仮想化選択の迷いをなくす。 - Download Center - Microsoft

コーポレートのお客様を支援する IT ソリューション
2010 No.04
サーバーからデスクトップまで、
今、仮想化選択の迷いをなくす。
マイクロソフトの
仮想化特集
Voice of the Customer
∼お客様事例∼
株式会社スタートトゥデイ
Letter from Microsoft
マイクロソフト株式会社
執行役
パートナービジネス営業統括本部 統括本部長
髙橋 慎介
Microsoft People
マイクロソフト株式会社
ゼネラルビジネス営業統括本部 第一営業本部
SPECIAL FEATURE
「IT」
と
「人」
を有効活用する仮想化とは
「IT」と「人」、企業のあらゆる資産を
有効活用する仮想化とは
今、
クラウド コンピューティングと共に大きな注目を集めている技術に「仮想化」があります。クラウドが外部のサービスやリ
ソースを利用して " 持たざる IT " を実現するものだとすれば、仮想化は " 企業の資産を最適化 / 有効活用" するためのテクノ
ロジーと言えるでしょう。
その大きな特徴は、物理的なハードウェアの制約を超えて、サーバーやクライアント PC の性能をより
柔軟に活用できることです。ではこの仮想化によって、企業は一体、
どのような恩恵を受けることがで
きるのでしょうか。マイクロソフトの提供する仮想化ソリューションと併せてご紹介していきます。
もはや一過性の流行ではない
実用フェーズに突入したサーバー仮想化のメリットを再確認
IT と人、両方の資産を最大限に
大きく、ニーズも急速に高まっており、導入する
既に実用フェーズに入った
活用するための「仮想化」
企業が増えています。
クラウドが、社内の IT 資
サーバー仮想化
さまざまな
企業内で利用される IT 資産には、
産を増やすことなく、
サービスとして提供される IT
IT 資産の仮想化として、企業が最初に取り
種類のものがあります。各種業務を効率的に処
を活用するものであるのに対し、仮想化は社内
組むべきなのが、サーバーの仮想化です。1 台
理するためのサーバー、
エンド ユーザーが自分
独自の IT 資産を徹底的に有効活用するための
の物理的なサーバーの中に仮想化ソフトウェア
の仕事を行うためのクライアント PC、
データを保
ソリューションと言えるでしょう。
をインストールし、
その上に複数台の仮想的な
有
管するためのストレージ。
こうした IT 資産は、
しかし、企業の資産は何も IT だけではありま
サーバー環境を構築可能にするもので、物理
効活用されているでしょうか?
せん。"人" も、企業にとっては非常に重要な資
サーバー 1 台で複数の異なる業務処理を行え
IT 化して業務を効率化できる時代が続き、
シ
産です。人というリソースの能力を最大限発揮さ
るようになります。
ステムごとに個別にコンピューターを導入、利用
せ、有効活用するソリューションの 1 つである仮
" 増え続けるサーバーの台数をどうにかして減
してきたことで、社内に多くのサーバーが乱立し
想化─それが、近年注目を増している
「デスク
らしたい" という切実な企業ニーズを受けて、
こ
ているという企業も多いでしょう。
このようにサー
トップ仮想化」
です。デスクトップは現在の企業
の 2 年間でのサーバー仮想化の導入件数は、
バーが個別最適で導入されると、IT 資産の有効
において、基本的にエンド ユーザーと 1 対 1 で
約 2 ∼ 3 倍も増えています ( 下図参照 ) 。特に
活用が難しくなり、
さらに IT 部門の運用コストを
紐付いています。つまり、
いかに利便性の高いデ
従業員規模が 2,000 名を超えるような大企業
増大させるという悪循環をもたらします。その課
スクトップ環境を提供できるかが、ユーザー 1 人
では、既に過半数が導入済みであり、3 年後に
題に対するソリューションとして、重要な選択肢
ひとりの生産性に直結し、
ひいてはそれが企業
は約 7 割もの企業が導入を終えている状況に
の 1 つが、物理的なハードウェアの集約を図り、
競争力の向上にもつながっていくのです。
なります。
台数を減らすことで省スペース化や運用負荷の低
そこで今号の特集では、IT も人も、企業の資
ここまでサーバー仮想化に熱い注目が集まる
減などを実現する
「仮想化」
という技術です。
産を余すことなく活用するための仮想化というソ
最大の理由は、
サーバー内で演算処理を担う CPU
特に「サーバーの仮想化」
はコスト メリットが
リューションについて、探っていきましょう。
にあります。サーバー CPU の使用率は概して低
サーバー仮想化の導入率とニーズの変化
2007 年 11 月調査(n=907)
0
100 人未満 3 2
20
1,000∼1,999 人
2,000 人以上
全体
9
34
5
17
22
7 6
49
22
35
出典:Gartner IT Demand Research Bulletin、2010 年 3 月 16 日
here IT is 04
100∼499人
30
33
22
1,000∼1,999人
9 4
新規導入予定( 3 年以内)
全体
興味あり
33
17
54
8
41
33
34
33
17
29
2,000人以上
52
100(%)
50
500∼999人
36
44
8
0
100人未満
55
導入済み/ 追加導入予定
1
100(%)
76
100∼499 人 5 5
500∼999 人
2009 年 11 月調査(n=882)
50
17
36
52
21
10
18
17
37
関心なし/ サーバー仮想化を知らない
19
27
32
5
:-689%0->%8-32
サーバーの仮想化で実現する IT 資産の最適化
IT 部門の目標
対応方法
サーバー仮想化で実現
省スペース、電力使用量削減
サーバー統合でコストを削減
人 / 予算 / 計画の平準化
ハードウェアとソフトウェアの
ライフサイクル切り離し
迅速なシステム構築
システム構 築 のスピード
アップ、仮想マシンの柔軟
