問 1~30 - 住宅ローンアドバイザー

平成 26 年 2 月 22 日(土)実施
【正 誤 問 題】
次の設問(問 1~30)について、正しい記述には「①」を、誤った記述には「②」をマークして
解答してください。
問1
変動金利型住宅ローンとは、借入後に毎月金利が見直されるものをいい、主に期間 1
年未満の「短期プライムレート」に連動するタイプが多い。
問2
「失火の責任に関する法律(失火責任法)」では、仮に近隣の失火で自宅が損害を受
けた場合、失火者に軽過失が認められれば、失火者に対して損害賠償を請求することが
できる。
問3
財形住宅融資は、自分で所有および居住する住宅の建設、購入だけではなく、リフォ
ームする場合も利用することができる。
問4
フラット 35(買取型)の金利は、住宅金融支援機構の提示する金利に各金融機関が
利益を含むコスト分を上乗せして設定される仕組みである。
問5
金融機関職員である住宅ローンアドバイザーが、利益となる事実だけを告げ、不利益
となる事実を故意に告げないことにより、お客様が誤認し、金銭消費貸借契約を締結し
た場合、お客様はその契約を取り消すことができる場合がある。
問6
住宅ローンアドバイザーは、パスポートや自動車運転免許証で本人確認を行う際に
は、できるかぎりコピーを取らないようにするべきである。
問7
コンプライアンスとは、経営者が法令や社内の行動規範等を順守することを意味し、
従業員まで順守することを求められているわけではない。
問8
住宅ローンアドバイザーは、お客様に対し先入観や警戒心を与える場合があったとし
ても、金融機関との提携状況を事前に明らかにすることが必要である。
- 2 -
平成 26 年 2 月 22 日(土)実施
問9
個人情報保護法上の「個人データ」は、本人からの求めに応じて第三者への提供を停
止することを条件に、必要事項をあらかじめ本人に通知または容易に知り得る状態にし
ておけば、本人の同意がなくても第三者に提供することが可能である。
問 10
個人情報保護法上、本人が委任した代理人も本人の「保有個人データ」の開示、訂正、
利用停止等を請求することができる。
問 11
「個人情報取扱事業者」とは、個人情報データベース等を事業の用に供している者を
いうが、取り扱う特定の個人の数の合計が過去 1 年以内に 5,000 を超えないものは除外
される。
問 12
個人情報保護法に基づいて本人が「保有個人データ」の開示を求めてきた場合、「個
人情報取扱事業者」は、開示の手続きに必要な合理的範囲の手数料を本人から徴収でき
る。
問 13
ライフプラン上、将来共働きの解消などで資金余裕度が厳しくなることが想定される
場合、できるだけ固定金利期間が長めの住宅ローンを選択することが望ましい。
問 14
全期間固定金利型と短期の固定金利期間選択型を組み合わせる場合には、短期の固定
金利期間選択型の借入れの割合を減らすことが金利上昇時のリスク軽減になる。
問 15
通常、返済期間が同一であれば、固定金利型住宅ローンは、変動金利型住宅ローンよ
りも当初の金利が高めに設定されている。
問 16
変動金利型住宅ローンにおいて借入額が小さい場合や短い期間で返済を計画する場
合は、金利上昇による返済額の増加分が比較的少ないため、検討の余地があるといえる。
問 17
団体信用生命保険の特約料は、税法上、生命保険料控除の対象とされていない。
- 3 -
平成 26 年 2 月 22 日(土)実施
問 18
固定金利期間選択型住宅ローンは、固定金利期間終了時までに保険の満期金のような
まとまった資金が入る人など、固定金利期間終了後の返済額変動に対応できる人に向い
ている。
問 19
住宅ローン借入時に保証料を支払った場合、万一返済が滞ったときに金融機関が保証
会社から返済を受けることにより、借入者本人の債務が免除される。
問 20
「期間短縮型」の繰上返済は、利息軽減効果が大きいので、現在の生活に支障がなけ
れば、予備費を気にせず少しでも多く繰上返済を行うべきである。
問 21
同条件の一部繰上返済で利息軽減効果を「期間短縮型」と「返済額軽減型」で比較し
た場合、
「期間短縮型」のほうがその効果が大きい。
問 22
フラット 35(買取型)は、繰上返済手数料を支払えば、100 万円未満でも繰上返済が
可能である。
問 23
民間住宅ローンでは、新規の借入れについて最低勤続年数を定めている場合が多い
が、借換えについては、独立・転職直後であっても延滞の実績がなければ、比較的容易
に融資を受けることができる。
問 24
借換えは、従来の残返済期間の範囲内で借入期間を設定する金融機関が多いので、借
換え前の繰上返済で返済期間を短くしてしまうと、将来、収入が減少した場合には返済
負担率を理由に借換えが厳しくなるケースがある。
問 25
居住用不動産を売却する場合、一定要件に該当すれば、所有期間の長短に関係なく譲
渡所得から最高 3,000 万円まで控除することができる。
問 26
居住用不動産の買換え等の場合の譲渡損失の特例を受けるためには、買換資産を取得
した年の年末等において譲渡資産に係る住宅借入金等があることなどが要件となって
いる。
- 4 -
平成 26 年 2 月 22 日(土)実施
問 27
住宅ローンの抵当権設定登記の際にかかる登録免許税は、債権金額を基礎にして算出
される。
問 28
資金余裕度が比較的高く、着実に貯蓄を増やせる家計であれば、預金により金利負担
を軽くできる預金連動型住宅ローンも選択肢の一つになる。
問 29
オール電化住宅やガス省エネ住宅は、通常の住宅ローンより金利が優遇される傾向に
あるが、その金利優遇幅は金融機関によって異なることはない。
問 30
住宅ローンの借入希望者が会社の役員の場合でも、一般的に役員本人の収入を証明す
る源泉徴収票を提出すればよく、会社の決算書が必要になることはない。
(続く)
- 5 -
平成 26 年 2 月 22 日(土)実施
【計 算 問 題】
