KTM PRESS INFORMATION

KTM PRESS INFORMATION
2007 年 10 月 2 日
KTM PRODUCT INFORMATION
LC4 MODEL RANGE 2008
2008 LC4 シリーズインフォメーション
KTM 690 DUKE
NEW LC4 シリーズ詳細≫
スポーツマシン、690 Duke、690 Enduro、そして690 SMCとともにKTMは完全に新しく開発されたシングルシリ
ンダーモデルをモンディアル・ド・ドゥルーで開催されているパリショーで発表した。ヨーロッパで第二の規模を誇る
モーターサイクル・プロデューサーであるKTM。2008モデルとして発表したLC4のフルラインナップとともに、観客
を興奮させる徹底的にスポーティなコンセプト・スタディモデル「Stunt 690」がそのマシン。
最新のLC4エンジン搭載モデルとして2007年春に先陣を切ったKTM 690 SM。その市場投入の成功に続き、オ
ーストリーのスポーツモーターサイクル・ブランド、KTMはシングルシリンダーマシン群を強化、完全に新設計の3
モデルをモンディアル・ド・ドゥルーで開催中のフェアで公開した。世界で最も先進的なデザインのシングルシリン
ダーエンジンを搭載した690 Duke、690 Enduro、そして690 SMC。すべて、パワフル、軽量、そしてユニークで表
情豊かなスポーツモーターサイクル……という、どれもKTMならではの魅力を有したモデルたちである。
KTM 690 DUKE
KTM PRESS INFORMATION
KTM 690 DUKE (オレンジ)
KTM 690 DUKE (ホワイト)
KTM PRESS INFORMATION
車体概要≫
KTM のサクセスストーリー
今から 13 年前、オーストリー・マッティングホーフェンの KTM ファクトリーでスペシャルなシングルシリンダーマシ
ンをストリートに送り込むアイデアが生まれた。そしてしばらくして、デュークと名付けられたそのモーターサイクル
がワインディングを疾走し、都会のジャングルを駆け抜ける姿が見られるようになった。ほかに類を見ない、まさに
フルスロットルなサクセス・ストーリーである。軽く、速く、そしてスタイリッシュ。シンプルではあるが、これまで存在
していたどんな二輪車とも明らかに異なるデザイン。オーストリーで愛情をこめられて生まれたこのデュークは世
界中に熱狂的なファンを生み、同時にモーターサイクルの世界に全く新しいジャンルを開拓したのである。
礼賛は続く
単気筒エンジンのサクセスストーリーに新たな第一章が書かれる時がやってきた。新世代 LC4 エンジンの登場で
ある。KTM は 690 Duke を究極のシングルシリンダー・ネイキッドバイクとして披露する。これまでで最もパワフル
な 65HP(48kW)を生み出すエンジンを抱くストリート・リーガル・マシン。磨き抜かれたストリート用サスペンション
と、圧倒的な情熱が注がれたデザインとテクノロジーによるアッセンブル。この新しいデュークは、KTM がストリー
トに対してもつアイデアの全てを盛り込んだマシンなのだ。
・先進のチューブラースペースフレーム・デザイン
・洗練された WP 製サスペンション・システム
・堅固さと優れたエルゴノミクス性能
・汎用性の高さ
・芸術の域に達した LC4 エンジン・テクノロジー
・無敵と呼べる高性能
・最低限の重量
・ライダーを魅了するデザイン
シャシー
フレーム
最高に革新的かつ頑丈なチューブラースペースフレームを採用。最高に革新的で、優れて高い強度をもつチュー
ブラースペースフレームを採用。最新のシミュレーションテクノロジーによって分析され開発されたこのフレームは
肉薄のクロモリパイプによる構成。わずか 9kg 強の重量に収めながら、最高の路面追従性能を発揮する優れた
対ねじれ剛性をもつフレームに仕上がった。
重量
一貫して軽さを追求した設計と開発陣の途方もない努力によって、690 Duke をレディ・トゥ・レースな状態で前代
未聞の 148kg(燃料を除く)という軽さに仕上げることが出来た。
車体
フルアジャスタブルかつ、洗練されたダンピング性能を発揮する WP 製 48mmφ 倒立フロントフォークを採用。ハ
イレベルな路面追従性、操縦安定性を実現するとともに、ダンピング性能に十分な余裕をもたせた設計としている。
リアには、Pro-Lever リンケージシステムにサポートされるハイクオリティなリザーバータンク一体型 WP 製ショッ
クユニットを採用。伸・圧側独立しての減衰調整が可能なほか、目的に合わせてスプリングプリロードも調整可能
なデザインとしている。サスペンションストロークは、前後ともに舗装路での走行を最優先して 140mm のショート
ストロークとしている。
KTM PRESS INFORMATION
スイングアーム
フレームを外から挟むように装着されたスイングアームはアルミダイキャストによる一体成型。そのフォルムは、サ
スペンションをアシストする最高の柔軟性を発揮する曲げ剛性を実現すべく決定されたもの。合わせて、その重量
も可能な限りの軽さが追求されている。PRO-LEVER リンケージシステムはショックユニットにプログレッシブ特性
を最大に発揮するピボットポイントを提供している。
ブレーキ
どんな状況においても、最大の減速力を発揮するブレンボ製ブレーキコンポーネントを採用。フロントには