な追加と削除
事業継続性への対応
容易にバックアップ可能、
ディザスターリカバリの実施
セキュリティ強化
仮想環境での確実な構成
管理とパッチ管理
コスト削減
業務の効率化
+
ー
リスクへの対応
いことが多く、時間帯によってはアプリケーション
の設置スペースの問題を解決できるだけでなく、
サーバーの仮想化を利用すれば、既存のハード
サーバーなどでは 2 ∼ 5% ということもあります。
サーバーの電気代や空調費といった目に見える
ウェアの処理能力に余裕さえあれば、短い時間
特に最近ではハードウェアの性能が大きく向上
しており、1 台のサーバーに 1 つのソフトウェア
という形態では、購入したハードウェア 能力を活
「コスト削減」
や
「グリーン IT」
を実現できます。
2 業務の効率化
かしきれないという状況になりがちなのです。
次に挙げられるのが、
システム運用に関する
そこで、単体利用では処理能力に余裕のある
人 / 予算 / 計画の平準化です。従来のサーバー
サーバーを仮想化し、複数のソフトウェアを使用
環境では、
ソフトウェアと物理的なハードウェア
で新しいサーバー環境を構築することが可能で
す。
つまり、新規ビジネスの立ち上げスピードもそ
れだけ速くなるということです。
これらのメリットは、
を実現するものです。
「業務の効率化」
3 リスク対応の強化
可能にすることで、
非常に効率的なサーバーの利
とはセットで扱われる場合が多々ありました。
たと
そして 3 つ目が、事業継続性の確保とセキュ
用が可能となるのです。大企業のみならず、中堅
えばハードウェアのリプレイスのタイミングをわざ
リティの強化です。物理サーバーの中に構築さ
中小企業にとっても、"投資の最大効率化" とい
わざ待って、
ソフトウェアの刷新も行うといった
れた仮想サーバーの環境は、
たとえば地方拠点
う意味ではメリットの大きさに変わりはありません。
具合です。
のサーバーにコピーして置いておくことができま
「仮想化」
というキーワードは、つい最近、注目
しかし本来、両者のライフ サイクルは異なり、
す。
これによって、万一本社のサーバー環境に
が集まり始めた印象がありますが、
ことサーバー
別々に管理されるべきものです。サーバーの仮
障 害が 発 生した場 合でも、地 方 拠 点の物 理
の仮想化についてはもう " 使っていて当たり前 "
想化は、各々のライフ サイクルを切り離して管
サーバーにバックアップしておいた仮想サーバー
のソリューションになっているようです。
理することを可能にします。ハードウェアはハード
環境を呼び出すことで、業務を維持することが
ウェアの都合だけで購入できるようになり、仮想
可能となります。今までは高額で手が出なかった
サーバー仮想化が企業にもたらす
サーバー上のソフトウェアはそれ自身の都合で
事業継続性のソリューションを、仮想化により簡
3 つのメリット
バージョンアップやリプレイスを行えばよくなりま
易的に実現できるようになるわけです。
それでは、サーバー仮想化が企業にもたらす
シ
す。IT 予算の確保も別々に考えることができ、
また先にも触れたように、
ソフトウェアのライフ
メリットについて、
もう少し具体的に掘り下げて
ステム構成変更の計画やそれに伴う人員の配
サイクルをハードウェアから切り離して管理する
みましょう。大きく分けると、以下の 3 つに分類
置も、
より柔軟に行うことが可能となるでしょう。
ことができるので、
セキュリティ パッチの配布や
できます。
1 コスト削減
またサーバーの仮想化は、新しいシステム環
構成管理なども適宜実施することが可能となり、
境を構築する際のスピードアップにも効果的で
それがセキュリティの強化へとつながります。
これ
す。
たとえば物理サーバーを 10 台導入しようと
らはいずれも
「リスクへの対応」
を実現するものと
まず挙げられるのが、
サーバー台数の削減に
すると、IT 部門は稟議書を書き、
システム設計を
言えるでしょう。
よる省スペース化と電力使用量の低減です。物
行い、購入後にはソフトウェアのインストールをし
理的なマシンが減ることで、増え続けるサーバー
て……という数々の工程を経る必要があります。
here IT is 04
2
SPECIAL FEATURE
「IT」
と
「人」
を有効活用する仮想化とは
従業員の生産性向上による企業競争力の強化を
デスクトップ仮想化がサポート
ここからは、仮想化のもう 1 つの大きな手法、
デスクトップ環境をより展開しやすく
デスクトップ仮想化のしくみとは
現在の企業では、基本的に 1 人 1 台の PC
それでは、デスクトップ仮想化のしくみから簡
デスクトップ仮想化について見ていきましょう。
冒
環境が用意されています。
さらに営業担当者で
単に解説しましょう。ここでご紹介するデスクトッ
頭で、" 人 " という資産を有効活用するソリュー
あれば、外出先でプレゼンテーションや作業を
プ仮想化のしくみは、VDI (Virtual Desktop
ションの 1 つがデスクトップ仮想化とお伝えしま
行うためのモバイル PC も持ち歩いているかも
Infrastructure) とも呼ばれるもので、現在大き
したが、具体的にはどういうことなのでしょうか。
しれません。
これらはすべてデスクトップと呼べる
な関心を集めています。
オフィスの机から人を解放し、
ものです。
データセンターに設置したサーバーに仮想化ソ
管理する側の情報システム部門にとっては、
フトウェアをインストールし、
その上に OS を含む
多種多様な働き方をサポート
管理対象となるマシン台数が増えると、運用の
複数の仮想デスクトップ環境を構築します。この
新型インフルエンザの騒動は、
まだ記憶に新
負荷は増大し、データの持ち出しによる情報漏
各々が、
ユーザー 1 人ひとりにデスクトップ環境
しいのではないでしょうか。感染の拡大を防ぐた
えいリスクも高まります。
として割り当てられ、
この環境の中でアプリケー
ションが動作します。
これまで個々のデスクトップ
めに、従業員の移動を制限したり、
