関西地域の協働によるCO2 削減及び 資源循環圏の - 近畿経済産業局

平成 21 年度広域ブロック自立施策等推進調査
平成21年度
関西地域の協働によるCO2削減及び
資 源 循 環 圏 の構 築 に関 する調 査
(関西における省・新エネルギー等導入促進に
向けたエネルギー産業振興方策に関する調査)
報告書
平成22年3月
経済産業省 近畿経済産業局
電池関連産業の集積を活用した関西の中堅・中小企業の活性化方策
関西地域1において、新エネルギーの導入拡大による低炭素社会の構築とエネルギー関連
産業の振興による地域経済の活性化を目的に、①関西地域の化学電池産業の競争力を維持、
強化するための方策と、②同産業をリードする大企業とこれを支える中堅・中小企業との
連携方策の検討を行った。
1.化学電池産業の競争力の維持・強化に向けた方策
燃料電池システムや主要部品の製造・開発に取り組んでいる大手メーカー、蓄電池の
製造を行っている大手メーカー、大学等における化学電池関連の研究者を対象に実施し
たヒアリングの結果を踏まえて、化学電池産業の競争力を維持、強化するための取組方
策を「基礎研究段階」
「実証研究段階」「導入支援段階」のフェーズごとに整理した。
(1) 基礎研究段階
① 大学等における基礎研究の推進
関西地域では、平成 21 年度から、(独) 新エネルギー・産業技術総合開発機構の「革
新型蓄電池先端科学基礎研究事業」が進められている。化学電池分野の競争力維持には、
大学等を中心に次世代を拓く基礎研究を継続していくことが不可欠である。
② 研究人材の育成
公的な基礎研究に、国内の主要企業が参画することで、次世代の電池の製造に有益な
情報の共有が促進されるとともに、大学等の若手研究者の参画によって当該分野の研究
人材の育成につながる。
③ その他
研究開発プロジェクトに対する国民の理解を得るために、産業競争力向上のための重
要性を主張するとともに、資金負担面においても企業が自社で負担している部分をきち
んと見えるようにする等の工夫が必要である。
(2) 実証研究段階
① 電池メーカーと中堅・中小企業の連携促進
中小企業を含む多くの企業が部品や材料の改善にアイディアを出せるようにすること
が求められる。このため、大手化学電池メーカーが技術提案の可能性のある中堅・中小
企業に対し、技術ニーズを開示し、中堅・中小企業の技術シーズを製品開発に活用する
オープンイノベーションを促す仕組みが必要である。
1
関西地域:本調査では、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県の2府5県を関西地域とする。
要約−1
大手化学電池メーカーが、技術力のある中小企業から持ち込まれる多数の提案を目利
きし、国の支援制度等につなげるなどの仕組みによって、中小企業の研究開発を支援す
ることも考えられる。
② 蓄電池を評価できる施設の整備
蓄電池産業の集積している関西地域に、蓄電池を熱暴走させる試験ドーム、暴走時の
反応生成物検出設備等を備えた安全性評価設備を整備することが望ましい。この設備で
の試験結果を現在(財)日本自動車研究所(JARI)等で実施している規格・標準化の研究
開発に反映させる。なお、人材の流出防止のため、こうした設備の運営等に企業退職者
を活用することも考えられる。
(3) 導入支援段階(市場形成支援段階)
① 製品の普及促進の支援
燃料電池の導入期では、政策的に製品の普及を促進する補助金が必要である。また、
蓄電池でも、電力消費の平準化を通じて省エネルギーに貢献するという視点から、蓄電
池の導入を支援する政策等、市場形成への支援が求められる。
② 市場形成期における企業の設備投資の支援
海外では、導入支援に加えて、企業の設備投資に対しても支援が行われている。こう
した政府の手厚い支援を受ける海外企業と競争関係にある国内企業については、政策的
に設備投資への支援を行うことも必要である。
③ 太陽電池・燃料電池・蓄電池を組み合わせた社会的実証実験の実施
低炭素社会の実現を考えた場合、再生可能エネルギー、燃料電池、蓄電池、IT技術
を活用し、家庭、交通システム、地域社会を含めた効率的なエネルギーマネージメント
の社会実証が必要である。
(4) その他
① 海外への技術流出への対応
海外からの研究者の受入や研究成果の公表には、海外への技術情報の流出につながる
危険性があることを考慮し、一定の基準を設けて情報の開示を制限するなどの対応が求
められる。
② 標準化への対応
国内技術を軸とする国際標準化を進めるためには、個別企業の取組には限界があるた
め、国として戦略的・計画的な取組が必要とされる。
要約−2
2.化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携方策
化学電池産業においては、電池を製造する大手化学電池メーカーの側には中堅企業と
の連携ニーズがあり、一方、中堅・中小企業の側にはこの分野への参入意欲とマッチン
グのニーズがある。大手化学電池メーカーと中堅・中小企業との連携を促進する政策的
な取組の必要性が高まっている。
そこで、近畿経済産業局では、大手化学電池メーカーからの意見やこれまでのマッチ
ング事業の成果を踏まえて、大企業と中堅企業、中堅企業と中小企業といった2段階の
マッチングの取組を推進していく。
図表1 大企業と中堅企業・中堅企業と中小企業の2段階のマッチングのイメージ
機器
メーカー・β
補機
メーカー・A
金型
メーカー
部品
メーカー
機器
メーカー・γ
樹脂成型
メーカー
金型
メーカー
中小企業
部品
メーカー
マッ
チン
グ
表面加工
メーカー
機器
メーカー・α
関係
取引
マッ
チン
グ
マッチ
ング
補機
メーカー・B
中堅企業
補機
メーカー・C
グ
チン
マッ
グ
チン
マッ
取引関
係
《補機メーカーと中小企
業の新たなマッチング》
《燃料電池システムメー
カーと中堅企業の新た
なマッチング》
大企業
燃料電池
システムメーカー
表面加工
メーカー
微細加工
メーカー
樹脂成型
メーカー
(1) 燃料電池システムメーカーと中堅企業のマッチング事業の概要
近畿経済産業局は、技術力の高い中堅企業 20 社程度が参加する研究会を設立する。
研究会では複数の燃料電池システムメーカーから自社の開発動向、具体的なニーズを
参加企業に提供し、参加企業から燃料電池システムメーカーに具体的な技術・ビジネス
提案があれば、個別に商談する機会を設ける。
また、燃料電池の開発に関連する大学等の研究機関の研究者から、燃料電池に関する
最新の研究動向について情報提供を行う。大学等の研究機関との連携を希望する中堅企
業については、個別に共同研究の相談を行う機会を設ける。
要約−3
近畿経済産業局は、自治体、産業支援機関と連携し、本研究会の円滑な運営、ビジネ
スマッチングの創出、燃料電池分野における中堅企業の技術開発支援を行う。
(2) 補機メーカーと中小企業のマッチング事業の概要
近畿経済産業局は、補機メーカーと、高度な技術を持つ中小企業とのマッチングを目
的に、補機メーカーのニーズ発表会を開催する。
参加企業については、燃料電池への参入に意欲的で高度な加工技術を持つ中小企業の
参加を想定している。本調査のアンケート結果から抽出される燃料電池分野参入に意欲
的な企業や、他の経済産業局、関西の産業支援機関等を通じて高い技術力を持つ中小企
業の参加募集を行う。
近畿経済産業局は、参加企業から補機メーカーへの提案の仲介等を行い、マッチング
創出に努める。
要約−4
国内クレジット制度を活用した省エネルギー産業の振興方策
関西地域における国内クレジット制度の活用促進に向け、排出削減事業の実施主体にな
り得る関西の中小企業等と、国内クレジットの買い手となり得る関西地域に一定規模の事
業所を置く大企業等に対してアンケート調査を行い、国内クレジット制度活用に関する意
識の把握や、制度の活用促進に向けた方策を検討するための基礎的情報を整理した。
加えて、国内クレジット制度の活用事例集作成に係る排出削減事業者へのヒアリングや、
国内クレジットに関わる専門家からなる「関西国内クレジット制度振興検討会」での議論
等を通じて、以下のような「国内クレジット制度振興に際しての課題」、および「関西地域
における今後の国内クレジット制度の振興方策」を示した。
1.国内クレジット制度振興に際しての課題
(1) 国内クレジット制度の認知度向上
① 中小企業等への認知度向上による国内クレジットの売り手の開拓
排出削減事業者となり得る中小企業等の国内クレジット制度の認知度が低い。加えて、
機器メーカーや市町村や商工会議所等においても制度の認知度が低く、制度の説明に用
いる既存パンフレットの難しさも指摘された。
② 大企業等への認知度向上による国内クレジットの買い手の開拓
排出削減事業共同実施者となり得る大企業等では、国内クレジット制度自体への認知
度はある程度高いものの、必ずしも、制度活用に際しての具体的な内容の理解までは進
んでいるとはいえず、国内クレジットの活用方法・手順、他の排出量取引制度との差異
など、より詳細で具体的な国内クレジット制度の特徴や活用メリットに係る情報提供の
必要性が指摘された。
(2) 中小企業等の設備投資の促進
① 省エネ投資自体の促進に向けた補助金・低利融資制度の拡充
国内クレジット制度における排出削減事業では、新たな省エネ設備投資が求められる
ことになるが、昨今の景気悪化もあり、中小企業等では省エネ設備投資自体に消極的で
あり、省エネ投資自体の促進に向けた補助金・低利融資制度の拡充が求められる。
② 申請しやすい補助金・低利融資制度への工夫
中小企業等では、人手不足もあり、補助金申請書類の作成に困難を感じているとの指
摘が多くあった。また、補助金の情報が回ってくるのが申請期限間際で、申請できなか
ったという事例も示された。
要約−5
(3) インセンティブの付与
① クレジット価格向上に向けた支援
実際に国内クレジット制度を活用した排出削減事業者からは、クレジット価格の不透
明さや価格の安さが指摘された。標準的なクレジット価格情報の公表、クレジット取引
市場の早期開設等が求められる。
② 経済的なメリット以外のインセンティブ付与のしくみづくり
クレジット価格はクレジットの需給関係に左右されるため、買い手を増やす方策の推
進が望ましいとの指摘がなされた。そのためには、経済面での直接的なメリット以外の
インセンティブ付与として、事業者に与えるロゴや認証による差別化など、国内クレジ
ットのブランディング化などが考えられる。
(4) 制度の運用改善
① 小規模事業での制度活用の促進
現行制度では 50t-CO2/年以下の CO2 削減事業に対応しづらい状況にあり、審査に挙げ
られず、途中で断念せざるを得ない案件もある。そのため、バンドリング2手法の改善や、
国連 CDM3でのプログラム CDM4のような新たなしくみの整備が必要となる。
② 申請・審査などの簡素化および低コスト化
排出削減事業計画書の作成は、中小企業等単独では出来ず、中小企業等はデータ・資
料提供を行い、ソフト支援実施機関が主導的に作成しているのが現状である。そのため、
計画書作成の簡易申請ツールや、共通的なフォーマットなどの開発などが求められる。
③ 運用改善等による省エネ活動での制度の活用
運用改善等による省エネ手法についても、スマートメーター5などを活用することで、
一定の効果やその認証が可能なものについては、新たな方法論として認めていくべきと
の指摘があった。
④ 共同実施者がいない段階での制度の活用
国内クレジット制度は、中小企業等とともに、大企業等による共同事業というしくみ
に基づく制度であるが、国内クレジットの買い手となる大企業等が見つからずに、案件
として結び付けられていない事業もある。新たな中小企業の開拓だけでなく、進行途中
の案件をどのように処理するかも課題である。そのための方策の1つとして、買い手が
決まっていない案件でも審査できるようなしくみが求められる。
2
一定の要件を満たす場合、複数の独立した排出削減事業を、一つの排出削減事業として扱うことができる。
3
先進国と途上国が共同で事業を実施し、その削減分を投資国(先進国)が自国の目標達成に利用できる制度。
4
排出削減を創出していく一連の活動全体を単一の CDM プロジェクトとして登録するしくみ。
5
双方向の通信機能を持つ次世代型電力計。
要約−6
2.関西地域における今後の国内クレジット制度の振興方策
近畿経済産業局は、前述の課題を踏まえつつ、国レベルでの対応が求められる制度の
変更に係る項目以外を対象にし、以下の取組みを行っていく。
(1) 国内クレジット制度の認知度向上に向けた取組み
① マッチングイベントなどでの制度の PR 活動の推進
今年度のアンケート結果(中堅・中小企業等、自主行動計画参加企業)や機器メーカ
ーリスト、制度活用事例集などの成果をもとに、自治体や商工会議所等と連携し、案件
発掘のための説明会等を各地で開催する。加えて、参加者や内容等を工夫したセミナー、
関西を中心とした省エネ機器メーカーの参加による省エネ機器展示会やマッチングイベ
ント等を開催し、より一層、国内クレジット制度の活用促進や関西の省エネルギー産業
の活性化に繋がるよう、制度の PR やマッチングを推進する。
② 関係者間の情報共有と連携活動のためのネットワーク構築
今年度の「関西国内クレジット制度振興検討会」をベースに、市町村・商工会議所・
中小企業団体、ソフト支援実施機関、機器メーカー・ESCO 事業者・施工業者、自主行
動計画参加企業、オフセットプロバイダー等により、ネットワークを構築して情報の一
元化を図るとともに、案件創出に向けてワンストップでサービスを提供する体制につい
て検討する。
③ 「国内クレジット制度の活用マニュアル(仮称)」の作成・PR
中小企業等向けに、今年度作成した制度活用事例集を含み、関係機関(ソフト支援実
施機関、機器メーカー等)へのアプローチ方法、手続きの手順、対象事業、国・自治体
の関連補助金や制度等の紹介、各種メリットなどをマニュアルとしてとりまとめ、説明
会等での配布やホームページでの情報提供を行うことにより、中小企業等からの制度へ
のアクセスを容易にする・増やすことで、国内クレジットの売り手の開拓を進める。
自主行動計画参加企業向けには、国内クレジット制度の共同実施者やその他カーボン
オフセットクレジットの取組み事例(目的、経緯、効果等)に加え、国内クレジットの
活用方法・手順(自主行動計画や省エネ法での償却、オフセット、転売等)、他クレジッ
ト(CER6、J-VER7等)との違いや特性などをマニュアルとしてとりまとめ、自主行動計画
参加企業等への働きかけやホームページでの情報提供を行うことにより、共同実施者の
裾野を広げ、国内クレジットの買い手の開拓を進める。
6
京都議定書で規定された、途上国への地球温暖化対策のための技術援助であるクリーン開発メカニズム(CDM)に
よって削減可能となった温室効果ガス排出量の一定量を援助国(=事業の投資国)の排出削減量とみなして、認
証される排出枠(クレジット)
。
7
環境省による「カーボン・オフセットに用いられる VER(Verified Emission Reduction)の認証基準に関する検討
会」の議論におけるオフセット・クレジット(J-VER)制度に基づいて発行される、国内における自主的な温室効果
ガス排出削減・吸収プロジェクトから生じた排出削減・吸収量。
要約−7
(2) 支援制度の活用促進
① ソフト支援事業の推進
今年度の成果、および上記(1)をもとに、関西の中小企業等を対象として、排出削減
診断支援(無料省エネ診断)
、排出削減事業計画等の無料作成支援(売り手・買い手両者
の発掘・確定)
、排出削減事業計画等の審査費用等支援からなるソフト支援事業を推進し、
案件化を進めていく。
② 自治体との連携事業による制度活用の促進
国内クレジット認証委員会での検討を踏まえながら、民生部門(家庭や学校など)に
おける小規模案件のバンドリング支援方策などの検討を行い、案件化を進めていく。
要約−8
《 目 次
》
調査目的 .............................................................................. 1
電池関連産業の集積を活用した関西の中堅・中小企業の活性化方策
I. 化学電池産業の現状 .................................................................. 3
1. 関西地域における化学電池産業の現状................................................ 3
(1)
(2)
(3)
(4)
生産拠点の立地 ......................................................................................................................... 3
関西地域企業の市場シェア....................................................................................................... 5
大学等の研究機関の立地状況 ................................................................................................... 6
主要プロジェクト ..................................................................................................................... 6
2. 燃料電池・蓄電池市場の見通し...................................................... 8
(1)
(2)
(3)
(4)
燃料電池(PEFC) .................................................................................................................. 8
燃料電池(SOFC) .................................................................................................................. 9
蓄電池(ニッケル水素蓄電池).............................................................................................. 10
蓄電池(リチウムイオン電池)...............................................................................................11
II. 化学電池産業の競争力の維持・強化に向けた方策 ....................................... 12
1. 化学電池産業の競争力の維持・強化における問題点等................................. 12
(1)
(2)
(3)
(4)
基礎研究段階........................................................................................................................... 12
実証研究段階........................................................................................................................... 12
導入支援段階(市場形成支援段階) ...................................................................................... 13
その他 ..................................................................................................................................... 14
2. 化学電池産業の競争力の維持・強化に向けた取組の方向性 ............................. 15
(1)
(2)
(3)
(4)
基礎研究段階........................................................................................................................... 15
実証研究段階........................................................................................................................... 15
導入支援段階(市場形成支援段階) ...................................................................................... 16
その他 ..................................................................................................................................... 18
III. 化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携 ................................... 20
1. 化学電池産業において求められる大企業と中堅・中小企業の連携 ....................... 20
2. 化学電池産業における企業間連携の現状と課題....................................... 23
(1) 燃料電池システム部品実用化推進研究会(大阪商工会議所:平成 14・15 年度) ................. 23
(2) 燃料電池部会、アドバンスト・バッテリー技術研究会(大阪科学技術センター:昭和 62 年度∼) ......... 24
(3) SIC 燃料電池研究会(さがみはら産業創造センター:平成 17 年度∼) ............................... 24
(4) 燃料電池における中小製造業とのビジネスマッチング会(近畿経済産業局:平成 21 年度)................. 25
(5) 関西エネファームサロン(近畿経済産業局:平成 21 年度) ................................................ 25
3. 化学電池産業における中堅・中小企業の参入可能分野................................. 27
(1) 大企業からみた中堅・中小企業の参入可能分野 .................................................................... 27
(2) 中堅・中小企業の参入状況..................................................................................................... 30
(3) 中堅・中小企業の化学電池産業への参入形態........................................................................ 33
IV. 化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携方策 ............................... 35
1. 化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携支援の方向性 ..................... 35
2. 化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携支援の方策 ....................... 36
(1) 燃料電池システムメーカーと中堅企業のマッチング事業の概要........................................... 37
(2) 補機メーカーと中小企業のマッチング事業の概要................................................................. 38
国内クレジット制度を活用した省エネルギー産業の振興方策
I. 国内クレジット制度の概要と現状...................................................... 41
1. 国内クレジット制度の概要......................................................... 41
(1) 国内クレジット制度のしくみ ................................................................................................. 41
(2) 国内クレジット制度の意義..................................................................................................... 41
(3) 国内クレジット制度によるメリット ...................................................................................... 41
2. 国内クレジット制度の現状......................................................... 42
II. 国内クレジットに関する中堅・中小企業等の意識調査.................................... 43
1.
2.
3.
4.
5.
国内クレジット制度の認知度.......................................................
国内クレジット制度への関心.......................................................
取組みたい省エネ設備投資.........................................................
活用したいソフト支援 ............................................................
国内クレジット制度活用における行政に求められる施策等 .............................
43
44
46
47
48
III. 排出量取引に関する自主行動計画参加企業等の意識調査 ................................. 49
1.
2.
3.
4.
5.
国内クレジット制度の認知度.......................................................
国内クレジット制度への関心.......................................................
国内クレジット購入として関心のある事業...........................................
国内クレジットの活用用途.........................................................
国内クレジット制度活用における行政に求められる施策等 .............................
49
50
52
54
55
IV. 国内クレジット制度の活用促進に向けた方策等......................................... 56
1. 国内クレジット制度振興に際しての課題............................................. 56
(1)
(2)
(3)
(4)
国内クレジット制度の認知度向上 .......................................................................................... 56
中小企業等の設備投資の促進 ................................................................................................. 56
インセンティブの付与 ............................................................................................................ 57
制度の運用改善 ....................................................................................................................... 57
2. 関西地域における今後の国内クレジット制度の振興方策 ............................... 60
(1) 国内クレジット制度の認知度向上に向けた取組み................................................................. 60
(2) 支援制度の活用促進................................................................................................................ 61
資料編
A
B
C
D
E
F
G
H
I
調査の検討体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
化学電池産業の現状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
化学電池分野への参入状況アンケート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大企業と中堅・中小企業の連携方策の試行 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
国内クレジット制度に関する中堅・中小企業等へのアンケート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
国内クレジット制度に関する大企業等へのアンケート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
方法論に関係する機器メーカー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
関西における国内クレジット活用事例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アンケート調査票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
資料−1
資料−5
資料−13
資料−27
資料−33
資料−51
資料−75
資料−83
資料-105
調査目的
本調査は、関西地域1において、新エネルギーの導入拡大と省エネルギーの推進によって
低炭素社会を構築するとともに、エネルギー関連産業の振興による地域経済の活性化に資
することを目的として実施した。
まず、新エネルギーの導入拡大については、今後、低炭素社会を構築するためのキーデ
バイスの一つである蓄電池、燃料電池等の化学電池の振興策を検討した。関西地域は、化
学電池に関する企業が集積するとともに、京都大学等優れた大学・研究機関が存在し、ま
た化学電池関係の各種国家プロジェクトが展開されるなど、我が国の生産、研究開発拠点
となっている。
しかし、化学電池分野は、中国、韓国、欧米等の海外との競争が激化しており、低コス
ト化、高効率化、安全性の向上、電池システム制御を含む高機能な周辺機器の開発等が我
が国の競争力の維持、強化の観点から喫緊の課題となっている。
こうした中で、本調査は、①関西地域の化学電池産業の競争力を維持、強化するための
方策と、②同産業をリードする大企業とこれを支える中堅・中小企業との連携方策を検討
することとした。
また、省エネルギーの推進については、平成 20 年秋に始まった「国内排出削減量認証制
度」(以下、
「国内クレジット制度」
)の関西での普及を促進する方策を検討した。
関西は、現在国内クレジット制度の事業承認件数が 25 件と、その経済規模から見て、制
度の実施状況が十分とは言えない状況にある。そのため、関西の中小企業、大企業の国内
クレジット制度に対する意識調査を行って課題等を把握し、課題解決に向けた対応策の検
討を行った。
1
関西地域:本調査では、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県の2府5県を関西地域とする。
1
電 池 関 連 産 業 の集 積 を活 用 した
関西の中堅・中小企業の活性化方策
I. 化学電池産業の現状
1. 関西地域における化学電池産業の現状
(1) 生産拠点の立地
関西地域における化学電池(燃料電池、蓄電池)メーカーの主要生産拠点の立地状況
(図表 I-1)及び主要企業の開発、生産動向(図表 I-2)を示す。京阪神を中心に、関西
地域の各地に化学電池関連の立地が進んでいるとともに、燃料電池では、固体高分子形
燃料電池(以下、PEFC)
、固体酸化物形燃料電池(以下、SOFC)、蓄電池では、リチウ
ムイオン電池、ニッケル水素蓄電池の開発、製造が行われている。
図表I-1 関西地域における化学電池産業の主要生産拠点の立地状況
ブルーエナジー
GSユアサ長田野工場内に新設
(リチウムイオン電池)
リチウムエナジージャパン(GSユアサ)
滋賀事業所
(電気自動車用リチウムイオン電池)
●●
京セラ
八日市工場
(家庭用燃料電池)
GSユアサテクノロジー
長田野事業所
(産業用鉛蓄電池)
●
GSユアサ パワーサプライ
京都事業所(増設予定)
(自動車用・産業用鉛蓄電池)
三洋電機
加西工場(増設予定)
(HEV用リチウムイオン電池)
●
日立マクセル
京都事業所
(リチウムイオン電池)
●
●
川崎重工業
兵庫工場
(車両用ニッケル水素電池「ギガセル」)
パナソニックエナジー
守口工場
(リチウムイオン電池)
パナソニックエナジー
住之江工場
(リチウムイオン電池)
●
●
三洋エナジー南淡
津名工場
(リチウムイオン電池)
パナソニックホームアプライアンス
草津工場
(燃料電池)
●
●
●
●
三洋電機
洲本工場
(リチウムイオン電池)
三洋エナジー貝塚
(リチウムイオン電池)
●
●
●
パナソニックエナジー
和歌山工場
(リチウムイオン電池)
●
三洋電機
徳島工場
(リチウムイオン電池)
(資料) 各種公表資料より三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成
図表I-2 関西地域における企業の動向
企業
大阪ガス㈱
関西電力㈱
事業化の方向性
家庭用コージェネレーショ
ンシステム。また、燃料電
池・太陽電池・蓄電池を組
み合わせたスマートハウス
の開発にも取り組む
SOFC コージェネレーション
システムを開発
3
研究開発・投資動向
PEFC は、燃料改質装置や周辺機器を開発。
SOFC は、小型 SOFC ユニットを開発。新エ
ネルギー財団(NEF)
「SOFC 実証研究」に参
画。さらに燃料電池・太陽電池・蓄電池を
組み合わせた実証実験にも取り組む。
10kW 級 SOFC コージェネレーションシステ
ムを開発。10kW 級を複数基並べた数十 kW
級も視野に入れている。
企業
京セラ㈱
パナソニック㈱
ホームアプライ
アンス社
事業化の方向性
家庭用 SOFC コージェネレー
ションシステムを共同開発
家庭用 PEFC コージェネレー
ションシステムの開発・製
造
自動車用燃料電池開発
ダイハツ工業㈱
三洋電機㈱
㈱ジーエス・
ユアサ
コーポレーション
パナソニック㈱
エナジー社
日立マクセル㈱
川崎重工業㈱
世界トップシェアのニッケ
ル水素蓄電池、リチウムイ
オン電池の強化をめざす
リチウムイオン電池を消費
者向け、産業用、自動車用
に供給
リチウムイオン電池、ニッ
ケル水素蓄電池を展開
リチウムイオン電池の生産
能力の拡大
大容量・高速充放電・長サ
イクル寿命が特長のニッケ
ル水素蓄電池で市場参入
研究開発・投資動向
新エネルギー財団(NEF)「SOFC 実証研究」
に参画。大阪ガス㈱エリア内で 45 台を実居
住住宅で運転し、高い省エネルギー性を実
証。2010 年代前半の開発完了をめざす。
草津工場に、PEFC コージェネレーション量
産化ラインを設置。
軽自動車サイズの燃料電池車を提案。貴金
属フリー液体燃料電池(PMfLFC)を東京モ
ーターショー2009 で提案。
ハイブリッド自動車用リチウムイオン電池
を強化。同時に携帯電話、ノート PC 用のリ
チウムイオン電池の生産拠点も強化。
電気自動車向けでは三菱自動車工業㈱など
と合弁で草津市に工場進出。ハイブリッド
自動車向けでは本田技研工業㈱と合弁会社
を設立し、福知山市へ工場進出。
滋賀県栗東市でリチウムイオン電池事業の
事業用地取得の交渉中。
研究開発はパナソニック㈱で行い、量産体
制をエナジー社で確立。大阪市内に一貫製
造拠点を新設。
高容量角型リチウムイオン電池や高出力円
筒型リチウムイオン電池を強化。独自開発
の耐熱セパレータにより、電池の安全性向
上を図る。
風力発電出力平滑化、太陽光発電出力安定
化、ピークカット、マイクログリッド用途
に展開。短時間バックアップ、回生電力貯
蔵などの新たな分野への用途開発にも取り
組む。
(資料) 各種資料から三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成
4
(2) 関西地域企業の市場シェア
関西地域の主要企業は、燃料電池では PEFC と SOFC、蓄電池ではニッケル水素蓄電
池とリチウムイオン電池の開発・製造に取り組んでいる。これら4種類の燃料電池、蓄
電池の国内シェアを示したものが以下の図表 I-3である。
燃料電池については、PEFC で関西企業であるB社が全体の 1/4 のシェアを占め、
SOFC ではE社が 65%のシェアをもっている。
また、蓄電池については、ニッケル水素蓄電池では、関西に拠点をもつI、J、K社
のシェアを合わせると約 40%を占め、リチウムイオン電池では、関西企業のL、N、O
の3社のシェアの合計は約 65%となる。
図表I-3 燃料電池・蓄電池の種類別・メーカー別国内シェア
【 PEFC 】
D社
14.7%
【 SOFC 】
その他
2.5%
G社
7.5%
A社
42.3%
C社
16.2%
F社
27.5%
E社
65.0%
B社
24.3%
【ニッケル水素蓄電池】
【リチウムイオン電池】
その他
2.9%
その他
8.6%
K社
8.9%
O社
6.9%
J社
10.4%
I社
19.6%
H社
58.2%
L社
40.9%
N社
18.0%
M社
25.7%
(注) 太字・枠線付きの会社は、関西地域に本社を置く企業
(資料)富士経済「2009 電力・エネルギーシステム新市場」
5
(3) 大学等の研究機関の立地状況
関西地域には、以下に示すような化学電池の研究を行う大学等の研究機関が立地して
いる。
図表I-4 関西地域における燃料電池・蓄電池関連の研究機関の立地状況
大阪大学
▲工学研究科/生命先端工学専攻
▲工学研究科/機械工学専攻
▲工学研究科/精密化学・応用物理学専攻
▲工学研究科/環境・エネルギー工学専攻
▲工学研究科/ビジネスエンジニアリング
▲基礎工学研究科/システム創成専攻
▲接合科学研究所
▲産業科学研究所
◆▲工学研究科/電気電子情報工学専攻
◆▲工学研究科/マテリアル生産化学専攻
◆工学研究科/応用化学専攻
◆基礎工学研究科/機能創成専攻
京都大学
▲工学研究科/航空宇宙工学専攻
▲工学研究科/化学工学専攻
▲工学研究科/分子工学専攻
▲生存圏研究所
▲農学研究科/応用生命科学専攻
◆▲人間・環境学研究科/相関環境学専攻
◆▲エネルギー科学研究科/エネルギー基礎科学専攻
◆▲工学研究科/物質エネルギー化学専攻
◆▲工学研究科/材料工学専攻
産業技術総合研究所関西センター
◆▲ユビキタスエネルギー研究部門
蓄電デバイス研究グループ
●
同志社大学
◆▲理工学部機能分子・生命化学科
◆▲理工学部環境システム工学科
◆▲研究開発機構
▲理工学部エネルギー機械工学科
▲理工学部機械システム工学科
▲生命医科学部医工学科
●
兵庫県立大学
▲工学研究科/機械系工学専攻
◆▲工学研究科/電子系工学専攻
◆▲工学研究科/物質系工学専攻
立命館大学
◆▲総合理工学研究機構/先端材料技術研究センター
▲総合理工学研究機構/ナノマシンシステム技術研究センター
▲総合理工学研究機構/スポーツ・健康産業研究センター
▲総合理工学研究機構/電子光情報工学科
▲総合理工学研究機構/電気電子工学科
▲生命科学部応用化学科/高分子材料化学研究室
●
関西学院大学
◆理工学部化学科
● ●
●
●
神戸大学
▲工学研究科/機械工学専攻
▲工学研究科/応用化学専攻
◆自然科学系先端融合研究
環分子フォトサイエンス研究センター
関西大学
◆▲エネルギー・環境工学科/機能物質工学研究室
◆▲化学・物質工学科/電気化学研究室
▲エネルギー・環境工学科/エネルギー材料研究室
▲化学・物質工学科/錯体機能化学研究室
▲化学・物質工学科/イオニクス材料研究室
●
●
●
●
●
奈良先端科学技術大学院大学
◆▲物質創成科学研究科
大阪市立大学
▲工学研究科/機械物理系専攻(知的材料工学)
▲工学研究科/機械物理系専攻(機械工学)
◆工学研究科/化学生物系専攻(応用化学)
大阪府立大学
▲工学研究科/機械系専攻機械工学分野
エネルギーシステム工学研究室
▲工学研究科/物質・化学系専攻
◆工学研究科/応用化学分野無機化学研究グループ
◆工学研究科/物質・化学系専攻応用化学分野
◆工学研究科/物質・化学系専攻マテリアル工学分野
▲:燃料電池
◆:蓄電池
(資料) 各種公表資料より三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成
(4) 主要プロジェクト
化学電池関連の主要企業、研究機関が立地する関西地域では、以下に示すような大規
模なプロジェクトが進められている(図表 I-5)
。
図表I-5 公的機関が実施する燃料電池関連のプロジェクト
●固体酸化物形燃料電池(SOFC)実証事業(NEDO)[平成 19∼22 年度]
概要
主な参加機関等
予算規模
SOFC の実用化の促進を図るために、SOFC 大阪ガス㈱などのガス会社、電力 7.2 億円
( 平 成 21 年
システムの実負荷環境下における実証データ 会社 他
度)
の収集及び評価分析を実施し、今後の SOFC
技術開発の開発課題を抽出することを目的と
する。
6
●固体酸化物形燃料電池システム要素技術開発(NEDO)[平成 20∼24 年度]
概要
主な参加機関等
(耐久性・信頼性向上のための基
SOFCシステムを早期に市場導入するために
礎研究)
必要な基礎研究と要素技術開発を実施して、
京都大学、関西電力㈱
その基盤技術を確立する。
●革新型蓄電池先端科学基礎研究事業(NEDO)[平成 21∼27 年度]
概要
主な参加機関等
電池の基礎的な反応メカニズムを解明すること 京都大学、(独)産業技術総合研究
によって、既存の蓄電池の更なる安全性等の 所関西センター、三洋電機㈱、㈱
信頼性向上、並びにガソリン車並の走行性能 ジーエス・ユアサ コーポレーショ
を有する本格的電気自動車用の蓄電池(革新 ン、パナソニック㈱、日立マクセル
型蓄電池)の実現に向けた基礎技術を確立す ㈱、立命館大学 他
る。
●系統連系円滑化蓄電システム技術開発(NEDO)[平成 18∼22 年度]
概要
主な参加機関等
MW級の蓄電システムに関して、新エネルギー (独)産業技術総合研究所関西セン
の出力変動を極小化する機能を有し、低コスト ター、京都大学、川崎重工業㈱、
で長寿命、且つ安全・高性能なシステムの実用 同志社大学、大阪大学 他
化を目指し、その重要な要素である蓄電部本
