勝英農業情報誌はればれ(平成25年度) [PDFファイル/3.82MB]

も
特集
く
じ
力強い水田営農の担い手育成
○農地利用集積の推進(人・農地プランの作成推進)
・・・・・・1
○水田営農の担い手の確保と育成
・・・・・・2
○水稲の低コスト化に向けて
・・・・・・3
力入れてます!
○就農希望者の新たな受け入れ体制増える!
・・ ・ ・ ・ ・ 4
○守ろう!そして引き継ごう!集落の水田を
・・・・・・4
○黒大豆枝豆の省力型防虫ネット被覆栽培に手応え
・・・・・・5
○おかやま夢白桃をきれいにつくり、作業分散
○ハウス栽培でアスパラガスを安定生産
・・・・・・5
・・・・・・6
○太陽光発電を利用したアスパラガス灌水の省力化
・・・・・・6
○りんどうの出荷期間延長にめど
・・・・・・7
○牛舎の暑熱対策に「遮熱シート」はいかが?
・・・・・・7
トピックス<普及の現場から>
○美作台地の有効活用を目指して!
・・・・・・8
○勝央町 スイーツのまちづくり始動!
・・・・・・8
○指示するだけじゃない!コーチングの技術
・・・・・・9
○水田経営の省力・低コスト化を目指して
・・・・・・9
○黒大豆枝豆の播種晩限は「7月10日頃まで」を再確認しました
・・・・・10
○ 見 栄 え の よ い シ ャ イ ン マ ス カッ ト を 作 る た め に
・・・・・10
○ 勝央金時ねぎ部会の「 SUKIYAKIねぎ」栽培
・・・・・11
○白ねぎ超早どり(7月収穫)に取り組んでいます
・・・・・11
○地域にWCS用イネの新品種が増えました
・・・・・12
○集落ぐるみで鳥獣害対策
・・・・・12
お知らせ
○Facebookで勝英地域の農業に関する情報を発信してます!
<表紙写真>
左上:水稲現地研修(勝英地域大型稲作研究会)
右上:もも栽培講習(もも初心者栽培講習会)
左下:白ねぎ栽培講習(勝英地域元気な帰農塾)
右下:りんどう栽培講習(勝英地域元気な帰農塾)
・・・・・13
力強い水田営農の担い手育成
近年、水田農業を取り巻く状況は、高齢化や担い手不足、農地の荒廃 といった「人と
こ う し た 中 、 平成24年度から「人・農地プラン(地域農業マスタープラン)作 成
事業」が開始されるなど、水田営農の担い手育成への条件が整備されつつあります。
普及指導センターでは、平成24年度から奈義町をモデルとし、奈義町農業技術者連絡
協議会と連携して、農地利用集積の推進、 水田担い手農家の確保と育成、水稲の低コス
ト栽培と戦略作物の技術向上により、大規模で生産性の高い水田農業の担い手育成に努め
ています。
力強い水田農業の担い手育成
(大規模で生産性の高い水田農業の推進)
農地利用集積の推進
水田担い手の確保・育成
水稲の低コスト栽培と
戦略作物の技術向上
人・農地プランの作成
(担い手への農地集積)
農地情報の共有
新規就農者の確保
認定農業者の育成
集落営農組織の組織化・高度化
水稲低コスト技術の普及
戦略作物の推進
経営モデルの作成
農地利用集積の推進(人・ 農地プランの作成推進 )
地域農業を維持・発展させるために、地域内の中心経営体を定め、その経営体へ農地を
集積させる「地域農業の将来設計図」といえる「人・農地プラン」の作成を進めています。
奈義町では、平成24年度は町内6地区、平成25年度は5月に新たに3地区でプランが
策定され、町内全地区での策定を目指しています。
普及指導センターもプラン策定検討会の委員
として参加し、計画の妥当性や将来の担い手へ
の農地の集積について検討しました。
更に、奈義町農業技術者連絡協議会では、プ
ランの策定推進状況について情報共有を図ると
ともに、新規就農者の確保や集落営農組織の育
成など、より具体的な方策について検討を進め
ています。
具体的な推進方策についての協議
1
特集
農地の問題」が浮上しています。