自宅待機とい
もしあらゆる PC 、
あらゆる端末から同じデスク
う処置を取った企業もありました。
このとき、従来
トップ環境を利用できれば、
エンド ユーザーはよ
に保存されていたデータも、
データセンター内の
のデスクトップ環境では、ユーザーの業務は止
り効率的に仕事ができるでしょう。情報システム
ストレージで集中管理されることになります。
まってしまいます。
部門も、運用負荷が軽減され、
セキュリティ管理
ユーザーは手元の操作端末から社内ネット
オフィス内、外出先、移動途中の喫茶店、
自
もしやすくなります。
ワーク、
もしくはインターネットを介してサーバー上
宅、出張先の海外など、
どこでも安心して業務を
そこで、
マイクロソフトが提案しているソリュー
の仮 想デスクトップにアクセスし、サーバーは
継続することができれば、従業員の生産性は向
ションが「デスクトップ最適化」
です。デスクトップ
ユーザーに対して仮想デスクトップの画面イメー
上します。
さらに言えば、営業担当者が 1 日の営
の集中管理による管理性向上と効率化、仮想
ジのみを操作端末に返します。つまりユーザー
業日報を書くためだけにオフィスに戻る、
という非
化による柔軟性の改善、一元管理によるセキュ
は、
自席のパソコンからでも、
モバイル PC からで
効率な仕事もなくなるでしょう。
リティ強化など、最適化されたデスクトップ環境を
も、
いつでも同じデスクトップ環境を利用できると
在宅勤務の増加など、人々の働き方は多様
構築することで、変化に強く、生産性の高い IT
いうわけです。情 報システム部 門にとっても、
化しています。会社のデスクに縛られず、
いつで
基盤を実現できるのです。
個々のデスクトップ環境とデータとをデータセン
もどこでも同様の仕事ができるデスクトップ環境
そのデスクトップ最適化の中で、
このところ特
ターで一元管理できるので、運用の手間を大きく
が整えば、" 変化に強い働き方 " を可能にし、生
に注目されているのが、
デスクトップ仮想化です。
産性向上を実現することができるのです。
軽減でき、同時にセキュリティの強化も実現でき
るというわけです。
マイクロソフトがご提案するデスクトップ最適化
コスト最適化
変化への迅速な対応
リスク低減
集中管理と標準化
柔軟なプラットフォーム
徹底したセキュリティ
データ、ユーザー設定
アプリケーション
OS
ハードウェア
PC 環境が標準化され、データセンターで
集中管理できるため、運用コストが削減で
きる。
また、場所や端末を選ばずにデータ
へのアクセス、
アプリケーションの利用が
可能なので、作業の最適化が望める。
3
here IT is 04
ハードウェア層と OS 層を切り離すこと
で、
システム環境に柔軟性を持たせるこ
とができ、
「 人」に紐づけて設定、アプリ
ケーション、
デスクトップ OS の展開が可
能になる。
端末へデータを保存しないため、機密情
報の持ち出しや盗難時の情報漏えいを
防止できるほか、
セキュリティポリシーや監
査ツールもサーバー側で一元管理できる。
:-689%0->%8-32
また別の見方をすれば、
クライアント環境もこ
求められる変化への対応力
求められる変化への対応力
れまで以上にすばやく増設あるいは削除できる
ということです。これにより、情報システム部門
仮想デスクトップ環境
は、
ビジネス環境の変化にも柔軟に対応できる
機動力を身に付けることが可能となります。
さらにデスクトップからデータを切り離し、デー
タセンターでの集中管理を実現することで、
クラ
イアント PC からの情報漏えいリスクを低減でき
ます。企業が常に頭を悩ませている情報セキュリ
ティ対策やコンプライアンス強化という観点から
も、
デスクトップ仮想化のメリットは非常に大きい
と言えるでしょう。
自宅
外出先
オフィス
(在宅勤務)
(モバイル環境)
激変の時代だからこそ、働く人の生産性を
高めるデスクトップ仮想化が有用
自宅の PC からも
安全に業務従事
変化に強い快適な
デスクトップ環境
徹底した
セキュリティ対策
デスクトップ仮想化の認知度は、
そのメリット
により段々と高くなってきています。物理的な台
数が目に見えて減り、
その導入効果を実感しや
すいサーバーの仮想化と同様に、
「 人の生産性
を高める」
というデスクトップ仮想化も効果的な
ソリューションです。
このようにデスクトップの仮 想 化は、エンド
たとえばこれまで、中途や新卒の社員が入っ
ユーザーの利便性と情報システム部門の管理
たときには、割り当てる個々のマシン 1 台ずつに
現在の企業は、
めまぐるしく変化するビジネス
性を共に高めるソリューションだと言えるでしょう。
OS やアプリケーションをインストールしていくと
環境に柔軟に対応していく必要があります。
その
いう作業が必要でした。
ここにデスクトップ仮想
柔軟性を支えるのは、
ほかでもない " 人 " です。
一元管理で運用効率の向上と
化を導入することで、各構成要素はデータセン
従業員の能力の最大化を考えることこそ、
自社
コンプライアンスの強化を実現
ター側で一元的にコントロールすることが可能と
の競争力強化へとつながっていくのは言うまでも
デスクトップ仮想化の導入メリットは、エンド
なり、運用管理者は作業の手間を大幅に減らす
ありません。まさに今こそ、働く人の生産性を高
ユーザーのみにとどまりません。
そのしくみ自体を
ことができます。加えてクライアント PC の標準
めるソリューションの 1 つとしてデスクトップ仮想
管理する情報システム部門の運用管理者に
化が図られるため、管理 /サポートが容易になる
化に目を向けるべき時期ではないでしょうか。
とっても、強力な味方となるものです。
など、運用コストの削減にも寄与します。
デスクトップにおける仮想化利用のメリット
システム利用者
経営者
システム管理者
柔軟な利便性と
高い生産性の提供
TCO の最適化による
戦略的な投資の拡充
コンプライアンスと
ガバナンスの徹底
●最新の IT 環境を活用した生産性向上
●システム TCO の削減
