク等と比
較すること等により分析しております。
②信用リスク
組入銘柄の格付やその他発行体情報等を継続的
に収集し分析しております。
③流動性リスク
市場流動性の状況を把握し、組入銘柄の一定期間
における出来高や組入比率等を継続的に測定する
こと等により分析しております。
4.金融商品の 市場価額がない、又は市場価格を時価と見なせな
時価等に関 い場合には、経営者により合理的に算定された価額
する事項に で評価する場合があります。
ついての補
足説明
-77-
自 平成24年 4月26日
至 平成25年 4月25日
同左
同左
同左
同左
Ⅱ金融商品の時価等に関する事項
[平成24年 4月25日現在]
[平成25年 4月25日現在]
1.貸借対照表計上額、時価及び差額
1.貸借対照表計上額、時価及び差額
同左
貸借対照表上の金融商品は、原則としてすべて時価評
価されているため、貸借対照表計上額と時価との差額は
ありません。
2.時価の算定方法
2.時価の算定方法
国債証券
国債証券
同左
「(重要な会計方針に係る事項に関する注記)
」に記載
しております。
コール・ローン等の金銭債権及び金銭債務
コール・ローン等の金銭債権及び金銭債務
同左
これらの科目は短期間で決済されるため、帳簿価額は
時価に近似していることから、当該帳簿価額を時価とし
ております。
(関連当事者との取引に関する注記)
自 平成23年 4月26日
至 平成24年 4月25日
該当事項はありません。
-78-
自 平成24年 4月26日
至 平成25年 4月25日
同左
(その他の注記)
1 元本の移動
区
分
本報告書における開示対象ファンドの期首における
当該親投資信託の元本額
同期中における追加設定元本額
同期中における一部解約元本額
同期末における元本の内訳
中東・北アフリカ株式ファンド
みずほ・アジア・ウェイブ アジア債券ファンド
円コース
みずほ・アジア・ウェイブ アジア債券ファンド
韓国ウォンコース
みずほ・アジア・ウェイブ アジア債券ファンド
中国元コース
みずほ・アジア・ウェイブ アジア債券ファンド
豪ドルコース
みずほ・アジア・ウェイブ アジア債券ファンド
通貨バスケットコース
みずほ・アジア・ウェイブ マネープールファン
ド
みずほ・アジア・ウェイブ アジア大型株インフ
ラファンド
みずほ・アジア・ウェイブ アジア中小型株成長
力ファンド
グレーターチャイナCBファンド−ヘッジなしコ
ース
グレーターチャイナCBファンド−円クロスヘッ
ジコース
グレーターチャイナCBファンド−豪ドルクロス
ヘッジコース
世界高配当株セレクト(目標払出し型)毎月決算・
為替ヘッジなしコース
世界高配当株セレクト(目標払出し型)毎月決算・
為替ヘッジありコース
世界高配当株セレクト(目標払出し型)年2回決
算・為替ヘッジなしコース
世界高配当株セレクト(目標払出し型)年2回決
算・為替ヘッジありコース
新光インド・ルピー債券ファンド(毎月決算型)
合
計
[平成24年 4月25日現在]
134,953,271円
[平成25年 4月25日現在]
145,638,880円
42,633,354円
31,947,745円
21,786,691円
87,211,354円
40,626,087円
298,004円
15,855,952円
298,004円
29,801円
29,801円
198,669円
198,669円
298,004円
298,004円
993,345円
993,345円
983,634円
983,634円
17,883,734円
11,941,374円
41,694,248円
27,828,743円
6,940,314円
−円
29,744,200円
−円
5,948,840円
−円
−円
4,951,966円
−円
4,951,966円
−円
990,394円
−円
990,394円
−円
145,638,880円
9,901,971円
80,214,217円
-79-
2 有価証券関係
売買目的有価証券
[平成24年 4月25日現在]
[平成25年 4月25日現在]
当期間の損益に含まれた評価差額(円)
当期間の損益に含まれた評価差額(円)
国債証券
36,514
16,040
合
計
36,514
16,040
(注)
「当期間」とは、当該親投資信託の計算期間の開始日から本報告書における開示対象ファンドの期末日までの期間
を指しております。
種
類
3 デリバティブ取引等関係
取引の時価等に関する事項
種
類
[平成24年 4月25日現在]
該当事項はありません。
-80-
[平成25年 4月25日現在]
同左
(3)附属明細表
第1 有価証券明細表
(1)株式
該当事項はありません。
(2)株式以外の有価証券
種
類
銘
国債証券 第325回国庫短期証券
第352回国庫短期証券
国
債
証
券
有
価
証
券
柄
小
合
計
計
券面総額(円)
60,000,000
10,000,000
70,000,000
70,000,000
第2 信用取引契約残高明細表
該当事項はありません。
第2 デリバティブ取引及び為替予約取引の契約額等及び時価の状況表
「注記表(デリバティブ取引等関係)」に記載しております。
-81-
評 価 額(円)
59,966,774
9,996,610
69,963,384
69,963,384
備考
2【ファンドの現況】
【純資産額計算書】(平成25年5月31日現在)
「中東・北アフリカ株式ファンド」
Ⅰ資産総額
Ⅱ負債総額
Ⅲ純資産総額(Ⅰ−Ⅱ)
Ⅳ発行済口数
Ⅴ1万口当たり純資産額(Ⅲ/Ⅳ)
(参考)
「国内マネー・マザーファンド」
Ⅰ資産総額
Ⅱ負債総額
Ⅲ純資産総額(Ⅰ−Ⅱ)
Ⅳ発行済口数
Ⅴ1万口当たり純資産額(Ⅲ/Ⅳ)
1,787,644,655円
4,843,371 円
1,782,801,284円
3,547,133,888口
5,026 円
81,024,712 円
−円
81,024,712 円
80,214,217 口
10,101 円
-82-
第4
【内国投資信託受益証券事務の概要】
委託者は、このファンドの受益権を取り扱う振替機関が社振法の規定により主務大臣の
指定を取り消された場合または当該指定が効力を失った場合であって、当該振替機関の振
替業を承継する者が存在しない場合その他やむを得ない事情がある場合を除き、当該振替
受益権を表示する受益証券を発行しません。
(1)投資信託受益証券の名義書換等
受益者は、委託者がやむを得ない事情等により受益証券を発行する場合を除き、無記名
式受益証券から記名式受益証券への変更の請求、記名式受益証券から無記名式受益証券へ
の変更の請求、受益証券の再発行の請求を行わないものとします。
(2)受益者等名簿
該当事項はありません。
(3)受益者等に対する特典
該当事項はありません。
(4)受益権の譲渡
① 受益者は、その保有する受益権を譲渡する場合には、当該受益者の譲渡の対象とする
受益権が記載または記録されている振替口座簿にかかる振替機関等に振り替えの申請を
するものとします。
② 上記①の申請のある場合には、上記①の振替機関等は、当該譲渡にかかる譲渡人の保
有する受益権の口数の減少および譲受人の保有する受益権の口数の増加につき、その備
える振替口座簿に記載または記録するものとします。ただし、上記①の振替機関等が振
替先口座を開設したものでない場合には、譲受人の振替先口座を開設した他の振替機関
等(当該他の振替機関等の上位機関を含みます。)に社振法の規定にしたがい、譲受人の
振替先口座に受益権の口数の増加の記載または記録が行われるよう通知するものとしま
す。
③ 上記①の振り替えについて、委託者は、当該受益者の譲渡の対象とする受益権が記載
または記録されている振替口座簿にかかる振替機関等と譲受人の振替先口座を開設した
振替機関等が異なる場合等において、委託者が必要と認めたときまたはやむを得ない事
情があると判断したときは、振替停止日や振替停止期間を設けることができます。
(5)受益権の譲渡の対抗要件
受益権の譲渡は、振替口座簿への記載または記録によらなければ、委託者および受託者
に対抗することができません。
(6)受益権の再分割
委託者は、受託者と協議のうえ、社振法に定めるところにしたがい、一定日現在の受益
権を均等に再分割できるものとします。
(7)償還金
償還金は、償還日において振替機関等の振替口座簿に記載または記録されている受益者
(償還日以前において一部解約が行われた受益権にかかる受益者を除きます。また、当該
償還日以前に設定された受益権で取得申込代金支払前のため販売会社の名義で記載または
記録されている受益権については原則として取得申込者とします。
)に支払います。
(8)質権口記載または記録の受益権の取り扱いについて
振替機関等の振替口座簿の質権口に記載または記録されている受益権にかかる収益分配
金の支払い、一部解約の実行の請求の受付、一部解約金および償還金の支払い等について
は、約款の規定によるほか、民法その他の法令等にしたがって取り扱われます。
-83-
第三部
第1
【委託会社等の情報】
【委託会社等の概況】
1【委託会社等の概況】
a.資本金の額(平成25年5月末現在)
45億2,430万円
資本金の額
会社が発行する株式総数
3,000,000株
発行済株式総数
1,823,250株
直近5ヵ年における主な資本金の額の増減:該当事項はありません。
b.委託会社の機構
(イ)株主総会において、15名以内の取締役が選任されます。
取締役の選任は、発行済株式総数のうち議決権のある株式数の3分の1以上にあた
る株式を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもってこれを行い、累積投票に
よらないものとします。
取締役の任期は、就任後2年内の最終の決算期に関する定時株主総会終結のときま
でとし、補欠選任により選出された取締役の任期は、前任者の残任期間とします。
取締役会の決議により、取締役の中から会長1名、社長1名、副社長、専務取締役
ならびに常務取締役若干名を定めることができます。
取締役会の決議をもって代表取締役3名以内を決定します。
代表取締役は、会社を代表し、取締役会の決議にしたがい業務を執行します。
取締役会は、法令または定款に定めある事項のほか、当会社の重要なる業務執行に
関する事項を決定します。
(ロ)組織図
株
主
総
会
監 査 役 会 : 監 査 役
取
代
コンフ ゚ライ アン ス ・
リス ク 管 理
グループ
締
表
商品企画・
開発グループ
役
取
マ
締
ー ケ
役
テ
ィ ン グ 本
部
運 用 調 査 本 部
用
企
画
部
部
運
一
部
部
用
二
部
査
運
用
三
部
調
運
用
四
用
運
用
運
運
マー ケ テ ィン グ 企 画 部
み ず ほ マ ー ケ テ ィング 部
部
マー ケ テ ィン グ 一 部
務
部
マー ケ テ ィング 二 部
業
画
マ ー ケ テ ィン グ 三 部
際
企
マー ケテ ィング サポ ー ト 部
国
品
部
カ スタ マー サ ー ビ ス部
商
発
管
開
ク
品
部
ス
商
理
部
管 理 部
画
部
事 務 委 託
企
務
部
ト レ ー デ ィ ン グ 部
営
総
査
コンプ ラ イ ア ン ス 部
経
事
リ
人
監
-84-
会
(ハ)投資運用の意思決定機構
PLAN(計画)
権限委嘱
DO(実施)
SEE(検証)
コンプライアンス
オフィサー
運用委員会
重要事項の承認
法 令・諸 規 則の 遵守 状況 の 判
断・決定
運用会議※ 1
運用の基本方針
アセッ トアロ ケーショ
ンの方針
セクター配分方針
コンプライアンス委員会
法令・諸規則の遵守状況の検討
※3
リスク管理委員会
運用部門
運用リ スク状況の検討
改善指示等の牽制発動
注1
運用企画部・運用調査部
経済、産 業、企 業、市場 の調 査・分析
および投資情報 の提供、運用に関する
企画立案および運用リスク分析・管理
コンプライアンス・
リスク管理部門
運用計画、運用指図
法令・諸規則の遵守状況の監視
運用成果の分析・評価およびリス
ク管理状況の点検・牽制
審査委員会
運用成果の検討
注1 運用一部、運用二部、運用三部、運用四部
トレーディング部
運用 計画 の法 令遵 守チェック※2
有価証券等の売買執行、管 理
実線の矢印は情報の流れを示し ます。
※1 運用会議は運用企画部・運用調査部、運用部門(運用一部∼四部)で構成されま す。
※2 コンプライアンス・リスク管理部門およびコンプライアンスオフィサーによる運用計画の法令遵守チェックは取締役会からの委任を受けたもので
す。
※3 運用部門において、運用計画および運用指図の承認は各々の上位職者が行います。
2【事業の内容及び営業の概況】
「投資信託及び投資法人に関する法律」に定める投資信託委託会社である委託者は、
証券投資信託の設定を行うとともに「金融商品取引法」に定める金融商品取引業者とし
てその運用(投資運用業)を行っています。また、「金融商品取引法」に定める投資助言
業務を行っています。
平成25年5月31日現在、委託者が運用を行っている証券投資信託(親投資信託は除き
ます。)は以下のとおりです。
(平成25年5月31日現在)
種類
ファンド本数
純資産額(百万円)
210
3,153,533
181
2,521,356
単位型
1
2,470
追加型
180
2,518,885
29
632,176
単位型
2
984
追加型
27
631,191
総合計
株式投資信託(合計)
公社債投資信託(合計)
-85-
3 【委託会社等の経理状況】
1.財務諸表の作成方法について
委託会社である新光投信株式会社(以下「当社」という。)の財務諸表は、「財務諸表等の用
語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和 38 年大蔵省令第 59 号。以下「財務諸表等規則」と
いう。)並びに同規則第 2 条の規定に基づき、「金融商品取引業等に関する内閣府令」(平成 19
年 8 月 6 日内閣府令第 52 号)により作成しております。
なお、財務諸表の金額は、千円未満の端数を切り捨てて記載しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第 193 条の 2 第 1 項の規定に基づき、事業年度(平成 24 年 4 月 1 日
