委 員 会 調 査 報 告 書 - 兵庫県議会

平成20年9月12日
兵 庫 県 議 会
議
長
釜
谷
研
造
様
行財政構造改革調査特別委員会
委員長
立
石
幸
雄
委 員 会 調 査 報 告 書
第292回定例県議会において、当委員会に付議された「県の行財政構造改革に関する調
査」のうち、本年1月の調査報告書(中間)において、引き続き調査することとされた課題
について調査を行い、その結果を取りまとめたので、次のとおり報告します。
Ⅰ
はじめに
当委員会は、平成19年9月定例会において設置され、県財政が置かれている状況や将来
見通しに係る調査に始まり、続いて、執行機関が策定した「新行財政構造改革推進方策
〔新行革プラン〕(第一次案)」(以下「第一次案」という。)に示された、現下の厳しい財
政状況を踏まえ直ちに取り組むべき対策等を中心に調査を行った。
当委員会は、この新行革プランが、今後中長期にわたって県政推進の基盤となる重要な
計画になるとの認識のもとに、第一次案に示された財政フレームをはじめ、本庁組織、定
員・給与、事務事業、投資事業等の項目について調査し、その結果を委員会調査報告書
(中間)として、本年1月28日、議長に提出した。
次いで、第一次案で残された課題に係る見直し方向について、本年8月、「新行財政構造
改革推進方策〔新行革プラン〕(第二次案)」(以下「第二次案」という。)として策定され、
改革の全体像が明らかにされた。今回、当委員会は、この第二次案に掲げられた、地方機
関等の組織再編、試験研究機関、公営企業、公社等の改革、自主財源の確保等の項目を中
心に調査を行った。
- 1 -
調査の過程において、各委員から出された意見は、観点が共通するものも多々あるもの
の、改革の具体的方策については多岐にわたっていることから、すべてをここに列挙する
ことはできないが、当委員会における主な意見を集約すると、以下のとおりである。
Ⅱ
改革推進に当たっての留意事項
1
各分野における改革内容
(1)
組織
①
地方機関
(総論)
ア
当面、10県民局体制を存続させることはやむを得ないが、第一次プラン策定
後わずか半年ほどで、県民局再編の方針が変わったことは、県民に行革に対す
る後退感を与えることから、市町の役割分担を含め根拠を示すなど、十分な説
明責任を果たすこと。
イ
政令指定都市や中核市をはじめとする市町との関係や地域課題への対応など、
現行の県民局が現地解決型総合事務所として果たしてきた役割等を検証した上
で、本来県の果たす役割や県民局体制のあるべき姿について検討を継続するこ
と。平成22年度末を目途に、県民局の再編を含めた見直しを行うこと。
ウ
再編に当たっては、これまでの成果や本庁との役割分担に加え、地方分権の
進展のもとでの市町との役割をさらに精査し、地域の特色を十分生かして活性
化につなげる視点が必要であり、数の問題や一律の再編とならないよう留意す
ること。
エ
事務所の大幅な統合再編案は、地域の事情を把握している現場の意見を尊重
しつつ、市町、関係機関とも十分協議し、極力、県民サービスを低下させるこ
とのないよう、より慎重に進めること。
オ
行政サービスを提供するに当たっては、事業ごとに、その特性と専門性を考
慮し、どの機関が担うことが適切かを精査した上で、機関別の事務量と人員配
置、コストを考慮し、その地方機関の必要性を検討すること。
カ
事務所の統合再編に際しては、日常業務と事件・事故・災害発生時等の特別
業務のバランス等に配慮し、適切な人員配置とすること。
- 2 -
キ
地域事務所は、直接的または市町を通じ間接的に、地域住民の生活の安全・
安心の確保に貢献していることを認識すること。
ク
組織の統合再編に係る名称変更等の費用については、極力、コストを抑える
ように工夫すること。
ケ
組織の統合再編に伴い不要となる庁舎や事務所について、県民活動の拠点と
しての開放や、民間への賃貸、売却等も含め、有効な活用方策を検討すること。
コ
事務所の統合再編は、県民サービスの低下や膨大な費用と労力を要すること
から、現行のまま事務所は存続すべきであるとの意見もあった。
(個別機関)
ア
県民室をはじめとする県民局の内部組織については、各県民局一律の体制で
はなく、それぞれの地域特性に応じた組織体制とすること。
イ
保健支援センター設置については、設置されない市町との連携のあり方や市
町負担の増大などの課題があり、県民サービスの提供に支障を来すことのない
よう、設置の当否や方法、地域も含め、慎重に検討すること。
ウ
地域普及所をJAに設置することは評価するが、一つの管内に複数のJAが
存在する地域については、地域の実情に応じた配置を検討すること。
エ
県とJAでは、普及指導の対象農家や指導内容などが必ずしも一致するとは
限らないため、業務の効率性に問題が生じるのではないかと懸念されることか