体や各種構成部材等の要素技術、制御技術
等のシステム化技術、および次世代の蓄電技
術等の開発を行う。
(資料) 各種資料から三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成
7
予算規模
13 億円
(平成 20 年度)
11.4 億円
(平成 21 年度)
予算規模
30 億円
(平成 21 年
度)
予算規模
17.0 億円
(平成 21 年
度)
2. 燃料電池・蓄電池市場の見通し
関西地域に産業集積のある燃料電池(PEFC、SOFC)、蓄電池(ニッケル水素電池、
リチウムイオン電池)について、今後の市場見通しは以下のとおりである。
(1) 燃料電池(PEFC)
PEFC については、2009 年の世界市場は約 600 億円であるが、今後、自動車への搭載
が始まると、2017 年頃には約 2,500 億円近くまで、市場規模が大きく拡大することが見
込まれている(図表 I-6)。一方、国内市場についても、2009 年の約 100 億円から、2017
年頃には約 1,600 億円程度まで、拡大することが見込まれている(図表 I-7)。
図表I-6 燃料電池(PEFC)の世界市場規模の見通し
2,500
(億円)
2,000
1,500
1,000
500
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
(資料)富士経済「2009
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017 年度
(予測)
電力・エネルギーシステム新市場」
図表I-7 燃料電池(PEFC)の国内市場規模の見通し
2,500
(億円)
2,000
1,500
1,000
500
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017 年度
(予測)
(注)国内メーカーによる国内他企業向け出荷額に基づく市場規模。海外出荷分等は含まない。
(資料)富士経済「2009 電力・エネルギーシステム新市場」
8
(2) 燃料電池(SOFC)
SOFC については、2009 年の世界市場は約 100 億円であるが、主に定置型住宅発電用
途での普及が進み、2017 年頃には約 1,200 億円近くまで、市場規模が拡大することが見
込まれている(図表 I-8)。国内市場についても、定置型住宅発電用途の需要が拡大し、
2017 年頃に約 250 億円程度になると見込まれている(図表 I-9)
。
図表I-8 燃料電池(SOFC)の世界市場規模の見通し
1,500
(億円)
1,000
500
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
(資料)富士経済「2009
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017 年度
(予測)
電力・エネルギーシステム新市場」
図表I-9 燃料電池(SOFC)の国内市場規模の見通し
1,500
(億円)
1,000
500
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017 年度
(予測)
(注)国内メーカーによる国内他企業向け出荷額に基づく市場規模。海外出荷分等は含まない。
(資料)富士経済「2009 電力・エネルギーシステム新市場」
9
(3) 蓄電池(ニッケル水素蓄電池)
ニッケル水素蓄電池については、2009 年の世界市場は約 2,000 億円であるが、2017
年頃には約 3,200 億円近くまで、市場規模が大きく拡大することが見込まれている。ハ
イブリッド自動車の多くは、ニッケル水素蓄電池を用いており、ハイブリッド車の生産
量の増加に伴って、ニッケル水素蓄電池の市場規模が拡大する(図表 I-10)
。
国内市場についても、2009 年の約 1,200 億円が、2017 年頃には約 1,500 億円程度にな
ると見込まれているが、これもハイブリッド車の生産量の増加が市場拡大に寄与してい
る(図表 I-11)
。
図表I-10 蓄電池(ニッケル水素蓄電池)の世界市場規模の見通し
3,500
(億円)
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
(資料)富士経済「2009
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017 年度
(予測)
電力・エネルギーシステム新市場」
図表I-11 蓄電池(ニッケル水素蓄電池)の国内市場規模の見通し
3,500
(億円)
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017 年度
(予測)
(注)国内メーカーによる国内他企業向け出荷額に基づく市場規模。海外出荷分等は含まない。
(資料)富士経済「2009 電力・エネルギーシステム新市場」
10
(4) 蓄電池(リチウムイオン電池)
リチウムイオン電池については、2009 年の世界市場は約1兆円で、これが 2017 年頃
に約 1.8 兆円近くまで、年々、拡大していくことが見込まれている。現在は、ハイブリ
ッド自動車、電気自動車をターゲットとした開発が進められており、自動車分野での普
及が進めば、大きく伸びていくと考えられている(図表 I-12)
。
国内市場については、携帯電話、パソコンなどの現段階での主要用途の市場の伸びは
期待できないが、2015 年以降は、自動車分野での市場が急拡大すると見込まれ、2017 年
頃には 1,000 億円程度まで、拡大することが見込まれている(図表 I-13)
。
図表I-12 蓄電池(リチウムイオン電池)の世界市場規模の見通し
20,000
(億円)
15,000
10,000
5,000
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
(資料)富士経済「2009
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017 年度
(予測)
電力・エネルギーシステム新市場」
図表I-13 蓄電池(リチウムイオン電池)の国内市場規模の見通し
3,500
(億円)
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017 年度
(予測)
(注)国内メーカーによる国内他企業向け出荷額に基づく市場規模。海外出荷分等は含まない。
(資料)富士経済「2009 電力・エネルギーシステム新市場」
11
II. 化学電池産業の競争力の維持・強化に向けた方策
化学電池産業の競争力の維持・強化に向けた方策を検討するため、燃料電池システムや
主要部品の製造・開発に取り組んでいる大手メーカー、蓄電池の製造を行っている大手メ
ーカー、大学等における化学電池関連の研究者へのヒアリングを実施した。
上記のヒアリングの結果を踏まえて、化学電池産業の競争力の維持、強化における問題
点を「基礎研究段階」
「実証研究段階」「導入支援段階」のフェーズごとに整理した上で、
これらの問題解決に向けて求められる取組方策を検討した。
ここでの問題点の整理と取組方策の検討に当たっては、別途設置した「化学電池産業振
興方策検討委員会」(委員構成や検討状況については、「資料編」参照)において議論を行
った。
1. 化学電池産業の競争力の維持・強化における問題点等
(1) 基礎研究段階
① 大学等における基礎研究
我が国では大学等の研究者が、企業の研究者と近い実用研究をするケースが多く、革
新的な技術開発につながる基礎研究が十分に行われていないとの指摘がある。
現在、民生用の蓄電池や家庭用燃料電池などの分野では、海外との間に一定の優位性
があるが、その他の自動車用蓄電池等の分野では、優位性があるとは言い難く、大学を
中心に産業界も連携した基礎研究の充実が求められる。
② 研究人材
大学等における電気化学分野の若手研究者や研究開発プロジェクト等で核となる中核
研究者が不足しており、国が中心となった人材育成の必要性が指摘されている。
(2) 実証研究段階
① 電池メーカーと中堅・中小企業の連携
化学電池の低価格化や信頼性の向上には、大手化学電池メーカーが中堅・中小企業と
連携し、部材のコストダウンや革新的な技術開発を行うことが効果的である。
しかし、大手化学電池メーカーと中堅・中小企業の連携のために必要な互いの情報(大
手化学電池メーカーの技術ニーズ、中堅・中小企業の技術シーズ)を共有できる体制は
十分に整っていない。
大手化学電池メーカーが、開発戦略としてニーズ公開せずに社内で開発を行うものと、
ニーズをオープンにして他社との連携を求めるものを明確に区分し、オープンにできる
12
技術ニーズについては、積極的に中堅・中小企業に開示し、共にイノベーションを推進
していく姿勢が重要である。
また、化学電池に活用できる可能性のある独自技術をもつ中小企業が、研究開発を持
続する財務的体力がなく途中で開発を断念せざるを得ないことも多いため、こうした中
小企業を大手化学電池メーカーや行政が支援することも求められる。
② 蓄電池を評価できる施設
蓄電池において安全性基準、安全性試験法などで優位性を持つことが国際標準・規格
などで発言権を持つために必須であるが、我が国には、大型の蓄電池の安全性試験をす
る施設や認定団体がない。アメリカ、欧州等の海外では、建設に向けた動きもあり、我が
国でも同様の施設、団体が必要との指摘がある。
③ 実証実験
燃料電池では、PEFC については、国が大規模な実証実験2を行って貴重なデータを蓄
積し、開発にフィードバックして、コストダウンや耐久性の向上を進めてきた。しかし、
SOFC では小規模な実証実験が行われるに留まっている。
(3) 導入支援段階(市場形成支援段階)
① 太陽電池・燃料電池・蓄電池を組み合わせた社会的実証実験
太陽電池・燃料電池・蓄電池等を組み合わせて、家庭、地域、交通システム等の社会
全体のエネルギーをトータルにコーディネートする新しい技術開発やビジネスモデルの
確立に向けた実証実験への取り組みが求められる。
② 市場形成期における支援の必要性
市場形成期にある化学電池については、先行する大手化学電池メーカーが大規模な先
行投資によって生産を進めているが、事業採算は厳しい。
海外では多額の公的資金投入がされ、市場の創出や企業の設備投資を支援しているケ
ースもある。
2
PEFC 家庭用燃料電池では、平成 17∼20 年度にかけて、全国で 3,000 台以上を設置した大規模な実証事業が実施
された。一方、SOFC 燃料電池については、平成 19 年度からの4年間に、全国に 67 台を設置した実証実験が進め
られている。
13
(4) その他
① 海外への技術流出
電池産業は、シンプルな構造だが高度な生産技術を要し、「(生産・開発)人材」「製
造装置」
「材料」は三位一体である。これらの人材、技術が海外企業に流出すれば、我が
国の企業の優位性が損なわれる。
特に、国内の研究者、技術者の海外企業への移籍や海外の企業からの我が国の研究機
関への人材派遣などにより、技術が海外に流出しているとの指摘がある。
② 標準化への対応
我が国の企業の技術がいくら優れていても、海外企業の技術が標準となれば、結果的
に国際競争に負けてしまう。国として安全基準の標準化、規格化に向けた戦略的な取り
組みが必要である。
14
2. 化学電池産業の競争力の維持・強化に向けた取組の方向性
(1) 基礎研究段階
関西地域では、平成 21 年度から、(独) 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、
NEDO)の「革新型蓄電池先端科学基礎研究事業」が進められている。化学電池分野の
競争力維持には、国を中心に次世代を拓く基礎研究を継続していくことが不可欠である。
こうした公的な基礎研究に、国内の主要企業が参画することで、次世代の電池の製造
に有益な情報の共有が促進されるとともに、大学等の若手研究者の参画によって当該分
野の研究人材の育成につながる。
国の研究開発投資には、厳しい財政状況から削減を求める動きがあるが、本プロジェ
クトに対する国民の理解を得るために、産業競争力向上のための本プロジェクトの重要
性を主張するとともに、資金負担面においても企業が自社で負担している部分をきちん
と見えるようにする等の工夫が必要である。
●関連施策
NEDO「革新型蓄電池先端科学基礎研究事業」(平成 21∼27 年度)
[予算] 30.0 億円(平成 22 年度予算案)
(2) 実証研究段階
大手化学電池メーカーが自社の技術ニーズをオープンすることによって、化学電池の
技術革新の可能性が生まれる。中小企業を含む多くの企業が部品や材料の改善にアイデ
ィアを出せるようにすることが求められる。このため、大手化学電池メーカーが技術提
案の可能性のある中堅・中小企業に対し、技術ニーズを開示し、中堅・中小企業の技術
シーズを製品開発に活用するオープンイノベーションを促す仕組みが必要である。
15
大手化学電池メーカーが、技術力のある中小企業から持ち込まれる多数の提案を目利
きし、国の支援制度等につなげるなどの仕組みによって、中小企業の研究開発を支援す
ることも考えられる。
なお、本調査では、大手化学電池メーカーと中堅企業の連携を促進するための試行と
して、燃料電池の補機を対象に、大手燃料電池メーカーと中堅企業による勉強会「関西
エネファームサロン」(実施概要については、「資料編」参照)を開催した。近畿経済産
業局では、この勉強会の成果を評価した上で、次年度に広域的新事業創出基盤強化委託
事業を活用して、新たな取組を実施する予定である。
●関連施策
広域的新事業創出基盤強化委託事業(平成 22 年度∼)
[予算] 13.9 億円(平成 22 年度予算案)
また、蓄電池産業の集積している関西地域に、蓄電池を熱暴走させる試験ドーム、暴
走時の反応生成物検出設備等を備えた安全性評価設備を整備することが望ましい。この
設備での試験結果を現在(財)日本自動車研究所(JARI)等で実施している規格・標準化
の研究開発に反映させる。
なお、人材の流出防止のため、こうした設備の運営等に企業退職者を活用することも
考えられる。
(3) 導入支援段階(市場形成支援段階)
燃料電池の導入期では、政策的に製品の普及を促進する補助金が必要である。また、
蓄電池でも、電力消費の平準化を通じて省エネルギーに貢献するという視点から、蓄電
池の導入を支援する政策等、市場形成への支援が求められる。
16
●関連施策
民生用燃料電池導入支援補助金(平成 21 年度∼)
[予算] 67.7 億円(平成 22 年度予算案)
海外では、導入支援に加えて、企業の設備投資に対しても支援が行われている。こう
した政府の手厚い支援を受ける海外企業と競争関係にある国内企業については、政策的
に設備投資への支援を行うことも必要である。
●関連施策
低炭素型雇用創出産業立地推進事業費補助金(平成 21 年度)
[予算] 約 297 億円(平成 21 年度第2次補正予算)
17
低炭素社会の実現を考えた場合、再生可能エネルギー、燃料電池、蓄電池、IT技術
を活用し、家庭、交通システム、地域社会を含めた効率的なエネルギーマネージメント
の社会実証が必要である。
●関連施策
次世代エネルギー・社会システム実証(平成 22 年度∼)
[概要] 日本型スマートグリッドを含めた次世代エネルギー・社会システムの実現のた
め、高い目標を掲げて先駆的な取組を行う地域を選定し、エネルギーや関連機器を中心
としつつ、通信、都市開発、交通システム、ライフスタイルなどを含む様々な実証を都
市の中で行う。
[体制] 選定地域は、実行計画を策定し実施に取り組む。国は、実行計画の円滑な実施に
向けて、
「次世代エネルギー・社会システム実証 関係省庁連絡会議」を活用し、予算措
置や標準づくり、国内・海外への成果の発信など、省庁一体となって総合的に支援を行
う。
(4) その他
海外からの研究者の受入や研究成果の公表には、海外への技術情報の流出につながる
危険性があることを考慮し、一定の基準を設けて情報の開示を制限するなどの対応が求
められる。
また、国内技術を軸とする国際標準化を進めるためには、個別企業の取組には限界が
あるため、国として戦略的・計画的な取組が必要とされる。
●関連施策
次世代エネルギーシステムに係る国際標準化戦略の策定(平成 21 年度)
[概要] 経済産業省では、国際標準化に向けた取組を推進するため「次世代エネルギー
システムに係る国際標準化に関する研究会」を設置して、国際標準化に向けたロード
マップをとりまとめた。今後は方針に基づく着実な実行が期待される。
18
自動車用リチウムイオン電池の国際標準化戦略の策定(平成 21 年度)
[概要] 経済産業省では、
「次世代自動車研究会」を設置して自動車用リチウムイオン
電池の国際標準化戦略を検討し、3月を目処にとりまとめを行う。
ISO・IEC における取組の推進(平成 21 年度∼)
[概要] 自動車用リチウムイオン電池の性能・安全性等の国際標準の策定に向けた取組
みを開始。平成 23 年中の正式承認に向けて取組みを推進中。
19
III. 化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携
1. 化学電池産業において求められる大企業と中堅・中小企業の連携
大手化学電池メーカー、学識者へのヒアリングにおいて、化学電池の低価格化や信頼
性の向上には、中堅・中小企業を巻き込んだ部材のコストダウンや革新的な技術提案が
有効との意見があった。
一方、本調査で実施した「燃料電池・蓄電池分野への参入状況に関するアンケート調
査」
(調査概要等は「資料編」参照)の結果からも分かるように、蓄電池、燃料電池への
参入意欲をもつ中堅・中小企業が多数存在している(図表 III-1)
。資本金や従業者数の
規模別に、蓄電池、燃料電池への参入状況をみると、既に「製造・開発中」とする回答
は比較的規模の大きな企業に多く、まだ参入はしていないが「関心はある」とする回答
は比較的規模の小さな企業に多い傾向がみられる(図表 III-2、図表 III-3)。また、化
学電池分野に参入または関心をもつ企業に、行政への要望を尋ねたところ、半数強の企
業が「取引先開拓を支援するマッチング」を希望している(図表 III-4)
。
このように、化学電池産業においては、電池を製造する大手化学電池メーカーの側に
は中堅企業との連携ニーズがあり、中堅・中小企業の側にはこの分野への参入意欲とマ
ッチングのニーズがあることが確認されており、大手化学電池メーカーと中堅・中小企
業との連携を促進する政策的な取組の必要性が高まっていると言える。
図表III-1 新エネルギー関連分野への参入状況
0%
燃料電池
10%
10.6
5.1
12.3
蓄電池
太陽光発電
20%
4.2
10.2
バイオマス 2.5 2.1
その他 2.1 2.1
40%
50%
60%
80%
90%
100%
44.1
8.5
30.5
44.9
8.1
34.7
35.6
9.7
53.4
27.5
17.4
15.3
64.8
15.7
62.7
17.8
12.3
製造・開発中
70%
31.8
9.7
風力発電 1.7 2.1
小水力発電 0.0 2.1
30%
14.8
55.1
取組検討中
関心はある(具体検討前)
28.4
関心なし
無回答 (回答企業数=236)
(資料)近畿経済産業局「燃料電池・蓄電池分野への参入状況に関するアンケート調査」(平成 22 年2月)
20
図表III-2 化学電池分野への参入状況(資本金規模別)
取組検討中
関心はある
(具体検討前)
製造・開発中
蓄電池
取組検討中
関心はある
(具体検討前)
5
千
万
円
5
20.0%
5
41.7%
15
20.0%
6
20.7%
5
50.0%
15
20.8%
5
20.0%
3
25.0%
13
17.3%
4
13.8%
3
30.0%
13
18.1%
5
千
万
1
億
円
5
20.0%
1
8.3%
24
32.0%
7
24.1%
0
0.0%
24
33.3%
∼
燃料電池
3
3
千
万
円
未
満
∼
製造・開発中
∼
資
本
金
3
億
円
3
億
円
以
上
2
8.0%
1
8.3%
9
12.0%
2
6.9%
1
10.0%
8
11.1%
7
28.0%
2
16.7%
12
16.0%
9
31.0%
1
10.0%
10
13.9%
1
無
回
答
1
4.0%
0
0.0%
2
2.7%
1
3.4%
0
0.0%
2
2.8%
回
答
企
業
数
計
25
100.0%
12
100.0%
75
100.0%
29
100.0%
10
100.0%
72
100.0%
(資料)近畿経済産業局「燃料電池・蓄電池分野への参入状況に関するアンケート調査」(平成 22 年2月)
図表III-3 化学電池分野への参入状況(従業員規模別)
従
業
者
数
製造・開発中
燃料電池
取組検討中
関心はある
(具体検討前)
製造・開発中
蓄電池
取組検討中
関心はある
(具体検討前)
50
人
未
満
50
|
99
人
100
|
199
人
200
|
299
人
300
人
以
上
8
32.0%
4
33.3%
8
10.7%
6
20.7%
5
50.0%
9
12.5%
4
16.0%
3
25.0%
20
26.7%
6
20.7%
3
30.0%
19
26.4%
6
24.0%
2
16.7%
27
36.0%
8
27.6%
1
10.0%
25
34.7%
2
8.0%
2
16.7%
13
17.3%
4
13.8%
1
10.0%
11
15.3%
5
20.0%
1
8.3%
6
8.0%
4
13.8%
0
0.0%
7
9.7%
無
回
答
0
0.0%
0
0.0%
1
1.3%
1
3.4%
0
0.0%
1
1.4%
回
答
企
業
数
計
25
100.0%
12
100.0%
75
100.0%
29
100.0%
10
100.0%
72
100.0%
(資料)近畿経済産業局「燃料電池・蓄電池分野への参入状況に関するアンケート調査」(平成 22 年2月)
21
図表III-4 化学電池分野における行政への要望等
(燃料電池・蓄電池で「製造・開発中」「取組検討中」「関心はある」と回答した企業の回答)
0%
20%
40%
60%
80%
58.7%
取引先開拓を支援するマッチング
14.7%
自社の情報発信の支援
82.7%
技術開発の支援
42.7%
産学官連携の支援
各種情報の提供
66.7%
76.0%
設備投資への支援
29.3%
人材育成(技術者)
38.7%
製品の普及の支援
その他
無回答
100%
4.0%
9.3%
回答企業数=125
(資料)近畿経済産業局「燃料電池・蓄電池分野への参入状況に関するアンケート調査」(平成 22 年2月)
22
2. 化学電池産業における企業間連携の現状と課題
本調査では、化学電池分野における大手化学電池メーカーと中堅・中小企業の連携方
策を検討する際の参考とするため、企業間連携を促進する事業を実施している自治体や
産業支援機関等へのヒアリングを実施した。
また、近畿経済産業局では、平成 21 年4月に燃料電池の部品ニーズ発表会を開催した
ほか、本調査において、大手燃料電池メーカーと中堅企業による勉強会を実施している。
ここでは、上記のヒアリングの中で把握した化学電池分野の連携事業と近畿経済産業
局の2つのマッチング事業を対象に、取組の概要と連携促進における課題を整理した。
(1) 燃料電池システム部品実用化推進研究会(大阪商工会議所:平成 14・15 年度)
① 企業間連携の取組の概要
大阪工業会(平成 15 年4月に大阪商工会議所に統合)では、燃料電池事業に取り組む
大手企業各社に共通する技術課題の解決をめざして、
「燃料電池システム部品実用化推進
研究会」が設置された。
この研究会は、燃料電池開発に取り組む大手メーカーが課題を提示し、参加する約 100
社の中小企業が課題解決に向けた技術等の売り込みを行うというスタイルで進められ、
平成 16 年に、研究会の検討成果として、燃料電池の製造に必要な共通部品リストが作成
された。
(これが後に、NEDO の固体高分子形燃料電池実用化戦略的技術開発事業の一
つとして実施された「家庭用燃料電池システムの周辺機器の技術開発」のプロジェクト3
(以下、補機プロジェクト)につながっていった。
)
② 企業間連携の促進における課題
●大企業等のニーズ情報の把握
上記研究会では、燃料電池の事業化に向けた4・5年先の中長期課題解決に向けた開発
を目的としたものであったため、大手燃料電池メーカーが技術課題を共有し解決に取り
組むことができた。
大手化学電池メーカーと中堅・中小企業のマッチング事業では、大手メーカー等のニ
ーズ情報をいかに提示してもらうかが重要なポイントとなるが、通常は大手メーカーか
らのニーズ情報の開示は困難なことが多い。このため、参加者限定型のクローズドなマ
ッチングや NDA(守秘義務契約)を結んで情報を提供してもらうなどの工夫が求められ
る。
3
NEDO では、固体高分子形燃料電池実用化戦略的技術開発事業の一つとして、
「家庭用燃料電池システムの周辺機
器の技術開発」を行っている。平成 17∼19 年度には、ブロア、ポンプ、流量計、圧力センサ、電磁弁、流体モジ
ュールについて技術開発が行われたが、これに引き続き、平成 20・21 年度には、熱交換機、電力変換装置の技術
開発が行われている。
23
(2) 燃料電池部会、アドバンスト・バッテリー技術研究会(大阪科学技術センター:昭和 62 年度∼)
① 企業間連携の取組の概要
(財)大阪科学技術センターでは様々な研究会を設置しているが、化学電池関連では、
燃料電池部会(下部組織として FCH 基盤技術懇談会)、アドバンスト・バッテリー技術
研究会が設置されている。
これらの部会・研究会には、燃料電池、蓄電池の事業に取り組む企業の第一線の技術
者と大学等の研究機関の研究者が参加し、単なる情報交換会を越えて、同分野の研究開
発や事業の今後の展開に関する意見交換が行われている。
いずれの部会・研究会も、化学電池分野を代表する研究者が会の代表者を務めており、
質の高い情報交流活動が展開されている。また、会の運営は、参加企業の参加費で運営
されている関係で、メンバーシップ制ではあるが、年に1回程度オープンなシンポジウ
ムを開催しており、広く情報提供を行う活動も実施されている。
② 企業間連携の促進における課題
●求心力をもつ研究者の参加
部会・研究会の立ち上げや継続には、求心力をもつ当該分野の代表的な研究者の参加
とこれを支える同分野の研究者の参加が重要である。
●国等の支援メニューの活用
部会・研究会の中から具体的な共同研究等の成果を生み出したり、製品化を目指して
いくためには、国等の研究開発や実証実験などの支援メニューを上手く活用することが
必要である。
(3) SIC 燃料電池研究会(さがみはら産業創造センター:平成 17 年度∼)
① 企業間連携の取組の概要
㈱さがみはら産業創造センターでは、大学・公的研究機関と企業との協力連携体制の
構築と、燃料電池分野の基盤技術の確立に向けた先導的プロジェクトの推進を目指して、
「SIC 燃料電池研究会」を発足した。
これまで、国際水素・燃料電池展への出展、燃料電池フォーラムの開催、参加企業へ
の NEDO 補機プロジェクト参画促進のほか、(独)中小企業基盤整備機構の「川上川下
ネットワーク構築事業」などの活動を展開してきた。現在は、「小型可搬型燃料電池シス
テムの開発」と「家庭用燃料電池システム補機類の開発」の2つのテーマに取り組んで
いる。
② 企業間連携の促進における課題
●求心力をもつ企業の参加
研究会の設立当初から大手燃料電池メーカーの技術者が特別会員として参加し、大手
企業側のニーズ情報の提供や中小企業の技術や製品に対する目利き、助言などのサポー
24
トを行っている。こうした求心力をもつ大手企業の参画が研究会の活動に重要な役割を
果たしている。
●ニーズを踏まえたテーマの設定
インキュベーションマネージャーが、燃料電池分野のトレンドや大手企業のニーズ、
会員の中小企業のシーズを見極めながら取り組みやすい技術課題等を抽出して、研究会
のテーマを設定している。研究会を継続していくためには、このように、当該分野をと
りまく事業環境の変化を踏まえた、適切な検討課題(テーマ)の設定が重要となる。
(4) 燃料電池における中小製造業とのビジネスマッチング会(近畿経済産業局:平成 21 年度)
① 企業間連携の取組の概要
近畿経済産業局では、平成 21 年4月に、大手燃料電池メーカーが部品別技術ニーズを
発表し、中小企業がこれに対して提案する形式のマッチングイベントを開催した。
当日は、370 名の参加があり、最終的に 12 社から提案があり、うち1社で商談が成立、
その他数社で商談が進行するといった成果が得られた。
② 企業間連携の促進における課題
●大企業と中堅企業、中堅企業と中小企業の2段階のマッチング
上記のマッチングイベントは、大手燃料電池メーカーと中小企業とのマッチング会と
して実施し、一定の成果が得られたものの、大企業と中小企業の直接の取引には様々な
制約が存在することから、大企業と中堅企業、中堅企業と中小企業といった規模別のマ
ッチングが有効であると考えられる。
(5) 関西エネファームサロン(近畿経済産業局:平成 21 年度)
① 企業間連携の取組の概要
本調査では、化学電池における大手メーカーと中堅企業との連携促進施策の試行とし
て、一般への販売が開始され実用化段階に入った家庭用燃料電池「エネファーム」の部
品(補機)を対象にマッチングのための勉強会(関西エネファームサロン)を開催した。
勉強会は、ニーズを提供する大手燃料電池メーカーと燃料電池の補機製造への対応の
可能性をもつと考えられる中堅企業 14 社が参加する参加企業限定型とし、中堅企業が大
手メーカーに個別に提案を行う個別面談に 12 社が参加し、7社が今後さらに交渉を進め
ることが確認された。
25
② 企業間連携の促進における課題
●マッチングの可能性をもつ企業の参加確保
ニーズに対応した提案ができる可能性のある中堅・中小企業、当該分野における事業
化意欲の高い中堅・中小企業を集めることがマッチングを成功させるために最も重要な
ポイントとなる。
このように、マッチングの可能性をもつ中堅・中小企業を集めるためには、地域の企
業情報をもっている産業支援機関、地域金融機関、コーディネート企業、商社等との連
携が有効である。
●個別プレゼンの有効性
中堅企業より大手燃料電池メーカーに、個別にプレゼンを行う機会を設けたところ、
参加 14 社のうち、12 社が参加し、7社が今後さらに交渉を進めることになるなどの成
果が得られており、個別に大企業に対してアピールする場を設けることが有効であるこ
とが確認された。
●参加企業間の連携の促進
勉強会参加企業より、参加した中堅企業間の連携を促進する取組を工夫する必要性が
指摘された。
26
3. 化学電池産業における中堅・中小企業の参入可能分野
(1) 大企業からみた中堅・中小企業の参入可能分野
本調査では、大手化学電池メーカーと大学等の化学電池関連の研究者等へのヒアリン
グを実施した。
このヒアリングにおいて、大企業・研究機関を含む外部との連携状況と中堅・中小企
業が参入可能な分野についての情報収集を行った。
① 燃料電池
ア. 補機・インバータ・熱交換器等
NEDO の補機プロジェクトで仕様の統一が進められた補機(ブロア、ポンプ、流量計、
圧力センサ、電磁弁等)では、中堅企業を含む多くの企業が参入している。
インバータ、熱交換器については、中堅企業を中心に調達されている。NEDO の補機
プロジェクトで仕様の統一が進められており、技術・コスト面で優位性をもつ中堅・中
小企業があれば調達が拡大する可能性もある。
さらなるコストダウンに対応するためには、複数の補機を一定のまとまりでユニット
化(モジュール化)することが必要とされており、こうした部分に中堅・中小企業が取
り組むことも考えられる。
また、現状、高価なレアメタルを使用した材料を使用して製造されている補機につい
ては、コストダウンに向けて代替材料の開発が進められている。
イ. 燃料改質装置
燃料改質装置は燃料電池システムのコアであり、大手企業が開発している。ただし、
容器などの部品は中堅・中小企業から調達されているケースもある。現在 、NEDO のプ
ロジェクト4で新しい触媒等の研究開発が進められており、今後本プロジェクトの参画企
業などとの新たな連携の可能性もある。
ウ. 燃料電池スタック
燃料電池スタックは燃料電池システムのコアであり、大手燃料電池メーカーが自社で
開発・生産している。スタックの部品の中でも、高分子膜、セパレータについては、中
堅・中小企業の新規参入は難しいが、触媒については技術をもつ中小・ベンチャー企業
などの参入可能性がある。
また、ガスケット等のシール材には中堅・中小企業が参入している。
4
NEDO の固体高分子形燃料電池実用化戦略的技術開発事業の一つとして、
「定置用燃料電池改質系触媒の基盤要
素技術開発」が実施され、低価格で起動停止を伴う長期間の実用に耐えうる触媒の開発と改質器での実証を目標
とし、改質、CO 変成および CO 除去の3種類の触媒開発が行われている。
27
エ. 貯湯ユニット
貯湯ユニットは、一部の大手給湯器メーカーがほとんどを生産・供給している。また、
貯湯ユニットに関連する技術は既に確立されており、新たな開発の余地が少ないため、
現状での新規参入は難しい。
しかし、システム全体のコストダウンのためには、貯湯ユニットのコストダウンが不
可欠であり、貯湯ユニット関連の補機(ファン、ポンプ、電磁弁等)には、技術・コス
ト面で優位性をもつ企業があれば参入の可能性はあるとの指摘もあった。
オ. 断熱材
断熱材の研究開発を行う中小企業が燃料電池用の断熱材を開発し、生産を外部に委託
している。燃料電池用の断熱材の開発や製造に取り組む企業は限られているが、低コス
トの製品ができれば、新たな中堅・中小企業の参入の可能性もある。
カ. 外装部品等
外装の金属加工やリモコン(発電量、CO2 削減量等を表示)などは、中堅・中小企業
を含む外部からの調達が可能である。
キ. 小型燃料電池
技術力のある中堅・中小企業は小型燃料電池に参入の可能性がある。超小型燃料電池
の開発に取り組むベンチャー企業がある。
図表III-5 家庭用燃料電池の構造
(資料)(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構「次代を担う燃料電池・水素技術」
28
② 蓄電池
ア. 電極材・セパレータ・電解質
蓄電池の製品は大量生産されるため、正・負極材、セパレータ、電解質は、高品質の
部材を大量生産する能力が不可欠である。また、化学反応の結果が鍵となるため、経験
とノウハウが求められる。これらの分野は、中堅・中小企業が取り組むのは難しい面が
ある。
しかし、設備投資等が難しく量産化への対応が難しい中堅・中小企業でも、技術力が
あれば大手蓄電池メーカーと共同開発を行い、本格生産(量産化)は大手メーカー等が
担当するという役割分担も可能との指摘もあった。
具体的な技術としては、印刷技術を用いて電極に膜を形成する技術、活物質にナノ粒
子を付着させる技術などが挙げられる。
イ. パッケージ化
素電池をつないでパッケージ化する部分では、アルミの絞り加工のノウハウを生かし
た組電池のケースの製造や化学反応とは無関係の回路等の製造に、中堅・中小企業の参
入の可能性がある。
また、学識者からも、電池のパッケージングの費用は高く、パッケージングを改良す
ることにより、素電池のコストダウンも可能になるとの意見があった。
しかし、最終工程の電池のパック化は最終需要地で行うため、海外で行われることも
多く、コスト競争で国内企業が対応できる余地はないとの指摘もある。
ウ. 周辺部材
周辺部材であるガスケットは中堅・中小企業から調達している。また、絶縁板、素電
池のケースも、中堅・中小企業の参入の可能性がある。
エ. アプリケーションの拡大
蓄電池を搭載した電車等の車両、置き換え需要が期待される電動工具など、蓄電池の
アプリケーションの拡大が見込まれる。
こうしたアプリケーションの拡大に伴って、アプリケーションの周辺部品の調達で中
小企業への発注の可能性がある。
29
図表III-6 リチウムイオン電池の構造
(資料) 各種資料を参考に三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成
(2) 中堅・中小企業の参入状況
本調査では、アンケート調査により、中堅・中小企業の化学電池分野への参入状況を
把握した。
また、燃料電池については、既に部品製造に参入している中堅企業や補機製造への参
入意欲をもつ中堅企業についてもヒアリングを行い、燃料電池の部品製造への参入経緯
や今後の可能性等について情報収集を行い、中堅・中小企業の参入可能分野を検討する
際の参考とした。
① 燃料電池分野への参入企業が製造・開発する部品等
上記アンケート調査で、燃料電池について「製造・開発中」または「取組検討中」と
回答した企業(37 社)に、製造・開発している(または検討している)部品を尋ねたと
ころ、「燃料電池スタック・関連部品」が 16 社、
「燃料改質装置・関連部品」と「熱交換
器・関連部品」がそれぞれ8社であった(図表 III-7)。
「燃料電池スタック・関連部品」を回答した企業の具体的な生産品目としては、セパレ
ータ、電極材料粉体、集電板用材料、スタックの連結ベルトなどが挙げられた。「燃料改
質装置・関連部品」については、水素分離膜モジュール、触媒材料など、
「熱交換器・関
連部品」については、排熱回収熱交換器のほか、放熱ファンを製造しているなどとの回
答がみられた。
燃料電池の補機を製造している中堅企業へのヒアリングでは、複数の補機を一定のま
とまりでユニット化(モジュール化)する必要性の指摘があった。また、物流コストを
抑える必要性から、近隣から部材を調達する傾向が強いため、金属材料の製造や金属加
30
工を行う中小企業の集積は補機メーカーへの部材供給の面で有利に働く可能性があると
の意見もあった。
図表III-7 燃料電池分野への参入企業が製造・開発する部品等
0
5
15
2 1 8
5
燃料改質装置・関連部品
10
10
燃料電池スタック・関連部品
5
1 16
インバータ・関連部品 0
4
熱交換器・関連部品
1
3
8
貯湯ユニット・関連部品 1 1 2
各種ポンプ
2 2
各種ブロア
0
各種センサー・流量計
3
3
各種弁類 0
6
その他
無回答
製品出荷・開発中
3
6
3
回答企業数=37
開発着手予定・参入検討中
31
無回答
20
(社)
② 蓄電池分野への参入企業が製造・開発する部品等
蓄電池電池について「製造・開発中」または「取組検討中」と回答した企業(39 社)
に、製造・開発している(または検討している)部品を尋ねたところ、「負極材料」が
13 社、「正極材料」が8社であった(図表 III-8)。
「負極材料」を回答した企業の具体的な生産品目としては、多くの企業がリチウムイオ
ン電池の負極材料を挙げている。
「正極材料」については、電極の炭素材料を製造する企
業のほか、正極材料の焼成電気炉を製造する企業などもみられた。
また、「その他」の部品等を生産・開発している(または検討している)とした企業が
15 社あるが、これらの中には、バッテリーパックの組み立てを行う企業のほか、リチウ
ムイオン電池の検査装置、蓄電池製造時のクリーニング用ブラシ、電池ケースの洗浄剤・
洗浄装置など、製造工程で使用される周辺機器等を製造している企業も複数みられた。
図表III-8 蓄電池分野への参入企業が製造・開発する部品等
0
5
6
正極材料
2
2
3
15
20
8
12
負極材料
セパレータ
10
1 13
5
電解質 1 1
パッケージ等
3
3
無回答
1 15
14
その他
4
4
製品出荷・開発中
回答企業数=39
開発着手予定・参入検討中
32
無回答
(社)
(3) 中堅・中小企業の化学電池産業への参入形態
燃料電池、蓄電池の製造・開発に取り組む大手化学電池メーカーや大学等の研究者へ
のヒアリング、中堅・中小企業へのアンケート等の結果を総合すると、中堅・中小企業
による燃料電池、蓄電池関連事業への参入は、以下に示す「調達系」と「提案・試作系」
の2つの形態に大きく分けることができると考えられる。
●「調達系」と「提案・試作系」の参入形態の概要
・ 部品の量産化を前提とする参入。
調達系
・ 量産化に対応できる中堅・中小企業。
・ 最初は技術開発から入って、その後に部品生産(調達)に至るケースも
多い。
提案・試作系
・ 大手化学電池メーカーと技術提携し、共同開発を行う。
・ 技術開発に強みをもつベンチャー企業や研究開発型企業等。
上記の「調達系」と「提案・試作系」といった参入形態の違いと、参入が想定される
企業規模の観点から、主要構成部品への参入(可能性を含む)は以下のように、整理す
ることができる(図表 III-9、図表 III-10)
。
図表III-9 燃料電池の部品へ企業規模・参入形態別の参入可能性
大企業
中堅企業
中小企業
ベンチャー
企業
調達系
・貯湯ユニット
・加湿器
・補機(電磁弁等)
提案・試作系
・燃料電池スタック(セパレータ、高分
子膜)
・燃料改質装置
・触媒
・補機(代替材料)
・燃料電池スタック(セパレータ、高分
子膜、電極材料)
・触媒
・補機(モジュール化)
・補機(ブロア、ポンプ、流量計、弁等)
・加湿器
・熱交換器
・インバータ
・断熱材
・燃料改質装置(水素分離膜、容器)
・補機(ブロア、ポンプ、流量計、弁等)
・補機(モジュール化)
・熱交換器
・インバータ
・断熱材
・燃料改質装置(触媒)
・燃料電池スタック(集電板用材料、連
結ベルト)
・外装部品等
・触媒
・熱交換器(小型高効率)
・小型燃料電池
33
図表III-10 蓄電池の部品へ企業規模・参入形態別の参入可能性
調達系
大企業
中堅企業
中小企業
・パッケージ
・電極
・電極
・電解質
・パッケージ
・周辺部材(ガスケット、絶縁版、弁等)
提案・試作系
・セパレータ
・電解質
・電極
・電極
・電極
・セパレータ
・パッケージ
ベンチャー
企業
34
IV. 化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携方策
1. 化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携支援の方向性
「Ⅲ.3.化学電池産業における中堅・中小企業の参入可能分野」では、燃料電池と蓄
電池の主要構成部品への参入(可能性を含む)状況を「調達系」と「提案・試作系」と
いった参入形態と、参入が想定される企業規模の観点から、以下のとおり整理した(図
表 IV-1、図表 IV-2)
。
主に政策的な連携支援の対象となる中堅・中小企業の参入(可能性を含む)分野は、
下図A、Bの領域に位置するものである。
図表IV-1 燃料電池における政策的連携支援の対象
調達系
大企業
中堅企業
中小企業
提案・試作系
・燃料電池スタック(セパレータ、高分
子膜)
・燃料改質装置
・触媒
・補機(代替材料)
・貯湯ユニット
・加湿器
・補機(電磁弁等)
・補機(ブロア、ポンプ、流量計、弁等)
・加湿器
・熱交換器
・インバータ
・断熱材
・燃料改質装置(容器)
・補機(ブロア、ポンプ、流量計、弁等)
・熱交換器
・インバータ
・断熱材
・燃料改質装置(触媒)
・燃料電池スタック(集電板用材料、連
結ベルト)
・外装部品等
・燃料電池スタック(セパレータ、高分
子膜)
・触媒
・補機(モジュール化)
・補機(モジュール化)
・触媒
・熱交換器(小型高効率)
・小型燃料電池
ベンチャー
企業
A
35
C
B
図表IV-2 蓄電池における政策的連携支援の対象
調達系
提案・試作系
・セパレータ
・電解質
・電極
大企業
中堅企業
中小企業
・パッケージ
・電極
・電極
・電解質
・パッケージ
・周辺部材(ガスケット、絶縁版、弁等)
・電極
B
・電極
・セパレータ
・パッケージ
ベンチャー
企業
A
2. 化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携支援の方策
これまでの検討結果を踏まえると、化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の
連携を進めるためには、燃料電池を当面のターゲットとすることが適切である。
燃料電池は部品点数が 2,000 点(PEFC の場合)を超え、産業の波及効果が極めて大
きい。また、規模の大小を問わず、企業の参入意欲は高い。
中堅・中小企業の燃料電池への参入を支援するためには、燃料電池システムメーカー
との連携を「調達系」と「提案・試作系」に分けて考えるとともに、企業規模も考慮し
た丁寧な仕組み作りが必要である。
燃料電池システムメーカーとの「調達系」連携の場合は、ニーズは補機等の周辺機器
に関するものが多く、要求される技術力、製造能力の高さを考えると、規模の比較的大
きな、いわゆる中堅企業が対象となるケースが多い。また、対象となる中堅企業の数は
あまり多くはないため、マッチングの方式としては、燃料電池システムメーカーとの研
究会や個別商談等の濃密に意見交換できる形が望ましい。