から平成 25 年 3 月 31 日まで)の財務諸表について、新日本有限責任監査法人により監査を受け
ております。
-86-
独立監査人の監査報告書
平成25年6月19日
新
取
光
締
投
役
信 株 式 会 社
会
御 中
新日本有限責任監査法人
指定有限責任社員
業務執行社員
公認会計士
田
中
俊
之
指定有限責任社員
業務執行社員
公認会計士
伊
藤
志
保
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、
「委託会社等の経理状況」に掲げられている新光投信株式会社の平成24年4月1日から
平成25年3月31日までの第53期事業年度の財務諸表、
すなわち、
貸借対照表、
損益計算書、
株主資本等変動計算書、重要な会計方針及びその他の注記について監査を行った。
財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、
我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務
諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない
財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用する
ことが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表に
対する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる
監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に財務諸表に重要な虚偽表示が
ないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施
することを求めている。
監査においては、財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施
される。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表の重要な虚偽表示
のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性に
ついて意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に
応じた適切な監査手続を立案するために、財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制を
検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって
行われた見積りの評価も含め全体としての財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の
基準に準拠して、新光投信株式会社の平成25年3月31日現在の財政状態及び同日をもって
終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害
関係はない。
以
上
-87-
(1)【貸借対照表】
前事業年度
(平成 24 年 3 月 31 日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
有価証券
貯蔵品
立替金
前払金
前払費用
未収入金
未収委託者報酬
未収運用受託報酬
未収収益
繰延税金資産
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
建物(純額)
構築物(純額)
器具・備品(純額)
リース資産(純額)
建設仮勘定
有形固定資産合計
無形固定資産
電話加入権
ソフトウェア
ソフトウェア仮勘定
無形固定資産合計
投資その他の資産
投資有価証券
関係会社株式
長期差入保証金
長期繰延税金資産
前払年金費用
その他
貸倒引当金
投資その他の資産合計
固定資産合計
資産合計
8,592,890
6,903,772
268
2,141
26,845
18,185
29
1,805,198
105,245
27,583
183,764
17,665,924
※2
※2
※2
※2
※3
18,397
2,156
145,416
3,064
6,663
175,697
91
38,365
6,554
45,012
4,293,799
77,100
125,621
65,901
471,439
22,000
△13,350
5,042,512
5,263,222
22,929,146
-88-
(単位:千円)
当事業年度
(平成 25 年 3 月 31 日)
10,766,270
5,259,693
1,062
30,280
25,483
20,286
−
1,891,689
86,074
13,810
192,202
18,286,853
※2
※2
※2
※2
※3
15,051
1,886
95,877
680
−
113,496
91
39,774
−
39,866
2,929,683
77,100
125,515
8,695
410,271
10,632
3,561,898
3,715,261
22,002,115
前事業年度
(平成 24 年 3 月 31 日)
負債の部
流動負債
預り金
リース債務
未払金
未払収益分配金
未払償還金
未払手数料
その他未払金
未払金合計
未払費用
未払法人税等
賞与引当金
役員賞与引当金
流動負債合計
固定負債
長期リース債務
退職給付引当金
役員退職慰労引当金
執行役員退職慰労引当金
固定負債合計
負債合計
純資産の部
株主資本
資本金
資本剰余金
資本準備金
資本剰余金合計
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
別途積立金
繰越利益剰余金
利益剰余金合計
自己株式
株主資本合計
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
評価・換算差額等合計
純資産合計
負債純資産合計
-89-
(単位:千円)
当事業年度
(平成 25 年 3 月 31 日)
17,113
6,508
18,156
1,206
584
18,249
※1
920,180
281,635
1,220,650
388,419
652,412
257,200
35,000
2,577,303
336
14,470
※1
964,634
195,035
1,174,476
402,634
471,902
299,000
45,500
2,412,875
2,362
169,955
75,625
128,916
376,859
2,954,163
1,156
168,209
80,416
99,750
349,532
2,762,408
4,524,300
4,524,300
2,761,700
2,761,700
2,761,700
2,761,700
360,493
360,493
11,118,000
1,427,158
12,905,651
△6,827
20,184,823
10,000,000
1,559,003
11,919,497
△72,415
19,133,081
△209,840
△209,840
19,974,983
22,929,146
106,625
106,625
19,239,706
22,002,115
(2)【損益計算書】
前事業年度
(自 平成 23 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)
営業収益
委託者報酬
運用受託報酬
営業収益合計
営業費用
支払手数料
広告宣伝費
公告費
調査費
調査費
委託調査費
図書費
調査費合計
(単位:千円)
当事業年度
(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
19,353,740
196,866
19,550,606
※1
委託計算費
営業雑経費
通信費
印刷費
協会費
諸会費
その他
営業雑経費合計
営業費用合計
一般管理費
給料
役員報酬
給料・手当
賞与
給料合計
交際費
寄付金
旅費交通費
租税公課
不動産賃借料
賞与引当金繰入
役員賞与引当金繰入
役員退職慰労引当金繰入
退職給付費用
減価償却費
諸経費
一般管理費合計
営業利益
-90-
10,353,047
239,373
4,161
19,893,907
170,563
20,064,471
※1
10,580,803
213,908
1,919
258,007
2,747,489
6,390
3,011,888
502,554
275,599
2,855,086
5,332
3,136,017
533,813
38,375
151,954
12,077
2,867
27,590
232,865
14,343,891
37,161
132,025
14,855
3,088
23,541
210,672
14,677,134
92,370
1,276,693
228,039
1,597,103
13,677
7,752
81,442
44,308
200,662
257,200
35,000
36,761
157,497
86,469
490,232
3,008,107
2,198,608
93,516
1,395,728
221,930
1,711,175
9,782
2,465
81,050
52,119
211,739
299,000
45,500
28,335
195,268
88,183
533,744
3,258,364
2,128,972
前事業年度
(自 平成 23 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)
営業外収益
受取配当金
有価証券利息
受取利息
時効成立分配金・償還金
雑益
営業外収益合計
営業外費用
支払利息
時効成立後支払分配金・償還金
雑損
営業外費用合計
経常利益
特別利益
貸倒引当金戻入
投資有価証券売却益
特別利益合計
特別損失
貸倒引当金繰入額
固定資産除却損
投資有価証券売却損
投資有価証券評価損
減損損失
特別損失合計
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期純利益
※2
-91-
(単位:千円)
当事業年度
(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
53,031
39,104
24,291
11,287
2,968
130,682
157,357
12,764
22,364
3,608
26,471
222,565
572
3,264
6,174
10,011
2,319,278
222
1,339
22
1,585
2,349,952
−
10,098
10,098
1,982
146,334
148,316
13,350
499
25,606
−
441
39,897
2,289,480
1,006,533
△51,486
955,047
1,334,432
※2
−
101
37,198
49,352
4,291
90,943
2,407,325
983,713
△129,642
854,070
1,553,255
(3)【株主資本等変動計算書】
前事業年度
(自 平成 23 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)
株主資本
資本金
当期首残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
資本剰余金
資本準備金
当期首残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金
利益準備金
当期首残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
その他利益剰余金
別途積立金
当期首残高
当期変動額
別途積立金の取崩
当期変動額合計
当期末残高
繰越利益剰余金
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当
別途積立金の取崩
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金合計
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
-92-
(単位:千円)
当事業年度
(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
4,524,300
4,524,300
−
4,524,300
−
4,524,300
2,761,700
2,761,700
−
2,761,700
−
2,761,700
360,493
360,493
−
360,493
−
360,493
12,118,000
11,118,000
△1,000,000
△1,000,000
11,118,000
△1,118,000
△1,118,000
10,000,000
2,646,588
1,427,158
△3,553,863
1,000,000
1,334,432
△1,219,430
1,427,158
△2,539,409
1,118,000
1,553,255
131,845
1,559,003
15,125,082
12,905,651
△3,553,863
1,334,432
△2,219,430
12,905,651
△2,539,409
1,553,255
△986,154
11,919,497
前事業年度
(自 平成 23 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)
自己株式
当期首残高
当期変動額
自己株式の取得
当期変動額合計
当期末残高
株主資本合計
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
当期首残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