ら、JAとの連携においては、地元市町、団体と十分な協議・調整を行うこと。
オ
土木事務所については、県民の安全・安心の確保を最優先に考え、統合によ
って、例えば管轄区域が広がり、現場までの所要時間が1時間を超える区域が
増加するような事務所や、今後一定の事業量が見込まれる事務所は、その地域
特性に十分配慮した配置とすること。
②
その他の組織
(教育事務所)
ア
統合再編に当たっては、現行業務をさらに精査し、市町教育委員会との役割
分担を明確にすること。
- 3 -
イ
各地域の実情を把握し、教育行政をつかさどる役割の重要性にかんがみ、県
施策の展開に係る県民局との連携や、各教育事務所と市町教育委員会との連携
強化にも十分考慮すること。
ウ
市町立学校に対する直接的な指導・支援が積極的には行われていない面もあ
ることから、県民局設置区域ごとに設置する必要性は低く、教育振興室の設置
については再検討すること。
エ
学校の設置・管理者である市町と協議の上、今後、教職員の任命権、人事権
を含む義務教育に係るすべての事務を市町教育委員会に移譲し、教育事務所を
廃止する方向で検討を行うこと。
(2)
行政施策
①
公的施設
(総論)
ア
運営体制や事業内容の見直しにより運営の合理化に努めるとともに、より効
率的で質の高い管理運営を図るため、可能な施設から公募による指定管理者制
度を導入すること。
イ
指定管理者の選定に当たっては、透明性や公平性を確保するため、評価項目
や配点の事前公表等に加え、サービス要求水準の設定根拠を明らかにするなど、
その改善に努めること。
ウ
これまでに市町等へ移譲された施設や指定管理者制度を導入した施設の運営
について、課題を的確に把握し、これを今後の施設運営の見直しに反映させる
こと。
エ
公的施設の市町への移譲または移管に当たっては、「協議が整わない場合は原
則として廃止する」となっているが、廃止ありきで進めるのではなく、地元市
町との協議・調整を最優先し、その結果については県民が納得できるよう、説
明責任を果たすこと。
オ
施設整備後、相当な期間が経過し、当初の目的を達したものや今後の活発な
利用が見込めないものについては、福祉、教育、文化、スポーツの施設への転
用を図るなど、県の資産として有効活用を図ること。
- 4 -
カ
ネーミングライツを導入し、その収益により維持管理経費の一部を捻出する
方策を検討すること。
(個別施設)
ア
ひと未来館は、平成15年に多額の費用を投じ整備して間もないものであるこ
とから、その廃止の理由を県民に十分説明すること。
イ
フラワーセンターの運営については、多角的に分析し、具体的な運営目標を
策定するとともに、民間ノウハウの活用手法導入と施設のリニューアル整備の
時期について、十分な調整を図ること。
ウ
西武庫公園については、管理運営協議会が設置され、県と一体的に管理・運
営に取り組んでいることや、交通安全教育に取り組んできた歴史的な経緯も考
慮して、整備や運営について、尼崎市と十分な協議調整を行うこと。
エ
明石西公園や西武庫公園については、市町との協議が調わない場合には、県
立公園として存続すべきであるとの意見もあった。
オ
県立図書館については、県民への良質な図書館サービスの実現のため、県が
設置することの意義を明確にした上で、市町立図書館や学校図書館、大学図書
館などとの役割分担や情報拠点としての県立図書館の機能と運営のあり方を見
直すこと。
②
試験研究機関
(総論)
ア
各試験研究機関の使命・役割、二次案による改革の状況等を踏まえつつ、独
立行政法人制度の利点・課題を見きわめ、移行の可否や制度の利点を生かす運
営形態のあり方について引き続き検討すること。
イ
専門性を有する職員で構成されるという特殊性を踏まえ、人材確保に努める
とともに、業務内容に応じた重点的な人員配置とすること。
ウ
運営効率化を進めるに当たっては、研究評価システムや行政コスト計算書の
導入などの負担がふえる面もあり、職員の健康管理の問題も含めて、メリット
・デメリットを検証しながら進めていくこと。
エ
研究テーマや業務の選定については、それを実際に担当する人材の確保方策
も考慮して行う必要があること。
- 5 -
オ
企業等との共同研究に関しては中立性の確保に配慮するとともに、外部資金
の獲得については、資金獲得自体が自己目的化することのないよう注意するこ
と。
カ
公設試験研究機関間のネットワーク形成や研究機関の共同運営については、
関西広域連合(仮称)が担う事業として、今後、検討されることから、関西広
域連合との協力体制についても、長期的な視点に立って検討を進めること。
(健康環境科学研究センター)
ア
県民の安全・安心にかかわる事案に対しては、衛生部門と環境部門が連携し、
一体的に取り組み、その対応に支障を来すことのないよう関係機関の連携強化