320mmφ のフローティングディスクと 4 枚の独立したブレーキパッドをもつブレンボ製 4 ポッドキャリパーの組み
合わせを採用。繊細なコントロールが可能な、余裕あるシステムとしている。リアには信頼性の高いシングルピス
トンキャリパーと 240mmφ ディスクを装備する。
エアクリーナーボックス
コンパクトに設計されたリアのサブフレームにエアクリーナーボックスを採用。大容量とすることで高性能化に貢献
しているだけでなく、長いインテークマニフォールドを組み合わせることで吸気騒音の低減をも果たしている。
エキゾーストシステム
デュークのために用意されたと言っても過言ではない革新的なエキゾーストシステムを採用。排気ガスはエンジン
下部に抱かれるように配置されたサイレンサーへと導かれ排出される、巧妙な設計となっている。この「アンダー
フロアー・コンセプト」はいくつものアドバンテージを導く結果となった。最適な出力の発生において望ましいポジシ
ョニングというだけではなく、この位置はマスの集中化という意味にもおいても有利である。さらに、サイレンサーを
大容量とすることで騒音を最小のものと出来たほか、EURO III の適合基準を満たす触媒も内蔵している。
シート
わずかな段差がつけられたシートは 865mm という低いシート高を実現。ハンドルバーとの位置と合わせ、優れた
ライディングポジションと最高のコントロール性を同時に実現している。また、ライダーの後方には快適なパッセン
ジャー用スペースも用意。
ボディワーク
車体は完全新設計のものとなったが、しかし 690 Duke は瞬時に KTM と、そして伝説的なシングルシリンダース
ポーツ・Duke の直系と一目で見て取れるデザインを実現している。妥協を廃した設計手法、細部まで手の込んだ
造形、そして紛れもなく Duke と認識させる特徴をもたせたデザイン……それらは全て、Kiska デザインが生んだ
究極にまでスリムで、そしてストリートですら一瞬で見分けのつくデザイン。特にその特徴をよく表しているのは、
位置を上下にずらして 2 個のミニハロゲンヘッドライトを組み込んだコンパクトなフロントマスクだ。カラーは、KTM
のブランドカラーであるオレンジ/ブラックのほか、新たにホワイト/ ブラックも用意している。
コックピット
デジタルスピードメーターとアナログタコメーターをメインとする多機能メーターを採用。ライディング中、あらゆる有
用な情報をライダーに提供する多彩な機能をもつ。
エンジン
この新しい 690 Duke の心臓は、654cc の排気量をもつ超近代的な LC4 エンジン。4 ストローク大排気量シング
ルシリンダーのマスターピースとも呼べる、現在最高の性能を発揮する。最低限の重量、コンパクトな構造、そして
最高のパフォーマンス。芸術の域に達したテクノロジーを有し、傑出したハイパフォーマンスを発揮するこのエンジ
ンの出力は 65HP(48kW)。
KTM PRESS INFORMATION
OHC シリンダーヘッド
重量および剛性を最適化された 2 本のロッカーアームが 4 本のバルブを駆動するオーバヘッドカムシャフト
(OHC)方式を採用。排気側には超軽量な中空バルブステムをもつバルブを採用している。コンパクトな燃焼室の
デザインと合わせ、比類ない高性能と最高の信頼性をこのエンジンで実現した。さらに、メンテナンスを容易とする
べくシリンダーヘッドカバーはスラントした形状としている。
クラッチ
APTC アンチホッピングクラッチを標準で採用することにより、ブレーキング時のリアホイールのチャタリング(バタ
つき)を抑える設計としている。またこの設計によってクラッチ接続時のプレッシャーを増大させることに成功。結果、
クラッチスプリングをこれまでに比べてソフトなものとすることができた。そのため、油圧クラッチの操作に必要な力
を従来に比べて大幅に小さくすることが可能となった。
エンジンマネージメント
46mm のスロットルプレートクロスセクション、オートチョーク、自動アイドリング調整機構、ラムダコントロールと高
度補正機構を有する電子制御インジェクションシステムを LC4 エンジンに採用。また、EPT(Electric Power
Throttle)システムも採用。これはスロットルバルブの開閉を電子的に行うシステムではあるが、ライダーはワイヤ
ーで操るのとまったく同じ感覚で操作することが出来る。
バランサーシャフト
セントラルバランサーシャフトの採用により、エンジンの振動をミニマムに抑えている。
690 DUKEスペシャルサイト>> http://www.ktm690duke.com/
KTM 690 SM R
KTM PRESS INFORMATION
KTM 690 SM R
車体概要≫
第一線マシン、デビュー。
2007 年春、KTM は 690 SM と 690 SM Prestige を市場投入。スポーティなシングル・シリンダーマシンというジ
ャンルに新時代が到来したことを周知させた。秀逸なパワーソースと模範的なハンドリングを実現した車体。その
ユニークな組み合わせを実現した新世代の LC4 マシンはモーターサイクル界すべてから尊敬を得ると同時に、真
のシングルシリンダー・ルネッサンス時代の幕開けを宣言したのである。
それはまさに「R」の方程式。