以下の計算問題について、最も近い数値の番号をマークして解答してください。
融資額等の算定にあたっては、「返済額早見表」(テキスト 150~155 ページ)を使用してく
ださい。
なお、電卓は使用できますが、プログラム機能を内蔵した金融電卓・ローン電卓等や携帯電話
(スマートフォン・タブレットを含む)の電卓機能については使用できません。
年収 600 万円のAさんは、2,000 万円を 10 年固定の固定金利期間選択型住宅ローンで返
済期間 25 年、元利均等返済(ボーナス返済なし)で借り入れる予定である。当初 10 年間の
金利は年 2.0%、固定金利期間終了後は店頭金利から年 1.0%引下げ、10 年経過時点の店頭
金利は年 4.0%、融資残高は 1,317 万円として、問 31~問 33 に答えよ。
なお、Aさんの年収は、借入時と変わらないものとする。
問 31
当初 10 年間の毎月返済額を求めよ。
①
問 32
101,180 円
③
084,780
円
084,749 円
②
090,952 円
③
097,418
円
10 年経過時点のAさんの返済負担率は、おおむね何%か求めよ。
①
問 34
②
10 年経過時点の毎月返済額を求めよ。
①
問 33
128,700 円
0000027 %
②
0000022 %
③
0000018
%
年収 500 万円のサラリーマンのB夫さんは、共働きで年収 200 万円の妻C子さん
を収入合算者として、D銀行から返済期間 35 年の全期間固定金利型住宅ローンを元利均
等返済(ボーナス返済なし)で借り入れる予定である。D銀行の条件が、合算できる額
は「合算者自身の収入の1/2までの額」が対象で、返済負担率は 30%以内のときの「借
入可能額」を 100 万円単位(100 万円未満切り捨て)で求めよ。
なお、D銀行の返済額審査用の金利は年 4.0%とし、住宅の価額や融資上限額は考慮
しなくてよい。
①
問 35
3,300
万円
②
3,900 万円
③
4,200 万円
家計から見た「無理なく返せる借入額」の考え方に基づいて、住宅ローンの借入可能
額を試算することとした。毎月の「住宅関係費」が 16 万円、毎月の「住宅取得後の維持
費等」が 6 万円、「無理なく返し続けられる年数」が 35 年と想定し、金利が年 3.0%の
全期間固定金利型住宅ローンを元利均等返済(ボーナス返済なし)で借りる場合の借入
可能額を 100 万円単位(100 万円未満切り捨て)で求めよ。
なお、借入可能額の計算は「返済額早見表」を使用すること。
①
5,700
万円
②
4,100 万円
- 6 -
③
2,500 万円
平成 26 年 2 月 22 日(土)実施
下表は、次の前提条件における変動金利型住宅ローンの返済予定表である。
(1)借入額
3,200万円
(2)当初金利
年2.475%(半年ごとに適用金利を変更)
(3)返済期間
30年(元利均等返済・毎月払い)
(4)毎月の返済額は5年間変更せず、5年経過後の返済額は変更前の1.25倍以内。
これについて、問 36 および問 37 に答えよ。
問 36
43 回目以降(3年6か月経過後)に適用金利が年 5.0%となり、支払利息が返済当初
5年間固定されている毎月返済額を超えたため、未払利息が発生している。この 43~48
回の「未払利息の合計額」(Aの部分)を求めよ。
①
問 37
010,230 円
②
010,572 円
③
010,908
円
61 回目(5年経過後)の返済時から適用金利が年 5.0%となり、かつ、返済額の見直
しが行われた結果、未払利息の発生はなくなった。このときの「61 回目の返済元金」(B
の部分)を求めよ。
なお、61 回目の返済では、未払利息は精算しないものとする。
①
返済予定表
年数
029,687 円
028,759 円
③
027,831
円
(単位:円)
回数
30
1
1
②
360
1
2
適用金利
元金
利息
未払利息
-
-
-
-
2.475%
2.475%
60,023
60,147
66,000
65,876
返済額合計
残 高
126,023
126,023
32,000,000
31,939,977
31,879,830
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
A
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
30,735,078
30,716,627
30,710,910
30,705,171
30,699,409
30,693,625
30,687,818
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
30,681,988
(途中省略)
3
3
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
6
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
4.200%
4.200%
4.700%
4.700%
4.700%
4.700%
4.700%
4.700%
5.000%
5.000%
5.000%
5.000%
5.000%
5.000%
5.200%
5.200%
5.200%
5.200%
5.200%
5.200%
5.100%
5.100%
5.100%
5.100%
5.100%
5.100%
5.000%
18,386
18,451
5,717
5,739
5,762
5,784
5,807
5,830
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
107,637
107,572
120,306
120,284
120,261
120,239
120,216
120,193
