ジスロマック点滴静注用500ミリグラム 添付文書(抜粋)その1(PDF:684KB)

アジス ロマイシン静注用/250mg錠
1.8.1添 付文書
Page 2
(案 )
15員 環マク ロライ ド系抗生物質襲剤
処方せん医薬品υ
・
ジス コマ ック
点浦静注 用 Jaang
貯法 : 室温保存
使用期限 :3年 (最 終年月を外箱に記載)
Z′
注)注 意 医師等の処方せ んによ り使用す るこ
と
【
禁 忌
(次
硼
σ ′
″士ravenoos yse
点滴静注用アジスロマイシン水和物
薬価収 載
販売開始
1991年 4月
総投与期間が 10日 を超える場合 は,経 過観察を十分 │
行 うこと。 (「 臨床成績」の項参照)
│
:…
●
‐‐‐―………………………………………………」
…___… …__― ………………………●
【
使用上の注意】
1. 慎重投与 (次 の壼者には慎重に投与すること)
(1)他 のマクロライ ド系又はケ トライ ド系薬剤に対 し過
組成 "性 状】
【
敏症 の既往歴 のある患者
(2)高 度な肝機能障害のある患者 [肝 機能を悪化 させ るお
:
それがあるので,投 与量ならびに投与間隔に留意す る
など慎重に投与すること。]
(3)心 疾患のある患者 [QT延 長,心 室性頻脈 (Torsadcs dc
pointesを 含む)を おこすことがある。]
ジス ロマ ック,点 滴静注用 500mg
誡
添加 物
承認番 号
1
:
の患者には投与しないこと)】
1.組 威
有効成分
876149
国際誕 生
本剤 の成分に対 し過敏症 の既往歴 の ある患者
1バ イアル 中
日本 標 準商 品
日局
(ア
アジス ロマ イシン水和物 5241 mg
ジス ロマイ シンとして 5011m2(力 価 ))
無水 クエ ン酸 ,水 酸化ナ トリウム
2. 重要な基本的注意
ナフィラキシー・ショックがあらわれるおそれがあ
(1)ア
る
2.性 状
本剤は白色の塊又は粉末である (凍 結乾燥品)
pH
6.2∼ 6.8“ .8 mL注 射用水にて溶解 し
た濃度 100 mg/mLの 溶液)
約 1(4.8 mL注 射用水にて溶解 した濃
浸透圧 比 (生理食塩
液 に対す る比 )
度 loo mg/mLの 溶液 )
【
効能・効果】
<適 応菌種 >
アジス ロマイシンに感性 のブ ドウ球菌属,レ ンサ球菌属,肺
炎球菌,モ ラクセラ (プ ランハ メラ)・ カタラー リス,イ ン
フルエ ンザ菌,ペ プ トス トレプ トコッカス属, レジオネラ ‐
ニューモフィラ,ク ラミジア属,マ イ コプラズマ属
<適 応症 >
月
市炎
【
用法 口
用量】
,
一
識
成人にはアジスロマイシンとして 500 ig(力 価)を 1日 1回
2時 間かけて点滴静注する。
ので,ア レルギー既往歴,薬 物過敏症等について十
分な問診を行 うこと。
(2)シ ョック,ア ナフィラキシー様症状,中 毒性表皮壊死
塾盤蒸 (Toxio Epid-81 NccrolvsisilIEN),皮 膚粘膜
眼症候群 (Stevens_Johnson症侯群)が あらわれること
があるので注意すること。また,本 剤は組織内半減期
が長いことから,上 記副作用 の治療中止後に再発す る
可能性があるので注意すること。
(3)本 剤 の使用にあたつては,事 前に患者に対 して,次 の
点を指導することと
・ 中毒性表皮壊死融盤症,皮 膚粘膜限症候群が疑わ
れる症状 [発 疹に加え,粘 膜 (口 唇,眼 ,外 陰
部)の び らんあるいは水ぶ くれ等の症状]が あ
らわれた場合には,投 与を中止 し,た だちに医
師に連絡すること。
・ 投与終了後においても上記症状があ らわれるこ
とがあるので,症 状があらわれた場合 にはただ
ちに医師に連絡すること。
(4)本 剤は組織内半減期が長いことから,投与終了数 日後
.に おいて も副作用が発現する可能性があ│る ので,観察
を十分に行 うなど注意すること。
r■
r ︰
3.
