大成建設技術センター報 第 45 号(2012) 大規模伝統構法五重塔の地震および強風観測 観測概要と人力加振実験 佐藤 貢一*1・池間 典一*2・中村 敏治*3・梅津 匡一*4・森田 仁彦*2 Keywords : five-story pagoda, seismic observation, induced excitation, natural period, damping factor 五重塔,地震観測,人力加振,固有周期,減衰定数 1. 2. はじめに 五重塔の概要 伝統的木造構法で建立された五重塔は,耐震性に優 本五重塔は,淨心山願昭寺に建立された伝統構法五 れていることが指摘されている。この要因として,日 重塔である。初重柱間 5.76m,軒は三手先組み,地垂 本の自然災害で発生する地震や台風によって五重塔が 木,飛燕垂木の二重軒で構成され,軒の出は 3.66mで 倒壊した歴史上の記録が少ないことと,貫や心柱など ある。塔の高さは,相輪頂部まで 37.27m,露盤まで のエネルギー吸収部材によって構成されている構造の 26.29mで,醍醐寺五重塔(37.4m)に次ぐ高さである。 ためと考えられる。ただ唯一,昭和 9 年の室戸台風 なお屋根は瓦葺である。主たる耐震要素は柱の傾斜復 (最大瞬間風速 60m/秒)によって大阪の四天王寺の五 元力,板壁のせん断耐力および貫の半剛接合である。 重塔が倒壊したが,この倒壊原因は,想定以上の強風 また基礎は杭基礎である。写真-1 に全景写真を,図-1 を受けたためと考えられる。これまで五重塔の耐震性 に断面図を示す。 を把握するため,山辺・金井 をはじめ内田・河合・ 相輪 宝珠天端 による固有周期や減衰定数等の基本的振動測定 や池間・佐藤 3,4) らによって構造安全性についての研究 10980 前川 2) 1) 報告がある。 当社は平成 9 年以降 4 棟の五重塔(伝統構法 3 棟, 相輪 露盤下端 5090 鉄骨造 1 棟)の設計,施工を行ってきた。今回で 5 棟 目の塔となる大阪府内に建立した五重塔は,大規模か 37270 4015 五重 台輪天端 つ伝統構法によって設計・施工が行われ,さらに竣工 後の地震や風観測の機会を得ることができた。本研究 25040 は,外乱(地震および強風)や人力加振により伝統構 三重 台輪天端 4045 法五重塔の基本的な振動特性の把握,設計の妥当性の 4030 四重 台輪天端 確認や解析手法の高度化を目的としている。本報では, 二重 台輪天端 4095 初めに五重塔の概要について述べ,測定システムの概 初重 台輪天端 3765 要や人力加振実験および風観測による五重塔の基本的 な振動特性について測定記録データから波形分析し, 設計時の構造的な妥当性について報告する。 1250 礎石天端 写真-1 全景写真 Photo 1 Panoramic photo 3. *1 *2 *3 *4 技術センター 建築技術開発部 ニューフロンティア技術開発室 設計本部 構造グループ (株)篠塚研究所 技術センター 建築技術開発部 建築生産技術開発室 GL 図-1 断面図 Fig.1 Section 地震および強風測定システム 3.1 測定システムの概要 本測定システムは,図-2 に示すように加速度計を用 45-1 大成建設技術センター報 第 45 号(2012) いたリアルタイム型振動モニタリングシステムとした。 タリングシステムによりマニュアル測定で行い,測定 このシステムの構成は,塔内に設置したセンサ測定装 継続時間を約 80 秒間(8192 ステップ数)とした。加 置と併設建物に設置した測定用 PC からなる。センサ 振位置を心柱の五重の位置とし,人力で振幅が大きく 測定装置は,加速度計 14 台と測定器1台を初重の天井 なるまで数回押した後,加振を止めた。 裏に設置した。基壇と五重に水平 2 方向と上下方向の 4.2 1次固有周期の算出 3 成分の加速度計を配置し,初重から四重までの加速 東西方向および南北方向の自由振動の時刻歴加速度 度計を水平 2 方向のみとした。測定用 PC は,センサ 波形を図-3,図-4 に,加速度フーリエスペクトルを図- 測定装置で測定されたデータを LAN ケーブルを通じて 5 に示す。これより,東西も南北も 1 次固有周期は, リアルタイム表示することができるようにした。 ほぼ一致しており,約 1.2 秒(約 0.83Hz)であること 3.2 加速度計の種類 が確認できた。各モードの固有周期を表-1 に示す。 最小分解能 0.3gal の半導体型1G 計加速度センサー 4.3 減衰定数の算出 東西および南北方向の減衰定数の算出には,五重の を用いた。 時刻歴加速度波形を 1 次の周波数成分のみに分解し, 3.3 測定方法 本測定方法としてトリガー測定とインターバル測定 の測定値が 5gal 以上になった時に測定を開始し,強風 などによる測定では,五重の加速度計の測定値が 5gal 以上になった時に測定を開始した。測定記録は,トリ ガー開始時刻の 30 秒前から行い,測定継続時間を 300 秒とし,サンプリング周波数を 100Hz とした。 Acce.