一方、「調達系」連携で、中小企業が燃料電池システムメーカーと直接マッチングする
ことは困難だが、既に補機等周辺機器に参入している企業(以下 補機メーカー)とは
連携の可能性は高い。補機メーカーのニーズは、表面加工、金型、部材等に関するもの
であり、比較的規模の小さな企業でも対応可能なものが多い。また、対象となる中小企
業は多数となるため、マッチングの方式としては多くの中小企業が参加できるオープン
な形式が望ましい。
36
C
図表IV-3 大企業と中堅企業・中堅企業と中小企業の2段階のマッチングのイメージ
機器
メーカー・β
補機
メーカー・A
金型
メーカー
部品
メーカー
機器
メーカー・γ
樹脂成型
メーカー
金型
メーカー
中小企業
部品
メーカー
マッ
チン
グ
表面加工
メーカー
機器
メーカー・α
関係
取引
マッ
チン
グ
マッチ
ング
補機
メーカー・B
中堅企業
補機
メーカー・C
グ
チン
マッ
グ
チン
マッ
取引関
係
《補機メーカーと中小企
業の新たなマッチング》
《燃料電池システムメー
カーと中堅企業の新た
なマッチング》
大企業
燃料電池
システムメーカー
表面加工
メーカー
微細加工
メーカー
樹脂成型
メーカー
(1) 燃料電池システムメーカーと中堅企業のマッチング事業の概要
近畿経済産業局は、本調査において試行した「関西エネファームサロン」参加企業、
本調査のアンケート結果で燃料電池分野参入に意欲的な企業、各地域の産業支援機関の
推薦企業等のうち、技術力の高い中堅企業 20 社程度が参加する研究会を設立する。
研究会では複数の燃料電池システムメーカーから自社の開発動向、具体的なニーズを
参加企業に提供する。参加企業から燃料電池システムメーカーに、具体的技術・ビジネ
ス提案があれば、個別に商談する機会を設ける。
また、燃料電池の開発に関連する大学等の研究機関の研究者から、燃料電池に関する
最新の研究動向について情報提供を行う。大学等の研究機関との連携を希望する中堅企
業については、個別に共同研究の相談を行う機会を設ける。
近畿経済産業局は、自治体、産業支援機関と連携し、本研究会の円滑な運営、ビジネ
スマッチングの創出、燃料電池分野における中堅企業の技術開発支援を行う。
37
図表IV-4 燃料電池システムメーカーと中堅企業のマッチング事業のイメージ
システムメーカーの燃料電池開発動
向等の情報提供
システムメーカーの参加企業に対す
るニーズ情報提供
個別プレゼンテーションによる参加
企業とのマッチング
燃料電池システムメーカー
《平成22年度概要》
懇談会:4回開催(予定)
•FCに関する最新研究動向、政策
情報、マーケットの予測等の提供
•FCシステムメーカーの開発動向
に関する情報提供
個別プレゼン会:2回開催(予定)
(仮称)
燃料電池分野への進出に意欲を
持つ中堅企業(エネファームサ
ロン企業、産業支援機関推薦企
業等20社程度を想定)
近畿経済産業局、
自治体、産業支援機関
大学・研究機関
参加中堅企業の推薦
参加中堅企業と中小企業のマッチング
研究開発補助金等による各種支援
大阪、京都、兵庫等の自治体、NEDO、産
0
業支援機関へ依頼予定
燃料電池に関する最新研究動向に関する情
報提供
産学共同研究の推進
京大、同志社大、産総研等へ依頼予定
(2) 補機メーカーと中小企業のマッチング事業の概要
近畿経済産業局は、補機メーカーと、高度な技術を持つ中小企業とのマッチングを目
的に、補機メーカーのニーズ発表会を開催する。
参加企業については、燃料電池への参入に意欲的で高度な加工技術を持つ中小企業の
参加を想定している。本調査のアンケート結果から抽出される燃料電池分野参入に意欲
的な企業や、他の経済産業局、関西の産業支援機関等を通じて高い技術力を持つ中小企
業の参加募集を行う。
近畿経済産業局は、参加企業から補機メーカーへの提案の仲介等を行い、マッチング
創出に努める。
(3) その他のマッチング事業について
「提案・試作系」連携での大手化学電池メーカーと中堅・中小企業の連携(図表 IV-1・
図表 IV-2のB)促進については、近畿経済産業局が産業クラスター計画で実施してきた、
「情報家電ビジネスパートナーズ(DCP)」5の活用が考えられる。
5
近畿経済産業局、大阪商工会議所、(財)関西情報・産業活性化センターが連携し、情報家電分野等における技術分野
を中心に推進している大企業と中小企業等とのパートナーシップ形成事業。
マッチング方法は、提案ベースのクローズドマッチングや発表会形式のセミオープンなマッチングがある。マッチング確度
を高めるためにコーディネータを配置しているほか、大企業のニーズに応じたマッチング、大企業内での先端技術交流会、
海外企業とのマッチング会、専門技術発表会等を開催している。
38
図表IV-5 情報家電ビジネスパートナーズ(DCP)の事業の仕組み
クローズドマッチング
クローズドマッチング
提案
(事業連携/技術提携
/共同開発など)
産業クラスター
ベンチャー
ベンチャー
海外企業
三洋電機株式会社
シャープ株式会社
パナソニック株式会社
アイコム株式会社
株式会社NTTドコモ
大阪ガス株式会社
関西電力株式会社
関西電力株式会社
オムロン株式会社
オムロン株式会社
京セラ株式会社
京セラ株式会社
住友電気工業株式会社
住友電気工業株式会社
株式会社日立製作所
株式会社日立製作所
船井電機株式会社
船井電機株式会社
株式会社村田製作所
株式会社村田製作所
推進・拠点機関
大学、研究機関
大学、研究機関
公的支援機関
など
ネオクラスター
推進共同体
((財)関西情報・産業
活性化センター)
大阪商工会議所
国内企業
フィードバック
(回答・コメント)
金融機関
商社 等
事業化支援
事業化支援
国内外の優秀な技術の
展示商談会
セミオープンマッチング
セミオープンマッチング
セミオープンな
ビジネスプラン発表会
DEATEC
DEATEC
DCP
DCPビジネス
ビジネス
技術展示会
技術展示会
フォーラム
フォーラム
メンバー企業による
最新技術動向研究会
DCPビジネス
シーズ戦略会議
また、大企業間で連携する分野(図表 IV-1・図表 IV-2のC)については、近畿経済産
業局が今年度からスタートさせた「関西低炭素・エネルギー産業創造懇話会」6の活用が
考えられる。
図表IV-6 関西低炭素・エネルギー産業創造懇話会の概要
(Step1)
(Step2)
(Step3)
<セミナー開催>
<研究会・ワークショップ活動>
<実証事業・ニーズ集約>
第1回 平成21年12月4日(金)
テーマ:「新エネルギーで 『家』はこう変わる!」
○京都大学大学院情報学研究科 教授 松山 隆司 氏
○大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所
所長代行 有吉 善則 氏
○シャープ株式会社研究開発本部
DCエコハウス推進センター副所長 松岡 継文 氏
・Step1の社会が変わる
シリーズセミナーでのアン
ケート結果及び事務局に
よる個別企業のニーズ吸
上げのためのヒアリング等
のフォローアップ活動を踏
ま えた、研究会・ワーク
ショップ等の実施。
第2回 平成22年1月29日(金)
テーマ:「新エネルギーで 『乗り物』はこう変わる!」
○大阪府立大学大学院工学研究科教授 辰巳砂 昌弘 氏
○川崎重工業株式会社
車両カンパニー・技術本部 理事・本部長 奥 保政 氏
○NTN株式会社
執行役員(新商品・知的財産戦略本部長)松尾 隆之 氏
・経済産業省施策等を活
用した実証事業の展開。
・新たな低炭素社会づく
りのためのニーズの集約。
第3回 平成22年2月26日(金)
テーマ:「新エネルギーで 『街』はこう変わる!」
○株式会社日建設計シビル 理事・技師長 杉山 郁夫 氏
○ダイキン工業株式会社
CSR・地球環境センター担当部長 御輿 直史 氏
○大阪大学大学院工学研究科 教授 下田 吉之 氏
6
21 世紀のエネルギーとして期待が高まり、世界的に競争が激化している太陽電池や畜電池等の新エネルギーの分野に
おいて、関西企業は高いシェアを占めており、関連企業が集積している。さらに、関西には、家電、住宅、車両などを製造
する主要メーカーが多数立地しており、全国でも有数の多様な産業の集積が形成されている。
低炭素社会の実現には、個々の企業が持つ技術力の向上や競争力の強化だけではなく、関西産業の多様性という強
みを活かして、企業・団体・大学等が連携し、環境・エネルギー分野で新商品・新サービスの開発・提供を通じて、新たな低
炭素社会を構築していくことが重要である。こうした状況を踏まえ、近畿経済産業局では、新たな低炭素・エネルギービジ
ネス創出に向けた取り組みを強化するため、平成 21 年 12 月に「関西低炭素・エネルギー産業創造懇話会」を設置した。
39
国内クレジット制度を活用した省エネルギー産業の振興方策
I. 国内クレジット制度の概要と現状
1.国内クレジット制度の概要
(1) 国内クレジット制度のしくみ
国内クレジット制度は、中小企業等が大企業等から資金や技術・ノウハウ等の提供を
受け、協働(共同)で CO2 排出削減に取り組み、その削減分を売却できるしくみである(図
表 I-1)。大企業等は、自主行動計画1の目標達成のために、中小企業等と共同で行った
排出削減事業の CO2 排出削減量(=国内クレジット)を活用できる。
図表 I-1 国内クレジット制度の概要
(資料)国内クレジット制度ホームページ(http://jcdm.jp/)
(2) 国内クレジット制度の意義
これまで CO2 排出削減が進んでこなかった中小企業の他、農林業やサービス業など幅
広い分野での排出削減が促進されること、また、国内の CO2 排出削減の支援につながり、
これまで京都メカニズムクレジット購入のために海外へ一方的に流出していた資金を国
内に回帰させることなどが挙げられる。
(3) 国内クレジット制度によるメリット
排出削減事業者のメリットは、
「クレジットを売却できる」「大企業の技術・ノウハウ
を得られる」「省エネ設備の導入を進められる(エネルギーコストの低減につながる)」
「CO2 排出削減に貢献できる」「PR 効果」などが挙げられる。排出削減事業共同実施者の
メリットは、「国内クレジットを自主行動計画等の目標達成に活用できる」「エネルギー
1
平成 20 年 3 月 28 日に閣議決定された京都議定書目標達成計画に基づき、
日本経済団体連合会傘下の個別業種、
または日本経済団体連合会に加盟していない個別業種が策定し、政府による評価・検証を受ける個別業種単位で
の二酸化炭素排出削減計画。
41
の使用の合理化に関する法律2のもとでは、国内クレジット制度で認証を受けた事業は、
共同省エネルギー事業として簡易に報告できる」
「CSR 効果」などが挙げられる。
2.国内クレジット制度の現状
第 10 回国内クレジット認証委員会(2010 年 2 月 19 日開催)までに提出のあった排出
削減事業の計画案件数は累計 332 件である(図表 I-2)。この 332 件の年間削減見込量は、
合計で約 20 万 t-CO2(1件当たりの年間削減見込量は約 600t-CO2)であり、2012 年度
末までに見込まれる総削減量は、約 79 万 t-CO2 となっている。
図表 I-2 国内クレジット制度の事業件数の推移
350
(件)
332
300
事業受付
事業承認
クレジット認証
250
248
200
200
150
125
118
139
125
129
100
100
75
50
5
12
第1回
第2回
23
52
37
10
19
3
8
8
11
第5回
第6回
第7回
第8回
0
第3回
第4回
56
13
26
第9回 第10回
(資料)第 10 回国内クレジット認証委員会資料
事業の実施場所別では、工場での事業が 45.8%と最も多く、農場(8.1%)、公共施設
(7.5%)と続き、事業の実施地域別では、関東が 32.7%と最も多く、関西(12.9%)、中
部(10.5%)となる(図表 I-3)
。GDP に占める関西の域内総生産のシェアが 17%程度であ
ることを踏まえると、関西での事業件数は少ない。
図表 I-3 国内クレジット制度の事業の内訳
事業の実施場所
件数(件) 割合(%)
工場
152
45.8
農場
27
8.1
公共施設
25
7.5
温泉施設
23
6.9
店舗
23
6.9
福祉施設
20
6.0
スポーツ・レジャー施設
15
4.5
事務所ビル
13
3.9
病院
13
3.9
ホテル・旅館
10
3.0
学校
7
2.1
その他
4
1.2
事業の実施地域
北海道
東北
関東
中部
関西
中国
四国
九州
件数(件) 割合(%)
31
9.3
33
9.9
109
32.7
35
10.5
43
12.9
31
9.3
16
4.8
35
10.5
(注)実施地域は各経済産業局の管轄地域による区分。
(資料)国内クレジット認証委員会資料より三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成
2
通称、省エネ法。
「内外のエネルギーをめぐる経済的社会的環境に応じた燃料資源の有効な利用の確保」と「工
場・事業場、輸送等のエネルギーの使用合理化を総合的に進める」ことなどを目的に昭和 54 年に制定。
42
II. 国内クレジットに関する中堅・中小企業等の意識調査
排出削減事業の実施主体になり得る、中堅・中小企業等の省エネルギー対策や国内クレ
ジット制度活用に関する意識を把握するとともに、国内クレジット制度の活用促進に向け
た方策を検討するための基礎的情報を整理するため、関西地域(福井県、滋賀県、京都府、
大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県の2府5県)に事業所を置く中堅・中小企業等の中か
ら、各種資料に基づき、環境対策・省エネ対策に積極的に取組んでいる 1,811 社・団体を
抽出し、アンケートを実施した。
1.国内クレジット制度の認知度
国内クレジット制度の認知度について、
「内容はよく知っていた」と「内容は大体知っ
ていた」をあわせると、31.5%となる(図表 II-1)。また、企業規模が大きいほど認知度
は高い(「資料編」参照)
。
なお、本アンケートは、国内クレジットの活用が期待される、環境対策・省エネ対策
に積極的に取組んでいる中堅・中小企業等を対象としているため、一般の企業よりも認
知度は高い結果になっているものと想定される。
図表 II-1 国内クレジット制度の認知度
その他
0.7%
不明
0.4%
聞いたこともなかった
(今回初めて聞いた)
29.7%
内容はよく知っていた
4.4%
内容は大体知っていた
27.1%
制度自体は聞いたこと
はあったが、内容まで
は知らなかった
37.7%
N=273
43
2.国内クレジット制度への関心
国内クレジット制度への関心について、
「既に制度を活用している」「非常に関心があ
り、積極的に取組みたい」
「関心があり、条件次第では取組みたい」をあわせると 49.8%
となる(図表 II-2)
。
図表 II-2 国内クレジット制度への関心
既に制度を活用して
いる
非常に関心があり、
不明
1.1%
積極的に取り組みた
その他 0.7%
い
5.9%
2.9%
あまり関心はない
26.7%
関心があり、条件次
第では取組みたい
45.8%
関心はあるが、取組
みたいとは思わない
16.8%
N=273
一方、
「関心はあるが、取組みたいとは思わない」は 16.8%となり、以下のような、資
金や人材の不足、制度への理解不足や制度活用での手間の大きさなどの理由が示された。
■資金不足
・資金や対応するための時間がない。
・零細企業のため。
■人材不足
・人手不足で制度の手続きなどに割く人員や時間がない。
・現段階で取組み体制が出来ていない。
■制度への理解不足や制度活用での手間の大きさ
・内容が良くわからない。制度が理解できない。具体的なメリットが見えない。
・しくみの具体的内容が良く分らない。
・マッチングが困難で手間がかかりそう。
■その他
・設備や機械が農作業のみであり、無理だと思うため。
・ボイラー等の使用がない。対象となりうる機器・設備がない。
・ホテル運営の建物が賃借物件のため。
44
など
なお、国内クレジット制度の認知度が高い企業(
「内容はよく知っていた」か「内容は
大体知っていた」を回答した企業)では、「既に制度を活用している」「非常に関心があ
り、積極的に取組みたい」
「関心があり、条件次第では取組みたい」をあわせると 67.5%
となる(図表 II-3)
。
図表 II-3 国内クレジット制度への関心(制度の認知度が高い企業)
既に制度を活用して
いる
非常に関心があり、
3.5%
積極的に取り組みた
い
3.5%
その他
4.7%
あまり関心はない
10.5%
関心はあるが、取組
みたいとは思わない
17.4%
関心があり、条件次
第では取組みたい
60.5%
N=86
一方、国内クレジット制度の認知度が低い企業(
「制度自体は聞いたことはあったが、
内容までは知らなかった」か「聞いたこともなかった」を回答した企業)では、アンケ
ートに国内クレジット制度に関するパンフレットを同封し、制度の普及促進を図ったと
ころ、「非常に関心があり、積極的に取組みたい」「関心があり、条件次第では取組みた
い」の割合が 41.8%となった(図表 II-4)。
図表 II-4 国内クレジット制度への関心(制度の認知度が低い企業)
その他
6.0%
不明
1.1%
非常に関心があり、
積極的に取り組みた
い
2.7%
関心があり、条件次
第では取組みたい
39.1%
あまり関心はない
34.2%
関心はあるが、取組
みたいとは思わない
16.8%
N=184
45
3.取組みたい省エネ設備投資
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」「非常に関心が
あり、積極的に取組みたい」
「関心があり、条件次第では取組みたい」を回答した企業)
において、具体的に取組みたい省エネ設備投資として、「照明設備の更新」
(64.0%)、
「空
調 設備の更 新」( 52.2%)、「太 陽光発 電設備の導 入」( 30.1% )、「 ボイラ ーの更新 」
(28.7%)
、「ヒートポンプの導入による熱源機器の更新」(27.2%)への関心が高い(図表
II-5)。
図表 II-5 取組みたい省エネ設備投資(制度への関心が高い企業)
(%)
0
10
20
30
50
60
70
28.7
ボイラーの更新
6.6
バイオマスを燃料とするボイラーの新設
27.2
ヒートポンプの導入による熱源機器の更新
19.9
ヒートポンプの導入による熱源機器の更新(熱回収型ヒートポンプ)
5.1
工業炉の更新
52.2
空調設備の更新
2.9
フリークーリングの導入
間欠運転制御、インバーター制御又は台数制御によるポンプ・ファン類
可変能力制御機器の導入
16.9
64.0
照明設備の更新
13.2
照明設備の新設
9.6
コージェネレーションの導入
30.1
太陽光発電設備の導入
2.9
温泉熱及び温泉排熱のエネルギー利用
22.8
変圧器の更新
9.6
コンセント負荷制御機器の導入
溶融炉におけるコークスからバイオコークスへの切り替え
40
0.0
外部の高効率熱源機器を有する事業者からの熱供給への切り替え
余剰蒸気活用による小型蒸気発電機の導入
その他
不明
46
1.5
2.9
4.4
2.9
N=136
4.活用したいソフト支援
国内クレジット制度への関心が高い企業(
「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に取組みたい」
「関心があり、条件次第では取組みたい」を回答した企業)
において、活用したいソフト支援3は、「無料省エネ診断」(55.9%)、「事業計画の作成支
援」(31.6%)
、
「共同事業者の紹介」
(14.0%)となった(図表 II-6)。
図表 II-6 活用したいソフト支援(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
55.9
無料省エネ診断
31.6
事業計画の作成支援
共同事業者の紹介
関心がない
(%)
60
14.0
15.4
N=136
3
経済産業省が選定したソフト支援事業実施機関(平成 21 年度事業では 14 機関を選定)を通じた、排出削減診
断支援、排出削減事業計画の無料作成支援(共同事業者の紹介などのマッチングを含む)、計画の審査費用支援、
排出削減実績報告書の無料作成支援、実績報告書の確認費用支援。
47
5.国内クレジット制度活用における行政に求められる施策等
国内クレジット制度への関心が高い企業(
「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に取組みたい」
「関心があり、条件次第では取組みたい」を回答した企業)
において、行政に求められる施策等は、
「省エネ投資に関する補助金、税制優遇や金融支
援措置の拡充」が 61.0%と最も高い(図表 II-7)
。
次いで、「エネルギー管理方法や省エネ施設導入などのノウハウに関する情報提供」
(54.4%)
、「省エネ法や国内クレジット制度全般に関する情報提供」(52.2%)、「省エネに
関する他社の事例に関する情報提供」(39.7%)と続き、資金面と情報面での施策の必要
性が指摘された。
図表 II-7 行政に求められる施策等(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
52.2
省エネ法や国内クレジット制度全般に関する情報提供
エネルギー管理方法や省エネ施設導入などの
ノウハウに関する情報提供
54.4
39.7
省エネに関する他社の事例に関する情報提供
8.8
省エネ診断やESCOなどを行う企業の紹介・マッチングの実施
18.4
省エネ技術や設備を有す企業の紹介・マッチングの実施
14.0
省エネや国内クレジットに係るモデル事業の実施
61.0
省エネ投資に関する補助金、税制優遇や金融支援措置の拡充
その他
(%)
70
60
1.5
5.9
不明
48
N=136
III. 排出量取引に関する自主行動計画参加企業等の意識調査
国内クレジットの買い手となり得る、自主行動計画参加企業の排出量取引や国内クレジ
ット制度活用に関する意識を把握するとともに、国内クレジット制度の活用促進に向けた
方策を検討するための基礎的情報を整理するため、関西地域に一定規模の事業所を置く大
企業等(自主行動計画参加企業等)の中から、各種資料に基づき、排出量取引に関心があ
る 500 社・団体を抽出し、アンケートを実施した。
1.国内クレジット制度の認知度
国内クレジット制度の認知度について、「内容はよく知っていた」と「内容は大体知っ
ていた」をあわせると、70.3%となる(図表 III-1)。また、企業規模が大きいほど認知
度は高い(「資料編」参照)。
なお、本アンケートは、排出量取引に関心がある自主行動計画参加企業を対象として
いるため、一般の企業よりも認知度は高い結果になっていると想定される。
図表 III-1 国内クレジット制度の認知度
聞いたこともなかった
(今回初めて聞いた)
6.8%
内容はよく知っていた
23.3%
制度自体は聞いたこと
はあったが、内容まで
は知らなかった
22.9%
内容は大体知っていた
47.0%
N=236
49
2.国内クレジット制度への関心
国内クレジット制度への関心について、
「既に制度を活用している」「非常に関心があ
り、積極的に活用したい」
「関心があり、条件次第では活用したい」をあわせると、36.8%
となる(図表 III-2)
。また、従業員規模が大きいほど、条件次第ではあるが、国内クレ
ジット制度の活用意向が高い(「資料編」参照)
。
図表 III-2 国内クレジット制度への関心
その他
7.2%
不明
0.4%
既に制度を活用して
いる
9.3%
非常に関心があり、
積極的に活用したい
0.4%
あまり関心はない
25.4%
関心があり、条件次
第では活用したい
27.1%
関心はあるが、活用
したいとは思わない
30.1%
N=236
一方、
「関心はあるが、活用したいとは思わない」は 30.1%となり、以下のような、自
社内での取組みの優先、国の温暖化政策や排出量取引制度との兼ね合い、人材不足およ
び制度活用における手間の大きさなどの理由が示された。
■自社内での取組みを優先
・ 自社内での CO2 削減対策をまずは進めている。自社の努力で削減したい。
・ 自社での削減目標達成が基本。自社努力で目標達成が可能と考えている。
・ まずは自社内で出来る活動を徹底的に行った上での活用と考えている。
■国の温暖化政策や排出量取引制度との兼ね合い
・ 量が小さ過ぎる。将来の国内排出量取引制度との関連が不明である。
・ 京都議定書以外の公平性ある枠組みが見えてから考えたい。
・ 当社のキャップ上限、及びコストが不明確な状況で、他社への資金提供等は難しい。
■人材不足および制度活用における手間の大きさ
・ 手続きが難しく、担当できる人が少ない。他社に協力できる人材を割く余裕がない。
・ 従業員数も少なく、容易に活用できそうであれば活用してみたい。
・ 手続きが大変なわりに、効果・使える範囲が限定的。書類作成等の事務コストに見
合ったメリットが見えづらい。
など
50
なお、国内クレジット制度の認知度が高い企業(
「内容はよく知っていた」か「内容は
大体知っていた」を回答した企業)では、「既に制度を活用している」「非常に関心があ
り、積極的に活用したい」
「関心があり、条件次第では活用したい」をあわせると 44.0%
となる(図表 III-3)
。
図表 III-3 国内クレジット制度への関心(制度の認知度が高い企業)
不明
0.6%
その他
8.4%
既に制度を活用して
いる
13.3%
非常に関心があり、
積極的に活用したい
0.6%
あまり関心はない
15.1%
関心があり、条件次
第では活用したい
30.1%
関心はあるが、活用
したいとは思わない
31.9%
N=166
一方、国内クレジット制度の認知度が低い企業(
「制度自体は聞いたことはあったが、
内容までは知らなかった」か「聞いたこともなかった」を回答した企業)では、アンケ
ートに国内クレジット制度に関するパンフレットを同封し、制度の普及促進を図ったと
ころ、
「関心があり、条件次第では活用したい」の割合は 20.0%となった(図表 III-4)。
図表 III-4 国内クレジット制度への関心(制度の認知度が低い企業)
その他
4.3%
関心があり、条件次
第では活用したい
20.0%
あまり関心はない
50.0%
関心はあるが、活用
したいとは思わない
25.7%
N=70
51
3.国内クレジット購入として関心のある事業
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に活用したい」
「関心があり、条件次第では活用したい」を回答した企業)
において、国内クレジット購入として関心のある中小企業等の事業は、[事業者(実施場
所)の属性]では、「工場での事業」(64.4%)、「事務所・ビルでの事業」(29.9%)、「公共
施設での事業」
(23.0%)が高い(図表 III-5)。
図表 III-5 関心のある事業実施場所(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
60
70
(%)
64.4
工場での事業
温泉施設での事業
12.6
16.1
病院での事業
事務所・ビルでの事業
29.9
13.8
学校での事業
農家での事業
9.2
23.0
公共施設での事業
[事業者(実施場所)の属性]
その他
12.6
N=87
また、[事業者(貴社との関係性等)の属性]では、
「取引関係のある中小企業等による
事業」(47.1%)、「環境意識や地域貢献意識の高い中小企業等による事業」(25.3%)、「本
社・事業所等の周辺地域の中小企業等による事業」(23.0%)が高い(図表 III-6)。
図表 III-6 関心のある事業者との関係性(制度への関心が高い企業)
0
10
20
50
60
70
(%)
9.2
同業種の中小企業等による事業
19.5
CO2を多く排出している業種の中小企業等による事業
環境意識や地域貢献意識の高い中小企業等による事業
25.3
4.6
取引関係のある中小企業等による事業
取引関係のない中小企業等による事業
40
23.0
本社・事業所等の周辺地域の中小企業等による事業
売上・利益の大きい中小企業等による事業
30
47.1
3.4
[事業者(貴社との関係性等)の属性]
その他
13.8
52
N=87
[事業(規模)の属性]では、
「削減量が 50∼499(t-CO2/年)の事業」(25.3%)が高く、
[事業(買取価格)の属性]では、
「買取価格が 1,000∼1,499(円/t-CO2)の事業」
(27.6%)
が高い(図表 III-7)
。
図表 III-7 関心のある事業規模および買取価格(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
60
70
(%)
6.9
削減量が∼49(t-CO2/年)の事業
25.3
削減量が50∼499(t-CO2/年)の事業
削減量が500∼1,999(t-CO2/年)
の事業
19.5
削減量が2,000∼4,999(t-CO2/年)
の事業
16.1
20.7
削減量が5,000(t-CO2/年)∼の事業
[事業(規模)の属性]
18.4
買取価格が∼999(円/t-CO2)の事業
27.6
買取価格が1,000∼1,499(円/t-CO2)の事業
19.5
買取価格が1,500∼1,999(円/t-CO2)の事業
買取価格が2,000(円/t-CO2)∼の事業
N=87
24.1
その他
4.6
[事業(買取価格)の属性]
N=87
25.3
その他
[事業(方法論)の属性]では、
「ボイラーの更新」(40.2%)、「空調設備の更新」(37.9%)
、
「ヒートポンプの導入」
(34.5%)が高い(図表 III-8)。
図表 III-8 関心のある事業の方法論(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
60
70
(%)
40.2
ボイラーの更新
20.7
バイオマスを燃料とするボイラーの更新
34.5
ヒートポンプの導入
空調設備の更新
37.9
照明設備の更新
26.4
その他
26.4
[事業(方法論)の属性]
不明
2.3
N=87
53
4.国内クレジットの活用用途
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に活用したい」
「関心があり、条件次第では活用したい」を回答した企業)
(74.7%)、
「CSR 活動の宣伝」(39.1%)、
において、国内クレジットの活用用途は、
「償却4」
「商品・サービスの差別化、販売促進」(29.9%)となった(図表 III-9)
。
図表 III-9 国内クレジットの活用用途(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
60
9.2
転売
39.1
CSR活動の宣伝
29.9
商品・サービスの差別化、販売促進
11.5
会議・イベント等の集客
5.7
分からない
不明
4
(%)
80
74.7
償却
その他
70
1.1
2.3
N=87
自主行動計画目標に充当等。
54
5.国内クレジット制度活用における行政に求められる施策等
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に活用したい」
「関心があり、条件次第では活用したい」を回答した企業)
において、行政に求められる施策等は、「国内クレジットの使用方法に関する情報提供」
が 66.7%と最も高い(図表 III-10)
。
次いで、「国内クレジット制度に関する税制優遇や金融支援措置の拡充」(55.2%)、
「国内クレジット制度全般に関する情報提供」(43.7%)、
「CO2 削減事業に取組む中小企業
等の紹介・マッチングの実施」
(28.7%)、
「既に国内クレジットを購入している大企業等
の取り組みに関する情報提供」
(27.6%)となっている。
図表 III-10 行政に求められる施策等(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
60
43.7
国内クレジット制度全般に関する情報提供
66.7
国内クレジットの使用方法に関する情報提供
既に国内クレジットを購入している大企業等の
取り組みに関する情報提供
27.6
28.7
CO2削減事業に取組む中小企業等の紹介・マッチングの実施
ソフト支援実施機関等の支援・仲介機関の
紹介・マッチングの実施
5.7
10.3
国内クレジット制度に係るモデル事業の実施
55.2
国内クレジット制度に関する税制優遇や金融支援措置の拡充
11.5
その他
不明
(%)
70
2.3
55
N=87
IV. 国内クレジット制度の活用促進に向けた方策等
関西国内クレジット制度振興検討会(参加者や検討状況については、「資料編」参照)、
前述の国内クレジット等に関するアンケート(中堅・中小企業等、自主行動計画参加企業)
、
国内クレジット制度の活用事例集作成に係る排出削減事業者へのヒアリング等から、「国
内クレジット制度振興に際しての課題」
、および「関西地域における今後の国内クレジット
制度の振興方策」を示す。
1.国内クレジット制度振興に際しての課題
(1) 国内クレジット制度の認知度向上
① 中小企業等への認知度向上による国内クレジットの売り手の開拓
排出削減事業者となり得る中小企業等の国内クレジット制度の認知度が低い。加えて、
制度の担い手となる機器メーカーや、地域の中小企業等の情報を多く持つ市町村や商工
会議所等においても制度の認知度が低い。実際に制度を活用した中小企業等においても、
事業に取組むまで制度を知らなかったという企業が多かった。また、中小企業等への制
度活用を促進するソフト支援実施機関からは、中小企業等の制度の認知度の低さととも
に、制度の説明に用いる既存パンフレットの難しさも指摘された。
制度活用に向けた手続きやメリットの不明瞭さなどが、中小企業等の取組みの障壁に
なるとともに、機器メーカー、市町村、商工会議所等においても、中小企業等に制度活
用を促しづらい要因になっており、制度に関する分かりやすい情報提供を、より広く、
積極的に行っていくことが求められる。
② 大企業等への認知度向上による国内クレジットの買い手の開拓
排出削減事業共同実施者となり得る大企業等では、国内クレジット制度自体への認知
度はある程度高いものの、必ずしも、制度活用に際しての具体的な内容の理解までは進
んでいるとはいえない。大企業等と中小企業等のマッチングを担うソフト支援実施機関
からは、国内クレジットの活用方法・手順、他の排出量取引制度との差異、自治体の温
暖化施策に係る届出制度との兼ね合いなど、より詳細で具体的な国内クレジット制度の
特徴や活用メリットに係る情報提供の必要性が指摘された。大企業等に対して、国内ク
レジット制度活用のメリットを中心とした情報提供を、これまで以上に行っていくこと
が求められる。
(2) 中小企業等の設備投資の促進
① 省エネ投資自体の促進に向けた補助金・低利融資制度の拡充
国内クレジット制度における排出削減事業では、新たな省エネ設備投資が求められる
ことになるが、昨今の景気悪化もあり、中小企業等では省エネ設備投資自体に消極的で
56
ある。加えて、「追加性」5が事業の認定基準となっており、通常の設備投資よりも投資
回収年数が長い(3 年以上が目安)ことが求められ、より多額の資金が必要となる。
省エネ設備投資はランニングコスト低下とともに CO2 削減につながり、経済と環境を
両立させうる資金の活用方法である。中小企業等の負担を軽減するために、補助制度や
低利融資制度、税制優遇等の拡充が求められる。
② 申請しやすい補助金・低利融資制度への工夫
中小企業等では、人手不足もあり、補助金申請書類の作成に困難を感じているとの指
摘が多くあった。また、補助金の情報が回ってくるのが申請期限間際で、申請できなか
ったという事例も示された。
補助金申請書類の簡素化や、承認決定案件への補助金の優先交付、国・自治体の補助
金制度についての分かりやすく、迅速な情報提供が求められる。
(3) インセンティブの付与
① クレジット価格向上に向けた支援
実際に国内クレジット制度を活用した排出削減事業者からは、クレジット価格の不透
明さや価格の安さが指摘された。標準的なクレジット価格情報の公表、クレジット取引
市場の早期開設等が求められる。
② 経済的なメリット以外のインセンティブ付与のしくみづくり
クレジット価格はクレジットの需給関係に左右されるため、買い手を増やす方策の推
進が望ましいとの指摘がなされた。そのためには、経済面での直接的なメリット以外の
インセンティブ付与として、事業者に与えるロゴや認証による差別化など、国内クレジ
ットのブランディング化などが考えられる。
(4) 制度の運用改善
① 小規模事業での制度活用の促進
現行制度では 50t-CO2/年以下の CO2 削減事業に対応しづらい状況にあり、審査に挙げ
られず、途中で断念せざるを得ない案件もある。そのため、バンドリング6手法の改善や、
国連 CDM7でのプログラム CDM8のような新たなしくみの整備が必要となる。
5
本制度による国内クレジットの認証がない場合に、当該排出削減事業が実施されないことに基づく性状のこと。
実際は、当該事業において導入される排出削減設備の「投資回収年数」が、概ね3年以上であれば追加性が認め
られる。
6
一定の要件を満たす場合、複数の独立した排出削減事業を、一つの排出削減事業として扱うことができる。
7
先進国と途上国が共同で事業を実施し、その削減分を投資国(先進国)が自国の目標達成に利用できる制度。
8
排出削減を創出していく一連の活動全体を単一の CDM プロジェクトとして登録するしくみ。
57
なお、第 10 回国内クレジット認証委員会(2010 年 2 月 19 日開催)では、国連 CDM の
プログラム CDM を参考にし、複数の独立した小規模な排出削減事業が円滑に制度を活用
できるよう、バンドリング手法の改善を行うなどの検討がなされた。
② 申請・審査などの簡素化および低コスト化
排出削減事業計画書の作成は、中小企業等単独では出来ず、中小企業等はデータ・資
料提供を行い、ソフト支援実施機関が主導的に作成しているのが現状である。また、計
画書作成において、設備更新により設備の規模自体が変更になる場合や、バーナーなど
の機器の一部を変更する場合などの取扱いに困ることがある。今後、申請件数自体を増
やしていくため、ソフト支援実施機関の負担を軽減する観点から、計画書作成における
簡易申請ツールや、共通的なフォーマットなどの開発などが求められる。
また、ソフト支援実施機関からは、ソフト支援がより一層進むよう、公表されている
経済産業省管轄の団体以外の、自主行動計画参画企業の情報提供が求められるとの指摘
があった。
他方、中小企業等にとっては、審査の手間や費用負担も大きい状況であり、CO2 削減
量規模を勘案して、厳密性を一定担保しながらも、簡易に審査が行えるような制度設計
が望まれる。加えて、方法論によっては、モニタリング9費用の負担も大きくなる可能性
もあるため、モニタリングの簡略化が必要であるとともに、設備導入の助成制度だけで
なく、モニタリング機器への助成制度の整備も必要となる。
③ 運用改善等による省エネ活動での制度の活用
運用改善等による省エネ手法についても、スマートメーター10などを活用することで、
一定の効果やその認証が可能なものについては、新たな方法論として認めていくべきと
の指摘があった。
④ 共同実施者がいない段階での制度の活用
国内クレジット制度は、排出削減事業者(中小企業等)とともに、排出削減事業共同
実施者(大企業等)による共同(協働)事業というしくみに基づく制度であるが、排出
削減事業共同実施者が見つからずに、案件として結び付けられていない事業もある。新
たな中小企業の開拓だけでなく、進行途中の案件をどのように処理するかも課題である。
そのための方策の1つとして、買い手が決まっていない案件でも審査できるようなし
くみが求められる。国内クレジットの基本理念としての「大企業等から中小企業等の資
金・技術の支援による共同での事業の実施」に対して、実際はクレジット購入という形
態での大企業からの支援が現状であり、(先進国から途上国への資金・技術の支援という
9
排出削減量を算定するために行う計算に必要な値を計測し、記録すること。
10
双方向の通信機能を持つ次世代型電力計。
58
理念に基づく)国連 CDM でのユニラテラル CDM11と同様な取扱いも考えられるのではない
かという指摘がなされた。
共同実施者がいなくても制度が活用でき、発行されたクレジットは排出削減事業者の
口座に入り、いつでも大企業等に移転できるようにすれば、将来的には、大企業等と中
小企業等の共同事業として捉えることができるようになる。
11
先進国からの資金・技術移転を伴わず途上国が単独で実施する CDM 事業。
59
2.関西地域における今後の国内クレジット制度の振興方策
近畿経済産業局は、前述の課題を踏まえつつ、国レベルでの対応が求められる制度の
変更に係る項目以外を対象にし、以下の取組みを行っていく。
(1) 国内クレジット制度の認知度向上に向けた取組み
① マッチングイベントなどでの制度の PR 活動の推進
今年度のアンケート結果(中堅・中小企業等、自主行動計画参加企業)や機器メーカ
ーリスト、制度活用事例集などの成果をもとに、自治体や商工会議所等と連携し、案件
発掘のための説明会等を各地で開催する。加えて、参加者や内容等を工夫したセミナー、
関西を中心とした省エネ機器メーカーの参加による省エネ機器展示会やマッチングイベ
ント等を開催し、より一層、国内クレジット制度の活用促進や関西の省エネルギー産業
の活性化に繋がるよう、制度の PR やマッチングを推進する。
② 関係者間の情報共有と連携活動のためのネットワーク構築
今年度の「関西国内クレジット制度振興検討会」をベースに、市町村・商工会議所・
中小企業団体、ソフト支援実施機関、機器メーカー・ESCO 事業者・施工業者、自主行動
計画参加企業、オフセットプロバイダー等により、ネットワークを構築して情報の一元
化を図るとともに、案件創出に向けてワンストップでサービスを提供する体制について
検討する。
③ 「国内クレジット制度の活用マニュアル(仮称)」の作成・PR
中小企業等向けに、今年度作成した制度活用事例集を含み、関係機関(ソフト支援実
施機関、機器メーカー等)へのアプローチ方法、手続きの手順、対象事業、国・自治体
の関連補助金や制度等の紹介、各種メリットなどをマニュアルとしてとりまとめ、説明
会等での配布やホームページでの情報提供を行うことにより、中小企業等からの制度へ
のアクセスを容易にする・増やすことで、国内クレジットの売り手の開拓を進める。
自主行動計画参加企業向けには、国内クレジット制度の共同実施者やその他カーボン
オフセットクレジットの取組み事例(目的、経緯、効果等)に加え、国内クレジットの
活用方法・手順(自主行動計画や省エネ法での償却、オフセット、転売等)、他クレジッ
ト(CER12、J-VER13等)との違いや特性などをマニュアルとしてとりまとめ、自主行動計
12
京都議定書で規定された、途上国への地球温暖化対策のための技術援助であるクリーン開発メカニズム(CDM)
によって削減可能となった温室効果ガス排出量の一定量を援助国(=事業の投資国)の排出削減量とみなして、
認証される排出枠(クレジット)
。
13
環境省による「カーボン・オフセットに用いられる VER(Verified Emission Reduction)の認証基準に関する検
討会」の議論におけるオフセット・クレジット(J-VER)制度に基づいて発行される、国内における自主的な温室効
果ガス排出削減・吸収プロジェクトから生じた排出削減・吸収量。
60
画参加企業等への働きかけやホームページでの情報提供を行うことにより、共同実施者
の裾野を広げ、国内クレジットの買い手の開拓を進める。
(2) 支援制度の活用促進
① ソフト支援事業の推進
今年度の成果、および上記(1)をもとに、関西の中小企業等を対象として、排出削減
診断支援(無料省エネ診断)
、排出削減事業計画等の無料作成支援(売り手・買い手両者
の発掘・確定)
、排出削減事業計画等の審査費用等支援からなるソフト支援事業を推進し、
案件化を進めていく。
② 自治体との連携事業による制度活用の促進
国内クレジット認証委員会での検討を踏まえながら(図表 IV-1)、民生部門(家庭や
学校など)における小規模案件のバンドリング支援方策などの検討を行い、案件化を進
めていく。
図表 IV-1 バンドリング改善後の排出削減事業のイメージ
(資料)第 10 回国内クレジット認証委員会資料
61
資 料 編
A 調査の検討体制
A 調査の検討体制
1.化学電池産業振興方策検討委員会
(1) 検討委員会の構成
本調査では、研究機関の研究者、化学電池関連の企業、経済団体、産業支援機関等の
参画を得て、京都大学 産官学連携センター 小久見特任教授を委員長とする「化学電池