純資産合計
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
株主資本以外の項目の当期変動
額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
-93-
(単位:千円)
当事業年度
(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
△6,827
△6,827
−
−
△6,827
△65,588
△65,588
△72,415
22,404,254
20,184,823
△3,553,863
1,334,432
−
△2,219,430
20,184,823
△2,539,409
1,553,255
△65,588
△1,051,742
19,133,081
△227,077
△209,840
17,237
316,465
17,237
△209,840
316,465
106,625
22,177,176
19,974,983
△3,553,863
1,334,432
−
△2,539,409
1,553,255
△65,588
17,237
316,465
△2,202,193
19,974,983
△735,276
19,239,706
重要な会計方針
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1)満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
(2)関連会社株式
総平均法による原価法
(3)その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は、全部純資産直入法により処理し、売
却原価は、総平均法により算定)
時価のないもの
総平均法による原価法
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産(リース資産を除く)
定率法。但し、平成 10 年 4 月 1 日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)については
定額法。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物
8∼18 年
構築物
20 年
器具備品 2∼20 年
(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更)
法人税法の改正に伴い、当期会計期間より、平成 24 年 4 月 1 日以後に取得した有形固定資産
については、改正後の法人税法に基づく減価償却の方法に変更しております。なお、これによ
る営業利益、経常利益および税引前当期純利益に与える影響額は軽微であります。
(2)無形固定資産
定額法。
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5 年)に基づく定額
法により償却しております。
(3)リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定率法を採用しております。
3.引当金の計上基準
(1)賞与引当金
従業員に対する賞与の支払いに備えるため、支給見込額の当期対応分を計上しております。
(2)役員賞与引当金
役員に対する賞与の支払いに備えるため、支給見込額の当期対応分を計上しております。
(3)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
当期末において発生していると認められる額を計上しております。
過去勤務債務については、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の年数(10 年)によ
る定額法により費用処理しております。
数理計算上の差異については、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10
年)による定額法により発生の翌期から費用処理することとしております。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支払いに備えるため、規程に基づく当期末要支給額を計上しております。
-94-
(5)執行役員退職慰労引当金
執行役員の退職慰労金の支払いに備えるため、規程に基づく当期末要支給額を計上しておりま
す。
4.外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理し
ております。
5.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1)消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は、税抜方式によっており、控除対象外消費税等は、当期の費用として
処理しております。
(未適用の会計基準等)
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第 26 号 平成 24 年 5 月 17 日)及び「退職給付に関する会
計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 25 号 平成 24 年 5 月 17 日)
① 概要
退職給付債務及び勤務費用の計算方法の改正(退職給付見込額の期間帰属方法について、期間定額基
準のほか給付算定式基準の適用が可能となったほか、割引率の算定方法の改正等)
② 適用予定日
平成 25 年 4 月 1 日以後開始する事業年度の期末から適用予定
③ 当該会計基準等の適用による影響
財務諸表作成時において財務諸表に与える影響は、現在評価中であります。
-95-
注記事項
(貸借対照表関係)
※1.各科目に含まれている関係会社に対するものは次のとおりであります。
前事業年度
当事業年度
(平成 24 年 3 月 31 日)
(平成 25 年 3 月 31 日)
未払手数料
598,017 千円
572,094 千円
※2.資産の金額から直接控除している減価償却累計額(減損損失累計額を含む)の額
前事業年度
当事業年度
(平成 24 年 3 月 31 日)
(平成 25 年 3 月 31 日)
有形固定資産の減価償却累計額
517,744 千円
578,691 千円
※3.無形固定資産の減価償却累計額
無形固定資産の減価償却累計額
前事業年度
(平成 24 年 3 月 31 日)
227,314 千円
当事業年度
(平成 25 年 3 月 31 日)
238,992 千円
(損益計算書関係)
※1.各科目に含まれている関係会社に対するものは次のとおりであります。
前事業年度
当事業年度
(自 平成 23 年 4 月 1 日 (自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日) 至 平成 25 年 3 月 31 日)
支払手数料
7,038,413 千円
6,343,293 千円
※2.固定資産除却損の内容は次のとおりであります。
前事業年度
当事業年度
(自 平成 23 年 4 月 1 日
(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日) 至 平成 25 年 3 月 31 日)
器具・備品
499 千円
101 千円
-96-
(株主資本等変動計算書関係)
前事業年度(自 平成 23 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)
1.発行済株式に関する事項
株式の種類
当事業年度期首
普通株式(株)
増加
減少
1,823,250
−
当事業年度末
−
1,823,250
2.自己株式に関する事項
株式の種類
当事業年度期首
普通株式(株)
増加
減少
756
−
当事業年度末
−
756
3.配当に関する事項
(1)配当金支払額
決議
株式の
種類
平成 23 年 6 月 20 日
定時株主総会
平成 24 年 2 月 28 日
臨時株主総会
普通
株式
普通
株式
配当金の
総額(千円)
1株当たり
配当額(円)
1,002,371
550
2,551,491
1,400
当事業年度(自 平成 24 年 4 月 1 日
基準日
効力発生日
平成 23 年 3 月 31 日
平成 23 年 6 月 21 日
平成 24 年 2 月 9 日
平成 24 年 2 月 29 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
1.発行済株式に関する事項
株式の種類
当事業年度期首
普通株式(株)
増加
減少
1,823,250
−
当事業年度末
−
1,823,250
2.自己株式に関する事項
株式の種類
当事業年度期首
普通株式(株)
増加
756
減少
8,630
当事業年度末
−
9,386
(変動事由の概要)
普通株式の自己株式の株式数の増加 8,630 株は、平成 24 年 6 月 18 日の定時株主総会の決議に基づいて
行った自己株式取得による増加であります。
3.配当に関する事項
(1)配当金支払額
決議
平成 24 年 12 月 25 日
臨時株主総会
株式の
種類
普通
株式
配当金の
総額(千円)
1株当たり
配当額(円)
2,539,409
1,400
-97-
基準日
平成 24 年 11 月 28 日
効力発生日
平成 24 年 12 月 26 日
(リース取引関係)
ファイナンス・リース取引(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
(1)リース資産の内容
有形固定資産
主として、投信システム設備としてのサーバー、ネットワーク機器他(器具備品)であります。
(2)リース資産の減価償却方法
重要な会計方針の「2.固定資産の減価償却の方法(3)リース資産」に記載のとおりであります。
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社は、投資運用業を営んでおります。資金運用については、一時的な余資は有金利預金や有
価証券などにより、通常の取引条件から著しく乖離していないことを検証した上で行っておりま
す。また現先取引などの引合いを要する取引については、原則として複数の提示条件を参考に最
も有利と判断する条件で、適切かつ効率的に行っております。
なお、当社が運用を行う投資信託の商品性を適正に維持するための取得など、投資信託協会の
規則に定める範囲において投資信託の取得及び処分を行っております。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
有価証券及び投資有価証券は、主に満期保有目的債券、その他有価証券(投資信託)、業務上
の関係を有する企業の株式であり、発行体の信用リスクや市場価格の変動リスクに晒されており
ます。
また営業債権である未収委託者報酬は、投資信託約款に基づき、信託財産より受け入れる委託
者報酬のうち、信託財産に未払委託者報酬として計上された金額であり、信託財産は受託銀行に
おいて分別管理されていることから、当社の債権としてのリスクは、認識しておりません。
デリバティブ取引については、保有する有価証券の価格変動リスク回避を目的として為替予約
を行っております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(預金の預入先や債券の発行体の信用リスク)の管理
預金の預入先や債券の発行体の信用リスクについては、資金管理規程に従い、格付けの高い
預入先や発行体に限定することにより、リスクの軽減を図っております。
また経営企画部が定期的に格付けをモニタリングし、それが資金管理規程に定める基準以下
となった場合には、速やかに経営会議を開催し、残存期間などを総合的に勘案し、対処方法に
ついて決議を得る体制となっております。
②
市場リスク(価格変動リスク及び為替変動リスク)の管理
保有している債券、投資信託、株式の毎月末の時価など資金運用の状況については、資金管
理規程に従い、経営企画部長が毎月の定例取締役会において報告をしております。
また市場における価格変動リスク及び為替変動リスクについては、資金管理規程に従い、経
営企画部が定期的に時価をモニタリングし、その中で時価が基準を超える下落となった場合に
は、速やかに経営会議を開催し、対処方法について決議を得る体制となっております。
③ 流動性リスクの管理
資金繰りについては、経営企画部が作成した年度の資金計画を経営会議において報告し、そ
れに基づいた管理を行っております。また手元流動性を一定額以上維持することなどにより、
流動性リスクを管理しております。
-98-
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定さ
れた価額が含まれることがあります。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、
異なる前提条件などを採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把
握することが極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
前事業年度(平成 24 年 3 月 31 日)
貸借対照表計上額
(千円)
(1) 現金及び預金
(2) 有価証券及び投資有価証券
満期保有目的債券
その他有価証券
(3) 未収委託者報酬
(4) デリバティブ取引
ヘッジ会計が適用されて
いないもの
時価
(千円)
差額
(千円)
8,592,890
8,592,890
−
1,502,185
9,472,598
1,506,150
9,472,598
3,964
−
1,805,198
1,805,198
−
24
24
−
当事業年度(平成 25 年 3 月 31 日)
貸借対照表計上額
(千円)
時価
(千円)
10,766,270
10,766,270
(1) 現金及び預金
(2) 有価証券及び投資有価証券
500,129