( ga l) 五重 2.5 0.0 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 5.0 Acce.( ga l) ため,地震による測定では,基壇に設置した加速度計 5.0 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 Acce.( ga l) Acce.( ga l) 90 10 0 二重 2.5 0.0 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 90 10 0 初重 2.5 0.0 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 90 10 0 図-3 自由振動波形(E-W 方向(+:E 方向)) Fig.3 Free vibration wave (E-W Dir.(+:E Dir.)) 三重 加速度計2成分 Acce.( ga l) 5.0 測定用PC 測定器 初重 加速度計2成分 HUB 五重 2.5 0.0 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 5.0 Acce.( ga l) 基壇 加速度計3成分 LAN LAN Acce.( ga l) Acce.( ga l) 地震および強風観測を実施する前に本五重塔の基礎 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 4.1 測定方法 人力加振実験の測定方法にリアルタイム型振動モニ 45-2 90 10 0 三重 2.5 0.0 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 90 10 0 二重 2.5 0.0 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 5.0 Acce.( ga l) 的な振動特性を確認するため,人力加振実験を行った。 10 0 四重 2.5 5.0 人力加振実験 90 0.0 5.0 図-2 地震および強風測定システム構成図 Fig.2 Measurement system configuration 4. 10 0 三重 2.5 四重 加速度計2成分 二重 加速度計2成分 90 0.0 5.0 五重 加速度計3成分 10 0 四重 2.5 5.0 加速度計(6台) 90 0.0 5.0 Acce.( ga l) を採用した。地震や強風がいつ発生するか分からない 90 10 0 初重 2.5 0.0 -2.5 -5.0 0 10 20 30 40 50 Time( sec) 60 70 80 図-4 自由振動波形(N-S 方向(+:N 方向)) Fig.4 Free vibration wave (N-S Dir.(+:N Dir.)) 90 10 0 大成建設技術センター報 第 45 号(2012) 得られた各方向の波形の 40~50 秒間の 10 秒間を用い 重変形関係は,3 次元フレームモデルを用いて Ai 分布 て対数減衰率から算出した。その結果,東西方向の減 による静的増分解析により求めた。固有値解析は,得 衰定数は,2%,南北方向の減衰定数は,0.7%であった。 られた荷重変形関係から塔身のみとし,5質点系モデ 減衰定数が方向によって異なった原因は,今後詳細な ルとして作成した。表-2 に質点モデルの諸元を示す。 検討が必要であるが,1 次の周波数成分に分解したと 解析で求めた塔の固有周期を表-3 に,モード図を図-6 きの南北方向の振幅が,東西方向のそれより約 1/3 で 示す。ここで表-1 に示した人力加振実験による本五重 あることも起因と考えられる。一方,各方向の自由振 塔の固有周期を比較すると,固有値解析時の振幅レベ 動波形が1次モードで振動していると仮定し,東西お ル(1/120)で概ねよい一致を示していると考えられる。 よび南北方向の五重の波形データを用いた時の減衰定 また,減衰定数についても地震応答解析時に内部粘性 数は,東西方向で 3.1%,南北方向で 2.5%となり,各 減数として 2%を採用したが,これも概ね妥当である 方向とも大きな差が無いことが確認できた。 と考えられる。 Amp litud e(galsec) 10 1 :五重 :四重 :三重 :二重 :初重 1 10 - 1 Table 2 10 - 3 -4 0 .1 10 1 1 F requ ency(Hz) 10 :五重 :四重 :三重 :二重 :初重 1 10 - 1 5重 重量 (kN) 500.8 せん断バネ (kN/cm) 351.1 4重 475.3 260.7 3重 505.7 236.3 2重 538.0 214.6 1重 664.4 111.6 N-S 方向 35 表-3 解析による固有周期 Table 3 Natural period by eigenvalue analysis 10 - 2 次数 固有周期 10 - 3 (sec) 10 - 4 0.1 1 F requ ency(Hz) 10 図-5 加速度フーリエスペクトル Fig.5 Acceleration fouier spectrum 表-1 人力加振による固有周期 Table 1 Natural period by manpower vibration 5. 