聖母被昇天学院 学院報 No.10

School Report
聖 母 被 昇天学院 学院報
Kindergarten
Primary School
Junior & Senior High School
No.10
2010/7/9
幼稚園
Assumption
Kindergarten
みんなで遊ぶと楽しいね!
年長児園外保育
(須磨水族園)
園外保育
(万博公園)
楽 しいイベントがいっぱい ま た一つ素 敵 な 思い出 が 増 え た ね!
Assumption Kindergarten
ふれあいスポーツデー
2010年5月 日(日)
親子 そろって大奮 闘
日は朝からよいお天気で、
園児た
当
ちは家族と一緒に楽しい1日を過ごし
ました。
ずは全員で
「たけのこ体操」
と
「あ
ま
ひるのダンス」
です。
この日のためにし
っかりと練習した園児たちは、
最高の
笑顔で披露してくれました。
少児はチームカラーのマントを着
年
てスーパーマンに大変身し、
パパやマ
に挑 戦しました。年 長児の「クラス対
パンツを履いて走る
「デカパンレース」
弁当やおやつを食べ、
みんなで楽しく
いい演技に拍手喝采です。
お昼にはお
りと大興奮。
イルカのショーではかわ
ぐ不思議な魚を見て驚いたり、
喜んだ
マに抱っこしてもらってブーンと一回
抗リレー」も親子そろって大 活躍 。年
過ごしました。
行きました。
園内では大きな水槽を泳
長児による
「パラバルーン」
では、
子ど
(木)
、
年長児だ
2010年5月 日
けで観 光バスに乗って須 磨 水 族 園へ
もたちが大 好きなドラえもんの曲に
いて 、5 月 日( 木 )と 日( 金 )
続
は、
縦割りクラスで2日に分けて万博
したり。
年中児は親子で1枚の大きな
合わせて先生方も一緒に踊りました。
りしたり、
足に乗ってペンギン歩きを
13
30
28
に楽しかったんだね。
緒に来たい」という 声が。
みんな 本 当
になっても
「もっと遊びたい」「また一
り、
お 船 の 遊 具で 遊 んだり 。
帰る 時 間
姉さんと手をつなぎ、
太陽の塔を見た
公園へ。
年少児はペアのお兄さんやお
27
マリア様行列
2010年5月 日
(水)
初めてのお祈り
りをしました。
たり、
心をこめて聖歌を歌ったり、
お祈
ました。
そして、
シスターのお話を聞い
らいながら、
上手にお花をささげられ
しペアのお兄さんお姉さんに教えても
お花をささげました。
年少児もなかよ
様に、
一人ひとりお家から持ってきた
い
初めて園児そろって聖堂に入り、
つもみんなを見守ってくださるマリア
26
2
Assumption School Report
小学校
Assumption
Primary School
3
お勉強+お世話(R.Sさん)
きんちょうした入学式(M.Oさん)
プレオでペアの子を待っているとき、私はきんちょうして、足
体育館に着いたらペアの1年生の手のにぎり方が強くなり
ががくがくとしていました。ペアの子は5年生のときに学校を
ました。その子がきんちょうしているのがすぐわかりました。私
案内した子でした。私はとてもびっくりしました。お母様は最
は
「大丈夫だよ。お姉ちゃんもいるからね」と言うと少し安心し
初から私の名前をごぞんじでした。お母様から
「○○をどうぞ
たのか、手をにぎる力が少し弱くなりました。1年生が早く学
よろしくお願いします」と言われました。私は
「学校のことをし
校になじんでくれたらいいのになと思います。それには6年生
っかりと教えたい」と思いました。この1年生をりっぱな人に。
ががんばって、いっしょにゴールをめざしてあげた方が早く学
この1年間、お勉強+お世話、がんばります。
校になじめると思いました。
かわいかった1年生
(Y.Nさん)
特別な日
(M.Sさん)
今日から6年生。でもペアの1年生と初めて会う日だったか
4月8日は特別な日。私が6年生になれる日。ということは、
ら、私は朝からどきどきしていました。プレオに着くとこ動が
ペアの1年生に会える日。
「○○ちゃんのペアの6年生」と呼ば
速くなってきました。ペアの子にバッチをつけてあげて教室
れるとうれしくて走って行った。教室に連れて行こうとその子
に行きました。私が
「好きな色は?」
「おたん生日はいつ?」など
の手をとると、小さくてお人形みたいだった。教室も小さくて
と聞くうちに、あっという間に話がつきてしまったら
「何歳な
びっくりした。入学式は無事に終了したけれど、これからが本
の?」とその子から話しかけてくれました。私はとてもうれしく
番。この1年間、姉妹学級などの学校生活が大切だと感じた。
て
「12歳だよ」と元気よく答えました。
6年生になった私、もっと責任を持て。
Assumption School Report
毎 日 が 家 族 団 らん 。学 校 は も う一つの“ お 家 ”。
本 当の 姉 妹 の よ う に いつまで も 仲 良 く いたい ね !