500,400
満期保有目的債券
7,490,195
7,490,195
その他有価証券
1,891,689
1,891,689
(3) 未収委託者報酬
(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券に関する事項
差額
(千円)
−
270
−
−
(1) 現金及び預金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿
価額によっております。
(2) 有価証券及び投資有価証券
これらの時価について、債券は日本証券業協会発表の公社債店頭売買参考統計値の価
格、投資信託は基準価額によっております。また譲渡性預金は短期間で決済されるため、
時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3) 未収委託者報酬
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿
価額によっております。
(注)2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
前事業年度
区分
(平成 24 年 3 月 31 日)
非上場株式
当事業年度
(平成 25 年 3 月 31 日)
299,887
276,151
これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため、
「(2) 有価証券及び投資有価証券 その他有価証券」には含めておりません。
-99-
(注)3.金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
前事業年度(平成 24 年 3 月 31 日)
(1) 預金
(2) 有価証券及び投資有価証券
満期保有目的債券
その他有価証券
(3) 未収委託者報酬
1 年以内
(千円)
8,592,815
1,000,000
4,800,000
1,805,198
1 年超 5 年以内
(千円)
−
500,000
809,629
−
5 年超 10 年以内
(千円)
−
−
660,677
−
10 年超
(千円)
−
−
−
−
当事業年度(平成 25 年 3 月 31 日)
(1) 預金
(2) 有価証券及び投資有価証券
満期保有目的債券
その他有価証券
(3) 未収委託者報酬
1 年以内
(千円)
10,766,163
500,000
4,258,263
1,891,689
-100-
1 年超 5 年以内
(千円)
−
−
357,062
−
5 年超 10 年以内
(千円)
−
−
1,056,875
−
10 年超
(千円)
−
−
−
−
(有価証券関係)
1. 満期保有目的の債券
前事業年度(平成 24 年 3 月 31 日)
種類
時価が貸借対照表計上額
を超えるもの
時価が貸借対照表計上額
を超えないもの
(1)国債・地方債等
(2)社債
(3)その他
小計
(1)国債・地方債等
(2)社債
(3)その他
小計
合計
貸借対照表計上額
(千円)
−
1,502,185
−
1,502,185
−
−
−
−
1,502,185
時価
(千円)
貸借対照表計上額
(千円)
−
500,129
−
500,129
−
−
−
−
500,129
時価
(千円)
−
1,506,150
−
1,506,150
−
−
−
−
1,506,150
差額
(千円)
−
3,964
−
3,964
−
−
−
−
3,964
当事業年度(平成 25 年 3 月 31 日)
種類
時価が貸借対照表計上額
を超えるもの
時価が貸借対照表計上額
を超えないもの
(1)国債・地方債等
(2)社債
(3)その他
小計
(1)国債・地方債等
(2)社債
(3)その他
小計
合計
−
500,400
−
500,400
−
−
−
−
500,400
差額
(千円)
−
270
−
270
−
−
−
−
270
2.関連会社株式
関連会社株式(当事業年度の貸借対照表計上額
77,100 千円、前事業年度の貸借対照表計上額
77,100 千円)は、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、記
載しておりません。
-101-
3.その他有価証券
前事業年度(平成 24 年 3 月 31 日)
種類
貸借対照表計上額が取得
原価を超えるもの
貸借対照表計上額が取得
原価を超えないもの
(1)株式
(2)債券
①国債・地方債等
②社債
③その他
(3)その他
小計
(1)株式
(2)債券
①国債・地方債等
②社債
③その他
(3)その他
小計
貸借対照表計上額
(千円)
−
合計
取得原価
(千円)
差額
(千円)
−
−
−
−
−
580,313
580,313
41,123
−
−
−
505,000
505,000
45,457
−
−
−
75,313
75,313
△4,333
−
1,002,560
−
7,848,601
8,892,285
9,472,598
−
1,003,574
−
8,245,960
9,294,991
9,799,991
−
△1,014
−
△397,358
△402,706
△327,393
(注)非上場株式(貸借対照表計上額 222,787 千円)については、市場価格がなく、時価を把握するこ
とが極めて困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
当事業年度(平成 25 年 3 月 31 日)
種類
貸借対照表計上額が取得
原価を超えるもの
(1)株式
(2)債券
①国債・地方債等
②社債
③その他
(3)その他
小計
(1)株式
(2)債券
①国債・地方債等
②社債
③その他
(3)その他
小計
貸借対照表計上額
(千円)
−
取得原価
(千円)
差額
(千円)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
1,461,472
1,219,754
241,717
1,461,472
1,219,754
241,717
−
−
−
貸借対照表計上額が取得
−
−
−
原価を超えないもの
−
−
−
−
−
−
−
−
−
6,028,723
6,102,958
△74,234
6,028,723
6,102,958
△74,234
合計
7,490,195
7,322,713
167,483
(注)非上場株式(貸借対照表計上額 199,051 千円)については、市場価格がなく、時価を把握するこ
とが極めて困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
-102-
4.売却したその他有価証券
前事業年度(平成 24 年 3 月 31 日)
売却額
(千円)
(1)株式
15,525
(2)債券
①国債・地方債等
−
②社債
303,927
③その他
−
(3)その他
2,262,094
合計
2,581,546
当事業年度(平成 25 年 3 月 31 日)
売却額
(千円)
(1)株式
106,355
(2)債券
①国債・地方債等
−
②社債
−
③その他
−
(3)その他
3,921,927
合計
4,028,282
売却益の合計額
(千円)
−
売却損の合計額
(千円)
△14,365
−
880
−
5,690
6,570
−
−
−
△3,590
△17,955
売却益の合計額
(千円)
38,075
売却損の合計額
(千円)
△1,080
−
−
−
108,259
146,334
−
−
−
△36,118
△37,198
5.減損処理を行った有価証券
当事業年度において、有価証券について 49,352 千円(その他有価証券)減損処理を行っており
ます。
なお、減損処理にあたっては、期末における時価が取得原価に比べ 50%以上下落した場合には全
て減損処理を行い、30∼50%程度下落した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額
について減損処理を行っております。
(デリバティブ取引関係)
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
通貨関連
前事業年度(平成 24 年 3 月 31 日)
区分
取引の種類
市場取引以外の取引
為替予約取引
売建
豪ドル
合計
契約額等
(千円)
契約額等のうち
1 年超
(千円)
450,000
450,000
(注)時価の算定方法
取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。
当事業年度(平成 25 年 3 月 31 日)
該当事項はありません。
-103-
−
−
時価
(千円)
24
24
評価損益
(千円)
24
24
(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社は、確定給付企業年金制度(キャッシュバランス型)、確定拠出企業年金制度および退職一
時金制度を設けております。
2.退職給付債務に関する事項
(1)退職給付債務(千円)
(2)年金資産(千円)
(3)未積立退職給付債務(1)+(2) (千円)
(4)未認識数理計算上の差異(千円)
(5)未認識過去勤務債務(債務の減額)(千円)
(6)貸借対照表計上額純額(3)+(4)+(5) (千円)
(7)前払年金費用(千円)
(8)退職給付引当金(6)−(7) (千円)
前事業年度
(平成 24 年 3 月 31 日)
△1,162,110
876,684
△285,426
645,782
△58,871
301,484
471,439
169,955
当事業年度
(平成 25 年 3 月 31 日)
△1,281,738
1,018,974
△262,764
547,641
△42,815
242,061
410,271
168,209
3.退職給付費用に関する事項
(1)勤務費用(千円)(注1)
(2)利息費用(千円)
(3)期待運用収益(減算)(千円)
(4)数理計算上の差異の費用処理額(千円)
(5)過去勤務債務の費用処理額(千円)
(6)小計(1)+(2)−(3)+(4)+(5) (千円)
(7)その他(千円)(注2)
(8)退職給付費用(6)+(7) (千円)
前事業年度
当事業年度
(自 平成 23 年 4 月 1 日 (自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日) 至 平成 25 年 3 月 31 日)
80,752
108,925
23,098
17,431
18,807
17,533
73,807
86,570
△16,055
△16,055
142,794
179,338
14,702
15,930
157,497
195,268
(注)1.執行役員の退職慰労金に係る退職給付引当金繰入額(前事業年度 20,250 千円、当事業年度 34,585 千円)については
「(1)勤務費用」に含めて記載しております。
2.「(7)その他」は、確定拠出年金への掛金支払額であります。
4.退職給付債務の計算基礎
(1)退職給付見込額の期間配分方法
(2)割引率
(3)期待運用収益率
(4)過去勤務債務の処理年数
(5)数理計算上の差異の処理年数
前事業年度
(平成 24 年 3 月 31 日)
期間定額基準
1.5%
2.0%
10 年
10 年
-104-
当事業年度
(平成 25 年 3 月 31 日)
期間定額基準
1.5%
2.0%
10 年
10 年
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度
(平成 24 年 3 月 31 日)
繰延税金資産
貸倒引当金
4,757 千円
賞与引当金
111,065
減価償却超過額
3,087
退職給付引当金
106,517
役員退職慰労引当金
26,952
投資有価証券評価損
−
非上場株式評価損
28,430
未払事業税
49,129
その他有価証券評価差額金
117,552
その他
47,307
494,801
繰延税金資産小計
△ 76,506
評価性引当額
418,294
繰延税金資産合計
繰延税金負債
−
その他有価証券評価差額金
△168,021
前払年金費用
△607
その他
△168,628
繰延税金負債合計
249,665
繰延税金資産の純額
(注) 繰延税金資産の純額は、貸借対照表の以下の項目に含まれております。
流動資産−繰延税金資産
183,764 千円
65,901
固定資産−長期繰延税金資産
当事業年度
(平成 25 年 3 月 31 日)
−千円
130,944
796
95,500
28,660
17,589
28,430
42,964
−
63,091
407,976
−
407,976
△ 60,857
△146,220
−
△207,078
200,897
192,202 千円
8,695
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前事業年度
当事業年度
法定実効税率
(調整)
役員給与永久に損金算入されない項目
交際費等永久に損金算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割
評価性引当額の増減
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
(平成 24 年 3 月 31 日)
法定実効税率と税効果
会計適用後の法人税等の
負担率との間の差異が法
定実効税率の 100 分の5
以下であるため注記を省
略しております。
-105-
(平成 25 年 3 月 31 日)
38.01%
0.55
0.36
△0.51
0.16
△3.18
0.09
35.48
(セグメント情報等)
セグメント情報
前事業年度(自 平成 23 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)及び
当事業年度(自 平成 24 年 4 月 1 日 至 平成 25 年 3 月 31 日)
当社は、資産運用業という単一セグメントであるため、記載を省略しております。
関連情報
前事業年度(自 平成 23 年 4 月 1 日