水田営農の 担 い 手 の 確 保 と 育 成
水田営農の担い手として、個別経営体と集落営農組織があります。
特集
個別経営体については、町内で新規就農者の掘り起こしと 就農希望者の就農へ向けて、
、
、
農地の確保、機械施設の整備にむけた資金の導
入、青年就農給付金制度の活用などにつ
い
て、関係者と連携して検討会を何度も行いました。
また、経営の安定化に向け、中小企業診断士による経営コンサルテーションを実施し、
診断士からの経営分析と改善策などの指導をもとに、経営改善を支援しています。
円滑な就農に向けた相談への対応
経営コンサルテーションの実施
集落営農組織については、新規組織の設立に向け、町やJAと連携して、柿地区で「集
落営農と法人化」について勉強会を開催しました。
また、町内の集落営農組織のリーダーを対象に、集落営農組織の後継者づくりに向けた
話し合いや先進地視察などの研修会の開催とパソコンを利用した経理処理に関する支援な
どにより、組織運営の充実に向けた取り組みを行いました。
集落営農リーダー研修会
集落営農組織への経営指導
2
水稲の低コスト化に向けて
水田営農の安定した経営を図るために、省力で低コストな栽培技術の確立や普及は、必
要不可欠な取り組みです。
技術確立や普及を進めるため、実証ほを設け、有効性や実用性等を検討しました。
「湛水直播栽培」については、平成24年度から町内に実証ほを設けていますが、主要
な品種である「あきたこまち」では、従来の移植栽培と同等の収量が確保され、移植栽培
より10a当たり3.8時間の労働時間の短縮が可能であることを確認しました。
今後も、更に地域に適応した技術の確立を進め、普及につなげたいと考えています。
「湛水直播栽培」実証ほの状況
播種作業の状況とコーティングした種子
「疎植栽培」については、もう一つの主 要 な品種である「コシヒカリ」と「あきたこ
まち」で技術の実用性について検討しました。
「コシヒカリ」では45株/坪 、
「あきたこまち」では50株/坪の植え付け株数で実証し
ましたが、地域の慣行である60株/坪と同等の収量が確保されることを確認しました。
今後は、各地域の気象条件や品種に合わせた植え付け株数を検討しつつ普及したいと考
えています。
植え付け株数を変えたほ場の状況
(左:60株/坪、右:50株/坪)
移植状況
3
特集
普及指導センターでは、有望視されている「堪水直播栽培」と「疎植栽培」の地域での
就農希望者の新たな受け入れ体制増える !
新規就農希望者を対象とした就農研修事業として、研修先と作目が新たに加わり、更に
充実しました。研修生は就農に向け、栽培管理技術の習得・経営能力の向上と農地確保に
向け耕作放棄地の再生活動などに取り組んでいます。また、JA勝英勝田支店桃部会では、
1ヶ月の体験研修に入る前の短期農業体験の受け入れを始めました。この「もも栽培体験
ショートショート」は、1日単位で、いつの時期でも申込みができます。体験をきっかけ
に農業の魅力を体感し、新規就農者の確保に結びつくことを期待しています。
研修先と品目
研修先
力入れてます
JA勝英勝田支店桃部会(美作市)
作目
桃
現在の
研修生数
実務1名
JA勝英勝田ぶどう生産組合(美作市) ぶどう
体験1名
赤田営農センター(美作市)
水稲、野菜
実務1名
農マル園芸(美作市)
いちご、ぶどう
勝央町桃部会(勝央町)
桃
実務1名
勝央町ぶどう部会(勝央町)
ぶどう
体験1名
-
就農オリエンテーションでの産地紹介
守ろう!そして引き継ごう!集落の水田を
集落のみんなの力を合わせて地元の水田を守っていくため、普及指導センターでは、市
町村、農協等と推進チームを結成し、協力して集落営農を推進しています。平成25年は、
美作市の小ノ谷集落と奈義町の柿地区で集落営農の勉強会を開催しました。また、奈義町
では、集落営農法人を対象に「後継世代の育成」をテーマとした研修会を開催し、グルー
