事 Ⅰ 業 報 告 概況 1 会員等の状況 (1)会員数 会員は、公立学校共済組合山形支部の組合員及び公立学校共済組合非加入会員で 構成し、平成 25 年度末の会員数は、次のとおりです。 区 平成 25 年度 平成 24 年度 分 増 減 共済組合加入会員 10,492 人 10,648 人 △156 共済組合非加入会員 202 人 206 人 △4 10,694 人 10,854 人 △160 合 計 (2)会員の家族数 会員の家族は、公立学校共済組合で認定している被扶養者及び公立学校共済組合 非加入会員の被扶養者で、平成 25 年度末の総数は、次のとおりです。 平成 25 年度 平成 24 年度 共済組合で認定されている被扶養者 10,159 人 10,539 人 △380 人 共済組合非加入会員の被扶養者 212 人 206 人 6人 10,371 人 10,745 人 △374 人 区 分 合 計 増 減 (3)退職互助部加入者数 平成 25 年度末の退職互助部加入者数は、次のとおりです。 平成 25 年度 平成 24 年度 現 職 加 入 者 8,656 人 8,720 人 △64 人 特 別 加 入 者 8,669 人 8,706 人 △37 人 17,325 人 17,426 人 △101 人 区 分 合 計 増 減 (4)掛金の基礎となる給料の状況 掛金の基礎となった給料年額等は、次のとおりです。 区 2 分 平成 25 年度 給 料 年 額 483 億 5,687 万円 平均給料月額 375,005 円 平成 24 年度 増 減 504 億 4,900 万円 △20 億 9,213 万円 385,000 円 △9,995 円 平成 25 年度における主な動き 平成 25 年度は、一般財団法人に移行して 1 年目にあたり、運営組織や経理手続き 等を変更したが、大きな混乱を招くことなく推移しました。 また、公立学校共済組合(以下「共済組合」という。)が医療費の一部負担金の払 戻金の減額等、給付制度の大幅見直しを進めていることに伴い、当会の給付事業及び 財政に多大な影響が生じています。このため、平成 25 年 10 月に専門委員会を設置し、 当会給付制度の見直しを開始しました。今後は、会員の意向調査等を行うとともに、 平成 27 年 4 月からの制度改正を目指し検討を進めていきます 互助会の給付事務は、これまで、県の厚生システムを介して行ってきましたが、当 該システムが平成 26 年度で停止されることから、平成 25 年度において、互助会独自 の給付システムの開発を進めてきました。開発については、ほぼ予定通り完了しまし たが、今後も、共済組合における諸制度の変更や県の新給与システムの稼動が予定さ れていることから、システムの修正等、適切な管理が求められます。 Ⅱ 各経理の状況 1 主要事業関係(その他の会計) (1)一般給付事業 ① 事業活動収入は、主に会員の掛金(「給料の月額」の 1,000 分の 2)で、事業活 動収入計は 9,540 万 4,746 円となりました。 掛金額は、会員数の減少及び給与の減額措置により前年度比 4.2%減の 9,533 万 6,380 円となりました。 ② 事業活動支出は、家族療養見舞金、傷病見舞金、出産見舞金及び埋葬料等の給 付事業を実施し、事業活動支出計は 9,541 万 3,467 円となりました。 事業の中心である家族療養見舞金支出は、全事業費の約 7 割を占めましたが、家 族数の減少により前年度比 9.1%減の 6,353 万 3,600 円となりました。 (2)福祉事業 ① 事業活動収入は、会員の掛金(「給料の月額」の 1,000 分の 5)及び責任準備積 立資産等の運用収益等で、事業活動収入計は 2 億 3,907 万 1,272 円となりました。 掛金収入は、会員数の減少及び給与の減額措置により前年度比 4.2%減の 2 億 3,843 万 9,849 円となりました。 ② 事業活動支出は、会員療養見舞金、結婚祝金、入学祝金等の給付事業及び講演 講習会、妊婦検診等の福祉事業を実施し、事業活動支出計は 2 億 5,939 万 5,436 円となりました。 事業の中心である会員療養見舞金支出は、全事業費の約 6 割を占め、前年度比 2.9%増の 1 億 5,839 万 6,600 円となりました。 ③ 投資活動収入は、給付金等の不足金に充てるために積立てている不足金補填積 立資産を 2,800 万円取崩しました。 その結果、平成 25 年度末の不足金補填積立資産総額は、35 ページの貸借対照表 のとおり 1 億 1,733 万 4,337 円となりました。 ④ 投資活動支出は、責任準備積立資産(永年勤続祝金の平成 25 年末支給必要額) に 280 万円積立てました。 その結果、平成 25 年度末の責任準備積立資産総額は、35 ページの貸借対照表の とおり 2 億 6,512 万円となりました。 (3)退職給付事業 ① 事業活動収入は、会員の掛金(月額 1,000 円)及び貸付事業収入等で、事業活 動収入計は 4 億 6,087 万 3,295 円となりました。 掛金収入は、会員数の減少により前年度比 1.4%減の 1 億 2,790 万 4,000 円とな りました。 ② 事業活動支出は、退職生業資金、会員弔慰金等の給付事業及び生活資金等の貸 付事業を実施し、事業活動支出計は 4 億 9,113 万 7,607 円となりました。 貸付事業支出は、教育資金が前年度より 3,250 万円増となり、貸付全体で前年度 比 6.8%増の 2 億 6,240 万円となりました。 ③ 投資活動収入として、責任準備積立資産(退職生業資金の平成 24 年度末支給必 要額)を 1 億 6,883 万 340 円取崩しました。 ④ 投資事業支出は、責任準備積立資産(退職生業資金の平成 25 年度末支給必要額) に 1 億 3,069 万 4,711 円を積立てました。 その結果、平成 25 年度末の責任準備積立資産総額は、41 ページの貸借対照表の とおり 22 億 6,898 万 4,778 円となりました。 ⑤ 平成 25 年度末の貸付残高は、9 億 5,693 万 2,022 円となりました。 貸付状況は、次のとおりです。 平成 25 年度貸付件数 平成 24 年度貸付状況 平成 25 年度末貸付残高 貸 付 種 別 件 数 貸 付 金 件 数 貸 付 金 件 数 貸 付 金 生 活 資 金 102 件 86,000 千円 95 件 84,300 千円 345 件 178,403,624 円 入 学 資 金 13 件 21,900 千円 22 件 31,200 千円 71 件 66,343,422 円 住 宅 資 金 1件 1,900 千円 2件 5,400 千円 203 件 407,906,034 円 自動車資金 67 件 97,100 千円 69 件 105,100 千円 260 件 216,015,204 円 物品購入資金 4件 5,600 千円 2件 2,300 千円 12 件 9,471,306 円 教 育 資 金 34 件 49,900 千円 12 件 17,400 千円 85 件 78,792,432 円 221 件 262,400 千円 202 件 245,700 千円 976 件 956,932,022 円 区 合 分 計 (4)退職互助部事業 ① 事業活動収入は、現職者掛金(「給料の月額」の 1,000 分の 6)、退職者掛金(退 職時における未納掛金、300 回の残余回数分)及び配偶者掛金並びに給付基金積 立資産等の運用収益等で、事業活動収入計は 2 億 9,953 万 3,741 円となりました。 現職者掛金収入は、現職加入者数の減少及び給与の減額措置により前年度比 4.6%減の 2 億 4,224 万 6,223 円となりました。 ② 事業活動支出は、療養補助金、脱退一時金、長寿祝金等の給付事業及び施設利 用補助等の福祉事業を実施し、事業活動支出計は 2 億 35 万 2,566 円となりまし た。 事業の中心である療養補助金支出は、給付対象者の増などで前年度比 0.7%増の 6,991 万 9,500 円となりました。 ③ 投資活動収入として、脱退一時金引当資産(脱退一時金の平成 24 年度末支給必 要額)を 2 億 3,349 万 8,913 円取崩しました。 また、給付基金積立資産を 2,546 万 2,000 円取崩しました。 ④ 投資活動支出は、脱退一時金引当資産(脱退一時金の平成 25 年度末支給必要額) に 3 億 327 万 7,780 円積立てました。 その結果、平成 25 年度末の脱退一時金引当資産総額は、47 ページの貸借対照表 のとおり 33 億 9,906 万 1,271 円となりました。 また、会計規則第 65 条に基づき 4,926 万 5,000 円を給付基金積立資産に繰入れ ました。 その結果、平成 25 年度末の給付基金積立資産総額は、47 ページの貸借対照表の とおり 12 億 6,848 万 900 円となりました。 2 公益事業関係(実施事業等会計) 継続事業として公益目的支出計画に記載された「スクールコンサート」を 36 校で 実施し、事業活動支出計は 735 万 8,661 円となりました。 3 管理費関係(法人会計) 法人全体に関わる管理費で、108 万 3,882 円を支出しました。 Ⅲ 負債への資産引当状況 負債に相当する各引当金に対しては、それに相応する各引当資産及び貸付金をもって 100%引当てし、会員からの預かり資産等の保全に努めております。 Ⅳ 一般会務状況 評議員会の開催 1 回 開催日 開催場所 1 25.4.1 書面の表決 ・理事の選任について 2 25.5.7 書面の表決 ・評議員の選任について ・理事の選任について ・監事の選任について 3 25.6.11 4 2 3 26.2.26 あこや会館 「202 会議室」 議 題 ・平成 24 年度事業報告並びに決算について ・平成 25 年度補正予算(案)について あこや会館 ・一般財団法人山形県教職員互助会諸規程等の新設(案) 「1 階ホール」 並びに一部改正(案)について ・平成 26 年度事業計画並びに予算(案)について 理事会の開催 回 開催日 開催場所 1 25.4.10 書面の表決 2 25.5.28 3 26.2.19 議 題 ・専務理事並びに常務理事の選定について ・理事長の選定について ・副理事長の選定について