日本酒でカンパイ全国の酒蔵を巡った日本酒好き。その努力の甲斐があって（？）「佐賀県原産地呼称管理制度官能審査員」の肩書も持つ。実家が旅館でなければ蔵人になりたかった35才。不定期連載『鶴荘』若主人赤木一成第 1 2 回日本酒と和食のマリアージュマリアージュとは﹁相性のいい組み合わせ﹂のこと。フレンチでは料理合わせが有名ですが、日本の場合はとワインの両方が美味しくなる組み料亭で板前修業に行き、5年ぐらいどうでしょう。私、若主人は関西のは本当に真剣に取り組んでいましたが、今思えば、日本料理と日本酒接な関係がないんです。あくまで個って、フランスはじめヨーロッパほど密人の見解ですが。これからの文化と創造していきましょう！して新しい日本酒のマリアージュをワインと同じ﹁同調﹂が美味くなる大吟醸、吟醸などフルーティーなお酒には柑橘類を絞った白身魚の刺身やカルパッチョなど、華やかな香りを持つ野菜などと一緒の料理が◎ 。純米酒や生もと、山廃などコクと飲み応えのあるお酒には、しっかり濃厚な料理が同調します。脂がのった焼魚や煮物、肉料理などしっかりした味の食材がオススメ。竹崎のカニは、しっかりしたカニの﹁竹崎カニ﹂と﹁竹崎カキ﹂これに合う佐賀の日本酒は？竹崎カニと地酒と温泉の宿鶴荘佐賀県藤津郡太良町大浦道越港 10954（68）2758 http://www.tsurusou.jp/ たのマリアージュ。みんなで色ん身の味と濃厚な内子に微妙な塩加減が美味しい食材。これに同調させなマリアージュ探しましょ！でもるなら純米酒がオススメ。さらっとし年末の飲みすぎにはご注意をたお酒ならカニの味に負けるかも。︵笑︶。まずオススメなのが﹁東一純米吟醸山田錦﹂。カニの風味と甘みに同調し、お互いが相乗効果でおいしくなる一本。次に﹁天山岩の蔵純米﹂。バランスが良い軽快な酸味と甘みで、濃厚なカニの味に負けない、若主人が個人的にオススメの酒。また、﹁宗政純米吟醸日本酒度マイナス﹂は、お酒の甘さでカニの甘みとうま味が膨らむ米好きの食中酒です。冬の太良町の名物﹁竹崎カキ﹂は口の中にはちきれんばかりの旨さが広がる海のミルク。とにかく濃厚な味なので濃厚なお酒が合うんです。おすすめは﹁肥前蔵心生もと純米ひやおろし﹂で、カキの濃厚な味わいに負けず劣らずの、しっかりした酸味とうま味があるお酒。このマリアージュはありです！ 15 あくまで若主人の個人的な意見なので参考までに。これ食べるならこれ飲みたい、または、この酒に合わせたいからこれを食べる、があな写真右／冬に旬を迎え、ますます美味しくなる竹崎カニにバッチリの3本。写真右から「東一純米吟醸山田錦」「、天山岩の蔵純米」「、宗政純米吟醸日本酒度-15」。熱燗で香りを楽しむも良し、甲羅酒も試したい！撮影協力／「さが蔵」福岡市中央区春吉3の11の19 ☎092（715）3201 鶴荘・若主人のプロフィール ◀写真左／もう一つの名物・竹崎カキに合わせるなら「肥前蔵心生もと純米ひやおろし」。豊穣でまろやかな味わいは秋から冬の味覚にぴったり。カキ小屋では試せないマリアージュは、是非、鶴荘でお試しを！ 88