●システム運用管理業務の省力化
●時間と場所に依存しないシステム利用
●IT の活用による業務効率の改善
●最新の IT サービスの早期展開
●柔軟なアプリケーション環境
●人的リソースの有効活用
●利用者環境の一元管理
●モバイル端末の積極活用
●ビジネス モデルの変化への対応
●セキュリティと情報漏洩対策
デスクトップの仮想化で、
「人」
の生産性を高める
here IT is 04
4
SPECIAL FEATURE
「IT」
と
「人」
を有効活用する仮想化とは
サーバーとデスクトップの仮想化を実現するマイクロソフトの仮想化ソリューション
IT 資産の最適化
人の生産性向上
コスト削減
業務の効率化
リスク対応の強化
=
デスクトップ仮想化
=
サーバー仮想化
サーバー台数の削減による省スペース化と電力使用量の低減
働く場所を選ばない
オフィス内、外出先、移動途中の喫茶店、
自宅、出張先の海外
など、
どこでも業務を継続できる
システム運用に関する人/予算/計画の平準化、
環境変更のスピードアップ
IT 部門の負担軽減/
機動力向上
一元管理によりコントロールとサポートが容易になり、
クライアント環境の変更にもすばやく対応可能に
バックアップによる事業継続性の確保やセキュリティ強化
ガバナンスの強化
バックアップによる事業継続性の確保やセキュリティ強化
仮想化を支える運用管理ソリューション
運用に関わる手間とコストを抑えつつ、
より効率的な仮想化環境を実現
サーバーもデスクトップも、
さらにそれらの管理も
トータルで提供できるマイクロソフトの仮想化ソリューション
企業の IT 資産を最適化するサーバー仮想
まり、1 台のサーバーで複数の業務処理が実行
稼働させることができるということです。今後の展
化、人的資産を有効活用するデスクトップ仮想
でき、
コストの削減や業務の効率化といったメ
開を考えれば、Standard エディションを 1 つ、2
つと買い足していくよりも、ハイ スペックのサー
化。
このどちらが欠けても、企業の資産を最大限
リットが得られるということです。マイクロソフトで
に活かすことはできません。
マイクロソフトでは、
こ
は、仮想サーバー環境を構築するための仮想化
バーを 1 台用意し、
そこに Enterprise エディ
のどちらの仮想化においても、
お客様にとって最
ソフトウェア製品「 Windows Ser ver ® 2008
ションを適用することで、
コスト メリットを出しつ
適となるソリューションを用意しており、総合的に
を提供しています。
R2 Hyper-V™」
つ、複数の仮想化環境を実現することが可能と
支援することが可能です。
Windows Server 2008 R2 Hyper-V
なります。
1 台の物理的なサーバーの中に複数の仮想
さらに Enterprise エディションの上には、
サーバー仮想化を実現するソリューション
サーバー環境を構築するための仮想化ソフトウェ
Datacenter エディションがあり、2 プロセッサ以
サーバー仮想化は、物理サーバーに仮想化ソ
アです。サーバー用 O S である W i n d o w s
上のシステムなら CPU 単位で購入でき、仮想
フトウェアをインストールし、
そのうえで複数の仮
Server ® 2008 R2 の 1 機能として搭載されて
OS の数は無制限というライセンスもご用意して
いるので、Windows Server 2008 R2 のライセ
います。
想サーバー環境を稼働させるものです。
これはつ
ンスを購入している企業であればすぐにでも利用
サーバー仮想化 導入企業数
x86 サーバー用仮想化ソフトウェアの導入企業数
企業数比率(%)
60
50
2010 年上半期の導入企業数:
Hyper-V が VMware を上回る
52.3 51.1
デスクトップ仮想化を実現する
ストの低さがメリットとなります。処理能力に余裕
ソリューション
のあるサーバーなどを利用して仮想化の環境を
マイクロソフトでは、
デスクトップの仮想化を実
構築できます。お客様の認知や理解も深まって
現する製品として、
「Windows Server 2008 R2
おり、サーバー用仮想化ソフトウェアの導入企
リモート デスクトップ サービス」
や「 Microsoft ®
40
業 数について、直近の 2010 年上半期では
などを提供して
Application Virtualization 」
30
トップとなりました。
VMware ESX を上回り、
います。
またマイクロソフトでは、サーバー仮想化のメ
Windows Server 2008 R2 リモート
20
17.0
10
リットを十分ご活用いただくために、各種の仮想
6.8
0
4.5
4.5
4.5
2.3
1.1
r
r
r
r-V ESX * erve erve erve Xen ozzo VM の他
r
pe
le
u
S
S
S
そ
Hy are ual are Xen Othe Virt rac
O
w irt
s/
w
x
i
W
ell
V ft V VW Citr
l
l
ra
so
a
o
P
cr
Mi
VMware ESX:無償版の VMware ESXi を含む
*
出典:IDC Japan 08/2010, J10290106 「国内仮想化サーバー市場 2009 年の
実績と 2010 年∼2014 年の予測:導入目的と評価に関する調査」
注:n=110 (複数回答)
5
を始められるという、導入の容易さ、
イニシャル コ
here IT is 04
デスクトップ サービスと RemoteApp
化環境向けライセンスをご用意しています。ベー
サーバーにインストールした Windows ベー
シックな Standard エディションは、1 ライセンス
スのプログラムや、Windows デスクトップ全体
に 1 つの仮想 OS のライセンスが付いてくるも
にアクセスするといった VDI を実現するのが、
のですが、Enterprise エディションは 1 ライセン
Windows Server 2008 R2 に標準で搭載され