に努めること。
イ
平成14年度に県立衛生研究所と県立公害研究所が統合したものを再び分離す
ることとなることから、その経緯や必要性について説明責任を果たすこと。
ウ
環境部門のひょうご環境創造協会への移管に関しては、とりわけ、工場、事
業所等への立入検査など、現場における行政権限の行使に支障を来さないよう
対策を講じること。
エ
ひょうご環境創造協会内に設置予定の兵庫県環境研究センター(仮称)は、
民間との価格競争に耐え得るよう経営改善に取り組むとともに、分析業務の精
度確認など、公的性格を有していることに留意すること。
オ
ひょうご環境創造協会には、環境問題で調査対象となる環境クリエイトセン
ターが統合されることから、調査分析の中立性を欠くことになるのではないか、
との意見もあった。
(県立工業技術センター)
ア
機械金属工業技術支援センターの本所への統合に当たっては、地元の中小企
業をはじめ地域の意見・要望等を十分に斟酌するとともに、播州金物等の機械
金属分野に対する技術支援が低下しないよう努めること。
イ
再編整備については、長期的視点に立ち、県立健康生活科学研究所やひょう
ご環境創造協会等との機器の一体利用を含め、現地での建て替えだけでなく、
移転も視野に入れて検討すること。
ウ
今後とも、独自で研究機能を持てない県内の中小零細事業者の技術開発を支
援するため、分析・測定機器等の整備や研究員等の人材確保に努めること。
- 6 -
エ
機械金属工業技術支援センターの本所への統合は、地域産業の育成に大きな
支障を来すことから反対であるとの意見があった。
(農林水産技術総合センター)
ア
研究員の人数に対し、多数の行政職・研究補助業務に従事する職員が配置さ
れていることから、研究員数に見合った職員数とするよう、雇用形態の見直し
を含め、検討すること。
③
教育機関
(県立大学)
ア
県立大学の果たすべき役割と機能を十分に考慮の上、県政と連携し、地域資
源を活用した特色ある教育・研究を推進するとともに、産学連携のさらなる強
化、外部資金の活用による研究の推進など、時代や社会ニーズに的確に対応す
るよう機能の充実を図ること。
イ
私学での取り組みが困難な分野である理工系の教育の重点化を進め、旧姫路
工業大学の機能充実を図りながら、特色ある教育・研究分野をアピールしてい
くこと。
ウ
少子化の進展に加え、厳しい財政状況下においては、「地域社会への還元」、
「社会貢献」、「県政への連携」の視点に立ち、焦点を絞った上で、県立大学の
あるべき姿を再検討すること。
エ
総務・学務などの事務部門は、現在、各キャンパスに配置され、不効率な部分
もあることから、本部機能の移転にあわせて統合再編を行うこと。
オ
大学本部機能の移転については、神戸学園都市キャンパスだけでなく、工学
部、理学部、環境人間学部などがある播磨地域も候補地とし、幅広く適地を検
討すること。
カ
大学運営に当たっては、評価委員会等のほか、主体である学生の声を大学運
営に取り入れる仕組みづくりを検討すること。
キ
管理運営体制については、大学人としての自覚に立って、独立行政法人化を
も視野に入れた、思い切った改革も検討すること。
ク
県立大学の運営については、大学の自治、学問の自由という観点から行われ
るべきであり、独立行政法人化は行うべきではないとの意見もあった。
- 7 -
(県立高等学校)
ア
小規模校の近隣校との統合を検討する場合は、連携型中高一貫教育校などの
特色ある学校への改編なども含め、地域との連携による活性化方策を研究しな
がら、適切な手順により、地元に十分説明すること。
イ
小規模校の存続を検討する場合には、地域の特殊性や実情だけではなく、生
徒の立場から存続が必要なのかを最優先に検討すること。
ウ
中途退学者数が減少しない現状を踏まえ、県立高等学校教育改革第二次実施
計画において、退学者を減らすために実効ある取り組みをさらに進めること。
エ
定時制・通信制高校の役割を十分認識した上で、教育環境設備、制度の改善
に向けた取り組みをさらに行うこと。
オ
これからの時代を生き抜くために必要な力を身につけることを意識した研さ
んの場とするため、公設民営化も視野に入れ、多様な運営形態を検討すること。
カ
専門学科については、普通科と比較して設備費や教員配置など、財政負担が
大きいが、職業教育の重要性にかんがみ、高等技術専門学院等との連携や実技
実習の企業への委託などにより、高度な教育を低コストで提供できるよう努力
すること。
キ
学校の統廃合、学区の統合・拡大、入試制度の変更、定時制・通信制高校の
募集停止などを行う場合は、地元と十分協議すること。
(特別支援学校)
ア
特別支援教育がめざす方向どおり、医療、保健、福祉など関係機関と連携し
て充実したサービスが提供できるよう、特別支援教育のあり方について本格的
