SALOMON XR MISSION

Men’s 12MODELS
サロモン
XR
ミッション
SALOMON
XR MISSION
FRONT
❸
❶
REAR
タンと一体化したネットが
侵入物をシャットアウト
contagripとTENDON
ふたつの機能で
グリップと反発力を発揮
密 度、配 合、形 状 を 部 分 に
よって変えたコンパウンド
で最適なグリップ力とスタ
ビリティ ( 耐久性 ) を発揮す
る ア ウ ト ソ ー ル「コ ン タ グ
リップ」。ミッドソールとの
緩衝材としてテンドン ( 腱 =
人間で言う靭帯 ) がセットさ
れ ( 写真ブルーの部分 ) 着地
か ら 蹴 り だ し ま で、ラ ン ニ
ングの運動をサポート。
SOLE
spec.
サイズ:25.0 ∼ 29.0cm
5 つのパーツで構成された
ミッドソール
①ソフトだが踏み応え感もあり階段も気にな
らない ( 中川 ) ②トレイルをゆっくりと長く
走りたい。そんなニーズに応えるファンな
シューズ ( 山屋 ) ③誰もが安心して履ける。
普段のパークランからデイハイクまで活用範
囲は広い ( 石田 ) ④足全体のホールド感がと
ても素晴らしい。ルーズでもなくタイトでも
ない。走っていて楽しいシューズ ( 島田 )
21mm の 厚 み を 持 つ ミ ッ ド ソ ー ル が
ショックを吸収してくれる。ダイナミッ
ク・ライド・テクノロジーと命名された
コンストラクション ( 構造 ) は外側から
は分からないが、5 つのパーツが複合し
た 2 層構造 EVA のミッドソールだ。アッ
パーとのデザイン、カラーリングのマッ
チングが絶妙。
山屋
スピードは出しづらいが、安定感が
あって、ゆっくりと長く走るうえで
ロード、トレイル問わず応えてくれ
るシューズ。日常のランニングやト
レーニングにお勧めしたい。あと、
足入れやレースシューを含めフィッ
ト感がすごくよくて、癖の無い履き
やすいシューズだと感じた。
山田
このタイプのシューレースは普段
使ってないので最初は違和感があっ
たが、甲の部分がとても強く締まる
のに驚いた。アッパーは丈夫な印象
を受けた。ソールもワイドで上りは
踏ん張って上れるし、下りもブレー
キをかけたいところでしっかりかけ
られた。
機能:プロテクティブ TPU トゥーキャップ、フリクションフリーレースアイアット、Sensifit、 SensiFLEX、 Quicklace
カラー:ブライトブルー / ブラック / ポップグリーン ( 写真 )、アルミニウム / ブラック / ブライトブルー、
ブラック / ブラック / カナリーイエロー、ポップグリーン / ライトグリーン X/ ブラック
❹
❷
小石の侵入を防ぐため最近はタングと
アッパーを袋状に一体化したものが多
いが、そのタイプのモデルはレースを
締めるとタングとアッパーが不自然に
緩衝しやすい。サロモンのそれはタン
の上部に密度の細かい薄いネットを装
着する事で解消。クイックレースシュー
とタングの相性もいい。
石田
ロードやトレイルが複合するディ
ハイクには本当にいいモデルだと
思 う。着 地 も キ ッ ク も ソ フ ト な
タッチで路面の突き上げ感も解消
してくれるし、プロテクションも
しっかりしている。入門者へ初め
てのトレイルランシューズとして
もお勧めしたい。
島田
このシューズは足の全体的な包み込
み感という部分でデザインがとても
しっかりしていると思う。ツマ先の
遊びは丁度いいゆとりであり、上り
下りにいい効果を発揮すると思う。
スピードレースには向かないが、
50km オーバーの耐久レースには
もってこいなのではないか。
中川
どこでも走れるジョギングシュー
ズという印象。ワイズがありツマ
先がぶつからない長さもあり気持
ちいい。ロードもトレイルも走り
やすいが、下りのスリッピーな部
分ではちょっと不安が残る。日頃
のトレーニングやパークランで履
きたいシューズ。
高瀬
このシューズはクッション性がとて
も高く、トレイルの凹凸の衝撃を吸
