様 式 C-7-1 平成22年度科学研究費補助金実績報告書(研究実績報告書) 1. 機 関 3 2 6 9 2 2. 研究機関名 3. 研 究 種 目 名 基盤研究(C) 4. 研究期間 5. 課 2 0 5 6 0 3 7 5 題 番 番 号 号 6. 研 究 課 題 名 東京工科大学 平 成 20 年 度 ~ 平 成 22年 度 RFIDを用いた移動動線推定による安心快適ユビキタスホーム 7. 研 究 代 表 者 研 究 者 番 号 20329171 研 究 代 表 者 名 ツボイ トシノリ 坪井 利憲 所 属 部 局 名 コンピュータサイエンス学部 職 名 教授 8.研究分担者(所属研究機関名については、研究代表者の所属研究機関と異なる場合のみ記入すること。) 研 9. 究 者 番 号 研 究 分 担 者 名 所属研究機関名・部局名 職 名 研究実績の概要 下欄には、当該年度に実施した研究の成果について、その具体的内容、意義、重要性等を、交付申請書に記載した 「研究の目的」、「研究実施計画」に照らし、600 字~800 字で、できるだけ分かりやすく記述すること。また、国立 情報学研究所でデータベース化するため、図、グラフ等は記載しないこと。 本年は研究課題の最終研究目標である移動動線推定アルゴリズムについて研究を行った。基本方式はこれまでに研 究を行った天井にRFIDタグを一定間隔で貼りつけ、人が持つRFIDリーダでタグを読み取り、読み取られたタ グの座標値から人の位置を推定し、移動動線を算出する。読取をある時間間隔ごとに行い、計算した位置を連続的に 繋ぎ合わせることにより移動動線を算出する。単純につなぎ合わせるだけでは、実際の移動動線からの乖離が大きい 。そこで、これまでに構築した実験設備を用いて読取特性を評価し、精度を向上させるアルゴリズムを開発した。人 が部屋の隅にいる場合は本方式の構成上誤差が大きくなる。そこで、部屋の隅に居ることを検出した場合には、推定 位置を補正する方法を提案した。2番目の補正処理として前後の推定位置を用いて移動方向を推測し、移動動線推定 精度を上げる方法を提案した。3番目に人の移動速度を推定し、静止していると判断した場合には動線補正する方法 を提案した。実験を行い提案した移動動線推定アルゴリズムの評価を行い、これらのアルゴリズムのパラメータの設 定と誤差の関係を検討した。単純に繋ぎあわせた方式と比べ、提案方式の方が実際に移動動線に近いことを確認した 。 提案方式では1つの部屋に複数のリーダが存在する場合が想定される。2台のリーダを用いてタグ読取特性につい て実験を行った。2台のリーダの読取チャネルを重ならないようにすることにより、位置推定誤差が少なくなることが わかった。 10. キーワード (1) RFID (4) (7) (2) 屋内位置計測 (5) (8) (3)移動動線推定 (6) (裏面に続く) 11.研究発表(平成22年度の研究成果) 〔雑誌論文〕 計(2)件 著 者 うち査読付論文 計(2)件 名 論 Chang-Yi Luo 誌 名 査読の有無 IEICE Trans., Communications 著 者 論 雑 誌 〔学会発表〕計(2)件 名 文 最初と最後の頁 2 0 1 0 2088-2096 標 査読の有無 題 発 表 者 巻 発 行 年 最初と最後の頁 2 0 1 0 543-547 有 うち招待講演 計(0)件 名 発 信喜 表 標 題 複数のRFIDリーダを用いる屋内位置推定におけるリーダ間干渉の影響 学 会 等 名 発表年月日 電子情報通信学会通信方式研究会 発 表 者 発 2010年7月9日 名 発 表 表 場 所 与論島パークホテル(鹿児島 県) 標 題 RFID位置検出技術を用いた屋内移動動線算出アルゴリズム 利憲 学 会 等 名 発表年月日 電子情報通信学会通信方式研究会 書〕 発 行 年 Adaptive rate datagram protocol suitable for real-time communication in ad-hoc networks Proc. SICE Annual Conf. 2010 〔図 題 巻 E93-B 有 名 Chag-Yi Luo 坪井 標 Interference drop scheme: Enhancing QoS provision in multi-hop ad-hoc networks 雑 小室 文 発 2011年4月22日 表 場 所 屋久島環境文化村センター (鹿児島県) 計(0)件 著 者 名 出 書 版 社 名 発 行 年 総ページ数 12. 研究成果による産業財産権の出願・取得状況 〔出 願〕 計(0)件 産業財産権の名称 〔取 得〕 発明者 権利者 産業財産権の種類、番号 出願年月日 国内・外国の別 発明者 権利者 産業財産権の種類、番号 取得年月日 国内・外国の別 計(0)件 産業財産権の名称 13. 備考 ※ 研究者又は所属研究機関が作成した研究内容又は研究成果に関するwebページがある場合は、URLを記載す ること。 http://www.teu.ac.jp/tslab/~tsuboi/tsuboi-research-J.htm
© Copyright 2024 ExpyDoc