スで仮想 OS のライセンスが 4 つ付いてきます。
ているリモート デスクトップ サービスという機能
すなわち 1 ライセンスで 4 台の仮想サーバーを
です。このうちの 1 つの RemoteApp は、画面
:-689%0->%8-32
の仮想化技術で、
デスクトップ全体ではなくアプ
環境だけでなく、物理環境にも対応しているの
リケーション単位で表示したり、操作することも
で、企業ニーズに合わせた IT システムの包括
できます。
的な運用管理を実現できるでしょう。
Microsoft Application Virtualization
(App-V)
統合管理「Microsoft® System Center
Virtual Machine Manager 2008 」
App-V はアプリケーションの仮想化技術で
仮想化環境を統合管理する製品です。複数
す。仮想デスクトップ上で利用するアプリケー
の仮想化環境を同一の管理コンソールと同一の
ションも仮想化し、
インストール作業をすることな
手法で一元的に管理することができます。仮想マ
く、
リモートからアプリケーションをダウンロードし
シンの準備、展開、最適な配置などを行い、仮想
て実行できるようになります。
化環境のライフ サイクル全体をサポートします。
このほか、
マイクロソフトでは、
クライアント PC
自体を仮想化し、1 台のパソコンの中に複数の仮
統合監視「Microsoft® System Center
Operations Manager 2007 」
想化環境を実現する
「 Virtual PC」
や集中管理
仮想化環境のパフォーマンス監視や障害監
機能を搭載した
「MED-V」
も提供しています。
視などを行う製品です。OS や各種サーバーを常
日経コンピュータ 第 15 回顧客満足度 第 1 位
「日経コンピュータ 2010 年 第 15 回顧客満足度調査 統合運
用管理ツール部門」
で、Microsoft System Center Family が
1 位を獲得。
システム管理の容易さ、導入価格、保守サポートなど
で高い評価を獲得
バックアップと回復
稼働監視
コンプライアンスと
構成管理
仮想化環境の
管理
サービスデスクと
構成管理 DB
IT プロセス
自動化
時監視し、パフォーマンス情報を自動的に収集
仮想化環境を支える運用管理製品群
します。また障害発生時にはその影響を瞬時に
さらに、
こうした仮想化環境を効率的に運用し
把握することで、問題解決までの時間を短縮す
ていくためには、
システム全体を統合的に管理
ることができます。仮想化され、見えなくなるシス
するしくみが必要不可欠です。この点について
テムの動作を監査ログという形で見える化する
も、
マイクロソフトは「日経コンピュータ」の顧客
こともできます。
満足度調査で第 1 位を獲得した運用管理製
バックアップ「Microsoft® System
品群「 Microsoft® System Center Family 」
を
Center Data Protection Manager」
復元することもできるため、ハードウェア障害が
提供しています。
ディスク ベースのバックアップと復元を行う製
発生した際にも、仮想環境上のワーク ロードを
運用管理までを含めたトータル ソリューション
品です。仮想環境のバックアップと復元に対応
迅速に復旧し、
ビジネスの中断を最小限に抑え
をご活用いただくことで、運用にかかわる手間と
しており、Windows Server ® 2008 等をゲスト
られます。
コストを抑えつつ、
より効率的な仮想化環境の
OS として利用している場合、仮想化環境を停
利 用を実 現することが可 能となります。なお、
止することなく、
オンラインのままでバックアップ
Microsoft System Center Family は仮想化
が可能です。
また、物理的に異なるホスト OS に
構成管理/パッチ管理
「Microsoft® SystemCenter
Configuration Manager 2007」
物理環境 / 仮想化環境 /モバイル環境などに
仮想化環境の管理を便利にするソリューション
おけるサーバーやクライアント、
その他デバイス
へのソフトウェア展開や更新機能を提供します。
OS やソフトウェアの展開作業を自動化、
また
ネットワーク上にある IT 資産を可視化すること
●仮想イメージ全体の
オンライン バックアップ
●アプリケーションの保護
●高速な回復
で、最新の情報を把握できます。
バックアップと
障害復旧
ハードウェア展開
運用管理の
プロセス
稼働監視
●システムのサービス管理
アプリケーション
●サーバー、
の監視
●パフォーマンスレポートと
分析仮想
仮想化はクラウド環境への移行もスムーズ
●仮想環境の管理
●サーバー統合とリソース
利用の最適化
●Physical to Virtual や
Virtual to Virtual の移行
仮想マシンの
管理
構成管理と
更新プログラム管理
冒頭で、
クラウドは外部の IT サービスを利用
して " 持たざる IT" を実現するものだとお話しま
したが、実は仮想化もクラウド環境に移行するこ
とが可能です。仮想化を実現する各種ソフトウェ
アのライセンスは必要ですが、ハードウェアの処
理能力自体はクラウドで提供されているサービス
を利用することができるのです。また仮想化を
ベースに企業内のコンピューターリソースをサー
ビスとして利用者に提供する
「プライベート クラ
●OS イメージの展開
アプリケーションの設定管理
●OS、
●ソフトウェアの更新
ウド」へ移行する企業も増えてきているので、仮
想化は先をにらんだ投資と考えても決して無駄
にはならないでしょう。
導入のご相談はこちらまで
法人様、パートナー様限定
無償コールセンターサービス
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Hyper-V によるサーバー仮想化またはデスクトップ仮想化をご導入ご検討中のお客様へのご質問にお答えします。
