再開発事業パンフレット - 京急蒲田西口駅前地区第一種市街地再開発事業

東京都市計画
京急蒲田西口駅前地区
第一種市街地再開発事業
京急蒲田西口駅前地区市街地再開発組合
施行地区の概要
土地利用の状況
本地区を含む京急蒲田西口地区は JR 蒲田駅周辺と併せて、大田区の商業業務の中心機能を担う拠点の一部を形成しています。また、京急
○建築年次
新宿
品川方面
東京
目黒
五反田
品川
JR 線蒲田駅
棟数
延床面積
S35 年以前
14
1,739.61 ㎡
S36 年∼ 45 年
18
1,510.45 ㎡
S46 年∼ 55 年
21
9,740.80 ㎡
S56 年∼ H2 年
8
1,782.23 ㎡
H3 ∼ H12 年
5
667.26 ㎡
H13 年以降
1
82.80 ㎡
合 計
67
15,523.15 ㎡
棟数
延床面積
非木造
31
12,341.19 ㎡
木造
36
3,181.96 ㎡
合 計
67
15,523.15 ㎡
S36 ∼ 45 年 S46 ∼ 55 年 S56 ∼ H2 年 H3 ∼ 12 年
H13 年以降 〔非木造〕
柳通り飲食街
N
線京急蒲田駅は羽田空港・品川・横浜方面からのアクセスがいずれも約 10 分以内という極めて高い交通利便性を有しています。
〔建築年次〕S35 年以前
店街
あすと商
施行地区の位置及び特性 呑川
東急線蒲田駅
○構 造
約7分
○大田区役所
施行地区
(約 1.0ha)
京急蒲田西口地区
(約 3.4ha)
京急蒲田
蒲田
京急蒲田駅
約8分
羽田空港
○大田区民ホール
川崎
京急蒲田駅
事業の経過
京急川崎
京急蒲田西口地区では、京急線連続立体交差事業を契機とするまちづくりに地域全体で取り組んでいます。
約 10 分
本事業も地区全体の魅力と価値を最大限に高めていくためのまちづくりの目標として、地域の既存団体(京浜蒲田町会、京浜蒲田商店街
○大田区産業プラザ
協同組合、柳通り睦会)で構成される京急蒲田西口地区まちづくり研究会が提案する「京急蒲田西口地区グランドデザイン(けいかまみら
い 2025)
」を実現するための事業の一つとして取り組みが行われてきています。
N
横浜方面
羽田空港方面
横浜
駅前地区
※所要時間は快特を利用した場合
◆京急蒲田西口地区 ○連続立体交差事業
◆○京急線連続立体交差事業に対する事業促進要望書
平 成 8(1996) 年
従前の状況と地区の課題
早期実現要望書名の提出
本地区はアーケードの設置された「あすと商店街」
◆ 京浜蒲田町会、京浜蒲田商店街協同組合、
平 成 9(1997) 年
の一部と夜間型飲食店が集積する「柳通り飲食街」
の一部からなる約1.0ha の区域となっています。
柳通り睦会、京浜蒲田駅前開発検討会の
地区内には飲食・物販・サービス・娯楽系などの
代表者による 4 者会結成
商業施設や店舗併用住宅、集合住宅等の住居系施設
平成 11(1999) 年
などが混在しているほか、比較的小規模の宅地が多
3月
くを占め、老朽化した建物も多く立地するなど、都
市防災上の課題を抱えています。
また、地区内の道路は幅員が約 4 ∼ 6m 程度と
2月
あすと商店街(6m 部分)
柳通り飲食街
補助線街路第 328 号線の都市計画決定
9月
◆ 「まちづくり計画案・2001」の提案
平成 16(2004) 年
5月
◆ 「まちづくり計画案・2004」の提案
平成 18(2006) 年
そのため、本事業により土地の合理的かつ健全な
8月
再開発準備会の設立
3月
再開発準備組合の設立
10 月
◆ 「京急蒲田西口地区グランドデザイン
高度利用を図るとともに、駅前広場などの公共施設
(けいかまみらい 2025)
」の提案
を一体的に整備することにより、蒲田地域の玄関口
にふさわしい駅前商業地としての賑わいと交通結節
平成 19(2007) 年
3月
事業協力者に東急建設株式会社を選定
点機能の強化、駅前立地の利便性を活かした居住環
平成 21(2009) 年
4月
第一種市街地再開発事業の都市計画決定
境の創出、地域の防災性向上といった総合的な街づ
