週間情報 - 全国消防長会

№2504
週間情報
発行日 平成25年1月29日
発行所 全国消防長会
一般財団法人全国消防協会
消防本部の動き
行
事
◆
高規格救急自動車の寄贈
箕面市消防本部(大阪)
箕面市消防本部では、平成24年12月25日(火)
、一般社団法人日本損害保険協会から高規
格救急自動車が寄贈され、消防本部において受納式を実施しました。
同協会では、自動車事故の被害者救済支援のひとつとして、救急自動車寄贈事業を昭和46年か
ら実施しており、平成3年からは救急救命士制度の発足に伴い、高規格救急自動車を寄贈しており
ます。
今年度も高規格救急自動車10台が寄贈され、このうちの1台が箕面市に寄贈されました。
この寄贈により、本市では保有する全ての救急自動車が高規格救急自動車となり、救急業務のよ
り一層の高度化、救急体制の充実が図れるようになりました。
寄贈された車両は、箕面市消防署本署に配置し、今後、市民の安全・安心のため有効に活用して
いきます。
【高規格救急自動車の受納式の様子】
◆
マスコットキャラクター「消防トライくん」が誕生
東大阪市消防局(大阪)
東大阪市消防局では、このたび、
「ラグビーのまち東大阪」を標章する本市マスコットキャラク
ター「トライくん」の消防士仕様として、消防局マスコットキャラクター「消防トライくん」が誕
生しました。
初仕事は平成25年1月13日(日)に開催された東大阪市消防出初式となり、無事、大役を果
たしました。また、この日は全国消防イメージキャラクター「消太」と東大阪市立日新高等学校の
マスコットキャラクター「ひにアラタ」も参加し、会場を盛り上げました。
今後も、火災予防運動や各防災イベントなどで活躍してもらい、火災予防のPR等に活用してい
く予定です。
【出初式でのマスコットキャラクターの参加の様子】
◆
消防救急デジタル無線の免許状交付
~全国に先駆け千葉県内全域で4月から運用開始~
千葉県消防長会(千葉)
平成25年1月16日(水)
、千葉県と千葉県内31
の消防本部で整備を進めていた消防救急デジタル無線
の免許状交付式が、関東総合通信局において執り行わ
れました。
当日は、関東総合通信局・吉田局長から、千葉県の
無線整備を担当する県防災危機管理部・吉田部長に対
し、直接手渡しで免許状が付与され、実際に無線を運
用する消防機関代表として、県消防長会・石井会長(千
葉市消防局長)が同席し受領しました。
県内の無線基地局整備は、平成17年の消防庁次長
通知「消防救急無線の広域化・共同化及び指令業務の
共同運用の推進について」に基づき、県が県内消防本部
と共同での整備を検討し実現に至ったもので、県域全体
を統合した広域整備としては、全国初となります。
【免許状交付式の様子】
訓
練・演
習
◆
救助隊員研修の実施
枚方寝屋川消防組合消防本部(大阪)
枚方寝屋川消防組合消防本部では、平成25年1月15日(火)及び17日(木)に、UR都市
機構が所有している解体予定の施設を活用して、国際消防救助隊登録隊員5名と高度救助隊員15
名が救助隊員研修を実施しました。
この訓練は、実災害さながらに集合住宅での消防活動や、大規模地震を想定した訓練を実施する
ことができ、それぞれの任務において、適切かつ安全に援助活動、または特異な災害活動を行うた
めに必要とされる高度な知識及び技術の修得を図りました。
【解体予定建物を活用した救助隊員研修の様子】
◆
国指定重要文化財で防災訓練
松山市消防局(愛媛)
松山市消防局では、平成25年1月19日(土)
、国の重要文化財に指定
(平成23年11月29日)された「萬翠荘」において、指定後初めての訓
練を実施しました。
この訓練は、
「防災とボランティア週間」と「文化財防火デー」の行事と
あわせて実施され、今後想定される南海トラフ巨大地震の発生に備え、地震
の揺れによる火災をはじめ、来館者に負傷者等が発生する恐れがあることな
どから、地元自主防災組織や地元民間団体等が相互に協力し、来館者や重要
文化財を守ることを目的に実施しました。
訓練内容は、南海トラフを震源とするマグニチュード9.0の地震が発生
し、市内で震度6強の揺れを観測、隣接地元自主防災組織や消
防署員など約100人が来館者の避難誘導や応急手当、また、
館内の展示物の搬出を実施するとともに、署員による消火活動
及びベランダに逃げ遅れた重症者を救助隊員が救出する訓練
を実施しました。
今後においても、文化財を未来に伝えるために他の文化財も
消防訓練等を重ね災害から守っていきます。
【国指定重要文化財での防災訓練の様子】
教
養
◆
「EV自動車レスキュー」研修会を開催
