接合部パネルに斜補強筋および繊維補強高強度コンクリートを用いた柱

接合部パネルに斜補強筋および繊維補強高強度コンクリートを用いた柱・梁接合部の実験的研究
載荷方法,計測方法および破壊経過−
(正載荷)
+9
1/20 (62.50mm )
+8
1/25 (50.00mm )
1/33 (37.88mm )
1/50 (25.00mm )
+7
+6
+5
1/100 (12.50mm )
1/200 (6.25mm )
1/400 (3.13mm )
+3 +4
+1 +2
1/400 (3.13mm )
-1
1/200 (6.25mm )
1/100 (12.50mm )
Cycle
-2
-3 -4
-5
1/50 (25.00mm )
-6
1/33 (37.88mm )
1/25 (50.00mm )
-7
-8
(負載荷)
図2
載荷プログラム
せん断変形用
ピン
250
( CDP−25)
28
525
70
140
試験体表面
せん断変形用変位計
( CDP-25)
130 70 70 130
南梁
150
150
70
( CDP-100)
250
軸方向変位用変位計
ローラー
( CDP-25)
1250
150
525
十字形ゲ ージ・ホルダ ー
層間変位用変位計
1250
150
2800
(単位:mm)
試験体裏面
図3
変位計設置状況
表1
破壊経過一覧
D-HS
Cycle
±1
±3
3
6
-7
-8
9
Q(kN)
37.11
-37.97
104.85
-78.39
114.16
219.86
-214.72
-229.29
234.31
R
+1/1667
-1/1645
+1/258
-1/374
+1/205
+1/55
-1/50
-1/26
+1/20
Q(kN)
76.92
-59.28
100.32
-100.19
122.49
248.03
-239.83
-265.67
277.18
R
+1/672
-1/1381
+1/310
-1/466
+1/228
+1/65
-1/71
-1/50
+1/33
Q(kN)
57.32
-53.28
82.19
-75.82
122.73
229.78
-220.23
260.53
-253.91
R
+1/1012
-1/1404
+1/488
-1/595
+1/198
+1/71
-1/79
+1/33
-1/33
諸現象
梁曲げひび割れ発生
柱曲げひび割れ発生
接合パネルせん断ひび割れ発生
梁部材が降伏性状を示す。
最大荷重に達する。
D-HF
Cycle
ピン支承
50 t ロ ー ド セ ル
ピン・ローラ支承
50 t ロ ー ド セ ル
170210
アクチュエーター
50 t ロ ー ド セ ル
±3
325
±1
3
ピン・ローラ支承
ピン・ローラ支承
50 t ロ ー ド セ ル
ピン支承
ピン支承
30 t ロ ー ド セ ル
30 t ロ ー ド セ ル
1250
1250
3320
図1
載荷装置
410
-6
7
柱曲げひび割れ発生
接合パネルせん断ひび割れ発生
梁部材が降伏性状を示す。
最大荷重に達する。
D-HB
Cycle
±1
119
加 力 用30 t ジ ャ ッ キ
ピン支承
410
+
625
−
(北)
325
(南)
−
2400
試験体
+
625
±6
加 力 用30 tジ ャ ッ キ
ピン・ローラ支承
ピン・ローラ支承
ピン・ローラ支承
諸現象
梁曲げひび割れ発生
(単位:mm)
±1
3
±6
±7
諸現象
梁曲げひび割れ発生
柱曲げひび割れ発生
接合パネルせん断ひび割れ発生
梁部材が降伏性状を示す。
最大荷重に達する。
1900
北梁
75 75 75 75
1.序
本報告では,載荷方法,計測方法および破壊経過につい
て述べる。
2.載荷方法
図 1 に載荷装置を示す。柱頭反曲点をピン・ローラー支
持,柱脚反曲点をピン支持とし,柱頂部にピン支承を介し
て,アクチュエーターにより一定軸力 N(=0.1・Fc・Bc・
Dc,Fc:コンクリート設計強度,Bc:柱幅,Dc:柱せい)
を作用させた後,左右梁先端にピン・ローラー支承を設け,
地震力を想定した正負交番繰り返し荷重を与えた。図 2 に
載荷プログラムを示す。載荷履歴として,層間変形角
R=1/400,1/200 を各 2 回,設計限界にあたる R=1/100 から
R=1/50,1/33,1/25 の順に正負繰り返し行い,R=1/20 は正
載荷のみを行った。
3.計測方法
図 3 に変位計設置状況を示す。変形の測定には電気式変
位計を使用した。梁載荷点変位は,柱反曲点位置において
ピン・ローラー支持した十字型変位計ゲージホルダーに対
する相対変位として測定した。接合パネルのせん断変形は,
接合部四隅と対角方向に取り付けた変位計により測定し
た。(図 3 円内) 柱頂部,柱反曲点および梁載荷点位置に
設置したロード・セルにより柱軸力,柱頭・柱脚部の水平
反力および左右の梁載荷点荷重を測定した。
層間変位(δ)は下式より算出した。
δb:梁載荷点で測定された変位の和
H
δ = δb ×
H:柱反曲点間距離
L
L:梁載荷点間距離
層せん断力(Q)は,梁載荷点荷重より梁載荷点間距離と
柱反曲点間距離の比より算出した。また,柱および梁の主
筋,接合パネルのせん断補強筋,帯筋およびあばら筋にそ
れぞれひずみゲージを貼付け,各 Cycle におけるひずみ度
を計測した。
4.破壊経過
表 1 に破壊経過一覧を示す。各層せん断力(Q),層間変
位角(R)の値および諸現象は,Q-δ 曲線および目視で確認し
たときの値とした。
Sanjay Pareek 専任講師)
○坪山喜胤
荒井宏嘉 幸田和浩 国分佑一 宇治川遼
28
教授
850
黒田浩司
150
(指導教員
層 間変形 角 R
−その2