な検討を開始すること。
イ
(3)
特別支援教育と県立・私立高校のさらなる連携を推進すること。
公営企業
①
企業庁
(総論)
ア
企業庁はこれまで地域の活性化等に一定の役割を担ってきたが、社会情勢の
変化により、その役割は小さくなってきていることも踏まえて、企業庁全体の
あり方について検討すること。
- 8 -
(地域整備事業)
ア
民間ノウハウの導入やネットワークの有効活用などにより、積極的に分譲促
進を図り、90%の分譲進捗率達成に向け、不断の取り組みを行うこと。
イ
企業債の利払いや償還が経営面で重荷となっていることから、分譲地の早期
処分と並行して、高い有利子の負債圧縮に取り組むこと。
ウ
未活用保有地については、適正なコスト管理をしながら、処分を含め、検討
すること。
エ
未利用地や売れ残り用地の時価・含み損、各プロジェクトごとの収支状況を
公表するべきとの意見もあった。
(水道用水供給事業・工業用水道事業)
ア
給水量の維持・確保や企業債の低利債への借り換え、管理費用等の抑制など
の経営努力に取り組むとともに、給水量の減少による収支見込みへの影響や料
金単価の適正設定について、引き続き検討すること。
イ
今後、人口減少により生活・経済基盤の規模が縮小していく中、水需要の増
加、給水収益の増加は容易でないと見込まれることから、経営計画をいま一度
検討すること。
ウ
気候変動など長期的な水需要を見通し、「安定水源を持たない市町等に対し、
安全・安心な水道用水を広域的・安定的に供給する」という事業目的に沿って、
必要な施設整備の財源を準備すること。
エ
②
工業用水は安すぎるので値上げを検討すべきとの意見もあった。
病院局
(病院の経営改革)
ア
国公立病院と民間病院が混在化する地域では、県立病院とその他の病院との
役割分担を徹底し、重複・競合による患者数の減少を防ぐとともに、医療連携
により、医師の確保や経営の効率化を図り、県立病院の経営改善を進めること。
イ
県の強いリーダーシップによって、それぞれの圏域において、公立病院や民
間病院とのネットワーク化を実現すること。
ウ
市町立病院が担うべき医療機能を県立病院が果たしている場合には、地元に
応分の費用負担を求めることを検討すること。
- 9 -
エ
ベンチマーキング手法により、各病院の徹底分析と優良病院の成功要因を調
べ、平成28年度としている病院事業全体の黒字化の目標年次を少しでも前倒し
達成できるよう、経営改善の実施に取り組むこと。
オ
女性医師の確保に当たっては、潜在医師の把握と勤務環境の整備が必要であ
ることから、女性医師確保対策の実施計画を早急に示し、実行すること。
カ
医療現場で頼りになる正規職員を削減して、派遣職員などをふやすことは、
慎重にすべきであるとの意見もあった。
(尼崎病院と塚口病院の統合)
ア
整備後の病院規模や提供される医療水準などの統合に係る諸課題に加え、地
域の医療のあり方についても、外部委員会において協議、議論を尽くすこと。
イ
統合は、地域医療へ大きな影響を与え、地域の不安感も大きいことから、統
合を前提とした議論ではなく、幅広く県民、市民の意見を聞き、いかにすれば、
圏域における医療体制の確保、充実が図られるのかを慎重に検討すること。
ウ
設置が予定されている外部委員会においては、「まず統合ありき」で審議を進
めるのではなく、尼崎市をはじめとする阪神地域の医療水準確保のため、さま
ざまな選択肢を視野に入れて、慎重に検討を行うとともに、地元の理解が得ら
れるよう、十分な情報開示と説明を行うこと。
エ
(4)
統合案については撤回すべきとの意見もあった。
公社等
①
公社等
(総論)
ア
聖域なき行革をさらに断行するため、これまで以上の見直しを行い、現在の
社会情勢で真に必要な団体のみを存続させ、公益性が認められない団体につい
ては、人的・財政的支援をなくし、解散または民営化を検討すること。
イ
①存在意義、②類似性、③採算性の3点を基準に見直し、県民の視点から見
て存在意義が低く、県民生活に甚大な影響を及ぼさないものは原則廃止し、類
似の団体は統合すること。
- 10 -
ウ
廃止と統合により削減する6団体以外の、県が関与している団体についても、
団体の運営状況等について情報を開示し、必要性をゼロベースから検討し、人
的・財政的支援についての見直しを進めていくこと。
エ
公社等の経費、契約、職員給与等の実態、県職員OBの役員就任の状況など
を明らかにし、監査委員の監査対象となっていない団体についても監査体制の
強化を促し、十分な情報開示によって、透明性の確保を図ること。
オ
少子高齢化と人口減少の未来を考えると、次世代への過大な債務の解消が急
務であることから、県からの委託や補助などの財政支援、県職員の派遣やOB
職員の再就職など、外郭団体の存続のための支援は厳しく見直すこと。
カ
