平 成 2 1 年 度 1 0 月 理 事 会 議 事 録 (社)日本自動車部品工業会 日 時:平成21年10月15日(木)15:30~16:55 場 所:ホテル阪急インターナショナル 4階「月華」 出席者数:理事定数43名 うち、出 席 31名(代理含む) 委任状 11名 合 42名 計 出席理事:信元会長、深谷、志藤、判治、髙橋 各副会長 石川(伸一郎)、鶴、山本、正田、今井、飯山、清水、天木、大沼、真柄、 織田、日野、小泉、小林、石川(敏行)、佐伯、小川、豊田、松浦、西村、 西田、晝田、眞田、加藤(俊雄) 代理出席:矢崎(代 富田)副会長、大嶽(代 各理事 出席監事:成瀬、山田、宮川、三浦 佐野)各理事 各監事 委任状提出理事:呉、石田、朝香、山内、木下、加藤(倫朗)、瀬濤、下中、 欠 近木、池永、寺浦 各理事 席:吉田副会長、武藤、藤木 各監事 議 事 概 理事会の議事に先立ち、経済産業省自動車課 要 保坂課長からのご挨拶があった。保 坂課長からは、新政権になってからの主な変更点、概算要求のポイント等についても 述べられた。 その後、信元会長より理事会開催にあたり、理事会の議長は定款の定めにより会長 が務める旨発言があり、続いて信元会長の指名により、事務局から定足数の確認と議 事録署名人として次の2名を指名した。 1 豊 田 周 平 トヨタ紡織㈱ 西 田 光 男 住友電気工業㈱ 議題1 取締役社長 取締役社長 平成21年度上半期事業報告及び収支決算について 高橋専務理事より資料 No.1-1, 1-2 に基づき、平成21年度上半期事業報告と収支 決算の説明があり、異議なく承認された。 議題2 新規加入会員について 事務局から資料 No.2 に基づき、関西支部より申し出があった下記会社の入会につ いて諮り、了承された。 〔関西支部 正会員〕 株式会社飯塚製作所 自動車部品の種類:冷間鍛造部品(シートベルト、エアバッグ、パワーステアリン グ 他) 推薦会社:タカタ株式会社、中川特殊鋼株式会社 会費:18,900 円/月額 議題3 総務委員会委員長報告 深谷委員長より資料 No.3 に基づき、本年 7 月 17 日の理事会以降の委員会および各 部会の開催状況と活動内容についての報告があった。 実施概要として、 ① 平成 21 年度第 1 四半期の自動車部品工業の経営動向の概要 ・上場企業 82 社の第 1 四半期決算状況は、売上は全体で 40%減、営業・経常・ 当期の各利益はすべて赤字、すべての企業が減収。全体の84~85%の企業 が第1四半期は赤字決算。 ・地域別の営業利益では、アジアにおいて黒字を確保したが、66%の大幅な 減益。それ以外ではいずれも赤字。 ・年度の業績予想について、売上は前年度比20%弱の減収、利益項目は赤字 だが、年度当初の予測との比較では若干上方への修正が行われている。 ② 自工会調達委員会との懇談会 ・当会より、最近の部品業界の動向として、「21年度第1四半期の経営動向 と課題」と「自動車部品工業の理解を深めるための広報活動」について説明。 ・自工会から「自工会サプライヤーCSRガイドラインのとりまとめ」につい ての説明があり、これを受けて当会から、業界全体の底上げに繋がる運用方法 等について、両会の実務者ベースによる意見交換を行うことを提案し、合意。 ・新型インフルエンザへの対応」について意見交換を行うとともに、「旧型補 給部品問題」の活動継続の確認と対応を要望。 2 ③ 新型インフルエンザへの対応 ・部工会における新型インフルエンザ対応として、3つの活動を実施。 (a)9月4日~29日までに計5回(東京・名古屋・岡山[総社]・大阪・広島) の講演会・情報交換会を開催。合計202名の参加。 (b)新型インフルエンザ対策チェックシートを作成し、会員企業に展開。各社の 取組みの点検資料として活用頂くもの。 (c)会員企業間の情報共有のために情報交換項目を設定し、総務委員会・中小企 業施策委員会・人事労務研究会委員会社へ展開。その結果をJAPIA会員専 用HPに「企業の対応事例(企業名は非公表)」として掲載し、会員企業へ紹 介。 また、各部会・研東海の活動も合わせて報告された。広報部会の活動に関して は、DVD の英語版を作成する旨を報告するとともに、会館内展示施設への修学 旅行の誘引等について説明、了承された。 議題4 国際委員会委員長報告 欠席の矢崎委員長に代わり、高橋専務理事から資料 No.4 に基づき、本年 8 月以降 の委員会等の開催状況と主要事項の報告があった。主要報告事項として、 ① 21 年度重点施策の進捗状況について ・中国の部品インフラ情報:現地調達先の拡大に資するため、中国部品企業情 報を取りまとめ、近く会員向けに配布予定。 ・模倣品キャンペーン海外展示として、「オートメカニカ上海」 09/12/9~12/11 への出展予定、等 ② 北米自動車産業・自動車部品産業の現況について ③ EU 競争政策;自動車市場におけるルールの見直しについて 2010 年 5 月末で期限切れとなる自動車販売および補修サービスに関する競争 法の適用除外規定の見直しについて ④ NANO プロジェクトの推進状況と今後の取扱い他 本年度事業として超廉価車 NANO を購入し、部品単価、車両展示を行う旨付 議し、了承されたが、車両の生産・発売遅れにより、本年度購入は困難な見通 しとなったため、①NANO は次年度に繰り越し、本年度は世界初の PHEV 車 である中国 BYD 車製 PHEV に変更し、部品評価を行う②本年度以降はエポッ クメーキングな外国製自動車を1車型購入し、部品評価および展示を行うこと になった。 