表-2 質点モデルの諸元 Specifications of the lumped mass model 位置 10 - 2 10 Amplitude(galsec) E-W 方向 1次 1.477 2次 0.577 3次 0.291 4次 0.194 5次 0.153 1次 30 2次 25 3次 20 4次 15 5次 10 5 0 -2.0 次数 E-W 方向 (sec) N-S 方向 (sec) 1次 1.21 1.18 2次 0.61 0.59 3次 0.44 0.39 2012 年 4 月 3 日(火)の 14:00 から 20:00 にかけて 4次 0.26 0.26 低気圧による強風を受け,五重の加速度が閾値 5次 0.24 0.23 (5gal)を超えたためトリガー測定を自動的に開始し -1.5 -1.0 -0.5 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 図-6 モード図 Fig.6 Mode figure 6. 風観測 た。この時間帯で最大加速度が発生した時間は 18:30 設計値と人力加振実験結果の比較 頃であり,本建物の近くにある堺市の観測所では,西 南西の風,最大瞬間風速 17.5m/秒を記録した。図-7 お 本五重塔の構造設計は,限界耐力計算により行って よび図-8 に各重の時刻歴加速度波形を示す。五重の最 おり,時刻歴応答解析も併せて行っている。設計クラ 大加速度は,東西方向で 13.0gal,南北方向で約 11.9gal イテリアは損傷限界時に最大層間変形角 1/120 以内と であった。パワースペクトルによる1次固有周期は し,安全限界時の層間変形角 1/30 とした。五重塔の荷 1.32sec であった。図-9 に五重と三重の変位のリサージ 45-3 大成建設技術センター報 第 45 号(2012) ュ曲線を示す。変位の算出には,加速度波形をフーリ 処理を行った後,2階積分して求めた。表-4 に各層間 エ変換により周波数領域に変換し,ハニングウィンド 変位から算出した最大層間変形角を示す。これより, ー(0.2Hz(低次)と 8.5Hz(高次) )によるフィルター 強風時による各重の最大層間変位角は,設計クライテ リアで設定した 1/120 以下の範囲内であり,安全性で 0 -10 -20 0 30 Acce.(ga l) 20 Acce.(ga l) 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 60 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 -10 -20 0 30 三重 10 0 -10 -20 0 30 60 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 二重 10 0 30 60 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 60 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 0 7. -10 -20 0 30 Acce.(ga l) 20 五重 10 Acce.(ga l) 3.23 1/1638 四重 3.90 1/1820 三重 3.90 1/2208 二重 4.00 1/3115 初重 6.20 1/5816 基壇 - - -20 0 30 60 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 30 60 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 に ついて,常時微動や人力加振から測定された1次固有 ら総高に対する一次固有周期の関係は,最小二乗法に (T=1.32 秒)について赤丸(●)印でプロットした。 この結果より,本五重塔は,近似直線の近くに位置し 20 三重 10 2,5~11) た強風時で測定された本五重塔の1次固有周期 0 -10 -20 0 伝統構法で建立された代表的な9塔の五重塔 より T=0.0373×H の直線近似式の関係が得られた。ま 四重 10 一次固有周期と総高との関係 周期と総高との関係を図-10 に示す。これらのデータか 0 -10 20 Acce.(ga l) 五重 初重 10 図-7 強風時の時刻歴加速度波形(E-W 方向(+:E 方向)) Fig.7 Timehistory Acce. wave at strong wind(E-W Dir.(+:E Dir.)) 0 ており,総高に対する1次固有周期と良い一致をして -10 -20 0 20 Acce.(ga l) 表-4 最大層間変形角 Maximum relative story displacement 層高 最大層間 (m) 変位角 -10 -20 0 20 30 60 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 いることが確認できた。 