公社等への指導監督強化策として設置される第三者委員会については、委員
を慎重に選定するとともに、経営改善だけでなく、公社等の実施している事業
について、市町や民間を含め、どこが行うのが適切かまで踏み込んだ評価を行
うこと。
(役員及び職員)
ア
団体の事業規模や事務の効率化等を勘案し、役員の一層の定数減に努めるこ
と。
イ
今後、民間活力導入をさらに進める中で、公社等での業務の減少に伴い、職
員数も一層削減し、スリム化を進めること。
ウ
組織の活性化や経営改善を進めるため、プロパー職員や民間人の積極的な役
員への登用を図ること。
エ
県からの派遣職員や県OB職員は、在職期間が短く、運営に対して長期的な
展望や責任が持ちにくいことなどから、一律の基準で派遣職員をOB化するの
ではなく、各団体で専門知識や経験が必要な場合に、適材適所による人材活用
に努めること。
オ
公的施設の指定管理者公募の導入が拡大する中、プロパー職員が安心して働
ける環境づくりや人材育成を図ること。
(ひょうご情報教育機構)
ア
カーネギーメロン大学日本校の設置運営については、廃止に至った責任の所
在・原因等を明確にして、今後の施策に生かすこと。
- 11 -
(下水道公社)
ア
包括的民間委託については、事故等への緊急対応や下水道公社の技術継承な
どに対する懸念に加え、民間会社の負担が大きいとの問題もあり、武庫川上流
流域下水道で試行した結果の検証をもとに、今後の導入について慎重に対応す
ること。
イ
包括的民間委託の導入により、委託事業の履行確認等、最小限の事務執行体
制となるよう、組織のスリム化も検討すること。
(兵庫県まちづくり技術センター)
ア
公共事業が減少する中、まちづくり技術センターが担ってきた業務は、民間
委託または県の直接実施を検討すること。
(土地開発公社)
ア
かつてのように土地を先行取得する必要がなくなり、公社の存在意義は薄れ
てきたことから、将来の解散も視野に入れ、年限と金額の目標を定めて、保有
土地の簿価総額の縮減に取り組むこと。
(兵庫県道路公社)
ア
効率的な運営を図るためには、本来、土地開発公社、道路公社、住宅供給公
社の統合が望まれるが、それが困難な場合は、民間経営者の登用などにより、
一刻も早い負債の解消に向けた経営改善を図ること。
イ
将来負担額が大きく、その軽減のためには、道路公社だけの視点でなく、道
路行政全体の計画を見据えた対策を検討する必要があること。
(兵庫みどり公社)
ア
長期収支見込みについては、木材価格やコスト変動などの不確定要素が多い
ことから、最悪のケースを想定して、今後の負債解消策を検討すること。
イ
資金調達が厳しくなる中、今後70年間という長期にわたり、県が多額の貸し
付けを実行することについては、県民の理解が得られるよう、緻密な計画を示
すこと。
ウ
事務管理部門の人員削減を行った上で、分収造林事業を見直し、その中で、
森林整備事業については、造園業者や建設事業者等の民間参入を積極的に進め、
組織の改編縮小を図ること。
- 12 -
(兵庫県住宅供給公社)
ア
県営住宅の入居管理を効率化し、長期の空き家を解消するとともに、団地内
に設置された駐車場等資産の有効活用を図ること。
イ
公社賃貸住宅の建て替えとそれに伴う家賃改定に当たっては、激変緩和等、
高齢居住者に対して十分に配慮すること。
ウ
事業を縮小していく中で、入居者へのサービス低下や入居者を追い出すこと
にならないようにすること。
(兵庫県園芸・公園協会)
ア
都市公園の管理事業については、兵庫の文化水準や県民の心の豊かさの現出
にも意を用いること。
(兵庫県高齢者生きがい創造協会・兵庫県青少年本部)
ア
今後、生きがい創造協会が育成していく地域づくり活動の人材等を活用して、
兵庫県青少年本部の事業のさらなるスリム化を図り、両団体の将来的な統合も
視野に入れた検討を行うこと。
イ
青少年の健全育成に向けた青少年本部への期待は大きいことから、相応の事
業活動を行うのであれば、積極的な支援も検討すること。
(兵庫県社会福祉事業団)
ア
現場職員のコスト意識や費用対効果の意識を醸成し、法人を挙げて改革を行
うこと。
イ
県立施設の事業団への移管や、県費の継ぎ足しがゼロとなるような計画は、
見直すべきであるとの意見もあった。
(兵庫県勤労福祉協会)
ア
主要事業としての「憩いの宿」の管理運営は、民間宿泊施設や娯楽施設と変
わるところがなく、公益性も低いので、公益法人制度改革の中で、今後の事業
について十分点検すること。
(夢舞台)
ア
県財政が厳しい状況の中で、県が関連する第三セクターがホテル経営するこ
とに疑問があるとの意見もあった。
- 13 -
(ひょうご震災記念21世紀研究機構・阪神淡路大震災復興基金・兵庫県住宅再建共済基金)
ア
いずれの団体も震災関連の業務を行っており、引き続き、個々の団体の存否