産業振興方策検討委員会」を設置し、①関西地域に化学電池産業の競争力を維持、強化
するための方策、②同産業をリードする大企業とこれを支える中堅・中小企業との連携
方策の検討を行った。
委員会の委員及びオブザーバーは以下に示すとおりである。
●化学電池産業振興方策検討委員会 委員・オブザーバー
【委員】
市原達朗
財団法人京都高度技術研究所 京都知的クラスター本部
京都環境ナノクラスター 事業総括
◎ 小久見善八 京都大学 産官学連携センター 特任教授
嘉数隆敬
大阪ガス株式会社 燃料電池システム部長
栗林良造
パナソニック株式会社 ホームアプライアンス社
燃料電池プロジェクト 総括担当 参事
建元 章
岩谷産業株式会社 上級理事 水素エネルギー部長
○ 谷本一美
独立行政法人産業技術総合研究所 関西センター
ユビキタスエネルギー研究部門 副部門長
堤 香津雄
川崎重工業株式会社 技術開発本部 プロジェクト部
ギガセルプロジェクト室 理事
中川正隆
大阪商工会議所 経済産業部長
林 成和
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
燃料電池・水素技術開発部 蓄電技術開発室 革新蓄電池開発センター 主幹
藤谷 伸
三洋電機株式会社 モバイルエナジーカンパニー
エナジー研究所 所長
八木嘉博
財団法人大阪科学技術センター 技術・情報振興部長
(◎は委員長、○は副委員長)
【オブザーバー】
堀 琢磨
資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
新エネルギー対策課 燃料電池推進室 課長補佐
(2) 検討委員会の開催状況
「化学電池産業振興方策検討委員会」では、以下に示すように3回の会議を開催し、議
論を行った。
●化学電池産業振興方策検討委員会の開催状況
第1回
日時:平成 21 年 10 月 27 日(火)10:00∼12:00
会場:NEDO 関西支部内会議室
議題:化学電池産業振興方策検討委員会の設置と検討事項
化学電池産業の現状
関西エネファームサロンの取り組み
第2回
日時:平成 21 年 12 月 16 日(水)10:00∼12:00
会場:NEDO 関西支部内会議室
議題:化学電池産業の競争力強化と企業間連携の促進等(委員2社からのご発表)
化学電池産業の競争力強化に向けた課題・方策等
中堅・中小企業が参入できる技術分野・ビジネス分野の検討
大企業と中堅・中小企業の連携方策検討の参考となるマッチング事業の工
夫
第3回
日時:平成 22 年2月 16 日(火)15:00∼17:00
会場:トレードピア淀屋橋 10 階会議室
議題:化学電池産業の競争力強化に向けた方策
化学電池産業における中堅・中小企業が参入できる技術分野
化学電池産業における大企業と中堅・中小企業の連携方策
2.関西国内クレジット制度振興検討会
(1) 検討会の構成
本調査では、国内クレジット制度に関わる専門家からなる「関西国内クレジット制度
振興検討会」を設置し、国内クレジット制度の活用促進に向けた方策等についての意見
交換を行った。
検討会の参加者は以下に示すとおりである。
●関西国内クレジット制度振興検討会 参加者
【参加機関】
企業・団体名
部
署
(敬称略
・
役
五十音順(機関名))
職
氏
名
株式会社あらたサステナビ
リティ認証機構
主任審査員
石川
剛士
社団法人大阪ESCO協会
事務局長
芳村
恵司
大阪ガス株式会社
環境エネルギー政策担当部長
白木
一成
大阪商工会議所
経済産業部 産業・技術振興担当
上田
真也
社団法人関西経済連合会
経済調査部
橋本
英人
関西電力株式会社
環境室 地球環境グループ リーダー
株式会社洸陽電機(株式会
社日本環境取引機構 関西
環境取引所)
代表取締役社長
山本
吉大
株式会社滋賀銀行
営業統轄部 法人推進グループ 調査役
吉田
浩平
ダイキン工業株式会社
空調営業本部カスタマーサポートセンター 環境サポー
トグループ 課長
松場
英樹
テス・エンジニアリング株
式会社
西日本営業本部 大阪営業チーム 係長
村井
洋介
日本テピア株式会社
取締役副社長
富川
健太
株式会社ファーストエスコ
(株式会社日本環境取引機
構 関西環境取引所)
関西事業所 カーボンマネージメントグループ 部長代理
関西事業所 カーボンマネージメントグループ 主任
株式会社りそな銀行
大阪営業第6部 部長
法人ソリューション営業部 担当マネージャー
横川 晋太郎
川見 俊之
森田 美奈子
吉村
井上
哲郎
大輔
(2) 検討会の開催状況
「関西国内クレジット制度振興検討会」では、以下に示すように2回の会議を開催し、
議論を行った。
●関西国内クレジット制度振興検討会の開催状況
第1回
日時:平成 21 年 12 月 3 日(木)13:30∼15:30
会場:近畿経済産業局(大阪合同庁舎)2階 第一会議室
議題:関西国内クレジット制度振興検討会の趣旨・内容
国内クレジット制度の現状
制度の課題、中小企業等へのアプローチについての意見交換
第2回
日時:平成 22 年 2 月 19 日(金)15:30∼17:30
会場:トレードピア淀屋橋 10 階会議室
議題:関西における国内クレジット制度活用事例集、アンケート調査結果
「省エネフェア 2010」の開催について
ソフト支援実施機関からの報告について
自治体における国内クレジット制度活用事例について
国内クレジット制度の活用促進に向けた方策についての意見交換
B 化学電池産業の現状
B 化学電池産業の現状
1.化学電池産業の市場規模等
(1) 燃料電池
① 市場規模の見通し
2008 年の燃料電池の世界での生産額は 576 億円(約 2.2 万台)で、このうち PEFC が
約7割を占めた。富士経済の市場予測によれば、PEFC の 2017 年の生産量はポータブル
用を中心に約 900 万台まで拡大し、市場規模は、2008 年の約7倍となる 4 千億円超にま
で成長する見通しとされている。
一方、国内については、2008 年度の生産額は 52.8 億円となっている。現状、家庭用
機器が主流であるが、今後、大型事業用機器の普及が進むことが見込まれている。富士
経済の市場予測によれば、 PEFC の生産額が拡大し、2017 年度の国内の燃料電池の生産
規模は2千億円となる(2008 年度比で約 40 倍)見込みとされている。
図表B-1 主な燃料電池の種類
原
料
固体高分子形
りん酸形
溶融炭酸塩形
固体酸化物形
(PEFC)
(PAFC)
(MCFC)
(SOFC)
都市ガス、LPG等
都市ガス、LPG等
都市ガス、LPG、石炭 等
都市ガス、LPG等
動作気体
水素
水素
水素、一酸化炭素
電解質
陽イオン交換膜
りん酸
作動温度
常温∼約90℃
約200℃
水素、一酸化炭素
炭酸リチウム
炭酸カリウム
約650℃
発電出力
発電効率
[LHV]
∼50kW
(35∼40%)
∼1000kW
(35∼42%))
1∼10万kW
(45∼60%)
1∼10万kW
(45∼65%)
開発状況
実用化
実用化
研究段階
研究段階
用途と段階
家庭用、小型業務用、
自動車用、携帯用
導入普及段階
業務用、工業用
導入普及段階
工業用、分散電源用
実証段階
(1MWプラント開発
工業用、分散電源用
試験研究段階
(数kWモジュール開発)
安定化ジルコニア
約1000℃
(注) SOFC については固体電解質形ともいうが、本資料では固体酸化物形で統一している。
(資料) 日本ガス協会資料(http:www.gas.or.jp/default.html)
図表B-2 燃料電池種類別生産額の見通し(世界市場)
(億円)
4,500
DMFC
(メタノール直接形)
4,000
MCFC
(溶融炭酸塩形)
3,500
PAFC
(リン酸形)
3,000
SOFC
(固体酸化物形)
2,500
2,000
PEFC
(固体高分子形)
1,500
1,000
500
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
(資料)富士経済「2009
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017
(予測)
年度
電力・エネルギーシステム新市場」
図表B-3 燃料電池種類別生産額の見通し(国内市場)
(億円)
2,500
DMFC
MCFC
PAFC
2,000
SOFC
1,500
1,000
PEFC
500
0
2007
(実績)
2008
(実績)
2009
(見込)
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017
(予測)
年度
(注)国内メーカーによる国内他企業向け出荷額に基づく市場規模。海外出荷分等は含まない。
(資料)富士経済「2009 電力・エネルギーシステム新市場」
② 主要企業のシェア等
燃料電池の種類別に国内の企業別シェアをみたものが、以下の図表である。
PEFC(エネファーム)では、上位2社で、全体の 2/3 を占めている。SOFC につい
ては、関西圏を本社とする企業が全体の 2/3 を占め、他社を圧倒している。PAFC は、
現在1社のみが生産している。DMFC は、シェアトップ企業が全体の 4/5 を占めている。
また、日米欧における燃料電池関連の特許出願件数(電機分野:1998∼2004 年)をみ
ると、パナソニックが PEFC を中心に他社を大きく引き離し、1千件近くの出願を行っ
ている。
図表B-4 燃料電池の種類別・メーカー別国内シェア
【 PEFC 】
D社
14.7%
【 SOFC 】
その他
2.5%
G社
7.5%
A社
42.3%
C社
16.2%
F社
27.5%
E社
65.0%
B社
24.3%
【 PAFC 】
【 DMFC 】
その他
20.0%
H社
100.0%
(注) 太字・枠線付きの会社は、関西地域に本社を置く企業
(資料)富士経済「2009 電力・エネルギーシステム新市場」
I社
80.0%
図表B-5 技術区分別の日米欧への出願件数(電機分野:1998∼2004 年)
(件)
1,000
SOFC
MCFC
PAFC
DMFC
PEFC
800
600
400
200
0
パナソニック
三洋電機
ソニー
東芝
日立製作所
三菱電機
三星SDI(韓)
(資料) 特許庁「平成 18 年度特許出願技術動向調査」
(2) 蓄電池
① 市場規模の見通し
2008 年の電力貯蔵システムの世界での生産額は約 2.4 兆円であるが、2015 年頃から大
幅な市場拡大が予想され、富士経済の予測によれば、2015 年には 3.5 兆円を超える見込
みである。中でも、リチウムイオン電池の生産額は 2008 年で約9千億円であるが、携帯
電話やノート PC の分野の需要に加えて、自動車用の普及が見込まれるため、2017 年に
は、2008 年の約2倍程度まで拡大するものと見込まれている。
国内についても、2015 年以降には、電気自動車やハイブリッド自動車等の普及に伴う
リチウムイオン電池の大幅な需要拡大が見込まれ、富士経済の予測によれば、現在、約
350 億円の生産額が 2017 年には 1 千億円以上に拡大する見通しである。
図表B-6 蓄電池の種類や主な用途
種別
鉛電池
ニッケル
水素蓄電池
特徴
主な用途
材料が安定供給されており、安 自動車向け(特にエンジン始動用)
価に生産する技術が確立。
鉛蓄電池よりもエネルギー密度 AV機器、電動工具、ハイブリッド自動
が高い。
車
(大型化や回生エネルギー回収用の開
発も進む)
種別
リチウムイオン
電池
電気二重層
キャパシタ
特徴
主な用途
実用化済みの蓄電池の中では、 パソコン、携帯電話、AV機器、電動工具
(電気自動車、ハイブリッド自動車、鉄
最もエネルギー密度が高い。
道車両、重機向けの開発が進む)
大電流の出し入れが可能で、繰 メモリーのバックアップ、瞬時電圧低下
り返しの利用に対する耐久性が 補償装置、自然エネルギー等の出力
高い。
平準化、ハイブリッド自動車のブレーキ
非常用電源
(資料) 各種資料から三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成
図表B-7 電力貯蔵システム種類別生産額の見通し(世界市場)
(億円)
電気二重層
キャパシタ
40,000
35,000
30,000
リチウム
イオン
電池
25,000
20,000
ニッケル
ニッケル
水素蓄電池
水素電池
15,000
10,000
鉛電池
5,000
NAS
電池
0
2007
(実績)
2008
(実績)
(資料)富士経済「2009
2009
(見込)
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予測)
2017
(年度)
(予測)
電力・エネルギーシステム新市場」
図表B-8 電力貯蔵システム種類別生産額の見通し(国内市場)
(億円)
5,000
ハイブリッド
キャパシタ
4,500
電気二重層
キャパシタ
4,000
リチウム
イオン電池
3,500
3,000
2,500
ニッケル
ニッケル
水素蓄電池
水素電池
2,000
1,500
鉛電池
1,000
500
NAS電池
0
2007
(実績)
2008
(実 績)
2009
(見込)
2010
(予測)
2011
(予測)
2013
(予測)
2015
(予 測)
2017
(予測)
年度
(注)国内メーカーによる国内他企業向け出荷額に基づく市場規模。海外出荷分等は含まない。
(資料)富士経済「2009 電力・エネルギーシステム新市場」
② 主要企業のシェア等
蓄電池の種類別に国別のシェアをみると、鉛電池の日本のシェアは 2.7%に過ぎない
が、ニッケル水素蓄電池では世界の 2/3 を日本が生産し、リチウムイオン電池、電気二
重層キャパシタでは日本のシェアが 50%を超えている。
国内の企業別シェアをみると、鉛電池では関西に本社を置く企業が 50%超のシェアで
トップとなっている。ニッケル水素蓄電池ではトップの企業が 60%弱のシェアを占めて
いる。2位、3位、4位は関西本社の企業で、上位4社で9割以上のシェアを占めている。
リチウムイオン電池では、関西に本社を置く企業が 40%超のシェアでトップであり、
関西系上位3社で6割超のシェアを占めている。電気二重層キャパシタでは、関西に本
社を置く企業がシェアトップで、上位4社で約 60%弱のシェアとなっている。
なお、リチウムイオン電池の世界市場における主要企業の生産額シェアの推移をみる
と、関西に本社を置く企業がトップを維持しているが、韓国、中国メーカーの急速な追
い上げが顕著である。
図表B-9 蓄電池の種類別国内シェア(2008 年度)
【 鉛電池 】
【ニッケル水素蓄電池】
他欧州
1.1%
日本
2.7%
その他エリア
2.7%
他アジア
2.3%
他米州
7.3%
中国
16.2%
台湾
2.7%
USA
16.1%
インド
2.7%
ドイツ
13.9%
台湾
1.1%
中国
13.8%
欧州
21.1%
USA
1.1%
日本
66.6%
他アジア
28.5%
【リチウムイオン電池】
USA 他米州
2.6%
2.4%
【電気二重層キャパシタ】
ドイツ
1.9%
欧州
1.3%
他欧州
11.3%
USA
2.4%
他アジア
5.8%
他アジア
16.4%
日本
52.9%
中国
24.5%
(資料)富士経済「2009
台湾
6.7%
中国
12.8%
電力・エネルギーシステム新市場」
日本
59.2%
図表B-10 蓄電池の種類別・メーカー別国内シェア
【 鉛電池 】
【ニッケル水素蓄電池】
その他
2.9%
F社
8.9%
D社
12.2%
G社
10.4%
C社
12.2%
A社
55.6%
B社
20.0%
【リチウムイオン電池】
E社
58.2%
F社
19.6%
【電気二重層キャパシタ】
その他
8.6%
L社
6.9%
I社
40.9%
K社
18.0%
その他
37.3%
M社
20.5%
N社
15.7%
J社
25.7%
P社
12.7%
(注) 太字・枠線付きの会社は、関西地域に本社を置く企業
(資料)富士経済「2009 電力・エネルギーシステム新市場」
O社
13.9%
図表B-11 リチウムイオン電池メーカー別シェア推移
2000年
国
メーカー
2005年
三洋電機
33.0%
三洋GSソフトエナジー
1
日
2
日 ソニー
3
4
5
国
シェア
メーカー
2008年
三洋電機
28.0%
三洋GSソフトエナジー
1
日
21.0%
2
日 ソニー
日 松下電池工業
19.0%
3
日 東芝
11.0%
4
日 NECトーキン
6.4%
5
6
日 日立マクセル
3.4%
7
中 BYD
2.9%
8
韓 LG化学
9
韓 サムスンSDI
国
シェア
メーカー
シェア
三洋電機
23.0%
三洋GSソフトエナジー
1
日
13.0%
2
韓 サムスンSDI
15.0%
韓 サムスンSDI
11.0%
3
日 ソニー
14.0%
日 松下電池工業
10.0%
4
中 BYD
8.3%
中 BYD
7.5%
5
韓 LG化学
7.4%
6
韓 LG化学
6.5%
6
中 BAK
6.6%
7
中 天津力神
4.5%
7
日 Panasonic
6.0%
1.3%
8
日 NECトーキン
3.6%
8
日 日立マクセル
5.3%
0.4%
9
日 日立マクセル
3.3%
9
香 ATL
3.8%
(注) IT総研資料からNEDO作成
(資料) NEDO「次世代自動車用高性能蓄電システム技術 開発事業(Li-EAD プロジェクト)の概要」 2009 年
C 化学電池分野への参入状況アンケート
C 化学電池分野への参入状況アンケート
1.アンケートの実施概要
(1) 調査対象
《化学電池分野への参入が確認された企業》
化学電池分野の企業動向に関する各種文献や展示会への出展企業の情報等を参考に、
関西地域に本社を置く中堅・中小企業の中から、燃料電池、蓄電池の製造、開発等に参
入している企業として、約 160 社を抽出した。
《化学電池分野への参入の可能性のある企業》
企業情報データベースに収録された関西地域に本社を置く製造業の中堅・中小企業の
中から、
上記の化学電池分野への参入が確認された企業の業種と同じ業種の企業を約 840
社抽出した。
なお、企業規模からみて、中堅・中小企業であっても、会社名から大企業の子会社で
あることが確認される企業については、可能な範囲で調査対象から除外した。
(2) 調査方法
上記で抽出した調査対象企業に、メール便にて調査票を配布し、郵送により回収した。
(3) 調査期間
平成 22 年2月
(4) 調査内容
調査における質問内容は以下のとおり。
1)会社概要(会社名、住所、従業員数、資本金、業種、主な製品等)
2)新エネルギー関連分野への参入状況(燃料電池、蓄電池、太陽光発電、その他)
3)燃料電池分野への参入状況(製造・開発中の部品、関連する自社技術等)
4)蓄電池分野への参入状況(製造・開発中の部品、関連する自社技術等)
5)燃料電池・蓄電池分野への参入のきっかけ
6)燃料電池・蓄電池分野の事業における課題
7)燃料電池・蓄電池分野における行政への要望等
(5) 回収状況
発送・回収の状況は以下のとおり。
発送数:1,000
有効回収数:236(有効回収率:23.6%)
2.回答企業の属性
アンケート回答企業の半数が大阪府に立地し、兵庫県が約2割、京都府が約1割とこ
れに続く。従業員規模では、50∼99 人の企業が3割強、100∼199 人が約3割で、これら
を合わせると全体の6割を占める。資本金については、5千万∼1億円が3割弱と最も
多く、1∼3千万円と3∼5千万円がそれぞれ約2割となっている。
業種で最も多いのは、一般機械・精密機械の2割弱で、その他に、金属製品、化学工
業、電気機械がそれぞれ1割を越えている。
図表C-12 アンケート回答企業の属性
【 所 在 地 】
その他
和歌山県 1.3%
3.8%
奈良県
1.7%
無回答
1.7%
【 従業員数 】
300人
以上
11.0%
福井県
3.0%
無回答
0.8%
1∼19人
5.5%
20∼49人
8.5%
200∼299
人
9.7%
滋賀県
8.5%
京都府
10.6%
兵庫県
19.5%
100∼199
人
31.4%
大阪府
50.0%
回答企業数=236
回答企業数=236
【 資 本 金 】
無回答
1.7%
3億円
以上
17.4%
1∼3
億円
10.6%
5千万∼
1億円
28.0%
50∼99
人
33.1%
1千万円
未満
1.3%
1∼3千
万円
20.8%
3∼5千
万円
20.3%
回答企業数=236
【 業
種 】
20%
回答企業数=236
16.1
15%
16.9
14.0
14.0
10%
8.5
7.2
6.4
5.5
5%
2.1
0.4 0.8 0.4
1.3
0.8
0.8
0.4
3.化学電池分野への参入の契機・課題・行政への要望
(1) 化学電池分野への参入企業の参入のきっかけ
燃料電池、蓄電池について「製造・開発中」または「取組検討中」と回答した企業(39
社)に、参入のきっかけを尋ねたところ、約6割の企業が「既存の取引先企業からの働
きかけ」で参入したとしている。その他では、
「これまで取引のなかった企業からの働き
かけ」「展示会やセミナー等への参加」が契機となったとする企業も2割強ある。
図表C-13 化学電池分野への参入企業の参入のきっかっけ
0
5
10
25
9
これまで取引のなかった企業からの働きかけ
6
大学等の研究機関との共同研究
2
9
展示会やセミナー等への参加
支援機関等が実施する研究会等への参加
20
24
既存の取引先企業からの働きかけ
国等の研究開発プロジェクト等への参加
15
4
その他
5
無回答
5
回答企業数=39
30
(社)
無回答
そ の他
情報通信業
そ の他 の製 造 業
輸送用機器
情報通信機械
電気機械
電 子 部 品 ・デ バ イ ス
一 般 機 械 ・精 密 機 械
金属製品
非鉄金属
鉄鋼業
窯 業 ・土 石 製 品
な め し革 ・毛 皮
ゴ ム製 品
プ ラ ス チ ック 製 品
石 油 ・石 炭 製 品
化学工業
印 刷 ・同 関 連 業
パ ルプ ・紙 ・木 製 品
繊維製品
食 料 ・飲 料 等
0%
0.4
2.5
1.3
(2) 化学電池分野の事業における課題
燃料電池、蓄電池分野に参入している(検討中を含む)企業に、事業における課題を
尋ねたところ、半数を越える企業が「技術開発」が課題と回答している。また、5割前
後の企業が、「生産コストの削減」「販路の確保・拡大」が課題としており、参入したも
のの常にコスト削減に向けた技術開発が求められる一方で、販路の確保・拡大も容易で
はない厳しい状況にあることがうかがわれる。
図表C-14 化学電池分野の事業における課題
0
5
10
15
20
25
30
(社)
19
販路の確保・拡大
20
生産コストの削減
6
原材料の価格上昇への対応
22
技術開発
9
大量生産への対応
4
他社との連携
6
研究機関との連携
1
その他
回答企業数=39
2
無回答
(3) 化学電池分野における行政への要望等
全ての回答企業を対象に尋ねた、燃料電池、蓄電池分野における行政への期待につい
ては、「設備投資への支援」と「技術開発の支援」を望む企業が約4割と最も多い。また、
「取引先開拓を支援するマッチング」や「製品の普及の支援」を期待する回答も2割強ある。
図表C-15 化学電池分野における行政への要望等
0%
10%
20%
40%
22.0
取引先開拓を支援するマッチング
自社の情報発信の支援
30%
5.1
39.0
技術開発の支援
17.4
産学官連携の支援
33.1
各種情報の提供
設備投資への支援
39.8
人材育成(技術者)
14.4
22.9
製品の普及の支援
その他
無回答
4.7
13.1
回答企業数=236
50%
4.化学電池産業に参入実績・可能性のある中堅・中小企業
アンケートの結果より、燃料電池、蓄電池の部品等を既に「製造・開発」している企
業、現在「取組検討中」の企業、具体的な検討はこれからだが「関心はある」とした企
業の概要は以下のとおりである。
図表C-16 燃料電池の部品等を既に「製造・開発」している企業
No.
所在府県
FC1-01 滋賀県
FC1-02 京都府
FC1-03 京都府
FC1-04 京都府
FC1-05 京都府
FC1-06 京都府
FC1-07 大阪府
FC1-08 大阪府
FC1-09 大阪府
FC1-10 大阪府
FC1-11 大阪府
FC1-12 大阪府
FC1-13 大阪府
FC1-14 大阪府
FC1-15 大阪府
FC1-16 大阪府
FC1-17 大阪府
FC1-18 大阪府
FC1-19 大阪府
FC1-20 兵庫県
FC1-21 兵庫県
FC1-22 兵庫県
FC1-23 兵庫県
FC1-24 奈良県
従業員数
1∼19人
100∼199人
50∼99人
20∼49人
20∼49人
−
100∼199人
1∼19人
20∼49人
−
100∼199人
1∼19人
1∼19人
200∼299人
100∼199人
−
−
100∼199人
100∼199人
−
200∼299人
50∼99人
50∼99人
1∼19人
資本金
1∼3千万円
3億円以上
3∼5千万円
3∼5千万円
1∼3億円
3億円以上
5千万∼1億円
1千万円未満
1∼3千万円
−
5千万∼1億円
1∼3千万円
3∼5千万円
3億円以上
3∼5千万円
3億円以上
3億円以上
5千万∼1億円
5千万∼1億円
1∼3億円
3億円以上
3億円以上
3∼5千万円
1∼3千万円
業種
一般機械・精密機械
その他
金属製品
電気機械
電子部品・デバイス
非鉄金属
その他
その他
その他の製造業
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
金属製品
金属製品
鉄鋼業
電気機械
電気機械
電子部品・デバイス
金属製品
金属製品
電子部品・デバイス
非鉄金属
一般機械・精密機械
主な製造品
液面レベル計
受託研究・コンサルティング
プレス加工品
自動ガスクロマトグラフ・触媒評価試験装置
小型燃料電池
金属粉末金属箔製造販売
アナログ及びディジタル表示器・測定器・環境測定器
コンサルティング業務
工業用ブラシ
粉砕・分散等の装置・設備。
チューブポンプ製造販売
分級機・粉砕機・乾燥機・混合機・混練機・輸送機
電磁気用金属製品
オートバイに使用するプレス部品
ステンレス鋼線・金属繊維フィルター・半導体用ガスフィルター
環境試験装置
高温電気炉
ガスセンサ
ガス給湯器の熱交換器
溶接工事施工・特種溶接材料製造販売
家庭用警報器ガスセンサー
理科学機器
(注) 燃料電池と蓄電池の両方に参入している(予定を含む)企業がある。
(以下同様)
図表C-17 燃料電池の部品等の製造・開発の「取組検討中」の企業
No.
所在府県
FC2-01 福井県
FC2-02 京都府
FC2-03 大阪府
FC2-04 大阪府
FC2-05 大阪府
FC2-06 大阪府
FC2-07 大阪府
FC2-08 大阪府
FC2-09 大阪府
FC2-10 兵庫県
FC2-11 奈良県
従業員数
200∼299人
1∼19人
1∼19人
1∼19人
20∼49人
100∼199人
100∼199人
50∼99人
50∼99人
−
200∼299人
資本金
3億円以上
1千万円未満
1∼3千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
5千万∼1億円
1∼3千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
3億円以上
1∼3億円
業種
金属製品
電気機械
その他
その他
一般機械・精密機械
化学工業
金属製品
窯業・土石製品
窯業・土石製品
金属製品
その他の製造業
主な製造品
表面処理(めっき・塗装)加工
プラズマ処理装置
イオン注入加工・受託分析・受託成膜・レンタルラボ
蓄電池開発設備・R&D用研究設備材料
燃料電池評価装置
感光性化学薬品
鋳造用黒鉛精製品
特殊炭素製品
蒸留・蒸発装置他・熱交換器(化学プラント用)
図表C-18 燃料電池の部品等の製造・開発に「関心がある」とした企業
No.
所在府県
FC3-01 福井県
FC3-02 福井県
FC3-03 福井県
FC3-04 滋賀県
FC3-05 滋賀県
FC3-06 滋賀県
FC3-07 滋賀県
FC3-08 滋賀県
FC3-09 滋賀県
FC3-10 京都府
FC3-11 京都府
FC3-12 京都府
FC3-13 京都府
FC3-14 京都府
FC3-15 大阪府
従業員数
200∼299人
−
100∼199人
50∼99人
200∼299人
100∼199人
200∼299人
20∼49人
200∼299人
100∼199人
200∼299人
20∼49人
100∼199人
50∼99人
1∼19人
資本金
3億円以上
3億円以上
5千万∼1億円
3∼5千万円
5千万∼1億円
1∼3千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
3億円以上
5千万∼1億円
3∼5千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
業種
その他
電気機械
電気機械
その他
金属製品
金属製品
電子部品・デバイス
電子部品・デバイス
窯業・土石製品
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
金属製品
電気機械
電子部品・デバイス
ゴム製品
主な製造品
駐車場機器
スイッチング電源
農機具部品・エンジン部品・家電・OA部品・自動車部品・太陽光発電部品
炊飯ジャー部品・鋼製家具等
制御(マイコン)とカスタムスイッチング電源一体型プリント基板開発製造
黒鉛粉末・導伝性塗料
精密機器
流量計
誘導発熱ジャケットロール
プリント基板
ポリウレタンコーティング加工
No.
所在府県
FC3-16 大阪府
FC3-17 大阪府
FC3-18 大阪府
FC3-19 大阪府
FC3-20 大阪府
FC3-21 大阪府
FC3-22 大阪府
FC3-23 大阪府
FC3-24 大阪府
FC3-25 大阪府
FC3-26 大阪府
FC3-27 大阪府
FC3-28 大阪府
FC3-29 大阪府
FC3-30 大阪府
FC3-31 大阪府
FC3-32 大阪府
FC3-33 大阪府
FC3-34 大阪府
FC3-35 大阪府
FC3-36 大阪府
FC3-37 大阪府
FC3-38 大阪府
FC3-39 大阪府
FC3-40 大阪府
FC3-41 大阪府
FC3-42 大阪府
FC3-43 大阪府
FC3-44 大阪府
FC3-45 大阪府
FC3-46 大阪府
FC3-47 大阪府
FC3-48 大阪府
FC3-49 大阪府
FC3-50 大阪府
従業員数
100∼199人
50∼99人
100∼199人
20∼49人
100∼199人
100∼199人
100∼199人
100∼199人
50∼99人
50∼99人
50∼99人
1∼19人
200∼299人
−
100∼199人
100∼199人
100∼199人
50∼99人
100∼199人
100∼199人
100∼199人
50∼99人
100∼199人
100∼199人
50∼99人
20∼49人
50∼99人
50∼99人
200∼299人
50∼99人
50∼99人
100∼199人
−
−
−
資本金
5千万∼1億円
1千万円未満
5千万∼1億円
1∼3千万円
3億円以上
5千万∼1億円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
1∼3千万円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
1∼3千万円
1∼3億円
3億円以上
3億円以上
3∼5千万円
1∼3億円
1∼3億円
3億円以上
1∼3千万円
1∼3億円
1∼3千万円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
1∼3千万円
3∼5千万円
5千万∼1億円
1∼3億円
3∼5千万円
−
3億円以上
5千万∼1億円
3億円以上
5千万∼1億円
業種
その他
その他
その他
その他
その他の製造業
その他の製造業
パルプ・紙・木製品
プラスチック製品
プラスチック製品
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
金属製品
金属製品
金属製品
金属製品
金属製品
金属製品
鉄鋼業
電気機械
電気機械
電気機械
電気機械
電子部品・デバイス
非鉄金属
非鉄金属
主な製造品
アンカー、アンカーチェーン、保船金物の販売
マシニングセンター
各種メータ、絶縁耐電圧試験器、抵抗計
化学工業薬品・合成樹脂
活性炭・工業保存剤
人工芝製品
紙管
コネクタ部品・リレー部品
汚泥曝気装置・減連機
電子部品製造装置・試作・治具・精密部品加工
電子材料用機能性製品
医薬品中間物など
珪酸ソーダ
クエン酸・錫・酒石酸
キレート剤・防錆剤・キレート繊維
無機化学薬品
界面活性剤・難燃剤
半導体洗浄薬品・リチウム一次二次電池用電解質
ゴム金型・太陽電池製造機器関連部品
自動車部品(EGR部品)
油圧機器・精密機器・産業機器・自動車部品等
機械加工部品
引抜鋼管
配電盤・照明器具関連製品
変圧器・リアクトル・コンペン
セキュリティー機器(防犯機器)
振動試験機・環境試験器
コネクタ部品・ミニブレーカー
ワイヤーハーネス
No.
FC3-51
FC3-52
FC3-53
FC3-54
FC3-55
FC3-56
FC3-57
FC3-58
FC3-59
FC3-60
FC3-61
FC3-62
FC3-63
FC3-64
FC3-65
FC3-66
FC3-67
FC3-68
FC3-69
FC3-70
FC3-71
所在府県
大阪府
大阪府
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
奈良県
和歌山県
和歌山県
和歌山県
和歌山県
従業員数
100∼199人
200∼299人
100∼199人
200∼299人
100∼199人
50∼99人
200∼299人
−
50∼99人
50∼99人
50∼99人
100∼199人
50∼99人
100∼199人
200∼299人
50∼99人
100∼199人
20∼49人
50∼99人
20∼49人
200∼299人
資本金
1∼3億円
1∼3億円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
3∼5千万円
3∼5千万円
3億円以上
5千万∼1億円
1∼3千万円
5千万∼1億円
3∼5千万円
5千万∼1億円
3∼5千万円
1∼3億円
3億円以上
1∼3千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
1∼3億円
業種
非鉄金属
輸送用機器
ゴム製品
その他の製造業
プラスチック製品
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
化学工業
金属製品
金属製品
電気機械
電気機械
非鉄金属
非鉄金属
輸送用機器
一般機械・精密機械
プラスチック製品
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
電子部品・デバイス
主な製造品
アルミ・アエン ダイカスト製品
自動車内外装部品・鉄道車両シートフレーム・各種熱移送部品
自動車関連・情報通信機器部品を主体としたシール機能製品
カーエアコン用ホース口金具
タンク
内装施工用機械・各種縫着機・液晶パネル検査装置・液晶パネル製造設備
有機顔料各種 微粒子分散液
伸縮継手・フッ素樹脂製品全般
精密機械部品制作並びに組立
カーナビゲーション・電動アシスト自動車コントローラー・バッテリーチェッカー
検電器・継電器・LED照明(二次電池使用)
非鉄金属鍛造品・高圧バルブ及び装置
希土類合金・水素吸蔵合金
航空エンジン部品・ガスタービン部品・油圧機器部品・エンジン部品
混合撹拌装置
空調機及び空調機用板金
精密研磨装置
イングクター
図表C-19 蓄電池の部品等を既に「製造・開発」している企業
No.
所在府県
SB1-01 福井県
SB1-02 滋賀県
SB1-03 京都府
SB1-04 京都府
SB1-05 京都府
SB1-06 京都府
SB1-07 京都府
SB1-08 大阪府
SB1-09 大阪府
SB1-10 大阪府
SB1-11 大阪府
SB1-12 大阪府
SB1-13 大阪府
SB1-14 大阪府
SB1-15 大阪府
SB1-16 大阪府
SB1-17 大阪府
SB1-18 大阪府
SB1-19 大阪府
SB1-20 大阪府
SB1-21 大阪府
SB1-22 大阪府
SB1-23 大阪府
SB1-24 兵庫県
SB1-25 兵庫県
SB1-26 奈良県
従業員数
100∼199人
200∼299人
100∼199人
50∼99人
100∼199人
1∼19人
−
100∼199人
20∼49人
50∼99人
1∼19人
100∼199人
20∼49人
200∼299人
100∼199人
50∼99人
200∼299人
100∼199人
100∼199人
−
−
−
50∼99人
1∼19人
50∼99人
1∼19人
資本金
5千万∼1億円
5千万∼1億円
3億円以上
3∼5千万円
3∼5千万円
1∼3億円
3億円以上
3億円以上
1∼3千万円
1∼3千万円
3∼5千万円
5千万∼1億円
1∼3千万円
3億円以上
1∼3億円
1∼3千万円
3億円以上
3億円以上
5千万∼1億円
3億円以上
−
5千万∼1億円
3∼5千万円
1∼3千万円
5千万∼1億円
1∼3千万円
業種
電気機械
窯業・土石製品
その他
金属製品
電気機械
電子部品・デバイス
非鉄金属
その他の製造業
その他の製造業
プラスチック製品
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
化学工業
化学工業
化学工業
金属製品
金属製品
電気機械
電気機械
電気機械
電子部品・デバイス
電子部品・デバイス
窯業・土石製品
その他
化学工業
一般機械・精密機械
主な製造品
スイッチング電源
黒鉛粉末・導伝性塗料
受託研究・コンサルティング
プレス加工品
誘導発熱ジャケットロール
リチウムイオン電池に関する試験・コンサルティング・開発
金属粉末金属箔製造販売
活性炭・工業保存剤
工業用ブラシ
コネクタ部品・リレー部品
分級機・粉砕機・乾燥機・混合機・混練機・輸送機
活性炭
半導体洗浄薬品・リチウム一次二次電池用電解質
電磁気用金属製品
振動試験機・環境試験器
高温電気炉
環境試験装置
コネクタ部品・ミニブレーカー
鋳造用黒鉛精製品
市場調査・マーケティング
電池用負極材・活性炭・高機能多孔質カーボン
理科学機器
図表C-20 蓄電池の部品等の製造・開発の「取組検討中」の企業
No.
所在府県
SB2-01 滋賀県
SB2-02 京都府
SB2-03 大阪府
SB2-04 大阪府
SB2-05 大阪府
SB2-06 大阪府
SB2-07 兵庫県
SB2-08 奈良県
従業員数
1∼19人
1∼19人
1∼19人
1∼19人
1∼19人
100∼199人
50∼99人
200∼299人
資本金
1∼3千万円
1千万円未満
1千万円未満
1∼3千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
3億円以上
1∼3億円
業種
一般機械・精密機械
電気機械
その他
その他
その他
金属製品
電子部品・デバイス
その他の製造業
主な製造品
液面レベル計
プラズマ処理装置
コンサルティング業務
イオン注入加工・受託分析・受託成膜・レンタルラボ
蓄電池開発設備・R&D用研究設備材料
家庭用警報器ガスセンサー
図表C-21 蓄電池の部品等の製造・開発に「関心がある」とした企業
No.
所在府県
SB3-01 福井県
SB3-02 滋賀県
SB3-03 滋賀県
SB3-04 滋賀県
SB3-05 滋賀県
SB3-06 京都府
SB3-07 京都府
SB3-08 京都府
SB3-09 京都府
SB3-10 京都府
SB3-11 大阪府
SB3-12 大阪府
SB3-13 大阪府
SB3-14 大阪府
SB3-15 大阪府
従業員数
−
200∼299人
100∼199人
200∼299人
20∼49人
100∼199人
200∼299人
20∼49人
20∼49人
50∼99人
1∼19人
100∼199人
50∼99人
100∼199人
100∼199人
資本金
3億円以上
5千万∼1億円
1∼3千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
5千万∼1億円
3億円以上
5千万∼1億円
3∼5千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
5千万∼1億円
1千万円未満
5千万∼1億円
5千万∼1億円
業種
電気機械
金属製品
金属製品
電子部品・デバイス
電子部品・デバイス
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
金属製品
電気機械
電子部品・デバイス
ゴム製品
その他
その他
その他
その他
主な製造品
農機具部品・エンジン部品・家電・OA部品・自動車部品・太陽光発電部品
炊飯ジャー部品・鋼製家具等
制御(マイコン)とカスタムスイッチング電源一体型プリント基板開発製造。
精密機器
流量計
自動ガスクロマトグラフ・触媒評価試験装置
プリント基板
ポリウレタンコーティング加工
アンカー、アンカーチェーン、保船金物の販売
マシニングセンター
アナログ及びディジタル表示器・測定器・環境測定器
各種メータ、絶縁耐電圧試験器、抵抗計
No.
所在府県
SB3-16 大阪府
SB3-17 大阪府
SB3-18 大阪府
SB3-19 大阪府
SB3-20 大阪府
SB3-21 大阪府
SB3-22 大阪府
SB3-23 大阪府
SB3-24 大阪府
SB3-25 大阪府
SB3-26 大阪府
SB3-27 大阪府
SB3-28 大阪府
SB3-29 大阪府
SB3-30 大阪府
SB3-31 大阪府
SB3-32 大阪府
SB3-33 大阪府
SB3-34 大阪府
SB3-35 大阪府
SB3-36 大阪府
SB3-37 大阪府
SB3-38 大阪府
SB3-39 大阪府
SB3-40 大阪府
SB3-41 大阪府
SB3-42 大阪府
SB3-43 大阪府
SB3-44 大阪府
SB3-45 大阪府
SB3-46 大阪府
SB3-47 大阪府
SB3-48 大阪府
SB3-49 兵庫県
SB3-50 兵庫県
従業員数
20∼49人
100∼199人
100∼199人
50∼99人
50∼99人
1∼19人
200∼299人
100∼199人
−
100∼199人
100∼199人
100∼199人
50∼99人
100∼199人
100∼199人
50∼99人
100∼199人
100∼199人
50∼99人
100∼199人
20∼49人
50∼99人
50∼99人
200∼299人
50∼99人
50∼99人
−
100∼199人
−
−
100∼199人
200∼299人
50∼99人
100∼199人
100∼199人
資本金
1∼3千万円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
1∼3千万円
1∼3億円
5千万∼1億円
3億円以上
3億円以上
3∼5千万円
1∼3億円
1∼3億円
3億円以上
1∼3千万円
1∼3千万円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
5千万∼1億円
3∼5千万円
1∼3千万円
3∼5千万円
5千万∼1億円
1∼3億円
3∼5千万円
−
5千万∼1億円
5千万∼1億円
3億円以上
5千万∼1億円
1∼3億円
1∼3億円
1∼3千万円
5千万∼1億円
3∼5千万円
業種
その他
その他の製造業
プラスチック製品
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
化学工業
金属製品
金属製品
金属製品
金属製品
金属製品
金属製品
金属製品
鉄鋼業
電気機械
電気機械
電気機械
電子部品・デバイス
電子部品・デバイス
非鉄金属
非鉄金属
非鉄金属
輸送用機器
窯業・土石製品
ゴム製品
プラスチック製品
主な製造品
化学工業薬品・合成樹脂
人工芝製品
汚泥曝気装置・減連機
電子部品製造装置・試作・治具・精密部品加工
電子材料用機能性製品
感光性化学薬品
医薬品中間物など
珪酸ソーダ
クエン酸・錫・酒石酸
キレート剤・防錆剤・キレート繊維
無機化学薬品
界面活性剤・難燃剤
ゴム金型・太陽電池製造機器関連部品
自動車部品(EGR部品)
油圧機器・精密機器・産業機器・自動車部品等
オートバイに使用するプレス部品
機械加工部品
引抜鋼管
配電盤・照明器具関連製品
変圧器・リアクトル・コンペン
セキュリティー機器(防犯機器)
アルミ電解コンデンサ・電源
ガスセンサ
ワイヤーハーネス
アルミ・アエン ダイカスト製品
自動車内外装部品・鉄道車両シートフレーム・各種熱移送部品
特殊炭素製品(等方性黒鉛製品・c/cコンポジット製品)
自動車関連・情報通信機器部品を主体としたシール機能製品
タンク
No.