当事業年度(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)及び
至 平成 25 年 3 月 31 日)
1.製品及びサービスごとの情報
当社の製品及びサービス区分の決定方法は、損益計算書の営業収益各項目の区分と同一であるこ
とから、製品及びサービスごとの売上高の記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)営業収益
当社が運用している投資信託は大半が公募投信であり、委託者報酬を最終的に負担する主要な
受益者の情報は制度上、把握し得ないため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額は、貸借対照表の有形固定資産の金額と同一であるこ
とから、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
当社が運用している投資信託は大半が公募投信であり、委託者報酬を最終的に負担する主要な受
益者の情報は制度上、把握し得ないため、記載を省略しております。
報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前事業年度(自 平成 23 年 4 月 1 日 至 平成 24 年 3 月 31 日)
当社は、単一セグメントであるため、記載を省略しております。
当事業年度(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
当社は、単一セグメントであるため、記載を省略しております。
報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報
前事業年度(自 平成 23 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)
該当事項はありません。
当事業年度(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
該当事項はありません。
報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
前事業年度(自 平成 23 年 4 月 1 日 至 平成 24 年 3 月 31 日)
該当事項はありません。
当事業年度(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
該当事項はありません。
-106-
関連当事者情報
1.関連当事者との取引
(ア)財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等の場合に限る)等
前事業年度(自 平成 23 年 4 月 1 日
種類
親会社
会社等の名
称又は氏名
所在地
みずほ
証券
株式会社
東京都
千代田
区
資本金又は出
資金(千円)
125,167,284
事業の
内容又
は職業
金融
商品
取引業
当事業年度(自 平成 24 年 4 月 1 日
種類
親会社
会社等の名
称又は氏名
所在地
みずほ
証券
株式会社
東京都
千代田
区
資本金又は出
資金(千円)
125,167,284
事業の
内容又
は職業
金融
商品
取引業
至 平成 24 年 3 月 31 日)
議決権等の
所有(被所
有)割合(%)
(被所有)
直接 76.70
間接 7.87
関連当事者
との関係
当社設定の
投資信託受
益権の募集
・販売
役員の兼任
取引の内容
取引金額
(千円)
科目
期末残高
(千円)
債券等の現先
取引
1,006,734
短期
貸付金
−
当社設定の投資
信託受益権の募
集・販売に係る
代行手数料の支
払い
7,038,413
未払手
数料
598,017
至 平成 25 年 3 月 31 日)
議決権等の
所有(被所
有)割合(%)
(被所有)
直接 77.05
間接 7.91
-107-
関連当事者
との関係
取引の内容
当社設定の
投資信託受
益権の募集
・販売
役員の兼任
当社設定の投資
信託受益権の募
集・販売に係る
代行手数料の支
払い
取引金額
(千円)
6,343,293
科目
未払手
数料
期末残高
(千円)
572,094
(イ)財務諸表提出会社と同一の親会社をもつ会社等及び財務諸表提出会社のその他の関係会社の子会
社等
前事業年度(自 平成 23 年 4 月 1 日
種類
会社等の
名称又は
氏名
所在地
資本金又は出
資金(千円)
至 平成 24 年 3 月 31 日)
事業の
内容又
は職業
議決権等の
所有(被所
有)割合(%)
関連当事者
との関係
取引の内容
116,378
計算委託料支払
74,884
7,593
ハウジングサー
ビス料支払
メールシステム
サービス料支払
16,824
その他
未払金
その他
未払金
その他
未払金
東京都
中央区
4,110,000
不動産
賃貸業
直接 4.05
事務所の
賃借
事務所の賃借
同一の親
会社を持
つ会社
日本証券
テクノロ
ジー株式
会社
東京都
中央区
228,000
情報サ
ービス
業
なし
計算業務の
委託
種類
所在地
資本金又は出
資金(千円)
期末残高
(千円)
長期差
入保証
金
みずほ証
券プロパ
ティマネ
ジメント
株式会社
会社等の
名称又は
氏名
科目
165,316
同一の親
会社を持
つ会社
当事業年度(自 平成 24 年 4 月 1 日
取引金額
(千円)
18,000
1,472
3,150
至 平成 25 年 3 月 31 日)
事業の
内容又
は職業
議決権等の
所有(被所
有)割合(%)
関連当事者
との関係
取引の内容
取引金額
(千円)
科目
期末残高
(千円)
173,969
長期差
入保証
金
116,378
計算委託料支払
91,562
8,536
ハウジングサー
ビス料支払
メールシステム
サービス料支払
16,824
その他
未払金
その他
未払金
その他
未払金
同一の親
会社を持
つ会社
みずほ証
券プロパ
ティマネ
ジメント
株式会社
東京都
中央区
4,110,000
不動産
賃貸業
直接 4.05
事務所の
賃借
事務所の賃借
同一の親
会社を持
つ会社
日本証券
テクノロ
ジー株式
会社
東京都
中央区
228,000
情報サ
ービス
業
なし
計算業務の
委託
36,000
1,472
3,150
(注)1.上記(ア)∼(イ)の金額のうち、取引金額と長期差入保証金の期末残高には消費税等が含まれておらず、未払手数
料とその他未払金の期末残高には消費税等が含まれております。
(注)2.取引条件及び取引条件の決定方法等
(1)現先取引の金利等については、市場金利等を勘案して決定しております。
(2)代行手数料については、投資信託の信託約款に定める受益者が負担する信託報酬のうち、当社が受け取る委託者報酬
から支払われます。委託者報酬の配分は両社協議のうえ合理的に決定しております。
(3)事務所の賃借料の支払については、差入保証金の総額及び近隣の賃借料を勘案し、協議のうえ決定しております。
(4)計算委託料、ハウジングサービス料及びメールシステムサービス料の支払は、協議のうえ合理的に決定しております。
2.親会社又は重要な関連会社に関する注記
親会社情報
みずほ証券株式会社(非上場)
-108-
(1 株当たり情報)
1 株当たり純資産額
1 株当たり当期純利益金額
前事業年度
(自 平成 23 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)
10,960 円 24 銭
732 円 20 銭
当事業年度
(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
10,607 円 02 銭
854 円 62 銭
(注)1.潜在株式調整後 1 株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(注)2.1 株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前事業年度
(自 平成 23 年 4 月 1 日
至 平成 24 年 3 月 31 日)
当期純利益金額(千円)
1,334,432
普通株主に帰属しない金額(千円)
普通株式に係る当期純利益金額(千円)
期中平均株式数(千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません
-109-
当事業年度
(自 平成 24 年 4 月 1 日
至 平成 25 年 3 月 31 日)
1,553,255
−
−
1,334,432
1,553,255
1,822
1,817
4【利害関係人との取引制限】
委託者は、「金融商品取引法」の定めるところにより、利害関係人との取引について、
次に掲げる行為が禁止されています。
(1)自己またはその取締役若しくは執行役との間における取引を行うことを内容とした運
用を行うこと(投資者の保護に欠け、若しくは取引の公正を害し、または金融商品取引
業の信用を失墜させるおそれがないものとして内閣府令で定めるものを除きます。)。
(2)運用財産相互間において取引を行うことを内容とした運用を行うこと(投資者の保護
に欠け、若しくは取引の公正を害し、または金融商品取引業の信用を失墜させるおそれ
がないものとして内閣府令で定めるものを除きます。)。
(3)通常の取引の条件と異なる条件であって取引の公正を害するおそれのある条件で、委
託者の親法人等(委託者の総株主等の議決権の過半数を保有していることその他の当該
金融商品取引業者と密接な関係を有する法人その他の団体として政令で定める要件に該
当する者をいいます。以下(4)(5)において同じ。)または子法人等(委託者が総株
主等の議決権の過半数を保有していることその他の当該金融商品取引業者と密接な関係
を有する法人その他の団体として政令で定める要件に該当する者をいいます。以下同
じ。
)と有価証券の売買その他の取引または店頭デリバティブ取引を行うこと。
(4)委託者の親法人等または子法人等の利益を図るため、その行う投資運用業に関して運
用の方針、運用財産の額若しくは市場の状況に照らして不必要な取引を行うことを内容
とした運用を行うこと。
(5)上記(3)(4)に掲げるもののほか、委託者の親法人等または子法人等が関与する行
為であって、投資者の保護に欠け、若しくは取引の公正を害し、または金融商品取引業
の信用を失墜させるおそれのあるものとして内閣府令で定める行為。
5【その他】
a.定款の変更
委託者の定款の変更に関しては、株主総会の決議が必要です。
b.訴訟事件その他の重要事項
訴訟事件等委託者およびファンドに重要な影響を与えた事実、または与えると予想さ
れる事実はありません。
-110-
追加型証券投資信託
中東・北アフリカ株式ファンド
約
款
新光投信株式会社
-111-
運用の基本方針
約款第 19 条の規定に基づき、委託者の定める運用の基本方針は、次のとおりとします。
1.基本方針
この投資信託は、投資信託証券を主要投資対象として、投資信託財産の中長期的な成長を目指し
て運用を行ないます。
2.運用方法
(1)投資対象
投資信託証券を主要投資対象とします。
(2)投資態度
①
以下の投資信託証券を通じて、主として中東・北アフリカ地域の株式に実質的な投資を行な
い、投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行ないます。
ケイマン諸島籍外国投資法人
フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリ
カ・ファンド投資証券(米ドル建)(以下「FMENA フ
ァンド」といいます。)
内国証券投資信託(親投資信託)
②
国内マネー・マザーファンド受益証券
各投資信託証券への投資割合は、資金動向や市況動向などを勘案して決定するものとし、
FMENA ファンドの組入比率は、原則として、高位とすることを基本とします。
③
外貨建資産(投資信託証券への投資を通じて間接的に保有するものを含みます。)への投資
については、原則として当ファンドにおいて為替ヘッジを行ないません。
FMENA ファンドへの投資にあたっては、フランクリン・アドバイザーズ・インクから投資
④
助言および情報提供を受けます。
⑤
当ファンドの資金動向、市況動向等を勘案し、上記のような運用を行なわない場合がありま
す。
⑥
FMENA ファンドが、償還した場合または約款第 43 条第 2 項に規定する事項の変更により商
品の同一性が失われた場合は、委託者は受託者と合意のうえ投資信託契約を解約し、信託を終
了させます。
(3)投資制限
①
投資信託証券および短期金融商品(短期運用の有価証券を含みます。)以外には投資を行な
いません。
②
投資信託証券への投資割合には制限を設けません。
③
外貨建資産への投資割合には制限を設けません。
3.収益分配方針
毎決算時に、原則として以下の方針に基づき収益の分配を行ないます。
(1)
分配対象額の範囲は、繰越分を含めた経費控除後の利子・配当等収益と売買益(評価益を含
みます。)等の全額とします。
(2)
分配金額は、委託者が基準価額水準や市況動向等を勘案して決定します。ただし、分配対象
額が少額の場合には、分配を行なわないことがあります。
(3)
留保益の運用については、特に制限を設けず、運用の基本方針に基づいた運用を行ないます。
-112-
追加型証券投資信託
[中東・北アフリカ株式ファンド]
約
款
【信託の種類、委託者および受託者】
第1条
この信託は、証券投資信託であり、新光投信株式会社を委託者とし、株式会社りそな銀行
を受託者とします。
②
この信託は、信託法(平成 18 年法律第 108 号)(以下「信託法」といいます。)の適用を
受けます。
【信託事務の委託】
第2条
受託者は、信託法第 28 条第 1 号に基づく信託事務の委託として、信託事務の処理の一部に
ついて、金融機関の信託業務の兼営等に関する法律第 1 条第 1 項の規定による信託業務の兼
営の認可を受けた一の金融機関(受託者の利害関係人(金融機関の信託業務の兼営等に関す
る法律第 2 条第 1 項にて準用する信託業法第 29 条第 2 項第 1 号に規定する利害関係人をい