2008 モデルとして完全に生まれ変わったシングルシリンダーモデルのリリースに加え、KTM はその企業理念で
ある「Ready to Race」の概念により忠実であるように 690SM をリファイン。さらに、690 SM R も生み出した。
690SM の先進性をさらに推し進め、スポーツ遺伝子をさらに強化したマシン……それが 690 SM R である。KTM
のエンジニアによって理想的な剛性、柔軟性、そして重量バランスを追求された、目を引くオレンジ塗装仕上げの
チューブラーフレームに超軽量なハイパフォーマンスエンジンを格納。エクステリアについては、690 SM R を含む
全ての R シリーズに共通するブラック仕上げの外装パーツを採用。超軽量なアルミホイールも採用し、運動性能
に優れながらも高貴な雰囲気を醸し出すルックスとしている。また、4 枚の独立したブレーキパッドを有するブレン
ボ製ラジアルマウント 4 ポッドキャリパー、フルアジャスタブルサスペンション、ラジアルポンプを装備したフロント
ブレーキマスターシリンダー、最高にスポーティなダンロップ製タイヤを装備。運動性能の追求を徹底したことが明
白に理解できる豪華なコンポーネントを採用している。
KTM PRESS INFORMATION
あらゆる状況で発揮される「完璧さ」
すぐに走り出せる状態での重量はわずか 153kg。そして、その車体に搭載されるエンジンは 63HP(46kW)を発
揮、このジャンルにおいてこのマシンが最速であることを明示するスペックを実現した。快適な乗り心地を実現しつ
つスポーティなライディングポジションを実現したシートと、他のコンポーネントとの組み合わせはまさに完璧。この
新しい「R」は、ハイウエイから横道、そして街中まですべてのシチュエーションにおいて完璧と呼べる乗り味を実
現した。そしてもちろん、サーキットではスーパーバイク・キラーと呼べる強烈な走りを披露するポテンシャルをもつ。
シャシー
フレーム
最高級クロモリ素材を使用した、超高剛性なスペースチューブラーフレーム。最小の重量ながら、最高速までライ
ディングに最適なねじれ剛性を実現するものとした。また、エンジン自身も強度メンバーとして機能するように設計。
サブフレームは高い強度をもつアルミ製。
フロントサスペンション
スーパーモトに特化した性能をもつ WP 製 48mm 倒立フロントフォークを採用。ホイールアクスルクランプをボト
ムケース下中央に配置、ホイールトラベルは 210mm を確保してサーキットに適応できるものとした。また、伸厚
側独立した減衰力調整機構を装備することにより、様々なライディングスタイルにきめ細かに対応。極太のインナ
ーチューブは高い操縦安定性を発揮する。また上方へと伸ばされた形状をもつフォークガードはスプラッシュガー
ドとしても機能するデザインとしている。
リアサスペンション
PRO-LEVER リンケージを介して、リザーバータンク装備の WP 製サスペンションをマウント。210mm のストロー
クを確保すると同時に、どんな状況でも確実な接地性能を発揮する快適な乗り味とスポーティな運動性能を両立。
ハイクオリティなこのリアショックユニットはもちろん、伸側・圧側それぞれ独立しての減衰力調整が可能。
スイングアーム
二輪メーカーとして初めてワンピース構造アルミダイキャストスイングアームを採用、新境地を開拓した。側面を開
放したデザインのスイングアームは、リブをもつ構造によって軽量化を実現しただけでなく、剛性の最適化とリアホ
イールの路面追従性の向上にも大きく貢献。リアショックをマウントするリンケージは、プログレッシブ性能に優れ
る採用 PRO-LEVER リンケージシステムを採用。
ブレーキ
高速化を追求するためには、それ以上に高い性能をもつブレーキの装備が前提となる。そして、ブレンボ製ブレー
キの採用はその要求に対する絶対的な回答であった。フロントにはそれぞれ独立したパッドをもつラジアルマウン
ト 4 ポッドキャリパーを採用。組み合わせられるディスクには、フローティングマウントの 320mmφ を用意した。こ
の最高のシステムは、ラジアルブレーキマスターシリンダーによってコントロールされる。リアには、信頼性に優れ
るシングルピストンキャリパーを採用、240mmφ のブレーキディスクを組み合わせている。
ホイール
ブラック塗装された超軽量なブレンボ製アルミホイールに、強力なグリップ力を発揮するスポーツタイヤ、ダンロッ
プ・スポーツマックス GPR α-10 を採用。
KTM PRESS INFORMATION
エキゾーストシステム
十分な容量を確保したエキゾーストマニフォールドを、エンジン下部でステンレススチール素材を採用したサイレン
サーに連結。比較的長めに設計されたエキゾーストマニフォールドとサイレンサーのレイアウトはスポーツ性に特
化した結果生まれたもの。このシングルシリンダーエンジンの卓越した性能に多大な貢献を果たしているパーツだ。
それぞれのサイレンサーには触媒を内蔵し、EURO III の排出ガス規制に適合させている。
ガソリンタンク
リザーブセンサー内蔵、フューエルポンプまで一体化させたポリアミド素材のガソリンタンクを採用。軽量かつ頑丈
な素材をエルゴノミクスに優れたデザインで仕上げ、スポーティなライディングに最適な形状としている。容量は
14L。
コックピット