議題5 総合技術委員会委員長報告 欠席の山内委員長に代わり、高橋専務理事から資料 No.5 に基づき、本年 7 月以降 の委員会の開催状況と取組内容についての報告があった。主な活動として、 3 ・ 環境関係 ① 中国版 IMDS(CAMDS)への対応 中国版 IMDS(CAMDAS:China Automobile Material Data System)におけ る課題は、IMDS との互換性のないこと、調査対象物質の相違、アップロード 機能がないこと、さらに中国当局の閲覧権限が認められているなど情報流出の 危険性も認められる他、リサイクル可能率が報告義務を要求されていること、 さらに認証規制項目であることから、中国当局が社内管理体制を監視する可能 性もある。従って、全材料組成データの提供は、ノウハウの流出、模倣品の拡 大、競争力の失墜につながる可能性が極めて大であるため、データ提供方法を 吟味中。IMDS ステアリングコミッティに対しては、IMDS の既存データの中 国 OEM への転用許可、CATARC には一括登録機能の開発依頼中。 ② 欧州 ELV 対応 代替技術開発促進のため、Pb 含有物質に使用期限を設けるべく当局が行動中。 ③ 08 年度 CO2 排出量について 08 年度後半の生産減の影響を大きく受け、531万トン CO2 排出量にとどま り、07 年度(736 万トン)対比で28%減となった。今年の報告は、電気事業連 合会の排出権クレジット反映の影響で、電気の換算係数が 4.07t-CO2/万 KW から 3.35t-CO2/万 KW(約 17.7%減)と改善され、購入電力は出荷金額の減 (16.7%と推定)と電力依存度(原油換算で 65%)より大幅減となった。要因 の分析結果では CO2 の換算係数の寄与 8.9%減。生産の寄与は 16.5%減(出荷 金額の減)、生産活動あたりの排出量寄与(省エネ活動)2.5%となっている。 1990 年実績(714 万トン)から民主党案の 25%減を目標とすると、2020 年の 値は 535 万トン CO2 となる。 ・ 電子情報化関係 ① Web 会議システム評価について 電子情報化委員会の下部組織である EDI 部会、CAD 部会において実用に耐え うるか否かの評価実験を継続し、部工会の評価においては問題ないという結果 を報告した。 ② EDI 標準について ・ 基準・認証制度への対応について ① 中国 CCC 認証制度(China Compulsory Certification)への対応 関係会員各社は CCC 認証を取得し、フォローアップ工場監査を受けて CCC 認 証を維持しており、今年度も関係会員会社の依頼によって工場監査の中国監査 員を招聘し、また、中国当局へ制度改善要望を行い、関係会員会社の負担軽減 に努めた。 * 4 ② インドの認証制度への対応 インドの新しい部品認証制度について、1 月にインドから担当者を招聘して説 明会を開催し関係部品メーカーへの周知に努めた。10/22 に日本でインドの政 府当局、認証機関、業界関係者が参加する JASIC-INDIA フォーラムの開催が 予定されており、このフォーラムに参加して、インド側の関係者との交流を通 じて、情報収集等を行って関係会員・委員会に展開する。 ③ CLEPA/MEMA との連携 ④ JASIC への協力について 11 月下旬(11/25~11/27)にベトナム ハノイにおいて、アジア官民会議が開催 予定。アジア各国の政府・業界関係者が参加するこの会議参加して、アジア各 国の基準・認証関連の情報収集等を行い、関係会員・委員会に展開、等。 議題6 中小企業施策委員会委員長報告 欠席の池永委員長に代わり、高橋専務理事から資料 No.6 に基づき、本年 7 月 17 日の理事会以降の委員会の開催状況と取組内容についての報告があった。 実施概要として、 ① トヨタ会館、トヨタ自動車㈱堤工場「プリウス生産ライン」見学後、委員会を 開催。中小会員企業に関連する各種活動について意見を交換した(平成22年 度税制改正・金融に関する要望案、インフルエンザ対応、雇用調整助成金制度 の受給要件緩和に関する要望等) ② 第8回技術展示商談会の開催及び第9回の実施計画(案)の概要 (ア) 第8回技術展示商談会の開催概要 ・ 日 時:平成21年11月25日(水)10:00~16:30 ・ 場 所:三菱自動車工業㈱ 岡崎本館5階 501・502号 (住所)愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 ・ 出展企業:会員企業32社(うち中小会員企業は25社) (イ) 第9回技術展示商談会の実施計画(案)(調整中) ・日 時:平成22年7月頃 ・場 所:富士重工業㈱(群馬県太田市) 報告後、議題3から議題6の内容について、議長から質問が求められたが特になく、 承認された。 議題7 その他 主要行事予定 事務局から今年度の主要行事予定について説明があった。 5 以上、平成21年度第3回理事会の議事を証するため、議長および議事録署名人が ここに署名押印する。 平成21年10月15日 議 長 署 名 人 署 名 人 以上 6
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