プ討議でどのようにすれば後継世代が参加しやすいか意見を出し合いました。今後も集落
営農の設立と経営高度化に向けて関係機関と連携しながら支援します。
勝英地域集落営農推進チーム会議
奈義町集落営農育成研修会
4
黒大豆枝豆の省力型防虫ネット被覆栽培に手応え
防虫ネット被覆栽培は、茶しみ症や虫害への効果が高く、取り組み農家も年々増えてき
ましたが、強風に弱く、台風の襲来ごとにネットを取り外すのが大変でした。そこで、省
力化を目的に、掛けっぱなしにできるトンネル式ネット被覆栽培を行い、耐風性や被害莢
低減効果を確認することができました。中耕培土を行わないマルチ栽培なので、株の倒伏
など改善すべき点もありますが、省力型の被覆栽培方法として普及を進めたいと考えてい
ます。
力入れてます
トンネル式ネット被覆栽培
マルチ設置の様子
おかやま夢白桃をきれいにつくり、作業分散
おかやま夢白桃は、岡山県で創り出された糖度が高く、食味が良好な品種です。しかし、
岡山県の主要品種である清水白桃と摘果、袋掛けの作業時期が重なり、また、やや着色し
やすいため、幼果の頃から赤褐色になり、収穫期になっても『まだら褐色』になることが
問題になっています。
そこで、清水白桃に比べ、生理的落果が少ないことを利用し、早期の仕上げ摘果、袋掛
けが可能か、着色が抑制されるかを実証しました(表1)。その結果、作業分散は可能で、
果実も非常に『きれい』に仕上がりました。
表1 おかやま夢白桃と清水の摘果、袋掛け作業
おかやま夢白桃H25
区
早期摘果、袋掛け
標準
生育・作業
受粉1
4月5日
4月5日
満開
4月8日
4月8日
受粉2
4月8日
4月8日
予備摘果
(5月13日)
(5月13日)
仕上げ摘果、袋掛け
5月22日
6月3日
清水白桃
4月9日
5月13日
6月10日
※夢白桃は5月13日では、果実肥大が悪く、軽くしか摘果できなかった
5
左
早期袋掛け
右
標準
ハウス栽培でアスパラガスを安定生産
勝英地域のアスパラガスは、生産者数139名、栽培面積14.5haで栽培され、平成25
年の出荷量は77t、販売額は 9千万円で、県内トップの産地を形成しています。
主 に露地で栽培されていますが、収穫期間の拡大 や茎枯病の抑制などを目的に、ハウス
栽培に取り組む生産者も徐々に増え、本年は7名になりました。ハウスの導入が進むこと
により、安定多収とJA勝英アスパラ部会の当面の目標である1億円産地の早期実現が期
待されます。
収穫期間の比較
力入れてますす
春芽収穫中のハウス内
太陽光発電を利用したアスパラガス灌水の省力化
アスパラガスの栽培では、灌水をおろそかにすると収量は激減します。近年、安価で省
力的な灌水装置として、ソーラーパネルを利用した自動灌水装置が開発されました。省力
化だけでなく、比較的水量の少ないところでも利用可能です。JA勝英アスパラ部会では
本年2戸が設置し、それまで灌水の便の悪かった圃場で十分な灌水が行われました。今後、
灌水の便が悪く、収量があがらない圃場への導入が期待されます。
ソーラーパネルとタンク
電磁弁と配管
6
りんどうの出荷期間延長にめど
勝英地域のりんどう栽培は、平成14年に始まり、10年が経過しました。徐々に面積も
も
拡大しています。主力品種の「おかやま夢りんどう」は、早生1号(7月出荷 )
、早生2
号(8月上旬出荷)
、中生(9月中下旬出荷)で、比較的単価が安定する10月出荷品種は
導入されていませんでした。
部会では、地域に自生していたササ
系りんどうを交配し、10月以降に出
荷可能な品種育成に取り組んでいま
が、品質については、市場からのお墨
付きをいただきました。今後は集団選
抜により、バラツキの少ない品種育成
に向けて普及指導センターもバックア
ップしていきます。
ササ系リンドウ(左:パステル系、右:ピンク系)
牛舎の暑熱対策に「遮熱シート」はいかが ?