SB3-51
SB3-52
SB3-53
SB3-54
SB3-55
SB3-56
SB3-57
SB3-58
SB3-59
SB3-60
SB3-61
SB3-62
SB3-63
SB3-64
SB3-65
SB3-66
SB3-67
SB3-68
SB3-69
SB3-70
所在府県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
兵庫県
福井県
奈良県
奈良県
和歌山県
和歌山県
和歌山県
和歌山県
和歌山県
従業員数
50∼99人
50∼99人
200∼299人
−
50∼99人
50∼99人
−
100∼199人
50∼99人
100∼199人
50∼99人
200∼299人
200∼299人
100∼199人
100∼199人
20∼49人
50∼99人
20∼49人
50∼99人
200∼299人
資本金
3∼5千万円
1∼3千万円
3億円以上
5千万∼1億円
1∼3千万円
5千万∼1億円
3億円以上
5千万∼1億円
3∼5千万円
1∼3億円
3∼5千万円
3億円以上
3億円以上
3∼5千万円
5千万∼1億円
1∼3千万円
3∼5千万円
1∼3千万円
1∼3千万円
1∼3億円
業種
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
化学工業
金属製品
金属製品
電気機械
電気機械
非鉄金属
非鉄金属
非鉄金属
その他
一般機械・精密機械
−
プラスチック製品
一般機械・精密機械
一般機械・精密機械
電気機械
電子部品・デバイス
主な製造品
内装施工用機械・各種縫着機・液晶パネル検査装置・液晶パネル製造設備
有機顔料各種 微粒子分散液
伸縮継手・フッ素樹脂製品全般
蒸留・蒸発装置他・熱交換器(化学プラント用)
カーナビゲーション・電動アシスト自動車コントローラー・バッテリーチェッカー
検電器・継電器・LED照明(二次電池使用)
非鉄金属鍛造品・高圧バルブ及び装置
希土類合金・水素吸蔵合金
駐車場機器
混合撹拌装置
マイク部品・フッ素樹脂成形品・半導体製造装置
空調機及び空調機用板金
精密研磨装置
半導体評価用測定器
イングクター
D 大企業と中堅・中小企業の連携方策の試行
D 大企業と中堅・中小企業の連携方策の試行
1.大企業と中堅企業の連携方策の試行
本調査では、化学電池における大企業と中堅企業との連携促進施策の試行として、一
般への販売が開始され実用化段階に入った家庭用燃料電池「エネファーム」の部品(補
機)を対象にマッチングのための勉強会(関西エネファームサロン)を開催した。
(1) 燃料電池勉強会の参加企業
ニーズを提供する大手燃料電池メーカー(パナソニック㈱ホームアプライアンス社)
と燃料電池の補機製造への対応の可能性をもつと考えられる中堅企業 14 社が参加(各社
より経営部門と技術部門から1名ずつ計2名が参加)した。なお、勉強会は、原則とし
て途中での入会、退会を認めない参加企業限定型で行った。
●燃料電池勉強会参会企業
(大手燃料電池メーカー)
パナソニック㈱(ホームアプライアンス社)
(中堅企業:14 社)
1) 伊藤工機㈱(大阪府:他に分類されない金属製品製造業、弁・同附属品製造業)
2) ㈱エスケイケイ(奈良県:金属プレス業)
3) ㈱喜多製作所(大阪府: 電気計測器製造業、その他の民生用電気機械器具製造業)
4) 甲南電機㈱( 兵庫県:油・空圧関連機器製造販売業)
5) サムテック㈱(大阪府:熱間、冷間鍛造、フローフォーミング成型、高圧ガス容器開発製造)
6) ㈱シーケーユー(大阪府:熱交換器の企画、設計、開発)
7) ㈱タカコ (京都府:油圧機器部品及び、精密機器製品製造業)
8) ㈱タクミナ(大阪市: ポンプ、流体制御機器・装置、計測機器の製造・販売)
9) タナベウィルテック㈱(大阪市:化学機械・同装置製造業)
10) ㈱タブチ (大阪市:給水システム商品の製造および販売)
11) ㈱ナカキン(大阪市 : アルミ軽合金鋳物、精密金型、サニタリーロータリーポンプ、ブレ
ンダー、充填機などの製造)
12) 阪神機器㈱ (神戸市:継電器、保護・制御配電盤、各種制御機器、メカトロ製品、板
金、機械部品加工)
13) ㈱フジキン(大阪市:特殊精密流体計測計装機器、電気機械類と電子バルブ・精密バ
ルブ、特殊精密電子流体制御ユニットシステム装置類製造業)
14) ㈱村上技研産業(大阪府:センサ、測定機器、マイクロコンピュータシステム、自動制御
機器設計、製作及び販売)
(注)兵神装備㈱、ヤマト産業㈱の2社が都合により退会し、㈱シーケーユー、㈱村上技研産業の2社が第
3回から途中参加した。
(2) 燃料電池勉強会の実施内容
平成 21 年 10 月に勉強会を立ち上げ、計5回の勉強会を開催した。
当初の計画では、参加企業が集まった全体会の場で、各社から提案を行う予定であっ
たが、個別面談の機会を要望する参加企業が多かったため、個別面談方式で各社から提
案を行う形式に変更して実施した。
第1回勉強会
日時:平成 21 年 10 月 19 日(月) 13:30∼16:00
会場:近畿経済産業局(大阪合同庁舎)内会議室
内容:燃料電池メーカーから燃料電池に関する今後の戦略、補機のスペック等の説明
第2回勉強会
日時:平成 21 年 11 月 19 日(木) 14:00∼15:30
会場:パナソニック㈱ ホームアプライアンス社草津地区
内容:燃料電池工場の見学
第3回勉強会
日時:平成 22 年1月 29 日(金) 13:00∼16:00
会場:近畿経済産業局(大阪合同庁舎)内会議室
内容:パナソニック㈱と中堅企業の個別面談①(6社)
第4回勉強会
日時:平成 22 年2月3日(水) 13:00∼16:00
会場:近畿経済産業局(大阪合同庁舎)内会議室
内容:パナソニック㈱と中堅企業の個別面談②(6社)
第5回勉強会
日時:平成 22 年3月2日(火) 14:00∼15:30
会場:トレードピア淀屋橋 19 階 会議室
内容:勉強会の経過報告、参加企業からの意見・感想、今後の取組
(3) 勉強会における成果
第3回、第4回の勉強会として実施した大手燃料電池メーカーと中堅企業(12 社)に
よる個別面談の結果、各社から具体的な技術提案があり、7社が今後さらに交渉を進め
ることが確認された。
(4) 試行結果の評価
今回の燃料電池勉強会に参加した中堅企業からは、個別面談により公開情報だけでは
分かりにくい部品の詳細について確認することができ、提案に当たっての参考となった
など、全体として今回の勉強会が有意義であったとする意見が多数あげられた。一方、
参加した中堅企業間の横の連携を促進する場があれば、なお良かったとの指摘もあった。
大手燃料電池メーカーからは、今回の勉強会を常設としてはどうか、また、勉強会を
契機として、参加中堅企業と直接コンタクトを取り、時期を問わずに提案を受け付ける
ことができればよいとの意見があった。
上記、③にも記載したように、中堅企業 14 社の参加で、最終的に7社が何らかの形で
商談に向けた次のステップの交渉に進むという成果が得られており、平成 21 年4月に開
催した自由参加型のマッチング会に比べて、今回の勉強会のような参加企業限定型のマ
ッチングの有効性が確認された。
2.中堅企業と中小企業の連携方策の試行
本調査では、化学電池における中堅企業と中小企業の連携促進施策の試行として、大
手燃料電池メーカーと取引のある中堅企業が部品製造等におけるニーズを発表し、これ
に中小企業が技術提案を行う形式での中堅・中小企業のマッチングイベントを開催した。
(1) マッチングイベントの参加企業
① 中堅企業(燃料電池部品製造におけるニーズを発表)
燃料電池の部品を製造する中堅企業として、大手燃料電池に部品を供給する以下の4
社からニーズ発表を行った。
●ニーズ発表を行った燃料電池部品メーカー
NOK株式会社(自動車関連部品大手)
株式会社精和工業所(ステンレスタンク)
株式会社ノーリツ(ガス器具)
株式会社ミクニ(自動車関連部品、ポンプ、制御弁)
② 中小企業(中堅企業のニーズに対応する提案を行う)
燃料電池の部品を製造する中堅企業との連携を希望する中堅・中小企業から 115 名(一
部、産業支援機関等のコーディネータを含む)がイベントに参加した。
(2) マッチングイベントの実施方法
① 事前準備
ニーズを発表する中堅企業にニーズの概要を記載した文書の事前提出を要請した。
収集された中堅企業のニーズ情報を提示した上で、産業支援機関等にニーズに対応す
る技術提案の可能性のある中堅・中小企業に対して、マッチングイベントへの参加の働
きかけを依頼した。
また、別途実施した中堅・中小企業を対象とする燃料電池・蓄電池分野への参入状況
を尋ねるアンケート調査に回答のあった企業のうち、燃料電池分野に参入している、ま
たは関心をもっていることが確認された企業(101 社)に、マッチングイベントへの参
加を案内した。
② マッチングイベントの内容
中堅企業4社が、燃料電池部品の生産におけるニーズ等のプレゼンテーションを実施
した。また、会場内に設けたブースにて、ニーズ発表を行った中堅企業と参加した中堅・
中小企業が名刺交換や簡単な相談を行った。
●ニーズ発表会の開催概要
日時:平成 22 年3月5日(金)13:30∼17:00
場所:トレードピア淀屋橋 19 階 大会議室
主催:近畿経済産業局
参加対象者:中小製造業、コーディネータ等
《当日の次第》
13:30∼13:35 挨拶
13:35∼14:00 エネファーム普及に向けて(パナソニック株式会社)
[燃料電池部品メーカー各社からのニーズ発表]
14:00∼14:30 NOK株式会社
14:30∼15:00 株式会社精和工業所
15:00∼15:30 株式会社ノーリツ
15:30∼16:00 株式会社ミクニ
16:00∼16:10 提案方法について
16:10∼17:00 平成 22 年度技術開発施策の紹介(近畿経済産業局、NEDO)
(3) マッチングイベントの成果
ニーズ発表会に参加した中小企業からの提案の提出期限を4月末としているため、最
終的な提案件数は現時点では不明であるが、燃料電池部品メーカーのニーズ発表に対す
る活発な質問が行われたほか、多数の参加企業が名刺交換、個別質問を行った。
E 国 内クレジ ット制 度に 関する
中堅・中小企業等へのアンケート
E 国内クレジット制度に関する中堅・中小企業等へのアンケート
1.アンケートの実施概要
(1) 調査対象
関西地域(福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県の2府5県)
に事業所を置く中堅・中小企業等の中から、各種資料に基づき、環境対策・省エネ対策
に取組んでいる 1,811 社・団体を抽出して実施した。
(2) 調査方法
上記で抽出された事業所等に、郵送により調査票を配布し、郵送により回収した。
(3) 調査期間
平成 21 年 10 月∼11 月。
(4) 調査内容
調査における質問内容は以下のとおり。
1)回答企業等の属性(企業名、本社所在地、従業員数、業種等)
2)省エネルギー対策への関心
3)国内クレジット制度の認知度
4)国内クレジット制度への関心
5)取組みたい省エネルギー分野(排出削減方法論への関心)
6)取組みたい省エネルギー分野の設備の詳細
7)活用したいソフト支援制度
8)ソフト支援制度の案内の希望
9)国内クレジット制度活用における行政に求められる施策等
(5) 回収状況
発送・回収の状況は以下のとおり。
発送数:1,811
回収総数:302(回収率:16.7%)
有効回収数:273(有効回収率:15.1%)
2.回答企業等の属性
本社所在地は、大阪府が 38.8%と最も高く、兵庫県(18.7%)、京都府(12.8%)と続く。
従業員数は 300 人以上が 31.1%と最も高く、100∼299 人(19.8%)、20∼29 人(14.7%)と
続く。
図表E-22 本社所在地
和歌山県
3.7%
不明・その他 福井県
5.5%
7.0%
滋賀県
6.2%
奈良県
7.3%
京都府
12.8%
兵庫県
18.7%
大阪府
38.8%
N=273
図表E-23 従業員数
不明
1.5%
300人以上
31.1%
1∼9人
13.6%
10∼19人
8.8%
20∼29人
14.7%
100∼299人
19.8%
50∼99人
10.6%
N=273
業種はサービス業が 12.1%と最も高く、医療・福祉(10.6%)、その他(8.1%)、パルプ・
紙・木製品製造業(7.0%)
、卸売・小売業(7.0%)と続く。
図表E-24 業種
(%)
0
2
4
6
5.1
1.8
繊維製品製造業
7.0
パルプ・紙・木製品製造業
2.2
印刷・同関連業
1.5
化学工業
0.0
2.2
プラスチック製品製造業
なめし革・毛皮製造業
0.4
0.0
1.5
窯業・土石製品製造業
0.7
鉄鋼業
非鉄金属製造業
0.0
4.8
金属製品製造業
1.1
一般機械製造業
2.2
電気機械製造業
1.5
電子部品・デバイス製造業
0.7
精密機械製造業
情報通信機械製造業
0.0
1.5
輸送用機器製造業
2.6
2.6
その他の製造業
電気・ガス・水道
0.7
情報通信業
2.6
運輸・倉庫業
7.0
卸売・小売業
金融・保険業
0.0
1.8
2.2
不動産業
飲食店・宿泊業
10.6
医療・福祉
4.4
教育・学習支援業
12.1
サービス業
2.2
国家公務・地方公務
8.1
その他
不明
14
3.7
食料・飲料等製造業
ゴム製品製造業
12
0.0
建設業
石油・石炭製品製造業
10
5.5
農林水産業
鉱業
8
0.4
(N=273)
3.省エネルギー対策への関心
「関心があり、既に取り組んでいる」が 58.6%と最も高く、「関心があり、今後取り組
む予定である」
(17.9%)
、
「関心はあるが、現在は取り組んでいない」(16.8%)と続く。
図表E-25 省エネルギー対策への関心
その他 不明
関心はない 1.5% 2.2%
2.9%
関心はあるが、現在
は取り組んでいない
16.8%
関心があり、既に取
り組んでいる
58.6%
関心があり、今後取
り組む予定である
17.9%
N=273
従業員規模別の特徴をみると、
「関心があり、既に取り組んでいる」は[300 人以上]、
[50∼99 人]で高く、「関心はあるが、現在は取り組んでいない」は[1∼9 人]、[10∼19
人]で高くなっており、従業員規模が大きいほど省エネの取組みが進んでいるといえる。
業種別の特徴をみると、
「関心があり、既に取り組んでいる」は[教育・学習支援業]、
[電気・ガス・水道]で高く「関心はあるが、現在は取り組んでいない」は[農林水産業・
鉱業]で高くなっている。
図表E-26 省エネルギー対策への関心[規模別]
(%)
関心があり、既 関心があり、今 関心はあるが、
に取り組んでい 後取り組む予定 現在は取り組ん 関心はない
る
である
でいない
その他
全体
1∼9人
58.6
32.4
17.9
5.4
16.8
51.4
2.9
8.1
1.5
0.0
10∼19人
20∼29人
50∼99人
37.5
55.0
72.4
16.7
17.5
13.8
41.7
15.0
6.9
0.0
5.0
0.0
0.0
5.0
3.4
100∼299人
300人以上
55.6
72.9
24.1
22.4
11.1
3.5
3.7
1.2
1.9
0.0
(注)全体の傾向より 10%以上高い数値は白抜き太字、10%以上低い数値は太字で表記している。「不
明」は省略(以下同様)
。
図表E-27 省エネルギー対策への関心[業種別]
(%)
関心があり、既 関心があり、今 関心はあるが、
に取り組んでい 後取り組む予定 現在は取り組ん 関心はない
る
である
でいない
その他
全体
農林水産業・鉱業
58.6
20.0
17.9
13.3
16.8
60.0
2.9
0.0
1.5
0.0
建設業
製造業
電気・ガス・水道
55.6
62.0
71.4
11.1
20.0
28.6
22.2
14.0
0.0
0.0
4.0
0.0
11.1
0.0
0.0
情報通信業・運輸・倉庫業
卸売・小売業
66.7
42.1
11.1
36.8
22.2
10.5
0.0
0.0
0.0
0.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
医療・福祉
63.6
58.6
9.1
13.8
18.2
6.9
0.0
10.3
0.0
6.9
教育・学習支援業
サービス業
国家公務・地方公務
その他
83.3
57.6
50.0
65.2
0.0
15.2
33.3
17.4
8.3
24.2
16.7
13.0
0.0
3.0
0.0
0.0
8.3
0.0
0.0
0.0
4.国内クレジット制度の認知度
「制度自体は聞いたことはあったが、内容までは知らなかった」が 37.7%と最も高く、
「聞いたこともなかった」
(29.7%)、
「内容は大体知っていた」(27.1%)と続く。
「内容はよく知っていた」と「内容は大体知っていた」をあわせると、31.5%となる。
図表E-28 国内クレジット制度の認知度
その他
0.7%
聞いたこともなかった
(今回初めて聞いた)
29.7%
制度自体は聞いたこと
はあったが、内容まで
は知らなかった
37.7%
不明
0.4%
内容はよく知っていた
4.4%
内容は大体知っていた
27.1%
N=273
従業員規模別の特徴をみると、
「内容は大体知っていた」は[300 人以上]で高く、「聞
いたこともなかった」は[1∼9 人]で高くなっており、従業員規模が大きいほど国内クレ
ジット制度の認知度が高いといえる。
業種別の特徴をみると、「内容はよく知っていた」「内容は大体知っていた」は[建設
業]、[その他]、[情報通信業・運輸・倉庫業]、[電気・ガス・水道]で高く、「聞いたこ
ともなかった」は[農林水産業・鉱業]、[教育・学習支援業]、[電気・ガス・水道]で高
くなっている。
図表E-29 国内クレジット制度の認知度[規模別]
(%)
内容はよく知っ 内容は大体知っ
ていた
ていた
全体
1∼9人
10∼19人
20∼29人
50∼99人
4.4
5.4
0.0
7.5
3.4
27.1
10.8
25.0
27.5
20.7
100∼299人
300人以上
5.6
3.5
25.9
37.6
制度自体は聞い
聞いたこともな
たことはあった
かった(今回初 その他
が、内容までは
めて聞いた)
知らなかった
37.7
29.7
32.4
51.4
37.5
33.3
30.0
35.0
37.9
37.9
37.0
44.7
31.5
11.8
0.7
0.0
4.2
0.0
0.0
0.0
1.2
図表E-30 国内クレジット制度の認知度[業種別]
(%)
全体
農林水産業・鉱業
制度自体は聞い
聞いたこともな
内容はよく知っ 内容は大体知っ たことはあった
かった(今回初 その他
が、内容までは
ていた
ていた
めて聞いた)
知らなかった
4.4
27.1
37.7
29.7
0.0
0.7
13.3
26.7
60.0
0.0
建設業
33.3
0.0
22.2
33.3
11.1
製造業
4.0
30.0
42.0
24.0
0.0
電気・ガス・水道
0.0
42.9
14.3
42.9
0.0
0.0
10.5
44.4
15.8
44.4
47.4
11.1
21.1
0.0
5.3
不動産業・飲食店・宿泊業等
9.1
18.2
45.5
27.3
0.0
医療・福祉
教育・学習支援業
0.0
8.3
17.2
8.3
44.8
33.3
34.5
50.0
0.0
0.0
サービス業
3.0
30.3
30.3
36.4
0.0
国家公務・地方公務
その他
0.0
0.0
33.3
52.2
33.3
30.4
33.3
17.4
0.0
0.0
情報通信業・運輸・倉庫業
卸売・小売業
5.国内クレジット制度への関心
「関心があり、条件次第では取組みたい」が 45.8%と最も高く、「関心はあるが、取組
みたいとは思わない」
(16.8%)
、「あまり関心はない」(26.7%)と続く。
図表E-31 国内クレジット制度への関心
既に制度を活用して
いる
非常に関心があり、
不明
1.1%
積極的に取り組みた
その他 0.7%
い
5.9%
2.9%
あまり関心はない
26.7%
関心があり、条件次
第では取組みたい
45.8%
関心はあるが、取組
みたいとは思わない
16.8%
N=273
一方、
「関心はあるが、取組みたいとは思わない」は 16.8%となり、以下のような、資
金や人材の不足、制度への理解不足や制度活用での手間の大きさなどの理由が示された。
■資金不足
・資金や対応するための時間がない
・零細企業のため
■人材不足
・人手不足で制度の手続きなどに割く人員や時間がない
・現段階で取組体制が出来ていない
■制度への理解不足や制度活用での手間の大きさ
・内容が良くわからない。制度が理解できない。具体的なメリットが見えない。
・しくみの具体的内容が良く分らない。
・マッチングが困難で手間がかかりそう。
■その他
・設備や機械が農作業のみであり、無理だと思うため
・ボイラー等の使用がない。対象となりうる機器・設備がない
・ホテル運営の建物が賃借物件のため
など
従業員規模別の特徴をみると、
「関心があり、条件次第では取り組みたい」は[300 人
以上]で高く、
「あまり関心はない」は[1∼9 人]、[50∼99 人]で高くなっている。
業種別の特徴をみると、
「非常に関心があり、積極的に取組みたい」「関心があり、条
件次第では取り組みたい」は[電気・ガス・水道]、[建設業]、[その他]で高く、「あまり
関心はない」は[教育・学習支援業]、[電気・ガス・水道]、[医療・福祉]で高くなって
いる。
図表E-32 国内クレジット制度への関心[規模別]
(%)
非常に関心があ 関心があり、条 関心はあるが、
既に制度を活用
あまり関心はな
り、積極的に取 件次第では取組 取組みたいとは
その他
している
い
り組みたい
みたい
思わない
全体
1∼9人
1.1
0.0
2.9
0.0
45.8
24.3
16.8
21.6
26.7
40.5
5.9
8.1
10∼19人
20∼29人
50∼99人
0.0
5.0
0.0
0.0
12.5
6.9
50.0
27.5
37.9
25.0
22.5
6.9
20.8
25.0
37.9
4.2
7.5
10.3
100∼299人
300人以上
0.0
1.2
1.9
0.0
51.9
62.4
14.8
14.1
27.8
18.8
3.7
3.5
図表E-33 国内クレジット制度への関心[業種別]
(%)
非常に関心があ 関心があり、条 関心はあるが、
既に制度を活用
あまり関心はな
り、積極的に取 件次第では取組 取組みたいとは
その他
している
い
り組みたい
みたい
思わない
全体
農林水産業・鉱業
1.1
0.0
2.9
0.0
45.8
33.3
16.8
26.7
26.7
33.3
5.9
0.0
建設業
製造業
電気・ガス・水道
0.0
1.0
0.0
0.0
3.0
14.3
66.7
50.0
28.6
11.1
17.0
14.3
11.1
25.0
42.9
11.1
4.0
0.0
情報通信業・運輸・倉庫業
卸売・小売業
0.0
0.0
0.0
5.3
33.3
47.4
22.2
15.8
33.3
21.1
11.1
10.5
不動産業・飲食店・宿泊業等
医療・福祉
0.0
3.4
0.0
0.0
45.5
34.5
9.1
13.8
27.3
37.9
18.2
10.3
教育・学習支援業
サービス業
国家公務・地方公務
その他
0.0
3.0
0.0
0.0
0.0
3.0
0.0
8.7
33.3
45.5
50.0
56.5
0.0
18.2
16.7
26.1
58.3
27.3
33.3
0.0
8.3
0.0
0.0
8.7
6.取組みたい省エネ設備投資(排出削減方法論への関心)
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に取組みたい」
「関心があり、条件次第では取組みたい」を回答した企業)
では、「照明設備の更新」が 64.0%と最も高く、「空調設備の更新」(52.2%)、「太陽光発
電設備の導入」(30.1%)
、
「ボイラーの更新」(28.7%)、「ヒートポンプの導入による熱源
機器の更新」
(27.2%)
、
「変圧器の更新」(22.8%)と続く。
図表E-34 取組みたい省エネ設備投資(制度への関心が高い企業)
(%)
0
10
20
30
19.9
ヒートポンプの導入による熱源機器の更新(熱回収型ヒートポンプ)
5.1
工業炉の更新
52.2
空調設備の更新
2.9
間欠運転制御、インバーター制御又は台数制御によるポンプ・ファン類
可変能力制御機器の導入
16.9
64.0
照明設備の更新
13.2
照明設備の新設
9.6
コージェネレーションの導入
30.1
太陽光発電設備の導入
2.9
22.8
変圧器の更新
9.6
コンセント負荷制御機器の導入
外部の高効率熱源機器を有する事業者からの熱供給への切り替え
余剰蒸気活用による小型蒸気発電機の導入
その他
不明
70
27.2
ヒートポンプの導入による熱源機器の更新
溶融炉におけるコークスからバイオコークスへの切り替え
60
6.6
バイオマスを燃料とするボイラーの新設
温泉熱及び温泉排熱のエネルギー利用
50
28.7
ボイラーの更新
フリークーリングの導入
40
0.0
1.5
2.9
4.4
2.9
N=136
従業員規模別の特徴をみると、「バイオマスを燃料とするボイラーの新設」は[1∼9
人]、[10∼19 人]で高く、
「ヒートポンプの導入による熱源機器の更新」は[50∼99 人]、
[100∼299 人]で高く、
「照明設備の更新」は[50∼99 人]、[100∼299 人]、[300 人以上]
で高くなっている。
図表E-35
取組みたい省エネ設備投資(排出削減方法論への関心)[規模別](制度への関心が高い企業)
(%)
間欠運転制御、
インバーター制
御又は台数制御
フリークーリン
空調設備の更新
によるポンプ・ 照明設備の更新 照明設備の新設
グの導入
ファン類可変能
力制御機器の導
入
ヒートポンプの
バイオマスを燃 ヒートポンプの 導入による熱源
ボイラーの更新 料とするボイ
導入による熱源 機器の更新(熱 工業炉の更新
ラーの新設
機器の更新
回収型ヒートポ
ンプ)
全体
1∼9人
28.7
33.3
6.6
33.3
27.2
11.1
19.9
0.0
5.1
0.0
52.2
22.2
2.9
0.0
16.9
0.0
64.0
22.2
13.2
0.0
10∼19人
20∼29人
25.0
27.8
16.7
11.1
8.3
5.6
25.0
16.7
8.3
5.6
25.0
44.4
0.0
0.0
25.0
5.6
50.0
33.3
16.7
16.7
50∼99人
100∼299人
300人以上
46.2
17.2
31.5
0.0
3.4
1.9
38.5
44.8
29.6
23.1
24.1
18.5
15.4
3.4
3.7
46.2
65.5
59.3
0.0
6.9
3.7
30.8
20.7
16.7
76.9
75.9
74.1
15.4
13.8
13.0
温泉熱及び温泉
コージェネレー 太陽光発電設備
排熱のエネル
変圧器の更新
ションの導入
の導入
ギー利用
全体
1∼9人
外部の高効率熱
溶融炉における
源機器を有する 余剰蒸気活用に
コンセント負荷 コークスからバ
事業者からの熱 よる小型蒸気発 その他
制御機器の導入 イオコークスへ
供給への切り替 電機の導入
の切り替え
え
9.6
0.0
30.1
22.2
2.9
11.1
22.8
11.1
9.6
0.0
0.0
0.0
1.5
0.0
2.9
0.0
4.4
0.0
10∼19人
20∼29人
0.0
16.7
33.3
22.2
0.0
5.6
41.7
11.1
8.3
5.6
0.0
0.0
0.0
5.6
0.0
0.0
8.3
11.1
50∼99人
100∼299人
300人以上
23.1
6.9
9.3
23.1
31.0
35.2
0.0
3.4
1.9
15.4
24.1
25.9
23.1
13.8
5.6
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
1.9
15.4
3.4
1.9
0.0
3.4
3.7
図表E-36
取組みたい省エネ設備投資(排出削減方法論への関心)[業種別](制度への関心が高い企業)
(%)
間欠運転制御、
インバーター制
御又は台数制御
フリークーリン
によるポンプ・ 照明設備の更新 照明設備の新設
空調設備の更新
グの導入
ファン類可変能
力制御機器の導
入
ヒートポンプの
バイオマスを燃 ヒートポンプの 導入による熱源
導入による熱源 機器の更新(熱 工業炉の更新
ボイラーの更新 料とするボイ
回収型ヒートポ
機器の更新
ラーの新設
ンプ)
全体
28.7
6.6
27.2
19.9
5.1
52.2
2.9
16.9
64.0
13.2
農林水産業・鉱業
建設業
製造業
20.0
33.3
27.8
60.0
16.7
3.7
0.0
33.3
27.8
20.0
33.3
20.4
0.0
0.0
11.1
0.0
66.7
59.3
0.0
0.0
3.7
0.0
0.0
14.8
0.0
66.7
64.8
0.0
66.7
9.3
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
20.0
33.3
0.0
10.0
0.0
0.0
0.0
0.0
66.7
70.0
0.0
33.3
0.0
0.0
33.3
10.0
33.3
100.0
70.0
0.0
0.0
30.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
医療・福祉
教育・学習支援業
サービス業
40.0
45.5
0.0
64.7
0.0
9.1
0.0
5.9
20.0
45.5
25.0
35.3
40.0
18.2
25.0
29.4
0.0
0.0
0.0
0.0
40.0
36.4
75.0
52.9
0.0
0.0
0.0
5.9
40.0
0.0
50.0
35.3
60.0
63.6
100.0
52.9
40.0
9.1
0.0
5.9
国家公務・地方公務
その他
0.0
20.0
0.0
6.7
66.7
20.0
0.0
6.7
0.0
6.7
33.3
46.7
0.0
0.0
33.3
13.3
100.0
73.3
33.3
6.7
電気・ガス・水道
情報通信業・運輸・倉庫業
卸売・小売業
外部の高効率熱
溶融炉における
源機器を有する 余剰蒸気活用に
コンセント負荷 コークスからバ
事業者からの熱 よる小型蒸気発 その他
制御機器の導入 イオコークスへ
供給への切り替 電機の導入
の切り替え
え
温泉熱及び温泉
コージェネレー 太陽光発電設備
排熱のエネル
変圧器の更新
ションの導入
の導入
ギー利用
全体
農林水産業・鉱業
建設業
製造業
9.6
0.0
16.7
13.0
30.1
60.0
50.0
35.2
2.9
0.0
0.0
1.9
22.8
0.0
83.3
24.1
9.6
0.0
50.0
5.6
0.0
0.0
0.0
0.0
1.5
0.0
0.0
0.0
2.9
0.0
0.0
3.7
4.4
0.0
0.0
5.6
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
20.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
10.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
医療・福祉
教育・学習支援業
サービス業
0.0
9.1
0.0
11.8
20.0
27.3
25.0
23.5
0.0
9.1
0.0
5.9
40.0
9.1
50.0
17.6
20.0
18.2
25.0
5.9
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
11.8
0.0
0.0
0.0
5.9
0.0
0.0
0.0
5.9
国家公務・地方公務
その他
0.0
13.3
66.7
20.0
0.0
6.7
33.3
26.7
0.0
6.7
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
6.7
0.0
13.3
電気・ガス・水道
情報通信業・運輸・倉庫業
卸売・小売業
7.活用したいソフト支援制度
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に取組みたい」
「関心があり、条件次第では取組みたい」を回答した企業)
において、活用したいソフト支援は、
「無料省エネ診断」(55.9%)、
「事業計画の作成支援」
(31.6%)
、
「共同事業者の紹介」
(14.0%)となった。
図表E-37 活用したいソフト支援(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
55.9
無料省エネ診断
31.6
事業計画の作成支援
共同事業者の紹介
関心がない
(%)
60
14.0
15.4
N=136
従業員規模別の特徴をみると、[1∼9 人]では「無料省エネ診断」
、
「事業計画の作成支
援」への関心は低く、
「関心がない」も[1∼9 人]で最も高くなっている。また、
「事業計
画の作成支援」は[50∼99 人]、[10∼19 人]で高く、
「共同事業者の紹介」は[20∼29 人]
で高い。
業種別の特徴をみると、
「無料省エネ診断」は[情報通信業・運輸・倉庫業]、[その他]、
[国家公務・地方公務]で高く、
「事業計画の作成支援」は[建設業]、[医療・福祉]で高く、
「共同事業者の紹介」は[国家公務・地方公務]で高くなっている。
図表E-38 活用したいソフト支援制度[規模別](制度への関心が高い企業)
(%)
事業計画の作成 共同事業者の紹
無料省エネ診断
関心がない
支援
介
55.9
31.6
14.0
15.4
全体
1∼9人
44.4
11.1
11.1
22.2
10∼19人
50.0
41.7
8.3
8.3
20∼29人
55.6
27.8
27.8
11.1
50∼99人
61.5
46.2
23.1
15.4
100∼299人
300人以上
55.2
57.4
41.4
24.1
10.3
11.1
13.8
18.5
図表E-39 活用したいソフト支援制度[業種別](制度への関心が高い企業)
(%)
事業計画の作成 共同事業者の紹
関心がない
無料省エネ診断
介
支援
全体
55.9
31.6
14.0
15.4
農林水産業・鉱業
20.0
20.0
0.0
20.0
建設業
50.0
66.7
16.7
0.0
製造業
53.7
33.3
16.7
18.5
電気・ガス・水道
33.3
33.3
0.0
0.0
100.0
0.0
0.0
0.0
情報通信業・運輸・倉庫業
卸売・小売業
60.0
20.0
10.0
10.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
40.0
20.0
20.0
40.0
医療・福祉
54.5
54.5
9.1
18.2
教育・学習支援業
50.0
25.0
0.0
25.0
サービス業
58.8
17.6
11.8
17.6
国家公務・地方公務
その他
66.7
73.3
33.3
33.3
33.3
20.0
33.3
0.0
8.ソフト支援制度の案内の希望
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に取組みたい」
「関心があり、条件次第では取組みたい」を回答した企業)
において、前設問で「無料省エネ診断」、
「事業計画の作成支援」「共同事業者の紹介」の
いずれかを回答した企業のうち、「案内を希望する」が 67.0%、「案内を希望しない」は
30.9%となっている。
図表E-40 ソフト支援制度の案内の希望(制度への関心が高い企業)
不明
2.1%
案内を希望しない
30.9%
案内を希望する
67.0%
N=97
従業員規模別の特徴をみると、
「案内を希望する」は[10∼19 人]、[100∼299 人]で高
くなっている。
業種別の特徴をみると、
「案内を希望する」は[農林水産業・鉱業]、[建設業]、[電気・
ガス・水道]、[不動産業・飲食店・宿泊業等]、[卸売・小売業]で高くなっている。
図表E-41 ソフト支援制度の案内の希望[規模別](制度への関心が高い企業)
(%)
全体
案内を希望しな
い
67.0
30.9
1∼9人
66.7
33.3
10∼19人
87.5
12.5
20∼29人
66.7
25.0
50∼99人
60.0
40.0
100∼299人
300人以上
77.3
60.5
22.7
39.5
案内を希望する
図表E-42 ソフト支援制度の案内の希望[業種別](制度への関心が高い企業)
(%)
案内を希望しな
案内を希望する
い
67.0
30.9
農林水産業・鉱業
全体
100.0
0.0
建設業
100.0
0.0
製造業
70.0
30.0
100.0
0.0
情報通信業・運輸・倉庫業
33.3
66.7
卸売・小売業
83.3
16.7
100.0
0.0
50.0
37.5
電気・ガス・水道
不動産業・飲食店・宿泊業等
医療・福祉
教育・学習支援業
66.7
33.3
サービス業
45.5
54.5
国家公務・地方公務
その他
50.0
66.7
50.0
33.3
9.国内クレジット制度活用における行政に求められる施策等
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に取組みたい」
「関心があり、条件次第では取組みたい」を回答した企業)
において、行政に求められる施策等は、
「省エネ投資に関する補助金、税制優遇や金融支
援措置の拡充 」が 61.0%と最も高く、
「エネルギー管理方法や省エネ施設導入などのノウ
ハウに関する情報提供」(54.4%)
、「省エネ法や国内クレジット制度全般に関する情報提
供」
(52.2%)
、
「省エネに関する他社の事例に関する情報提供」
(39.7%)と続く。
図表E-43 行政に求められる施策等(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
52.2
省エネ法や国内クレジット制度全般に関する情報提供
エネルギー管理方法や省エネ施設導入などの
ノウハウに関する情報提供
54.4
39.7
省エネに関する他社の事例に関する情報提供
8.8
省エネ診断やESCOなどを行う企業の紹介・マッチングの実施
18.4
省エネ技術や設備を有す企業の紹介・マッチングの実施
14.0
省エネや国内クレジットに係るモデル事業の実施
61.0
省エネ投資に関する補助金、税制優遇や金融支援措置の拡充
その他
不明
(%)
70
60
1.5
5.9
N=136
従業員規模別の特徴をみると、
「省エネ投資に関する補助金、税制優遇や金融支援措置
の拡充」は[1∼9 人]、[50∼99 人]、[10∼19 人]で高くなっており、おおよそ従業員規
模が小さいほど経済的な支援のニーズが高いといえる。「エネルギー管理方法や省エネ
施設導入などのノウハウに関する情報提供」は[10∼19 人]、[100∼299 人]で高くなって
いる。「省エネに関する他社の事例に関する情報提供」は[100∼299 人]で高くなってい
る。
業種別の特徴をみると、「省エネ投資に関する補助金、税制優遇や金融支援措置の拡
充」は[国家国務・地方公務]、[建設業]、[農林水産業・鉱業]、[不動産業・飲食店・宿
泊業等]、[教育・学習支援業]で高くなっている。「エネルギー管理方法や省エネ施設導
入などのノウハウに関する情報提供」は[情報通信業・運輸・倉庫業] で高く、「省エネ
法や国内クレジット制度全般に関する情報提供」は[教育・学習支援業]、[医療・福祉]、
[電気・ガス・水道]で高くなっている。
図表E-44 行政に求められる施策等[規模別](制度への関心が高い企業)
(%)
全体
エネルギー管理
省エネ診断や
省エネ法や国内
省エネ技術や設
方法や省エネ施 省エネに関する ESCOなどを行う
クレジット制度
備を有す企業の
設導入などのノ 他社の事例に関 企業の紹介・
全般に関する情
紹介・マッチン
ウハウに関する する情報提供
マッチングの実
報提供
グの実施
情報提供
施
52.2
54.4
39.7
8.8
18.4
省エネや国内ク
レジットに係る
モデル事業の実
施
省エネ投資に関
する補助金、税
その他
制優遇や金融支
援措置の拡充
14.0
61.0
1.5
1∼9人
55.6
22.2
33.3
0.0
33.3
11.1
77.8
0.0
10∼19人
33.3
66.7
33.3
8.3
8.3
25.0
75.0
0.0
20∼29人
61.1
61.1
27.8
5.6
27.8
11.1
61.1
0.0
50∼99人
46.2
38.5
23.1
0.0
30.8
15.4
76.9
0.0
100∼299人
300人以上
55.2
51.9
65.5
53.7
55.2
42.6
6.9
13.0
10.3
16.7
3.4
16.7
65.5
50.0
3.4
1.9
図表E-45 行政に求められる施策等[業種別](制度への関心が高い企業)
(%)
エネルギー管理
省エネ診断や
省エネ法や国内
省エネ技術や設
方法や省エネ施 省エネに関する ESCOなどを行う
クレジット制度
備を有す企業の
設導入などのノ 他社の事例に関 企業の紹介・
全般に関する情
紹介・マッチン
ウハウに関する する情報提供
マッチングの実
報提供
グの実施
情報提供
施
省エネや国内ク
レジットに係る
モデル事業の実
施
省エネ投資に関
する補助金、税
その他
制優遇や金融支
援措置の拡充
全体
52.2
54.4
39.7
8.8
18.4
14.0
61.0
1.5
農林水産業・鉱業
20.0
40.0
20.0
0.0
20.0
40.0
80.0
0.0
建設業
33.3
50.0
33.3
0.0
33.3
50.0
83.3
0.0
製造業
55.6
63.0
40.7
9.3
22.2
11.1
59.3
1.9
電気・ガス・水道
66.7
33.3
0.0
0.0
0.0
33.3
66.7
0.0
情報通信業・運輸・倉庫業
33.3
66.7
66.7
33.3
0.0
0.0
0.0
0.0
卸売・小売業
40.0
50.0
50.0
30.0
20.0
20.0
70.0
0.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
60.0
60.0
40.0
0.0
0.0
0.0
80.0
0.0
医療・福祉
72.7
54.5
72.7
9.1
0.0
18.2
27.3
0.0
教育・学習支援業
75.0
25.0
0.0
0.0
0.0
0.0
75.0
25.0
サービス業
47.1
58.8
41.2
5.9
17.6
0.0
58.8
0.0
国家公務・地方公務
その他
0.0
60.0
0.0
46.7
66.7
20.0
0.0
6.7
33.3
26.7
33.3
13.3
100.0
66.7
0.0
0.0
F 国内クレジット制度に関する
大企業等へのアンケート
F 国内クレジット制度に関する大企業等へのアンケート
1.アンケートの実施概要
(1) 調査対象
関西地域に一定規模の事業所を置く大企業等(自主行動計画参加企業等)の中から、
各種資料に基づき、排出量取引に関心がある 500 社・団体を抽出して実施した。
(2) 調査方法
上記で抽出された事業所等に、郵送により調査票を配布し、郵送により回収した。
(3) 調査期間
平成 22 年 2 月
(4) 調査内容
調査における質問内容は以下のとおり。
1)回答企業等の属性(企業名、本社所在地、従業員数、業種等)
2)省エネルギー対策への関心
3)排出量取引への関心
4)関心のある/取組んでいる・取組む予定の排出量取引の概要
5)排出量取引に係る専門部署等の設置状況
6)国内クレジット制度の認知度
7)国内クレジット制度への関心
8)国内クレジット購入として関心のある事業
9)国内クレジットの活用用途
10)国内クレジットの売買等の案内の希望
11)国内クレジット制度活用における行政に求められる施策等
12)国内クレジット制度に関する国への要望等
(5) 回収状況
発送・回収の状況は以下のとおり。
発送数:500
回収総数:237(回収率:47.3%)
有効回収数:236(有効回収率:47.2%)
2.回答企業等の属性
本社所在地は、大阪府が 36.0%と最も高く、東京都(30.5%)、兵庫県(11.4%)と続く。
従業員数は 1,000∼2,999 人が 20.8%と最も高く、300∼999 人(20.3%)、5,000 人以上
(19.9%)と続く。
図表F-46 本社所在地
不明・その他
6.4%
福井県 滋賀県
1.7%
3.8% 京都府
5.1%
東京都
30.5%
大阪府
36.0%
和歌山県
2.5%
奈良県
2.5% 兵庫県
11.4%
N=236
図表F-47 従業員数
不明
0.4%
5,000人以上
19.9%
1∼99人
12.7%
100∼299人
14.8%
3,000∼4,999人
11.0%
1,000∼2,999人
20.8%
300∼999人
20.3%
N=236
業種は化学工業が 15.7%と最も高く、電気・ガス・水道(8.5%)、金融・保険業(8.1%)、
食料・飲料等製造業(7.6%)
、一般機械製造業(6.4%)、卸売・小売業(6.4%)と続く。
図表F-48 業種
