2009年5月 - 南北米福地開発協会

パンタナール通信
支流岸辺に播いた
ゴマの収穫
十 二 月に 第 三 農園 前 の
水 位が ひ い て現 れ た
支 流 岸辺 の 柔 らか い 土
地 に ゴマ の 種 を蒔 き 、
四 か 月で 見 事 な収 穫 の
時 期 を迎 え た 。再 び 水
位 が 上が っ て 来て い る
た め 、水 没 す る前 に 刈
り 入 れが 急 が れて い た
が 、 三月 三 十 日一 斉 に
刈り取りが行われた。
幅十mx長さ五十mほ
ど の 範囲 に 実 験的 に 生
育 さ れ、 耕 し も草 取 り
も 施 肥も 、 消 毒も 一 切
何もしないま ま自然のままに 放置されてき たが、雑 草に
負けずに立派 に育った。
今まで苦労して農場開墾
をしてき た立場とは
全 く 異 なる 試 み で
あ り、 ト ラッ ク
二台分程の収
穫には中田所
長も 感 動 し て
いた 。
これ ぞパン タ
ナー ル 農 法 と
して、また大
きな希望が生
まれました。
︵レダより
飯野氏報告︶
これがレダの支流産ゴマ、これを
干して乾燥し、叩いて実を取り出す。
収穫したゴマを抱いて大山先生
(左から二番目)と喜びの労働者たち
68号
2009年5月1日
会報
南北米福地開発協会
レダ基地内にある支流岸辺でゴマ刈り入れ作業、すぐ右側には既に支流の水草が迫って来ている。
モリンガ林の成長
最近 の モリ ン ガの 木 は二 年 を経 て
しっ か りと 幹 が太 く 硬く 成 長し 、
背丈 は 高く な り過 ぎ ない よ う剪 定
して い ます が 、立 派 に林 が 育ち 、
絶え ず 小鳥 た ちの 憩 いの 園 とな っ
ています。
オ ウ ムや 黒 鳥 、
カージナルなど、
沢 山 の種 類 の 小
鳥 が 楽し ん で い
る 中で 、 何 と
言 っ ても 一 際 目
立つの が、女
王 様 のよ う な 気
品 の ある 白 い
小鳥です。
グレープフルーツ最盛期の喜び
三 月、 四 月 は、 グ レ ー プ フ ル ー
ツ 収 穫の 最 盛 期で す 。 果 樹 園 、 植
樹園でも育っていますが、
沢 山の 木 々 で豊 か な 美 味 し い 実
を 成 らせ て い ます 。 鳥 害 に も 逢 わ
な い ため 、 そ の収 穫 に 植 樹 園 担 当
の 大 滝先 生 も うれ し い 悲 鳴 を 上 げ
て い ます 。
ジュースとしても好評です。
先日は労働者四十五名の全員
にGFが配られ喜ばれました。
GFの植樹を提供して下さった
方々に送ってあげられないのが
残念です。
この時期にレダに直接来られれ
ば木からもいで直接新鮮な果実
を賞味して頂くことができます。
三月から四月上旬がボラー
チョの花の美しい季節です。
ピンク色の百合の花のよう
な形をしたボラーチョの花
は、第一給水塔前に三本並
んで順番に咲いています。
第一植樹園、いずれも4年たちどの木も実を成らせている。
1m程の雑草も刈り取られ、綺麗になったモリンガ林
訪れた白い小鳥
ボラーチョの花
屋根工事進む
本部 ビル ︵ 三階 建て ︶ の屋 根 工 事が 進 ん でい
る。屋根を載せるための梁を支えるレンガ
積み 作業 か ら始 まっ て 、既 に 梁 と屋 根 の 骨組
が取 り付 け 始め られ た 。順 調 に 進展 し て いる
ため 、請 負 のト マス 社 長も 、 ﹁ この ま ま 行け
ば、 工期 2 か月 の予 定 が少 し 早 く仕 上 が るの
ではないか﹂と語っていた。
チー ムは 工 事担 当責 任 者の グ ス タボ 氏 の 親族
で固 めら れ てい るの で 、息 の 合 った 作 業 場が
展開 して い る。
屋 根の 骨 組 み作 業 が 三月
三十一日現在半分終った。
大東先生が書いた本“世界が注目するニーム、奇跡の樹”
が農林統計出版社から昨年6月に出版されました。
114ページのコンパクトな本ですが内容は充実しており、
実践を下にした貴重な内容で、参考になります。
今後、パラグアイにニームの植林をしそれを下に貧し
い村に産業が起こせればと南北米福地協会にて推進して
います。
250年前にインドから持ってきた種の樹
(ケニア)
三月三十一日、レダの農業研究員、
伊達氏とともに筑波に住む大東先生
を訪ね、ニームの栽培、ならびにニー
ムを用いての製品化についてお話を
伺いました。
一週間ほど前にケニアの農業指導
から帰ったばかりで、ケニアでは特
にニームの普及に力を注いで来られ
たとのことでした。
今まで世界一九か国で特に熱帯果
樹の指導に当たり、ブラジルにも三
年間滞在していた事もある。
現在はニームの樹の可能性に魅了
され、奇跡の樹、ニームと題する本
を昨年、出版し、普及に努めている。
ケニアでは十二の村でニームの植
林を行い、ニームを利用しての農業
指導をして来たところで、とても参
考になった。
大東宏農学博士と伊達氏
ケニアでニームから造られた製品(石鹸、ハンドクリーム、シャンプー)
第九回国際協力青年奉仕隊
参加者募集中!