用量に関連する使用上の注劇
(1)本 剤 の使用にあたっては,耐性菌 の発現等 を防 ぐため
,
原則 として感受性 を確認 し,疾病 の治療 上必要な最小
限の期間の投与にとどめること。
(2)本 剤 の投与期間 として 5日 間を超える投与経験は少
ない ことか ら,投 与期間が 5日 を超える場合は,経 過
観察を十分行 うこと。
相互作用
1)併 用注意
案稲名●
■医症状・ ■置方螢
ワル フ ァ リン
国際標準化プロ トロ
ンピン比上昇の報告
がある lP。
,
(3) 臨床症状の改善など経 口投与可能と医師が判断 した
場合は,ア ジスロマイシン錠に切 り替えることができ
る。なお,本 剤からアジス■マイシン錠に切 り替えた
臨床試験は,医 師が経 口投与可能と判断 した時点で
本剤か らアジスロマイシン錠に切 り替え,本 剤の投与
期間は 2∼ 5日 間,総 投与期間は合計 7∼ 10日 間で実
施 され,総 投与期間として 10日 間を超える投与経験
は少ない。本剤からアジスロマイシン錠へ切 り替え
,
マ ク ロライ ド系薬剤 は
ワル フ ァ リンの肝臓 に
おける主 た る代謝酵 素
であるチ トク ロー ム
P450を 阻害す るので
ワル ブ ァ リンの作用 が
増強す ることがあ る
が,ア ジス ロマ イ シン
での機序 の詳細 は明 ら
かではない。
シタ ロスポ リン
,
PFIZER CONFIDENT:AL
シクロスポ リンの最
高血中濃度の上昇及
び五中濃度半減期の
延長の報告がある
')。
マクロライ ド系薬剤は
シクロスポ リンの主た
る代謝酵素であるチ ト
クローム P450を 阻害
するので,シ クロスポ
リンの血 中濃度が上昇
することがあるが,ア
アジス ロマイ シン静注用/250mg錠
ジス ロマイ シンでの機
序 の詳細 は明 らかでは
ない6
メシル酸ネル フ
ィナ ビル
アシスロマイシンの
異常 が認め られた場合 には投与 を中止 し,副 腎皮質
ホルモン剤 の投与等 の適切 な処置 を行 うこと。これ
らの副作用は本剤 の投与中または投与終了後 1週
間以内に発現 しているので,投 与終了後 も注意す る
こと。
3)肝 炎 ,肝 機能障害 ,貴 疸 =肝 不全 :肝炎 ,肝 機能
障害 ,黄疸 ,,肝 不全 が あ らわれ ることがあるので
観察 を十分に行い,異 常が認 め られた場合には投与
を中止 し,適 切 な処置 を行 うこと。
4)急 性腎不全 :急 性腎不全があ らわれ ることがある
ので,観 察を十分 に行 い,乏 尿等 の症 状や血中ク レ
アチ ニ ン値上昇等 の腎機能低下所見が認 め られた
場合 には,投 与 を中止 し,適 切 な処置 を行 うこと。
5)偽 膜性大腸炎 :偽 膜性大腸炎等の血便 を伴 う重篤
機序不明
1200 mg投 与で,ア
ジスロマイシンの濃
度・時間曲線下面積
(AUC)及 び平均最
高血中濃度の上昇の
報告があるt
ジ ゴ キシン
,
糖蛋白質を介 したジ
ゴキシンの輸送が阻害
されることにより,ジ
ゴキシンの血 中濃度が
上昇することを示唆 し
た報告があるが,本 剤
での機序 の詳細は明 ら
かではない。
の マ ク E ライ ド系菫剤 に おい て.下 記菫 剤 による相
アジスロマイ シン と
の併用 により,ジ ゴ
「
キシン中毒の発ヨ ソ
ス ク上昇 の報告 が あ
る
.)。
2)他
Page 3
1.8.1添 付 文書 (案 )
互作用が報告 されている.
