目 次 投資トピックス 日本株銘柄情報 日本株銘柄情報 第 2185 号 2011 年 11 月 21 日 審査番号・231116-B1 :連続増益企業を探せ! ············································································1 :クリーク・アンド・リバー社(4763)···············································2 :日本電産(6594) ·····················································································3 〔今週号は 11 月 15 日時点の情報を基に作成しています〕 連続増益企業を探せ! アナリスト ど特徴があるものとなっています。IT 関連 笹木義次 企業が 4825 ウェザーニューズと 9984 ソフ トバンクを含めると 6 社ランキングしてい TOPIX 採用企業を対象に、連続して営業利 ます。製造業も 5 社ランキングしています。 益が増益となっている企業を調べてみまし 主に食品、化粧品、医薬品、トイレタリー た。期間は、2007 年度から 2010 年度の 4 など消費者向けとなっています。 期間です。さらに今年度も増益見込みとな っている企業です。 消費者を対象とする製品やサービスを提 供する企業が、安定成長企業になり易いと この 5 年間は、世界経済が大きく変動し いうことです。 た期間です。サブプライムローンから始ま りリーマンショックが起きる など、金融危機を背景に世界 的な景気後退がありました。 2010 年以降は、ギリシャを発 端とする欧州債務危機が起き ました。 このように大きな経済変動 が起きた期間ですが、今期予 想増益率が 9%以上の企業と して抽出すると、23 社の企業 がランキングされました。 小売業では 6 社がランクイ ンしています。業態ではホー ムセンター、食品スーパーな http://www.aizawa.co.jp/ 連続増益企業 (100万円 %) 今期会社 4期平均 今期予想 直近実績 予想 成長率 増益率 営業利益 営業利益 百万円 百万円 % % 2353 日本駐車場 不動産業 1501 2000 13.0% 33.2% 9842 アークランド 小売業 6169 7800 11.5% 26.4% 2810 ハウス食 食料品 12069 15000 9.9% 24.3% 7516 コーナン 小売業 16616 20600 31.3% 24.0% 2371 カカクコム サービス業 7854 9500 56.8% 21.0% 3789 ソネット 情報・通信業 8277 10000 25.5% 20.8% 2413 エムスリー サービス業 6031 7250 22.5% 20.2% 9787 イオンディラ サービス業 12031 14300 21.2% 18.9% 9948 アークス 小売業 9272 10900 6.0% 17.6% 4825 WNIウェザ 情報・通信業 2647 3100 52.7% 17.1% 2432 ディーエヌエ サービス業 56096 65000 87.8% 15.9% 9742 アイネス 情報・通信業 2205 2500 16.3% 13.4% 2651 ローソン 小売業 55540 61500 5.7% 10.7% 2899 永谷園 食料品 3161 3500 15.7% 10.7% 9232 パスコ 空運業 3344 3700 52.3% 10.6% 9989 サンドラッグ 小売業 19232 21240 10.8% 10.4% 9037 ハマキョウ 陸運業 5796 6400 26.0% 10.4% 4924 Drシーラボ 化学 10247 11300 72.3% 10.3% 7817 パラマウントベッドHD その他製品 6557 7200 67.1% 9.8% 9984 ソフトバンク 情報・通信業 629163 690000 23.4% 9.7% 8113 ユニチャーム 化学 46561 51000 11.7% 9.5% 8279 ヤオコー 小売業 9603 10500 8.3% 9.3% 4550 日水薬 医薬品 1831 2000 11.9% 9.2% (注意)AstraManagerより藍澤證券投資リサーチセンター作成。 対象はTOPIX採用企業。 今期予想を含めて過去4期間連続して営業利益が増益の企業を抽出しました。 さらに、今期予想増益率が9%以上の企業を表示しました。 今期予想増益率が高い順にランキングしました。 コード番 号 企業名 東証業種 本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項 を、本資料の最終ページに記載させていただきました。