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イ
パーブイ
9:30 ∼ 12:00、13:00 ∼ 19:00
月曜日 ∼ 金曜日 ( 弊社指定休業日を除く )
here IT is 04
6
株式会社スタートトゥデイは、アパレルを中
の返事をチャット機能で返す、
また離席時の着
上させています。
心としたインターネット ショッピング サイト
信を携帯電話に転送するといったことがごく普
また 2008 年 12 月には、Microsof t ®
を含むファッション総合サイト
「 ZOZOTOWN 」
通の対応として行われ、
タイミングや用件によ
SQL Server ® の導入により、データベース シ
などを展開するネット ビジ
「 ZOZORESORT 」
りふさわしいコミュニケーション スタイルを選べ
ステム環境の刷新を実施。今後、同社ではこ
ネス企業です。同 社では、2009 年 4 月に
るようになりました。
また、出張先からインター
れらを含む新しい情報インフラを日常的に使い
Microsoft Office SharePoint Server 、
ネット経由で Web ブラウザーを使ってメール
こなしていくのはもちろん、
インスタントメッセー
M i c ro s of t ® E x c h a n g e S e r v e r 、そして
を読むといったモバイル活用も可能になり、出
ジ機能などインフォーマルな部分のコミュニ
Microsof t ® Office Communications
張の多いスタッフには特に好評だと言います。
ケーションまでを活性化し、平均年齢 27 歳と
®
®
Ser ver を組み合わせた新しいコミュニケー
一方、運用・管理面では、
メールとファイル
いう若い感性から新たな創造性を引き出して
ション & コラボレーション環境を構築、導入。
サーバーの使い分けルールが確立され、大容
いこうと考えています。
さらに Active Directory® による、堅牢なメー
量の添付ファイルでサーバーがダウンすると
ル セキュリティとシングル サインオン環境を実
いったアクシデントもなくなりました。
メール管理
現しました。
という面でも、
これまでは個人に依存していた
今回のシステム刷新がもたらした大きな変
のが、Exchange Server によってサーバー側
化としては、
まずコミュニケーション手段や内容
で一元管理できるようになりました。加えてセ
が多様化してきたことが挙げられます。従来は
キュリティ面も格段に強化され、上場企業とし
電話とメールだけだったのが、
たとえばメールへ
てのコンプライアンスやガバナンスを大きく向
社内の情報インフラを大幅に刷新、
新しい情報活用スタイルと管理の効率化を可能に
株式会社スタートトゥデイ様
創造開発本部 システム部 ディレクター
中できるようになりました。
またシングル サイン
了しました。今後はポータルやプレゼンス関連
オンも、PC 操作に関する負荷を軽減していま
を加え、
ツール相互の連携を通じて、
さらに大き
す。出張先から、
メール ボックスに Web ブラ
なパワーを発揮させたいですね。
また個人的に
ウザー経由でアクセスできる点も便利ですね。
は、今話題の Windows® Phone に注目して
編集部 御社では統合データベースに SQL
います。Microsoft® Office Outlook® Web
こちらのご感想
Server を導入されていますが、
Access 経由で、海外からのアクセスといった、
はいかがでしょうか。
新しいサービスの可能性もあるのではと考えた
荻原様 最初から、扱いの簡単な点は好印
りしています。
象でした。小さなサービスのデータベースであ
編集部 ありがとうございました。
ればすぐに組めるので、サービスインまでのス
大蔵 峰樹様
ピードもアップできます。また直感的に操作で
編集部 新しいコミュニケーション & コラボ
きる GUI で経験の少ないスタッフでも理解が
レーション環境を導入されて、具体的にどのよ
早いことや、
自動チューニング機能で、少ない
うな業務面での改善効果が表れてきましたか。
人数でもある程度までそのまま動いてくれる点
大蔵様 メール アーカイブをサーバー側で
は、運用の負荷軽減に役立っています。稼働
一 元 管 理できるので、個 人の P C がクラッ
が常に安定していることも、EC サイトを運営す
シュしても、新しい PC に Microsoft Office
るうえでは重要です。
®
Outlook ® をインストールしてネットワークにつ
編集部 今後のシステム活用プランや、業務
なげば復旧できます。
このためスタッフが PC
の展望をお聞かせいただけますか。
の管理に時間をとられず、本来の業務に集
大蔵様 メール周りの基盤は、
ほぼ稼働が完
この事例のさらに詳細な情報は
7
here IT is 04
http://www.microsoft.com/japan/showcase/starttoday.mspx http://www.microsoft.com/japan/showcase/starttoday2.mspx
創造開発本部 システム部
荻原 直也様
Letter from Microsoft
クラウド時代のお客様ニーズにマッチしたソリューションを
パートナー様と共に提案できるようにしたい
現在、
日本国内でマイクロソフト製品を扱う
サーチ」
を刷新したもので、
お客様の課題に対
パートナー様は、
全国に約 2 万 3,000 社ありま
して、
それを解決できる適切なパートナー様を
す。こうしたパートナー様に対し、SI 案件のサ
実績、地域などから表示するという、画期的な
ポート、
スキル向上を目的としたトレーニングの
しくみを採用しています。
実施といった支援を行っているのが、私たち
また Microsoft Pinpoint で上位にランク
そして、
パートナービジネス営業統括本部です。
最終的には、