や統合の可能性を検討すること。
イ
心のケアや震災関係等の分野の重要性については認識しているが、今後の県
行政の中で、21世紀研究機構の役割をどのように位置づけるか、十分検討する
こと。
ウ
関西広域連合(仮称)において、防災事務について取り組むことが検討され
ていることから、将来的には広域での活動も視野に入れた検討を行うこと。
(兵庫丹波の森協会)
ア
丹波県民局、地元自治体との関係や、業務内容、組織・人員体制、施設のあ
り方を十分に整理し、県の関与は側面的支援にとどめるなど、地元主体の運営
体制となるよう、見直しを検討すること。
イ
丹波の森公苑の管理運営は、丹波市への委託や移譲の方向で検討し、今後の
協会への職員派遣を見直すこと。
(兵庫県芸術文化協会)
ア
自主的な芸術文化振興事業を行えるように、人材の確保と協会独自の基金造
成など、財政基盤の確立に力を入れること。
(職員互助会)
ア
補助金のさらなる削減や、廃止に向けた検討を行う必要があるとの意見もあ
った。
(学校厚生会)
ア
県からの財政的、人的支援をできるだけ削減し、県民にわかりやすい福利厚
生内容、事業規模とすること。
イ
加入会員数の規模から見て、職員互助会とは比較にならない事業予算と職員
数となっているが、事業活動が必ずしも教職員の福利厚生事業の範囲内と言え
ないことから、県の関与について検討する必要があること。
(兵庫県社会福祉協議会)
ア
ひょうごボランタリープラザの運営については、その利点をさらに生かすた
め、ふさわしい活動舞台のあり方について検討する必要があること。
- 14 -
(ひょうご産業活性化センター)
ア
資金貸付以外の事業について、具体的な成果と費用対効果について検証する
必要があること。
(兵庫県国際交流協会)
ア
国際交流に係る事業は県が直接執行することも視野に入れ、団体の存否を引
き続き検討すること。
イ
ひょうご国際プラザの、神戸市との共同運営について検討するとともに、海
外事務所のあり方について、引き続き検証すること。
(新西宮ヨットハーバー)
ア
テナントの契約条件を含め、事業の見直しを検討する必要があること。
(兵庫県体育協会)
ア
県民スポーツの振興として、若者の間で普及し、人気の高いストリート系ス
ポーツの振興などにも柔軟に取り組む必要があること。
イ
学校給食に係る物資の供給事業については、地産地消を推進する観点から、
現場に近い市町が担うことが適当であり、今後、事業の廃止も含め検討するこ
と。
(5)
自主財源の確保
①
課税自主権の活用
ア
法人県民税超過課税の第7次延長の検討に当たっては、第5次及び第6次延
長分の使途、執行方法を総括した上で、少子化対策事業に活用するなど、延長
を前提に検討すること。
イ
法人事業税超過課税の第7次延長に当たっては、自然エネルギーの導入・活
用など地球温暖化防止施策への充当を視野に入れて検討すること。
ウ
県民緑税の制度延長の検討に当たっては、具体的な森づくりの計画を作成し、
明らかにすること。
エ
新たな財源確保の手段である「ふるさと納税制度」についても、十分にPR
を行い、効果的に活用していくこと。
オ
県民の福祉増進を使途目的に、法人県民税超過課税の税率を現行の5.8%から
上限である6%へ引き上げるべきとの意見もあった。
- 15 -
(6)
先行取得用地等
ア
先行取得用地については乱開発抑制という一定の成果はあったが、金額規模が
大きいことから、費用対効果や責任の所在について、一層の情報公開や説明責任
を果たすこと。
イ
地価下落という経済情勢の変化もあり、土地の簿価と時価の差額を把握すると
ともに、土地開発公社等から用地を取得する際には、個別の土地の情報公開や時
価評価についても検討すること。また、外郭団体が取得した公共事業用地の中に
も長期の未利用地があることから、情報の公開、早期の利用促進を図ること。
ウ
用地を取得する際には、多額の県債を発行し、実質公債費比率の上昇を招くこ
ととなるが、行革の財政運営の基本方針の枠組みの中で対応すること。
エ
県有環境林として取得するまでに長期間を要することから、取得までの間の対
象予定地を「環境林」と位置づけることを検討するとともに、周辺の土地権利者
に対して協議窓口を設けるなどの配慮をすること。
オ
用地の取得経緯を総括するとともに、開発計画は中止し、説明責任を果たすべ
きとの意見もあった。
2
行財政構造改革の取り組みの推進
(1)
総論
ア
県民だれもが納得できる公平感のある改革とするとともに、トップダウンの改
革案ではなく、改革の対象となる各部署での協議、最前線の現場を担う職員の声
が反映されたプランとすること。
イ
公的セクションが担う業務が、なぜ、高コスト、非効率、低サービスなのか、
なぜ、民間にできて行政にできないのか、その構造的な原因を究明するとともに、