ご確認 の程、よろしくお願いいたします。 2 日本株銘柄情報 クリーク・アンド・リバー社(4763) アナリスト 笹木義次 株価指標 株価 (2011/11/15) 16100円 売買単位 1株 市場 JASDAQスタンダード 発行済株式数 215281株 (自己株式を除く) 時価総額 34.7億円 プロフェッショナル人材のエージェント クリーク・アンド・リバー社は、クラ イアントである企業に対して、人材の紹 介やプロジェクトの請負、アウトソーシ ングの受託などを行っています。人材は、 プロフェッショナルな分野を対象にして います。プロフェッショナルの分野とし ては、映像制作に関わるクリエイターを 中心に行っています。さらに医療、IT、 法曹、会計など、分野を広げています。 今期第 2 四半期決算は営業利益が増益に 今期第 2 四半期の営業利益は、4 億 4 百 万円と前年同期比で 3.42 倍の増益、売上 高は、77 億 82 百万円と同 15.2%の増収 となりました。 営業利益の増益は、売上高の増収によ ります。営業利益の増減要因を見ると、 増収効果で 3 億 45 百万円の増益要因とな り、利益率の低下による 10 百万円と販売 管理費の増加による 47 百万円の減益要因 を吸収して増益となりました。 <業績の推移> 連結 決算期 売上高 2010/2 2011/2 2012/2予 2013/2予 13049 14137 15930 17567 営業利益 税前利益 141 286 757 985 98 281 777 985 純利益 -45 89 343 461 1株利益 1株配当 -211.7 413.6 1593.3 2141.4 100.0 100.0 100.0 100.0 単位:百万円 (1株利益、1株配当は円) 予想はアイザワ証券投資リサーチセンター 予想1株利益と時価総額は期末発行済株式数から期末自己株式数を控除して計算しています。 <投資指標> 連結 今期予想PER PBR 予想配当利回り 10.1 倍 1.09 倍 0.62 % イティブ(日本)が牽引して、増収となる ことを予想しています。ゲーム関連の売 上高の伸長を見込み、全体の増収に寄与 すると予想しています。営業利益は、増 収効果により増益を予想しています。 株価評価と投資判断 当センターでは、クリーク・アンド・ リバー社の理論株価を 24600 円と推計し ています。前期実績と今期と来期の計 3 期分の実績と予想の事業キャッシュフロ ーを平均して、12.5%の割引率で割引く ことで求めました。時価は理論株価を下 回っていることから、割安な投資対象と 考えています。 理論株価を上回るリスクとしては、今 期の営業利益が当センターの予想を大幅 に上回る結果となることです。理論株価 に達成しないリスクとしては、先行投資 を当初の計画より増加させることで、当 センターが予想した営業利益に達しない 場合を想定しています。 (出所:QUICK) 今期も営業利益の増益を予想 アイザワ証券投資リサーチセンターで は、今期の業績を、売上高が 159 億 30 百 万円と前年比 12.7%の増収を、営業利益 が 7 億 57 百万円と同 2.6 倍の増益を、当 期純利益が 3 億 43 百万万円と同 3.8 倍の 増益となることを、予想しています。 売上高は、セグメントで見るとクリエ 本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただき ました。ご確認の程、よろしくお願いいたします。 日本株銘柄情報 3 <業績の推移> SEC連結 日本電産(6594) アナリスト 株価指標 株価 (2011/11/15) 売買単位 市場 発行済株式数 笹木義次 売上 586029 688530 763000 822750 営業利益 税前利益 78513 90527 80380 99915 75183 79525 69760 95995 純利益 51961 52333 44690 63770 1株利益 1株配当 373.0 375.9 326.1 465.3 65.0 85.0 90.0 90.0 単位:百万円 (1株利益、1株配当は円) 予想はアイザワ証券投資リサーチセンター 予想1株利益と時価総額は期末発行済株式数から期末自己株式数を控除して計算しています。 6540円 100株 大証1部 1億3705万株 (自己株式を除く) 時価総額 決算期 2010/3 2011/3 2012/3予 2013/3予 8963億円 今期第 2 四半期累計の営業利益は減益に 日本電産の今期第 2 四半期累計の営業 利益は 395 億 44 百万円と前年同期比で 23.7%の減益、売上高は 3616 億 98 百万 円と同 7.5%の増収となりました。営業利 益の増減益要因を見ると、減益要因は主 に売上総利益の低下によるものとなって います。