くりを推進する必要があります。
高度利用地区の都市計画決定
あすと商店街(4m 部分)
京急蒲田駅西口
補助線街路第 328 号線の都市計画決定(変更)
6月
品川方面
横浜方面
京急蒲田駅
平成 22(2010) 年
5月
平成 23(2011) 年
3月
12 月
参加組合員に野村不動産株式会社を選定
○ 京急本線・京急空港線の上り線高架化
市街地再開発組合の設立認可
特定業務代行者に東急建設株式会社を選定
平成 24(2012) 年 10 月
平成 25(2013) 年
あす
と
商店
街
柳通り飲食街
○ 京急線連続立体交差事業の都市計画決定
平成 13(2001) 年
なっており、地区周辺の道路も含め、交通ネットワー
クの機能は極めて脆弱となっています。
◆ 京急蒲田西口地区まちづくり研究会発足
○ 京急本線・京急空港線の全線高架化
2月
権利変換計画の認可
4月
既存建築物の解体工事着工
10 月
参加組合員に住友商事株式会社を選定
(野村不動産株式会社との JV)
既存建築物の解体工事完了
11 月
平成 27(2015) 年 12 月
施設建築物・公共施設の新築工事着工
施設建築物・公共施設の新築工事完了(予定)
事業の概要
事
業
名 / 京急蒲田西口駅前地区第一種市街地再開発事業
施
行
者 / 京急蒲田西口駅前地区市街地再開発組合
都市基盤施設の強化
施 行 地 区 / 東京都大田区蒲田四丁目 10 番∼ 14 番、15 番の一部
駅前広場・アクセス道路等の一体整備
地 区 面 積 / 約 1.0ha
事 業 期 間 / 平成 23 年 3 月 8 日∼平成 28 年 12 月末日(予定)
市街地の防災性の向上
総 事 業 費 / 約 236 億円(平成 25(2013) 年 8 月現在)
建物を更新し、不燃化の促進、耐震化
事業の目的 本事業は地区内の細分化された土地を集約することにより、土地の合
市街地の活性化
理的かつ健全な高度利用を図るとともに、交通の結節点にふさわしい駅
駅前商業地としての賑わいの強化
前広場及びアクセス道路を一体的に整備することにより、蒲田地域の玄
関口にふさわしい駅前商業地としての賑わいの更なる強化、良好な都市
型住宅環境の創出と市街地の防災性の向上、都市計画道路等の都市基盤
住環境整備
施設の強化を一体的に行います。
良好な都市型住宅の供給
都市計画の概要
京急蒲田西口駅前地区第一種市街地再開発事業
名 称
約 1.0ha
施行区域面積
公共施設の配置
及び規模
道路
種 別
名 称
規 模
備 考
幹線街路
都市計画道路補助線街路第 328 号線
幅員 15.0m[15.0m]、延長 約 79m
交通広場 約 4,400 ㎡
別に都市計画において定めるとおり。
区画道路
特別区道
幅員 3.0m∼ 6.0m[6.0m∼ 9.0m]、
延長 約 150m
交通広場のうち、
約 1,000 ㎡は
嵩上式広場とする。
拡幅整備
建築物の整備
建築物
街区
番号
建築面積
延べ面積(容積対象面積)
1
約 2,800 ㎡
約 34,100 ㎡(約 28,100 ㎡)
建築敷地 住宅建設
の目標
の整備
街区番号
建築敷地面積
1
約 4,020 ㎡
戸 数
面 積
約 250 戸
約 20,600 ㎡
主要用途
建築物の
高さの限度
住宅、商業施設、駐車場
80m
備考
整備計画
建築敷地境界より、建物を2m後退させて歩道状空地を確保する。
備 考
共用部分を含む
権利変換計画の概要
権 利 変 換 方 式 / 都市再開発法第 111 条の規定に基づく地上権非設定型
土地の所有形態 / 一筆共有
権 利 変 換 期 日 / 平成 25(2013) 年 2 月 22 日
従前
権利変換
転出等
地権者
164
119
45
土地所有者
147
113
34
借地権者
9
5
4
建物所有者
8
1
7
借家権者
125
14
111
営業借家人
97
10
87
居住借家人
28
4
24
その他の権利
25
0
25
使用借権者
17
0
17
130A+7A
(106C+21C )