690SM で初めて採用された、軽量コンパクトな多機能メーターを装備。デジタルスピードメーターとアナログタコメ
ーター、さらに外部温度計など使いやすい多数のファンクションをもつコックピットは常にライダーに必要な情報を
提供。
ハンドルバー
高剛性なアルミニウム素材を使用したテーパードバーを採用。必要最低限な重量で最高のエルゴノミクスと最高
の操縦安定性を提供。
ヘッドランプ
フロントフェンダー・フロントマスクに組み込まれた大型ヘッドライトを採用。過去にないほど空力性能に優れた形
状としている。小型のウインドスポイラーも、ライダーにかかる風圧を効率よく逃すデザインとしている。
リアフェンダー
アルミ製サブフレーム内部に余裕の容量をもつ大型エアボックスを設置。吸入騒音を最低限に抑えながら、最高
のパフォーマンスを発揮する構造としている。シートは簡単に開閉できる構造とし、シート下のフューズボックス、
エアフィルター、コンパートメントスペースにアクセスしやすい構造とした。テールライトには最新のトレンドである
LED を採用している。
重量
ただ軽さを狙ったわけではなく、緻密な分析によって結果的に 38kg という傑出した軽さを実現したエンジン、高品
質なコンポーネントパーツ、巧みな設計と構造によって車体全体での重量を究極と呼べるまでに軽量化。その重
量はまさに「Ready to Race」な 153kg に収まっている。
エンジン
KTM の R&D 部門が 20 年にわたって蓄積してきた分厚いノウハウを詰め込んだ、新設計 LC4 エンジンの排気
量は 654cc。最先端の技術レベルで開発され、最適な重量とされた究極にコンパクトなドライブトレイン、他に類を
見ないまでの圧倒的なパフォーマンス、最高に柔軟でスムーズなフィーリング、そして卓越した耐久性の高さでメ
ンテナンス頻度も最小限に抑えている。
シリンダーヘッド
2 本のロッカーアームによって 4 本のバルブを駆動させる OHC シリンダーヘッドには短いタイミングチェーンを採
用。斜めに分割されたシリンダーヘッドカバーの採用により、バルブまわりの調整も素早く簡単に行うことができる。
KTM PRESS INFORMATION
クラッチ
最新世代となる APTC アンチホッピングクラッチを採用、巨大なトルクをイージーにコントロールできる優しさを実
現した。またこの設計によってクラッチ接続時のプレッシャーを増大させることに成功。結果、クラッチスプリングを
これまでに比べてソフトなものとすることができた。そのため、油圧クラッチの操作に必要な力を従来に比べて約
1/3 に減少させている。
エンジン・マネージメント
新世代 LC4 エンジンは、KTM としては初の電子制御フューエルインジェクション採用シングルシリンダーエンジン
となる。インジェクションバルブを装備する 46mm のスロットルボディには、オートチョーク、アイドルスピードコント
ロール機構、そして高度補正装置を採用した。さらに、ケーヒンとのコラボレーションによって、KTM のエンジニア
は EPT(Electnic Power Throttle)の名で知られる革新のテクノロジーをこのマシンに盛り込むことに成功した。こ
の究極にインテリジェントなシステムは、スロットルバルブの開閉をコントロールケーブル(ワイヤー)ではなく、ステ
ッピングモーターによって行うシステム。このシステムの採用によって、スロットル操作に対して非常にリニアなパ
ワーバンド……すなわち、完全に連続的かつ強大なパワーを優しく取り出せるエンジン特性としている。
ラムダセンサー
エキゾーストマニフォールド内に配置されたラムダセンサーは、排気ガスの状況を常に分析、エレクトリック・コント
ロール・ユニット(ECU)に伝達。内蔵された 2 個の触媒との組み合わせによってエミッションを EUROIII 適合レベ
ル以下にまで低減させる機能をもつ。
トランスミッション
素早く強烈なパワーが取り出せるように、なめらかに繋がるスポーティなギアレシオを採用した 6 速ミッションを装
備。また、最小の入力で素早く、かつ正確なシフティングが可能な構造としている。
バランサーシャフト
セントラルバランサーシャフトの採用により、エンジンの振動をミニマムに抑えている。これにより、LC4 本来の特
性をなんら犠牲にすることなく、大排気量シングルエンジンならではのデメリットを排除することに成功。
潤滑システム
最適な吐出量が確保されたオイルポンプが重要なポイント各部にオイルを供給。またサクションポンプはクランケ
ースから余剰オイルを抜き出し、トランスミッションに送り戻す役割を果たしている。
KTM 690 SMC
KTM PRESS INFORMATION
KTM 690 SMC
車体概要≫
史上最高峰と呼べるマシンに進化
未だ世界中のサーキットでよく見かけることのできるウイニング・マシン、660 SMC。カミソリのようにシャープな
スーパーモト・テクノロジーと最先端のエンジンテクノロジーが融合してそのマシンに代わる最新鋭マシンが登場
する。それが KTM 690 SMC だ。KTM は Supermoto シリーズというマーケットの創設者と思われているだけでな
く、実際過去 10 年間においてはこの素晴らしい世界に君臨してきた歴史をもつ。そして、この KTM 690 SMC は
このスポーティなセグメントに新たなる基準をセットするマシンとなるだろう。
ドリフト・エブリデイ!