西濃ブロック消防長会(岐阜)
岐阜県西濃ブロック消防長会では、平成25年1月15日(火)、大垣消防組合消防本部におい
て、県の西濃地域にある5消防本部合同(職員70名の参加)による「EV自動車レスキュー」研
修会を開催しました。
この研修会は、東海日産自動車㈱から講師を招き、ハイブリッド車や電気自動車の普及が急速に
高まっていることに伴い、今後増加することが予想される道路上でのEV自動車の交通事故などの
災害対応を学び、救助業務等の知識技術の更なる向上を図ることを目的に実施しました。
【西濃ブロック研修会の様子】
◆
「第17回静岡県西部地区救急隊員・看護師研究発表会」を開催
静岡県西部地区救急業務研究委員会(静岡)
静岡県西部地区7消防機関で構成する静岡県西部地区救急業務研究委員会(委員長 浜松市消防
局・牧田消防長)では、平成25年1月19日(土)に磐田市のアミューズ豊田にて、
「第17回
静岡県西部地区救急隊員・看護師研究発表会」を開催し、消防関係者、医療関係者など約300人
が参加しました。
第1部の研究発表は、救急隊員の部と看護師の部に分かれ、それぞれの業務での現状や課題を発
表し、救急隊と医療機関相互の業務の理解を深めることができました。
また、第2部では、名古屋大学医学部付属病院 脳神経外科の太田圭祐先生をお招きし、
「東日本
大震災と福島原発事故に直面した災害拠点病院での医療の実態~南相馬市立総合病院の苦闘~」を
演題に、南相馬市立総合病院勤務時の実体験に基づき、震災・津波・原発事故という複合災害に見
舞われた医療現場の実態を講演いただき、災害時の備えや訓練の重要性を再確認しました。
【研究発表の様子】
【講師による講演の様子】
その他
◆
ジュニア救命士(短期救命講習)を開催
柏市消防局(千葉)
柏市消防局では、平成24年12月から市内小学校10校をモデル校として、5・6年生を対象
に、救命講習を試行的に実施しました。
この取り組みは、柏市教育委員会の協力を受けて「命の大切さ」や、目の前で倒れた人の命を救
う「勇気」を幼少期から学び、将来適切な応急手当ができるバイスタンダーの醸成を図ることを目
的に、5・6年生を対象とした救命講習を授業の一環として行い「ジュニア救命士」として認定す
る事業を、平成25年度から市内の全小学校(42校)で行います。教育委員会と連携し、授業と
して導入するのは千葉県初の取り組みとなります。
今後は、応急手当普及員の認定を受けた教職員が指導にあたっていきます。
【小学生による救命講習の様子】
◆
○
ホームページの開設について
95017
大隅曽於地区消防組合消防本部(鹿児島)
ホームページURL
http://www5.synapse.ne.jp/fdsoh/
◆
総合防災センターの落成
遠野市消防本部(岩手)
遠野市消防本部では、平成24年7月8日(日)に、
「遠野市総合防災センター落成式」が行わ
れ、業務を開始しました。
建物全体の概要としては、敷地面積約13,000㎡、庁舎棟延床面積2,264㎡(鉄骨造・
地上2階・基礎免震構造)
、訓練棟A棟延床面積605㎡(鉄筋コンクリート造・地上5階)
、訓練
棟A延床面積317㎡(鉄筋コンクリート造・地上3階)
。
庁舎棟1階には消防署事務室、通信指令室、仮眠室等を設け、2階には消防本部事務室、消防展
示コーナー、東日本大震災活動記録パネル展示コーナー、大会議室があります。また、大会議室は
災害時には市災害対策本部室になります。
さらには、災害対応の中枢施設としての役割を果たすため、基礎免震構造、太陽光パネル及び自
家発電による停電対策(最大72時間)や放水訓練やトイレの排水などに利用できる雨水タンク(4
0t)を設置し、エコ対策を図っています。
この総合防災センターは、消防庁舎の老朽化や新たな防災拠点構築に向けた整備のほか、防災セ
ンターの計画した当時に、発生が予想されていた宮城県沖大規模地震において、支援機関を受け入
れる体制の構築が求められており、沿岸地域の地震災害や津波による被害に対し、速やかに対応で
きる後方支援拠点施設として整備する目的も含まれています。
東日本大震災時には、庁舎はまだ整備中であったものの、隣接する遠野運動公園には、事前の訓
練を基に、緊急消防援助隊、自衛隊、警察隊などの部隊が全国から集結し、沿岸被災地での活動が
展開されました。
庁舎が完成した今、消防団、婦人消防協力隊など、市民の新たな防災拠点として地域の防災力強
化に努めるとともに、震災で培った経験を生かし、後方支援体制を含めて消防機関はもとより自治
体間の連携強化を図る広域防災拠点としての役割を果たすため、職員一同魂を込めて取り組んでま