(%)
0
農林水産業
鉱業
2
4
6
8
2.5
0.4
15.7
化学工業
0.8
0.8
1.3
石油・石炭製品製造業
プラスチック製品製造業
ゴム製品製造業
0.0
1.7
窯業・土石製品製造業
3.4
3.4
鉄鋼業
非鉄金属製造業
1.3
金属製品製造業
6.4
一般機械製造業
3.8
電気機械製造業
2.5
電子部品・デバイス製造業
0.4
0.4
4.7
輸送用機器製造業
2.5
その他の製造業
8.5
電気・ガス・水道
情報通信業
運輸・倉庫業
0.8
0.4
6.4
卸売・小売業
8.1
金融・保険業
2.5
不動産業
飲食店・宿泊業
医療・福祉
教育・学習支援業
0.4
0.4
0.0
2.1
サービス業
国家公務・地方公務
0.0
2.1
その他
不明
18
7.6
パルプ・紙・木製品製造業
情報通信機械製造業
16
5.1
繊維製品製造業
精密機械製造業
14
2.5
建設業
なめし革・毛皮製造業
12
0.0
0.4
食料・飲料等製造業
印刷・同関連業
10
0.4
(N=236)
3.省エネルギー対策への関心
「関心があり、既に取り組んでいる」が 91.9%となり、ほとんどの企業が省エネ対策を
行っている。
図表F-49 省エネルギー対策への関心
関心があり、今後取
り組む予定である
2.5%
関心はあるが、現在
は取り組んでいない
5.5%
関心があり、既に取
り組んでいる
91.9%
N=236
従業員規模別の特徴をみると、
「関心があり、既に取り組んでいる」は[5,000 人以上]、
[3,000∼4,999 人]で 100%となっており、従業員規模が大きいほど省エネの取組みが進ん
でいるといえる。
業種別の特徴をみると、[サービス業]、[その他]での取組みが低いといえる。
図表F-50 省エネルギー対策への関心[規模別]
(%)
関心があり、既 関心があり、今 関心はあるが、 関心はない
に取り組んでい 後取り組む予定 現在は取り組ん
でいない
である
る
その他
全体
91.9
2.5
5.5
0.0
0.0
1∼99人
86.7
0.0
13.3
0.0
0.0
100∼299人
82.9
2.9
14.3
0.0
0.0
300∼999人
91.7
4.2
4.2
0.0
0.0
1,000∼2,999人
89.8
6.1
4.1
0.0
0.0
3,000∼4,999人
5,000人以上
100.0
100.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
図表F-51 省エネルギー対策への関心[業種別]
(%)
関心があり、既 関心があり、今 関心はあるが、 関心はない
に取り組んでい 後取り組む予定 現在は取り組ん
でいない
である
る
全体
その他
91.9
2.5
5.5
0.0
0.0
農林水産業・鉱業
100.0
0.0
0.0
0.0
0.0
建設業
100.0
0.0
0.0
0.0
0.0
製造業
94.1
3.3
2.6
0.0
0.0
85.0
5.0
10.0
0.0
0.0
100.0
0.0
0.0
0.0
0.0
電気・ガス・水道
情報通信業・運輸・倉庫業
卸売・小売業
93.3
0.0
6.7
0.0
0.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
84.6
0.0
15.4
0.0
0.0
医療・福祉
100.0
0.0
0.0
0.0
0.0
サービス業
その他
80.0
80.0
0.0
0.0
20.0
20.0
0.0
0.0
0.0
0.0
(注)全体の傾向より 10%以上高い数値は白抜き太字、10%以上低い数値は太字で表記している。「不
明」は省略(以下同様)
。
なお、「教育・学習支援業」
「国家公務・地方公務」からの回答がなかったため、項目として示し
ていない(以下同様)
。
4.排出量取引への関心
「関心はあるが、現在は取り組んでいない」が 41.1%と最も高く、
「関心があり、既に
取り組んでいる」
(30.1%)
、
「関心はない」
(21.6%)と続く。
図表F-52 排出量取引への関心
その他
3.4%
関心はない
21.6%
関心があり、既に取
り組んでいる
30.1%
関心があり、今後取
り組む予定である
3.8%
関心はあるが、現在
は取り組んでいない
41.1%
N=236
従業員規模別の特徴をみると、
「関心があり、既に取り組んでいる」は[5,000 人以上]、
[3,000∼4,999 人]で高く、
「関心はない」は[1∼99 人]、[100∼299 人]で高くなってお
り、従業員規模が大きいほど排出量取引の取組みが進んでいるといえる。
業種別の特徴をみると、
「関心があり、既に取り組んでいる」は[建設業]、[その他] 、
[電気・ガス・水道]で高くなっている。
図表F-53 排出量取引への関心[規模別]
(%)
関心があり、既 関心があり、今 関心はあるが、 関心はない
に取り組んでい 後取り組む予定 現在は取り組ん
る
である
でいない
その他
全体
30.1
3.8
41.1
21.6
3.4
1∼99人
16.7
0.0
33.3
43.3
6.7
100∼299人
5.7
0.0
48.6
42.9
2.9
300∼999人
20.8
0.0
47.9
31.3
0.0
1,000∼2,999人
26.5
12.2
44.9
12.2
4.1
3,000∼4,999人
5,000人以上
42.3
61.7
3.8
4.3
53.8
23.4
0.0
4.3
0.0
6.4
図表F-54 排出量取引への関心[業種別]
(%)
関心があり、既 関心があり、今 関心はあるが、 関心はない
に取り組んでい 後取り組む予定 現在は取り組ん
でいない
る
である
全体
農林水産業・鉱業
その他
30.1
3.8
41.1
21.6
3.4
0.0
0.0
100.0
0.0
0.0
0.0
建設業
66.7
0.0
33.3
0.0
製造業
24.8
4.6
46.4
21.6
2.6
電気・ガス・水道
50.0
0.0
25.0
15.0
10.0
0.0
0.0
66.7
33.3
0.0
卸売・小売業
情報通信業・運輸・倉庫業
40.0
6.7
40.0
13.3
0.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
26.9
3.8
34.6
26.9
7.7
医療・福祉
0.0
0.0
0.0
100.0
0.0
サービス業
その他
40.0
60.0
0.0
0.0
20.0
0.0
40.0
40.0
0.0
0.0
5.排出量取引に係る専門部署等の設置状況
「排出量取引の専門部署および専門スタッフはいない」が 75.8%と最も高く、「専門部
署はないが、排出量取引の専門スタッフを配置している」(10.6%)、「排出量取引の専門
部署を設定している」
(5.5%)と続く。
図表F-55 排出量取引に係る専門部署等の設置状況
その他
5.5%
排出量取引の専門
部署および専門ス
タッフはいない
75.8%
排出量取引の専門
不明 部署を設定している
2.5%
5.5%
専門部署はないが、
排出量取引の専門
スタッフを配置してい
る
10.6%
N=236
従業員規模別の特徴をみると、
「排出量取引の専門部署および専門スタッフはいない」
は[1∼99 人]、[100∼299 人]で高く、[5,000 人以上]、[3,000∼4,999 人]で低くなって
おり、従業員規模が大きいほど、排出量取引の組織体制の整備が進んでいるといえる。
業種別の特徴をみると、
「排出量取引の専門部署を設定している」は[サービス業]、[そ
の他]、[建設業]で高くなっている。
図表F-56 排出量取引に係る専門部署等の設置状況[規模別]
(%)
排出量取引の専 専門部署はない 排出量取引の専 その他
門部署を設定し が、排出量取引 門部署および専
ている
の専門スタッフ 門スタッフはい
を配置している ない
全体
5.5
10.6
75.8
5.5
1∼99人
0.0
10.0
86.7
0.0
100∼299人
0.0
0.0
100.0
0.0
300∼999人
2.1
6.3
85.4
2.1
1,000∼2,999人
8.2
4.1
75.5
8.2
3,000∼4,999人
5,000人以上
7.7
12.8
15.4
27.7
65.4
46.8
11.5
10.6
図表F-57 排出量取引に係る専門部署等の設置状況[業種別]
(%)
排出量取引の専 専門部署はない 排出量取引の専 その他
門部署を設定し が、排出量取引 門部署および専
ている
の専門スタッフ 門スタッフはい
を配置している ない
全体
5.5
10.6
75.8
5.5
農林水産業・鉱業
0.0
0.0
100.0
0.0
建設業
16.7
16.7
66.7
0.0
製造業
0.7
7.8
81.0
7.2
10.0
20.0
70.0
0.0
電気・ガス・水道
0.0
33.3
66.7
0.0
卸売・小売業
情報通信業・運輸・倉庫業
13.3
13.3
60.0
13.3
不動産業・飲食店・宿泊業等
11.5
11.5
76.9
0.0
医療・福祉
0.0
0.0
100.0
0.0
サービス業
その他
40.0
20.0
0.0
40.0
40.0
40.0
0.0
0.0
6.国内クレジット制度の認知度
「内容は大体知っていた」が 47.0%と最も高く、「内容はよく知っていた」(23.3%)、
「制度自体は聞いたことはあったが、内容までは知らなかった」(22.9%)と続く。
「内容はよく知っていた」と「内容は大体知っていた」をあわせると、70%を超える。
図表F-58 国内クレジット制度の認知度
聞いたこともなかった
6.8%
内容はよく知っていた
23.3%
制度自体は聞いたこと
はあったが、内容まで
は知らなかった
22.9%
内容は大体知っていた
47.0%
N=236
従業員規模別の特徴をみると、「内容はよく知っていた」は[5,000 人以上]で最も高
く、「内容は大体知っていた」は[3,000∼4,999 人]、[1,000∼2,999 人]で高く、「制度自
体は聞いたことはあったが、内容までは知らなかった」は[1∼99 人]、[100∼299 人]で
高くなり、従業員規模が大きいほど国内クレジット制度の認知度が高いといえる。
業種別の特徴をみると、
「内容はよく知っていた」は[建設業]、[電気・ガス・水道]、
[サービス業]、[その他]、[情報通信業・運輸・倉庫業]で高くなっている。
図表F-59 国内クレジット制度の認知度[規模別]
(%)
内容はよく知っ 内容は大体知っ 制度自体は聞い 聞いたこともな その他
ていた
ていた
たことはあった かった
が、内容までは
知らなかった
全体
23.3
47.0
22.9
6.8
0.0
1∼99人
3.3
33.3
53.3
10.0
0.0
100∼299人
2.9
31.4
48.6
17.1
0.0
300∼999人
6.3
56.3
27.1
10.4
0.0
1,000∼2,999人
26.5
59.2
10.2
4.1
0.0
3,000∼4,999人
5,000人以上
30.8
61.7
65.4
34.0
3.8
4.3
0.0
0.0
0.0
0.0
図表F-60 国内クレジット制度の認知度[業種別]
(%)
内容はよく知っ 内容は大体知っ 制度自体は聞い 聞いたこともな その他
ていた
ていた
たことはあった かった
が、内容までは
知らなかった
全体
農林水産業・鉱業
建設業
23.3
47.0
22.9
6.8
0.0
0.0
0.0
100.0
0.0
0.0
66.7
16.7
16.7
0.0
0.0
製造業
15.7
59.5
21.6
3.3
0.0
電気・ガス・水道
45.0
10.0
30.0
15.0
0.0
情報通信業・運輸・倉庫業
33.3
33.3
33.3
0.0
0.0
卸売・小売業
26.7
53.3
6.7
13.3
0.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
30.8
19.2
34.6
15.4
0.0
医療・福祉
0.0
100.0
0.0
0.0
0.0
サービス業
その他
40.0
40.0
0.0
40.0
40.0
0.0
20.0
20.0
0.0
0.0
7.国内クレジット制度への関心
「関心はあるが、活用したいとは思わない」が 30.1%と最も高く、「関心があり、条件
次第では活用したい」
(27.1%)
、「あまり関心はない」(25.4%)と続く。
図表F-61 国内クレジット制度への関心
その他
7.2%
不明
0.4%
既に制度を活用して
いる
9.3%
非常に関心があり、
積極的に活用したい
0.4%
あまり関心はない
25.4%
関心があり、条件次
第では活用したい
27.1%
関心はあるが、活用
したいとは思わない
30.1%
N=236
一方、
「関心はあるが、活用したいとは思わない」は 30.1%となり、以下のような、自
社内での取組みの優先、国の温暖化政策や排出量取引制度との兼ね合い、人材不足およ
び制度活用における手間の大きさなどの理由が示された。
■自社内での取組みを優先
・ 自社内での CO2 削減対策をまずは進めている。自社の努力で削減したい。
・ 自社での削減目標達成が基本。自社努力で目標達成が可能と考えている。
・ まずは自社内で出来る活動を徹底的に行った上での活用と考えている。
■国の温暖化政策や排出量取引制度との兼ね合い
・ 量が小さ過ぎる。将来の国内排出量取引制度との関連が不明である。
・ 京都議定書以外の公平性ある枠組みが見えてから考えたい。
・ 当社のキャップ上限、及びコストが不明確な状況で、他社への資金提供等は難しい。
■人材不足および制度活用における手間の大きさ
・ 手続きが難しく、担当できる人が少ない。他社に協力できる人材を割く余裕がない。
・ 従業員数も少なく、容易に活用できそうであれば活用してみたい。
・ 手続が大変なわりに、効果・使える範囲が限定的。書類作成等の事務コストに見合
ったメリットが見えづらい。
など
従業員規模別の特徴をみると、
「関心があり、条件次第では活用したい」は[5,000 人
以上]で最も高く、[1∼99 人]で最も低く、「あまり関心はない」は[1∼99 人]、[100∼299
人]で高くなっており、従業員規模が大きいほど、条件次第ではあるが、国内クレジット
制度の活用意向が高いといえる。
業種別の特徴をみると、
「非常に関心があり、積極的に活用したい」は[その他]で高く、
「関心があり、条件次第では活用したい」は[建設業]で高くなっている。
図表F-62 国内クレジット制度への関心[規模別]
(%)
既に制度を活用 非常に関心があ 関心があり、条 関心はあるが、 あまり関心はな その他
している
り、積極的に活 件次第では活用 活用したいとは い
用したい
したい
思わない
全体
9.3
0.4
27.1
30.1
25.4
7.2
1∼99人
0.0
0.0
16.7
26.7
53.3
3.3
100∼299人
0.0
0.0
20.0
28.6
42.9
8.6
300∼999人
2.1
0.0
31.3
35.4
22.9
6.3
1,000∼2,999人
8.2
0.0
24.5
40.8
18.4
8.2
3,000∼4,999人
5,000人以上
19.2
23.4
0.0
2.1
26.9
38.3
30.8
17.0
11.5
12.8
11.5
6.4
図表F-63 国内クレジット制度への関心[業種別]
(%)
既に制度を活用 非常に関心があ 関心があり、条 関心はあるが、 あまり関心はな その他
している
り、積極的に活 件次第では活用 活用したいとは い
用したい
したい
思わない
全体
9.3
0.4
27.1
30.1
25.4
7.2
農林水産業・鉱業
0.0
0.0
0.0
0.0
100.0
0.0
建設業
0.0
0.0
83.3
16.7
0.0
0.0
製造業
2.6
0.0
30.1
34.0
24.2
8.5
40.0
0.0
20.0
20.0
20.0
0.0
0.0
0.0
0.0
66.7
33.3
0.0
13.3
電気・ガス・水道
情報通信業・運輸・倉庫業
卸売・小売業
20.0
0.0
6.7
53.3
6.7
不動産業・飲食店・宿泊業等
15.4
0.0
26.9
11.5
42.3
3.8
医療・福祉
0.0
0.0
0.0
0.0
100.0
0.0
サービス業
その他
40.0
0.0
0.0
20.0
0.0
20.0
20.0
0.0
40.0
40.0
0.0
20.0
8.国内クレジット購入として関心のある事業
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に活用したい」
「関心があり、条件次第では活用したい」を回答した企業)
において、国内クレジット購入として関心のある中小企業等の事業は、[事業者(実施場
所)の属性]では、
「工場での事業」に次いで、
「事務所・ビルでの事業」、
「公共施設での
事業」が高い。[事業者(貴社との関係性等)の属性]では、「取引関係のある中小企業等
による事業」に次いで、「環境意識や地域貢献意識の高い中小企業等による事業」、「本
社・事業所等の周辺地域の中小企業等による事業」が高い。
図表F-64 関心のある事業実施場所や事業者との関係(制度への関心が高い企業)
(%)
0
10
20
30
40
50
60
70
64.4
工場での事業
12.6
温泉施設での事業
16.1
病院での事業
29.9
事務所・ビルでの事業
13.8
学校での事業
9.2
農家での事業
23.0
公共施設での事業
12.6
その他
23.0
本社・事業所等の周辺地域の中小企業等による事業
9.2
同業種の中小企業等による事業
19.5
CO2を多く排出している業種の中小企業等による事業
25.3
環境意識や地域貢献意識の高い中小企業等による事業
売上・利益の大きい中小企業等による事業
4.6
47.1
取引関係のある中小企業等による事業
取引関係のない中小企業等による事業
[事業者(実施場所)の属性]
3.4
[事業者(貴社との関係性等)の属性]
その他
13.8
(N=87)
[事業(規模)の属性]では、
「削減量が 50∼499(t-CO2/年)の事業」が高く、[事業(買
取価格)の属性]では、
「買取価格が 1,000∼1,499(円/t-CO2)の事業」が高くなっている。
[事業(方法論)の属性]では、
「ボイラーの更新」
、「空調設備の更新」、「ヒートポンプの
導入」が高い
図表F-65 関心のある事業規模、買取価格、方法論(制度への関心が高い企業)
(%)
0
10
20
30
60
70
25.3
削減量が50∼499(t-CO2/年)の事業
削減量が500∼1,999(t-CO2/年)
の事業
19.5
削減量が2,000∼4,999(t-CO2/年)
の事業
16.1
20.7
削減量が5,000(t-CO2/年)∼の事業
24.1
その他
[事業(規模)の属性]
18.4
買取価格が∼999(円/t-CO2)の事業
買取価格が1,000∼1,499(円/t-CO2)
の事業
27.6
買取価格が1,500∼1,999(円/t-CO2)
の事業
19.5
4.6
25.3
その他
[事業(買取価格)の属性]
40.2
ボイラーの更新
20.7
バイオマスを燃料とするボイラーの更新
34.5
ヒートポンプの導入
37.9
空調設備の更新
照明設備の更新
26.4
その他
26.4
不明
50
6.9
削減量が∼49(t-CO2/年)の事業
買取価格が2,000(円/t-CO2)∼の事業
40
2.3
[事業(方法論)の属性]
(N=87)
従業員規模別の特徴をみると、[1∼99 人]では、
「削減量が 1,999(t-CO2/年)以下の事
業」、および「買取価格が 1,000∼1,499(円/t-CO2) の事業」、
「事務所・ビルでの事業」
が大きい。[3,000∼4,999 人]では「削減量が 2,000(t-CO2/年)以上の事業」、および「買
取価格が∼999(円/t-CO2)の事業」、
「取引関係のある中小企業等による事業」が大きい。
[5,000 人以上]では、
「温泉施設での事業」、
「病院での事業」、
「事務所・ビルでの事業」
が大きい。
図表F-66 国内クレジット購入として関心のある事業[規模別] (制度への関心が高い企業)
(%)
[事業者(実施場所)の属性]
工場での事 温泉施設で 病院での事 事務所・ビ 学校での事 農家での事 公共施設で その他
業
の事業
業
ルでの事業 業
業
の事業
[事業者(貴社との関係性等)の属性]
本社・事業 同業種の中 CO2を多く 環境意識や 売上・利益 取引関係の
所等の周辺 小企業等に 排出してい 地域貢献意 の大きい中 ある中小企
地域の中小 よる事業 る業種の中 識の高い中 小企業等に 業等による
企業等によ
小企業等に 小企業等に よる事業 事業
る事業
よる事業 よる事業
取引関係の その他
ない中小企
業等による
事業
全体
64.4
12.6
16.1
29.9
13.8
9.2
23.0
12.6
23.0
9.2
19.5
25.3
4.6
47.1
3.4
1∼99人
40.0
0.0
20.0
40.0
20.0
0.0
20.0
0.0
0.0
0.0
20.0
0.0
0.0
40.0
0.0
0.0
100∼299人
57.1
0.0
0.0
14.3
14.3
0.0
28.6
0.0
14.3
28.6
0.0
28.6
0.0
42.9
0.0
14.3
300∼999人
81.3
6.3
6.3
25.0
6.3
6.3
12.5
6.3
25.0
0.0
25.0
25.0
6.3
37.5
6.3
12.5
1,000∼2,999人
68.8
18.8
18.8
25.0
12.5
6.3
25.0
12.5
37.5
18.8
25.0
31.3
6.3
50.0
6.3
6.3
3,000∼4,999人
5,000人以上
50.0
63.3
0.0
23.3
8.3
26.7
25.0
40.0
16.7
16.7
8.3
16.7
25.0
26.7
25.0
16.7
16.7
20.0
8.3
6.7
16.7
20.0
33.3
23.3
0.0
6.7
58.3
50.0
0.0
3.3
16.7
20.0
[事業(規模)の属性]
削減量が∼ 削減量が50 削減量が 削減量が
2,000∼
49(t-CO2/ ∼499(t- 500∼
年)の事業 CO2/年)の 1,999(t- 4,999(tCO2/年)の CO2/年)の
事業
事業
事業
全体
削減量が その他
5,000(tCO2/年)∼
の事業
買取価格が
∼999(円
/t-CO2)の
事業
[事業(買取価格)の属性]
買取価格が 買取価格が 買取価格が その他
1,500∼
2,000(円
1,000∼
1,499(円 1,999(円 /t-CO2)∼
/t-CO2)の /t-CO2)の の事業
事業
事業
13.8
[事業(方法論)の属性]
ボイラーの バイオマス ヒートポン 空調設備の 照明設備の その他
更新
更新
を燃料とす プの導入 更新
るボイラー
の更新
6.9
25.3
19.5
16.1
20.7
24.1
18.4
27.6
19.5
4.6
25.3
40.2
20.7
34.5
37.9
26.4
1∼99人
20.0
40.0
40.0
0.0
0.0
0.0
20.0
40.0
0.0
0.0
0.0
40.0
20.0
40.0
20.0
20.0
0.0
100∼299人
14.3
14.3
28.6
14.3
14.3
42.9
14.3
28.6
14.3
14.3
42.9
57.1
28.6
42.9
28.6
28.6
28.6
300∼999人
26.4
6.3
37.5
18.8
18.8
18.8
12.5
12.5
37.5
25.0
6.3
12.5
25.0
18.8
18.8
50.0
18.8
31.3
1,000∼2,999人
12.5
25.0
12.5
18.8
18.8
6.3
6.3
6.3
25.0
6.3
25.0
50.0
31.3
31.3
37.5
43.8
12.5
3,000∼4,999人
5,000人以上
0.0
3.3
16.7
20.0
25.0
16.7
33.3
10.0
41.7
20.0
25.0
40.0
50.0
16.7
33.3
26.7
8.3
23.3
0.0
3.3
16.7
36.7
25.0
43.3
25.0
13.3
41.7
40.0
33.3
40.0
25.0
23.3
33.3
33.3
図表F-67 国内クレジット購入として関心のある事業[業種別] (制度への関心が高い企業)
(%)
[事業者(実施場所)の属性]
工場での事 温泉施設で 病院での事 事務所・ビ 学校での事 農家での事 公共施設で その他
業
の事業
業
ルでの事業 業
業
の事業
[事業者(貴社との関係性等)の属性]
本社・事業 同業種の中 CO2を多く 環境意識や 売上・利益 取引関係の
所等の周辺 小企業等に 排出してい 地域貢献意 の大きい中 ある中小企
地域の中小 よる事業 る業種の中 識の高い中 小企業等に 業等による
小企業等に 小企業等に よる事業 事業
企業等によ
よる事業 よる事業
る事業
取引関係の その他
ない中小企
業等による
事業
全体
64.4
12.6
16.1
29.9
13.8
9.2
23.0
12.6
23.0
9.2
19.5
25.3
4.6
47.1
3.4
13.8
建設業
40.0
0.0
20.0
20.0
0.0
20.0
0.0
20.0
0.0
0.0
20.0
0.0
0.0
40.0
0.0
20.0
製造業
82.0
6.0
8.0
24.0
6.0
6.0
12.0
8.0
30.0
12.0
18.0
20.0
2.0
46.0
2.0
12.0
電気・ガス・水道
58.3
50.0
41.7
33.3
41.7
16.7
41.7
16.7
8.3
0.0
8.3
16.7
8.3
58.3
0.0
16.7
卸売・小売業
25.0
0.0
25.0
25.0
50.0
0.0
50.0
0.0
25.0
0.0
25.0
75.0
0.0
25.0
0.0
25.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
27.3
18.2
27.3
54.5
18.2
18.2
45.5
27.3
27.3
18.2
36.4
54.5
18.2
45.5
18.2
9.1
サービス業
その他
0.0
50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
50.0
50.0
50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
100.0
50.0
0.0
0.0
0.0
50.0
[事業(規模)の属性]
削減量が∼ 削減量が50 削減量が 削減量が
2,000∼
49(t-CO2/ ∼499(t- 500∼
年)の事業 CO2/年)の 1,999(t- 4,999(tCO2/年)の CO2/年)の
事業
事業
事業
削減量が その他
5,000(tCO2/年)∼
の事業
買取価格が
∼999(円
/t-CO2)の
事業
[事業(買取価格)の属性]
買取価格が 買取価格が 買取価格が その他
2,000(円
1,500∼
1,000∼
1,499(円 1,999(円 /t-CO2)∼
/t-CO2)の /t-CO2)の の事業
事業
事業
[事業(方法論)の属性]
ボイラーの バイオマス ヒートポン 空調設備の 照明設備の その他
更新
更新
を燃料とす プの導入 更新
るボイラー
の更新
全体
6.9
25.3
19.5
16.1
20.7
24.1
18.4
27.6
19.5
4.6
25.3
40.2
20.7
34.5
37.9
26.4
建設業
0.0
40.0
0.0
0.0
0.0
20.0
20.0
20.0
0.0
0.0
20.0
20.0
20.0
20.0
40.0
60.0
0.0
製造業
6.0
24.0
20.0
16.0
24.0
26.0
14.0
28.0
24.0
4.0
26.0
38.0
14.0
30.0
36.0
22.0
28.0
25.0
25.0
8.3
8.3
8.3
33.3
25.0
8.3
0.0
0.0
50.0
50.0
8.3
50.0
50.0
25.0
33.3
0.0
25.0
75.0
50.0
25.0
0.0
50.0
75.0
0.0
0.0
0.0
25.0
50.0
25.0
25.0
25.0
50.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
0.0
36.4
27.3
18.2
18.2
18.2
9.1
36.4
36.4
18.2
18.2
45.5
45.5
45.5
45.5
36.4
18.2
サービス業
その他
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
50.0
0.0
50.0
50.0
0.0
50.0
0.0
100.0
50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
50.0
50.0
0.0
50.0
50.0
50.0
0.0
50.0
0.0
50.0
0.0
50.0
電気・ガス・水道
卸売・小売業
26.4
(注)「農林水産業・鉱業」
「情報通信業・運輸・倉庫業」
「医療・福祉」は、
「既に制度を活用している」
「非常に関心があり、積極的に活用したい」
「関心が
あり、条件次第では活用したい」のいずれかを回答した企業がなかったため、項目として示していない(以下同様)
。
9.国内クレジットの活用用途
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に活用したい」
「関心があり、条件次第では活用したい」を回答した企業)
において、国内クレジットの活用用途は、
「償却」
(74.7%)、
「CSR 活動の宣伝」(39.1%)、
「商品・サービスの差別化、販売促進」(29.9%)となった。
図表F-68 国内クレジットの活用用途(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
60
9.2
転売
39.1
CSR活動の宣伝
29.9
商品・サービスの差別化、販売促進
11.5
会議・イベント等の集客
5.7
分からない
不明
(%)
80
74.7
償却
その他
70
1.1
2.3
N=87
従業員規模別の特徴をみると、
「償却」は[5,000 人以上]、[100∼299 人]で高くなって
いる。「CSR 活動の宣伝」は[300∼999 人]で高く、「会議・イベント等の集客」は[5,000
人以上]で高くなっている。
業種別の特徴をみると、
「償却」は[その他]、[電気・ガス・水道]、[製造業]で高くな
っている。
「CSR 活動の宣伝」および「商品・サービスの差別化、販売促進」は、[卸売・
小売業]、[サービス業]、[不動産業・飲食店・宿泊業等]で高い。
図表F-69 国内クレジットの活用用途[規模別] (制度への関心が高い企業)
(%)
償却
転売
CSR活動の宣伝
商品・サービス 会議・イベント 分からない
の差別化、販売 等の集客
促進
その他
全体
74.7
9.2
39.1
29.9
11.5
5.7
1.1
1∼99人
40.0
0.0
20.0
20.0
0.0
0.0
0.0
100∼299人
85.7
14.3
42.9
14.3
0.0
14.3
0.0
300∼999人
62.5
6.3
50.0
25.0
6.3
6.3
0.0
1,000∼2,999人
81.3
6.3
43.8
37.5
0.0
6.3
0.0
3,000∼4,999人
5,000人以上
58.3
86.7
16.7
10.0
33.3
36.7
33.3
33.3
16.7
23.3
8.3
3.3
0.0
3.3
図表F-70 国内クレジットの活用用途[業種別] (制度への関心が高い企業)
(%)
償却
転売
CSR活動の宣伝
商品・サービス 会議・イベント 分からない
の差別化、販売 等の集客
促進
その他
全体
74.7
9.2
39.1
29.9
11.5
5.7
1.1
建設業
40.0
0.0
20.0
20.0
0.0
20.0
0.0
製造業
82.0
2.0
42.0
24.0
12.0
6.0
2.0
電気・ガス・水道
83.3
0.0
8.3
16.7
8.3
8.3
0.0
卸売・小売業
25.0
50.0
75.0
50.0
25.0
0.0
0.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
63.6
9.1
54.5
72.7
9.1
0.0
0.0
50.0
100.0
100.0
100.0
50.0
0.0
50.0
0.0
50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
サービス業
その他
10. 国内クレジットの売買等の案内の希望
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に活用したい」
「関心があり、条件次第では活用したい」を回答した企業)
において、中小企業等の国内クレジットの売買等に関する詳しい案内について、「案内を
希望する」とした企業は 40.2%となった。
図表F-71 国内クレジットの売買等の案内の希望(制度への関心が高い企業)
不明
3.4%
案内を希望する
40.2%
案内は希望しない
56.3%
N=87
従業員規模別の特徴をみると、
「案内を希望する」は[3,000∼4,999 人]で高い。
業種別の特徴をみると、
「案内を希望する」は[その他]、[建設業]、[不動産業・飲食
店・宿泊業等]で高い。
図表F-72 国内クレジットの売買等の案内希望[規模別](制度への関心が高い企業)
(%)
全体
案内を希望しな
案内を希望する
い
40.2
56.3
1∼99人
20.0
80.0
100∼299人
42.9
57.1
300∼999人
37.5
56.3
1,000∼2,999人
43.8
56.3
3,000∼4,999人
5,000人以上
50.0
36.7
41.7
60.0
図表F-73 国内クレジットの売買等の案内希望[業種別](制度への関心が高い企業)
(%)
全体
建設業
製造業
電気・ガス・水道
卸売・小売業
不動産業・飲食店・宿泊業等
サービス業
その他
案内を希望する 案内を希望しな
い
40.2
56.3
80.0
40.0
20.0
56.0
8.3
0.0
91.7
100.0
54.5
50.0
100.0
45.5
0.0
0.0
11. 国内クレジット制度活用における行政に求められる施策等
国内クレジット制度への関心が高い企業(「既に制度を活用している」
「非常に関心が
あり、積極的に活用したい」
「関心があり、条件次第では活用したい」を回答した企業)
において、行政に求められる施策は、
「国内クレジットの使用方法に関する情報提供」が
66.7%と最も高い。次いで、「国内クレジット制度に関する税制優遇や金融支援措置の拡
充」(55.2%)、「国内クレジット制度全般に関する情報提供」(43.7%)、「CO2 削減事業に
取組む中小企業等の紹介・マッチングの実施」(28.7%)、「既に国内クレジットを購入し
ている大企業等の取り組みに関する情報提供」(27.6%)となっている。
図表F-74 行政に求められる施策等(制度への関心が高い企業)
0
10
20
30
40
50
60
43.7
国内クレジット制度全般に関する情報提供
66.7
国内クレジットの使用方法に関する情報提供
既に国内クレジットを購入している大企業等の
取り組みに関する情報提供
27.6
28.7
CO2削減事業に取組む中小企業等の紹介・マッチングの実施
ソフト支援実施機関等の支援・仲介機関の
紹介・マッチングの実施
5.7
10.3
国内クレジット制度に係るモデル事業の実施
55.2
国内クレジット制度に関する税制優遇や金融支援措置の拡充
11.5
その他
不明
(%)
70
2.3
N=87
従業員規模別の特徴をみると、「国内クレジットの使用方法に関する情報提供」は[1
∼99 人]が高く、「国内クレジット制度に関する税制優遇や金融支援措置の拡充」は
[3,000∼4,999 人]が最も高くなっている。「国内クレジット制度全般に関する情報提供」
は[1∼99 人]、[300∼999 人]、[1,000∼2,999 人]で高い。
業種別の特徴をみると、「国内クレジット制度に関する税制優遇や金融支援措置の拡
充」は[サービス業]、[不動産業・飲食店・宿泊業等]で高くなっている。
図表F-75 行政に求められる施策等[規模別] (制度への関心が高い企業)
(%)
全体
CO2削減事業に取 ソフト支援実施 国内クレジット 国内クレジット その他
国内クレジット 国内クレジット 既に国内クレ
制度全般に関す の使用方法に関 ジットを購入し 組む中小企業等 機関等の支援・ 制度に係るモデ 制度に関する税
ル事業の実施
制優遇や金融支
る情報提供
する情報提供
ている大企業等 の紹介・マッチ 仲介機関の紹
援措置の拡充
介・マッチング
の取り組みに関 ングの実施
の実施
する情報提供
43.7
66.7
27.6
28.7
5.7
10.3
55.2
11.5
1∼99人
80.0
80.0
0.0
60.0
0.0
0.0
40.0
0.0
100∼299人
28.6
71.4
28.6
0.0
14.3
0.0
42.9
0.0
300∼999人
62.5
68.8
25.0
31.3
6.3
18.8
56.3
6.3
1,000∼2,999人
56.3
75.0
37.5
37.5
12.5
6.3
43.8
6.3
3,000∼4,999人
5,000人以上
41.7
26.7
58.3
60.0
50.0
20.0
8.3
33.3
0.0
3.3
16.7
10.0
66.7
60.0
16.7
20.0
図表F-76 行政に求められる施策等[業種別] (制度への関心が高い企業)
(%)
全体
国内クレジット 国内クレジット 既に国内クレ
CO2削減事業に取 ソフト支援実施 国内クレジット 国内クレジット その他
制度全般に関す の使用方法に関 ジットを購入し 組む中小企業等 機関等の支援・ 制度に係るモデ 制度に関する税
ている大企業等 の紹介・マッチ 仲介機関の紹
する情報提供
制優遇や金融支
る情報提供
ル事業の実施
の取り組みに関 ングの実施
介・マッチング
援措置の拡充
する情報提供
の実施
43.7
66.7
27.6
28.7
5.7
10.3
55.2
11.5
建設業
40.0
60.0
40.0
20.0
0.0
60.0
20.0
製造業
50.0
72.0
36.0
22.0
6.0
8.0
54.0
0.0
6.0
電気・ガス・水道
33.3
66.7
8.3
16.7
0.0
0.0
50.0
25.0
卸売・小売業
25.0
50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
50.0
50.0
不動産業・飲食店・宿泊業等
45.5
63.6
9.1
63.6
18.2
9.1
72.7
18.2
サービス業
その他
0.0
50.0
0.0
50.0
100.0
0.0
50.0
100.0
0.0
0.0
0.0
50.0
100.0
50.0
0.0
0.0
G 方法論に関係する機器メーカー
G 方法論に関係する機器メーカー
1.調査目的
国内クレジット制度の活用促進に向けた、中小企業等における課題として、設備投資時
での機器メーカーに関する情報不足が指摘されている。また、機器メーカーでは、国内ク
レジット制度への認知度が低く、制度が営業ツールとして活用されていない状況にある。
したがって、方法論に関連する機器を製造・販売しているメーカーを文献調査等により
把握し、制度活用を検討しようとする中小企業等への情報提供を行う。加えて、機器メー
カーへの制度普及促進に向け、今後、各種セミナーやマッチングイベントへの参加依頼な
どに活用できる DB として整理する。
2.調査方法
(財)省エネルギーセンター「産業用省エネ設備機器所在データベース」
、および(財)省エ
ネルギーセンター「2009 年版 省エネルギー設備・機器要覧」に掲載されている企業の中
から、以下の方法論区分をもとに、関連企業を検索・抽出し、機器別に整理した。
図表 G-77 方法論(排出削減方法論)
001 ボイラーの更新
001-A バイオマスを燃料とするボイラーの新設
002 ヒートポンプの導入による熱源機器の更新
002-A ヒートポンプの導入による熱源機器の更新(熱回収型ヒートポンプ)
003 工業炉の更新
004 空調設備の更新
004-A フリークーリングの導入
005 間欠運転制御、インバーター制御又は台数制御によるポンプ・ファン類可変能力
制御機器の導入
006 照明設備の更新
006-A 照明設備の新設
007 コージェネレーションの導入
008 太陽光発電設備の導入
009 温泉熱及び温泉排熱のエネルギー利用
010 変圧器の更新
011 コンセント負荷制御機器の導入
012 溶融炉におけるコークスからバイオコークスへの切り替え
013 外部の高効率熱源設備を有する事業者からの熱供給への切り替え
014 余剰蒸気活用による小型蒸気発電機の導入
015 系統電力受電設備等の増設による自家用発電(発電専用機によるもの)の代替
016 太陽熱を利用した熱源設備の導入
① ボイラー
企業
(株)IHI
(株)アクトリー
石川島汎用ボイラ(株)
京葉ガス(株)
(株)タカハシキカン
(株)タクマ
中外炉工業(株)
西芝電機(株)
(株)ヒラカワガイダム
細山熱器(株)
(株)前田鉄工所
(株)サムソン
(株)日本サーモエナー
三浦工業(株)
製品
ガスタービンコージェネ設備
水冷式・ローターリーキルン式・各種燃焼炉、 ローターリーキルン式燃焼設備
小型貫流ボイラー、排熱ボイラー
高効率ボイラー
RPF及びRDFボイラー/発電設備/廃熱利用ボイラー
廃熱ボイラー、蒸気噴霧型ガスタービン
コージェネレーションシステム用追い焚きバーナー
エンジン式コージェネレーション(ガスエンジン、ディーゼルエンジン)
貫流ボイラー、廃熱ボイラー
高効率潜熱回収型温水ボイラー
廃油焚き小型貫流ボイラー、排ガス利用小型貫流蒸気ボイラー
小型貫流ボイラ
TWN型貫流ボイラ
簡易・小型貫流蒸気ボイラ、小型貫流蒸気ボイラ、排熱回収蒸気
② バイオマスボイラー
企業
製品
中外炉工業(株)
バイオマスガス化発電システム
(株)酉島製作所
西芝電機(株)
(株)プランテック
(株)ヤマイチニューテクノ
ロジー
(株)アクトリー
木質バイオマスガスコージェネシステム
バイオマス発電装置
バイオマス燃料及び廃棄物ガス化改質発電システム
(株)タカハシキカン
宇部テクノエンジ(株)
三菱重工業(株)原動機事
業本部
川崎重工業(株)
(株)荏原製作所
JFEエンジニアリグ(株)
バイオマス燃焼装置
廃棄物由来燃料廃熱ボイラー及び減温塔
RDF及びRPFボイラー/発電設備、木質燃料焚きコージェネレーション蒸気ボイ
ラー設備
流動床産業廃棄物燃焼システム
CFB(Circulation Fludized Bad Boiler)ボイラ、高効率ソーダ回収ボイラ
KJ形回収ボイラ
内部循環流動床ボイラ
木質バイオマスガス化システム
③ 変圧器
企業
愛知電機(株)
E−FOUR(株)
(株)カナデン
(株)キューヘン
製品
高効率タイプのトップランナー変圧器
省電力と安定化を実現する自動電圧調整装置
高効率変圧器
高効率油入変圧器、高効率モールド変圧器、トップランナー変圧器、負荷時タッ
プ切換器付変圧器、負荷時電圧調整器、高圧自動電圧調整器
トップランナー変圧器:油入変圧器、モールド変圧器
エポキシモールド変圧器、自己保障型交流耐電圧試験装置
電磁流量計、渦流量計、圧力伝送器
低損失(高効率)変圧器、高効率モーター
四変テック(株)
治部電機(株)
太陽計測(株)
東芝産業機器製造(株)
(株)日本AEパワーシステ
トップランナー方式対応モールド変圧器
ムズ
アモルファス変圧器、マルチライナーシステム(冷温水ポンプのインバーター制御
日本ジーピーアール(株)
機器)、低損失変圧器
乾式変圧器(コンピューター等IT負荷専用変圧器)、低損失配電用モールド変圧
(株)久野電機製作所
器
(株)日立産機システム
アモルファス変圧器、トップランナー変圧器
三菱電機(株)
低損失変圧器
④ インバーター制御
企業
(株)IHI
荏原テクノサーブ(株)
コベルコ・コンプレッサ
(株)省電舎
(株)太陽電機製作所
東芝産業機器製造(株)
東芝シュネデール・イン
バータ(株)
(株)日立産機システム
富士電機機器制御(株)
三菱電機(株)
(株)安川電機
製品
インバーター制御・水潤滑方式、オイルフリーコンプレッサー コンプレッサー・圧
縮機
ポンプ用インバーター盤、水冷式ポンプ用インバーター
インバーター制御汎用空気圧縮機
搬送系動力のインバーター制御化・インバーターシステム
インバーター制御盤、電力監視システム
低損失(高効率)変圧器
産業用インバーター制御装置
インバーター制御圧縮機
自動力率調整器、電力監視機器
低損失変圧器
インバーター(一般産業用三相交流電動機可変速装置)
⑤ 工業炉
企業
三建産業(株)
大同特殊鋼(株)
中外炉工業(株)
中日本炉工業(株)
品川ファーネス(株)
セントラル工業(株)