690 SMC の基本コンセプトは、今回同時に発表する 690 Enduro と同一ではあるが、もちろん Supermoto なら
ではの要求に適応させたモデルとなっている。新世代 LC4 ファミリーのなかでも、690 SMC はやはり明白に 690
SM に対してよりスポーティなポジショニングのマシンとなっている。しかし、450SMR にはない日常のライディング
への適合性と、もてるパワーを完全に維持しながら公道で走るための諸条件をクリアしている点が異なる。
さらに詳細には、
・コントローラブルな 62HP(45kW)のパワーと羽根のように軽い 139kg の車体
・先進のチューブラースペースフレーム・デザイン
・強度メンバーとして機能する、ガソリンタンク内蔵リアフェンダー
・WP による洗練のサスペンション・システム
・スーパー・スポーティなエルゴノミクス性能
・汎用性の高さ
・芸術の域に達した LC4 エンジン・テクノロジー
・無敵と呼べる高性能
・最低限の重量
などの点が KTM 690 SMC の特徴となる。
KTM PRESS INFORMATION
シャシー
フレーム
最高に革新的で、優れて高い強度をもつチューブラースペースフレームを採用。最新のシミュレーションテクノロジ
ーによって分析され開発されたこのフレームは肉薄のクロモリパイプによる構成。わずか 8kg 強の重量に収めな
がら、最高の路面追従性能を発揮する優れた対ねじれ剛性をもつフレームに仕上がった。
重量
スポーティなマシンに仕上がったことをその軽さが証明している KTM 690 SMC。この新世代 LC4・スーパーモト・
マシンは、燃料を除き乗りだし可能な状態にセットアップした状態で、重量わずか 139kg。最高のハンドリングを生
み出すのに必要な前提条件を軽くクリアしている。
リアフェンダー
革新の設計が詰め込まれた、ガソリンタンク一体構造リアフェンダーを採用した。自ら強度メンバーとなるセルフサ
ポーティングタイプで、ほかに金属製のサポートブレースなどを一切必要としないデザイン。素材は頑丈なプラス
チック素材を使用している。スポーティなエルゴノミクスとスペースの有効活用を追求した設計によって容量も 12L
を確保。フューエルポンプも下部に一体化し、タンクキャップはシート後方に配置、ロック可能なデザインとした。ま
た、タンデムライディングも楽しめるようにフットレストとタンデムバ−もフレームに装着されている。
車体
フルアジャスタブルな WP 製 48mmφ 倒立フロントフォークを採用。極めて優れたダンピング性能を発揮する、路
面追従性に優れた高性能サスペンションに仕上がっている。リアには、リザーバータンク一体型の WP 製リアショ
ックユニットを PRO-LEVER リンケージを介して装着。もちろん、伸・厚側独立しての減衰力調整も可能としている
ほか、スプリングプリロード調整機構も備えている。サスペンショントラベルは前後ともに 275mm。
スイングアーム
フレームを外から挟むように装着されたスイングアームはアルミダイキャストによる一体成型。そのフォルムは、サ
スペンションをアシストする最高の柔軟性を発揮する曲げ剛性を実現すべく決定されたもの。合わせて、その重量
も可能な限りの軽さが追求されている。PRO-LEVER リンケージシステムはショックユニットにプログレッシブ特性
を最大に発揮するピボットポイントを提供。また、リアショックを可能な限り低い位置に前傾させて装着することに
よって燃料タンクが要求するスペースに余裕をもたせている。
ブレーキ
スーパーモト・レーシングテクノロジーによって最高のブレーキ性能を発揮するブレンボ製ブレーキを採用。フロン
トには 320mmφ のフローティングディスクと、4 枚のそれぞれ独立したブレーキパッドをもつ 4 ポッドキャリパーの
組み合わせを採用。高い余裕と最高の操作性を実現した。リアには 240mmφ ディスクとシングルピストンキャリ
パーを配し、高い信頼性をもつブレーキシステムに仕上げている。
エアクリーナーボックス
チューブラースペースフレーム内部に配置されたエアクリーナーボックスは余裕ある容量を実現。シリンダーヘッド
の直上に配置することにより、高性能化に寄与するだけでなく、長いインテークマニフォールドと組み合わせること
で吸入ノイズの効果的な抑制まで果たしている。
エキゾーストシステム
幅の狭いフレームデザインを採用したことにより、パワフルなシングルパイプ・エキゾーストを側面に配置すること
が可能になった。このデザインによりステンレス・サイレンサーにストレートに接続する巧みな排気系デザインとし
ている。大容量をもつサイレンサーは騒音レベルを最小限に抑えるだけでなく、EURO III の要求するエミッション
レベルに排気ガスを浄化する触媒も内蔵している。
KTM PRESS INFORMATION
シート