Assumption Primary School
豊かな人間性を育む
伝統の縦割り教育
学年、クラスを飛びこえ
こころを一つに!
小 学 校 では 、学 年 や 学 級 の 枠 をこ
え、
集団の中で自主性や社会性を身に
のが
「入学式」
で、
6年生がお世話係と
つけさせています。
その第一歩となる
して新1年生をやさしく導き、
ていね
したばかりの1年生は、
お姉さんたち
いにサポートしています。
今年も入学
りはにかみながら行進する姿は微笑ま
に手を引かれ、
入学式会場へ。
ちょっぴ
しくもあり、
頼もしくもありました。
して、
6年生と1年生の関係は姉
そ
妹 学 級へとつながります 。
たとえば 、
姉 妹 学 級 交 流 会 では 、1 年 生 と 6 年
生、
2 年 生 と4 年 生 、
3 年 生 と5 年 生
が一緒に昼食を食べたり、
遊んだり。
ま
た、
4~6年生がクラスごとにお店を
企画して1~3年生と楽しむ
「アサン
プションカーニバル」
も本校が誇る伝
統行事の一つです。
上級生が下級生を
大切にし、
下級生はあこがれの上級生
を敬いながら、
豊かな人間性や他者へ
の思いやりの心を育てています。
4月8日
(木)
の入学式で、新1年生のお世話をしてくれた6年生の作文を紹介します。
中学校
高等学校
Assumption
Junior & Senior
High School
国 際 交 流 、ク ラ ブ 、宗 教 活 動 …
今 ある 自 分 を 最 大 限 に表 現 す る 生 徒 た ち
く、
広く地域の人々にも楽しんでいた
998年に千 葉 県 幕 張メッセで
1
開催された時、
本校からは卒業生2名
ターなどで演奏を披露。
校内だけでな
に1度、
連盟を持つ6カ国の持ち回り
開 催 され ま す 。
この世界 大 会は、
2年
1000人規模の合同演奏にも挑戦
ルコンサート
(一般入場可)
において、
を合わせて演奏。
最終日にはファイナ
ます。みなさん、ベストシーズンを迎え、日々練習に汗を流している生徒
で行われるもので、
世界各国のハンド
け、技術面のみならず、精神面でもさまざまな規律や自律心を養ってい
毎週金曜日の放課後に、
本校では、
特別宗教活動を行っています。
この活
つを上級生に指導してもらいながらコートでは爽やかなプレーを心が
動はクラブとの両立が可能で、
希望す
下級生は、練習はもとより、お茶の準備からコート整備まで、一つひと
ください。
※問い合わせは本校教頭ま
員の意識も高まり、日曜日や早朝の自主練習も活発に行われています。
します。
時間のある方々はぜひご来場
マは
「
」
で、
平和へ
Echoes for Peace
の願いを込め、
世界中のリンガーと心
名の高校生が参加する予定です。
テー
12
Assumption Junior & Senior High School
特別宗教活動「ハンドベル」
と在校生 名が初めて参加。
今年は
場)
で、「第 回ハンドベル世界大会」
が
して 、今 年 度 は 8 月 3 日 ~ 7 日
そ
にグランキューブ大阪
(大阪国際会議
だいています。
大会に出場というすばらしい成績をおさめました。
なく演奏者同士の親睦や文化交流も
江真希さんペアが、ベスト16まで勝ち進み、5月3日に行われた北大阪
ベル愛好者が集い、
ベルの演奏だけで
年の強豪チームがひしめき合う中、本校・中学校2年の石田茜さんと東
る生徒が参加しています。
今回紹介す
8月3日~7日の