その他
8
0
8
145A
314
133
181
合 計
新設
(凡例)
A : 土地所有者
A : 建物所有者
B : 借地権者
*従前土地所有者:70 名、借地権者:4 名 *上記数字は権利変換の対象者数
C
C
X
Y
: 借家権者
: その他の権利者
: 参加組合員
: 保留床取得者
9B+1A
(19C+4C )
9B
2A
〔従前〕
94A+X
(4C)
住 宅
商業施設
21A
(共有)
17A+2Y
(10C)
119A+X+2Y(共有)
〔従後〕
計画の概要
土地利用計画の概要
施設建築敷地の概要
従前
従後
約 2,896 ㎡
約 5,319 ㎡
地域地区 / 商業地域
宅 地
約 6,433 ㎡
約 4,010 ㎡
◇指定容積率 :500%
延床面積
約 15,524 ㎡ 約 36,183 ㎡
容 積 率
約 241%
約 700%
敷地面積 / 4,011.27 ㎡
柳通り飲食街
店街
あすと商
公共用地
◇指定建ぺい率:80%
高度利用地区
◇容積率の最高限度 :700%
施行地区(約 1.0ha)
◇容積率の最低限度 :250%
施設建築敷地(4,011.27 ㎡)
特別区道
(幅員:6m)
◇建ぺい率の最高限度:50%
◇建築面積の最低限度:200 ㎡
◇壁面の位置の制限 :2m
防火地域
高さ制限 / 約 TP+77.0m(航空法による)
特別区道
(幅員:6 9m)
エスカレーター
施設建築物
(地上 20 階、地下 1 階)
エレベーター
交通広場
( 約 3,400 ㎡ )
ペデストリアンデッキ
(約 1,000 ㎡)
補助線街路第 328 号線
(幅員 15m)
N
※車道:9m、歩道:3m×2
0
京急蒲田駅
【ゲストルーム】
10
20m
【集会室】
住民関係者が宿泊できる
共用施設
▼航空法規制高さ
5
【スカイルーム】
住民の方だけでなく、
地域の方も利用できる多目的スペース
眺望のよいデッキや屋上庭園を併設した
住民の方が利用できる共用スペース
▼建物最高高さ
立体駐車場
立体駐車場
住戸
▼20 階
立体駐車場
住戸
屋上庭園
屋外
デッキ
▼19 階
▼18 階
▼17 階
住戸
住戸
住戸
住戸
▼16 階
▼15 階
住戸
住戸
住戸
屋上緑化
住戸
▼14 階
住宅
ホバリング
スペース
▼13 階
5階
▼12 階
基準階①
基準階②
20 階
▼11 階
▼10 階
▼9 階
▼8 階
【屋内ラウンジ】
【屋上広場】
住民の方が気軽に利用できる
共用ラウンジ
【駅改札階と直結するエントランス】
バイク
置場
住民の方同士で気軽に集える
屋外空間
ペデストリアンデッキを通じて、
駅改札階と直結する住宅・商業施設のエントランス
荷捌
駐車場
▼7 階
障害者用
駐車場
▼6 階
▼5 階
住宅用駐輪場
住宅
エントランス
▼4 階
商業施設
荷捌
駐車場
住宅
エントランス
立体駐車場
住宅用
ゴミ置場
▼2 階
商業施設
商業施設
駐輪場
住宅用機械室
商業施設
商業施設
エントランス
商業施設
エントランス
商業施設
▼1 階
駐輪場
商業施設
▼地下 1 階
商業施設
商業施設
商業施設
商業施設
エントランス
地下 1 階
立体駐車場
商業施設
▼3 階
ペデストリアン
デッキ
立体駐車場
1階
2階
3階
施設建築物の計画概要
建 築 面 積 / 2,791.40 ㎡
建 ぺ い 率 / 69.58%
延 床 面 積 / 36,182.94 ㎡
( 内、住宅用途:26,645.41 ㎡)
( 内、商業施設用途:9,537.53 ㎡)
容積対象面積 / 28,075.44 ㎡
容
積
率 / 699.91%
建物最高高さ / 73.2m(約 TP75.6m)
階 数 / 地上 20 階、地下 1 階
構 造 / 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
主 要 用 途 / 共同住宅、商業施設、駐車場、駐輪場
住 宅 戸 数 / 320 戸
駐 車 台 数 / 住宅用:83 台(内、搬入用 1 台)