ステアリングヘッドの直後まで伸ばされたスリムでスポーティなシートを採用。その細長いフォルムによって、体が
自由に動かせるデザインとしている。
ボディワーク
リアフェンダーに配したガソリンタンク、そして全て新設計されたプラスチックパーツによって 690 SMC は完璧に
新しい最先端のルックスを手に入れた。このルックスはまた、KTM とデザインカンパニー、Kiska との素晴らしい
連携も表している。リアフェンダー下部に配置された、ウインカー・ナンバー灯内蔵ライセンスホルダーはレーシン
グユース時にすぐに取り外せる設計。これによって LED テールライト直下にナンバープレートをマウントすること
が可能となった。
フロントマスク
重量を軽減されたヘッドライトを内蔵するフラットなフロントマスクを採用。ヘッドライトバルブは H4 で、ヘッドライト
全部には擦り傷に強い素材を採用したクリアパネルが配される。
コックピット
デジタルスピードメーターとアナログタコメーターをメインとする多機能メーターを採用。ライディング中、あらゆる有
用な情報をライダーに提供する多彩な機能をもつ。
エンジン
690 SMC の心臓は、654cc の排気量をもつハイテクな LC4 エンジン。4 ストローク大排気量シングルシリンダー
のマスターピースとも呼べる、現在最高の性能を発揮する。最低限の重量、コンパクトな構造、そして最高のパフ
ォーマンス。芸術の域に達したテクノロジーと呼べる特徴を有する。
OHC シリンダーヘッド
重量および剛性を最適化された 2 本のロッカーアームが 4 本のバルブを駆動するオーバヘッドカムシャフト
(OHC)方式を採用。排気側には超軽量な中空バルブステムをもつバルブを採用している。コンパクトな燃焼室の
デザインと合わせ、比類ない高性能と最高の信頼性をこのエンジンで実現した。さらに、メンテナンスを容易とする
べくシリンダーヘッドカバーはスラントした形状としている。
クラッチ
APTC アンチホッピングクラッチを標準で採用することにより、ブレーキング時のリアホイールのチャタリング(バタ
つき)を抑える設計としている。またこの設計によってクラッチ接続時のプレッシャーを増大させることに成功。結果、
クラッチスプリングをこれまでに比べてソフトなものとすることができた。そのため、油圧クラッチの操作に必要な力
を従来に比べて大幅に小さくすることが可能となった。
エンジンマネージメント
46mm のスロットルプレートクロスセクション、オートチョーク、自動アイドリング調整機構、ラムダコントロールと高
度補正機構を有する電子制御インジェクションシステムを LC4 エンジンに採用。また、EPT(Electric Power
Throttle)システムも採用。これはスロットルバルブの開閉を電子的に行うシステムではあるが、ライダーはワイヤ
ーで操るのとまったく同じ感覚で操作することが出来る。
バランサーシャフト
セントラルバランサーシャフトの採用により、エンジンの振動をミニマムに抑えている。
KTM 690 ENDURO
KTM PRESS INFORMATION
KTM 690 ENDURO
車体概要≫
生き続ける伝説
素晴らしい速さを誇った最初の LC4 エンジン搭載マシン、GS600 が登場してから 20 年。この KTM 690
Enduro はエンデューロの歴史に「ハードエンデューロ」という新たな一章を書き加えるマシンとして登場した。
1990 年代初頭、LC4 エンジンはシングルシリンダーエンジンの世界において基準となる存在であった。今、KTM
は、革新のテクノロジーの盛り込まれた 690 Enduro によって、完全に新しく再設計されたモーターサイクルの姿
を提案する。モーターサイクルの全ジャンルを超える開拓者として。
エンデューロ・オールラウンダー
100 万 km を超えるオフロードライディングから、そしてタフなレース環境での経験。それらを最大限に活用、全
てのオフロードファンの期待に応えるべく 2008 モデルとしてマッティングホーフェンで創造された最先端のエンデ
ューロマシンが KTM 690 Enduro だ。この新世代 LC-4 Enduro であれば、ハードな地形でのダートライディング
ですら長距離のオンロードライディングなみにイージーにこなすことができる。巧みな設計がなされた軽量な 4 バ
ルブシングルエンジンは、あなたの能力にこれまでにないほど大きな余裕を与えるのだ。まったく新しい世代と呼
ぶに相応しいパワーを発揮する 62HP のエンジン。絶え間なく進化し続ける LC4 ファミリーはついに、KTM ハー
ドエンデューロと呼ぶに相応しい能力を全て備えるまでに成長したのである。
・先進のチューブラースペースフレーム・デザイン
・洗練された WP 製サスペンション・システム
・強度メンバーとして機能する、ガソリンタンク内蔵リアフェンダー
・スーパー・スポーティなエルゴノミクス性能
・汎用性の高さ
・芸術の域に達した LC4 エンジン・テクノロジー
