№6 平成25年12月17日 学校だより 潮陵中学校 鮭の捕獲・加工体験 ~Think Globally, Act Locally.~ 桑取川漁業協同組合のご理解をいただき、今年も鮭の捕獲・加工体験に取り組みました。 『たゆまずう まず流れゆく 桑取川のせせらぎに 心をみがき身を鍛え 希望のつばさたくましく 友よ手を組みい ざゆかん』校歌の2番に出てくる桑取川は、学校のすぐ横を流れます。春にはイサザ、夏は鮎、秋から 初冬にかけては鮭の姿を見ることができる豊かな川です。この川を含むすばらしい環境は、漁協の方や 地域の方が支えているからこの地にあることを、生徒たちは 総合学習で学んでいます。 11月29日(金)早朝、加工体験に先がけ、希望した8名 の生徒がウエーダーに身を包み、川に入りました。この日の 川は、水量が少なく、澄んでいて、魚が逃げてしまう条件が そろっていました。それでも8名は、繰り返し網を打ち、捕 獲にチャレンジしました。苦労の甲斐あって、数匹の鮭を手 にすることができました。今年はその鮭も加工体験に使用し ました。体験を終え、今回、捕獲できなかった生徒は「来年リベンジします」ときっぱり話していまし た。 ~心をみがき身を鍛え 希望のつばさたくましく~ 桑取川の鮭24匹が学校に届くといよいよ加工体験の始まりです。3年生は、今年で3回目の加工体 験です。先輩として、1、2年生をよくリードしてくれました。2年生は、中堅学年として、作業の要 を務めていました。1年生は、初めての体験を嬉々として楽しん でいました。寒い中での作業もありましたが、いつのまにか36 人が一丸となり体験が粛々と進みました。 ~友よ手を組みいざゆかん~ この体験のねらいは、 ①地域の自然の体感と、技術 習得、地域の伝統に関心を もつ、自然や環境について 考える。 ②体験を通して働くことの意 義と苦労、喜びを経験する。 の2つです。Think Globally, Act Locally. (地球規模で考え、 足元から行動せよ)私たちは、今回の体験を糧に、環境問題につ いて考え、身近なところで実践できる生徒に育ってくれることを 願っています。 自学ノート展 ~家庭学習の習慣化と授業の充実は車の両輪~ 12月9日(月)~13日(金) 全校生徒36名が、普段家庭で取り組んでいる“自学ノート”の中か ら自慢のページを開いて教室前のホールに並べました。生徒は、学年が違うとどのように授業や学習に 取り組んでいるのかわからないものです。学年の枠を超え て、他の生徒のよいところやアドバイスを付箋に書いて貼 り付ける時間を設けました。すると、生徒たちは、真剣な まなざしで他の人のノートを見つめます。まもなく並べた ノートが付箋で一杯になりました。 家庭学習の習慣化は、いつの時代でも、どの学校でも難 しい問題です。休みたい、テレビやゲームをしたい…欲望 との戦いです。そこに葛藤が生じます。家庭での生徒の様 子を見ていると、歯がゆい場面があるかもしれませんが、 しっかり見て、そっと励まし、ほめ、認めることで子ども たちの家庭学習をサポートしていただければと思います。やさしい言葉が子どもの心に力を与えます。 私たち職員は、全力で授業の充実に努めます。ともに力を合わせて子どもたちの学力向上を目指しまし ょう。 表彰関係、結果のお知らせ 卓球部…上越地区新人大会 新潟県 〃 1年女子個人 5位 (新潟県新人大会出場) 3回戦敗退(ベスト 32) 〃 中学生の「税についての作文」の部 高田地区納税貯蓄組合連合会賞 〃 優秀賞 2学年 優秀賞 3学年 税に関する中学生の「税の標語」の部 上越市租税教育推進協議会長賞 優秀 2学年 高田税務署管内税務関係団体総連合会長賞 3学年 漢字能力検定 創造ものづくり教育フェア in えちご~生徒作品コンクール 技術科 優秀賞 1年生 家庭科 優秀賞 3年生 共同作品(全員) 2年生 英語検定 編集後記 私が職場で普段心掛けていることに“笑顔、声掛け、話を聞くこと”があります。逆に考えると“笑 顔、声掛け、話を聞くこと”が自分に欠けている点だと気付いているのです。12月は師走と言われ ます。忙しくなってくると、ついつい“心がけ”を忘れがちになります。そんな時は、教室に行って 生徒とふれあうのが一番です。これからも生徒に元気をもらいに教室に出かけます。 今年はありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。 (文責 渡辺伸一)
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