お客様が必要としているソリュー
ションを導入していただくことが目的です。
お客様のニーズを的確に満たすため
パートナー制度の見直しに着手
されるためにも、
パートナー様にはどんどんお客
マイクロソフトは、
「 Microsoft ® Partner
様の事例を登録するように依頼しています。
というパートナー制度を運営してお
Network 」
豊富な実績こそが、
パートナー様の実力を示す
り、8,000 社を超えるパートナー様が参加して
ものであり、
お客様の安心につながると期待し
います。その中で、
マイクロソフトの製品、およ
ています。皆様からのレビューもお待ちしていま
びソリューションに関してスキルがあるパート
すので、Pinpoint サイトを訪れてみてください。
ナー様を
「ゴールド コンピテンシー パートナー」
http://pinpoint.microsoft.com/ja-JP/default.aspx
として認
「シルバー コンピテンシー パートナー」
定しています。
このパートナー制度は去る 10 月末に刷新
クラウドとオンプレミスとハイブリッド
マイクロソフトのバリューを的確に訴求
したばかりなのですが、旧制度では、国内にマ
パートナー支援施策の見直しに取り組む背
イクロソフト認定パートナーが約 1,200 社もあ
景には、
クラウド コンピューティングの進展が
りました。
そのため、
お客様から見たときに、
どの
あります。現在、新しい企業システム構築の手
パートナーがどんな得意分野や専門性、実力
法としてクラウドが注目されており、
ビジネスの
(これらをマイクロソフトではコンピテンシーと呼
大きな転換期を迎えていると言えます。マイク
びます) を持っているのかわかりにくいという
ロソフトも、
これまでのようなライセンスを販売
ご指摘がありました。たとえばサーバー仮想化
するパートナー様に加え、
マイクロソフトの製品
を導入したいというとき、
どのパートナーに依頼
を組み合わせ、
サービスを構築して提案できる
をすればよいのか、
お客様にとって適切なパー
パートナー様とのビジネスを作り上げていこうと
トナーを絞りきれないというご意見を頂いてい
考えています。
ました。
マイクロソフトの最大の強みは、
クラウドとオ
そこでマイクロソフトでは、
この 10 月末より
さらにそれ
ンプレミス(社内設置型)の両方、
Microsoft Partner Network のフレーム
らを組み合わせたハイブリッドの環境において
ワークと認定制度を見直すことになりました。
も、同一のソリューションを提供できる唯一の
お客様のニーズを的確に満たせるパートナー
ベンダーであるということです。Microsoft ®
様を選定しやすくするために認定の方法も変
Office System や Exchange Ser ver 、
更し、
おそらく最上位のゴールド コンピテンシー
システム管
SharePoint® Server はもちろん、
パートナーは、約 150 社程度になるのではな
理ツールも認証基盤も、
すべて両方のプラット
いかと思っています。
フォームで使えます。このメリットをパートナー
マイクロソフト株式会社
執行役
パートナービジネス営業統括本部
統括本部長
髙橋 慎介
各社様にもきちんと理解していただき、
お客様
課題カットで検索でき、最適なパートナー
様をランキング表示できる Web サイト
にお伝えいただくための活動が急務だと考え
ています。
また、
お客様とパートナー様の橋渡しを目的
マイクロソフトはパートナー様と共に、
お客様
に、
「 Microsoft ® Pinpoint™ (マイクロソフト
の既存資産を活かしながら、業務ニーズに柔
ピンポイント) 」
という Web サイトも立ち上げま
軟に対応するため、
オンプレミスとクラウド両方
した。
これは、
パートナー様およびソリューション
の最適ソリューションをお届けすることをお約
の検索システム
「パートナー & ソリューション
束します。
here IT is 04
8
Microsoft People
ゼネラルビジネス営業統括本部 第一営業本部は、250∼1,000台のPC
お客様の課題を解決できる
ベストなソリューション提案のために
を使用されているお客様を担当している営業部隊です。
スタッフは計 12
名、新しく加わったメンバーからベテランまで年齢層も幅広く、女性スタッ
フも活躍。全員が毎日、全国を飛び回っているというその業務内容につ
いて、本部長の鳥江 英樹に話を聞きました。
マイクロソフト株式会社 ゼネラルビジネス営業統括本部 第一営業本部のメンバー。
左から、土屋 絢子、芹澤 良次、牧田 光葉、振屋 憲司、半戸 祐次、矢ヶ部 大海、寺廻 健太、菊池 幸将、鳥江 英樹、俵 剛、増井 禎樹、松本 大介
圧倒的に多いコスト削減へのご要望に
どう応えるか
ユニファイド コミュニケーションについては、
さらに、
「 必ずオンプレミス ( 社内設置型 ) と
全国を飛び回っているスタッフ自身が日常的に
クラウドの両方の提案をお持ちしています」
との
ゼネラルビジネス営業統括本部 第一営業本
活用。鳥江も
「テレビ会議やインスタントメッセー
こと。
マイクロソフトのソリューションは、
そのいず
部のお客様は、全国にいらっしゃいます。お客様
ジを活用していますので、我々自身がショーケー
れでも、
またはその両方を組み合わせたハイブ
リッドの形態でも活用できるため、
お客様のニー
の IT に関する導入などの相談を受け、担当者
スです」
と語ります。
また、東京の大手町にあるマ
が直接訪問し、課題を伺って、解決に直結する
イクロソフト テクノロジーセンターにお招きし、お
ズに合わせてベストなソリューションを提案でき
ソリューションを提案するのが業務です。では、
お
客様の実使用環境を再現してさまざまなソリュー
るのがマイクロソフトの強みであり、責任であると
客様からの課題で最も多いのは何でしょうか。鳥
ションを体験していただく機会も多いとのこと。
強調します。
江は次のように説明します。
チームのスタッフに関しては