います。以下同じ。)を含みます。)と信託契約を締結し、これを委託することができます。
②
前項における利害関係人に対する業務の委託については、受益者の保護に支障を生じるこ
とがない場合に行なうものとします。
【信託の目的および金額】
第3条
委託者は、金 8,567,543,000 円を受益者のために利殖の目的をもって信託し、受託者はこ
れを引き受けます。
【信託金の限度額】
第4条
委託者は、受託者と合意のうえ、金 2,000 億円を限度として信託金を追加することができ
ます。
②
委託者は、受託者と合意のうえ、前項の限度額を変更することができます。
【信託期間】
第5条
この信託の期間は、投資信託契約締結日から平成 30 年 4 月 25 日までとします。
【受益権の取得申込みの勧誘の種類】
第6条
この信託にかかる受益権の取得申込みの勧誘は、金融商品取引法第 2 条第 3 項第 1 号に掲
げる場合に該当し、投資信託及び投資法人に関する法律第 2 条第 8 項で定める公募により行
なわれます。
【当初の受益者】
第7条
この投資信託契約締結当初および追加信託当初の受益者は、委託者の指定する受益権取得
申込者とし、第 8 条により分割された受益権は、その取得申込口数に応じて、取得申込者に
帰属します。
【受益権の分割および再分割】
第8条
委託者は、第 3 条の規定による受益権については 8,567,543,000 口に、追加信託によって
生じた受益権については、これを追加信託のつど第 9 条第 1 項の追加口数に、それぞれ均等
に分割します。
②
委託者は、受益権の再分割を行ないません。ただし、社債、株式等の振替に関する法律が
施行された場合には、受託者と協議のうえ、一定日現在の受益権を均等に再分割できるもの
とします。
-113-
【追加信託の価額および口数、基準価額の計算方法】
第9条
追加信託金は、追加信託を行なう日の前営業日の基準価額に当該追加信託にかかる受益権
の口数を乗じた額とします。
②
この約款において基準価額とは、投資信託財産に属する資産(受入担保金代用有価証券お
よび第 20 条に規定する借入有価証券を除きます。)を法令および一般社団法人投資信託協会
規則に従って時価評価して得た投資信託財産の資産総額から負債総額を控除した金額(以下
「純資産総額」といいます。)を、計算日における受益権口数で除した金額をいいます。
【信託日時の異なる受益権の内容】
第 10 条
この信託の受益権は、信託の日時を異にすることにより差異を生ずることはありません。
【受益権の帰属と受益証券の不発行】
第 11 条
この信託の全ての受益権は、社債等の振替に関する法律(政令で定める日以降「社債、株
式等の振替に関する法律」となった場合は読み替えるものとし、「社債、株式等の振替に関
する法律」を含め「社振法」といいます。以下同じ。)の規定の適用を受けることとし、受
益権の帰属は、委託者があらかじめこの信託の受益権を取り扱うことについて同意した一の
振替機関(社振法第 2 条に規定する「振替機関」をいい、以下「振替機関」といいます。)
および当該振替機関の下位の口座管理機関(社振法第 2 条に規定する「口座管理機関」をい
い、振替機関を含め、以下「振替機関等」といいます。)の振替口座簿に記載または記録さ
れることにより定まります(以下、振替口座簿に記載または記録されることにより定まる受
益権を「振替受益権」といいます。)。
②
委託者は、この信託の受益権を取り扱う振替機関が社振法の規定により主務大臣の指定を
取り消された場合または当該指定が効力を失った場合であって、当該振替機関の振替業を承
継する者が存在しない場合その他やむを得ない事情がある場合を除き、振替受益権を表示す
る受益証券を発行しません。なお、受益者は、委託者がやむを得ない事情等により受益証券
を発行する場合を除き、無記名式受益証券から記名式受益証券への変更の請求、記名式受益
証券から無記名式受益証券への変更の請求、受益証券の再発行の請求を行なわないものとし
ます。
③
委託者は、第 8 条の規定により分割された受益権について、振替機関等の振替口座簿への
新たな記載または記録をするため社振法に定める事項の振替機関への通知を行なうものとし
ます。振替機関等は、委託者から振替機関への通知があった場合、社振法の規定にしたがい、
その備える振替口座簿への新たな記載または記録を行ないます。
【受益権の設定にかかる受託者の通知】
第 12 条
受託者は、投資信託契約締結日に生じた受益権については投資信託契約締結時に、追加信
託により生じた受益権については追加信託のつど、振替機関の定める方法により、振替機関
へ当該受益権にかかる信託を設定した旨の通知を行ないます。
【受益権の申込単位および価額】
第 13 条
委託者は、第 8 条第 1 項の規定により分割される受益権を、その取得申込者に対し、委託
者が定める申込単位をもって取得申込に応ずることができるものとします。なお、この場合
においては、第 38 条第 3 項に規定する収益分配金の再投資にかかる受益権の取得申込を申し
出た取得申込者に対しては、1 口の整数倍をもって取得申込に応ずることができるものとしま
す。ただし、受益権の取得申込者がその申込みをしようとする場合において、委託者に対し、
-114-
当該取得申込にかかる受益権について、第 38 条第 3 項に規定する収益分配金の再投資にかか
る受益権の取得申込をしないことを申し出たときは、委託者が定める申込単位をもって取得
申込に応ずるものとします。
指定販売会社(委託者の指定する金融商品取引法第 28 条第 1 項に規定する第一種金融商品
②
取引業を行なう者および委託者の指定する金融商品取引法第 2 条第 11 項に規定する登録金融
機関をいいます。以下同じ。)は、第 8 条第 1 項の規定により分割される受益権を、その取
得申込者に対し、指定販売会社が定める申込単位をもって取得申込に応じることができます。
ただし、指定販売会社と別に定める中東・北アフリカ株式ファンド自動継続投資約款(別の
名称で同様の権利義務を規定する約款を含みます。)にしたがって契約(以下「別に定める
契約」といいます。)を結んだ取得申込者には、1 口の整数倍をもって取得申込に応じること
ができるものとします。
③
前各項の規定にかかわらず、委託者または指定販売会社は、別に定める日のいずれかに該
当する日においては、受益権の取得の申込みを受付けないものとします。また、取引所(金
融商品取引法第 2 条第 16 項に規定する金融商品取引所および金融商品取引法第 2 条第 8 項第
3 号ロに定める外国金融商品市場をいいます。以下同じ。)における取引の停止、外国為替取
引の停止、決済機能の停止その他やむを得ない事情があるときは、委託者の判断により、受
益権の取得の申込みの受付けを中止することおよび既に受付けた取得申込の受付けを取消す
ことができます。ただし、別に定める契約または第 38 条第 3 項の規定に基づく収益分配金の
再投資にかかる追加信託金の申込みに限ってこれを受付けるものとします。
第 1 項および第 2 項の受益権の価額は、取得申込受付日の翌営業日の基準価額に、手数料
④
および当該手数料にかかる消費税および地方消費税(以下「消費税等」といいます。)に相
当する金額を加算した価額とします。ただし、この投資信託契約締結日前の取得申込にかか
る価額は、1 口につき 1 円に、手数料および当該手数料にかかる消費税等に相当する金額を
加算した価額とします。
⑤
前項の手数料の額(その減免を含む)は、委託者または指定販売会社がそれぞれ独自に定
めます。
⑥
前 2 項の規定にかかわらず、別に定める契約または第 38 条第 3 項の規定に基づいて収益分
配金を再投資する場合の受益権の価額は、原則として第 32 条に規定する各計算期間終了日の
基準価額とします。
第 1 項および第 2 項の取得申込者は委託者、指定販売会社に、取得申込と同時にまたは予
⑦
め、自己のために開設されたこの信託の受益権の振替を行なうための振替機関等の口座を示
すものとし、当該口座に当該取得申込者にかかる口数の増加の記載または記録が行なわれま
す。なお、委託者(第 39 条の委託者の指定する口座管理機関を含みます。)、指定販売会社
は、当該取得申込の代金(第 4 項ならびに第 6 項の受益権の価額に当該取得申込の口数を乗
じて得た額をいいます。)の支払いと引き換えに、当該口座に当該取得申込者にかかる口数
の増加の記載または記録を行なうことができます。
【受益権の譲渡にかかる記載または記録】
第 14 条
受益者は、その保有する受益権を譲渡する場合には、当該受益者の譲渡の対象とする受益
権が記載または記録されている振替口座簿にかかる振替機関等に振替の申請をするものとし
ます。
-115-
②
前項の申請のある場合には、前項の振替機関等は、当該譲渡にかかる譲渡人の保有する受
益権の口数の減少および譲受人の保有する受益権の口数の増加につき、その備える振替口座
簿に記載または記録するものとします。ただし、前項の振替機関等が振替先口座を開設した
ものでない場合には、譲受人の振替先口座を開設した他の振替機関等(当該他の振替機関等
の上位機関を含みます。)に社振法の規定にしたがい、譲受人の振替先口座に受益権の口数
の増加の記載または記録が行なわれるよう通知するものとします。
③
委託者は、第 1 項に規定する振替について、当該受益者の譲渡の対象とする受益権が記載
または記録されている振替口座簿にかかる振替機関等と譲受人の振替先口座を開設した振替
機関等が異なる場合等において、委託者が必要と認めるときまたはやむを得ない事情がある
と判断したときは、振替停止日や振替停止期間を設けることができます。
【受益権の譲渡の対抗要件】
第 15 条
受益権の譲渡は、前条の規定による振替口座簿への記載または記録によらなければ、委託
者および受託者に対抗することができません。
【投資の対象とする資産の種類】
第 16 条
この信託において投資の対象とする資産の種類は、次に掲げるものとします。
1.次に掲げる特定資産(「特定資産」とは、投資信託及び投資法人に関する法律第 2 条第
1 項で定めるものをいいます。以下同じ。)
イ.有価証券
ロ.金銭債権
ハ.約束手形
2.次に掲げる特定資産以外の資産
イ.為替手形
【有価証券および金融商品の指図範囲等】
第 17 条
委託者は、信託金を、主として次の第 1 号に掲げる外国投資法人の投資証券および第 2 号
に掲げる新光投信株式会社を委託者とし、株式会社りそな銀行を受託者として締結された親
投資信託である国内マネー・マザーファンド(以下「マザーファンド」といいます。)の受
益証券のほか、第 3 号から第 7 号に掲げる有価証券(金融商品取引法第 2 条第 2 項の規定に
より有価証券とみなされる同項各号に掲げる権利を除きます。)に投資することを指図しま
す。
1.ケイマン諸島籍外国投資法人 フランクリン・ミドルイースト・アンド・ノースアフリ
カ・ファンド投資証券(米ドル建)(以下「FMENA ファンド」といいます。)
2.証券投資信託、マザーファンド受益証券
3.コマーシャル・ペーパー
4.外国または外国の者の発行する証券または証書で、前号の証券の性質を有するもの
5.国債証券、地方債証券、特別の法律により法人の発行する債券および社債券(新株引受
権証券と社債券とが一体となった新株引受権付社債券を除きます。)
6.外国法人が発行する譲渡性預金証書
7.指定金銭信託の受益証券(金融商品取引法第 2 条第 1 項第 14 号で定める受益証券発行
信託の受益証券に限ります。)
なお、第 1 号に掲げる外国投資法人の投資証券および第 2 号に掲げる証券投資信託の受益証
-116-
券(金融商品取引法第 2 条第 1 項第 10 号および同第 11 号で定めるものをいいます。)を以
下「投資信託証券」といい、第 5 号の証券を以下「公社債」といいます。公社債にかかる運
用の指図は短期社債等への投資ならびに買い現先取引(売戻し条件付の買入れ)および債券
貸借取引(現金担保付き債券借入れ)に限り行なうことができるものとします。
②
委託者は、信託金を、前項に掲げる有価証券のほか、次に掲げる金融商品(金融商品取引
法第 2 条第 2 項の規定により有価証券とみなされる同項各号に掲げる権利を含みます。)に
より運用することを指図することができます。
1.預金
2.指定金銭信託(金融商品取引法第 2 条第 1 項第 14 号に規定する受益証券発行信託を除
きます。)
3.コール・ローン
4.手形割引市場において売買される手形
③
第 1 項の規定にかかわらず、この信託の設定、解約、償還、投資環境の変動等への対応等、
委託者が運用上必要と認めるときには、委託者は、信託金を、前項に掲げる金融商品により
運用することの指図ができます。
【利害関係人等との取引等】
第 18 条
受託者は、受益者の保護に支障を生じることがないものであり、かつ信託業法、投資信託
及び投資法人に関する法律ならびに関連法令に反しない場合には、委託者の指図により、投
資信託財産と、受託者(第三者との間において投資信託財産のためにする取引その他の行為
であって、受託者が当該第三者の代理人となって行なうものを含みます。)および受託者の
利害関係人、第 24 条第 1 項に定める信託業務の委託先およびその利害関係人または受託者に
おける他の投資信託財産との間で、第 16 条および第 17 条第 1 項および第 2 項に掲げる資産
への投資等ならびに第 20 条、第 22 条、第 27 条から第 29 条に掲げる取引その他これらに類
する行為を行なうことができます。
②
受託者は、受託者がこの信託の受託者としての権限に基づいて信託事務の処理として行な
うことができる取引その他の行為について、受託者または受託者の利害関係人の計算で行な
うことができるものとします。なお、受託者の利害関係人が当該利害関係人の計算で行なう
場合も同様とします。
③
委託者は、金融商品取引法、投資信託及び投資法人に関する法律ならびに関連法令に反し
ない場合には、投資信託財産と、委託者、その取締役、執行役および委託者の利害関係人等
(金融商品取引法第 31 条の 4 第 3 項および同条第 4 項に規定する親法人等または子法人等を