平成25年も暑い夏でした。普及指導センターでは、「遮熱シート」を用いた暑熱対策の
実証に取り組みました。
実証に用いたシートは、紫外線吸収剤(UV剤)入りアルミ箔テープ素材で、遮光率は
93%以上のものです。写真のようにカー
フハッチの日よけにしたところ、気温35
℃の条件下で、無被覆のハッチの屋根が
60℃以上に焼けていても、遮光率85%の
黒ネットの裏面は39℃、実証したシート
の裏面は36℃でした。
風を含んで飛びやすい欠点はあります
が、作業した人はかなり涼しかったそうで
す。単価は約500円/㎡で、幅2m×長さ
25mだと5万円程度とやや高めですが、
設置も手軽なので、来年の夏には、お試し
手前が実証したシート
されてはいかがでしょう。
7
力入れてます
す。まだまだ形質は安定していません
美作台地の有効活用を目指して!
国営開拓パイロット事業で開発された美作台地の農地(総面積525ha)では、果樹や
野菜などが作付けされる一方で、未利用地が増加しており、その活用が課題となっていま
す。勝英土地改良区や関係市町・団体、県関係者は、有効活用に向けて勝英国営農地再生
推進会議(仮称)を開いて協議を進め、平成25年度は、受益者アンケート調査を実施しま
した。普及指導センターでは、土地改良区や関係機関と連携し、新規就農希望者等に対し
て台地農地の営農・農地情報を提供しています。
国営農地に広がるぶどう園地
新規就農希望者に対する営農情報提供
トピックス
勝央町スイーツのまちづくり始動!
勝央町は、ももやぶどう等県北有数のフルーツ産地であり、町内産フルーツ等を使った
スイーツによるまちづくりの取組を始めました。
果樹生産者や飲食店等による「勝央町スイ
ーツのまちづくり実行委員会」を立ち上げ、町内の飲食店が創作スイーツを開発し、収穫
時期に合わせて、8月に「もも 」、9月に「ぶどう」のスイーツまつりを開催したほか 、
スイーツづくり出前講座を開催して、多くの 方に「スイーツのまち」をPRしました。
創作スイーツ発表会
スイーツまつりのパンフレット
8
指示するだけじゃない!コーチングの技術
コーチングは 「相手の話を批判せずに完全に聴く」ことで、部下や顧客の要望や本音
を引き出し、行動を促すことができるコミュニケーション手法です。雇用している農業法
、
人等を対象に、7月に3回に分けて開催したコーチング講座では、合わせて約30名が受
講しました。相互演習やグループ討議を交えることで、仕事での人との関わりや日常生活
のコミュニケーション能力の向上を目指しました 。
「コミュニケーション次第で、人が気
持ちよく動くことが分かった」等の感想が聞かれました。
熱心に受講する参加者
相互演習の結果
勝英大型稲作研究会(松本政幸会長他25名)は、水田経営の省力・低コスト化を図る
ため、肥料コスト低減技術の確立を進めており、鶏糞を利用し化学肥料の施用量を低減す
る方法や苗箱に直接肥料を入れる「苗箱まかせ」を利用した方法を検討しています。今年
度の実証では、それぞれの方法で慣行の栽培と収量が同等以上の結果で、施肥コストの低
減効果もあったことから、研究会では、今後、更に地域に適応した技術の確立と普及につ
なげいくこととしています。
鶏糞散布による肥料コスト低減実証
苗箱まかせ施用の苗(枠内部分に肥料)
9
トピックス
水田経営の省力・低コスト化を目指し て
黒大豆枝豆の播種晩限は「7月 10日頃まで」を再確認しました
黒大豆枝豆の出荷期間延長のため、現在は慣行の6月中旬播種に加え、7月10日播種
の二本立てを推進しています。更なる出荷期間延長と茶しみ症抑制を目的に、7月22日
播種の極端な遅播き試験を行いました。10月末まで莢の青さは保たれましたが、莢が小
さく、莢数も少なかった上、茶しみ症の抑制も不十分な結果となり、黒大豆枝豆の播種晩
限は7月10日頃であることを再確認しました。
株の比較
(左から6月13日播種、7月10日播種、7月22日播種)
試験ほ場の様子
トピックス
見栄えのよいシャインマスカットを作るため に
人気急上昇中のシャインマスカットは、管内で2.3ha栽培されていますが、房づくり技