いります。
【落成式の様子】
【防災センター】
◆
海上保安部との合同訓練を実施
塩釜地区消防事務組合消防本部(宮城)
塩釜地区消防事務組合消防本部では、平成25年1月7日(月)
、8日(火)の両日、塩釜港で、
当消防本部と宮城海上保安部による合同水難救助訓練を実施しました。
この訓練は、近年複雑多様化する水難救助事案に対応するために相互の水難救助隊同士の連携を
確認する目的で行いました。
氷点下の気温と北風が吹く塩釜港の埠頭では、接岸した巡視船「くりこま」の船上で開会式を開
催し、ドライスーツに身を包んだ両隊員26名が過酷な条件下での水難救助活動を行いました。相
互の隊員同士で安全に対する確認や情報交換を行い、水難救助現場での検索場所などの任務分担や
連携活動などを再確認しました。
この訓練には両機関のほかに警察署員や自衛隊員の参観もあり、今後は防災4機関が継続的に訓
練を進めることとしています。
【巡視船船上での開会式の様子】
【訓練実施状況】
国等の動き
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平成25年春季全国火災予防運動の実施について
平成25年春季全国火災予防運動の実施について(平成25年1月25日付け消防予第16号)
が消防庁長官より、各都道府県知事、各指定都市市長あてに次のとおり通知がありましたのでお知
らせします。
消防庁
本年度の春季全国火災予防運動については、平成25年3月1日から7日までの7日間にわたり、
別添(省略)「平成25年春季全国火災予防運動実施要綱」に基づき、実施することといたします。
貴職におかれましては、本運動及び関連行事への住民の積極的な参加を促し、地域自らの火災及
び災害に強いまちづくりの継続的な推進のため、特段の御配慮をお願いいたします。
また、貴都道府県内の市町村(消防の事務を処理する一部事務組合等を含む。)に対しても周知
いただくよう、よろしくお願いいたします。
※
全文は、消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2501/t_index.html)
に掲載されています。
【問い合わせ先】予防課予防係
担
当:椎名、児玉、根本
電
話:03-5253-5111(内線42463)
FAX:03-5253-7533
E-mail: [email protected]
◆
平成25年春季全国火災予防運動の実施について
平成25年春季全国火災予防運動の実施について(平成25年1月25日付け消防予第18号)
が予防課長より、各都道府県消防防災主管部長、東京消防庁・各指定都市消防長あてに次のとおり
通知がありましたのでお知らせします。
消防庁
平成25年春季全国火災予防運動については、平成25年1月25日付け消防予第16号により
実施要綱を定め、各都道府県知事等あてに消防庁長官から通知したところです。当該実施要綱に掲
げる推進項目等の実施にあたり参考になると考えられる事項を、別添1(省略)「平成25年春季
全国火災予防運動実施要綱について」のとおりとりまとめましたので、送付いたします。
なお、前回実施した平成24年秋季全国火災予防運動期間中における行事等の実施結果について
は、「平成24年秋季全国火災予防運動の実施結果について」(平成24年12月21日付け事務
連絡)のとおり独自の工夫を凝らして火災予防運動の活性化に取り組んでいる事例も見られました。
これらを参考として地域の事情に応じた工夫を検討いただくとともに、山火事予防運動及び車両火
災予防運動を含め、今回の実施結果について、別添2(省略)により報告いただきますようお願い
します。
各都道府県消防防災主管部長におかれましては、貴都道府県内の各市町村(消防の事務を処理す
る一部事務組合等を含む。)に対してもこの旨周知されるようお願いします。
※
全文は、消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2501/t_index.html)
に掲載されています。
【問い合わせ先】予防課予防係
担
当:椎名、児玉、根本
電
話:03-5253-5111(内線42463)
FAX:03-5253-7533
E-mail: [email protected]
週間情報では、各本部の身近な情報を掲載していますので情報をお寄せ下さい。
週間情報への投稿は企画課へ!
TEL
03-3234-1321
FAX 03-3234-1847
E-mail : [email protected]