商業施設用:41 台(内、搬入用 4 台)
駐 輪 台 数 / 住宅用:480 台(内、バイク 9 台)
商業施設用:380 台(内、バイク 3 台)
(予定)
※現段階のイメージであり、今後変更となる場合があります。
○建築計画にあたり、地下 1 階∼ 3 階については、駅前商店街を含む再開発事業であることを踏まえ、従前より営業継続する店舗の
整備を中心に周辺地域の需要に応え、商業地としての賑わいに寄与できる商業施設を計画していきます。4 階∼ 20 階については、
本地区の交通利便性の良さや京急蒲田駅と本建物がペデストリアンデッキで直結するという特性を活かし、ファミリー世帯から単
身世帯まで多様な居住ニーズに対応できる良好な都市型集合住宅を計画していきます。
○外観計画にあたり、蒲田地域の玄関口にふさわしいデザインとするとともに、周辺環境の高さや色彩を踏まえ、素材や色による壁
面の分節を行うことにより、周辺環境への調和や街並み連続性を図るとともに圧迫感の軽減を行う計画としています。
○施設建築物の設計にあたり、建築物の熱負荷を低減するための措置や省エネルギーシステムを導入することにより、地球温暖化の
抑制に配慮しています。
公共施設の計画概要
幹 線 街 路 / 補助線街路第 328 号線(幅員 :15m、延長 : 約 79m)
交通広場 : 約 4,400 ㎡(内、嵩上式広場 : 約 1,000 ㎡)
区 画 道 路 / 特別区道(幅員 :3 6m、延長 : 約 150m)※全幅員は 6 9m
※現段階のイメージであり、今後変更となる場合があります。
○交通結節点としての機能を強化するため、バス乗降場及びタクシー乗降場を備えた駅前広場を整備していきます。また、この交通
広場へのアクセスルートとなる幹線道路、区画街路とともに、発生集中する自動車交通を円滑に処理できる計画としています。
○交通広場の上部には、京急蒲田駅の改札階と直結する、大田区初のペデストリアンデッキ(嵩上式広場)を整備することにより、
あすと商店街や施設建築物等とを結ぶ安全で快適な歩行者空間を確保していきます。なお、ペデストリアンデッキにはエレベーター
やエスカレーターを設け、バリアフリーに配慮した計画としています。
○交通広場への主要なアクセスルートとなる補助線街路第 328 号線は拡幅整備を行い、自動車交通の処理に必要な車線構成とするほ
か、両側に幅員 3m の歩道を整備し、安全で快適な歩行者動線ネットワークの形成を図ります。
○地区西側及び呑川沿いの区画道路については、呑川に沿って歩道を整備するほか、施設建築敷地内に壁面後退による 2m 以上の歩
道上空地を設け、歩道機能を確保する計画としています。
事業推進体制
特 定 業 務 代 行 者 / 東急建設株式会社
参 加 組 合 員 / 野村不動産株式会社 住友商事株式会社
所
管
行
政 / 大田区連続立体事業本部連続立体事業課
事 業 計
権 利 変 換 計
商 業 計
建 築 設
公 共 施 設 設
工 事 施
工 事 監
画
画
画
計
計
工
理
/
/
/
/
/
/
/
/
補
株式会社アール・アイ・エー
鑑
株式会社アール・アイ・エー
測
株式会社ジオ・アカマツ
登
株式会社アール・アイ・エー
税
株 式 会 社 ト ー ニ チ コ ン サ ル タ ント
法
東急建設株式会社
株 式 会 社 ア ー ル ・ ア イ ・ エ ー (施設建築物)
株 式 会 社 ト ー ニ チ コ ン サ ル タ ント(公共施設)
務・会
律 顧
償
定
量
記
計
問
/
/
/
/
/
/
株式会社新 都
株式会社谷澤総合鑑 定所
株式会社日 測
小川登記総合事務所
大野木総合会計事務 所
東京第一法律事務所
施行者:京急蒲田西口駅前地区市街地再開発組合
〒144-0052 東京都大田区蒲田 4-16-2 京浜センタービル 3 階
TEL :03-6410-7626 FAX:03-6410-7627
URL:http://keikama-saikaihatsu.com/ 平成 25(2013) 年 10 月 発行