なお,ア ジス ロマ イシンのテ トク ローム P450に よる
代闘は確 認 されていない。
1)テ オフ ィ リン,ミ ダゾラム, トリアプラム,カ ル バマ
ゼ ピシ,フ ェニ トィン Eこ れ らの薬剤 の血 中濃度が上
昇 し,作 用が増強 され るおそれがある。 ]
2)エ ル ゴタ ミン含有製剤 [四 肢 の虚血 をお こす ことがあ
る。 ]
(3)他 の抗菌剤 との相互作用
ア ジス コマイ シン と他の抗菌剤 との相 互作用 に関 しては
これまでの国 内又は外国にお ける臨床試験成績 か ら,マ ク
ロライ ド系 ,ぺ ‐ シ リン系 ,キ ノ ロン系,テ トラサイク リ
ン系,セ フェム系及 びカル バペネ ム系抗菌剤 との間で相互
作用 によると考 え られ る有害事象 の報告はない。しか しな
が ら,本 剤 の組織 内濃度持続時間は長 く,投 与終了後 も他
の抗 菌剤 との間に相加作用又は相乗作用 の可能性 は否定
で きないので ,本 剤投与後に他 の抗菌剤 へ切 り替える場合
には観察 を十分に行 うな ど注意す ること。
,
4.
副作用
経 口剤 の承認 時の臨床試験 2805例 (250 mg錠 2079例
カプセル 130例 ,細 粒 596例 )に お いて,368例 (1312%)
に副作用又 は臨床検査値異常が認め られた。
主な副作用又 は臨床検査値異常 は,下痢・軟便 (3.28%),
好酸球数増加 (267%),ALT(GPT)増 加 (221%),
自血球数減少 (160%),AST(GOT)増 加 (143%)
等であ つた。
市販後 の使用成績調査 3745例 (250 mg錠 2419例 ,カ
プセル 135例 ,細 粒 H91例 )(再 審 査終了時)に おい
て,90例 (2.400/0)に 副作用又 は臨床検査値異常が認
め られた。
主な副作用又 は臨床検査値異常 は,下 痢・軟便 (0.91%),
嘔吐 (040%),ALT(GPT)増 加 (0.29%),AST(GOT)
増加 (0_19%),腹 痛 (019%)等 であつた。
本剤 か らア ジス ロマイ シン錠に切 り替 えた (ス イ ッチ
療法)場合 の承認 時の臨床試験 304例 において,73例
(2401%)に 副作用又は臨床検査値異常 が認 め られた。
主な副作用又は臨床検査値異常は,下痢・軟便 (855%),
注入部位疼痛 (461%),血 栓性静脈炎 (230%),悪
心 (197%),灼 熱感 (1.32%),腹 痛 (132%)等 で
あつた。
,
(1)重 大な副作用 (頻 度不明 )
1)シ ョック,ア ナ フィラキシー様症状 :シ ョック
アナフィラキシー様症状 (呼 吸困難 ,喘 鳴 ,血 管浮
腫等)を お こす ことがあるので,観 察を十分に行 い
`
異常が認め られた場合には投与 を中止 し,適 切 な処
置 を行 うこと。
2)中 毒性嚢皮壌死塾盤 症
‖ocrolysis:TEH),皮 膚粘膜眼壼候群
(Steven3 」 Ohnson症 候群 ):中 毒性表皮壊 死腱笙
症 ,皮 膚粘膜眼症候群 があ らわれ ることがあるので
,
,
な大腸炎があらわれることがあるので,腹 痛,頻 回
の下痢があ らわれた場合 には投与 を中止 し,適 切 な
処置 を行 うこと。
6)間 買性肺炎=好 酸球性肺炎 :発 熱 ,咳 嗽 ,呼 吸困
難 ,胸 部 X線 異常,好 酸球増多等 を伴 う間質性肺炎
好酸球性肺炎 があ らわれ ることがあるので,こ のよ
うな症状 があ らわれた場合には投与 を中止 し,副 賢
皮質 ホルモン剤 の投与等 の適切 な処置 を行 うこと。
7)OT延 長 ,心 室性頻脈 (Torsades do pointesを 含
む):QT延 長 ,心 室性頻脈 (Tomadcs dc pohtsを
含む )が あらわれ ることがあるので,観 察を十分に
行 い ,異 常が認 め られた場合 には,投 与 を中止 し
適切 な処置 を行 うこと。なお,QT延 長等 の心疾患