期間
〇九年八月二五日
九月十日
活動地域 パラグアイ国
レダ近郊
活動内容 インディヒナ村
植林、文化交流、エコツアー
参加資格 一八歳ー二五歳
参加条件 小論文
︵参加の動機及び将来の夢︶
応募人数
八名
参加費用
十五万円
青 年奉仕隊 の活動は 皆様の 支援で
行われて来ました。
第九回青年奉仕隊も皆さまの温かい
支援でなされます。
左記の口座に本年もよろしく
お願いします。
本年は一昨年、昨年と行ってきた植
林活動をレダ近郊のインディヒナの
村で 行 いま す 。
木が順調に育ち、村の人々に希望を
与え温暖化防止にも貢献しております。
郵便口座
一〇一八〇ー七七六八〇四七一
代表 柴沼邦彦
ご家庭に眠っている未使用の切手、はがき、
印紙などがあ りましたら事務 局に送って く
ださい。
支援のお願い
第八回国際協力青年奉仕隊参加者
山田和泉
一日一日が充実していて、あっというまに
過ぎていっています。
全てが初めての事ばかりで、今までの自分
が本当に狭い世界で生きていた事を感じてい
ます。 いろいろなことにチャレンジしてい
く姿勢、今日、中田先生がおしゃっていた事
が、自分に必要な事だと思いました。
神様の願いであるから、できないと思うの
ではなく、できると思ってチャレンジしてい
く、私がここに来る時にいだいた思いと一緒
でした。その決意の大きさは、開拓に来られ
た先生方とは比べ物にならないですが、これ
からも絶対に忘れてはならない姿勢だと思い
ました。
レダに着いたとき、あまりの素晴らしさに
本当に感動しました。 そして、先生方のい
ろいろなお話を聞いているうちに、その背後
に大きな決意と、多くの苦労があったことも
知りました。
絶対に私達、青年が相続していかなくては
いけない神様の願いを大きく感じました。
あとは、やはりエスペランサ村での活動が忘
れられないものになりました。
地球の裏側に家族がいました。たった三泊
四日という期間で、しかも言葉も通じない状
況で、離れたくないという思いが強く湧いて
きて、もっと愛したいというよりは、これか
らも距離は離れているけれど、愛していく方
法があるのではないかと思います。
具体的にはまだ何をしたら良いのか分から
ないですが、とにかくここでのことを周りの
人に伝えてゆきたいと思うので、残りの期間
も1分1秒無駄にすることなく多くの事を吸
収していきたいと思います。
第九回国際協力青年奉仕隊への参加希望者
は事務局に連絡し、所定の書類を受け取っ
てください。五月末までに参加希望者の小
論文と履歴、そして紹介者の推薦文を添え
て事務局に送ってください。
六月十五日に参加者の発表を致します。
ピースライフセミナーの開催案内
日程
五月四日、五日
場所
川崎市民プラザ
参加人数が会場の関係で五十名ですので
参加希望者は早めに事務局に
申し込みください。
南北米福地開発協会六月度の予定
環境セミナー
六月二十一日
南北米事務局にて
午後二時より
二千円資料代含む︶
︵費用
南北米福地開発協会 事務局
〒二一三ー〇〇〇一
神奈川県川崎市高津区
溝口三ー十一ー十五
岩崎ビル四F
電話
〇四四 ー八 二九 ー二八 二一
Fax
八二九ー二八二〇
会費納入
郵便口座
一〇一八 〇ー七七六八〇四七一
代表 柴沼邦彦
E-MAIL
[email protected]
ホームページ
http://WWW.asd-nsa.jp