大同プラント工業(株)
(株)日本高熱工業社
日本シーラス(株)
日本ファーネス(株)
日本ルツボ(株)
(株)IHI
(株)アルバック
関東冶金工業(株)
光洋サーモシステム(株)
新日本製鐵(株)
DOWAサーモテック(株)
中日本炉工業(株)
製品
アルミ急速溶解炉 、アルミ切粉溶解炉 、バッチ式加熱設備 、バッチ式熱処理設
備 、多目的アルミ溶解炉 、竪型熱処理炉・台車式焼鈍炉など
SUS連続光輝焼鈍炉、ステンレス用精錬炉(AOD)、フローティング式焼鈍炉、
ローラーハース式STC焼鈍炉、 ローラーハース式連続焼鈍炉、ローラーハース
式連続真空焼結炉、管内パージ付銅管用光輝焼鈍炉など
アルミ材焼入・焼戻炉 、シャドウマスク黒化炉 、ストリップ連続光輝焼鈍炉 、チタ
ンコイル真空焼鈍炉 、バーンオフ炉 、バッチ式ガス浸炭炉、リジェネレーティブ
バーナー採用型各種加熱炉・熱処理炉など
ガス浸炭炉、真空焼結炉、真空焼結炉、連続熱処理炉(省エネルギー型)
アルミスクラップデラッカー設備、急速アルミ溶解炉
省エネルギー型熱処理炉
鉄・非鉄金属・炭素・ガラス用熱処理炉
IR型アルミ溶解保持炉、タワー型軽合金連続溶解炉、加圧式給湯式溶解炉、浸
漬型アルミ保温炉、浸漬型アルミ溶解保温炉
省エネルギー型回転炉床式鍛造炉
省エネルギー型メッシュベルト式ロー付炉、NFK−HRS高温空気燃焼システム、
バスケットレスAI合金熱処理炉
るつぼ式連続溶解保持炉(メルキーパー)
ガス冷却式真空熱処理炉、ガス冷却式堅型真空炉、ガス冷却付き油焼入真空
炉、ハイブリットホットプレス、ホットプレス、高圧・高速ガス冷却式真空炉、高圧・超
高速ガス冷却式真空熱処理炉、新型真空熱処理炉など
たて型真空熱処理炉、よこ型真空熱処理炉、半連続式真空ろう付炉、半連続式
真空焼結炉
変成排熱の加熱利用雰囲気炉
イナートガスオーブン、コンベア焼成炉、ノンフレームKCF浸炭焼入炉、メッシュ
ベルト式連続焼結炉、ワイヤー搬送式結晶Si太陽電池電極焼成炉など
低熱慣性新連続加熱炉、高効率工業炉(リジェネバーナ炉)
カーテンフレーム浸炭炉、リジェネガス吸熱型ガス変成炉、高温浸炭炉、高生産
性型ウルトラTKM雰囲気熱処理炉、新型浸炭焼入炉、新世代浸炭炉、超省エネ
型TKMバッチ式全自動雰囲気熱処理炉など
フレームレス型ガス浸炭炉、省エネルギー型連続熱処理炉、真空焼結炉、真空
熱処理炉
(株)ノリタケカンパニーリミ
ローラーハースキルン、バッチ式焼成炉
テド
パーカー熱処理工業(株) 塩浴加熱炉、全自動オーステンパー設備、全自動真空浸炭設備、流動炉
WB型連続加熱炉、WB型連続熱処理炉、ガス加熱ビレットヒータ(テーパーヒー
(株)宮本工業所
ト)、SMS炉(既設アルミ溶解炉併用型)、スマッシュ・メルティング・システム
(株)ヤマザキ電機
省エネルギー型連続式電気抵抗炉
(株)リケン
省エネルギー型熱処理炉
井原築炉工業(株)
ガラス溶解炉
新光商事(株)
ツインベッドバーナ(製蓄熱式燃焼方式)、FDIリジェネレーティブバーナシステム
⑥ ヒートポンプ・熱回収型ヒートポンプ
企業
製品
アクア冷熱(株)
ヒートポンプ式冷暖房給湯機
(株)宇都宮空調
荏原冷熱システム(株)
(株)桂精機製作所
(株)キクチ
(株)キューヘン
京葉ガス(株)
(株)神戸製鋼所
(株)コロナ
サイエンス(株)
三洋電機販売(株)
三洋電機(株)
四変テック(株)
高砂熱学工業(株)
ダイキン工業(株)
GEAプロセスエンジニアリ
ング(株)
東芝キヤリア(株)
(株)東洋製作所
(株)日本イトミック
日本ビー・エー・シー(株)
日立アプライアンス(株)
(株)ベン
三井精機工業(株)
三菱重工空調システム
(株)
三菱電機(株) 冷熱シス
テム製作所
三菱電機(株)
ゼネラルヒートポンプ工業
(株)
(株)ダイキンアプライドシ
ステムズ
(株)前川製作所
自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機 、熱回収型ヒートポンプ方式蓄熱システム
熱回収型ターボ冷凍機
ガス式遠赤外線乾燥炉
メダスジェット、エアーノズルによる瞬間乾燥装置システム
エコキュート
ガスヒートポンプエアーコン
超高効率水冷半密閉スクリューヒートポンプ・チラー(UHE)
自然冷媒(CO2)ヒートポンプ式給湯機 エコキュート
空冷式・水冷式排熱回収型ヒートポンプシステム
高効率ガスヒートポンプエアーコン
ガスヒートポンプエアーコン、吸収冷温水機
ヒートポンプ式給湯器
2管式冷温水システム
自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯器
真空フラッシュ冷却設備
熱回収型冷暖同時運転マルチエアーコン
自然冷媒アンモニア高効率ヒートポンプチラー
自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機
氷蓄熱槽、氷蓄熱装置
業務用ヒートポンプ給湯機、自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯器
スチームトラップ(バケット式、フロート式)、ドレンセパレーター(蒸気・空気用)
潤滑省エネインバーターコンプレッサー
ガスヒートポンプエアーコン
産業用チリングユニット(空冷式冷水専用機)、空冷式ヒートポンプチラー、氷蓄熱
利用パッケージエアーコン、蓄熱利用パッケージエアーコン
自然冷媒(CO2) ヒートポンプ給湯機
高温型高効率空冷式ヒートポンプ
水冷大容量ウオーターチリングユニット
水熱源・業務用エコキュート、業務用エコキュート
⑦ フリークーリング
企業
製品
(株)宇都宮空調
冷却塔による冬期の冷水供給(フリークーリング)
(株)荏原シンワ
高砂熱学工業(株)
(株)日立プラントテクノロ
ジー
冷却塔フリークーリングシステム
冷却塔による冬期の冷水供給(フリークーリング)
冬季冷水製造システム
⑧ 空調設備
企業
荏原実業(株)
(株)大林組
グリーンアース(株)
高砂熱学工業(株)
(株)IHI
(株)エネルギーアドバンス
製品
工場・店舗・商業施設用省エネ空調設備、デシカント空調
中央・個別一体型空調システム
エアコン省エネ装置、ハイブリットシステム
省エネ型ガス除去空調機
ガスタービンコージェネレーションシステム
コージェネレーションシステム
ガスエンジンコージェネレーションシステム、ガスタービンコージェネレーションシス
大阪ガス(株)
テム、ガスヒーポン(GHP)
(株)神戸製鋼所
ガスタービンコージェネレーションシステム、チェンサイクルシステム
三洋電機販売(株)
ガスヒートポンプエアコン、低温水吸収冷凍機
発電+冷温水タイプ灯油仕様コージェネ、パッケージ型灯油仕様コージェネ、発
新日本石油(株)
電+冷温水タイプ低硫黄A重油仕様コージェネ、パッケージ型低硫黄A重油仕様
コージェネ、灯油ヒートポンプエアコン
ダイハツディーゼル(株) ダイハツコージェネレーションシステム
デンヨー(株)
コージェネレーションシステム
東芝プラント建設(株)
MANコンパクトモジュール
新潟原動機(株)
ガスタービンコージェネ、マイクロパイロット方式ガスエンジンコージェネ
(株)前川製作所
スクリューエンジン
三井造船(株)
ガスエンジンコージェネレーションシステム、ガスタービンコージェネレーションシス
三菱重工業(株)原動機事 MACHIⅡ−SI・MACH-30Gガスエンジン/KU30A・MARK-30Bディーゼルエン
業本部
ジン、エンジンコージェネレーションシステム
ヤンマーエネルギーシステ ガスエンジンマイクロコージェネCPシリーズ、ヤンマーコージェネレーションシステ
ム(株)
ム
荏原冷熱システム(株)
直焚吸収冷温機、吸収冷温水機
川重冷熱工業(株)
ガスパック吸収冷温水機、ガス吸収冷温水機、蒸気吸収冷凍機
(株)日本サーモエナー
吸収冷温水機(ガス焚)
⑨ コージェネレーション
企業
(株)IHI
製品
ガスタービンコージェネ設備(航空エンジン転用型、熱電可変型) 、ガスタービン
発電設備(コンバインド、熱電可変型コージェネ)
コージェネシステム
ガスコージェネレーションシステム
業務用コージェネレーションシステム、 非熱投入型ガス吸収冷温水機
コージェネレーションシステム
ガスエンジン・コージェネ
石油コージェネレーション
常用コージェネレーション発電装置
木質燃料焚きコージェネレーション蒸気ボイラー設備
ガスタービン発電システム、コンバインドサイクル発電装置、熱電可変型ガスター
発電機制御装置
コージェネレーションシステム用追い焚きバーナー
コージェネレーションシステム
渦潮電機(株)
京葉ガス(株)
三洋電機販売(株)
三洋電機(株)
神鋼造機(株)
新日本石油(株)
大洋電機(株)
(株)タカハシキカン
(株)タクマ
(株)第一エレクトロニクス
中外炉工業(株)
豊国工業(株)
(株)トヨタタービンアンドシ
コージェネレーションシステム、マイクロガースタービンコージェネレーション
ステム
新潟原動機(株)
コージェネレーション、ガスエンジン
エンジン式コージェネレーション(ガスエンジン、ディーゼルエンジン) 、高速電力
西芝電機(株)
制御装置
ヒロトモホーム(株)
蒸気発電・スチームスター・小型蒸気発電
本田技研工業(株)
家庭用コージェネレーションユニット
三井造船(株)
ガスタービンコージェネレーションシステム、ガスエンジンコージェネレーションシス
(株)ユー・アール・ディー 省エネ・コージェネ設備
三菱重工業(株)原動機事
F型/G型シリーズガスタービン
業本部
⑩ 照明設備
企業
製品
IDECパワーデバイス(株) LEDランプ、LED照明器具
曉エンジニアリング(株)
水銀灯個別制御システム、 HID照明器具
イーエムシー(株)
高効率照明器具
メタルハライドランプ、 簡易調光形照明制御システム、 高圧ナトリウムランプ、 高
岩崎電気(株)
輝度誘導灯、 高効率反射板蛍光灯器具 など
岩瀬プリンス電機(株)
細径形省エネ蛍光ランプ
(株)エネゲート
LED照明器具
荏原実業(株)
オフィス・工場用省エネ照明
(株)大林組
オープンネットワーク制御システム
(株)関電エネルギーソ
BEMS、ランプ・照明、高効率照明、受変電設備、照明制御、照明制御装置、照
リューション
明設備
(株)関東日立
省エネ照明器具
栗原工業(株)
人感・温度・調光・昼光センサー
サンーエレクトロニクス工
省電力蛍光灯用電子安定器
業(株)
HIDランプ用高照度反射板 、セラミックメタルハライドランプ 、蛍光灯用段調光電
(株)省電舎
子安定器・マイクロインバーター、 電球型蛍光灯専用器具など
シンセー電機(株)
電力監視制御装置・自動力率制御装置・デマンド制御装置・自動負荷制御装置
(株)ジーエスユアサライ
高圧ナトリウムランプ、セラミックメタルハライドランプ
ティング
(株)ジェルシステム
高効率照明器具
(株)正興電機製作所
メタルハライドランプ
西部電気工業(株)
LED照明、LEDサイン
星和電機(株)
ハイブリッド照明器具、LEDモジュール(屋内照明用)
(株)太陽電機製作所
照明制御盤 電力監視システム
中央電力(株)
エネルギー総合管理システム
(株)中電工
ビル・エネルギー管理システム
東光電気(株)
オープンネットワーク対応調光コントローラーー
LED照明、 インバーター式蛍光灯器具、セラミックメタルハライドランプ 、セン
東芝ライテック(株)
サー応用簡易照明制御システム、ツイン発光管形高圧ナトリウムランプなど
東洋エレクトロン(株)
ビル監視システム、空調監視システム
豊国工業(株)
高効率照明器具・制御設備
110W照明器具、 HACCP向けコンパクト型蛍光灯ダウンライト、 LED照明器
パナソニック電工(株)
具、 メタルハライドランプ、 高圧ナトリウムランプ、高輝度誘導灯など
HID照明インバーター、HID照明全自動調光システム、全自動調光HID照明シ
エコロジスタ(株)
ステムなど
メタルハライドランプ 、高圧ナトリウムランプ 、高輝度誘導灯 、Hf蛍光ランプ、高
日立ライティング(株)
効率照明制御装置 、高周波点灯専用形蛍光灯器具など
FLR110W及びFPL/HF、FHPランプ高出力型照明器具 、ランプ・電圧フリー
三菱電機照明(株)
高周波点灯インバーター 、高周波点灯方式照明器具など
(株)柳生商会
LED蛍光灯
横河電機(株)
分散型EMS
(株)ルミダスジャパン
サービスステーション用照明器具
オーデリック(株)
LEDペンダンライト・LED超小型ダウンライトなど
⑪ 太陽光発電
企業
製品
太陽光発電:太陽電池モジュール及びパワーコンディショナ(インバーター)等電
(株)荏原製作所
気機器の製造販売、発電設備設置計画・設計・工事
サンテックパワージャパン 太陽光発電、建材一体型、PV、BIPV、太陽電池、ソーラーシステム、ソーラーパ
(株)
ネル、建材
三洋電機(株)
太陽光発電システム(HIT太陽電池モジュール)
パナソニックエコシステム
風力と太陽エネルギーを利用したCO2を排出しない発電システム
ズ(株)
ハイブリッド発電システム :太陽光発電、水力発電、小水力発電、山岳発電、風
(株)ヤマウラ
力発電
(株)京セラソーラーコーポ
太陽光発電システム
レーション
三洋ソーラーエネジーシス
住宅用太陽光発電システム
テム(株)
山洋電気(株)
太陽光発電用パワーコンディショナ
(株)ジーエス・ユアサ パ
太陽光発電システム
ワーサプライ
シャープ(株)
住宅用太陽光発電システム
昭和シェルソーラー(株) 住宅用太陽光発電システム
日新電機(株)
太陽光発電システム
(株)日立製作所
日立太陽光利用システム
三菱重工業(株)原動機事
微結晶タンデム型太陽電池
業本部
H 関西における国内クレジット活用事例
H 関西における国内クレジット活用事例
1.事例集作成の目的
関西における国内クレジット制度の更なる活用促進を目指し、中小企業等への PR 活動
の一環として活用事例集を作成し、近畿経済産業局ホームページでの掲載や関係機関へ
の配布などにより、幅広く制度の PR を進めていく。
2.調査対象・調査方法
第 8 回国内クレジット認証委員会(2009 年 11 月 2 日)までに承認された、関西の排
出削減事業 12 事業(10 事業者)の担当者に対してインタビューを実施し、共同実施事
業者(あるいはその他関連事業者、ソフト支援実施機関)からのコメントとともに、事
例集として取りまとめた。
図表 H-78 関西での国内クレジット活用事例
排出削減事業者
事業内容
繊維製品製造工場のボイラーにおける燃料転換
KB セーレン株式会社
(石炭・重油→都市ガス)
株式会社天一食品商事
温泉施設の加温用ボイラーにおける燃料転換(重
(スパリゾート雄琴あがりゃんせ)
油→都市ガス)
杉橋興産株式会社
ホテルにおける空調設備・照明設備の更新、ヒー
(今津サンブリッジホテル)
トポンプの導入
食品工場におけるボイラーの燃料転換(LPG→バ
株式会社 藤田食品
イオマス[廃食油])、照明設備の更新
クリーニング工場におけるリネン乾燥用途等の
株式会社 弘栄社
蒸気ボイラーの燃料転換(重油→都市ガス)
ヒューム管製造工場におけるヒューム管乾燥用
長見ヒューム管株式会社
蒸気ボイラーの燃料転換(灯油→都市ガス)
染色工場における染色用蒸気ボイラーの燃料転
株式会社 和染
換(重油→都市ガス)
京都大学3キャンパスでのボイラーの更新、空調
国立大学法人京都大学
設備の更新、照明設備の更新等
バラ生産用ハウス 29 ヶ所におけるビニールハウ
平群温室バラ組合
スの空調設備の更新
クリーニング工場におけるリネン乾燥用途等の
有限会社コジマ
蒸気ボイラーの燃料転換(重油→都市ガス)
※
申請受付番号順
繊維製品製造工場のボイラーにおける燃料転換
(石炭・重油→都市ガス)
KBセーレン 株式会社
1.企業概要
当社はセーレングループの総合繊維メーカーで、原糸・資材、衣料資材、工業資材を中心に、ハイファッショ
ン衣料素材、生活繊維素材、工業繊維素材などの事業を展開しています。
環境・省エネ対策については、セーレングループ環境保護活動方針に基づき、大気・水質・土壌の保全に対
する「ゼロエミッション」をテーマとした管理や、省エネパトロールなどを行っています。
2.事業実施の経緯
●セミナーで制度の存在を知り、その後当社から関係機関に問い合わせ
2008年11月に「排出量取引の国内統合市場の試行的実施及び国内クレジット制度普及セミナー」に参加し、
国内クレジット制度を詳しく知りました。その後、大阪ガス㈱に国内クレジット制度活用の相談をしたところ、ソフト
支援実施機関の㈱あらたサステナビリティ認証機構を紹介してもらい、仕組みや参加要件など丁寧な説明を受
けることになりました。共同実施者については、大阪ガス㈱の紹介によるオリックス㈱から、㈱滋賀銀行を紹介さ
れました。
3.事業内容
製造工程(特殊加工、染色工程等)で、乾燥・水洗や室内空調設備への熱源供給のために使用しているボイ
ラーを、石炭及び重油ボイラーから、高効率の都市ガスボイラー(貫流ボイラー)へ更新し、エネルギー使用量と
CO2排出量の削減を図りました。
適用方法論
事業実施場所
001 :ボイラーの更新
KB セーレン株式会社 長浜工場
(滋賀県長浜市鐘紡町1-11)
設備投資額
8,100万円(補助金含む)
補助金
エネルギー多消費型設備
天然ガス化推進補助事業
投資回収年数
資料-84
4.9年
4.取組みにあたって
●取組みの目的はCSRと省エネ対策、ランニングコスト削減がメイン
燃料費そのものは増加しますが、石炭の搬送や灰処分などの維持管理費はなくなり、取扱いも簡単になりまし
た。維持管理費と燃料費を含めたランニングコストは、1,200万円/年程度の削減が見込まれます。
●補助金の活用によるイニシャルコストの低減
(社)都市ガス振興センター「エネルギー多消費型設備天然ガス化推進補助事業」を活用しました。撤去費用
を除いた設備費・工事費8,100万円のうち、その1/3の80%である2,100万円を支援してもらいました。補助金を
除いた初期投資6,000万円については、ランニングコストの削減分により、5年で投資回収できる予定です。
●モニタリングは定常業務に組み込む
モニタリング業務は、毎月の定常業務として組み込んでいます。ガス量や効率などを時間ごとに一元管理して
いるので、その結果から石炭および重油であればどれくらいの量が必要であったかという計算をします。
●当初からのデータ整備により排出削減事業計画書の作成がスムースに
排出削減事業計画書作成に必要な元データ等の収集を当社施設課が行い、そのとりまとめを㈱あらたサステ
ナビリティ認証機構が実施するという役割分担で事業計画書を作成しました。作成段階でメールや訪問をして
もらうなど頻繁にやりとりをしましたが、当社に当初からデータが揃っていたので比較的スムースに進みました。
●広く売却してくれる企業とのクレジット売却契約
現在は㈱滋賀銀行とクレジット売却契約を締結していますが、㈱滋賀銀行は当社のクレジットの一部を購入予
定のため、今後はクレジットの全量を購入してくれるオリックス㈱と契約を締結し、オリックス㈱から㈱滋賀銀行や
その他の企業に売却していただく予定です。
5.波及効果・メリット
●クリーンな工場になったという社員の意識醸成
国内クレジット制度を活用したことで、社員の環境・省エネ意識の向上につながっています。また、煙や灰処
理などが必要なくなり、クリーンな工場になったという意識も生まれてきています。
●多くの広報の結果、商品イメージの向上につながる
㈱滋賀銀行からの積極的な情報発信の結果、中日新聞、京都新聞、日本経済新聞などの新聞に、今回の取
り組みが掲載されました。石炭等からクリーンなエネルギーの利用になったことで、健康に関連する当社の商品
イメージの向上にも結びついていると思います。
●近隣住民の方々の当社イメージも向上
以前は煙突から煙が出ていましたが、現在はなくなったため、当社に対して近隣住民の方々が持つイメージも
ずいぶん向上したと思います。
6.共同実施者より
当行は環境問題に積極的に取組む地方銀行です。金融の仕組みを使い環境問題に貢献する排出量取引に
は早くから関心を持っており、CERの購入実績もあります。本クレジットは20年4月に取扱を開始した「カーボン
オフセット定期預金『未来の種』」のオフセット用として使用する見込みです。【㈱滋賀銀行担当者】
7.企業プロフィール等
■排出削減事業者:KB セーレン株式会社
■所在地:大阪市北区梅田3-3-10 梅田ダイビル
14,15階
■資本金:34億4千万円
■電話番号:06-6345-5954
■担当者:企画・業務課施設管理所管 加藤恒和
■事業実施場所:KB セーレン株式会社 長浜工場
(滋賀県長浜市鐘紡町1-11)
■電話番号:0749-63-0709
■排出削減事業共同実施者: 株式会社滋賀銀行
■その他関連事業者:大阪ガス株式会社
オリックス株式会社
資料-85
温泉施設の加温用ボイラーにおける燃料転換
(重油→都市ガス)
株式会社 天一食品商事(スパリゾート雄琴あがりゃんせ)
1.企業概要
当施設は天下一品グループが運営する温浴施設であり、平成17年11月に開業しました。琵琶湖を一望できる
京滋最大級の露天風呂や、日本初の陶盤浴、関西初のドクターフィッシュ足湯など、様々なお風呂があります。
これまで特別な環境・省エネ対策を進めてきたわけではありませんが、今回の取り組みを契機に省エネ対策
を積極的に推進していきます。
2.事業実施の経緯
●温浴施設専門のコンサルティング業者からの提案
重油価格の値上がりもあり、コスト削減の取り組みについて、温浴施設のコンサルティングを行う㈱トリリオンに
相談したところ、エネルギーの「見える化」により、コスト削減・CO2削減を達成できるシステム「エネルギーナビ
ゲーションR」の導入とともに、国内クレジット制度の活用の提案をいただきました。また、同時期に、大津市企業
局および大阪ガス㈱から、重油ボイラーから都市ガスボイラーへの更新の提案があり、国内クレジット制度を用
いた都市ガスボイラーの更新事業に取組むこととなりました。
共同実施者についても、 ㈱トリリオンから、㈱三井住友銀行を紹介いただきました。
3.事業内容
温浴施設において、ボイラー燃料をA 重油から都市ガス(13A)へ変更し、潜熱回収型の高効率ボイラーへ更
新することで、燃料の使用量の削減とCO2排出量の削減を図っています。
適用方法論
事業実施場所
設備投資額
補助金
投資回収年数
資料-86
001 :ボイラーの更新
スパリゾート雄琴あがりゃんせ
(滋賀県大津市苗鹿3-9-5)
2,700万円(補助金含む)
温室効果ガス排出削減支援事業
6.1年
4.取組みにあたって
●コスト削減を主目的とした設備投資
コスト削減を主目的として設備投資を行いました。更新したボイラー4台のうち2台は本施設オープン時の4年
前に導入した比較的新しいものでしたが、中長期的に見て、燃料費削減につながることから更新を決めました。
●補助金活用によるイニシャルコストの抑制
設備の導入に際しては、NEDO「温室効果ガス排出削減支援事業」を活用しました。1/2の補助率であり、イニ
シャルコストを大きく抑えることができ、大変助かりました。
●日常的なデータ管理のおかげで事業計画書作成がスムースに
排出削減事業計画の作成では、当社はデータや資料を提供し、主に㈱トリリオンに取りまとめていただきまし
た。2~3回打ち合わせを行いましたが、ほとんどがメールでのやり取りで済みました。また、過去3年分のガスや
水使用量等を日量ベースで把握し、データ管理していたため、データ提供は特に手間ではありませんでした。
●エネルギーの「見える化」システム導入によるモニタリングの手間の軽減
エネルギー消費量のモニタリングは、浴槽ごとに1時間単位・週単位でお湯やエネルギー使用量を数値で把
握できる㈱トリリオンの「エネルギーナビゲーションR」システムを活用しています。以前から水道と井戸水の日量
や燃料消費量をメーターで把握していましたが、よりきめ細かな管理ができるようになるとともに、手間も大きく軽
減されました。
5.波及効果・メリット
●ランニングコストの削減
エネルギー使用量は、熱量ベースで13%、金額で30%の削減となり、確実にコスト削減に繋がっています。また、
「エネルギーナビゲーションR」は、無駄の見える化や異常の見張りによるコスト削減が達成できるシステムです。
そのため、都市ガスボイラーへの更新とともに、「エネルギーナビゲーションR」の導入による運用面での省エネ
活動も、エネルギー使用量低下に大きく貢献しています。
●従業員の節電や節水に対する意識の向上
電気のつけっぱなし、水の出しっぱなし等に対しての
従業員の省エネ意識は確実に向上しています。また、
他の省エネ設備導入も考えるようになりました。
●グループ会社での省エネ活動の拡大
㈱天下一品の店舗ではエネルギー使用量のチェック
を行ってきましたが、今回の事業を契機にFC店も含め
て全社的に取組むようになりました。エネルギー使用量
をチェックしながら、省エネ活動を推進しています。
6.その他関連事業者より
当社は、温浴施設向けエネルギー管理サイト「エネルギーナビゲーション R」を核として、非効率な運用、設備
を発見し、改善するサービスを提供しています。本事業においては、エネルギーナビゲーション R でデータを分
析して、CO2排出量が最小となる設備改善をプランニングさせていただきました。【㈱トリリオン担当者】
7.企業プロフィール等
■排出削減事業者:株式会社天一食品商事
■所在地:滋賀県大津市大江八丁目字池ノ内78番地3
■資本金:1,000万円
■電話番号:077-577-3715(あがりゃんせ)
■担当者:総支配人 浅賀貴之
■事業実施場所:スパリゾート雄琴あがりゃんせ
(滋賀県大津市苗鹿3-9-5)
■排出削減事業共同実施者:株式会社三井住友銀行
■その他関連事業者:株式会社トリリオン
資料-87
ホテルにおける空調設備・照明設備の更新、
ヒートポンプの導入
杉橋興産 株式会社(今津サンブリッジホテル)
1.企業概要
平成6年10月に滋賀県高島市の琵琶湖畔に開業しました。窓から雄大な琵琶湖・比良の山が広がる、機能性
と快適性を兼ね備えた客室で、やすらぎの空間を提供しています。
当ホテルは 「人と環境にやさしいホテル」を目指しており、年数回の琵琶湖周辺の清掃活動や、節電などの
省エネ活動を実施してきました。今回の取組みを契機に、環境・省エネ対策をさらに推進していきます。
2.事業実施の経緯
●関西電力㈱からの国内クレジット制度活用の提案
開業から15年が経ち、設備が経年劣化するとともに、 重油価格の高騰もあり、近年、故障やメンテナンス費用
がかさむという課題を抱えていました。そのため、関西電力㈱に相談を行い、設備改修の提案をいただきました。
改修工事に着手した2009年3月に、関西電力㈱から、国内クレジット制度活用の提案、およびソフト支援実施
機関である日本テピア㈱を紹介いただき、 4月頃から排出削減事業計画の作成を始めました。
3.事業内容
①給湯設備の熱源機器を重油温水ボイラー2 台から自然冷媒ヒートポンプ5 台(内1 台は循環ロス用)に更新、
②空調設備を重油吸収式冷温水発生機(2 台)から空冷式ヒートポンプ(5 台)へ更新、③ホテル内の誘導灯、
廊下部ダウンライトおよびエレベータホール部ダウンライトをLED 照明に更新し、省エネを進めます。
適用方法論
事業実施場所
補助金
002 :ヒートポンプの導入による熱源機器の更新
004 :空調設備の更新
006 :照明設備の更新
今津サンブリッジホテル
(滋賀県高島市今津町今津1689-2)
既存住宅・建築物省エネ改修緊急促進事業
投資回収年数
資料-88
7.7年
4.取組みにあたって
●補助金活用による初期投資の抑制
設備の導入に際しては、国土交通省の補助金「既存住宅・建築物省エネ改修緊急促進事業」を活用しました。
申請書類の作成は大変でしたが、関西電力㈱・施工業者・当社の3社で役割分担しながら進めました。申請者
が多く、補助率は最終的に1/4となりましたが、初期投資を抑えることができ、大変助かりました。
●専用機器導入によるモニタリングの手間の軽減
エネルギー消費量把握の工夫として、多回路エネルギーモニタという機器を導入しています。10万円程度の
機器であり、空調設備(屋上)、エコキュート(1階)の分電盤前に設置することで、設備の積算電力量等がSDメ
モリーカードにデータ記録できます。1カ月に1回チェックするだけでよく、モニタリングの手間を省けています。
●容易な照明設備のモニタリング
LED照明は24時間365日稼動させているため、都度計測ではなく、原単位に基づく計算で対応することを審
査で認めてもらっており、モニタリングは容易です。なお、停電時は日報で管理することにしています。
●補助金申請書類を活用して排出削減事業計画を作成
排出削減事業計画は、関西電力㈱・日本テピア ㈱・当社の3社で2回集まり、 2~3回のメール等を通じて作
成しました。当社は主に日本テピア㈱にデータや資料を提供し、1カ月ほどで事業計画書にまとめていただきま
した。データ提供等は、補助金申請書類を活用しながら1人で対応しましたが、負担は特にありませんでした。
5.波及効果・メリット
●社員の環境・省エネ意識の向上
社員の環境に対しての意識向上が進み、節電などの省エネに対する意識や活動がより高まっています。また、
ホテルの企画でも、これまで料理の現場からは量の確保の側面から地産食材の活用は難しいという声がありま
したが、今まで以上にスムーズな地産食材の活用につながっています。直接、畑に行くことも多くなりました。
●地域共生・社会貢献活動への展開
「人と環境にやさしいホテル」を目指しており、クレジット売却収益は、福祉・介護施設への料理慰問や学生の
職場体験など、地域コミュニティーの活性化に向けた、地域共生・社会貢献活動のために用いる予定です。
●「人と環境にやさしいホテル」のPR
新聞(日経、日経滋賀版、読売、京都、中日、電気、日経
産業、日刊工業)、環境情報誌(環境ビジネス)に取り上げて
もらい、「人と環境にやさしいホテル」としての当社の取組み
をPRしていただいています。
●ランニングコストの削減
改修から数ヶ月しか経過していませんが、設備の電化改修
により、ランニングコストが着実に低下しています。
6.共同実施者より
当社は、杉橋興産様の環境問題に対する取組みに賛同し、ヒートポンプの導入等による本事業を共同で実
施いたしました。当制度を活用することで当社の「系統電力の低炭素化」の一助となりました。当社は今後も「系
統電力の低炭素化」と、ヒートポンプの導入等による「電化社会の推進」の需給両面での取組みを進め、低炭素
社会の実現に貢献します。【関西電力㈱担当者】
7.企業プロフィール等
■排出削減事業者:杉橋興産株式会社
■所在地:滋賀県高島市今津町今津1689-2
■電話番号:0740-22-6666
■担当者:支配人 永田久弥
■事業実施場所:今津サンブリッジホテル
(滋賀県高島市今津町今津1689-2)
■排出削減事業共同実施者:関西電力株式会社
資料-89
食品工場におけるボイラーの燃料転換
(LPG→バイオマス[廃食油])、照明設備の更新
株式会社 藤田食品
1.企業概要
当社は「おいしい豆腐をつくるには、まずよい水をつくることから」という理念のもとに、豆腐造りにかかせない
水を、「電子イオン」により浄化・活性化し、品質の安定したおいしい豆腐造りに励んでいます。
当社の環境対策としては、但馬工場にオカラ乾燥機を設置し、魚のえさやきのこ栽培肥料の材料にするなど、
オカラの再資源化や浄化水槽の設置による排水の浄化などを行っています。
2.事業実施の経緯
●NEDOの補助事業の説明会で国内クレジット制度を知り、ソフト支援実施機関とともに取り組み開始
ボイラー性能の問題からボイラーの更新を考えていました。さらに、CO2削減という観点から、省エネに繋がる
ボイラー導入を検討していた中で、廃食油を活用したバイオマスボイラーを導入することとなりました。2009年1
月中旬、そのボイラー導入に係るNEDOの補助事業の説明会で、国内クレジット制度の説明を受け、㈱洸陽電
機とともに申請書類の作成を始めました。それまではCO2が売れるものとは想像しておらず、国内クレジット制
度については全く知りませんでした。
3.事業内容
バイオマス(揚げ物廃油)ボイラーを導入し、揚げ物廃油を大豆を蒸す工程の蒸気エネルギー源として再利用
し、LPG 使用量を削減します。さらに、水銀灯や蛍光灯を高効率照明に換えることで、工場全体として17%以
上の省エネルギーを図ります。
適用方法論
事業実施場所
設備投資額
補助金
投資回収年数
資料-90
001 :ボイラーの更新
006 :照明設備の更新
株式会社藤田食品 但馬工場
(兵庫県養父市八鹿町上小田)
2,500万円(補助金含む)
温室効果ガス排出削減支援事業
9年
4.取組みにあたって
●CO2削減と廃食油の有効活用を主目的にボイラー更新
CO2削減とともに廃食油を有効活用したいと考えており、付き合いのあったボイラーメーカーから、廃食油だけ
を燃料にできる他社のボイラーを紹介してもらい、廃食油を燃料としたCO2削減につながる設備に更新しました。
●定期的な更新時期にあわせて照明設備を更新
老朽化していたことと、油により汚れがつきやすく、照明設備は定期的な対策が求められる状況であり、更新
時期にあわせて高効率な照明設備に更新しました。
●補助金活用によるイニシャルコストの抑制
設備導入に際しては、NEDO「温室効果ガス排出削減支援事業」を活用しました。補助率が1/2であり、イニ
シャルコストを大きく抑えることができ、大変助かりました。
●補助金申請資料を活用した排出削減事業計画書の作成
当社は、補助金申請資料を基に、㈱洸陽電機にデータ提供を行い、メールや電話でのやり取りを中心として、
排出削減事業計画書をひと月くらいで取りまとめていただきました。
5.波及効果・メリット
●エネルギー使用量削減による経費節減
但馬工場のLPGの使用量は2割の削減を実現し、照明更新では半年で7,000 kWh削減し前年の2/3の規模と
なり、経費節減に繋がっています。
●取引先からの相談など、環境対策に先進的な企業としてのPR
今回の当社の取組みについて、電話での問い合わせが何件かありました。取引先の大手スーパーからは、
CO2削減に向けた取組みの参考にしたいとのことで、照明更新の取組みについて紹介しました。また、他県の
中小企業団体からの視察もあるなど、環境対策に先進的な企業としてのPRにつながっています。
●企業や商品イメージの向上に期待
現在、全ての廃食油を有効活用しています。今のところ取引先
が増加したということはありませんが、企業イメージや商品イメージ
が向上していくことが期待されます。
●今回の経験を活かした全社的な省エネ活動の取組みへの展開
国内クレジット制度での取組みを社員に説明しており、社員の節
電などの省エネ・CO2削減意識が向上しています。今後は、但馬
工場の経験を活用し、但馬工場の見学も行いながら、全社的な省
エネ活動を進めていきます。
6.共同実施者より
弊行は、制度の試行に際し発足した国内クレジット推進協議会の発起人であり、制度の活性化を図る立場で
参加しました。藤田食品様は日本環境取引機構から紹介を受け、地元での知名度が高く、食と環境の先進企
業であることから、弊行本店ビルのカーボンニュートラル化に活用する予定です。【㈱三井住友銀行担当者】
7.企業プロフィール等
■排出削減事業者:株式会社藤田食品
■所在地:兵庫県川西市東久代2-2-18
■資本金:1,000万円
■電話番号:072-757-2332
■担当者:取締役総務部長 兼営業担当課長 藤田剛士
■事業実施場所:株式会社藤田食品 但馬工場
(兵庫県養父市八鹿町上小田)
■排出削減共同実施事業者:株式会社三井住友銀行
三井住友ファイナンス&リース株式会社
■その他関連事業者:株式会社洸陽電機
資料-91
クリーニング工場におけるリネン乾燥用途等の
蒸気ボイラーの燃料転換(重油→都市ガス)
株式会社 弘栄社
1.企業概要
当社は産業用クリーニング業を営んでおり、小規模なクリーニング店とは異なり、大型設備で大量の蒸気を使
用します。取引先は、ホテルをはじめとした業務関係がメインです。
これまで、蒸気発生後に熱交換することで発生する温水(ドレーン)を、ボイラー用の熱として有効利用するな
どの環境・省エネ対策を行ってきました。また、機械やタンクを保護することにより保温も進めています。
2.事業実施の経緯
●ボイラー事業者から国内クレジット制度の紹介をうける
ボイラーの老朽化や重油値上がりへの対応策として、都市ガスボイラーへの更新の話が持ち上がり、馴染み
のボイラー卸業者に相談したところ、㈱日本サーモエナー製のボイラーを提案いただきました。国内クレジット
制度については全く知識がありませんでしたが、その後、㈱日本サーモエナーから初めて国内クレジット制度の
説明を受けました。
ボイラーを設置したのは2008年10月で、その2ヵ月後の2008年12月に、㈱日本サーモエナー、日本テピア㈱
の訪問を受け、国内クレジット制度についての詳しい説明を受け、本格的な準備を始めました。
3.事業内容
A 重油ボイラーは、すすの付着等の経年劣化によりボイラー効率が悪化しているため、新しい都市ガスボイ
ラーへ更新することで燃料使用量を削減し、CO2 排出量を削減します。さらに、都市ガスはA 重油よりも単位発
熱量あたりの炭素含有量が少なく、ボイラーの燃料を都市ガスに転換することでCO2 排出量を削減します。
適用方法論
事業実施場所
補助金
投資回収年数
資料-92
001 :ボイラーの更新
株式会社 弘栄社 本社工場
(大阪府松原市)
なし
5.6年
4.取組みにあたって
●設備更新により燃料使用量の把握が容易に
都市ガスボイラー導入の主な目的は、燃料費削減と老朽化対策です。都市ガスボイラーであれば、ガスの使
用量を計器で正確な数値を測定できるため、燃料使用量の把握に係る手間は少なくてすみます。
●効率的な燃料利用も可能に
独自にボイラーをチューニングすることが可能になったため、クリーニングの取扱量や季節によって変動する
燃料に対して、効率的な燃料利用ができるようになりました。
●手間と条件を考慮して補助金申請は行わず
ボイラー導入に係る補助金は活用しませんでした。現在の重油ボイラーの撤去が条件であったことと、補助金
申請の手間を省きたかったため、ボイラーメーカーと相談のうえ申請しませんでした。
●事業計画書作成はソフト支援機関の貢献が大
事業計画書作成にあたっては、当社が財務実績などを提供し、㈱日本テピアに取りまとめていただきました。
㈱日本テピアは担当部署が東京だったため、打ち合わせはあまりなく、データは、ほとんどを郵送かFAXでやり
取りし、 2ヶ月程度で事業計画書が作成できました。当社は社長一人で事務管理を行っているため、データ提
供には少々手間がかかりましたが、 ㈱日本テピアがいなければ作成できない書類でした。
5.波及効果・メリット
●事業の効率性向上
国内クレジット制度の活用により、社員の環境意識が向上したという効果は、現時点ではあまりありません。た
だ、都市ガスボイラーに更新することで、真冬に着火不良がなくなったという業務上でのメリットが大きくなり、事
業の効率向上という点で、社員に喜ばれています。
●トータルでのランニングコストの削減
重油価格の低下の影響で、ランニングコストは重油ボイラーの時とそれほど変わりませんが、メンテナンス代や
検査代が不要になるというメリットがあります。
●クリーンな工場に
重油であれば排出されるSOXなどの対応を実施しなくてもよくなり、そのためのコストや手間の軽減につながる
とともに、排気ガスの濃度は改善していると思います。都市ガスボイラーは、CO2削減だけでなくSOXの削減に
も効果があり、その結果、屋根の腐食抑制につながると思います。
●対顧客で前面に出る業務がないためPRの機会は少ない
当社は、ホテルや鉄道関係などの業務用クリーニングの下請け的な業務が中心であり、対顧客業はしていな
いため、表にPRする機会は少ないのが実情です。
6.共同実施者等より
当社は、国内外を問わず、排出権の承認申請支援や排出権の買い取りを行っております。海外の排出権を購
入する方法ではなく、国内クレジット制度を活用し、国内のCO2排出量を純減する方法で京都議定書を達成す
ることが望ましいと考えており、 国内クレジットの買い取りを積極的に進めております。【㈱FTカーボン担当者】
7.組合プロフィール等
■排出削減事業者:株式会社 弘栄社
■所在地:大阪府松原市
■事業実施場所:株式会社 弘栄社 本社工場
(大阪府松原市)
■排出削減共同実施事業者:株式会社 FTカーボン
丸紅株式会社
■その他関連事業者:株式会社 日本サーモエナー
資料-93
ヒューム管製造工場におけるヒューム管乾燥用
蒸気ボイラーの燃料転換(灯油→都市ガス)
長見ヒューム管 株式会社
1.企業概要
当社は、下水道や農業水利などに利用するヒューム管(遠心力鉄筋コンクリート管)の製造・販売を通じて、水資
源のリサイクルや、清潔で快適な生活環境づくりを進めています。
製品の企画・設計・製造に至る一貫システムで、安定した製品を幅ひろく提供するとともに、パイプとしてのヒュー
ム管づくりにとどまらず、地球レベルでの環境問題に取り組みたいと考えています。
2.事業実施の経緯
●新聞記事で国内クレジット制度を知り、ボイラーメーカーに制度活用を相談
原油価格高騰により燃料費がかさんでいた頃、大阪ガス㈱より灯油ボイラーから都市ガスボイラーへの更新の
提案を受けました。大幅に燃料費を削減できる試算結果であり、設備更新を決めました。
設計・工事を始めた時期に、新聞記事で国内クレジット制度を知り、制度を活用したい旨をボイラーメーカー
に相談したところ、㈱日本総研から連絡があり、制度の説明を受けました。その後、㈱FTカーボンを紹介いただ
き、取組みを開始しました。
3.事業内容
灯油ボイラーは、すすの付着等によってボイラー効率が悪化しているため、ボイラーを更新することで燃料使
用量を削減し、CO2 排出量を削減します。さらに、都市ガスは灯油よりも単位発熱量あたりの炭素含有量が少
ないため、ボイラーの燃料を都市ガスに転換することにより、CO2 排出量を削減します。
適用方法論
事業実施場所
設備投資額
補助金
投資回収年数
資料-94
001 :ボイラーの更新
長見ヒューム管株式会社 本社工場
(大阪府貝塚市二色中町9 番1)
1,040万円程度(補助金含む)
エネルギー多消費型設備
天然ガス化推進補助事業
10.8年
4.取組みにあたって
●十分に投資回収できる設備更新の実施とともに、補助金活用による初期投資の抑制
古いボイラーとともに、平成17年に導入した新しいボイラーの計2台を更新しましたが、大阪ガス㈱の試算によ
ると、1,000万円の設備投資でも十分に投資回収できる水準でした。しかも、(社)都市ガス振興センター「エネル
ギー多消費型設備天然ガス化推進補助事業」の活用により、初期投資を抑えることができ、大変助かりました。
●補助金申請書類を活用した排出削減事業計画の作成
排出削減事業計画の作成では、主に電話、メール、FAXのやり取りを中心に、FTカーボン㈱にデータや資料
提供を行い、取りまとめていただきました。補助金申請書類があったため、新たなデータ収集・整理の手間もな
く、特に苦労はありませんでした。他県の中小企業団体が、当社の国内クレジットの取組みについて視察に来ら
れた時も、書類作成や申請等の手間のかからなさに驚いていたほどです。
●負担のないモニタリング
モニタリングに関しては、月ごとのガス使用量の請求書とは別に、大阪ガス㈱に依頼して、月ごとの年間ガス
使用量の集計データを送付してもらっています。毎日の燃料使用量のモニタリングは、灯油ボイラーでも行って
いたものであり、新たな手間が生じたということはありません。
5.波及効果・メリット
●取引先業者からの引き合い
取引先のゼネコンから排出削減量を売ってくれないかという話がありました。また、ゼネコンは各種工事などの
入札時の評点において環境対策をPRできることから、当社製品の引き合いの話もありました。今後、ゼネコンに
対しての入札前の引き合いに向けた営業を進めていきたいと考えています。
●国内クレジットの承認証を営業ツールとして活用
国内クレジットの承認証のコピーを、営業に持って回らせています。また、社長室にも承認証を掲げ、銀行等
の関係者にも積極的にアピールするなど、今回の取組みを営業ツールとして積極的に活用しています。公共事
業や公共施設での仕事が多いため、製品のPRにもつながればと考えています。2009年11月に認証されたばか
りであり、まだ目に見える成果はあまりありませんが、2010
年以降に成果があらわれてくるものと期待しています。
●燃料費用の安定による安心感
原油価格が一時期に比べて下落してきたため、コストメリ
ットはあまり大きくありません。ただし、灯油ボイラーでは使
用量は変わらないのに、前月比5割増しという月もあったこ
とから、燃料代の乱高下がなくなったという安心感はありま
す。加えて、排ガスが少なくなったというメリットがあります。
6.ソフト支援機関より
当社は、長見ヒューム管㈱様の環境への取組みに賛同し、灯油ボイラーから高効率の都市ガスボイラーへの
更新プロジェクトに関するソフト支援を実施させていただきました。今後とも国内クレジット制度の普及促進に努
めて、低炭素社会の実現に貢献して参りたい所存です。【ソフト支援機関 担当者】
7.企業プロフィール等
■排出削減事業者:長見ヒューム管株式会社
■所在地:大阪府貝塚市二色中町9 番1
■資本金:2,000万円
■電話番号:072-431-6859
■担当者:資材部 部長 大山貴
■事業実施場所:長見ヒューム管株式会社 本社工場
(大阪府貝塚市二色中町9 番1)
■排出削減事業共同実施者:三菱商事株式会社
資料-95
染色工場における染色用蒸気ボイラーの
燃料転換(重油→都市ガス)
株式会社 和染
1.企業概要
当工場はカーペットやキッチンマットの原料となる綿を染め、紡績工場に卸しています。