事業コストや管理コストを明らかにするためにも、新たな公会計システムを導入
する必要があること。
ウ
行政コストの削減と行政サービスの向上のため、それぞれの職場単位でコスト
削減への工夫と努力がされ、その努力が評価されるシステムとする必要があるこ
と。
エ
人件費削減については、臨時職員や嘱託職員、日々雇用職員を含めた人件費の
全体を明らかにした上で、その効果を確認すること。
- 16 -
オ
我が国経済は、原油価格高騰等、後退局面に入っており、今後の景気動向いか
んによっては、県税収入のさらなる落ち込みが懸念されることから、財政フレー
ムの内容については、常に検討を行うこと。
(2)
県民への周知
ア
県民にも痛みを分かち合ってもらえるよう、説明責任を果たし、十分な理解・
協力を得る必要があること。
イ
各種広報媒体の活用や、知事みずからが率先して丁寧に説明するとともに、パ
ブリックコメントにおいても、積極的に意見や提言を求め、県民の声を的確に反
映するなど、県民の意識改革につながる取り組みを行うこと。
ウ
「将来負担比率」、「実質赤字比率」、「連結実質赤字比率」、「実質公債費比率」
の4つの指標に係る推移を適時適切に県民に公表して、透明性の確保と的確な管
理に努めること。
(3)
職員の意識喚起
ア
今回の改革で痛みを分かつことになる県職員のモチベーションをいかに高め、
その能力をどう発揮させ、活用するかが大きな課題であることを十分認識するこ
と。
イ
常にコスト意識を持ちながら、サービスの向上に精励できる人事制度への改革
をめざすこと。
ウ
専門職制と職能給制の導入など、専門性と権限、責任に見合う給与体系の導入
によって、スペシャリストの自覚に立った能力向上と就労意欲を引き出す、人事
管理の実施が必要であること。
(4)
改革のフォローアップ
ア
プランの策定で安心することなく、その実現に邁進することが大切であり、改
革のフォローアップが非常に重要な意味を持つとの認識のもと、行革の進捗状況
については、二重、三重のチェック体制を整えるなど、各般から厳しいチェック
を行う必要があること。
- 17 -
イ
行革の進捗状況を検証・評価する際には、個々の事業の進捗にこだわり過ぎて、
そもそもの県財政の健全性を見失うことのないよう、達成度の評価に当たっては、
万人にわかりやすい目標を設定するとともに、目標からの乖離度を数値的なデー
タとして示すなどの手法を検討すること。
ウ
第三者委員会は、追認機関となることなく、冷静な現状分析とこれに基づく率
直な評価を行い、真に実効性あるものとして機能させる必要があることから、委
員には、必要かつ十分な見識や専門知識を兼ね備え、行政寄りとならない人物を
慎重に選定すること。
エ
第三者委員会の審査については、単なる事実認定にとどまらず、各分野別の進
捗状況に対する評価や、県の財政状況に対する総合的な判断について、自由に意
見や提言を付することができるよう、当該委員会の権能や位置づけを条例上、明
確にすること。
オ
チェックの主体として設置される第三者委員会と、監査委員、議会の三者につ
いて、それぞれの機関がどのような役割を担うのか、明確に整理すること。
カ
社会経済情勢の変化や県民生活への多大なる影響により、推進方策を見直す事
態が生じた場合、議会の関与が図られるよう、説明や情報開示を行うこと。
キ
推進方策の進捗状況を審査する第三者委員会を設置する一方で、塚口病院と尼
崎病院の統合整備、公社や外郭団体の指導監督等においても、外部の有識者等に
よる委員会をそれぞれ設けることとしているが、これら三つの委員会の関係を整
理し、お互いが十分に機能を発揮できるよう留意すること。
(5)
行財政構造改革の推進に関する条例(仮称)の制定
ア
行革推進条例の制定については、県民への行革の進捗状況・成果の周知や、議
会のチェック機能の発揮という点で評価するが、さらに、行革を実効性あるもの
とするため、県民の理解・協力を得られるよう、より丁寧な説明を行うこと。
イ
行革推進方策の策定に当たって、議決手続を求める場合には、既に議員提案に
より制定されている基本計画条例との整合性が図られるよう、その適用関係を十
分に整理すること。
ウ
県議会で議決された計画ということをもって、新行革プランの実施が県民に強
制される懸念があるとの意見もあった。
- 18 -
Ⅲ
おわりに
今回の調査において、県が極めて厳しい財政状況に直面していること、そしてこれを打
開するための新たな行動指針が必要とされることについては、委員の一致した認識であっ
た。そのため、当委員会では、執行機関が策定した新行革プランの第一次案及び第二次案
に記載された行財政全般にわたる各項目について、制約された時間の中で、慎重かつ集中
的に調査を行った。調査の過程では、さまざまな観点からの意見が出されたが、新行革プ