世界大会に向け猛練習
10
数々の対外試合には、部内戦で成績を上げないと出場できないので、部
で。
徒の活躍とともに昨年から少しずつ部員が増えてきました。そのため、
兼ねて開かれるものです。
4月25日、平成22年度春季豊能地区大会・ダブルスの部で、中学3
る
「ハンドベル」
は、
元々1985年よ
14
um
多いクラブです。これまでは比 較的少人数で活動していましたが、生
り 小 学 校に2オクターブのハンドベ
ol
中学校高等学校のテニス部は、本校の運動部の中で最も部員数が
ルを当 時の音 楽クラブ活 動に取り入
C
仲間のがんばりに
モチベーションアップ!
れてきたもので、
中学校高等学校でも
1988年に特別宗教活動として創
部。
当初は校内宗教行事での演奏が中
心でしたが、
その後、
高等学校芸術文
テニス部が大活躍!
化 祭や地 域のコンサートにも出 演 す
るようになりました。
現在中学1年か
ら~高校3年まで 名で活動し、
聖歌
隊とともに校内でのミサや音 楽 会を
はじ め 、
病 院・老人ホームなど地 域の
さまざまなところで演奏しています。
ラシックや子どもたちの大 好 きなア
と え ば 、毎 年 月 に 行 わ れ るチ
た
ャリティーコンサートでは、
聖堂でク
せてくれています。
クリスマスの時期
ニメソングなど、
心地よい演奏を聞か
面メイプルホール、
箕面市民活動セン
には、
阪 大 病 院 小 児 科 病 棟 訪 問や 、
箕
たちを応援してください。
37
10
4
Assumption School Report
オーストラリア体験学習(小学4~6年)
加 し た 児 童は 、
帰国 後、
単に 楽 し
参
かったというだけでなく、
自立心が芽
ようです。
人々との出 会いを思い切り 楽しめた
家族としばらく離れ自立心も芽生えた!
~ 日、
様々な体
2010年3月
験を通して広く国際感覚を養うため、
小 学4年 ~6年の児 童がオーストラ
生え
「本当に行って良かった」「心に残
リア体験学習に行きました。
これは2
年に一度、
小学4年〜6年の希望者を
英 語 学 習への意 欲がさらに高 まった
った」「 達 成 感を感じた」などと話し、
す。
ようです。
対 象に 行っている 国 際 交 流 の一つで
験学習の実施に先立ち、
参加児童
体
は校内で 回の事前学習会を行い、
英
会話学習、
英語による日本文化や家族
紹介の練習、
現地で披露するための歌
たちへのおみやげ作りやオーストラリ
や狂言などの練習をはじめ、
現地の人
アについて勉強をしました。
フランス研修 高( 校生
)
聖なる地に立ち聖母被昇天学院の精神を
五感で味わい、祈りの意味を考える
校では2年に1度、
フランス研修
本
を行っています。今 年 度は、
4月 日
~5月8日の 日間にわたり、
本校の
名と引率 教員2名がボルドーに
高 校1年2名 、
2年4名 、
3 年 4 名の
計
あ る 姉 妹 校 を 訪 問 。授 業 を 体 験 し た
たりしながら互いに友 情を深め合い
り、
両国の学校紹介や文化交流を図っ
ました。
た、
パリにある本部修道院をたず
ま
ね、
創 立者のお墓でお祈りを捧 げて、
宅でも楽しい時間を過ごしました。
大喜び。
ボルドーのホストファミリー
サイユ宮殿などを観光し、
生徒たちは
美術館やエッフェル塔、
凱旋門、
ヴェル
を深めました。
パリ市内では、
ルーブル
プションの教 育 方 針や 理 念への理 解