収してくれる。比較的ワイドなので
足幅のある人にはいい。長距離の耐
久レースにもマッチするし。トレイ
ルランの入門者にも最適だと思う。
ただしシューレースはしっかり締め
る事がポイント。
価格:11,550 円 ( 本体価格 11,000 円 )
ソール長 304mm
ワイズ 114mm
重量 (1/2 ペア ) 301 g
※表示サイズ 26.0cm モデル編集部実測
走れるモデルなのに
プロテクションに秀でる
ロード + オールラウンダー
サロモンのテクノロジーを満載した
オールロードシューズ
ロードからトレイルまで走れるオール
ロードシューズとして今季新たにリリー
スされた『XR ミッション』
。昨年話題と
なった『XR クロスマックス』( 継続中 )
同様、
『Door to trail』が XR シリーズの
コンセプトだ。
ボリューム感のあるフォルムとカジュ
アルライクなデザイン、カラーはとても
インパクトがあり、トレンドセッターと
109
して定評のあ SALOMON の今年のマス
トとなるモデルだ。
コンフォート ( 快適 ) なランニング性
能に注力するために、ランニング専用ラ
スト ( 木型 )、薄く丈夫なアッパー素材、
ミッド + アウトソールのコンストラク
ションにもサロモン独自のテクノロジー
が注ぎ込まれている。さらにトレイルに
対応するためのプロテクターも装備す
る。同社によれば「ホールド感・瞬発力・
グリップ力を高次元で兼ね備えた」とい
う。また、オールロードのランニングラ
イフを牽引するコンセプトシューズとな
るモデルの価格は本体 11,000 円と市場を
捉えている。
グリーンシーズンを代表するアクティ
ブスポーツへニュージェネレーションを
誘引できるポテンシャルを秘める。
ルはオールマイティな性格と汎用性の高い性
ふわふわしたクッションではないが、踏み
能をもつと考えられる。共通しているのは基
込むと受け止めてくれる丁度よい硬さのカー
本としてのランニング性能、そして走行時の
ペットのようなフットベット。その気持ちよ
ファクターとしては「ソールのクッション」
さは独特のものだ。ロードのフィーリングは
都会のロードや公園、近郊のトレイル、と
「路面凹凸の保護」
「足全体の保護」
「トーショ
クッションの効いたトレーニングモデルに近
場所を選ばず軽快に駆けるランニングライフ
ン ( ねじれ剛性 )」に注目と評価が集まった。
い。ソールは厚くワイドな部類。土台がしっ
は、このシューズを装着してみればイメージ
もちろんロードランだけを考えればミズノ
かりしている。アッパーのフィッティングの
できるような気がする。ランニングシューズ
やアディダスがいいかもしれない。ただし
効果もあり、テスターはプロテクションへの
としてのアッパーに、トレイルもこなすため
ロードシーンをこなせるトレイルシューズを
安心感を覚えた。またトーションもしっかり
のしっかりしたシャーシをセットするとまさ
選ぶ、ということであればこのシューズは
しているということで、当然、横方向のグリッ
にこのシューズになる。そこにはスピードは
チョイスの候補となる。というのも、最近の
プは安定感を増し、細かい話だが、足首の捻
いらない。快適であることが最も重要だ。
トレイルランシューズは走れるモデルが主
挫ぐせを予防してくれる。
テスターのコメントを見てのとおり、この
流、軽量化も進み、ロードでのストレスが無
見た目はとてもポップなのだが、中身は
シューズに対する評価は多彩だ。日常のパー
くなりつつある。そのなかでこのモデルの魅
しっかりしていて優しい青年。そんな魅力的
クラン & ジョグから 50km 以上の耐久レース
力は、そのタイプのシューズが弱いとされる
なシューズに仕上がっている。デビューした
まで出てくる。そのような点から、このモデ
しっかりしたプロテクションを持つこと。
ばかりなのに。その存在感は大きい。
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