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
126,023
B
(以下省略)
- 7 -
平成 26 年 2 月 22 日(土)実施
問 38
下表の返済予定表(借入額:3,000 万円、金利:全期間固定の年 3.0%、返済期間 25
年の元利均等返済・毎月払い)に基づき返済を行っているものとして、61 回目の返済と
同時に約 100 万円を「期間短縮型」の方法で繰上返済する場合、軽減される利息の合計
額を概算で求めよ。
なお、元金への充当額は 100 万円を下回らないものとする。
①
816,000 円
②
823,000 円
③
831,000
返済予定表
回数
300
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
円
(単位:円)
適用金利
元金
-
-
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
77,358
77,551
77,745
77,940
78,134
78,330
78,526
78,722
78,919
79,116
79,314
79,512
79,711
79,910
80,110
80,310
80,511
80,712
80,914
81,116
81,319
81,522
81,726
81,930
82,135
82,341
82,547
82,753
82,960
利息
(途中省略)
64,905
64,712
64,518
64,323
64,129
63,933
63,737
63,541
63,344
63,147
62,949
62,751
62,552
62,353
62,153
61,953
61,752
61,551
61,349
61,147
60,944
60,741
60,537
60,333
60,128
59,922
59,716
59,510
59,303
(以下省略)
- 8 -
返済額合計
融資残高
-
30,000,000
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
142,263
25,884,873
25,807,322
25,729,577
25,651,637
25,573,503
25,495,173
25,416,647
25,337,925
25,259,006
25,179,890
25,100,576
25,021,064
24,941,353
24,861,443
24,781,333
24,701,023
24,620,512
24,539,800
24,458,886
24,377,770
24,296,451
24,214,929
24,133,203
24,051,273
23,969,138
23,886,797
23,804,250
23,721,497
23,638,537
平成 26 年 2 月 22 日(土)実施
問 39
下表の返済予定表(借入額:2,000 万円、金利:全期間固定の年 3.0%、返済期間 20
年の元利均等返済・毎月払い)に基づき返済を行っているものとして、120 回目の返済
と同時に 200 万円を「返済額軽減型」の方法で繰上返済する場合、繰上返済後の毎月返
済額を概算で求めよ。
①
問 40
094,400 円
②
093,100 円
③
091,600
円
問 39 の繰上返済により、軽減される利息の合計額を概算で求めよ。
①
約 32
万円
②
約 35 万円
③
約 38 万円
返済予定表
回数
240
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
(単位:円)
適用金利
元金
-
-
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
3.000%
81,589
81,792
81,997
82,202
82,407
82,613
82,820
83,027
83,235
83,443
83,651
83,860
84,070
84,280
84,491
84,702
84,914
85,126
85,339
85,552
85,766
85,981
86,196
86,411
86,627
86,844
87,061
87,278
87,497
利息
(途中省略)
29,330
29,127
28,922
28,717
28,512
28,306
28,099
27,892
27,684
27,476
27,268
27,059
26,849
26,639
26,428
26,217
26,005
25,793
25,580
25,367
25,153
24,938
24,723
24,508
24,292
24,075
23,858
23,641
23,422
(以下省略)
- 9 -
返済額合計
融資残高
-
20,000,000
110,919
110,919
110,919
110,919
110,919
110,919
110,919
110,919
110,919
110,919
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10,739,761
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10,571,411
10,486,920
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10,061,287
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9,889,540
9,803,344
9,716,933
9,630,306
9,543,462
9,456,401
9,369,123
9,281,626
(以下余白)