これは原材料価格の上昇や為替 の円高の影響によるものと考えています。 今期第 2 四半期は期中平均で、前年同期 に比べて 10%程度の円高となりました。 今期第 4 四半期には急回復を計画 HDD 用精密小型モータの 62%をタイで 生産しています。タイには主力工場が 3 つあります。その中で、ロジャーナ工場 が操業停止となるなどタイ洪水の影響を 受けています。こうした事を受けて、HDD 用精密小型モータの生産拠点をフィリピ ンや中国への移管を進めています。今期 第 3 四半期は、HDD 用精密小型モータの出 荷台数の減少となりそうです。今期第 2 四半期の出荷は 136 百万台でしたが、今 期第 3 四半期には 100 百万台へと減少を 見込んでいます。しかし、生産移管を早 急に進めることで、今期第 4 四半期には 180 百万台の出荷を計画しています。 <投資指標> SEC連結 今期予想PER PBR 予想配当利回り 20.1 倍 2.65 倍 1.38 % 前年比 10.8%の増収を、営業利益は 803 億 80 百万円と同 11.2%の減益を、当期純 利益は 446 億 90 百万円と同 14.6%の減益 となることを予想しています。 一般モータは車載用の採用車種の増加 と生産数量の増加が継続すると見込んで います。しかし、今期第 3 四半期の HDD 用精密小型モータの減産を見込んでいる ことから、営業利益全体としては、減益 を予想しています。当期純利益は為替差 損の計上が見込まれることから、営業利 益に比べて減益率が大きくなっています。 危機対応力は評価 当センターでは、日本電産の理論株価 を 7100 円と推計しています。今期と来期 の 2 期分の予想事業キャッシュフローを 平均して、9%の割引率で割引くことで求 めました。時価は理論株価を下回ってい ることから、割安な投資対象と考えてい ます。今回のタイ洪水の影響による営業 利益の減益は、一過性のものと考えます。 強力なトップマネジメントによる危機対 応能力は、評価したいと考えています。 (出所:QUICK) 今期の営業利益は減益を予想 アイザワ証券投資リサーチセンターで は、今期の業績を、売上高は 7630 億円と 本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させてい ただきました。ご確認の程、よろしくお願いいたします。 4 金融商品取引法に基づく表示事項 ■ 本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等 商 号 等: 藍澤證券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 6 号 (本社)東京都中央区日本橋1-20-3 加入協会: 日本証券業協会、(社)日本証券投資顧問業協会 当社が契約する特定第一種金融商品取引業務に係る指定紛争解決機関 : 特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター(略称:FINMAC) ■ お客様にご負担いただく手数料(税込)およびリスク等について ・対面口座:約定代金に対し、最大 1.2075%を乗じた額 (ただし最大 143,062 円、約定代金が 217,391 円以下の場合は、2,625 円) ・インターネット口座「ブルートレード」 インターネット発注:最大 1,575 円、コールセンター発注:最大 3,150 円 ・コンサルティングネット口座「アイザワプラス」 インターネット発注:最大 4,725 円、コールセンター発注:最大 9,450 円 株式は株価の変動等により、損失が生じるおそれがあります。 本レポート等でご紹介する商品等の勧誘を行う場合があります。 藍澤證券 免責事項 本資料は証券投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。株式 は株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むお それがあります。投資に関する最終決定は、情報の被提供者自身による判 断でお決め下さい。本資料は企業取材等に基づき作成していますが、その 正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。結論は作成時点 での執筆者による予測・判断の集約であり、その後の状況変化に応じて予 告なく変更されます。 本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただき ました。ご確認の程、よろしくお願いいたします。
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