のあ る患者には特に注意す ること。
8)自 血球減少i顆 粒球露少 =血 小板減少 :白 血球減
少 ,顆粒球減少 ,血 小板減少があ らわれ ることがあ
るので,観 察 を十分に行 い,異 常が認 め られた場合
には投与を中止 し,適 切 な処置 を行 うこと。
9)横 紋筋融解症 :横 紋筋融解症 があ らわれ ることが
あるので,観 察 を十分 に行 い,筋 肉痛 ,脱 力感
CK(CPK)上 昇 ,血 中及び尿 中 ミオグ ロビン上昇
等があ らわれた場合には,投 与 を中止 し,適 切な処
置 を行 うこと。また,横 紋筋FA解症 に よる急性腎不
全の発症に注意す ること。
(2)そ の他の副作用
1)以 下 のよ うな症状 があ らわれた場合 には,症 状 に応
,
,
,
を行 うこと。
1%以 上
01∼ 1%未
満
反層
凛
血液
注
発 珍
好酸球数増
カロ
」
lll官 障
1%未 満こ 頻 度 不 明
ll
奪
白血 球数減
少
,,下
リワ参
,
そ
う痒症 ,ア
トピー 性
皮膚炎増
悪
血 小板 数
増加 ,好 塩
基球数増
加 ,顆 粒 球
数減少 ,プ
ロ トロ ン
ピ ン時 間
延長 ,血 小
板数減 少
血栓性 静脈
芥
害
AST(GOT)
増加
増カロ: ALP
増 カロ,γ
―
GTP増 加
LDH増 カロ
,
,
Buヾ 増カロ
消化器
尿 中蛋 白
陽性
便秘 ,国 内
PF:ZER CONFIDENTIAL
,
下痢・ 軟便
腹痛 ,悪 心
,
,
,
貧血
,
肝機 能検
査 異常 ,血
中 ビ リル
ビン増カロ.
腎臓
,
皮膚剥離
多形紅斑
血圧低下
励樫
ALT(GPT)
,
潮紅
循環器
肝晨
力滉 週顕
紅 斑 ,水 疱
クレアチニ
ン増加
舌変色
,
アジスロマイシン静注用/250mg錠
1.8.1添 付文書 (案 )
Page 4
な らびに対症療法を行 う場合 には十分な期間行 うこ
と。
(2)症 状 :外 国臨床試験で総投与量 が 15gを 超 えた症例
において,消 化器症状 の増加 が認 め られている。
処置 :こ れ らの症 状 が認められた場合には,症 状に
応 じて投与中止 あるいは対症療法等 の適切な処置を
行 うこと。なお ,本 剤 の組織内半減期が長 い ことを考
慮 し,症 状 の観 察な らびに対症療法を行 う場合 には十
分な期間行 うこと。
9. 適用上の注意
(1)投 与経路 :点 滴静注にのみ使用す ること
(「 用法・ 用
量」 の項参照 )。
(2)投 与速度 :本 剤 は,2時 間かけて点滴静注す ること。
なお ,急 速静注 (ボ ー ラス)は 行わないこと (「 用法・
用量」 の項参照)。 ‐
(3)調 製 時 :本 剤 を注射用水 4.8mLに 溶解 した液 (濃 度
100 mg/mL)を ,5%ブ ドウ糖 注射液等 の配合変化が
ない ことが確認 されている輸液 を用いて注射溶液濃
度 10 mg/mLに 希釈す る。
国内第 1相 試験で,注 射液濃度が 20 mg/mLの 場合
注射部位疼痛の発現頻度が上昇 したため,1.O m8/mL
を超 える投与は原則 として行わない こと。また,外 国
第 1相 試験 で注射液 濃度 が 2.O mg/mLを 超 えた場合
注射部位疼痛及び注射部位反応 の発現頻度が上昇す
るとの報告がある。
本剤 の使用 にあたっては,完 全に溶解 した ことを確認
す る こと。
(4)本 瓶 は内容が減圧にな,て いるので,容 易に注射用水
を注入す ることがで きる。万― ,通 常 の操作で溶解 液
が入 らない場合 は,外 気 が入つて い る可能性があるの ´
/
,
,
注
1):250 mg錠 ,カ プセル ,細粒 の
販後 の使用成績調査お よび注射剤の承認時の臨床試
験 を合 わせた発現頻度。
注 2):自 発報告または外国で の報告 のため頻度不明。
注 3):こ のよ うな症状 があらわれた場合 には投与 を中止す る
こと。
(5)
10.
