全港湾東北地方太平洋沖地震災害対策本部情報 NO.14

2011年3月19日
全港湾東北地方太平洋沖地震災害対策本部情報
13時現在
NO.14
3月12日「全港湾東北地方太平洋沖地震災害対策本部」(略称-全港湾東日本大震災対
策本部)を設置し、情報収集や被災地支援の取り組みをすすめています。
〔日立港、小名浜港 先遣レポート〕
3月18日午後1時、日立港に入った。港の傷跡の回復に、ほとんど全員が出勤して頑
張っている。みんな泥だらけになって復旧作業に取り組んでいるが、実は約3分の1位の
人が地震による家屋の被害を抱えているそうだ。しかし、そんなことは微塵も見せない。
港湾労働者の強さかもしれない。
午後4時30分、小名浜港に入る。本社事務所は電気がついていない。津波の被害だそ
うだ。自衛艦が緊急に入港し、約3時間にわたる手荷役作業が行われ、汗だくの労働者が
事務所にもどってきた。いつも現場で働いていない事務職の人もがんばっている。
小名浜港のある、いわき市では、かなりの数の人が放射能汚染を恐れて、すでに非難し
ている。しかし、行政はまだ避難勧告をだしていない。まだ安全だというのだろうか。港
湾の公共性が強調されている中で、港湾労働者は港を守っている。多くの港湾労働者が、
原発事故による放射能被爆におそれながら、港を守るため小名浜港にとどまっている。
小名浜港の海岸から数百メートル付近の産業道路の状況
小名浜のアクアマリン(水族館)も大きな被害 、火力発電所も被害で入口が使えない
以
上