る時間を与えられました。
ものなのかを五感で味わい、
深く考え
ことを信じ続ける希 望とはどういう
いもの、
科学的には証明されていない
かがえ、
祈ることの意味や目に見えな
サのようす、
ろうそくの灯火などもう
れるのが見えます。
その聖歌の声やミ
ンティアの介添えつきで集まって来ら
奇跡を信じて車イスで、
あるいはボラ
その足跡をたどることにより、
アサン
道院を訪問。
ルルドはみなさんご存じ
フランスピレネー山
4月 日には、
脈北麓にあるルルドアサンプション修
な巡礼地になっています。
アサンプシ
泉があり、「聖なる場所」
として世界的
マリアを目撃、
奇跡が起こったという
のように、
この地の貧しい少女が聖母
に、
自 分 た ち がど う 生 き るか 、
創 立者
の地で聖母被昇天学院の精神ととも
あずかることができました。
聖なるこ
研修生たち
日の創立記念日には、
は幸運にも「修道会創 立記念ミサ」
に
位置します。
ョンの修道院は、
この泉の真向かいに
大きな指針となることでしょう。
えることは、
彼女たちにとって人生の
が何を望まれているのかを真 剣に考
30
な児童もいましたが、
数日間で元気を
24
30
発当日は、
生まれて初めて両親か
出
ら長期間離れるということで、
不安 気
15
21
取り戻し、
動物とのふれあいや多くの
10
宿 泊させていただいた修 道院の部
屋 から は 、
世界 各 国の病 気の方々が、
Assumption School Report
5
29
13
小学校、中学校高等学校の海外研修について
国際理解教育 Report
Assumption Primary School & Junior High School
卒業生 Inter view
Assumption
Graduate Interview
世界的ヴァイオリニストとして
国内外で演奏活動
大谷 玲子さん
(高校26期生)
ていけるか不安でしたが、
すぐに
言葉も難しそうだったのでつい
てくれました。
中
の時 、
摂津音
はじめクラスのみんなが応 援し
のクラスの先生や友だちも廊下
きました。
するといつのまにか隣
校から本学院に通われているの
あこがれでもある大谷さん、
小学
ニストとして、
本 校児 童・生徒の
――日本を代 表するヴァイオリ
校時代です。
小学4年の時、
全日
歳の頃で、
本格的に音楽の勉
3
強をするようになったのは小学
頃?
ていますが、
習い始めたのはいつ
イオリンコンクールで入 賞され
――小学校時代から数々のヴァ
友だちができました。
――校内で演奏されたことは?
会に来てくれます。
の友だちや先生方は今でも演奏
と見えてうれしかったです。
当時
みんなの顔が舞 台からはっきり
奏しましたが、
かけつけてくれた
して、
オーケストラをバックに演
楽祭で銀賞をいただいた副賞と
立は?
―― ヴァイオリンと勉 強との両
囲気でした。
係なくとてもアットホームな雰
になりましたが、
クラスとかは関
来 、毎 回 誕 生 会 で 演 奏 す るよ う
に出てきて聴いてくれました。
以
先生や友に励まされ
音楽と勉強を両立
ですね。
校の授 業はとてもわかりや
学
すく、
先生方がとてもていねいに
コンクール)
中学校の部全国大会
るので、
塾など学校以外で勉強を
目のフランス語も大好きでした。
りしていました。
高校では必須科
語 学です 。小 学 校では 英 語 部
に所属し、
劇をしたり歌を歌った
――好きな授業は?