術はまだ確立されたとは言えません。これまでに、開花直前に花穂の先端を切らない方が、
横に広がる房を少なくできることがわかりました。平成25年は、開花直前の花穂の長さ
を4cm、5cmとし、肥大処理前に軸長8cm、50粒程度に整形摘粒、果粒軟化10日前
に摘房しましたが、いずれも700~800gのほぼまとまった果房に仕上がりました。
肥大処理前の整形と摘粒
収穫期の果房
10
勝央金時ねぎ部会の「SUKIYAKIねぎ」栽培
「SUKIYAKIねぎ」の生産者グループが産地化に取り組んでいます。
「勝央金時ねぎ部会」
のグループ名で、勝央町を中心に12名が1.4haで栽培しています。このねぎは白ねぎの一
品種ですが、一般の白ねぎと比べて胴回りが約3倍の太さになるのが特徴で、美作市の直
売所や津山市のスーパーなどに出荷され、人気を得ています。栽培については、施肥や病
害虫防除など課題も多く、普及指導センターでは、栽培技術の習得に支援を行っています。
90%
90%
90%
「SUKIYAKIねぎ」のほ場
定植作業の講習
勝英地域の白ねぎ産地(10.5ha)では、早どり(8月収穫)と秋冬どり(10月中旬~
2月収穫)が行われていますが、収穫に労力を要するため、1戸当たりの栽培面積が制限
されています。普及指導センターでは、労力分散を図るため、11月に定植し、翌年7月
、
、
に収穫する超早どり栽培技術の確立に取り組み、現在、2戸で導入されています。今後も
技術を改善して収量を向上させるとともに 超早どりを組み込んだ経営モデルを作成して
産地への導入を進めていきます。
冬場の不織布トンネル被覆
超早どり白ねぎの調整作業
11
トピックス
白ねぎ超早どり(7月収穫)に取り組んでいます
地域にWCS用イ ネ の 新 品 種 が 増 え ま し た
最近、WCS用の穂の短い稲「たちすずか」、
「たちあやか」が開発され、勝英地域でも
栽培が増えてきています。昨年までは勝央町で3haほどでしたが、平成25年は奈義町や
「たちすずか」は9.0ha、
「たちあやか」は3.2haに増えました 。
美作市でも栽培が始まり、
写真のとおり、丈の長くなる品種で、収量も3.4t/10aと多収でした。奈義町では、風に
よる倒伏があり、今後は、倒れにくい栽培方法の実証を行う予定です。
「たちあやか」の収穫作業
「たちすずか」の生育確認
トピックス
集落ぐるみで鳥獣害対策
奈義町関本地区は、中国山地の山間に位置するため、以前からイノシシの被害に悩まさ
れていました。近年は、加えてシカの害も急速に増加し、従来の対策では防ぎきれない状
況になるとともに、ツキノワグマの目撃事例も増加傾向で、総合的な対策が求められるよ
、
うになりました。そこで、鳥獣害対策実践型モデル実証事業を活用し、集落ぐるみでマッ
プの作成や防護柵の改良 、鳥獣非嗜好性作物栽培実証などに取り組んでいます。8月には
住民の安全対策として、勝英地域森林課の協力により、ツキノワグマの生態についての研
修会を開き、クマよけ鈴を全員で作成しました
鳥獣害 対策研修会
クマよけ鈴作り
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Facebookで勝英地域の農業に関する情報を発信してます!
Facebook(フェイスブック)をご存じでしょうか?
Facebookは、人と人の『つながり』をインターネット上で作り出すことができるサービ
スのことです。
現在では、登録会員数が9億人以上となり、世界最大規模を誇っています。
普及指導センターでは、農作物の生育状況やその時期に必要な管理方法、一般消費者
への農産物のPR、研修会の紹介などに使っていますので 、
「勝英農業普及指導センター」
で検索してご覧ください。
また、すでにFacebookを始められている方は、是非
「いいね!」を押してご意見をお寄
せください!皆さんからのご意見を活かして、より役立つFacebookページにしていきます。
これからもどんどん情報発信してい きますので、ご注目ください!
お知らせ
Facebookの画面
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