・無敵と呼べる高性能
・最低限の重量
KTM PRESS INFORMATION
シャシー
フレーム
最高に革新的かつ頑丈なチューブラースペースフレームを採用。最高に革新的で、優れて高い強度をもつチュー
ブラースペースフレームを採用。最新のシミュレーションテクノロジーによって分析され開発されたこのフレームは
肉薄のクロモリパイプによる構成。わずか 8kg 強の重量に収めながら、最高の路面追従性能を発揮する優れた
対ねじれ剛性をもつフレームに仕上がった。そのルーツは数々の栄光に輝いて生きた KTM のラリーマシン群に
ある。エアクリーナーボックスがシリンダー上部に配されていることが、その出自を物語っている。
重量
ハイテクエンジンを搭載し、可能な限り軽量な素材を使用するという妥協を廃したコンセプトによって、驚くほど軽
い重量を実現。レディ・トゥ・レースな状態で 138kg と極めて軽量なマシンに仕上げている。
リアフェンダー
革新の設計が詰め込まれた、ガソリンタンク一体構造リアフェンダーを採用した。自ら強度メンバーとなるセルフサ
ポーティングタイプで、ほかに金属製のサポートブレースなどを一切必要としないデザイン。素材は頑丈なプラス
チック素材を使用している。スポーティなエルゴノミクスとスペースの有効活用を追求した設計によって容量も 12L
を確保。フューエルポンプも下部に一体化し、タンクキャップはシート後方に配置、ロック可能なデザインとした。ま
た、タンデムライディングも楽しめるようにフットレストとピリオンバーもフレームに装着されている。
車体
フルアジャスタブルな WP 製 48mmφ 倒立フロントフォークを採用。極めて優れたダンピング性能を発揮する、路
面追従性に優れた高性能サスペンションに仕上がっている。リアには、リザーバータンク一体型の WP 製リアショ
ックユニットを PRO-LEVER リンケージを介して装着。スプリングプリロードの調整機構はもちろん、伸・厚側独立
しての減衰力調整も可能としている。サスペンショントラベルは前後ともに 250mm。
スイングアーム
フレームを外から挟むように装着されたスイングアームはアルミダイキャストによる一体成型。そのフォルムは、サ
スペンションをアシストする最高の柔軟性を発揮する曲げ剛性を実現すべく決定されたもの。合わせて、その重量
も可能な限りの軽さが追求されている。PRO-LEVER リンケージシステムはショックユニットにプログレッシブ特性
を最大に発揮するピボットポイントを提供。また、リアショックを可能な限り低い位置に前傾させて装着することに
よって燃料タンクが要求するスペースに余裕をもたせている。
ブレーキ
エンデューロシーンからの要求に応えるデザインを採用したブレンボ製ブレーキシステムを採用。KTM ならでは
の高い基準を満たす優れたブレーキングパフォーマンスを発揮する。フロントには 300mmφ のブレーキディスクと
2 ポッドキャリパーのセットを、リアにはシングルピストンキャリパーと 240mmφ ディスクを組み合わせて、最高に
コントローラブルかつ余裕の制動能力をもつシステムに仕上げている。
エアクリーナーボックス
チューブラースペースフレーム内部に配置されたエアクリーナーボックスは余裕ある容量を実現。シリンダーヘッド
の直上に配置することにより、高性能化に寄与するだけでなく、長いインテークマニフォールドと組み合わせること
で吸入ノイズの効果的な抑制まで果たしている。エアフィルターには大きな紙を折りたたんだ構造をもつ乾式エア
フィルターを採用。様々なシチュエーションで効果的に新気からダストを取り除く、高性能なものを採用した。吸入
口はシート下とすることにより、埃の侵入を防ぐ構造としている。
KTM PRESS INFORMATION
エキゾーストシステム
幅の狭いフレームデザインを採用したことにより、パワフルなシングルパイプ・エキゾーストを側面に配置すること
が可能になった。このデザインによりステンレス・サイレンサーにストレートに接続する巧みな排気系デザインとし
ている。大容量をもつサイレンサーは騒音レベルを最小限に抑えるだけでなく、EURO III の要求するエミッション
レベルに排気ガスを浄化する触媒も内蔵している。
シート
ステアリングヘッドの直後まで伸ばされたスリムでスポーティなシートを採用。その細長いフォルムによって、体が
自由に動かせる優れたエルゴノミクス性能を実現している。また、ワンタッチで開閉できるワイヤー操作式シートの
おかげで、エアフィルター、フューズへのアクセスもイージーに。
ボディワーク
リアフェンダーに配したガソリンタンク、そして全て新設計されたプラスチックパーツによって 690 SMC は完璧に
新しい最先端のルックスを手に入れた。このルックスはまた、KTM とデザインカンパニー、Kiska との素晴らしい
連携も表している。リアフェンダー下部に配置された、ウインカー・ナンバー灯内蔵ライセンスホルダーはレーシン