この学校は才能や個性
を引き出してくれる
なことだったと今感じています。
会人の常識としても、
とても重要
だことは、
音楽家としても、
一般社
ともありました。
高校までに学ん
時間に友達と一緒に宿題をしたこ
をつくるのは大変でしたが、
休み
日たくさん出る宿題をする時間
ついていくことができました。
毎
たが、
学校だけでしっかり授業に
する時 間を取れなかった私でし
て教 壇の前で演 奏させていただ
教えて下さいました。
放課後や週
学 校では 学 期 末 、
ク ラ スご
小
とに誕生会があるのですが、
3年
がらになんて躾の行き届いた学
第1位になりましたが、
先生方を
位、
末はヴァイオリンの練習やレッス
本学生音楽コンクール大阪大会
ン、
ピアノや聴 音のレッスンもあ
小学生の部で入選、
その後
てあげて」
と先生に言われ、
初め
の時に
「みんなのために何か弾い
学3年の時にこちらに引っ
小
越してきて転入しました。
入って
位をいただき、
中学3年で
(同
校だろうと思いました。
お祈りの
「あっさりした性格で気分の切り替えが早いのが自慢です。コンクールやコンサートでの集中力は聖母
被昇天の学生時代につけました。なにしろ試験前は徹夜し、終わったら即ヴァイオリンの練習という生
活だったもので(笑)。勉強との両立ができたのは、いつもサポートしてくださった先生方のおかげです」
いもきれいだったので、
子どもな
みるとみんな礼儀正しく、
言葉遣
3
3
2
6
Assumption School Report
からです。
私は大 学 卒 業 後 、
慌た
とても分かりやすい授 業だった
先 生がベルギー人のシスターで
がんばることが楽しくてしかた
加しました。
クラス一丸となって
合間を縫って放課後の練習に参
っぱいありますが今の聖堂
い
もその一つです。
中学時代にリニ
は?
―― 学 校 の お 気 に 入 り の 場 所
時はいつもお世 話になっていま
スターで、
あちらへ演奏に行った
語の先生がフィリピン出 身のシ
きました。
また、
小学校時代の英
室まで使えるようにしていただ
と将来の夢を探してください。
こ
吸 収 し、
挑戦しながら、
じっくり
えのない期間にいろんなものを
聖母被昇天学院は幼稚園から
高校までありますが、
このかけが
さる先 生やシスターがたくさん
こには一人ひとりを支えてくだ
ューアルされて、
とても美しくな
す。
こうして振り返ってみると、
―― 本 校はボランティア活 動が
この学校は本当に世界各地でつ
がなかったのです。
行っていたら 、
シスターに「ここ
ったので友 だちとしょっちゅう
大学院への留学が決まり、
語学を
盛んですが、
思い出は?
だしくブリュッセル王立音 楽 院
たのですが、
高校時代に少しでも
マスターする準 備ができなかっ
リニストになろうと決心したの
り ません 。小 学 校 時 代 から 専 門
は、
実はそれほど早い時期ではあ
いらっしゃいます。
私がヴァイオ
――将来の夢は?
