平成25年第7回市原市教育委員会定例会会議録 1 期日等 平成25年7月23日(火) 議会棟第4委員会室 開会 15時45分 閉会 17時16分 2 出席委員 山崎正夫 3 出席職員 教育総務部長 生涯学習部長 学校教育部次長 教育総務課長 学校保健課長 指導課長 中央図書館長 ふるさと文化課長 学校教育課総括主幹 指導課指導主事 教育総務課係長 教育総務課主任 伊藤 均 洞 厚子 中島貞一 根本 隆 御園生文雄 剣持嘉則 安川 守 相川光夫 羽石惠子 三原政美 土岐英二 佐久間幹男 若菜成人 桒田妙子 船山慶子 白鳥秀幸 学校教育部長 教育総務部次長 生涯学習部次長 教育施設課長 学校教育課長 教育センター所長 スポーツ振興課長 教育総務課総括主幹 生涯学習課総括主幹 教育センター指導主事 教育総務課係長 林 充 三枝頼子 山方貞雄 田邉光一 鎌滝庄司 内藤武男 明妻明久 早川喜也 泉水英一 鈴木啓子 荒井護夫 傍聴人 2名 4 会議録署名人の指名 船山委員を指名 5 会議録の承認 承認(平成25年第6回定例会及び同年第2回臨時会) 6 委員報告 なし 7 教育長報告 出席した諸行事に関する報告 ⑴ 7月5日 文部科学省初等中等教育局教育課程課長視察 小中一貫教育校である加茂学園と小規模学級特認校で ある海上小学校を視察された。後日届いた手紙の中で、 それぞれの置かれている環境や状況を踏まえた上で、創 意工夫をしてチャレンジしているという言葉をいただい た。 ・ 以上の参加行事1件について別紙をもとに報告 8 議題 ⑴ 議決事項 委員長が報告第15号と報告第16号を追加することを発議し、 全委員の一致で可決 委員長の発議により、審議の順番は報告第14号の後に、報告第 15号及び報告第16号を一括して審議することに決定 委員長が報告第14号、報告第15号及び報告第16号を秘密会 とすることを発議し、全委員の一致で可決 議案第33号 平成26年度使用学校教育法附則第9条に規定する教科用図書の採 択について 教育長 提案理由の説明 学校教育部長 補足説明 (採択地区制度、教科用図書選定委員会等について) 指導課長 補足説明 選定委員会の調査研究報告書の内容を踏まえ、本市で採択するに 相応しい教科用図書として、「国語 偕成社 エリック・カールの 絵本(ぬりえ絵本)ごちゃまぜカメレオン」、「国語 PHP 子 どもの字がうまくなる練習ノート」、「生活・社会 学研 あそび のおうさまずかん7 たべもの」、「生活・社会 東京書店 わく わく音あそびえほん ヒュルヒュルドカーン おまつりたいこ!」、 「職業・家庭 山と渓谷社 家庭科の教科書小学校低学年~高学年 用」を挙げる。 ○ 委員長 学校教育法附則第9条に規定する教科用図書については、今回採択 した本を来年度使用するというわけではなく、今までに採択した本と 今回新たに採択した本の中から、先生が子どもたちの状況にあった本 を教科用図書として選択して使用するということであるが、現在、採 択している教科用図書は何冊あるのか。 ○ 指導課長 現在、特別支援学級に在籍する児童生徒の教科用図書として採択し ている教科用図書は、112冊である。今回、新たに5冊を採択する と117冊となり、これらが来年度の使用を検討する対象の本となる。 ○ 委員長 これらの教科用図書が子どもたちの手に届くまでの手順について教 えてほしい。 ○ 指導課長 本日の採択の結果を受け、8月末までに各特別支援学級で来年度使 用を希望する教科用図書を取りまとめ、県を通じ、文部科学省に提出 されることにより、来年4月の新学期に子どもたちに教科用図書が配 付されることとなる。 ○ 伊藤委員 8月末に、使用を希望する教科用図書の報告をするということであ るが、新入生の発達状況等について、確認できているのか。 ○ 教育センター指導主事 新入生の場合、どこの学級に入学するのかはわからないので、8月 に報告するのは、在校生のみである。新入生については、県と調整を 行いながら、4月に配付できるように別途対応している。 ○ 委員長 最初に、「国語 偕成社 エリック・カールの絵本(ぬりえ絵本) ごちゃまぜカメレオン」について、意見等はあるか。 ○ 伊藤委員 先生方は、どのような子どもに対して、この本を使用するのか。 ○ 教育センター指導主事 この本は、国語の教科用図書や図工の教科用図書では、その子ども の発達状況に合わないという場合に、活用することができる。 ○ 船山委員 ぬりえとして使用するほか、読み聞かせにより、自尊感情や認知能 力の育成に活用してほしいと考える。 ○ 指導課長 ぬりえをした後は、自分だけの宝物の絵本として使用することにつ いて、アドバイスを行っていきたい。 ○ 委員長 次に、「国語 PHP 子どもの字がうまくなる練習ノート」につ いて、意見等はあるか。 ○ 船山委員 字を書くには、姿勢が大事であると考えるが、先生方はどのように 指導を行っているのか。 ○ 指導課長 担任が、その子の状況に応じ、指導している。 ○ 伊藤委員 この本がその子にとても合っていて、例えば一学期のうちに、この 本を使い終わった場合、追加の配付はあるのか。 ○ 教育センター指導主事 教科用図書は一人一冊の支給なので、追加の配付はない。コピーし て使用するなどの対応を図ることとなる。 ○ 伊藤委員 次の本に進みたい場合には、どのように対応するのか。 ○ 教育センター指導主事 他のドリル等を活用することとなる。 ○ 教育長 この本を使用するにあたっての短所は何かあるのか。 ○ 教育センター指導主事 手本が左側にあった方が見やすいのであるが、この本は右側にある という点である。 ○ 委員長 次に、「生活・社会 学研 あそびのおうさまずかん7 たべもの 」について、意見等はあるか。 ○ 洞委員 子どもたちが好きな食べ物を例示しているのだと思うが、君は1日 にどの位食べるというページに出ているとおりの食べ物を朝昼晩に食 べると、卵を使う数が多過ぎると思われるので、指導する際には配慮 が必要だと感じた。 また、日本中の人が1日にハンバーガーを何個食べるのかというペ ージを見て、教科用図書に出ているのだからいっぱい食べた方がいい とはならないようにする指導も必要であると感じた。 ○ 指導課長 子どもたちが興味を持つ題材となっているが、使用するにあたって は、子どもたちへの配慮が必要であると考える。 ○ 委員長 この本を使用することとなった場合には、指導するにあたって配慮 すべき点などについて、教育センターから学校に伝えてほしい。 次に、「生活・社会 東京書店 わくわく音あそびえほん ヒュル ヒュルドカーン おまつりたいこ!」について、意見等はあるか。 ○ 伊藤委員 昨年度も同様の本を採択しているが、使用状況と耐久性について、 教えてほしい。 ○ 教育センター指導主事 知的障がいの重い子どもに使用している。耐久性は問題ない。昨年 度採択した本は、今年度2人が使用している。 ○ 委員長 最後に、「職業・家庭 山と渓谷社 家庭科の教科書小学校低学年 ~高学年用」について、意見等はあるか。 ○ 洞委員 小学校低学年から高学年用の本であるが、中学生でも使える位、内 容が高度である。小学生が使うことがあるのか。 ○ 指導課長 自閉・情緒学級に在籍する子どもの中には、レベルの高い内容でも 適している子どももいる。個人の状況にあった教科用図書を選択でき るようにしたいと考える。 ○ 船山委員 小学校低学年から高学年用と書かれているが、中学校で使用する場 合に、使用する子どもが傷つかないような配慮は考えているのか。 ○ 指導課長 使用にあたっては、子どもたちが傷つかないようにするための指導 者の配慮が必要であると考える。 ○ 洞委員 料理のページを見ると、具体的な商品名が出ている。