二重 10 0 3 -10 -20 0 20 Acce.(ga l) Table 4 0 20 Acce.(ga l) 60 四重 10 20 Acce.(ga l) あることが確認できた。 五重 10 30 60 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 初重 10 0 -10 -20 0 30 60 90 12 0 150 Time(sec) 18 0 210 240 270 300 固有周期 T(s ec) Acce.(ga l) 20 図-8 強風時の時刻歴加速度波形(N-S 方向(+:N 方向)) Fig.8 Timehistory Acce. wave at strong wind(N-S Dir.(+:N Dir.)) 五重 5 0 -5 -10 -10 1 0 0 10 20 最大変位 -5 0 5 Disp lacem ent( mm) E-W Dir . 10 30 40 50 60 高さ H(m) 10 Disp lacem ent( mm) N-S Dir . Disp lacem ent( mm) N-S Dir . 10 T 0.0373 H 2 願昭寺 池上本願寺 興福寺 東寺 法華経寺 溜璃光寺 厳島神社 妙成寺 醍醐寺 法隆寺 三重 5 Fig.10 図-10 一次固有周期と総高との関係 Relationship between Natural period and total amount 0 -5 -10 -10 8. 最大変位 -5 0 5 Disp lacem ent( mm) E-W Dir . まとめ 1)塔の固有値解析結果は,人力加振測定や強風測定 10 による固有周期と比較して概ね妥当であることが 確認できた。 図-9 変位のリサージュ曲線 Fig.9 Lissajous curve of displacement 2)人力加振による自由振動波形を1次の振動数成分 45-4 大成建設技術センター報 第 45 号(2012) のみに分解したときの1次の減衰定数は,東西方 向で 2%,南北方向で 0.7%であった。一方,自由 参考文献 1) 山辺克好, 金井清:五重塔の耐震性に関する研究,日本 大学生産工学部報告第 21 巻第 2 号 p.91~p.110,1988 年 12 月 た時の1次の減衰定数は,東西方向で 3.1%,南北 2) 内田昭人, 河合直人, 前川秀幸:伝統的木造建築物の振動 方向で 2.5%となり,各方向とも類似した減衰定数 特性その2.法隆寺五重塔の常時微動測定,日本建築学 になった 会学術講演梗概集,p.171~p.172,平成 8 年 9 月 3) 池間典一,荻原幸夫,花里利一ら:木造伝統構法五重塔の設 3)強風時による各重の最大部材角は,設計クライテ 計における構造安全性の検討その4静的増分解析の結果, リア 1/120 以下であり,本観測記録においては, 日本建築学会学術講演梗概集, C-1 分冊,1998.9 構造的な安全性が確認できた。 4) 佐藤貢一, 花里利一,池間典一ら:木造伝統構法五重塔の 設計における構造安全性の検討その5地震応答解析,日本 4)伝統構法で建設された代表的な五重塔について, 建築学会学術講演梗概集, C-1 分冊,1998 1次固有周期と総高との関係から直線近似式を求 5) 河合直人:五重塔の振動特性に関する研究, 建築研究所 めた。この結果から本五重塔は,近似直線の近傍 年報,2006 6) 前川秀幸, 河合直人ら:伝統的木造建築物の振動特性 そ に位置し,総高に対する1次固有周期と良い一致 の 14.中山法華経寺五重塔の振動実験, 日本建築学会学術 をしていることが確認できた。 講演梗概集, C-1 分冊,2006 5)本システムは,外乱による本五重塔の測定を的確 7) 木下顕宏, 大場新太郎:興福寺五重塔の振動特性に関す る研究, 日本建築学会学術講演梗概集, B-2 分冊,2000 に捉えることが確認できた。 8) 藤田香織, 腰原幹雄, 坂本 功:伝統的木造五重塔の振動 特性に関する研究 その2池上本門寺五重塔の微動測定, 謝辞 日本建築学会学術講演梗概集, C-1 分冊,2002 9) 石倉英幸, 大場新太郎:溜璃光寺五重塔と厳島神社五重 地震観測および人力加振実験にご理解とご協力を頂いた淨 塔の振動特性の比較, 日本建築学会学術講演梗概集, B-2 分冊,2004 心山願昭寺住職をはじめ関係者の皆様に深く感謝いたします。 10) 植田康夫, 木下顕宏, 大場新太郎:教王護国寺(東寺)五重 また本五重塔設計に際し,様々な助言を頂いた東京大学名誉 塔の振動特性, 日本建築学会学術講演梗概集, B-2 分 教授・坂本功先生,工学院大学・河合直人先生,東京大学・ 冊,2002 11) 井上郁朗, 大場新太郎:醍醐寺五重塔の振動特性, 日本建 腰原幹夫先生,藤田香織先生,東京理科大学(当時)・千葉 築学会学術講演梗概集, B-2 分冊,2003 一樹氏に感謝いたします。 振動の波形が1次モードで振動していると仮定し 45-5
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