グユース時にすぐに取り外せる設計。これによって LED テールライト直下にナンバープレートをマウントすること
が可能となった。
フロントマスク
重量を軽減されたヘッドライトを内蔵するフラットなフロントマスクを採用。ヘッドライトバルブは H4 で、ヘッドライト
全部には擦り傷に強い素材を採用したクリアパネルが配される。
コックピット
デジタルスピードメーターとアナログタコメーターをメインとする多機能メーターを採用。ライディング中、あらゆる有
用な情報をライダーに提供する多彩な機能をもつ。
エンジン
690 SMC の心臓は、654cc の排気量をもつハイテクな LC4 エンジン。4 ストローク大排気量シングルシリンダー
のマスターピースとも呼べる、現在最高の性能を発揮する。最低限の重量、コンパクトな構造、そして最高のパフ
ォーマンス。芸術の域に達したテクノロジーと特徴を有する。そして、ライバル不在とも言える 62HP(45Kw)のパ
ワーが卓越したパイロットの登場を待ち構える。
OHC シリンダーヘッド
重量および剛性を最適化された 2 本のロッカーアームが 4 本のバルブを駆動するオーバヘッドカムシャフト
(OHC)方式を採用。排気側には超軽量な中空バルブステムをもつバルブを採用している。コンパクトな燃焼室の
デザインと合わせ、比類ない高性能と最高の信頼性をこのエンジンで実現した。さらに、メンテナンスを容易とする
べくシリンダーヘッドカバーはスラントした形状としている。
クラッチ
APTC アンチホッピングクラッチを標準で採用することにより、ブレーキング時のリアホイールのチャタリング(バタ
つき)を抑える設計としている。またこの設計によってクラッチ接続時のプレッシャーを増大させることに成功。結果、
クラッチスプリングをこれまでに比べてソフトなものとすることができた。そのため、油圧クラッチの操作に必要な力
を従来に比べて大幅に小さくすることが可能となった。
KTM PRESS INFORMATION
エンジンマネージメント
46mm のスロットルプレートクロスセクション、オートチョーク、自動アイドリング調整機構、ラムダコントロールと高
度補正機構を有する電子制御インジェクションシステムを LC4 エンジンに採用。また、EPT(Electric Power
Throttle)システムも採用。これはスロットルバルブの開閉を電子的に行うシステムではあるが、ライダーはワイヤ
ーで操るのとまったく同じ感覚で操作することが出来る。
バランサーシャフト
セントラルバランサーシャフトの採用により、エンジンの振動をミニマムに抑えている。
690 ENDURO スペシャルサイト>> http://www.690enduro.com
KTM PRESS INFORMATION
KTM STUNT 690 (コンセプトバイク)
KTM STUNT 690
車体概要≫
KTM はなぜ、パリショーでこのコンセプトバイクを発表したのか。
KTM はパリショーで、これまで成功してきている LC4 690 エンジンを搭載した、3 種類の重要な新設計モデルを
発表しました。これらのモデルは Duke 640 や LC4 EXC 640 などの KTM を象徴するモデルに対するリプレース
モデルとして強く待ち望まれていたものです。 この Stunt 690 は、KTM に注目を集めるためのハイライトとして、
また、KTM が今後新しい LC4 エンジンを搭載しているモデルを用意していることを強く知らしめるために製作され
たものです。
なぜ Stunt 690 なのか。
ウイリー、ストッピー……90 種類にも及ぶすべての表現のオリジナリティは、高いスキルをもつプロフェッショナ
ルライダーたちがスタントショーで見せるために開発されたものです。モーターサイクルイベントで観客たちを喜ば
せるために彼らが見せるアクロバティックな挙動、そして彼らの使用するバイクこそがこのコンセプトバイクの開発
におけるキーワードでした。今日では、スタントライディングは単にプロフェッショナルたちだけのものではなく、モ
ーターサイクル・ライフスタイルにおいて大きな影響をもつようになっています。KTM は、ストリートにおいてもアク
ロバティックなライディングスタイルがさらに重要になっていくというトレンドを発見しました。現在では、サーキット
や駐車場でスタントライディングの練習をするライダーを見かけることは決して珍しいことではなくよるあることにな
ってきています。
Stunt 690 のコードネームで開発されたこのモーターサイクルは、実際、将来販売モデルとして登場してもおかし
く は な い カ ス タ マ イ ズ ド ・ バ ー ジ ョ ン で す 。 使 用 し て い る カ ス タ ム パ ー ツ の 多 く は 、 2007 年 度 版 の KTM
POWERPARTS カタログに掲載されているものです。