このことにつ いて、議論はされたのか。 ○ 指導課長 選定委員会の中でも賛否両論の意見が出された。その中には、特別 支援学級に通う子どもたちの状況を考えると、商品名がないと子ども たちにわかりにくいという意見もあった。 ○ 教育センター指導主事 子どもたちには生活経験が大切である。商品名があることにより、 子どもたちがスーパー等に買い物に行った際、本と同じものがあった という発見をしやすいということも大事なことである。 採決の結果、賛成多数により原案可決 ⑵ 報告事項 報告第12号 訴訟の提起について 教育長 報告理由の説明 教育総務部長 補足説明 (訴訟の内容等について) 採決の結果、全委員の一致で原案了承 報告第13号 議会の議決に付すべき契約について(市立ちはら台桜小学校屋内運 動場ほかの譲渡契約) 教育長 報告理由の説明 教育総務部長 補足説明 (契約内容等について) ○ 委員長 立替施行を行うことにより、どのような効果があったのか。 ○ 教育総務部長 立替施行は、大規模開発を行う際、学校等の設備について、市の財 政的な対応が難しいという場合に、高度成長期を中心として活用して きた制度である。市の人口が現状維持という状況をみると、今後は立 替施行を活用する機会はないものと考える。また、市にとっての効果 については、立替施行を行うことにより、市原市地域振興財団の借入 金利子約1億円及び財団への手数料約3千万円を、市は財団に支払う こととなるが、市が国に補助金申請をする時期がずれたことにより、 補助金額が約3億7千万円増えたことを考慮すると、効果があったも のと考える。 ○ 伊藤委員 施設を長く使用できるようにする施策が大切である。民間では、減 価償却を考慮し、施設が壊れた時に改修するための費用を蓄えておく が、そのような方策はあるのか。 ○ 教育総務部長 市の財政においては、施設が破損した場合には、その都度必要な改 修をせざるを得ない。改修にあたっては、計画的に実施していきたい。 ○ 伊藤委員 東京都の会計制度を参考にすると、改修等を行いやすいと考える。 採決の結果、全委員の一致で原案了承 報告第14号 平成25年度千葉県教育功労者表彰候補者の推薦について 委員長が報告第14号、報告第15号及び報告第16号の秘密会 を宣告 委員長が指定する事務局職員以外退室 審議 報告第15号 報告第16号 職員の懲戒の処分を行うことについて 職員の懲戒の処分を行うことについて 委員長が指定する事務局職員以外退室 審議 事務局職員等入室 委員長が秘密会の解除を宣告 委員長が裁決の結果報告第14号、報告第15号及び報告第16 号について全委員の一致で原案のとおり可決及び了承したことを報 告 ⑶ その他 ① 平成25年第2回市原市議会定例会について 学校教育部長 生涯学習部長 質問及び答弁の要旨を説明 ② 教育に関する事務の管理及び執行の点検及び評価等について(経過報告) 教育総務部長 経過を説明 ○ 伊藤委員 全般的なことであるが、評価理由の表現についてである。例えば、 「幼児一人一人の個性に応じた指導を行うための研修の充実」の推進 状況は、横向きの矢印となっているが、評価理由の中に、希望研修の 内容の充実が十分ではなかったと書かれている。十分ではなくても横 向きの矢印であれば、どのような場合が下降の矢印となるのかと思う。 ○ 教育総務部長 従来どおりの水準で実行できたので、横向きの矢印となっている。 希望研修の内容の充実が十分ではなかったという内容については、課 題としての表現であるので、評価理由と課題の表現については精査し ていきたい。 ○ 伊藤委員 評価理由と課題・今後の取組の表現について、精査してもらいたい。 9 閉会 17時16分
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