あこや会館 ・平成 24 年度事業報告並びに決算について 「201 会議室」 ・給付事業の見直しの進め方(案)について ・平成 25 年度定時評議員会の開催について ・平成 25 年度補正予算(案)について ・一般財団法人山形県教職員互助会諸規程等の新設(案) あこや会館 並びに一部改正(案)について 「202 会議室」 ・平成 26 年度事業計画並びに予算(案)について ・平成 25 年度臨時評議員会の開催について 運営委員会 回 1 開催日 25.12.11 開催場所 議 題 ・平成 26 年度事業計画の策定に係る考え方について ・制度に係る意見、要望等について 「201 会議室」 ①共済組合の附加給付見直しに連動、関連するもの ②互助会独自のもの あこや会館 4 5 公立学校共済組合附加給付の見直しに係る専門員会 回 開催日 1 25.10.30 開催場所 議 ・見直しに係る基本的な考え方(案)について 「202 会議室」 ・事業見直しの方向性について あこや会館 退職互助部支部連絡協議会の開催 回 開催日 開催場所 1 25.6.14 滝の湯ホテル 2 25.11.29 滝の湯ホテル 議 題 ・平成 24 年度給付事業等の実施状況について ・平成 25 年度に係る新規特別加入者と福祉事業について ・運営委員会の委員選出について ・平成 25 年度における主な事業の実績状況について ・平成 25 年度支部総会について ・支部規程の改正について ・支部役員の旅費の取り扱いについて ・平成 26 年度事業について 6 決算監査 7 県関係等共済組合・互助会連絡協議会 8 題 平成 24 年度決算並びに業務執行状況について 平成 25 年 5 月 16 日 県庁 11 階「1102 会議室」 駒林 雅彦 監事 髙橋 昭弘 監事 木村 昭広 監事 回 開催日 1 25.6.20 開催場所 あこや会館 「201 会議室」 議 題 ・平成 24 年度事業報告及び平成 25 年度事業計画(案) について 全国会議等 名 称 開催日 開催地 全国教職員互助団体 協 議 会 総 会 25.6.6 東京都 全国教職員互助団体 協議会 北海道・東北 ブロック連絡協議会 25.7.18 青森県 全教互職員積立年金組 合 運 営 委 員 会 25.8.23 東京都 議 題 ・平成 24 年度事業経過報告について ・平成 24 年度会計決算報告及び監査報告につ いて ・平成 25 年度事業計画(案)について ・平成 25 年度会計予算(案)について ・役員の一部改選について ・全教互北海道・東北ブロック理事等につい て ・全教互北海道・東北ブロック役員の選出団 体について ・全教互北海道・東北ブロック連絡協議会の 当番団体について ・全教互北海道・東北ブロック職員研修会の 当番団体について ・平成 24 年度会計決算報告について ・平成 25 年度会計予算(案)について ・平成 24 年度ドリーム年金財政決算報告に ついて Ⅴ 全国教職員互助団体 協議会 北海道・東北 ブロック職員研修会 25.10.3 岩手県 全国教職員互助団体 協議会 役員研修会 25.10.17 福島県 全国教職員互助団体 協議会 陳情署名行動 25.11.27 東京都 全国教職員互助団体 協議会 退教部会 26.1.23 東京都 全国教職員互助団体 協議会 代表者会 26.3.7 東京都 ・講演「全教互の現状と課題」 ・講演「東日本大震災から生まれたもぐらん ぴあ まちなか水族館」 ・講演「現代社会における連帯と自己責任」 ・講演「今後の経済・金融展望と互助団体資 産運用」 ・報告「全教互の現状と課題」 ・陳情行動 参議院会館ほか 「国民が安心して暮らせるための社会保障 制度の確立等を求める陳情」 ・フォーラム1「TTP の動向」 ・報告「全教互の現状と課題」 ・フォーラム2 「退職互助部アンケート調査について」 ・平成 25 年度補正予算(案)について ・平成 26 年度事業計画(案)について ・平成 26 年度暫定予算(案)について ・平成 26 年度陳情行動について 業務執行体制の整備等 1 専務理事並びに常務理事の選定 人事異動等により専務理事並びに常務理事が辞任したことから、本会の運営を速 やかに執行するため、後任の専務理事並びに常務理事を一般財団法人山形県教職員 互助会定款第 34 条に基づき、平成 25 年 4 月 19 日に理事会のみなし決議で選定し ました。 2 理事長専決規程の整備 理事会において行うべきことで、急施を要し、理事会を招集するいとまがないとき に、理事長が専決できるようにするため整備しました。 3 退職互助部支部運営規程の新設 各支部の円滑な運営を図るため、支部組織及び運営に関する必要な事項について、 統一した規程を整備しました。 Ⅵ 事業報告の附属明細書 「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則」第 34 条第 3 項に規定する 事業報告の附属明細書として記載するべき「事業報告の内容を補足する重要な事項」が 存在しないので作成しません。
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