学受験の際には学部専攻を迷う
的に音楽の勉強をしながらも、
大
す。
3年の時は、
仲の良い友だちがコ
在 、国 内 外で 演 奏 活 動 を 続
現
ける傍ら、
関西の大学や高校でヴ
ながっているんだなあと思いま
ンクールに出 場する私がいい成
ァイオリンを教えていますが、
今
と叱られました
(笑)
。
また、
中学
績を残せるよう、
聖堂でお祈りを
は遊ぶところではありませんよ」
たらだれもが自然に手をさしの
でなく、
道で困っている人に会っ
してくれました。
だけど、
その後、
ぐらい、
いろいろなことに興味を
ませんでした。
でも奉仕活動だけ
く、
どんな曲でも演奏する時は作
でき ま し た 。
また、
語学だけでな
のが、
近くの老人ホームへ行った
べられました。
印象に残っている
まで私が学び、
体験してきたこと
学 校にボランティア部があ
小
りましたが、
希望者が多くて入れ
者の心を理解しなくてはならな
堂 内で
“かくれんぼ”をしちゃっ
持てるよう 導いてくださったか
んとか話だけは聞き取ることが
いので、
本校で学んだことのすべ
時のこと。
私は琴を習っている同
らです。
みなさんも自分の個性や
フランス語を学んでいたので、
な
てが演 奏 活 動につながっていま
ちろん、
私自身もさらに精進し、
を次の世代に伝えたいですね。
も
才能を見つけ、
生かしていけるよ
たらしいのです
(笑)
。
すぐシスタ
うがんばってください。
ーに見つかってしまいましたが、
ない曲もあるのでどんどんチャ
その年齢にならないと表現でき
級 生 と一緒に演 奏にそこへ行っ
聖堂に来た最初の目的が私のた
たのですが、
入居者の方々に喜ば
めだということがわかったので、
――思い出の学校行事は?
拍子までしてくださいました。
演
れ、
曲の最後の部分では全員が手
レンジしていき たいと 思ってい
す。
中高を通してチャリティデ
小
ーで す ね 。出 店 の 準 備 や 店 番 の
時のシスターや友だちの温かい
見逃してもらえたそうです。
その
いします。
奏家はみなさんに聴いていただい
気 持ちがとてもうれしかったで
て初めて喜びを感じるものです。
す。
り、
食べ歩いたり。
中学時代は、
毎
今でもみなさんの温かい拍手、
そ
ほか、
自分自身もお買い物をした
の時の感動は忘れられません。
ます。
―― 最 後に在 校 生へひと言お願
年行われる合唱コンクールも、
東
―― 印 象 に 残っているシスター
は?
留 学 先のブリュッセルには被
昇 天の修 道 院 と学 校がありま
後進の指導にもあたっている。
す。
たまたま 、
高校時代にフラン
ーが、
留学した年にちょうど現地
ス語を教えてくださったシスタ
におられて、
急な家探しで困って
いる私を修道院に泊めてくださ
の練習場所もすぐに見つからな
いました。
しかも 、
ヴァイオリン
かったので、
学校の空いている教
Assumption School Report
7
ヴァイオリニスト
(高校26期卒業)
大谷 玲子
profile
京でヴァイオリンのレッスンの
「私が初めて担任をしたのが大谷さんのクラスで中2の時。大
谷さんは普段おちゃめでいたずらっ子だったけれど、東京へ
レッスンに行く新幹線の中でも宿題をしていると聞いてびっ
くり。勉強と音楽を両立させて本当に偉いなあといつも感心
していました」
(中学・高等学校教頭 /三宅理磨先生)
「大谷さ
んが中3の時に初めてコンサートに行ったのですが、音楽に
無知な私でもそのすばらしい演奏に引き込まれてしまいまし
た。学校ではいつも明るくて、シスターたちから玲子、玲子とか
わいがられていました。でも、ヴァイオリンを手に舞台に立っ
た途端、世界的な芸術家に変身するので驚きました」
(Sr.磯
西美智子)
学研究科修了。
小中高在学中から音楽を志し、
桐朋学園大学音楽部を主席で卒業。
同大
その後、文化庁在外芸術家研修員として、
ベルギー・ブリュッセル王立
ロ、室内楽など幅広い演奏活動を行なっている。現在、京都市立芸術大
音楽院に学び、