5.
(1)
高齢者へ の投与
アジス ロマ イシン (経 口投与)の 臨床試験成績か ら,高 齢者
において認 め られた副作用 の種類及び副作用発現率 は,非
高齢者 と同様であ つたが,一 般 に高齢者では,生 理機能が
低 下 してお り,血 中・ 組織内濃度が高 くなることがあるの
で,患 者 の一般状態に注意 して投与す ること。なお ,高 度
な肝機能障害 を有す る場合 は,投 与量ならびに投与間隔に
留意す るな ど慎重に投与す ること (「 慎重投与」2.の 項参
照)。
投与後に異常が認 め られた場合には,症 状に応 じて投与中
止 あるいは対症療法等 の適切な処置 を行 うこと。なお,本
剤 の組織内半減期 が長い ことを考慮 し,症 状 の観察 ならび
に対症療法 を行 う場合には十分な期 間行 うこと。
6. 妊婦.産 婦 ,摂 乳婦等へ の投与
(1)妊 娠 中 の投与 に関す る安全性は確立 していないので
(2)
その他の注意
ラッ トの受胎能及び一般生殖能試験 (雄 2ヵ 月以上
雌 2週 間以上投与)で ,即 mg/kg投 与の雄雌に受胎率
の低下が認められた ■
動物 (ラ ッ ト,イ ヌ)に 20∼ 100 mg/k8を 1∼ 6カ 月
間反復投与 した場合に様々な組織 (眼 球網膜,肝臓
肺臓 ,胆 嚢,腎 臓,膊 臓,脈 絡叢,末 梢神経等)に リ
ン脂質空胞形成がみ られたが,投 薬中止後消失するこ
とが確認されている 3● Flな お ,リ ン脂質空胞はアジ
スロマイシンー リン脂質複合体を形成す ることによ
る組織像と解釈 され,そ の毒性学的意義は低 い。
アジス コマイシンとの因果関係は不明だが,心 悸充進
間質性腎炎,肝 壊死,運 動克進があらわれた との報告
がある。
,
,
小児等へ の投与
低 出生体重児 ,新 生児,乳 児,幼 児又 は小児に対す る
安全性 は確立 していない (使 用経験が ない)。
【
薬物勁態】
1. 組織内濃度
外国人データ
手術予定患者にアジスロマイシン 500111g(力 価)を 経 口投与
した際の投与後 12時 間∼8日 目の各種組織内濃度の検討では
いずれ の組織においても,血 清中濃度 が消失後も数 日にわた
つて高い組織内濃度が維持 された■!(図 1)。
なお,ア ジスロマイシンのヒ トにおける全身クリアランス及
び分布容積はそれぞれ 10 mL/min/kg及 び 33.3L/kgと 報告 さ
,
れており
布容積が大きく,組織へ移行しやすいことが
示されてい
る
。
'),分
3. 過量投与
(1)症 状 :ア ジス ロマイ シンの過量投与によ り聴力障害
をお こす可能性 がある。
処置 :異 常が認 められた場合 には投与 を中止 し,症
状に応 じて対症療法等の適切な処置 を行 うこと。なお
本剤 の組織 内半減期が長 い ことを考慮 し,症状 の観察
,
,
妊婦又 は妊娠 している可能性のある婦 人 には,治療上
の有益性 が危険性 を上回 ると判断 され る場合に のみ
投与す ること。
(2)動 物実験 (ラ ッ ト)に おいて,乳 汁中に移行す ること
が認 め られて い るので
乳中の婦人に投与す るこ
とを避 け,や む を得ず投与す
',授 る場合には,授 乳 を中止
させ ること。
7.
で使用 しないこと。
調製後の使用 :溶 解後速やかに使用すること。
,
PFIZER CONF:DENT:AL