いいます。)または委託者が運用の指図を行なう他の投資信託財産との間で、第 16 条および
第 17 条第 1 項および第 2 項に掲げる資産への投資等ならびに第 20 条、第 22 条、第 27 条か
ら第 29 条に掲げる取引その他これらに類する行為を行なうことの指図をすることができ、受
託者は、委託者の指図により、当該投資等ならびに当該取引、当該行為を行なうことができ
ます。
④
前 3 項の場合、委託者および受託者は、受益者に対して信託法第 31 条第 3 項および同法第
32 条第 3 項の通知は行ないません。
【運用の基本方針】
第 19 条
委託者は、投資信託財産の運用にあたっては、別に定める運用の基本方針にしたがって、
-117-
その指図を行ないます。
【公社債の借入れ】
第 20 条
委託者は、投資信託財産の効率的な運用に資するため、公社債の借入れの指図をすること
ができます。なお、当該公社債の借入れを行なうにあたり担保の提供が必要と認めたときは、
担保の提供の指図を行なうものとします。
②
前項の指図は、当該借入れにかかる公社債の時価総額が投資信託財産の純資産総額の範囲
内とします。
③
投資信託財産の一部解約等の事由により、前項の借入れにかかる公社債の時価総額が投資
信託財産の純資産総額を超えることとなった場合には、委託者はすみやかに、その超える額
に相当する借入れた公社債の一部を返還するための指図をするものとします。
④
第 1 項の借入れにかかる品借料は投資信託財産中から支弁します。
【特別の場合の外貨建有価証券への投資制限】
第 21 条
外貨建有価証券(外国通貨表示の有価証券をいいます。以下同じ。)への投資については、
わが国の国際収支上の理由等により特に必要と認められる場合には、制約されることがあり
ます。
【外国為替予約の指図】
第 22 条
委託者は、投資信託財産に属する外貨建資産(外貨建有価証券、外国通貨表示の預金その
他の資産をいいます。以下同じ。)について、当該外貨建資産の為替ヘッジのため、外国為
替の売買の予約を指図することができます。
【外貨建資産の円換算および予約為替の評価】
第 23 条
投資信託財産に属する外貨建資産の円換算は、原則として、わが国における計算日の対顧
客電信売買相場の仲値によって計算します。
②
前条に規定する予約為替の評価は、原則として、わが国における計算日の対顧客先物売買
相場の仲値によって計算します。
【信託業務の委託等】
第 24 条
受託者は、委託者と協議のうえ、信託業務の一部について、信託業法第 22 条第 1 項に定め
る信託業務の委託をするときは、以下に掲げる基準のすべてに適合するもの(受託者の利害
関係人を含みます。)を委託先として選定します。
1.委託先の信用力に照らし、継続的に委託業務の遂行に懸念がないこと
2.委託先の委託業務にかかる実績等に照らし、委託業務を確実に処理する能力があると認
められること
3.委託される投資信託財産に属する財産と自己の固有財産その他の財産とを区分する等の
管理を行なう体制が整備されていること
4.内部管理に関する業務を適正に遂行するための体制が整備されていること
②
受託者は、前項に定める委託先の選定にあたっては、当該委託先が前項各号に掲げる基準
に適合していることを確認するものとします。
前 2 項にかかわらず、受託者は、次の各号に掲げる業務を、受託者および委託者が適当と
③
認める者(受託者の利害関係人を含みます。)に委託することができるものとします。
1.投資信託財産の保存にかかる業務
2.投資信託財産の性質を変えない範囲内において、その利用または改良を目的とする業務
-118-
3.委託者のみの指図により投資信託財産の処分およびその他の信託の目的の達成のために
必要な行為にかかる業務
4.受託者が行なう業務の遂行にとって補助的な機能を有する行為
【混蔵寄託】
第 25 条
金融機関または金融商品取引業者(金融商品取引法第 2 条第 9 項に規定する者をいいます。
本条においては、外国の法令に準拠して設立された法人でこの者に類する者を含みます。)
から、売買代金および償還金等について円貨で約定し円貨で決済する取引により取得した外
国において発行された譲渡性預金証書またはコマーシャル・ペーパーは、当該金融機関また
は金融商品取引業者が保管契約を締結した保管機関に当該金融機関または金融商品取引業者
の名義で混蔵寄託できるものとします。
【投資信託財産の登記等および記載等の留保等】
第 26 条
信託の登記または登録をすることができる投資信託財産については、信託の登記または登
録をすることとします。ただし、受託者が認める場合は、信託の登記または登録を留保する
ことがあります。
②
前項ただし書きにかかわらず、受益者保護のために委託者または受託者が必要と認めると
きは、速やかに登記または登録をするものとします。
③
投資信託財産に属する旨の記載または記録をすることができる投資信託財産については、
投資信託財産に属する旨の記載または記録をするとともに、その計算を明らかにする方法に
より分別して管理するものとします。ただし、受託者が認める場合は、その計算を明らかに
する方法により分別して管理することがあります。
④
動産(金銭を除きます。)については、外形上区別することができる方法によるほか、そ
の計算を明らかにする方法により分別して管理することがあります。
【一部解約の請求および有価証券の売却等の指図】
第 27 条
委託者は、投資信託財産に属する投資信託証券にかかる投資信託契約の一部解約の請求お
よび有価証券の売却等の指図ができます。
【再投資の指図】
第 28 条
委託者は、前条の規定による一部解約の代金、売却代金、有価証券にかかる償還金等、有
価証券等にかかる利子等およびその他の収入金を再投資することの指図ができます。
【資金の借入れ】
第 29 条
委託者は、投資信託財産の効率的な運用ならびに運用の安定性に資するため、一部解約に
伴う支払資金の手当て(一部解約に伴う支払資金の手当てのために借入れた資金の返済を含
みます。)を目的として、または再投資にかかる収益分配金の支払資金の手当てを目的とし
て、資金借入れ(コール市場を通じる場合を含みます。)の指図をすることができます。な
お、当該借入金をもって有価証券等の運用は行なわないものとします。
②
一部解約に伴う支払資金の手当てにかかる借入期間は、受益者への解約代金支払開始日か
ら投資信託財産で保有する有価証券等の売却代金の受渡日までの間または受益者への解約代
金支払開始日から投資信託財産で保有する有価証券等の解約代金入金日までの間もしくは受
益者への解約代金支払開始日から投資信託財産で保有する有価証券等の償還金の入金日まで
の期間が 5 営業日以内である場合の当該期間とし、資金借入額は当該有価証券等の売却代金、
解約代金および償還金の合計額を限度とします。ただし、資金の借入額は、借入指図を行な
-119-
う日における投資信託財産の純資産総額の 10%を超えないこととします。
③
収益分配金の再投資にかかる借入期間は投資信託財産から収益分配金が支弁される日から
その翌営業日までとし、資金借入額は収益分配金の再投資額を限度とします。
④
借入金の利息は投資信託財産中より支弁します。
【損益の帰属】
第 30 条
委託者の指図に基づく行為により投資信託財産に生じた利益および損失は、すべて受益者
に帰属します。
【受託者による資金の立替え】
第 31 条
投資信託財産に属する有価証券について、借替がある場合で、委託者の申出があるときは、
受託者は、資金の立替えをすることができます。
②
投資信託財産に属する有価証券にかかる償還金等、有価証券等にかかる利子等およびその
他の未収入金で、信託終了日までにその金額を見積りうるものがあるときは、受託者がこれ
を立替えて投資信託財産に繰り入れることができます。
前 2 項の立替金の決済および利息については、受託者と委託者との協議によりそのつど別
③
にこれを定めます。
【信託の計算期間】
第 32 条
この信託の計算期間は、原則として毎年 4 月 26 日から翌年 4 月 25 日までとします。ただ
し、第 1 計算期間は平成 20 年 4 月 28 日から平成 21 年 4 月 27 日までとします。
②
前項にかかわらず、前項の原則により各計算期間終了日に該当する日(以下「該当日」と
いいます。)が休業日のとき、各計算期間終了日は該当日以降の営業日で該当日に最も近い
日とし、その翌日より次の計算期間が開始されるものとします。ただし、最終計算期間の終
了日は、第 5 条に定める信託期間の終了日とします。
【投資信託財産に関する報告等】
第 33 条
受託者は、毎計算期末に損益計算を行ない、投資信託財産に関する報告書を作成して、こ
れを委託者に提出します。
②
受託者は、信託終了のときに最終計算を行ない、投資信託財産に関する報告書を作成して、
これを委託者に提出します。
③
受託者は、前 2 項の報告を行なうことにより、受益者に対する信託法第 37 条第 3 項に定め
る報告は行なわないこととします。
受益者は、受託者に対し、信託法第 37 条第 2 項に定める書類または電磁的記録の作成に欠
④
くことのできない情報その他の信託に関する重要な情報および当該受益者以外の者の利益を
害するおそれのない情報を除き、信託法第 38 条第 1 項に定める閲覧または謄写の請求をする
ことはできないものとします。
【信託事務の諸費用および監査報酬】
第 34 条
投資信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、投資信託財産にかかる監査
報酬、当該監査報酬にかかる消費税等に相当する金額および受託者の立替えた立替金の利息
(以下「諸経費」といいます。)は、受益者の負担とし、投資信託財産中から支弁します。
②
前項の投資信託財産にかかる監査報酬は、毎計算期間の最初の 6 ヵ月終了日および毎計算
期末または信託終了のときに、当該監査報酬にかかる消費税等相当額とともに投資信託財産
中から支弁します。
-120-
【信託報酬等の額および支弁の方法】
第 35 条
委託者および受託者の信託報酬の総額は、第 32 条に規定する計算期間を通じて毎日、投資
信託財産の純資産総額に年 10,000 分の 105 の率を乗じて得た額とします。
前項の信託報酬は、毎計算期間の最初の 6 ヵ月終了日および毎計算期末または信託終了の
②
とき投資信託財産中から支弁するものとし、委託者と受託者との間の配分は別に定めます。
第 1 項の信託報酬にかかる消費税等に相当する金額を、信託報酬支弁のときに投資信託財
③
産中から支弁します。
【収益の分配方式】
第 36 条
投資信託財産から生ずる毎計算期末における利益は、次の方法により処理します。
1.分配金、利子およびこれらに類する収益から支払利息を控除した額(以下「配当等収益」
といいます。)は、諸経費、信託報酬および当該信託報酬にかかる消費税等に相当する金
額を控除した後、その残金を受益者に分配することができます。なお、次期以降の分配金
にあてるため、その一部を分配準備積立金として積み立てることができます。
2.売買損益に評価損益を加減した利益金額(以下「売買益」といいます。)は、諸経費、信
託報酬および当該信託報酬にかかる消費税等に相当する金額を控除し、繰越欠損金のある
ときは、その全額を売買益をもって補てんした後、受益者に分配することができます。な
お、次期以降の分配にあてるため、分配準備積立金として積み立てることができます。
②
毎計算期末において、投資信託財産につき生じた損失は、次期に繰り越します。
【収益分配金、償還金および一部解約金の払い込みと支払いに関する受託者の免責】
第 37 条
受託者は、収益分配金については毎計算期間終了日の翌営業日までに、償還金(信託終了
時における投資信託財産の純資産総額を受益権口数で除した額をいいます。以下同じ。)に
ついては第 38 条第 5 項に規定する支払開始日までに、一部解約金については第 38 条第 6 項
に規定する支払日までに、その全額を委託者の指定する預金口座等に払い込みます。
②
受託者は、前項の規定により委託者の指定する預金口座等に収益分配金、償還金および一
部解約金を払い込んだ後は、受益者に対する支払いにつき、その責に任じません。
【収益分配金、償還金および一部解約金の支払い】
第 38 条
収益分配金は、毎計算期間終了日後 1 ヵ月以内の委託者の指定する日から、毎計算期間の
末日において振替機関等の振替口座簿に記載または記録されている受益者(当該収益分配金
にかかる計算期間の末日以前において一部解約が行なわれた受益権にかかる受益者を除きま
す。また、当該収益分配金にかかる計算期間の末日以前に設定された受益権で取得申込代金
支払前のため委託者、指定販売会社の名義で記載または記録されている受益権については原
則として取得申込者とします。)に支払います。
②
前項の規定にかかわらず、別に定める契約に基づいて収益分配金を再投資する受益者に対
しては、受託者が委託者の指定する預金口座等に払い込むことにより、原則として、毎計算
期間終了日の翌営業日に収益分配金が指定販売会社に交付されます。この場合、指定販売会
社は、受益者に対し遅滞なく収益分配金の再投資にかかる受益権の売付けを行ないます。当
該売付けにより増加した受益権は、第 11 条第 3 項の規定にしたがい、振替口座簿に記載また
は記録されます。
③
委託者は、第 1 項の規定にかかわらず、委託者の自らの募集に応じた受益者にかかる受益
権に帰属する収益分配金(受益者が自己に帰属する受益権の全部もしくは一部について、委
-121-
託者に対し、この信託の収益分配金の再投資にかかる受益権の取得申込をしないことをあら
かじめ申し出た場合において、委託者が当該申し出を受付けた受益権に帰属する収益分配金
を除きます。)をこの信託の受益権の取得申込金として、各受益者ごとに当該収益分配金の
再投資にかかる受益権の取得申込に応じたものとします。当該受益権の取得申込に応じたこ
とにより増加した受益権は、第 11 条第 3 項の規定にしたがい、振替口座簿に記載または記録
されます。
④
委託者は、第 3 項の受益者がその有する受益権の全部の口数について第 41 条第 2 項により