国内外の主要な国際コンクールにおいて数多く入賞。
ソ
学、相愛大学、
及び兵庫県立西宮高等学校音楽科の非常勤講師として、
学院長 Sr.中山のお話より
Sr.Nakayama speech
2010年4月26日
(月)
に行われた、
中学校高等学校全体朝礼のお話より抜粋しています。
〜自分と出会った隣人が喜ぶ時に真の喜びがある〜
人は一人では
真の出会いができない
動の指導者であるアウンサン・ス
びを知るために隣人を必要とし
ー・チー女史は、「あなたは真の喜
時、
初めて自身の喜びを味わうこ
ている。
自分が隣人の喜びとなる
とができる」
と言われました。
なさんはすでにいろいろな
み
人と出会ってこられましたが、
そ
自分と出会った隣人が喜ぶ時に
大いなる犠牲を払ったとしても、
のではありません。
自 分 を 捨て、
ます。
朝は神様が用意してくださ
今
った“ 出 会い”
についてお話しし
れによって良くも悪くも変わる
真の喜びがあるのです。
して 自 分の 命 や 喜 び 、満 足
決
だけを求めていくことが幸せな
人と出 会ってマイナス思 考 だっ
ことがあります。
た と えば 、
あの
た自分がプラス思考になったと
か、
あの人と出会って今まで頑張
っていた勉強をする気がなくな
自分との出会いが
そ の 人 の 喜 びに な る
ように
ますよう祈ります。
出会いを通して喜びに満たされ
ころ、
父から「 私 とメール・マリ・
道会に入ろうかと悩んでいたと
摂理を感じる。
一度大阪の箕面に
ドゥニーズの出 会いには神 様の
年近くにわたって、
父と総長様と
ドゥニーズ総長様で、
それから
母 被昇 天 修 道会のメール・マリ・
なさんもこれからの人生の中で
との出会いがあったからです。
み
ださい。
〒 562-8543 大阪府箕面市如意谷 1-13-23
Tel.072-721-7680(代) http://www.assumption.ed.jp
学校法人 聖母被昇天学院
ったとか。
また、
書 物や 勉 強 を 通
あり ま す が、
一生懸命 本を読み、
ある聖母被昇天修道院に行って
みないか」と言われ、
当時住んで
す。
どうか、
自分自身の幸せや喜
く 、真 に 人 間 的 な ものに な り ま
の間で深厚なる手紙の交換がさ
30
して未知の世界に出会うことが
なさんが暗い顔をしている
み
時、
お母さんは決して幸せではあ
リの本部で撮影された父と総長
勉強をしていてもそれだけでは
様の写真を見せていただき、「こ
「私を幸せに導いて
くださった出会い」
―
― 中山
にも人生に大きく影響を与
私
えた
「出会い」
があります。
私が2
れはきっと神様が私を聖母被昇
りませんし、
逆にみなさんもお母
歳の頃、
商社マンだった父が赴任
本当の出会いとは言えません。
のクラスに悲しんでいる人がい
先のパリから帰る飛行機内でシ
天修道会に招いておられるのだ」
びだけでなく、
自分との出会いが
神 様が準 備してくださる一つひ
き ました。
そこでシスターに、
パ
ても同じこと。
そして、
この学校
と感じ、
1976年に入会したの
いた名 古屋からこちらにやって
に、
この世界にと視野を広げ、
世
ら親しくお話をさせていただい
スター一行に出会い、
初対面なが
その人の喜びになりますように
れることになりました。
とつの「 出 会い」
に心を開いてく
も 父 とメール・マリ・ドゥニーズ
という心を持って、
毎日を過ごし
大人になった私が親交のある
シスターがおられるドイツの修
ったこの1年、
みなさんが日々の
てほしいと思います。
新しく始ま
れしいと思えないはずです。
自分
界に一人でも飢えて、
死んでゆく
です。
さんの体調が悪ければ、
心からう
ような子どもがいる限り、
私は幸
もよくお話ししたシスターが聖
たそうです。
その中で父がもっと
ャンマーの非暴力民主化運
ミ
が持てるとみなさんの心は気高
せではありませんという気 持ち
以 来 、私 はこの 聖 母 被 昇 天 修
道会で幸せな日々を過ごせるの
Sr.