ランが指し示す基本的な方向において、また、改革に早期に着手すべきことについて委員
間に異論は見られなかった。
今後は、議会から出された意見を真摯に受けとめて、実効性あるプランを完成させ、持
続可能な行財政構造の構築に向けて、いかにしてプランを実行し、達成していくかが重要
な意味を持つこととなる。
新行革プランは、少なくとも将来10年間、県政の執行基盤を築く上での羅針盤となるも
のである。震災後の平成12年3月と同16年2月にも今回と同様、抜本的見直しを敢行し、
その方向性が示されたが、県の財政状況は回復することなく、さらなる悪化を余儀なくさ
れた。
その原因として、一つには、震災の影響も織り込まれた見直しではあったが、それをも
上回る財政支出や予想だにしない地方交付税削減などのマイナス要因が社会・経済情勢の
中で生じたこと、もう一つには、危機感の希薄からか、計画実現に対する進行管理が十分
ではなかったことが指摘される。
これを教訓とするならば、計画の策定に当たっては、不確定要素の多い社会経済情勢の
見通しは、不測の悪化要因にも耐え得るよう、厳しくして臨む必要がある。また、計画の
実施にあっては、毎年、計画と実績との乖離を厳しくチェックし、速やかに修正できるフ
ォローアップの仕組みが大切になる。
さらに、改革を推進する際には、極力県民サービスの低下につながらないよう努めるこ
とはもちろんのことながら、行革への取り組みに対し多くの県民から理解が得られるよう、
いま一度十分に説明を尽くす必要がある。現状では、必ずしも県民に十分浸透していると
は言えないことから、あらゆる機会をとらえて周知を図るとともに、県財政の現状をつぶ
さに公開し、また、わかりやすい目標を設定することによって、県民参加を促し、財政の
- 19 -
健全度や改革の達成度が常に県民の目でチェックできるようにしておくことは何より重要
である。
このたびの改革は、必ず成功させなければならない。
地方財政健全化法の制定により、財政健全化の判断基準として新たに4つの指標が設け
られたことで、にわかに国の関与が生じる「財政健全化団体」や「財政再生団体」となる
懸念が生じてきたが、適用されると、起債発行などの制約を受け、県民サービスの提供に
大きな影響が生じかねない。
新たなプランはこの難局を打開し、真の意味で行財政の構造を、質の高いサービスを効
率よく供給する社会に変えていく希望あるものと信じている。改革の実現には、その担い
手となる職員のモチベーションの保持は不可欠であり、また、常にコストを強く意識して
職務が進められるよう、組織として変革していく必要もある。
そして、地方自治を支える双輪の一方である県議会も、プランの推進に当たっては、常
に県民の声に耳を傾け、厳しい視点でフォローアップしていくことが与えられた使命であ
り、全力でこれを果たし、改革の実現にともに尽力しなければならないことを、改めて認
識しなければならない。
- 20 -
別記1
調
査
の
経
過
平成20年8月11日
執行機関による第二次案の提出及び説明
平成20年8月20日
第二次案のうち、①地方機関及びその他の組織、②試験研究機関、③
教育機関、④公営企業
平成20年8月21日
についての調査
第二次案のうち、①公社等、②公的施設、③先行取得用地等、④自主
財源の確保、⑤行財政構造改革の取組みの推進
平成20年9月5日
についての調査
第二次案に対する各会派の意見の表明
(参考)中間報告までの調査経過
平成19年9月25日
正副委員長互選、運営要領協議
平成19年9月26日
「新たな行財政構造改革推進方策の策定に向けた取組みについて」
についての調査①
平成19年9月27日
「新たな行財政構造改革推進方策の策定に向けた取組みについて」
についての調査②
平成19年10月9日
「新たな行財政構造改革推進方策の策定に向けた取組みについて」
に対する各会派の意見の表明
平成19年11月28日
執行機関による第一次案の提出及び説明
平成19年12月17日
請願審査及び第一次案についての調査①
平成19年12月20日
第一次案についての調査①
平成19年12月25日
第一次案についての調査②
平成19年12月26日
第一次案についての調査③
平成20年1月16日
第一次案に対する各会派の意見の表明
平成20年1月28日
委員会調査報告書(中間)の提出
平成20年2月15日
執行機関による新行財政構造改革推進方策第一次の提出及び説明
- 21 -
別記2
行財政構造改革調査特別委員会委員名簿(平成20年6月12日)
委
員
長
立
副委員長
岡
理
五
島
〃
日
村
豊
彦
〃
藤
井
訓
博
〃
松
本
下
地
光
次
〃
竹
内
英
明
〃
栗
〃
藤
原
昭
一
〃
永
田
秀
一
〃
石
井
〃
石
川
事
委
員
石
幸
雄
や す え
た け し
よしひろ
原
一
健 一 郎
- 22 -
憲
幸