「個性的ですばら
「厳しい経済情勢もあり、IT を活用していか
に "コスト削減" をするか、
というご相談が多いで
日々市場に流れる膨大な情報の中、
情報を取捨選択し適切な IT 投資を提案
しいメンバーが揃っています」
と胸を張ります。
「お
す。社内業務の生産性向上に、ユニファイド コ
「多くのお客様は、膨大な情報の中で最適な
日々知識強化を欠かさず行っています。
つい最近
ミュニケーションの活用を提案したり、資産管理
ともすれば過多とな
IT 投資を模索されています。
も、若手のスタッフが『ライセンス契約の見直しか
の効率化にライセンス契約の見直しをご提案す
る製品やソリューションに関する情報を整理し、
ら始まったお話が、最終的には全社的なネット
るといった機会が増えています」
お客様に正しくお伝えし、課題解決のお手伝い
ワーク再構築の検討まで拡大して、
ご採用いた
をさせていただくことが、我々に求められているこ
だきました』
と、
とても嬉しそうに報告してくれまし
マイクロソフト株式会社 ゼネラルビジネス営業統括本部
第一営業本部 本部長 鳥江 英樹
9
here IT is 04
客様に適切なご提案ができるよう、
スタッフ全員
とだと思います」
と、お客様からの期待について
た。お付き合いを通じて、お客様より信頼を得る
鳥江は語ります。
ことができた結果だと思います」
こうしたフィード
また、最近はクラウドへの関心が非常に高ま
バックは、
お客様の課題をていねいにヒアリング
る一方、同時に大切な情報を外に出すことに不
し、根本にある問題を浮かび上がらせ、最適な解
安を感じていらっしゃるお客様も少なくないとの
決策を提案できたからこそ返ってくるものです。
こと。
こうしたお客様に対しては、
マイクロソフト自
「競合の多いクラウドの世界で、お客様のご
身が社内システムをクラウドで実現し、10 年以
と鳥江は言いま
評価でナンバー 1 になりたい」
上前からクラウド サービスを提供し続けてきた実
す。お客様の IT 最適化のお手伝いに、全国を
績などを紹介しているそうです。
飛び回る日々はまだまだ続きそうです。
VA L UA B L E
i N F O R M AT I O N
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10
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IT の 活 用でどう解 決するか、
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マイクロソフトのプラットフォー
ムを客観的に比較したい
マイクロソフトのクラウド ソ
リューションがどのようなワー
クロードに最 適なのか、導入
事例も含めて知りたい
ビジネス課題に対して、マイク
ロソフトの最新ソフトウェアを
活用することで、自社の業務を
どのように変えられるのかイ
メージしておきたい
編
集
後
記
いろいろなお客様とお会いしてお話をお伺いしたり、本誌 here IT is にお寄せいただいているアンケートや市場分析などの
データを参照したりすると、仮想化はキーワードとして語られるだけの状況から、実際に導入される状況になってきたのだと感じ
ます。仮想化は大きくサーバーとデスクトップに分かれますが、サーバー仮想化の導入はタイミングしだい、デスクトップ仮想化
の導入はこれから検討する、
という状況かと思います。そんなお客様のご検討や導入の一助になればと思い、here IT is 第 4
号は、仮想化の特集にいたしました。
また、今月号には Microsoft People というコーナーを設けました。
ときどきお客様にお
会いしてお話をしますと、
「マイクロソフトにも働いている人がいるんだね」
というお話を頂くことがあります。まだまだマイクロソ
フトはお客様にとってバーチャルな雰囲気を持っていると実感する場面ですが、お客様にマイクロソフトという会社そのものを
知っていただくという活動が足りなかったのではと反省しています。
そんな活動の 1 つというわけではありませんが、実際に働い
ている社員が見え、
どのように考えてお客様と接しているのかを皆様にお伝えできるコーナーにしたいと思い、始めました。
ご意
見やご要望がありましたら、ぜひお寄せいただければ幸いです。今後とも、皆様にお役に立つ情報をお届けできればと思ってお
りますので、
ご愛顧いただけますようお願い申し上げます。
( 深瀬)
⯤2010 Microsoft Corporation. All rights reserved.
‫ٴ‬Microsoft‫ؚ‬Microsoft ট०‫ؚ‬Active Directory‫ؚ‬Hyper-V‫ؚ‬Microsoft Dynamics‫ؚ‬Outlook‫ؚ‬Pinpoint‫ؚ‬Server ট०‫ؚ‬SharePoint‫ؚ‬SQL Server‫ؚ‬Windows‫ؚ‬Windows ট०‫ؚ‬Windows Server म‫ؚ‬
৪ব Microsoft Corporation उेल‫ؚ‬ऽञमजभঢ়৴ভ঺भૹఏदघ‫؛‬
‫ٴ‬जभ౎੶ൗऔोथःॊ‫ؚ‬ভ঺੡‫ؚ‬ଲષ੡‫ؚ‬ট०ಉम‫ؚ‬૚঺भఃஈૹఏऽञमૹఏदघ‫ٴ؛‬ଲષभல஘म‫ؚ‬੒ઔऩऎ૗ಌघॊऒधऋँॉऽघ‫ैँ؛‬ऊगीओവഅऎटऔः‫؛‬
‫ٴ‬মၻ৕भ৔ઍम‫ؚ‬2010 ফ 12 াਠ૔भुभदघ‫؛‬
‫ي‬ঐॖॡট९ইॺधଲષपঢ়घॊउਖः়ॎचً
‫ٹ‬ॖথॱ‫ ॺॵॿش‬঍‫ش‬঒ঌ‫ش‬४‫ؙ‬http://www.microsoft.com/japan
‫ٹ‬ঐॖॡট९ইॺ ढ़५ॱঐ‫ ش‬ॖথইज़ও‫ش‬३ঙথ७থॱ‫ؙش‬0120-41-6755 ( 9:30 ‫ ع‬12:00‫ؚ‬13:00 ‫ ع‬19:00
ଅ঩໑঩‫ؚ‬Ⴈ঺੐৒೬঵঩म௾ऌऽघ)
‫پ‬ਗ਼ਵ୞ಀभउऊऐ৑ୀःपओିਔऎटऔः‫؛‬
〒151-8583 東京都渋谷区代々木 2 丁目 2 番 1 号 小田急サザンタワー
4983-WI1