これまでは電気をこまめに消すなどの省エネ対策が中心でしたが、今回のボイラー更新を契機に、配管工事
の際に断熱材を使うなど、より一層、環境対策・省エネ対策を意識するようになりました。
2.事業実施の経緯
●環境問題への意識からボイラー事業者に問い合わせをし、国内クレジット制度の紹介を受ける
国内クレジット制度のことは知りませんでしたが、2008年の夏頃、環境問題への意識から、ガスボイラーに更新
することでの環境面でのメリットについて、ボイラーメーカーに尋ねたことがありました。
2008年10月に都市ガスボイラーを導入しましたが、その前後において、ボイラーメーカーから国内クレジット制
度を紹介してもらいました。そして、2008年11~12月に共同実施者の㈱ FTカーボンを紹介していただき、国内
クレジット制度を活用することとしました。
3.事業内容
A 重油ボイラー(1台)は、経年劣化によりボイラー効率が悪化しているため、新しい都市ガスボイラー(2台)へ
更新することで燃料使用量を削減し、CO2 排出量を削減します。さらに、都市ガスはA 重油よりも単位発熱量
あたりの炭素含有量が少ないため、ボイラーの燃料を都市ガスに転換することでCO2 排出量を削減します。
適用方法論
事業実施場所
設備投資額
補助金
投資回収年数
資料-96
001 :ボイラーの更新
株式会社 和染 染色工場
(大阪府泉大津市式内町8 番28 号)
800万円
なし
16.9年
4.取組みにあたって
●主な取組み目的はランニングコスト削減
老朽化により修理が増えてきており、ボイラーの買い替えを検討していました。重油も高い時期であり、コスト
削減を主目的に設備更新を行いました。
●ボイラーメーカーに協力いただき排出削減事業計画書を作成
当社はデータや資料提供を行い、㈱FTカーボンに排出削減事業計画書を取りまとめていただきました。社内
では担当の2人で各種請求書を引っ張り出したりするなど、多少手間がかかりました。既存ボイラーの性能等に
ついては、ボイラーメーカーからデータ提供してもらい、大変助かりました。
●手間と採択までの時間を考慮して補助金申請は行わず
設備導入に際して、補助金は活用しませんでした。申請書類作成などの手間がかかることと、採択までの時間
がかかるためです。
●モニタリングの手間かからず
燃料消費量のモニタリングは、請求書をもとに行っており、特に手間ではありません。
●審査における金銭的な負担なし
助成制度のおかげで、審査にかかる金銭的な負担はありませんでした。
5.波及効果・メリット
●燃料の安定的な調達が可能に
重油価格の低下に伴い、経済的なメリットはあまりありません。ただし、ガスのほうが重油よりも価格と量の面で
安定した調達ができるメリットがあります。
●燃料管理の手間が減少
以前は、重油の調達について、信頼できる調達先を探すことや在庫管理の手間がかかっていました。また、重
油の安全な扱いにも神経を使っていました。ガスボイラーの導入により、その手間がなくなりました。クリーンなイ
メージとともに、取り扱いやすさが都市ガスボイラーのメリットといえます。
●従業員の省エネ意識の向上
取引業者の多くは親会社を訪れ、当工場には染料メーカーとボイラーのメンテナンス業者が訪問する程度で
あり、今回の取組みが、取引先に対して大きなアピールになっているとまでは言えません。ただし、従業員の電
気を消すなどの省エネ意識の向上につながっています。
6.共同実施者より
当社は、国内外を問わず、排出権の承認申請支援や排出権の買い取りを行っております。海外の排出権を購
入する方法ではなく、国内クレジット制度を活用し、国内のCO2排出量を純減する方法で京都議定書を達成す
ることが望ましいと考えており、 国内クレジットの買い取りを積極的に進めております。【㈱FTカーボン担当者】
7.企業プロフィール等
■排出削減事業者:株式会社 和染
■所在地:大阪府泉大津市式内町8 番28 号
■電話番号:0725-22-5480
■事業実施場所:株式会社 和染 染色工場
(大阪府泉大津市式内町8 番28 号)
■排出削減事業共同実施者:株式会社 FTカーボン
丸紅株式会社
■その他関連事業者:株式会社 日本サーモエナー
資料-97
京都大学3キャンパスでのボイラーの更新、
空調設備の更新、照明設備の更新等
国立大学法人 京都大学
1.大学概要
当大学では2008年度から環境賦課金制度を導入しています。各部局から電気代などの光熱費の5%を徴収し
た上で本部から同額を拠出し、各部局の省エネ工事等に用いる制度です。
当大学では、CO2排出量を、原単位において、ハードウェア対策で年間1%削減する計画としており、その目標
達成に向け、2009年度は1.2億円を各部局から徴収し、全学の環境・エネルギー管理推進室での決定内容に
基づき、2.4億円のハードウェアの改修等による省エネ対策を行います。
2.事業実施の経緯
●ESCO事業の実施等の流れから関係事業者とともに制度活用へ
各キャンパスでESCO事業を行っており、そのESCO事業に関連して、関西電力㈱から、今回の国内クレジット
制度で申請した事業も含む、省エネのハード対策に係る大きな設備更新の提案がありました。関西電力㈱には
省エネ診断を毎年行っていただいており、その結果に基づく提案も含まれていました。 ㈱関電エネルギーソ
リューションとオリックス・ファシリティーズ㈱も、ESCO事業者としての関わりによるものです。そして、関西電力㈱
から日本テピア㈱を紹介いただき、国内クレジット制度の申請を開始しました。
3.事業内容
京都大学3キャンパス(原子炉実験所、宇治キャンパス、吉田キャンパス)にて、ボイラーの更新、空調設備の
更新、インバータ制御の導入、照明設備の更新、太陽光発電設備の導入、高効率変圧器の導入を行いました。
適用方法論
006:照明設備の更新
010:高効率変圧器への
更新
001:ボイラーの更新
004:空調設備の更新
005:インバータ制御等
010:高効率変圧器への更新
001:ボイラーの更新
004:空調設備の更新
006:照明設備の更新
008:太陽光発電設備の導入
010:高効率変圧器への更新
事業実施場所
宇治キャンパス
(京都府宇治市五ヶ庄)
原子炉実験所
(大阪府泉南郡熊取町)
吉田キャンパス
(京都市左京区吉田本町)
投資回収年数
11.0年
11.6年
11.6年
資料-98
4.取組みにあたって
●CO2削減と国の政策利用を目的とした事業実施
今回の事業の主目的は、当大学のCO2の削減計画に則ったハード対策でのCO2の1%削減と、国が推進する
政策である国内クレジット制度を活用することでした。通常、設備投資の判断基準は何年で投資回収できるか
ですが、CO2の価値化や見える化を進めることにより、 CO2の削減量が設備投資の新たな判断基準として加わ
るという本制度を評価しています。
●方法論を絞り申請の手間を抑制
CO2削減量があまり大きくない方法論は申請しないなど、できるだけ方法論を少なくすることで、申請書類作
成の手間を省くことにしました。それでも方法論は多くなったため、データ収集等は手間でしたが、関西電力㈱
にご尽力いただき、㈱関電エネルギーソリューション、オリックス・ファシリティーズ㈱にも支援いただきながら、日
本テピア㈱に排出削減事業計画書を取りまとめてもらいました。また、原子炉実験所では補助金を活用してい
ますが、NEDOへの申請書類作成は、㈱関電エネルギーソリューションにご協力いただきました。
●モニタリングの外部への依頼
日常業務によりモニタリングに手が割けないため、事業を担ってもらった事業者に無理に頼んでいるのが実情
です。宇治キャンパスの事業では施工会社にもモニタリングを依頼しています。モニタリングについても、公的な
支援があれば良いと感じています。
5.波及効果・メリット
●CO2削減およびコスト削減
2,000万円/年程度の省エネ効果・経費削減に繋がっていると思います。今回、事業対象としたキャンパスで
のエネルギー使用額は20~25億円/年程度であったことから、コストおよびCO2排出量の1%程度の削減に繋
がっており、目標どおりに進んでいます。
●国内クレジット売却益を活用した、ソフト対策としての省エネ活動の展開
国内クレジットの売却益は、ソフト対策としての省エネ活動の原資に活用する予定であり、売却益の活用段階
においてもCO2削減に繋がることが期待されます。2010年から売却できるため、今後、全学の環境・エネルギー
管理推進室で、売却益の効果的な使い方を検討していきます。省エネ行動への報奨金などのインセンティブ供
与的な活用方法も考えられます。利益の還元を進めながら、更なる省エネ活動を進めていきます。
●マスコミ報道による当大学のCO2削減に関する取組みのPR
日本経済新聞など、数社の新聞で取組みが報道されるなど、当大学のCO2削減をPRしていただきました。国
の政策に協力できたことにも満足しています。
●今回の経験を活かして新たな事業の申請へ
今後も国内クレジット制度の活用に取組む予定であり、現在、新たな申請の準備をしているところです。
6.共同実施者より
当社は京都大学様の吉田・宇治キャンパス・原子炉実験所様における環境への取組に賛同し、高効率ヒート
ポンプ゚導入等の国内クレジット(CO2削減)事業を共同実施致しました。当社は今後も、系統電力の低炭素化と
電化社会の推進という需給両面の取組みを進めていく中で、本制度も活用しながら低炭素社会の実現に貢献
して参ります。【関西電力㈱担当者】
7.大学プロフィール等
■排出削減事業者:国立大学法人 京都大学
■所在地:京都市左京区吉田本町
■電話番号:075-753-2290
■担当者:施設環境部 エネルギーマネジメント
グループ長 塩田一裕
■事業実施場所:京都大学宇治キャンパス(京都府宇治市
五ヶ庄)、京都大学原子炉実験所(大阪府泉南郡熊取町)、
京都大学吉田キャンパス(京都市左京区吉田本町)
■排出削減事業共同実施者:関西電力株式会社
■その他関連事業者:株式会社関電エネルギーソリューショ
ン、オリックス・ファシリティーズ株式会社
資料-99
バラ生産用ハウス29ヶ所における
ビニールハウスの空調設備の更新
平群温室バラ組合
1.組合概要
当組合は6軒の農家からなる組合で、それぞれが5個程度の温室を所有し、バラを栽培しています。栽培規模
は、周年栽培(加温)が約26,800m2、夏切栽培(無加温)が約1,700m2となっています。
当組合では、カーテンの二重化による保温力の向上や、変温管理機や循環扇の導入・使用などの環境・省エ
ネ対策を行ってきました。今回の重油ボイラーから重油を使用しない高効率空調設備(ヒートポンプ)への更新
が、これまでの省エネ対策の最も大きな取組みです。
2.事業実施の経緯
●ヒートポンプ導入後に関西電力㈱から国内クレジット制度活用の提案
2008年9月~10月に、 29個ある温室に約50台のヒートポンプを導入しました。ヒートポンプ導入後の2009年3
月頃、関西電力㈱から国内クレジット制度の説明を受けました。それまでは、国内クレジット制度については全く
知りませんでした。その後、関西電力㈱とその関連会社とともに、申請の準備を進めました。
3.事業内容
平群温室バラ組合に所属するバラ生産用ハウス計29 ヵ所で、高効率のヒートポンプ空調設備を導入し、既存
のA 重油焚きボイラーによるハウスへの暖房の一部を代替します。設備効率の向上と低炭素燃料へのエネル
ギー転換によって、CO2 排出量を削減します。
適用方法論
事業実施場所
設備投資額
補助金
投資回収年数
資料-100
004 :空調設備の更新
平群バラ組合会員所有バラ生産用
ハウス29 ヵ所
(奈良県生駒郡平群町福貴)
4,500万円程度(補助金含む)
施設園芸協会、NEDOの補助金
5.4年
4.取組みにあたって
●取組みの目的はコスト削減と利便性向上
原油高への対応を主目的にヒートポンプを導入しました。ヒートポンプ導入の結果、電気代は増えましたが重
油使用量は1/2程度に減り、トータルでは、前年月比で平均コストを若干削減できました。また、冷房や除湿も
可能になること、低圧配電への変更により各ハウスで個別に電力契約ができるなどの利便性の向上も、ヒートポ
ンプ導入の目的に挙げられます。当然ながら、結果としてのCO2削減も大きな目的でした。
●共同実施者等に支援していただいた事業計画書作成
組合単独で事業計画書を作成することが難しかったため、事業計画書のたたき台を関西電力㈱の関連会社
に作成してもらいました。29個の温室があるため、関西電力㈱とその関連会社の担当者には、 2ヶ月で10回ほ
ど訪問いただき、現地調査や昨年度の燃料使用量の調査等を行っていただきました。大変手間がかかる作業
であったため、事業計画書作成においては非常に助かりました。
●補助金の活用によるイニシャルコストの低減
共同所有のヒートポンプ(37台分)については、施設園芸協会の補助金(物品について1/2補助:4,500万円程
度)を活用し、個人所有のヒートポンプについては、NEDOの補助金(リース料の1/3補助)を活用しました。その
結果、イニシャルコストを削減でき、助かりました。
●モニタリングの簡略化の工夫
電力会社が所有している電力使用量データをモニタリングデータに利用しようと考えています。本来は、ヒート
ポンプ分だけを測定するメーターを設置する必要がありますが、テスト段階で電力使用量の95%以上がヒートポ
ンプという結果を得ており、電力使用量=ヒートポンプの使用量と想定してモニタリングを進めます。
5.波及効果・メリット
●バラの品質の向上
ヒートポンプを導入したことで、湿度管理が可能となり、病気が少なくなりました。品質の良いバラを提供できる
ため、お客様にも喜ばれています。
●環境に配慮したバラのPR
市場の展覧会で1ブース借りて、CO2削減など環境貢献のアピールをしました。減農薬や環境に配慮したバ
ラに対する評価はまだあまり高くありませんが、 MPS(花に対する認証制度)取得に向けた勉強会も実施してお
り、IKEAなど、環境にやさしい花を優先して購入してくれるような企業も増えつつあります。日本経済新聞、日本
農業新聞にも今回の取組みが掲載され、当組合の活動をPRしていただきました。
●業界内で話題に
当組合員が所属する日本ばら切花協会では、年1回意見交換会があり、その席で国内クレジット制度の申請
は話題になりました。国内クレジット制度は、大きな組合となると運営が難しく、個人では赤字になりやすいため、
6戸程度の規模が取り組みやすいと思います。
6.共同実施者より
当社は平群温室バラ組合様の環境への取組みに賛同し、高効率ヒートポンプ導入の国内クレジット(CO2削減)
事業を共同で実施致しました。当社は今後も、「系統電力の低炭素化」と「電化社会の推進」という需給両面での
取組みを進めていく中で、本制度も活用しながら低炭素社会の実現に貢献して参ります。【関西電力㈱担当者】
7.組合プロフィール等
■排出削減事業者:平群温室バラ組合
■所在地:奈良県生駒郡平群町福貴
■電話番号:0745-46-1187
■担当者:組合長 藤枝 仁
■事業実施場所:平群バラ組合会員所有バラ生産用
ハウス29 ヵ所(奈良県生駒郡平群町福貴)
■排出削減事業共同実施者:関西電力株式会社
■その他関連事業者:全国農業協同組合連合会
資料-101
クリーニング工場におけるリネン乾燥用途等の
蒸気ボイラーの燃料転換(重油→都市ガス)
有限会社 コジマ
1.企業概要
当社は開業して23年になるリネンサプライ業者です。主にホテル、温浴施設、老人ケア関係の事業所のほか、
消防署や警察署におけるクリーニングを手がけています。
当社が行ってきた環境・省エネ対策としては、3~4年前に水のリサイクルのための設備投資を行い、洗濯水の
再利用を行ってきましたが、今回の省エネボイラーの導入は初めての試みです。
2.事業実施の経緯
●業務用クリーニング機械業者からの紹介
原油の高騰によりエネルギーコストが高くなり、また重油の安定的な供給も一時難しくなる状況であったことか
ら、2008年11月に都市ガスボイラーを導入しました。その後、付き合いのある業務用クリーニング機械業者から、
国内クレジット制度およびソフト支援実施機関を紹介していただき、取り組みを開始しました。
ソフト支援実施機関は日本テピア㈱にお願いしましたが、排出削減事業計画の作成では、クレジットの買い手
先もご紹介いただくなど、特段難しい場面もなく進めることができました。
3.事業内容
重油ボイラーは、経年劣化及びすすの付着等によってボイラー効率が悪化しているため、新しい都市ガスボ
イラーへ更新することで燃料使用量を削減し、CO2排出量を削減します。さらに、都市ガスは重油よりも単位発
熱量あたりの炭素含有量が少なく、ボイラーの燃料を都市ガスに転換することによりCO2排出量を削減します。
適用方法論
事業実施場所
設備投資額
補助金
投資回収年数
資料-102
001 :ボイラーの更新
有限会社 コジマ
(大阪府岸和田市並松町27-8)
1,200~1,300万円(ガス配管工事含む)
エネルギー多消費型設備
天然ガス化推進補助事業
4.4年
4.取組みにあたって
●燃料費削減に加えて、燃料の安定確保を目的とした設備更新
10数年前であれば、都市ガスの価格は常に重油価格を上回っていたため、ガス設備への更新はコストに合
いませんでした。しかし、原油高騰やそれに伴う重油不足の問題もあり、設備更新の時期ではありませんでした
が、燃料費削減及び燃料の安定確保を目的に設備更新を行いました。
●補助金の活用によるイニシャルコストの低減
設備の導入に当たっては、(社)都市ガス振興センターの補助事業である「エネルギー多消費型設備天然ガス
化推進補助事業」を活用しました。補助率は4/15でしたが、イニシャルコストの低減に非常に助かりました。ガス
配管工事も含めて、1,200~1,300万円の投資となりました。
●都市ガスボイラーへの更新はガス配管がポイント
都市ガスのガス管が事業所の1m前に通っていたため、配管工事費用が安く抑えられ、助かりました。また、ガ
ス使用量のモニタリングは、ガス会社からの請求書に基づいて行っており、特に手間はかかりません。
●排出削減事業計画の作成では補助金申請書類を活用
排出削減事業計画は、補助金申請書類などのデータをもとに、日本テピア㈱に作成していただきました。補
助金申請によるデータの蓄積により、データ収集に手間取ることなく計画を策定することができました。また、ク
レジットの買い手も日本テピア㈱からの紹介いただき、スムーズに手続きを終えることができました。
5.波及効果・メリット
●安定したエネルギー供給
昨年に比べて原油価格が下落しているため、都市ガスボイラーの導入によるコストメリットはあまりありませんが、
ガスの価格や供給量は安定していることから、心理的な安心感は大きいです。
●ボイラーの燃焼効率向上
設備更新により、ボイラーの燃焼効率が86%から94%に向上し、省エネが進んでいます。 都市ガスボイラーに
変えることで、クリーニングのシーツ1枚あたりの燃料消費量は削減できています。
●従業員の省エネ意識の向上と省エネ活動の活性化
重油ボイラーとは異なり、都市ガスボイラーは燃料使用量をメーターで目視できるため、従業員の省エネ意識
が向上しました。従業員はボイラーの稼動状況を気にするようになり、バルブを就業の5分前に閉め、余熱で作
業するなどの省エネのための工夫を行うようにもなっています。
●CO2排出量の認識から始まるCO2削減への貢献
当社がどの程度のCO2を排出していたかの実感はありませんでしたが、今回、それを認識することができまし
た。今回の事業は、CO2削減に貢献できればという、会社としての満足感向上にもつながっています。
6.共同実施者より
当社は、国内外を問わず、排出権の承認申請支援や排出権の買い取りを行っております。海外の排出権を購
入する方法ではなく、国内クレジット制度を活用し、国内のCO2排出量を純減する方法で京都議定書を達成す
ることが望ましいと考えており、 国内クレジットの買い取りを積極的に進めております。【㈱FTカーボン担当者】
7.企業プロフィール等
■排出削減事業者:有限会社 コジマ
■所在地:大阪府岸和田市並松町27-8
■電話番号:072-439-2428
■担当者:代表取締役 小嶋克雄
■事業実施場所:有限会社 コジマ
(大阪府岸和田市並松町27-8)
■排出削減事業共同実施者:株式会社 FTカーボン
資料-103
I アンケート調査票
燃料電池・蓄電池分野への参入状況に関するアンケート調査
【ご回答にあたってのお願い】
●この調査票に直接ご回答ください。該当番号を○で囲み、「その他」は(
)に具体的内容を記入願います。
●回答済みの調査票は、平成 22 年2月 12 日(金)までに、返信用封筒にて返送ください。
(切手は不要です)
【お問い合わせ先】
◆調査の趣旨等について
近畿経済産業局 資源エネルギー環境部 エネルギー対策課 (担当:長見、中川) TEL:06-6966-6043
◆調査票の内容について
三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング㈱ 研究開発第2部 (担当:木下、山下、秋山) TEL:06-6208-1244
A.貴社の概要等についてお尋ねします。
問1:貴社の概要・ご回答者について、以下の回答欄にご記入ください。
貴社名
本社住所
府・県
※契約社員,パート・アルバイトを含み,他社からの派遣社員を除く,貴社全体の従業員。
従業員総数
1.1∼19 人
2.20∼49 人
(1つだけ○)
資本金
(1つだけ○)
業
種
(代表的なものに
1つだけ○)
3.50∼99 人
4.100∼199 人
5.200∼299 人
6.300 人以上
1.1千万円未満
2.1千万以上3千万円未満
3.3千万以上5千万円未満
4.5千万以上1億円未満
1.食料・飲料等製造業
2.繊維製品製造業
3.
パルプ・紙・木製品製造業
4.印刷・同関連業
5.化学工業
6.石油・石炭製品製造業
7.プラスチック製品製造業
8.ゴム製品製造業
9.なめし革・毛皮製造業
10.窯業・土石製品製造業
11.鉄鋼業
12.非鉄金属製造業
13.金属製品製造業
14.一般機械・精密機械製造業
15.電子部品・デバイス製造業
16.電気機械製造業
5.1億円以上3億円未満
6.3億円以上
17.情報通信機械製造業
18.輸送用機器製造業
19.その他の製造業
20.情報通信業
21.その他
※燃料電池・蓄電池分野以外の製品も含め、売上高に占める比率の高い製品をご記入下さい。
主な製品等
B.貴社の新エネルギー関連分野への参入状況についてお尋ねします。
問2:貴社の新エネルギー関連分野への取組はどのような状況ですか。
)
(エネルギー分野ごとに、該当する番号に 1 つだけ○をしてください。
関心はある
エネルギー分野等\取組段階 製造・開発中 取組検討中
関心なし
(具体検討前)
燃料電池
該当に一つ○ →
1
2
3
4
→ 1,2 を選んだら問3(p2)へ
蓄電池
該当に一つ○ →
1
2
3
4
→ 1,2 を選んだら問5(p3)へ
太陽光発電
該当に一つ○ →
1
2
3
4
風力発電
該当に一つ○ →
1
2
3
4
小水力発電
該当に一つ○ →
1
2
3
4
バイオマス
該当に一つ○ →
1
2
3
4
その他
該当に一つ○ →
1
2
3
4
1
「 燃料電池」 「 蓄電
池」で 1(製造・開発
【1ページ 問2の「燃料電池」で 「1.製造・開発中」または「2.取組検討中」に○をした方のみご回答ください。】
C.燃料電池分野への参入状況についてお尋ねします。
問3:現在、貴社が製造や開発に取り組んでいる(または、検討している)製品は、燃料電池の主要構成
部・部品のどの部分に該当しますか。該当する番号に全て○をした上で、具体的な生産品目と現在
の取組段階、外注の有無(他社からの部品調達や加工の委託)をご記入下さい。
貴社の製品が対応する
燃料電池の主要構成部・部品
(該当する番号に全て○)
(※左で○をした項目について記入)
取組
段階
外注
有無
A
ア
(※ A∼E またはア・イの中から該当する段階を記入) ↑
↑
貴社の具体的な生産品目
《記入例》 ⑧ 各種センサー・流量計
→ CO 除去器用空気流量計
︽回答欄︾
1.燃料改質装置・関連部品
→
2.燃料電池スタック・関連部品
→
3.インバータ・関連部品
→
4.熱交換器・関連部品
→
5.貯湯ユニット・関連部品
→
6.各種ポンプ
→
7.各種ブロア
→
8.各種センサー・流量計
→
9.各種弁類
→
10.その他
→
A.現在、製品等を出荷している
C.現在、製品開発を行っている
B.今後、製品等の出荷を開始予定
D.今後、製品開発に着手予定
E.事業参入を検討中
ア.調達・外注あり
イ.調達・外注な
問4:上の問3でご回答いただいた代表的な生産品目の生産に使用されている貴社の「要素技術」と、
「生
産品目の特徴」について、以下にご記入下さい。
2
【1ページ 問2の「蓄電池」で 「1.製造・開発中」または「2.取組検討中」に○をした方のみご回答ください。】
D.蓄電池分野への参入状況についてお尋ねします。
問5:現在、貴社が製造や開発に取り組んでいる(または、検討している)製品は、蓄電池の主要構成部・
部品のどの部分に該当しますか。該当する番号に全て○をした上で、具体的な生産品目と現在の取
組段階、外注の有無(他社からの部品調達や加工の委託)をご記入下さい。
貴社の製品が対応する
蓄電池の主要構成部・部品
(該当する番号に全て○)
(※左で○をした項目について記入)
取組
段階
外注
有無
B
イ
(※ A∼E またはア・イの中から該当する段階を記入) ↑
↑
貴社の具体的な生産品目
《記入例》 ① 正極材料
→ リチウムイオン二次電池用正極材(ニッケル系)
︽回答欄︾
1.正極材料
→
2.負極材料
→
3.セパレータ
→
4.電解質
→
5.パッケージ等
→
6.その他
→
A.現在、製品等を出荷している
C.現在、製品開発を行っている
B.今後、製品等の出荷を開始予定
D.今後、製品開発に着手予定
E.事業参入を検討中
ア.調達・外注あり
イ.調達・外注な
問6:上の問5でご回答いただいた代表的な生産品目の生産に使用されている貴社の「要素技術」と、
「生
産品目の特徴」について、以下にご記入下さい。
3
E.燃料電池・蓄電池分野への参入の「きっかけ」についてお尋ねします。
問7:貴社が燃料電池・蓄電池事業に参入された「きっかけ」は何ですか。
(該当するものに全て○)
1.既存の取引先企業からの働きかけ
2.これまで取引のなかった企業からの働きかけ
3.大学等の研究機関との共同研究
4.国等の研究開発プロジェクト等への参加
5.展示会やセミナー等への参加
6.支援機関等が実施する研究会等への参加
7.その他
上記の「きっかけ」の具体的な内容について、差し支えない範囲で以下にご記入下さい。
F.燃料電池・蓄電池分野の事業における課題についてお尋ねします。
問8:貴社の燃料電池・蓄電池事業には、どのような課題がありますか。
(該当するものに全て○)
1.販路の確保・拡大
4.技術開発
8.その他
(
2.生産コストの削減
5.大量生産への対応
3.原材料の価格上昇への対応
6.他社との連携
7.研究機関との連携
)
上記の課題の具体的な内容について、差し支えない範囲で以下にご記入下さい。
※問9以下は、全ての方がお答え下さい。
G.燃料電池・蓄電池分野における行政への要望等についてお尋ねします。
問9:燃料電池・蓄電池分野において、行政にどのような取組を期待しますか。
(該当するものに全て○)
1.取引先開拓を支援するマッチング
4.産学官連携の支援
7.人材育成(技術者)
9.その他
2.自社の情報発信の支援
5.各種情報の提供
8.製品の普及の支援
3.技術開発の支援
6.設備投資への支援
問 10:燃料電池・蓄電池分野の産業の競争力を高めるために必要な取組について、貴社のお考えを以下にご
記入ください。
◆ご回答者についてご記入下さい。
ご回答いただいた方の部署名、お役職、お名前等についてご記入下さい。
部署名:
ご回答者 役 職:
電 話:
お名前:
E-mail:
ご協力ありがとうございました。同封の返信用封筒に入れ、2月 12 日(金)までにポストに投函願います。 4
p
省エネルギー対策に関するアンケート調査
【ご回答にあたってのお願い】
●ご回答は、この調査票に直接ご記入ください。各質問では、当てはまる番号を○で囲んでくだ
さい。また、「その他」を選択された場合には、(
)に具体的な内容の記入をお願いします。
●回答済みの調査票は、平成 21 年 11 月 16 日(月)までに、同封の返信用封筒に入れて、
郵便によりご返送ください。(切手は不要です)
【お問い合わせ先】
◆調査の趣旨について
近畿経済産業局 資源エネルギー環境部
エネルギー対策課(担当:芝野、長見)
TEL:06-6966-6043
◆調査票の内容について
三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング㈱ 研究開発第2部
(担当:村上、永井) TEL:06-6208-1244
A.貴社・貴団体の概要等についてお尋ねします。
問 1:貴社・貴団体の概要・ご回答者について、以下の回答欄にご記入ください。
①貴社・貴団体
名
②本社所在地
③貴社・貴団体
従業者数
(正社員・職員のみ)
(1つだけ○)
④主な業種
(代表的なも
のに1つだけ
○)
(
)県・府
1.
1∼9 人
3.20∼49 人
5.100∼299 人
2.10∼19 人
4.50∼99 人
6.300 人以上
1.農林水産業
2. 鉱業
3.建設業
4.食料・飲料等製造業
5.繊維製品製造業
6.パルプ・紙・木製品製造業
7.印刷・同関連業
8.化学工業
9.石油・石炭製品製造業
10.プラスチック製品製造業
11.ゴム製品製造業
12.なめし革・毛皮製造業
13.窯業・土石製品製造業
14.鉄鋼業
15.非鉄金属製造業
16.金属製品製造業
17.一般機械製造業
18.電気機械製造業
19.電子部品・デバイス製造業
20.精密機械製造業
21.情報通信機械製造業
22.輸送用機器製造業
23.その他の製造業
24.電気・ガス・水道
25.情報通信業
26.運輸・倉庫業
27.卸売・小売業
28.金融・保険業
29.不動産業
30.飲食店・宿泊業
31.医療・福祉
32.教育・学習支援業
33.サービス業
34. 国家公務・地方公
務
35. その他
(
)
ご住所:〒
部署名:
⑤ご回答者
役職:
お名前:
電話:
E-mail:
1
B.貴社・貴団体の省エネルギー対策についてお尋ねします。
問 2:貴社・貴団体におかれましては、省エネルギー対策について関心がありますか。次の中から該
当するものを1つ選び、番号を○で囲んでください。
1.関心があり、既に取り組んでいる。
2.関心があり、今後取り組む予定である。
3.関心はあるが、現在は取り組んでいない。
4.関心はない。
5.その他(具体的に
)
C.国内クレジット制度についてお尋ねします。
国内クレジット制度は、中小企業等が大企業等から資金や技術・ノウハウ等の提供を受け、共
同でCO2排出削減に取り組み、その削減分を売却できる仕組みです。
※詳細は別添パンフレット「国内クレジット制度の概要」をご覧いただき、下記の質問にお答
えください。
問 3:「国内クレジット制度」の内容について、次の中から該当するものを1つ選び、番号を○で囲んでく
ださい。
1.内容はよく知っていた。
2. 内容は大体知っていた。
3. 制度自体は聞いたことはあったが、内容までは知らなかった。
4.聞いたこともなかった。
(今回初めて聞いた。)
5.その他(具体的に
)
問 4:「国内クレジット制度」への関心について、次の中から該当するものを1つ選び、番号を○で囲んで
ください。
1.既に制度を活用している。
2. 非常に関心があり、積極的に取り組みたい。
問5へ
3. 関心があり、条件次第では取組みたい。
4. 関心はあるが、取組みたいとは思わない。→問7へ
(差し支えなければ理由をご記入ください
)
5. あまり関心はない。→問7へ
6.その他(具体的に
)→問7へ
問 5:(問 4 で[1、2、3]を選択した方のみ)「国内クレジット制度」は、設備更新や設備導入等によりCO2
の排出量を削減する場合に活用できます。現在、以下の中で、貴社・貴団体が取り組んでみたい
省エネ分野を全て選び、番号を○で囲んでください。なお、本社以外の事業所・工場なども全て対
象としてお答えください。
1.ボイラーの更新
2.バイオマスを燃料とするボイラーの新設
3.ヒートポンプの導入による熱源機器の更新
4.ヒートポンプの導入による熱源機器の更新(熱回収型ヒートポンプ)
2
5.工業炉の更新
6.空調設備の更新
7.フリークーリングの導入
8.間欠運転制御、インバーター制御又は台数制御によるポンプ・ファン類可変能力制御機器の導入
9.照明設備の更新
10.照明設備の新設
11.コージェネレーションの導入
12.太陽光発電設備の導入
13.温泉熱及び温泉排熱のエネルギー利用
14.変圧器の更新
15.コンセント負荷制御機器の導入
16.溶融炉におけるコークスからバイオコークスへの切り替え
17.外部の高効率熱源設備を有する事業者からの熱供給への切り替え
18.余剰蒸気活用による小型蒸気発電機の導入
19.その他(具体的に
)
問 6:問 5 でお答えいただいた取り組みたい省エネ分野の設備の詳細について、差し支えない範囲でお
教えください。
(記入例:炉筒煙管式ボイラーから小型貫流ボイラーに変更。併せてA重油から13A(都市ガス)に転換。)
D.ソフト支援制度へのご関心についてお尋ねします。
中小企業等が国内クレジット制度を活用されるにあたり、経済産業省では無料省エネ診断、事
業計画の作成支援、共同事業者(大企業等)の紹介等のソフト支援制度※を設けています。経済
産業省は、これらの支援を行う「ソフト支援実施機関※」を別添資料のとおり指定しています。
問 7:「国内クレジット制度」への排出削減事業の申請を考えておられる企業・団体に対し、ソフト支援実
施機関が行う以下の事業のうち、活用してみたいものはありますか。次の中から該当するものを
全て選び、番号を○で囲んでください。
1.無料省エネ診断
2.事業計画の作成支援
問8へ
3.共同事業者(大企業等)の紹介
4.関心がない →問9へ
問 8:(問 7 で[1、2、3]を選択した方のみ)ソフト支援実施機関から、貴社・貴団体(問 1 の回答)宛にソ
フト支援制度に関するさらに詳しい案内をさせていただいてもよろしいですか。
1.案内を希望する。
2.案内を希望しない。
3
E.その他
問 9:貴社・貴団体が省エネ対策および国内クレジット制度に取組むにあたって、行政に求めら
れる施策等について、次の中から該当するものを3つまで選び、番号を○で囲んでください。
1.省エネ法や国内クレジット制度全般に関する情報提供
2.エネルギー管理方法や省エネ施設導入などのノウハウに関する情報提供
3.省エネに関する他社の事例に関する情報提供
4.省エネ診断や ESCO などを行う企業の紹介・マッチングの実施
5.省エネ技術や設備を有す企業の紹介・マッチングの実施
6. 省エネや国内クレジットに係るモデル事業の実施
7.省エネ投資に関する補助金、税制優遇や金融支援措置の拡充
8.その他(具体的に
)
ご協力ありがとうございました。
※ この調査票は、同封の返信用封筒に入れて、平成21年11月16日(月)までに、ポストへ投
函していただきますようお願いいたします。(切手は不要です)
日時:平成 22 年 2 月 23 日(火) 10:00∼17:00
会場:マイドーム大阪1階(大阪市中央区本町橋 2-5)
国内クレジット制度や改正省エネ法に関するセミナー
と、省エネ機器メーカーやソフト支援実施機関等が出
展する展示会です。入場無料です。ぜひ、お越しくださ
い。
詳細は、後日 http://www.kansai.meti.go.jp/ にて発
表。
4
p
地球温暖化対策・排出量取引に関するアンケート調査
【ご回答にあたってのお願い】
●ご回答は、この調査票に直接ご記入ください。各質問では、当てはまる番号を○で囲んでくだ
さい。また、「その他」を選択された場合には、(
)に具体的な内容の記入をお願いします。
●回答済みの調査票は、平成 22 年 2 月 10 日(水)までに、同封の返信用封筒に入れて、郵
便によりご返送ください。(切手は不要です)
【お問い合わせ先】
◆調査の趣旨について
近畿経済産業局 資源エネルギー環境部
エネルギー対策課(担当:芝野、長見)
TEL:06-6966-6043
◆調査票の内容について
三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング㈱ 研究開発第2部
(担当:村上、永井) TEL:06-6208-1244
A.貴社・貴団体の概要等についてお尋ねします。
問 1:貴社・貴団体の概要・ご回答者について、以下の回答欄にご記入ください。
①貴社・貴団体
名
②本所・本社・
本店所在地
③貴社・貴団体
従業者数
(正社員・職員のみ)
(1つだけ○)
④主な業種
(代表的なも
のに1つだけ
○)
(
)県・府
1.
1∼99 人
2. 100∼299 人
3. 300∼999 人
4.
1,000∼2,999 人
5. 3,000∼4,999 人
6. 5,000 人以上
1.農林水産業
2. 鉱業
3.建設業
4.食料・飲料等製造業
5.繊維製品製造業
6.パルプ・紙・木製品製造業
7.印刷・同関連業
8.化学工業
9.石油・石炭製品製造業
10.プラスチック製品製造業
11.ゴム製品製造業
12.なめし革・毛皮製造業
13.窯業・土石製品製造業
14.鉄鋼業
15.非鉄金属製造業
16.金属製品製造業
17.一般機械製造業
18.電気機械製造業
19.電子部品・デバイス製造業
20.精密機械製造業
21.情報通信機械製造業
22.輸送用機器製造業
23.その他の製造業
24.電気・ガス・水道
25.情報通信業
26.運輸・倉庫業
27.卸売・小売業
28.金融・保険業
29.不動産業
30.飲食店・宿泊業
31.医療・福祉
32.教育・学習支援業
33.サービス業
34. 国家公務・地方公務
35. その他
(
)
ご住所:〒
部署名:
⑤ご回答者
役職:
お名前:
電話:
E-mail:
1
B.貴社・貴団体の地球温暖化対策・排出量取引についてお尋ねします。
問 2:貴社・貴団体は、省エネルギー対策について関心がありますか。次の中から該当するものを1つ
選び、番号を○で囲んでください。
1.関心があり、既に取り組んでいる。
2.関心があり、今後取り組む予定である。
3.関心はあるが、現在は取り組んでいない。
4.関心はない。
5.その他(具体的に
)
問 3:貴社・貴団体は、CO2の排出量取引について関心がありますか。次の中から該当するものを1
つ選び、番号を○で囲んでください。
1.関心があり、既に取り組んでいる。
2.関心があり、今後取り組む予定である。
問4へ
3.関心はあるが、現在は取り組んでいない。
4.関心はない。→問 5 へ
5.その他(具体的に
)→問 5 へ
問 4:(問 3 で[1、2、3]を選択した方のみ) 問 3 でお答えいただいた、関心のある/取組んでいる・取組む
予定の制度がありましたら、差し支えない範囲でその概要をお教えください。
(京都メカニズムクレジット、国内クレジット制度、JVETS、J-VER 等での具体的な取り組み。例:
国内クレジット制度で、温泉旅館でのボイラーの燃料転換(灯油→木質バイオマス)事業に係る排出
量取引を行いたい)
問 5:貴社・貴団体の排出量取引に係る専門部署等の現在の設置状況について、次の中から該当す
るものを1つ選び、番号を○で囲んでください。
1.排出量取引の専門部署を設置している。
2.専門部署はないが、排出量取引の専門スタッフを配置している。
3.排出量取引の専門部署および専門スタッフはいない。
4.その他(具体的に
)
C.国内クレジット制度についてお尋ねします。
国内クレジット制度は、貴社・貴団体のような大企業等が、中小企業等に資金や技術・ノウハ
ウ等を提供し、共同でCO2排出削減に取り組み、その削減分を買取できる仕組みです。
※詳細は別添パンフレット「国内クレジット制度の概要」「国内クレジットの活用方法(参考
資料)」をご覧いただき、下記の質問にお答えください。
2
問 6:「国内クレジット制度」の内容について、次の中から該当するものを1つ選び、番号を○で囲んでく
ださい。
1.内容はよく知っていた。
2. 内容は大体知っていた。
3. 制度自体は聞いたことはあったが、内容までは知らなかった。
4.聞いたこともなかった。
(今回初めて聞いた)
5.その他(具体的に
)
問 7:「国内クレジット制度」への関心について、次の中から該当するものを1つ選び、番号を○で囲んで
ください。
1.既に制度を活用している。
2. 非常に関心があり、積極的に活用したい。
問8へ
3. 関心があり、条件次第では活用したい。
4. 関心はあるが、活用したいとは思わない。→問 10 へ
(差し支えなければ理由をご記入ください
)
5. あまり関心はない。→問 10 へ
6.その他(具体的に
)→問 10 へ
問 8:(問 7 で[1、2、3]を選択した方のみ) 「国内クレジット制度」では、貴社・貴団体のような大企業等
は、中小企業等のCO2削減事業によるCO2削減量(国内クレジット)を購入できます。どのような
事業のCO2削減量購入に関心がありますか。次の中から、該当するものを全て選び、番号を○
で囲んでください。
[事業者(実施場所)の属性]
[事業者(貴社との関係性等)の属性]
1.工場 での事業
9.本社・事業所等の周辺地域の中小企業等による事業
2.温泉施設 での事業
10.同業種の中小企業等による事業
3. 病院 での事業
11.CO2を多く排出している業種の中小企業等による事業
4. 事務所・ビル での事業
12.環境意識や地域貢献意識の高い中小企業等による事業
5. 学校 での事業
13.売上・利益の大きい中小企業等による事業
6. 農家 での事業
14.取引関係のある中小企業等による事業
7. 公共施設 での事業
15.取引関係のない中小企業等による事業
8. その他(
)
16. その他(
)
[事業(規模)の属性]
17.削減量が∼49(t-CO2/年)の事業
20.削減量が 2,000∼4,999(t-CO2/年)の事業
18.削減量が 50∼499(t-CO2/年)の事業
21.削減量が 5,000∼(t-CO2/年)の事業
19.削減量が 500∼1,999(t-CO2/年)の事業
22.その他(
)
[事業(買取価格)の属性]
23.買取価格が∼999(円/t-CO2)の事業
26.買取価格が 2,000(円/t-CO2)∼の事業
24.買取価格が 1,000∼1,499(円/t-CO2)の事業
27.その他(
)
25.買取価格が 1,500∼1,999(円/t-CO2)の事業
[事業(方法論)の属性]
28.ボイラーの更新
31.空調設備の更新
29.バイオマスを燃料とするボイラーの更新
32.照明設備の更新
30.ヒートポンプの導入
33.その他(
)
3
問 9:(問 7 で[1、2、3]を選択した方のみ) 仮に、CO2削減量(国内クレジット)を購入した場合、どのよ
うな用途での活用を想定していますか。次の中から、該当するものを全て選び、番号を○で囲ん
でください。
1.償却(自主行動計画、改正省エネ法、改正温対法上等での活用)
2. 転売
3. CSR 活動の宣伝(オフセット)
4. 商品・サービスの差別化、販売促進(オフセット)
※別添参考資料「国内クレ
ジットの活用方法」をご参
考にしてください
5. 会議・イベント等の集客(オフセット)
6. 分からない
7.その他(具体的に
)
D.その他
経済産業省は、中小企業等のCO2削減量(国内クレジット)の売買等の支援を行う「ソフト
支援実施機関」を別添資料(国内クレジット制度に係るソフト支援)のとおり指定しています。
問 10:ソフト支援実施機関から、貴社・貴団体(問 1 の回答)宛に、中小企業等のCO2削減量(国内ク
レジット)の売買等に関する、さらに詳しい案内をさせていただいてもよろしいですか。
1.案内を希望する。
2.案内は希望しない。
問 11:貴社・貴団体が「国内クレジット制度」に取組むにあたって、行政に求められる施策等に
ついて、次の中から該当するものを3つまで選び、番号を○で囲んでください。
1.国内クレジット制度全般に関する情報提供
2.国内クレジットの使用方法(オフセット、自主行動計画の目標達成のための償却、改正省エ
ネ法・温対法での活用、転売など)に関する情報提供
3.既に国内クレジットを購入している大企業等の取り組みに関する情報提供
4.CO2削減事業に取組む中小企業等の紹介・マッチングの実施
5.ソフト支援実施機関等の支援・仲介機関の紹介・マッチングの実施
6. 国内クレジット制度に係るモデル事業の実施
7.国内クレジット制度に関する税制優遇や金融支援措置の拡充
8.その他(具体的に
)
問 12:「国内クレジット制度」に関する国への要望等について、ご自由にご記入ください。
ご協力ありがとうございました。
※ この調査票は、同封の返信用封筒に入れて、平成22年2月10日(水)までに、ポストへ投
函していただきますようお願いいたします。(切手は不要です)
4
平成 21 年度広域ブロック自立施策等推進調査
平 成 21 年 度 関 西 地 域 の協 働 によるCO 2 削 減
及び資源循環圏の構築に関する調査報告書
(関西における省・新エネルギー等導入促進に
向けたエネルギー産業振興方策に関する調査)
平成 22 年3月
経済産業省 近畿経済産業局 資源エネルギー環境部 エネルギー対策課
〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
TEL 06-6966-6043
FAX 06-6966-6089