信託の一部解約が行なわれた場合に、当該受益権に帰属する収益分配金があるときは、第 3
項の規定にかかわらず、その都度受益者に支払います。
償還金は、信託終了日後 1 ヵ月以内の委託者の指定する日から、信託終了日において振替
⑤
機関等の振替口座簿に記載または記録されている受益者(信託終了日以前において一部解約
が行なわれた受益権にかかる受益者を除きます。また、当該信託終了日以前に設定された受
益権で取得申込代金支払前のため委託者、指定販売会社の名義で記載または記録されている
受益権については原則として取得申込者とします。)に支払います。なお、当該受益者は、
その口座が開設されている振替機関等に対して委託者がこの信託の償還をするのと引き換え
に、当該償還にかかる受益権の口数と同口数の抹消の申請を行なうものとし、社振法の規定
にしたがい当該振替機関等の口座において当該口数の減少の記載または記録が行なわれます。
⑥
一部解約金は、第 41 条第 1 項の受益者の請求を受付けた日から起算して、原則として、6
営業日目から当該受益者に支払います。ただし、投資を行なった投資信託証券の換金停止、
取引所における取引の停止、外国為替取引の停止、決済機能の停止その他やむを得ない事情
があるときは、委託者の判断により、一部解約金の支払いを延期する場合があります。
前各項(第 2 項および第 3 項を除きます。)に規定する収益分配金、償還金および一部解
⑦
約金の支払いは、指定販売会社の営業所等において行なうものとします。ただし、委託者の
自らの募集にかかる受益権に帰属する収益分配金、償還金および一部解約金の支払いは、委
託者において行ないます。
収益分配金、償還金および一部解約金にかかる収益調整金(所得税法施行令第 27 条の規定
⑧
によるものとし、各受益者毎の信託時の受益権の価額と元本との差額をいい、原則として、
追加信託のつど当該口数により加重平均され、収益分配のつど調整されるものとします。)
は、原則として、各受益者毎の信託時の受益権の価額等(原則として、各受益者毎の信託時
の受益権の価額をいい、追加信託のつど当該口数により加重平均され、収益分配のつど調整
されるものとします。)に応じて計算されるものとします。
【委託者の自らの募集にかかる受益権の口座管理機関】
第 39 条
委託者は、委託者の自らの募集にかかる受益権について、口座管理機関を指定し、振替口
座簿への記載または登録等に関する業務を委任することができます。
【収益分配金および償還金の時効】
第 40 条
受益者が、収益分配金については、第 38 条第 1 項に規定する支払開始日から 5 年間その支
払いを請求しないとき、ならびに信託終了による償還金については、第 38 条第 5 項に規定す
る支払開始日から 10 年間その支払いを請求しないときは、その権利を失い、受託者から交付
を受けた金銭は、委託者に帰属します。
【投資信託契約の一部解約】
-122-
第 41 条
受益者は、自己に帰属する受益権につき、委託者に委託者または指定販売会社が定める単
位をもって一部解約の実行を請求することができます。
②
委託者は、前項の一部解約の実行の請求を受付けた場合には、この投資信託契約の一部を
解約します。なお、前項の一部解約の実行の請求を行なう受益者は、その口座が開設されて
いる振替機関等に対して当該受益者の請求にかかるこの投資信託契約の一部解約を委託者が
行なうのと引き換えに、当該一部解約にかかる受益権の口数と同口数の抹消の申請を行なう
ものとし、社振法の規定にしたがい当該振替機関等の口座において当該口数の減少の記載ま
たは記録が行なわれます。
③
前項の一部解約の価額は、一部解約の実行の請求受付日の翌営業日の基準価額から当該基
準価額に 0.3%の率を乗じて得た額を信託財産留保額として控除した価額とします。
受益者が第 1 項の一部解約の実行の請求をするときは、委託者、指定販売会社に対し、振
④
替受益権をもって行なうものとします。
委託者は、別に定める日のいずれかに該当する日においては、第 1 項による一部解約の実
⑤
行の請求を受付けないものとします。
⑥
委託者は、投資を行なった投資信託証券の換金停止、取引所における取引の停止、外国為
替取引の停止、決済機能の停止その他やむを得ない事情があるときは、第 1 項による一部解
約の実行の請求の受付けを中止することおよびすでに受付けた一部解約の実行の請求の受付
けを取消すことができます。
⑦
前項により一部解約の実行の請求の受付けが中止された場合には、受益者は当該受付中止
以前に行なった一部解約の実行の請求を撤回できます。ただし、受益者がその一部解約の実
行の請求を撤回しない場合には、当該受益権の一部解約の価額は、当該受付中止を解除した
後の最初の基準価額の計算日に一部解約の実行の請求を受付けたものとして第 3 項の規定に
準じて計算された価額とします。
【質権口記載または記録の受益権の取り扱い】
第 42 条
振替機関等の振替口座簿の質権口に記載または記録されている受益権にかかる収益分配金
の支払い、一部解約の実行の請求の受付け、一部解約金および償還金の支払い等については、
この投資信託約款によるほか、民法その他の法令等にしたがって取り扱われます。
【投資信託契約の解約】
第 43 条
委託者は、投資信託契約の一部を解約することにより、受益権の総口数が 30 億口を下回る
こととなった場合、またはこの投資信託契約を解約することが受益者のため有利であると認
めるとき、もしくはやむを得ない事情が発生したときは、受託者と合意のうえ、この投資信
託契約を解約し、信託を終了させることができます。この場合において、委託者は、あらか
じめ、解約しようとする旨を監督官庁に届け出ます。
②
委託者は、第 5 条の規定による信託終了前に、所定の運用の基本方針に基づき、投資を行
なった FMENA ファンドが償還、または次に掲げる事項の変更により商品の同一性が失われ
た場合は、委託者は受託者と合意のうえ、この投資信託契約を解約し、信託を終了させます。
この場合において、委託者は、あらかじめ解約しようとする旨を監督官庁に届け出ます。
1.FMENA ファンドの主要投資対象が変更となる場合
2.FMENA ファンドの取得の条件または換金の条件について、投資者に著しく不利となる
変更がある場合
-123-
委託者は、第 1 項の事項について、書面による決議(以下「書面決議」といいます。)を
③
行ないます。この場合において、あらかじめ、書面決議の日ならびに投資信託契約の解約の
理由などの事項を定め、当該決議の日の 2 週間前までに、この投資信託契約にかかる知れて
いる受益者に対し、書面をもってこれらの事項を記載した書面決議の通知を発します。
④
前項の書面決議において、受益者(委託者およびこの信託の投資信託財産にこの信託の受
益権が属するときの当該受益権にかかる受益者としての受託者を除きます。以下本項におい
て同じ。)は受益権の口数に応じて、議決権を有し、これを行使することができます。なお、
知れている受益者が議決権を行使しないときは、当該知れている受益者は書面決議について
賛成するものとみなします。
第 3 項の書面決議は議決権を行使することができる受益者の半数以上であって、当該受益
⑤
者の議決権の 3 分の 2 以上に当たる多数をもって行ないます。
第 3 項から前項までの規定は、委託者が投資信託契約の解約について提案をした場合にお
⑥
いて、当該提案につき、この投資信託契約にかかるすべての受益者が書面または電磁的記録
により同意の意思表示をしたときおよび第 2 項の規定に基づいてこの投資信託契約を解約す
る場合には適用しません。また、投資信託財産の状態に照らし、真にやむを得ない事情が生
じている場合であって、第 3 項から前項までに規定するこの投資信託契約の解約の手続を行
なうことが困難な場合には適用しません。
【投資信託契約に関する監督官庁の命令】
第 44 条
委託者は、監督官庁よりこの投資信託契約の解約の命令を受けたときは、その命令にした
がい、投資信託契約を解約し信託を終了させます。
委託者は、監督官庁の命令に基づいてこの投資信託約款を変更しようとするときは、第 48
②
条の規定にしたがいます。
【委託者の登録取消等に伴う取扱い】
第 45 条
委託者が監督官庁より登録の取消を受けたとき、解散したときまたは業務を廃止したとき
は、委託者は、この投資信託契約を解約し、信託を終了させます。
②
前項の規定にかかわらず、監督官庁がこの投資信託契約に関する委託者の業務を他の投資
信託委託会社に引き継ぐことを命じたときは、この信託は、第 48 条の書面決議が否決となる
場合を除き、当該投資信託委託会社と受託者との間において存続します。
【委託者の事業の譲渡および承継に伴う取扱い】
第 46 条
委託者は、事業の全部または一部を譲渡することがあり、これに伴い、この投資信託契約
に関する事業を譲渡することがあります。
②
委託者は、分割により事業の全部または一部を承継させることがあり、これに伴い、この
投資信託契約に関する事業を承継させることがあります。
【受託者の辞任および解任に伴う取扱い】
第 47 条
受託者は、委託者の承諾を受けてその任務を辞任することができます。受託者がその任務
に違反して投資信託財産に著しい損害を与えたことその他重要な事由があるときは、委託者
または受益者は、裁判所に受託者の解任を申立てることができます。受託者が辞任した場合、
または裁判所が受託者を解任した場合、委託者は、第 48 条の規定にしたがい、新受託者を選
任します。なお、受益者は、上記によって行なう場合を除き、受託者を解任することはでき
ないものとします。
-124-
②
委託者が新受託者を選任できないときは、委託者はこの投資信託契約を解約し、信託を終
了させます。
【投資信託約款の変更等】
第 48 条
委託者は、受益者の利益のため必要と認めるときまたはやむを得ない事情が発生したとき
は、受託者と合意のうえ、この投資信託約款を変更することまたはこの信託と他の信託との
併合(投資信託及び投資法人に関する法律第 16 条第 2 号に規定する「委託者指図型投資信託
の併合」をいいます。以下同じ。)を行なうことができるものとし、あらかじめ、変更また
は併合しようとする旨およびその内容を監督官庁に届け出ます。なお、この投資信託約款は
本条に定める以外の方法によって変更することができないものとします。
②
委託者は、前項の事項(前項の変更事項にあっては、その内容が重大なものに該当する場
合に限ります。以下、併合と合わせて「重大な約款の変更等」といいます。)について、書
面決議を行ないます。この場合において、あらかじめ、書面決議の日ならびに重大な約款の
変更等の内容およびその理由などの事項を定め、当該決議の日の 2 週間前までに、この投資
信託約款にかかる知れている受益者に対し、書面をもってこれらの事項を記載した書面決議
の通知を発します。
③
前項の書面決議において、受益者(委託者およびこの信託の投資信託財産にこの信託の受
益権が属するときの当該受益権にかかる受益者としての受託者を除きます。以下本項におい
て同じ。)は受益権の口数に応じて、議決権を有し、これを行使することができます。なお、
知れている受益者が議決権を行使しないときは、当該知れている受益者は書面決議について
賛成するものとみなします。
第 2 項の書面決議は議決権を行使することができる受益者の半数以上であって、当該受益
④
者の議決権の 3 分の 2 以上に当たる多数をもって行ないます。
⑤
書面決議の効力は、この信託のすべての受益者に対してその効力を生じます。
⑥
第 2 項から前項までの規定は、委託者が重大な約款の変更等について提案をした場合にお
いて、当該提案につき、この投資信託約款にかかるすべての受益者が書面または電磁的記録
により同意の意思表示をしたときには適用しません。
⑦
前各項の規定にかかわらず、この投資信託において併合の書面決議が可決された場合にあ
っても、当該併合にかかる一または複数の他の投資信託において当該併合の書面決議が否決
された場合は、当該他の投資信託との併合を行なうことはできません。
【反対者の買取請求権】
第 49 条
第 43 条に規定する投資信託契約の解約または前条に規定する重大な約款の変更等を行なう
場合には、書面決議において当該解約または重大な約款の変更等に反対した受益者は、受託
者に対し、自己に帰属する受益権を、投資信託財産をもって買取るべき旨を請求することが
できます。この買取請求の内容および買取請求の手続に関する事項は、第 43 条第 3 項または
前条第 2 項に規定する書面に付記します。
【他の受益者の氏名等の開示の請求の制限】
第 50 条
この信託の受益者は、委託者または受託者に対し、次に掲げる事項の開示の請求を行なう
ことはできません。
1.他の受益者の氏名または名称および住所
2.他の受益者が有する受益権の内容
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【信託期間の延長】
第 51 条
委託者は、信託期間満了前に、信託期間の延長が受益者に有利であると認めたときは、受
託者と協議のうえ、信託期間を延長することができます。
【公告】
第 52 条
委託者が受益者に対してする公告は、日本経済新聞に掲載します。
【投資信託約款に関する疑義の取扱い】
第 53 条
この投資信託約款の解釈について疑義を生じたときは、委託者と受託者との協議により定
めます。
上記条項により投資信託契約を締結します。
平成 20 年 4 月 28 日
東京都中央区日本橋一丁目 17 番 10 号
委託者
新
光
投
信
株
式
会
社
東京都千代田区大手町一丁目 1 番 2 号
受託者
り そ な 信 託 銀 行 株 式 会 社
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約
款
付
表
Ⅰ.申込み受付休止日
約款第 13 条第 3 項または第 41 条第 5 項に規定する「別に定める日」とは、次のものをいいます。
毎週金曜日
ニューヨーク証券取引所の休業日
投資対象各国の取引所休業日に基づき委託者が指定する日
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